JPH0540038U - 車両用方向指示装置 - Google Patents

車両用方向指示装置

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JPH0540038U
JPH0540038U JP9849991U JP9849991U JPH0540038U JP H0540038 U JPH0540038 U JP H0540038U JP 9849991 U JP9849991 U JP 9849991U JP 9849991 U JP9849991 U JP 9849991U JP H0540038 U JPH0540038 U JP H0540038U
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JP
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moderation
bracket
ball
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direction position
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Application number
JP9849991U
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English (en)
Inventor
善己 野呂
忠司 横山
治美 道家
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 節度体とこれに圧接する節度用ボールとの間
に発生する衝突音を小さくし、しかも操作感を良好にす
る。 【構成】 ブラケット14を中立、左折及び右折の3位
置に選択的に保持するための節度機構23において、凹
凸状の節度面22を有する節度体20を軟質樹脂により
構成し、節度面22に圧接して摺動する節度用ボール1
9を鋼鉄により構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、操作レバーにより回動操作されるブラケットを中立位置、左折方向 位置及び右折方向位置に選択的に保持するための節度機構を備えた車両用方向指 示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種車両用方向指示装置の従来構成を図2に示す。このものは、一端部に操 作レバー1が設けられた枠状をなすブラケット2がベース3に点Aを支点に回動 可能に支持されていて、そのブラケット2の他端部とベース3との間に節度機構 4が設けられている。
【0003】 この節度機構4は、ブラケット2に形成された収納部2aに鋼鉄製の節度用ボ ール5及び圧縮コイルばね6を収納し、その節度用ボール5を、前記ベース3に 一体に形成された節度体7の凹凸状をなす節度面7aに圧接した構成となってい て、節度用ボール5が節度面7aを摺動して凹部に選択的に入り込むことにより 、ブラケット2ひいては操作レバー1を中立位置、左折方向位置及び右折方向位 置に選択的に保持するようになっている。
【0004】 而して、上記構成のものでは、操作レバー1の操作によりブラケット2を中立 位置から左折方向位置または右折方向位置に回動させ、その状態で、図示しない ステアリングホイールがその指示方向とは反対方向へ回転操作されることに基づ き、ステアリングホイールと一体に回転されるキャンセルカム8を介してブラケ ット2ひいては操作レバー1が中立位置へ戻されるようになっている。
【0005】 ところで、斯様な構成のものにおいては、ブラット2が回動する際、特にブラ ケット2が左折方向位置または右折方向位置から中立位置へ戻される場合におい て、節度用ボール5が節度面7aの節度山7bを乗り越えた後に節度面7aと衝 突することになり、この際に、それら節度用ボール5と節度体7との間で衝突音 が発生する。
【0006】 このとき、節度体7はベース3と一体成形であることから、一般に剛性が大き な硬質樹脂により形成されており、一方、節度用ボール5は鋼鉄製であるため、 それら節度用ボール5と節度体7との間で発生する衝突音としては比較的大きく て、しかも高く、その音が耳障りとなる不具合があった。
【0007】 このような事情に対処するものとして、例えば図3に示す構成としたものがあ る。このものは、鋼鉄製の節度用ボール5に代えて、軟質樹脂製の砲弾形のピー ス9を用い、このピース9を節度面7aに圧接させるようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記した図3の構成のものでは、ピース9が軟質樹脂製であることから、この ピース9と節度体7との間で発生する衝突音としては、前述のものに比べて小さ くすることができる。
【0009】 しかしながら、そのピース9が軟質樹脂製であることから、ピース9が節度面 7aを摺動する際に、ブラケット2の収納部2aに対してピース9ががたついた り、そのピース9自体が変形したり、或いはピース9の表面が荒れたりしやすく 、このため、操作レバー1を操作する際の操作感としては滑らかとはならず、良 好な操作感が得られないという欠点があった。
【0010】 そこで、本考案の目的は、節度体とこれに圧接する節度用ボールとの間に発生 する衝突音を小さくでき、しかも良好な操作感を得ることができる車両用方向指 示装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、ベースに揺動可能に取り付けられ、 操作レバーにより回動操作されるブラケットと、前記ベースに設けられ、前記ブ ラケットと対向する側に凹凸状の節度面を有する節度体と、前記ブラケットにば ね部材により前記節度面に圧接するように付勢して設けられ、前記節度体と協働 してブラケットを中立位置、左折方向位置及び右折方向位置に選択的に保持する 節度用ボールとを備え、ブラケットが左折方向位置または右折方向位置に保持さ れた状態で、ステアリングホイールがその指示方向とは反対方向へ回転操作され ることに基づき、キャンセルカムを介してブラケットを中立位置へ戻すように構 成された車両用方向指示装置において、前記節度体を軟質樹脂により構成すると 共に、前記節度用ボールを鋼鉄により構成したことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
上記した手段によれば、節度用ボールが圧接する節度体を軟質樹脂により構成 することにより、節度体と節度用ボールとの間に発生する衝突音としては小さく なる。
【0013】 また、節度用ボールとしては鋼鉄により構成しているから、その節度用ボール がブラケットに対してがたついたり、節度用ボール自体が変形したりすることが なく、しかも節度用ボールの表面が荒れたりすることがなく、軟質樹脂製の節度 体の節度面に対して鋼鉄製の節度用ボールが滑らかに摺動するようになる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図1を参照して説明する。ベース11は従来と 同様に硬質樹脂により形成されていて、このベース11にはステアリングシャフ ト(図示せず)が貫通する筒部12が形成され、その筒部12の外周に、外周部 に複数のカム凸部13aを一体に有する筒状のキャンセルカム13が図示しない ステアリングホイールと一体回転するように嵌合されている。
【0015】 枠状をなす合成樹脂製のブラケット14は、キャンセルカム13を囲繞する状 態で、ベース11に点Bを支点に回動可能に支持されている。
【0016】 このブラケット14の一端部たる図中右端部には操作レバー15が取り付けら れ、他端部たる左端部に収納部16が一体に形成されていると共に、キャンセル カム13側に突出する一対の係合凸部17a,17aを有するラチェット17が 取り付けられている。
【0017】 上記収納部16には、ばね部材たる圧縮コイルばね18及び鋼鉄製の節度用ボ ール19が収納されている。
【0018】 そして、上記ベース11において、収納部16と対向するように節度体20を ねじ21により取着している。
【0019】 節度体20は、軟質樹脂、例えばポリエステルエラストマーにより構成したも ので、収納部16と対向する側の面に凹凸状の節度面22が一体に形成されてお り、この節度面22に上記節度用ボール19が圧縮コイルばね18により付勢さ れて圧接している。節度面22には、3個の凹部22a,22b,22cと、こ れらの間に2個の節度山22d,22eが形成されている。
【0020】 ここで、上記圧縮コイルばね18及び節度用ボール19、並びに節度体20に より節度機構23を構成している。
【0021】 而して、上記構成において、節度用ボール19が実線で示すように節度面22 のうちの中央の凹部22aに入り込んだ状態では、ブラケット14ひいては操作 レバー15が中立位置に保持されている。
【0022】 その中立位置の状態で、操作レバー15が矢印C方向(左折方向)へ回動操作 された場合には、節度用ボール19が節度面22を摺動しながら、ブラケット1 4が点Bを中心に回動し、節度用ボール19が節度山22dを乗り越えて図中下 側の凹部22bに入り込むことにより、ブラケット14ひいては操作レバー15 が左折方向位置に保持される。
【0023】 また、中立位置の状態で、操作レバー15が矢印Cとは反対方向(右折方向) へ回動操作された場合には、前述と同様に、節度用ボール19が節度面22を摺 動しながら、ブラケット14が点Bを中心に回動し、節度用ボール19が節度山 22eを乗り越えて図中上側の凹部22cに入り込むことにより、ブラケット1 4ひいては操作レバー15が右折方向位置に保持される。
【0024】 操作レバー15が左折方向位置または右折方向位置に保持された状態では、ラ チェット17の一方の係合凸部17aがキャンセルカム13のカム凸部13aの 回転軌跡内に侵入した状態となる(図示せず)。
【0025】 この状態でステアリングホイールが操作レバー15の指示方向と同一方向へ回 転操作された場合には、ステアリングホイールと一体に回転するキャンセルカム 13のカム凸部13aがラチェット17の係合凸部17aに係合してこれを押圧 するようになるが、この場合にはラチェット17が逃げてそのキャンセルカム1 3の回転を許容するようになる。
【0026】 そして、操作レバー15が左折方向位置または右折方向位置に保持された状態 で、ステアリングホイールが操作レバー15の指示方向とは反対方向へ回転操作 された場合には、ステアリングホイールと一体に回転するキャンセルカム13の カム凸部13aがラチェット17の係合凸部17aに前述とは逆方向から係合し てこれを押圧するようになり、この場合にはラチェット17を介してブラケット 14ひいては操作レバー15が中立位置へ戻されるようになる。
【0027】 上記した実施例によれば、鋼鉄製の節度用ボール19が圧接する節度体20を 軟質樹脂により構成しているから、それら節度体20と節度用ボール19との間 に発生する衝突音としては小さくできる。
【0028】 また、節度用ボール19としては鋼鉄により構成しているから、その節度用ボ ール19がブラケット14の収納部16に対してがたついたり、節度用ボール1 9自体が変形したりすることがなく、しかも節度用ボール19の表面が荒れたり することがなく、軟質樹脂製の節度体21の節度面22に対して節度用ボール1 9が滑らかに摺動するようになる。よって、操作レバー15の操作時における操 作感を良好ならしめ得る。
【0029】 なお、上記した実施例では、節度機構23がキャンセルカム13に対して操作 レバー15とは反対側に設けられた構成のものを例示したが、本考案は節度機構 が操作レバーと同じ側に設けられた構成のものにも同様に適用することができる ものである。
【0030】
【考案の効果】
以上の記述にて明らかなように、本考案によれば、節度用ボールが圧接する節 度面を有する節度体を軟質樹脂により構成する共に、節度用ボールを鋼鉄により 構成したことにより、節度体とこれに圧接する節度用ボールとの間に発生する衝 突音を小さくでき、しかも良好な操作感を得ることができるという優れた実用的 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す横断平面図
【図2】従来構成を示す図1相当図
【図3】異なる従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
11はベース、13はキャンセルカム、14はブラケッ
ト、15操作レバー、18はばね部材、19は節度用ボ
ール、20は節度体、22は節度面、23は節度機構で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに揺動可能に取り付けられ、操作
    レバーにより回動操作されるブラケットと、 前記ベースに設けられ、前記ブラケットと対向する側に
    凹凸状の節度面を有する節度体と、 前記ブラケットにばね部材により前記節度面に圧接する
    ように付勢して設けられ、前記節度体と協働してブラケ
    ットを中立位置、左折方向位置及び右折方向位置に選択
    的に保持する節度用ボールとを備え、 ブラケットが左折方向位置または右折方向位置に保持さ
    れた状態で、ステアリングホイールがその指示方向とは
    反対方向へ回転操作されることに基づき、キャンセルカ
    ムを介してブラケットを中立位置へ戻すように構成され
    た車両用方向指示装置において、 前記節度体を軟質樹脂により構成すると共に、前記節度
    用ボールを鋼鉄により構成したことを特徴とする車両用
    方向指示装置。
JP9849991U 1991-11-01 1991-11-01 車両用方向指示装置 Pending JPH0540038U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190029931A (ko) * 2017-09-13 2019-03-21 주식회사 서연전자 자동차의 멀티펑션 스위치 어셈블리

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743531B2 (ja) * 1974-10-21 1982-09-16

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