JPH0540342U - マンホールの筒壁ブロツクと通水管の接合構造 - Google Patents

マンホールの筒壁ブロツクと通水管の接合構造

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JPH0540342U
JPH0540342U JP8033191U JP8033191U JPH0540342U JP H0540342 U JPH0540342 U JP H0540342U JP 8033191 U JP8033191 U JP 8033191U JP 8033191 U JP8033191 U JP 8033191U JP H0540342 U JPH0540342 U JP H0540342U
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JP
Japan
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water pipe
hole
peripheral surface
plastic material
wall block
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Pending
Application number
JP8033191U
Other languages
English (en)
Inventor
政教 馬場
Original Assignee
大和コンクリート工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏水に対して強いマンホールの筒壁ブロック
と通水管の接合構造を提供する。 【構成】 筒壁ブロック1の接続用透孔2の内周面と通
水管3の外周面との間に形成された円環状空洞部4の内
側端部と外側端部に透明なキャップ部材5,6を嵌め込
み、キャップ部材5,6の一方に設けた小孔7から液状
のプラスチック材料8を注入し、該プラスチック材料8
を円環状空洞部4内で密に発泡硬化させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はマンホールの筒壁ブロックと流入ないし流出用通水管との接合構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマンホールにおける筒壁ブロックと通水管の接合構造では、筒壁ブロッ クの側面の所要部位に接続用透孔を穿ち、該透孔に通水管を挿入し、通水管の外 周面と透孔の内面にモルタルを充填することによって接合している。
【0003】 しかしながら、このようにモルタル充填による接合では、土圧や上載荷重によ り亀裂や破損が生じて漏水する虞れがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従って本考案の目的は、漏水に対して強いマンホールの筒壁ブロックと通水管 の接合構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本考案の接合構造では、マ ンホールの筒壁ブロック1に接続用透孔2を穿ち、透孔2に嵌めた通水管3の外 周面と透孔2の内周面との間に形成された円環状空洞部4の内側端部と外側端部 に透明なキャップ部材5,6を嵌め込み、キャップ部材5,6の一方に設けた小 孔7から液状のプラスチック材料8を注入し、該プラスチック材料8を円環状空 洞部4内で密に発泡硬化させる。
【0006】
【実施例】
図示の実施例では、キャップ部材5,6は薄いプラスチックシートを円環状に 打ち抜くことによって製作され、キャップ部材5,6の内周側には、通水管3の 外周面に当接する折り曲げ片5aが切込みを入れて連続的に突設されている。キ ャップ部材5,6の外周側には、透孔2の内周面に当接する折り曲げ片5b,6 bが切込みを入れて連続的に突設されている。
【0007】 キャップ部材5,6の装着の仕方には、最初に内側のキャップ部材5と外側の キャップ部材6の両方を通水管3に嵌め合わせ、その後、通水管3を透孔2の外 側の開口部から嵌め込む方法と、最初に内外両方のキャップ部材5,6を透孔2 に嵌め込み、その後、外側のキャップ部材6から内側のキャップ部材5へと通水 管3を嵌め込む方法と、最初に外側のキャップ部材6を通水管3に嵌め合わせる と共に、内側のキャップ部材5を透孔2に嵌め込み、その後、通水管3を透孔2 の外側の開口部から嵌め込む方法と、最初に外側のキャップ部材6を通水管3に 嵌め合わせ、その後、通水管3を透孔2の外側の開口部から嵌め込み、最後に内 側のキャップ部材5を透孔2と通水管3に嵌める方法などがある。これらの装着 方法は、施工現場の状況やキャップ部材5,6の材質などに応じて適宜選択され る。
【0008】 プラスチック材料8としては二液混合型のウレタンフォーム材が使用されてい る。貯留容器9から取り出され、発泡硬化剤を添加された液状プラスチック材料 8は、適当な圧力を付加されてチューブ10によって送給される。チューブ10 の先端部は内端部側のキャップ部材5の小孔7に差し込まれ、液状のプラスチッ ク材料8は作業性良く円環状空洞部4に充填される。
【0009】 充填終了後、チューブ10が小孔7から引き抜かれ、所定時間の経過によって プラスチック材料8は常温で発泡硬化する。この発泡硬化したプラスチック材料 8は、キャップ部材5,6の内周側の折り曲げ片5a,6aを通水管3の外周面 に密に押し付け、また、キャップ部材5,6の外周側の折り曲げ片5b,6bを 透孔2の内周面に密に押し付けると共に、これら折り曲げ片が介在しない部分に おいては自らが直接、通水管3の外周面や透孔2の内周面に密に接合し、空隙を 完全に消失させる。
【0010】
【考案の効果】
以上のように本考案では、筒壁ブロック1の接続用透孔2の内周面と通水管3 の外周面との間に形成された円環状空洞部4の内側端部と外側端部にキャップ部 材5,6を嵌め込み、キャップ部材5,6の一方に設けた小孔7から液状のプラ スチック材料8を注入し、該プラスチック材料8を円環状空洞部4内で密に発泡 硬化させたので、円環状空洞部4が水密に閉塞され、筒壁ブロック1と通水管3 の接続部からの漏水を的確に阻止する。
【0011】 この円環状空洞部4で発泡硬化したプラスチック材料8は発泡体として適度な 柔軟性と復元性を有するので、土圧などによる通水管3の変位に追随変形して高 い止水性能を維持することができる。
【0012】 更に本考案では、キャップ部材5,6を透明材質で構成しているので、円環状 空洞部4への液状プラスチック材料8の注入を目視下で隅々まで確実に実行する ことができ、漏水のない接合構造を的確に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るマンホールの筒壁ブロ
ックと通水管の接合構造の形成過程を示す断面図であ
る。
【図2】該接合構造の完成状態の要部拡大断面図であ
る。
【図3】該接合構造に用いたキャップ部材と通水管の斜
視図である。
【符号の説明】
1 マンホールの筒壁ブロック 2 接続用透孔 3 通水管 4 円環状空洞部 5 キャップ部材 6 キャップ部材 7 注入用小孔 8 プラスチック材料 9 貯留容器 10 チューブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの筒壁ブロック1に接続用透
    孔2を穿ち、透孔2に嵌めた通水管3の外周面と透孔2
    の内周面との間に形成された円環状空洞部4の内側端部
    と外側端部に透明なキャップ部材5,6を嵌め込み、キ
    ャップ部材5,6の一方に設けた小孔7から液状のプラ
    スチック材料8を注入し、該プラスチック材料8を円環
    状空洞部4内で密に発泡硬化させて成るマンホールの筒
    壁ブロックと通水管の接合構造。
JP8033191U 1991-09-06 1991-09-06 マンホールの筒壁ブロツクと通水管の接合構造 Pending JPH0540342U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6901814B1 (ja) * 2021-03-04 2021-07-14 株式会社匠技工 管口止水工法並びに止水用リング及び管口止水具セット

Citations (2)

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JPS59181042A (ja) * 1983-03-30 1984-10-15 Nitto Electric Ind Co Ltd 樹脂封止型半導体装置
JPS6117095A (ja) * 1984-07-02 1986-01-25 株式会社東芝 ホウ酸水注入弁装置とその駆動装置

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