JP2558882Y2 - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池Info
- Publication number
- JP2558882Y2 JP2558882Y2 JP1991088829U JP8882991U JP2558882Y2 JP 2558882 Y2 JP2558882 Y2 JP 2558882Y2 JP 1991088829 U JP1991088829 U JP 1991088829U JP 8882991 U JP8882991 U JP 8882991U JP 2558882 Y2 JP2558882 Y2 JP 2558882Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid battery
- sealed lead
- grid
- anode plate
- anode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02E60/124—
-
- Y02E60/126—
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、寿命検出が可能な密閉
形鉛蓄電池に関する。
形鉛蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】鉛蓄電池は、寿命末期に近くなると陽極
板の格子体が腐食により伸びる。格子体の伸びを光学的
に検出して電池寿命を知る手掛かりとする手段は提案さ
れている。鉛蓄電池は、格子体の電気抵抗が増大して寿
命に達するわけであるが、格子体が伸びても、必ずしも
格子体の電気抵抗が電池寿命に達する程度に増大してい
るとは限らない。また、格子体の伸びがそれほどでなく
ても、格子体の電気抵抗が増大している場合もある。
板の格子体が腐食により伸びる。格子体の伸びを光学的
に検出して電池寿命を知る手掛かりとする手段は提案さ
れている。鉛蓄電池は、格子体の電気抵抗が増大して寿
命に達するわけであるが、格子体が伸びても、必ずしも
格子体の電気抵抗が電池寿命に達する程度に増大してい
るとは限らない。また、格子体の伸びがそれほどでなく
ても、格子体の電気抵抗が増大している場合もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、陽極板の格子体の伸びではなく、格子体の
電気抵抗の増大を測定して鉛蓄電池の寿命を正確に判定
できるようにすることである。また、電槽に収容されて
いる複数の陽極板の個々の劣化状態と陽極板の上部、中
間部、下部の各部の劣化状態を判定できるようにするこ
とである。
する課題は、陽極板の格子体の伸びではなく、格子体の
電気抵抗の増大を測定して鉛蓄電池の寿命を正確に判定
できるようにすることである。また、電槽に収容されて
いる複数の陽極板の個々の劣化状態と陽極板の上部、中
間部、下部の各部の劣化状態を判定できるようにするこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案に係る密閉形鉛蓄電池は、複数の陽極板が電
槽に収容されたものにおいて、各陽極板の格子体にその
上部、中間部、下部の少なくとも3点以上で個別に接触
する接触端子を備え、当該接触端子の一端を電槽外面に
引出したものである。
に、本考案に係る密閉形鉛蓄電池は、複数の陽極板が電
槽に収容されたものにおいて、各陽極板の格子体にその
上部、中間部、下部の少なくとも3点以上で個別に接触
する接触端子を備え、当該接触端子の一端を電槽外面に
引出したものである。
【0005】
【作用】本考案に係る密閉形鉛蓄電池では、陽極端子と
電槽外面に引出した各接触端子との間の抵抗を測定する
ことで、個々の陽極板の格子体の抵抗を測定する。陽極
板の格子体の腐食による抵抗増大を測定することによ
り、電池寿命を判定することができる。そして、陽極板
の上部、中間部、下部のそれぞれに接触する接触端子と
陽極端子との間の抵抗を測定することにより、陽極板の
格子体の各部の腐食の状況を知ることができる。
電槽外面に引出した各接触端子との間の抵抗を測定する
ことで、個々の陽極板の格子体の抵抗を測定する。陽極
板の格子体の腐食による抵抗増大を測定することによ
り、電池寿命を判定することができる。そして、陽極板
の上部、中間部、下部のそれぞれに接触する接触端子と
陽極端子との間の抵抗を測定することにより、陽極板の
格子体の各部の腐食の状況を知ることができる。
【0006】
【実施例】2V−200Ahの密閉形鉛蓄電池(陽極板
8枚,陰極板9枚の構成)について本考案の実施例を説
明する。図1に示すように、電槽1に収容した各陽極板
2の格子体に、その上部、中間部、下部において鉛製の
接触端子3a,3b,3cを接続する。そして、その一
端を電槽1の上部の蓋から引出した。各接触端子3a,
3b,3cと陽極端子4との間の電気抵抗を測定して、
陽極板の格子体の腐食による電気抵抗の増加を知る。図
2は、上記密閉形鉛蓄電池の71℃における加速寿命試
験で、日数と陽極板の格子体の電気抵抗(陽極板8枚の
平均値)の増加の関係並びに日数と0.23C放電可能
時間の関係を示したものである。密閉形鉛蓄電池の寿命
到達時には、抵抗測定値が、上部で初期の約1.5倍、
中間部で約2倍、下部で約4倍になっており、これによ
り電池寿命を検出することができる。陽極板の格子体の
腐食は下部から進行することが分かっており、3点の抵
抗測定で格子体各部の腐食の状況を知ることができる。
8枚,陰極板9枚の構成)について本考案の実施例を説
明する。図1に示すように、電槽1に収容した各陽極板
2の格子体に、その上部、中間部、下部において鉛製の
接触端子3a,3b,3cを接続する。そして、その一
端を電槽1の上部の蓋から引出した。各接触端子3a,
3b,3cと陽極端子4との間の電気抵抗を測定して、
陽極板の格子体の腐食による電気抵抗の増加を知る。図
2は、上記密閉形鉛蓄電池の71℃における加速寿命試
験で、日数と陽極板の格子体の電気抵抗(陽極板8枚の
平均値)の増加の関係並びに日数と0.23C放電可能
時間の関係を示したものである。密閉形鉛蓄電池の寿命
到達時には、抵抗測定値が、上部で初期の約1.5倍、
中間部で約2倍、下部で約4倍になっており、これによ
り電池寿命を検出することができる。陽極板の格子体の
腐食は下部から進行することが分かっており、3点の抵
抗測定で格子体各部の腐食の状況を知ることができる。
【0007】
【考案の効果】上述のように本考案に係る密閉形鉛蓄電
池は、陽極板の格子体の腐食による電気抵抗の増大を、
各陽極板ごとに測定して知り、電池寿命の判定を正確に
行なうことができる。また、1枚の陽極板の中の各部分
の腐食の状況を知ることができると共に、接触端子のい
ずれかが断線したときでも他の接触端子で抵抗を測定す
ることができる。
池は、陽極板の格子体の腐食による電気抵抗の増大を、
各陽極板ごとに測定して知り、電池寿命の判定を正確に
行なうことができる。また、1枚の陽極板の中の各部分
の腐食の状況を知ることができると共に、接触端子のい
ずれかが断線したときでも他の接触端子で抵抗を測定す
ることができる。
【図1】本考案に係る実施例における密閉形鉛蓄電池の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】密閉形鉛蓄電池の加速寿命試験における日数と
陽極板の格子体の抵抗測定値との関係並びに日数と放電
可能時間の関係を示す曲線図である。
陽極板の格子体の抵抗測定値との関係並びに日数と放電
可能時間の関係を示す曲線図である。
1は電槽 2は陽極板 3a,3b,3cは接触端子 4は陽極端子
Claims (1)
- 【請求項1】複数の陽極板が電槽に収容された密閉形鉛
蓄電池において、各陽極板の格子体にその上部、中間
部、下部の少なくとも3点以上で個別に接触する接触端
子を備え、当該接触端子の一端を電槽外面に引出した密
閉形鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991088829U JP2558882Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 密閉形鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991088829U JP2558882Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 密閉形鉛蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541062U JPH0541062U (ja) | 1993-06-01 |
JP2558882Y2 true JP2558882Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13953836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991088829U Expired - Lifetime JP2558882Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 密閉形鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558882Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5433746U (ja) * | 1977-08-11 | 1979-03-05 | ||
JP2021060230A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 株式会社Gsユアサ | 推定装置、推定方法、及びコンピュータプログラム |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP1991088829U patent/JP2558882Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0541062U (ja) | 1993-06-01 |
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