JPH0540216Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0540216Y2 JPH0540216Y2 JP14314284U JP14314284U JPH0540216Y2 JP H0540216 Y2 JPH0540216 Y2 JP H0540216Y2 JP 14314284 U JP14314284 U JP 14314284U JP 14314284 U JP14314284 U JP 14314284U JP H0540216 Y2 JPH0540216 Y2 JP H0540216Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door opening
- compressed air
- valve
- drive device
- closing drive
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- Expired - Lifetime
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 12
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 101100298225 Caenorhabditis elegans pot-2 gene Proteins 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は遠隔操作で扉を開閉するようにした扉
開閉装置、特に乗合いバスに用いて最適な扉開閉
装置に関する。
開閉装置、特に乗合いバスに用いて最適な扉開閉
装置に関する。
従来、この種の装置として、例えば特開昭57−
201484号公報に示されるように、圧縮空気を貯え
る圧縮空気源と扉を開閉する扉開閉駆動装置との
間に操作者からの指令に応答して作動し扉の運動
方向を制御する扉開閉切換弁を設け、この扉開閉
切換弁と前記圧縮空気源との間に前記扉開閉駆動
装置側の圧縮空気を外気に放出する位置と前記扉
開閉駆動装置側に圧縮空気を供給する位置とに切
り換え可能な給排切換弁及び始動時に前記給排切
換弁を介した前記扉開閉駆動装置側への圧縮空気
の供給を制御する安全弁を設け、この安全弁が、
前記扉開閉駆動装置側圧力が所定の圧力に達する
まで閉弁している遮断弁と、この遮断弁の前記扉
開閉駆動装置側と前記給排切換弁側とを常時連通
させる通路と、この通路に設けられ圧縮空気の流
れを制限する絞りと、この絞りをバイパスして前
記扉開閉駆動装置側から前記給排切換弁側に向か
う圧縮空気の流れを許容する逆止弁とを備えた扉
開閉装置が知られている。
201484号公報に示されるように、圧縮空気を貯え
る圧縮空気源と扉を開閉する扉開閉駆動装置との
間に操作者からの指令に応答して作動し扉の運動
方向を制御する扉開閉切換弁を設け、この扉開閉
切換弁と前記圧縮空気源との間に前記扉開閉駆動
装置側の圧縮空気を外気に放出する位置と前記扉
開閉駆動装置側に圧縮空気を供給する位置とに切
り換え可能な給排切換弁及び始動時に前記給排切
換弁を介した前記扉開閉駆動装置側への圧縮空気
の供給を制御する安全弁を設け、この安全弁が、
前記扉開閉駆動装置側圧力が所定の圧力に達する
まで閉弁している遮断弁と、この遮断弁の前記扉
開閉駆動装置側と前記給排切換弁側とを常時連通
させる通路と、この通路に設けられ圧縮空気の流
れを制限する絞りと、この絞りをバイパスして前
記扉開閉駆動装置側から前記給排切換弁側に向か
う圧縮空気の流れを許容する逆止弁とを備えた扉
開閉装置が知られている。
然るに上記構成における絞りの絞り効果は一定
であるから、扉開閉駆動装置としての扉開閉駆動
シリンダの圧力室容積の大きさが変わると始動時
の扉の開又は閉の移動速度が変わつてくる。例え
ば、大型の車種に適した絞りを小型の車種に対し
て用いると、扉の移動速度が大きくなり、充分に
安全とは言えない場合も考えられる。また、小型
の車種に適した絞りを大型の車種に対して用いる
と、扉の移動速度が極端に小さくなり、完全に開
又は閉までに長時間を要することも考えられる。
従つて、車種別に種々の絞り効果をもつものを個
別に作成しなければならない。これではコストを
上昇させることになる。
であるから、扉開閉駆動装置としての扉開閉駆動
シリンダの圧力室容積の大きさが変わると始動時
の扉の開又は閉の移動速度が変わつてくる。例え
ば、大型の車種に適した絞りを小型の車種に対し
て用いると、扉の移動速度が大きくなり、充分に
安全とは言えない場合も考えられる。また、小型
の車種に適した絞りを大型の車種に対して用いる
と、扉の移動速度が極端に小さくなり、完全に開
又は閉までに長時間を要することも考えられる。
従つて、車種別に種々の絞り効果をもつものを個
別に作成しなければならない。これではコストを
上昇させることになる。
本考案は上記問題に鑑みてなされ、すべての車
種に適用可能な扉開閉装置を提供することを目的
とする。この目的は本考案によれば、上記構成に
おいて、前記通路を形成し軸線と交わる方向に延
びる内壁部を有する取付孔と、内孔に前記逆止弁
が組み込まれる可動部材とを設け、この可動部材
を前記取付孔に対し、当該可動部材の外周と前記
内壁部との隙間により前記絞りを形成するととも
に、取付孔外部からの操作に応じて前記隙間の大
きさを調整可能に移動自在となして挿入した扉開
閉装置、によつて達成される。
種に適用可能な扉開閉装置を提供することを目的
とする。この目的は本考案によれば、上記構成に
おいて、前記通路を形成し軸線と交わる方向に延
びる内壁部を有する取付孔と、内孔に前記逆止弁
が組み込まれる可動部材とを設け、この可動部材
を前記取付孔に対し、当該可動部材の外周と前記
内壁部との隙間により前記絞りを形成するととも
に、取付孔外部からの操作に応じて前記隙間の大
きさを調整可能に移動自在となして挿入した扉開
閉装置、によつて達成される。
以下、本考案の実施例による扉開閉装置につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
図において、圧縮空気タンク1は手動操作用コ
ツク2、管路4を介して安全弁3の入力側が接続
される。安全弁3の出力側は管路5を介して2位
置電磁切換弁6に接続され、更にこれは管路7,
8を介して扉開閉駆動装置9に接続される。
ツク2、管路4を介して安全弁3の入力側が接続
される。安全弁3の出力側は管路5を介して2位
置電磁切換弁6に接続され、更にこれは管路7,
8を介して扉開閉駆動装置9に接続される。
扉開閉駆動装置9は概略的に図示されている
が、シリンダ10、このシリンダ10に摺動自在
に嵌合しているピストン11、このピストン11
に連結され図示しない各種連結部材を介して扉に
結合される連結ロツド12から成つており、ピス
トン11の両側に圧力室A,Bを画成している。
が、シリンダ10、このシリンダ10に摺動自在
に嵌合しているピストン11、このピストン11
に連結され図示しない各種連結部材を介して扉に
結合される連結ロツド12から成つており、ピス
トン11の両側に圧力室A,Bを画成している。
2位置電磁切換弁6はソレノイド6aが励磁さ
れないときには、ばね6bの働らきでCの位置を
とり、管路5と管路7とを連通させるが、管路8
は大気に連通させられる。ソレノイド6aを励磁
するとDの位置をとり、管路5と管路8とを連通
させるが、管路7は大気に連通させられる。
れないときには、ばね6bの働らきでCの位置を
とり、管路5と管路7とを連通させるが、管路8
は大気に連通させられる。ソレノイド6aを励磁
するとDの位置をとり、管路5と管路8とを連通
させるが、管路7は大気に連通させられる。
安全弁3において、弁本体13内の上部にはシ
リンダ孔14が形成され、これにシールリング1
5,16を装着した遮断ピストン17が摺動自在
に嵌合している。シリンダ孔14の右端は開口し
ており、ばね受け18を嵌着させている。ばね受
け18はストツパリング19によつて抜け止めさ
れている。
リンダ孔14が形成され、これにシールリング1
5,16を装着した遮断ピストン17が摺動自在
に嵌合している。シリンダ孔14の右端は開口し
ており、ばね受け18を嵌着させている。ばね受
け18はストツパリング19によつて抜け止めさ
れている。
遮断ピストン17とばね受け18との間には予
圧縮スプリング21が張設され、遮断ピストン1
7を図において左方に付勢し、その左端環状突出
部17aをシリンダ孔14の端壁に当接させてい
る。遮断ピストン17は軸方向通路22及びこれ
と連通して径方向通路23を有し、これは弁本体
13の内壁に形成した通路24を介して下部の後
述する可動部材を取りつけるための取付孔として
の段付孔25と常時、連通している。
圧縮スプリング21が張設され、遮断ピストン1
7を図において左方に付勢し、その左端環状突出
部17aをシリンダ孔14の端壁に当接させてい
る。遮断ピストン17は軸方向通路22及びこれ
と連通して径方向通路23を有し、これは弁本体
13の内壁に形成した通路24を介して下部の後
述する可動部材を取りつけるための取付孔として
の段付孔25と常時、連通している。
また、シリンダ孔14の端壁には遮断ピストン
17の環状突出部17aの外側に位置して通路2
6が形成され、弁本体13には更にこれと連通し
て縦方向通路27が形成され、これは出力接続孔
28に連通している。
17の環状突出部17aの外側に位置して通路2
6が形成され、弁本体13には更にこれと連通し
て縦方向通路27が形成され、これは出力接続孔
28に連通している。
通常は遮断ピストン17の環状突出部17aは
シリンダ孔14の端壁に図示するように当接し
て、その軸方向通路22と通路26すなわち出力
接続孔28側とを遮断している。当接によつてメ
タルシールを行ない、環状突出部17aとシリン
ダ孔14の端壁とによつて遮断弁を構成してい
る。出力接続孔28側からの空気圧による押圧力
が予圧縮スプリング21のばね力に打ち勝つと遮
断ピストン17は右方へと移動し環状突出部17
aをシリンダ孔14の端壁から離座させる。これ
により、遮断ピストン17の軸方向通路22は出
力接続孔28側と連通するようになる。シリンダ
孔14において遮断ピストン17の右端側は大気
室となつており、ばね受け18の孔20を介して
常時、大気と連通している。また、遮断ピストン
17はばね受け18によりその右方移動距離が制
限される。
シリンダ孔14の端壁に図示するように当接し
て、その軸方向通路22と通路26すなわち出力
接続孔28側とを遮断している。当接によつてメ
タルシールを行ない、環状突出部17aとシリン
ダ孔14の端壁とによつて遮断弁を構成してい
る。出力接続孔28側からの空気圧による押圧力
が予圧縮スプリング21のばね力に打ち勝つと遮
断ピストン17は右方へと移動し環状突出部17
aをシリンダ孔14の端壁から離座させる。これ
により、遮断ピストン17の軸方向通路22は出
力接続孔28側と連通するようになる。シリンダ
孔14において遮断ピストン17の右端側は大気
室となつており、ばね受け18の孔20を介して
常時、大気と連通している。また、遮断ピストン
17はばね受け18によりその右方移動距離が制
限される。
弁本体13内において下部に形成される段付孔
25は入力接続孔29と連通しており、また横方
向通路37を介して上述の縦方向通路27と連通
している。段付孔25内には絞り弁装置30が配
設されている。この絞り弁装置30は段付孔25
の右端部に螺着されるボルト31、このボルト3
1の軸端部31aに嵌着された筒状の絞り形成部
材32から成る可動部材を備え、シールリング4
0によつて段付孔25と大気との間のシールを行
なつている。ボルト31にはワツシヤを介してロ
ツクナツト36が螺着されている。
25は入力接続孔29と連通しており、また横方
向通路37を介して上述の縦方向通路27と連通
している。段付孔25内には絞り弁装置30が配
設されている。この絞り弁装置30は段付孔25
の右端部に螺着されるボルト31、このボルト3
1の軸端部31aに嵌着された筒状の絞り形成部
材32から成る可動部材を備え、シールリング4
0によつて段付孔25と大気との間のシールを行
なつている。ボルト31にはワツシヤを介してロ
ツクナツト36が螺着されている。
絞り形成部材32は内孔34を有し、こゝに球
弁体35を収容し、内孔34の内壁傾斜部に当接
させている。すなわち、この内壁傾斜部と球弁体
35とによつて逆止弁が構成され、図において、
球弁体35の右方から左方への空気流は遮断する
が、この逆は許容する。球弁体35の右方は絞り
形成部材32の周壁部に形成された複数の孔33
を介して一方では入力接続孔29と連通してお
り、他方では上方の遮断ピストン17の軸方向通
路22と常時連通している。また、球弁体35の
左方は通路37,27を介して出力接続孔28と
常時連通している。
弁体35を収容し、内孔34の内壁傾斜部に当接
させている。すなわち、この内壁傾斜部と球弁体
35とによつて逆止弁が構成され、図において、
球弁体35の右方から左方への空気流は遮断する
が、この逆は許容する。球弁体35の右方は絞り
形成部材32の周壁部に形成された複数の孔33
を介して一方では入力接続孔29と連通してお
り、他方では上方の遮断ピストン17の軸方向通
路22と常時連通している。また、球弁体35の
左方は通路37,27を介して出力接続孔28と
常時連通している。
絞り形成部材32の左端部はテーパ状となつて
おり、これと段付孔25の傾斜段部すなわち、段
付孔25の軸線と交わる方向に延びる内壁部との
間に隙間Sが形成される。これが絞り通路として
働らき、入力接続孔29側と出力接続孔28側と
を常時連通させている。ロツクナイト36をゆる
め、ボルト31の外端面に形成されている溝31
bにドライバーを係合させてボルト31を回動操
作すると上述の隙間Sの大きさが変わる。すなわ
ち、絞り効果を変えることができる。所望の絞り
効果を得る隙間Sの大きさでロツクナツト36を
締めつける。
おり、これと段付孔25の傾斜段部すなわち、段
付孔25の軸線と交わる方向に延びる内壁部との
間に隙間Sが形成される。これが絞り通路として
働らき、入力接続孔29側と出力接続孔28側と
を常時連通させている。ロツクナイト36をゆる
め、ボルト31の外端面に形成されている溝31
bにドライバーを係合させてボルト31を回動操
作すると上述の隙間Sの大きさが変わる。すなわ
ち、絞り効果を変えることができる。所望の絞り
効果を得る隙間Sの大きさでロツクナツト36を
締めつける。
上述の手動操作用コツク2はハンドル2aを有
し、実線の位置では安全弁3側すなわち管路4を
大気と連通させると共に圧縮空気タンク1側と管
路4側とを遮断している。また、一点鎖線で示す
位置に切り換えると圧縮空気タンク1側と管路4
側とを連通させるようになつている。
し、実線の位置では安全弁3側すなわち管路4を
大気と連通させると共に圧縮空気タンク1側と管
路4側とを遮断している。また、一点鎖線で示す
位置に切り換えると圧縮空気タンク1側と管路4
側とを連通させるようになつている。
本考案の実施例は以上のように構成され、乗合
いバスに適用されるが、次にこの作用について説
明する。
いバスに適用されるが、次にこの作用について説
明する。
図には、扉開閉駆動装置9においてピストン1
1は中立位置にあるが、扉の閉状態ではピストン
11は室B側に偏位しており、一点鎖線で示す位
置にある。またバスの運行開始前でコツク2のハ
ンドル2aは実線で示す位置にあるとする。電磁
切換弁6のソレノイド6aは励磁されていない。
1は中立位置にあるが、扉の閉状態ではピストン
11は室B側に偏位しており、一点鎖線で示す位
置にある。またバスの運行開始前でコツク2のハ
ンドル2aは実線で示す位置にあるとする。電磁
切換弁6のソレノイド6aは励磁されていない。
以上のような状態では扉開閉駆動装置9におい
て室Aは電磁弁6を介して大気と連通しており、
室Bは電磁弁6、安全弁3及びコツク2を介して
大気と連通している。従つて、扉は手動で開閉す
ることも可能であるが、運転手は点検のために運
行開始に当つてコツク2のハンドル2aを点線の
位置に切り換えるものとする。
て室Aは電磁弁6を介して大気と連通しており、
室Bは電磁弁6、安全弁3及びコツク2を介して
大気と連通している。従つて、扉は手動で開閉す
ることも可能であるが、運転手は点検のために運
行開始に当つてコツク2のハンドル2aを点線の
位置に切り換えるものとする。
圧縮空気タンク1は管路4と連通状態になり、
圧縮空気は安全弁3の入力接続孔29に供給され
る。圧縮空気は段付孔25内の隙間S、すなわち
絞り通路を通り、通路37,27、出力接続孔2
8、管路5、電磁切換弁6、管路7を経て、扉開
閉駆動装置9の室Bに流入する。これによりピス
トン11は一点鎖線で示す位置から左方へと移動
し始める。圧縮空気は安全弁3においては絞り通
路を通つて室B内に流入するので、ピストン11
はゆつくりと左方へと移動する。すなわち、扉は
ゆつくりと開き始める。
圧縮空気は安全弁3の入力接続孔29に供給され
る。圧縮空気は段付孔25内の隙間S、すなわち
絞り通路を通り、通路37,27、出力接続孔2
8、管路5、電磁切換弁6、管路7を経て、扉開
閉駆動装置9の室Bに流入する。これによりピス
トン11は一点鎖線で示す位置から左方へと移動
し始める。圧縮空気は安全弁3においては絞り通
路を通つて室B内に流入するので、ピストン11
はゆつくりと左方へと移動する。すなわち、扉は
ゆつくりと開き始める。
安全弁3において遮断ピストン17の左端面に
作用する空気圧は徐々に上昇し、ばね21のばね
力に打ち勝つと遮断ピストン17は右方に移動し
始める。環状突出部17aはシリンダ孔14の端
壁から離座し、その軸方向通路22側と出力接続
孔28側とを連通させるようになる。これにより
入力接続孔29からの圧縮空気は遮断ピストン1
7の軸方向通路22を通つても出力接続孔28へ
と流れることができるようになり、扉開閉駆動装
置9の室の圧力は急上昇する、これにより扉が開
位置に近づくと迅速に移動して開位置をとる。ピ
ストン11は室A側に偏位して点線で示す位置を
とる。
作用する空気圧は徐々に上昇し、ばね21のばね
力に打ち勝つと遮断ピストン17は右方に移動し
始める。環状突出部17aはシリンダ孔14の端
壁から離座し、その軸方向通路22側と出力接続
孔28側とを連通させるようになる。これにより
入力接続孔29からの圧縮空気は遮断ピストン1
7の軸方向通路22を通つても出力接続孔28へ
と流れることができるようになり、扉開閉駆動装
置9の室の圧力は急上昇する、これにより扉が開
位置に近づくと迅速に移動して開位置をとる。ピ
ストン11は室A側に偏位して点線で示す位置を
とる。
次いで、運転手は運転室内の扉閉ボタンを押す
と電磁切換弁6のソレノイド6aが励磁され、D
の位置をとる。これにより管路8と管路5とが連
通さゝれるが、管路7は大気と連通させられる。
これにより室Bの圧縮空気は大気中に排出され、
室A内に圧縮空気が供給され始める。安全弁3に
おいて遮断ピストン17は右方に移動したまゝ、
すなわち遮断弁は開いたまゝで軸方向通路22を
通つて圧縮空気が出力接続孔28から供給される
ことができるが、室A,Bの圧縮空気の排出、供
給は殆んど同時に開始されるので絞り効果はなく
てもピストン11は排気中の室Bの圧力を受けて
徐々に右方へと移動し始め、扉はゆつくりと閉ま
り始める。室Bの圧縮空気が殆んど排出されてし
まうとピストン11は迅速に右方へと移動し、一
点鎖線で示す位置をとる。すなわち、扉は閉位置
に近づくと迅速に移動し、閉状態となる。
と電磁切換弁6のソレノイド6aが励磁され、D
の位置をとる。これにより管路8と管路5とが連
通さゝれるが、管路7は大気と連通させられる。
これにより室Bの圧縮空気は大気中に排出され、
室A内に圧縮空気が供給され始める。安全弁3に
おいて遮断ピストン17は右方に移動したまゝ、
すなわち遮断弁は開いたまゝで軸方向通路22を
通つて圧縮空気が出力接続孔28から供給される
ことができるが、室A,Bの圧縮空気の排出、供
給は殆んど同時に開始されるので絞り効果はなく
てもピストン11は排気中の室Bの圧力を受けて
徐々に右方へと移動し始め、扉はゆつくりと閉ま
り始める。室Bの圧縮空気が殆んど排出されてし
まうとピストン11は迅速に右方へと移動し、一
点鎖線で示す位置をとる。すなわち、扉は閉位置
に近づくと迅速に移動し、閉状態となる。
次いで、運転手が同じく運転室内の扉開ボタン
を押すと、電磁切換弁6のソレノイド6aの励磁
は断たれ、ばね6bの働らきで電磁切換弁6は再
びCの位置をとる。これにより管路7と管路5と
が連通さゝれるが、管路8は大気と連通させられ
る。これにより室Aの圧縮空気は大気中に排出さ
れ、室B内に圧縮空気が供給され始める。安全弁
3において遮断ピストン17は右方に移動した
まゝ、すなわち遮断弁は開いたまゝで軸方向通路
22を通つて圧縮空気が出力接続孔28から供給
されることができるが、室A,Bの圧縮空気の排
出、供給は殆んど同時に開始されるので絞り効果
はなくてもピストン11は排気中の室Aの圧力を
受けて徐々に左方へと移動し始め、扉はゆつくり
と開き始める。室Aの圧縮空気が殆んど排出され
てしまうとピストン11は迅速に左方へ移動し、
点線で示す位置をとる。すなわち、扉は開位置に
近づくと迅速に移動し、開状態となる。
を押すと、電磁切換弁6のソレノイド6aの励磁
は断たれ、ばね6bの働らきで電磁切換弁6は再
びCの位置をとる。これにより管路7と管路5と
が連通さゝれるが、管路8は大気と連通させられ
る。これにより室Aの圧縮空気は大気中に排出さ
れ、室B内に圧縮空気が供給され始める。安全弁
3において遮断ピストン17は右方に移動した
まゝ、すなわち遮断弁は開いたまゝで軸方向通路
22を通つて圧縮空気が出力接続孔28から供給
されることができるが、室A,Bの圧縮空気の排
出、供給は殆んど同時に開始されるので絞り効果
はなくてもピストン11は排気中の室Aの圧力を
受けて徐々に左方へと移動し始め、扉はゆつくり
と開き始める。室Aの圧縮空気が殆んど排出され
てしまうとピストン11は迅速に左方へ移動し、
点線で示す位置をとる。すなわち、扉は開位置に
近づくと迅速に移動し、開状態となる。
以上でバス運行開始に当つての扉の駆動点検操
作は終了するのであるが、運行中においては上述
の扉開ボタン、扉閉ボタンを操作することにより
上述と同様な作用が行われ、扉は安全にして確実
に開閉することができる。
作は終了するのであるが、運行中においては上述
の扉開ボタン、扉閉ボタンを操作することにより
上述と同様な作用が行われ、扉は安全にして確実
に開閉することができる。
運行終了後、又は非常時にはコツク2のハンド
ル2aが実線の位置に切り換えられる。管路4は
大気と連通させられ、圧縮空気タンク1は管路4
から遮断される。
ル2aが実線の位置に切り換えられる。管路4は
大気と連通させられ、圧縮空気タンク1は管路4
から遮断される。
電磁切換弁6のソレノイド6aが励磁されてい
ると、いないとに拘らず室A,B共に大気と連通
させられる。一方は電磁弁6を介してのみ大気と
連通させられ、他方は電磁弁6、安全弁3、コツ
ク2を介して大気と連通させられるが、安全弁3
においては逆流を許容する逆止弁すなわち球弁体
35が設けられているので圧縮空気はこれを開弁
させて迅速に大気に排出されることができる。
ると、いないとに拘らず室A,B共に大気と連通
させられる。一方は電磁弁6を介してのみ大気と
連通させられ、他方は電磁弁6、安全弁3、コツ
ク2を介して大気と連通させられるが、安全弁3
においては逆流を許容する逆止弁すなわち球弁体
35が設けられているので圧縮空気はこれを開弁
させて迅速に大気に排出されることができる。
室A又はB内の圧縮空気は迅速に大気に排出さ
れるので、扉が開位置にあろうと、閉位置にあろ
うと手動で容易に開閉することができるようにな
る。
れるので、扉が開位置にあろうと、閉位置にあろ
うと手動で容易に開閉することができるようにな
る。
本実施例は以上のような作用を行うのである
が、以下のような効果を奏するものである。
が、以下のような効果を奏するものである。
すなわち、安全弁3をより大型の車種に適用す
る場合、すなわち扉開閉駆動装置9がより大型に
なつて室A,Bがより大きくなつた場合には安全
弁3の絞り効果をより小さくする必要があるが、
この場合には、絞り弁装置30が調節される。
る場合、すなわち扉開閉駆動装置9がより大型に
なつて室A,Bがより大きくなつた場合には安全
弁3の絞り効果をより小さくする必要があるが、
この場合には、絞り弁装置30が調節される。
ロツクナツト36をゆるめ、ボルト31が溝3
1bに係合させたドライバーによつて回動操作さ
せられ、絞り形成部材32と段付孔25の傾斜段
部との隙間Sが調節される。隙間Sがより大きく
されて絞り効果が小さくされる。実際に扉を開閉
させて移動開始時の速度が適切になるように調節
すればよい。また、より小型の車種に適用する場
合には、同様にして隙間Sをより小さく調節すれ
ばよい。
1bに係合させたドライバーによつて回動操作さ
せられ、絞り形成部材32と段付孔25の傾斜段
部との隙間Sが調節される。隙間Sがより大きく
されて絞り効果が小さくされる。実際に扉を開閉
させて移動開始時の速度が適切になるように調節
すればよい。また、より小型の車種に適用する場
合には、同様にして隙間Sをより小さく調節すれ
ばよい。
以上述べたように本実施例によれば、安全弁3
の絞り効果を可変としているので、この同一の安
全弁をすべての車種に適用することができる。
の絞り効果を可変としているので、この同一の安
全弁をすべての車種に適用することができる。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿
論、本考案はこれに限定されることなく、本考案
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
論、本考案はこれに限定されることなく、本考案
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
例えば以上の実施例では、逆止弁として球弁体
35を用いたが、これに代えてゴム製の板状の弁
部材を用い、これをばねにより弁座に着座させる
ようにしてもよい。なお、図例では球弁体35は
バス運行中においては常に圧縮空気タンク1側か
ら圧縮空気の圧力を受けて弁座に着座可能として
いるが、場合によつては更にばねで付勢して着座
するようにしてもよい。
35を用いたが、これに代えてゴム製の板状の弁
部材を用い、これをばねにより弁座に着座させる
ようにしてもよい。なお、図例では球弁体35は
バス運行中においては常に圧縮空気タンク1側か
ら圧縮空気の圧力を受けて弁座に着座可能として
いるが、場合によつては更にばねで付勢して着座
するようにしてもよい。
以上述べたように本考案の扉開閉装置によれ
ば、始動時もしくは運行開始時における圧縮空気
源から扉開閉駆動装置への圧縮空気の流れを制限
する絞りの効果を可変としているので、すべての
車種に適用可能であり、コストダウンを図ること
ができる。
ば、始動時もしくは運行開始時における圧縮空気
源から扉開閉駆動装置への圧縮空気の流れを制限
する絞りの効果を可変としているので、すべての
車種に適用可能であり、コストダウンを図ること
ができる。
図は本考案の実施例による扉開閉装置を配管系
統と共に示す側断面図である。 なお図において、3……安全弁、25……段付
孔、30……絞り弁装置、31……ボルト、32
……絞り形成部材、35……球弁体、S……隙
間。
統と共に示す側断面図である。 なお図において、3……安全弁、25……段付
孔、30……絞り弁装置、31……ボルト、32
……絞り形成部材、35……球弁体、S……隙
間。
Claims (1)
- 圧縮空気を貯える圧縮空気源と扉を開閉する扉
開閉駆動装置との間に操作者からの指令に応答し
て作動し扉の運動方向を制御する扉開閉切換弁を
設け、この扉開閉切換弁と前記圧縮空気源との間
に前記扉開閉駆動装置側の圧縮空気を外気に放出
する位置と前記扉開閉駆動装置側に圧縮空気を供
給する位置とに切り換え可能な給排切換弁及び始
動時に前記給排切換弁を介した前記扉開閉駆動装
置側への圧縮空気の供給を制御する安全弁を設
け、この安全弁が、前記扉開閉駆動装置側圧力が
所定の圧力に達するまで閉弁している遮断弁と、
この遮断弁の前記扉開閉駆動装置側と前記給排切
換弁とを常時連通させる通路と、この通路に設け
られ圧縮空気の流れを制限する絞りと、この絞り
をバイパスして前記扉開閉駆動装置側から前記給
排切換弁側に向かう圧縮空気の流れを許容する逆
止弁とを備えた扉開閉装置において、前記通路を
形成し軸線と交わる方向に延びる内壁部を有する
取付孔と、内孔に前記逆止弁が組み込まれる可動
部材とを設け、この可動部材を前記取付孔に対
し、当該可動部材の外周と前記内壁部との隙間に
より前記絞りを形成するとともに、取付孔外部か
らの操作に応じて前記隙間の大きさを調整可能に
移動自在となして挿入した扉開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14314284U JPH0540216Y2 (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14314284U JPH0540216Y2 (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6158379U JPS6158379U (ja) | 1986-04-19 |
JPH0540216Y2 true JPH0540216Y2 (ja) | 1993-10-13 |
Family
ID=30701449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14314284U Expired - Lifetime JPH0540216Y2 (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540216Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-09-21 JP JP14314284U patent/JPH0540216Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6158379U (ja) | 1986-04-19 |
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