JPH0540577Y2 - - Google Patents

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JPH0540577Y2
JPH0540577Y2 JP2086684U JP2086684U JPH0540577Y2 JP H0540577 Y2 JPH0540577 Y2 JP H0540577Y2 JP 2086684 U JP2086684 U JP 2086684U JP 2086684 U JP2086684 U JP 2086684U JP H0540577 Y2 JPH0540577 Y2 JP H0540577Y2
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transistor
current
diode
pnp
differential amplifier
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクロスオーバ歪を解消すると共に充分
な増幅を得る差動増幅回路に結合された増幅回路
に関する。
以下、本考案に係る差動増幅回路に結合された
増幅回路に就して第1図乃至第3図に基づき説明
する。
第1図に於いて、Aは差動増幅回路、Bはその
出力段の増幅回路である。1および8は信号入力
端子、2は出力端子、3は電源端子であつて、4
は接地端子であり、5乃至7は電流ミラー回路で
ある。差動増幅回路Aは差動対トランジスタT
1,T2と、電流源用トランジスタT3と、電流
ミラー回路である能動負荷用のトランジスタT4
から形成されている。T4はマルチコレクタ型の
ラテラルPNPトランジスタからなり、そのコレ
クタの一つがベースとトランジスタT1のコレク
タに接続され、他のコレクタがトランジスタT2
のコレクタに接続されると共に電流ミラー回路5
に結合されている。電流ミラー回路5を形成する
ダイオード接続されたトランジスタT5のカソー
ドに抵抗R1を接続し、出力段の電力用のNPN
トランジスタT7とPNPトランジスタT8の共
通接続点(出力端子2)に接続される。電流ミラ
ー回路5のトランジスタT6のコレクタは、
NPNトランジスタT7のベースとダイオード接
続されたトランジスタT9のアノードに接続さ
れ、そのカソードにダイオード接続されたトラン
ジスタT10のアノードが接続され、ダイオード
接続されたトランジスタT10のカソードが
NPNトランジスタT8のベースに接続されると
共に電流源用トランジスタT11に接続される。
PNPトランジスタT4,T5,T6のエミツタ
とNPNトランジスタT7のコレクタは電源端子
3に接続され、PNPトランジスタT8のコレク
タとNPNトランジスタT3,T11,T12の
エミツタが接地端子4に接続される。トランジス
タT12は電流源用トランジスタである。
以下第1図に基づき、その回路の動作について
説明する。
平衡状態(差動増幅回路Aに信号が無入力で、
バイアスのみされている状態)にあるとき。
差動増幅回路のトランジスタT1とT2が平衡
しており、電流源トランジスタT3の電流2I0
トランジスタT1とT2に二分される。
トランジスタT1の電流I0は、トランジスタT
4に入り、そのコレクターより電流I0が流出され
る。一方、トランジスタT2の電流I0は電流ミラ
ー回路5を駆動し、トランジスタT6の出力電流
はI0となる。このトランジスタT6の電流I0は、
トランジスタT11が電流源として電流I0を引つ
ぱつているので、トランジスタT9,T10を通
しトランジスタT11に流し込まれる。トランジ
スタT7,T8,T9,T10は全体として一つ
のミラーを構成しているので、トランジスタT
9,T10を流れる電流I0は、トランジスタT
7,T8にも電流I0を流す事になる。
又、トランジスタT4のコレクターより流され
る電流I0は、抵抗R1を通り出力端に接続されて
いるトランジスタT12の電流源(I0)に吸い込
まれる。この抵抗R1と電流I0により出力点の
DCバイアスを決定しており、 VOUT=VCC−VF(T)−R1×I0 が電源電圧の1/2になるように電流I0又は抵抗R
1の値を決めておく。すなわち、電流源用トラン
ジスタT12のエミツタ面積を変えるか、抵抗R
1の値を変えることによつて、トランジスタT1
2に流れる電流を調整する。又、出力点ではトラ
ンジスタT4の電流I0と、トランジスタT7,T
8の電流I0と、トランジスタT12の電流I0が流
入出するので、結果として I0+I0−I0−I0=0 となりバランスが取れている。
不平衡状態(差動増幅回路Aに信号が入りトラ
ンジスタT1がON、トランジスタT2がOFFの
状態)にあるとき。
トランジスタT1の電流がI0+ΔIだけ増加し
(トランジスタT2はI0−ΔIだけ減少)、トランジ
スタT4のコレクター電流もI0+ΔIだけ増加す
る。又、電流ミラー回路5の出力も、I0−ΔIだけ
減少する。
トランジスタT11,T12の電流源は不変
(I0)なので、トランジスタT6のコレクターで
は(I0−ΔI)−I0=−ΔIの変位電流が出来る。こ
れはマイナス(−)なのでトランジスタT7を駆
動する電流とはならず、トランジスタT7をカツ
トオフにする。この時点で電流ミラー回路6,7
のミラーとしての特性は崩れる。
よつて、トランジスタT10,T9を流れる電
流はI0−ΔIとなり、トランジスタT8のベース点
では(I0−ΔI)+ΔI=I0となる。ΔIがトランジス
タT8のベース電流となり、エミツタでは(β+
1)倍されΔI(β+1)の電流となる。
出力では、トランジスタT4のコレクター電流
が抵抗R1を通り、 I0+ΔI−I0−ΔI(β+1)=IOUT=−ΔIβ とな
る。
なお、マイナス(−)は吸い込み電流であるこ
とを示す。
不平衡状態(差動増幅回路Aに信号が入りトラ
ンジスタT1がOFF、トランジスタT2がON状
態)にあるとき。
トランジスタT1の電流がI0−ΔIだけ減少し
(トランジスタT2はI0+ΔIだけ増加)、トランジ
スタT4のコレクター電流もI0−ΔIだけ減少す
る。又、電流ミラー回路5の出力電流もI0+ΔIだ
け増加する。
トランジスタT11,T12の電流源は不変
(I0)なので、トランジスタT6のコレクターで
は(I0+ΔI)−I0=ΔIの変位電流が出来る。これ
はプラス(+)なのでトランジスタT7を駆動す
る電流として使われる。よつてトランジスタT8
はカツトオフされる。この時点で電流ミラー回路
6,7のミラー特性は崩れる。
トランジスタT7のエミツター電流は(1+
β)倍されΔI(β+1)となる。
出力では、トランジスタT4のコレクター電流
が抵抗R1を通り、 (I0−ΔI)−I0+ΔI(β+1)=IOUT=ΔIβとな
る。なお、プラス(+)は、はき出し電流となる
ことを示す。
よつて、入力信号にしたがつて出力電流は、±
ΔI・βとなるように流出入する。(ΔIは信号の大
きさに比例する)。又、βは一定とすれば、リニ
ヤーアンプで逆相型となる。
又、スタンバイ時(無信号時)は出力段の電力
用トランジスタT7,T8に電流I0が流れてお
り、このため、出力段でよく起きるBクラスアン
プのようなクロスオーバー歪みの発生を抑える事
が出来る。このようにして、出力端子2からの出
力は増幅されると共に第2図に示すようなクロス
オーバ歪の無い出力波形を得ることができる。
第3図は本考案の他の実施例であつてFM復調
器に応用したものであり、差動増幅回路Aが二重
平衡型差動増幅器で形成され、電流ミラー回路5
がマルチコレクタからなるトランジスタT13か
ら形成されているが、他は同一である。入力端子
8,9には互いに位相の反転した復調信号が入力
され、端子7に所定のバイアスが供給されて入力
信号が復調される。このような構成においても、
第1図の実施例と同様な効果を得ることは明らか
である。
上述の如く、本考案の実施例によれば、差動増
幅回路からの出力をPNP複合トランジスタから
電流ミラー回路を介し得て、そのミラー電流を出
力段のバイアス回路に供給して増幅された出力を
得るものであつて、クロスオーバ歪の無い出力を
簡便な回路によつて得ることができる極めて効果
的なものであ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る差動増幅回路に結合され
た増幅回路の一実施例を示す回路図であり、第2
図はその出力波形を示す図であり、第3図は本考
案に係る差動増幅回路に結合された増幅回路の他
の実施例を示す回路図である。 1……入力端子、2……出力端子、3……電源
端子、4……接地端子、5,6,7……電流ミラ
ー回路、A……差動増幅回路、B……増幅回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 差動増幅回路と、NPNトランジスタとPNP
    トランジスタが相補的に接続された出力段とそ
    のバイアス回路からなり、該差動増幅回路の能
    動負荷をなすダイオード接続された複合PNP
    トランジスタに結合された第1の電流ミラー回
    路のバイアス側のダイオード接続したトランジ
    スタのカソードが抵抗を介し前記出力段の
    NPNトランジスタとPNPトランジスタの接続
    点に接続され出力側のトランジスタのコレクタ
    が該NPNトランジスタのベースとダイオード
    接続されたNPNトランジスタのアノードに接
    続され、該NPNトランジスタと該ダイオード
    接続されたNPNトランジスタが第2の電流ミ
    ラー回路を形成し、該ダイオード接続された
    NPNトランジスタのカソードがダイオード接
    続されたPNPトランジスタのアノードに接続
    され、該ダイオード接続されたPNPトランジ
    スタのカソードが前記出力段のPNPトランジ
    スタのベースに接続され、該ダイオード接続さ
    れたPNPトランジスタと該PNPトランジスタ
    が第3の電流ミラー回路を形成し、該ダイオー
    ド接続されたPNPトランジスタが第1の電流
    源トランジスタを介し接地され、前記出力段の
    NPNトランジスタとPNPトランジスタの接続
    点が第2の電流源トランジスタを介して接地さ
    れ、前記出力段のNPNトランジスタとPNPト
    ランジスタの接続点から出力を得ることを特徴
    とする差動増幅回路に結合された増幅回路。 (2) 差動増幅回路が二重平衡型差動増幅器で形成
    された第1項記載の差動増幅回路に結合された
    増幅回路。
JP2086684U 1984-02-16 1984-02-16 差動増幅回路に結合された増幅回路 Granted JPS60134320U (ja)

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JP2086684U JPS60134320U (ja) 1984-02-16 1984-02-16 差動増幅回路に結合された増幅回路

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Publication Number Publication Date
JPS60134320U JPS60134320U (ja) 1985-09-06
JPH0540577Y2 true JPH0540577Y2 (ja) 1993-10-14

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US4835488A (en) * 1988-01-13 1989-05-30 Tektronix, Inc. Wideband linearized emitter feedback amplifier

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JPS60134320U (ja) 1985-09-06

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