JP2555378Y2 - 車両用方向指示装置 - Google Patents

車両用方向指示装置

Info

Publication number
JP2555378Y2
JP2555378Y2 JP5812392U JP5812392U JP2555378Y2 JP 2555378 Y2 JP2555378 Y2 JP 2555378Y2 JP 5812392 U JP5812392 U JP 5812392U JP 5812392 U JP5812392 U JP 5812392U JP 2555378 Y2 JP2555378 Y2 JP 2555378Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
engaging element
storage recess
moderating
detent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5812392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0618071U (ja
Inventor
憲司 古橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP5812392U priority Critical patent/JP2555378Y2/ja
Publication of JPH0618071U publication Critical patent/JPH0618071U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555378Y2 publication Critical patent/JP2555378Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、係合子が節度面と係合
することにより、ブラケットを中立位置,右折方向位
置,左折方向位置に選択的に保持する構成の車両用方向
指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用方向指示装置の従来構成
について、図5を参照しながら説明する。ベース1に
は、凹凸状をなす節度面2を有する節度体3および軸4
aを中心に回動可能なブラケット4が設けられており、
ブラケット4には、操作レバー5が取着されている。ブ
ラケット4の収納凹部4b内には、圧縮コイルばね6お
よび係合子7が収納されており、係合子7の先端部は、
ばね6の弾発力により節度面2に圧接されて節度面2の
被係合部2bと係合している。そして、係合子7は収納
凹部4bに対して摺動可能にされており、ばね6が節度
面2の傾斜2dに応じて収縮することにより、係合子7
が後退してブラケット4の回動が許容されるようになっ
ている。
【0003】上記構成によれば、操作レバー5を回動操
作すると、係合子7が被係合部2aあるいは2cと係合
し、ブラケット4および操作レバー5が、右折方向位置
あるいは左折方向位置に保持される。また、この状態に
あるブラケット4は、キャンセルカム8により中立位置
に復帰される。例えば、ブラケット4が左折方向位置に
ある状態で、ステアリングホイールを右方向(矢印A方
向)へ回転操作すると、これと一体的にキャンセルカム
8が回転し、キャンセル突部8aがラチエット9のラチ
エット凸部9aと係合する。すると、ブラケット4およ
び操作レバー5が、反矢印A方向へ押圧されて中立位置
に回動復帰する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、係合子7を摺動可能にするため、係合子7
の基端側を収納凹部4b内に遊嵌している。従って、係
合子7が収納凹部4bに対してがたついてしまい、その
結果、ブラケット4の回動に伴って、係合子7の側部
(ブラケット4の回動方向に沿う部分)と収納凹部4b
の壁面とが断続的に衝突を繰返し、両者の間でビビリ音
が発生していた。
【0005】そこで、係合子7の側部に接触突部(図示
せず)を設け、この接触突部と収納凹部4bとの間を接
触状態にすることにより、ブラケット4の回動に伴う係
合子7のがたつきを防止することが考えられている。し
かしながら、この場合には、接触突部の寸法管理が難し
く、係合子7が収納凹部4bに対して圧入状態となり、
係合子7が摺動不可能になってしまうことも考えられ
る。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、係合子が摺動不可能になってしまう
ことなく、ブラケットの回動時にビビリ音が発生するこ
とを防止し得る車両用方向指示装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、回動可能で且つ操作レバーにより回動操
作されるブラケットをベースに取付け、前記ブラケット
と対向する側に凹凸状の節度面を有する節度体を前記ベ
ースに設け、前記ブラケットに前記節度体側に位置して
収納凹部を設け、基端側がこの収納凹部に摺動可能に挿
入され且つ先端部が前記節度面に当接された係合子を設
け、前記係合子を節度体側に付勢して節度面に圧接させ
るばね部材を前記収納凹部に収納し、前記節度面と係合
子とを係合させることにより、前記ブラケットを中立位
置,左折方向位置,右折方向位置に保持すると共に、前
記ばね部材が節度面の傾斜に応じて収縮することによ
り、前記係合子が後退されてブラケットの回動が許容さ
れる構成の車両用方向指示装置において、前記係合子ま
たは収納凹部の壁面のうち少なくともどちらか一方に、
ブラケットの回動方向に沿う方向に弾性変形可能な弾性
変形部を設け、この弾性変形部に、相手側に接触する接
触突部を設けたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】上記手段によれば、係合子と収納凹部の壁面と
の間には、ブラケットの回動方向に沿う側部に位置して
接触突部が介在されるので、ブラケットの回動に伴う係
合子のがたつきは、その接触突部により防止される。し
かも、その接触突部は弾性変形部に設けられているの
で、例え、接触突部の突出寸法が正規値より大であって
も、収納凹部に係合子を挿入すると、弾性部材が、その
寸法誤差を補正するように弾性変形する。従って、係合
子がブラケットに対して圧入状態となることが防止され
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の第1実施例につき図1ないし
図3を参照して説明する。まず、図1において、ベース
11には、ステアリングシャフト(図示せず)が貫通す
る筒部12が形成されている。この筒部12の外周に
は、ステアリングホイールと一体的に回転するキャンセ
ルカム13が嵌合されており、キャンセルカム13の外
周には、カム凸部13a,13bが一体で形成されてい
る。また、ベース11には、キャンセルカム13を囲繞
するように、ブラケット14が取付けられており、ブラ
ケット14は、軸14aを支点に回動可能になってい
る。
【0010】ブラケット14の図示右端部には、操作レ
バー15が取着され、図示左端部には、突部16が一体
に形成されている。そして、この突部16には、収納凹
部16aが形成されており、この収納凹部16a内に
は、ばね部材としての圧縮コイルばね17が収納されて
いる。
【0011】収納凹部16a内には、係合子18が摺動
可能に収納されている。係合子18の基端側には、図2
に示すように、係合子18の長手方向に沿う切欠部18
aが複数個形成されており、それら切欠部18a相互間
に、弾性変形可能な舌片19が4個形成されている。そ
して、これら舌片19のうち、ブラケット14の回動方
向に沿う両側部に位置するものが、ブラケット14の回
動方向に沿う方向へ弾性変形可能な弾性変形部20,2
0として機能するようになっており、これら弾性変形部
20には、夫々収納凹部16aの壁面に略接触する接触
突部20aが形成されている。尚、舌片19のうち、ブ
ラケット14の回動方向に直交する上下部に位置するも
のにも、夫々収納凹部16aの壁面に略接触する突部1
9aが形成されている。
【0012】上記ベース11には、図1に示すように、
節度体21が配設されている。この節度体21のブラケ
ット14と対向する側には、凹凸状をなす節度面22が
形成されており、前記係合子18の先端部は、圧縮コイ
ルばね17により節度体21側へ付勢されて節度面22
に圧接されている。そして、節度面22のうち係合子1
8の先端部に対して凹状をなす部分は、係合子18の先
端部と係合する被係合部22a,22b,22cとして
機能し、被係合部22a,22b,22c相互間には、
夫々圧縮コイルばね17を収縮させて係合子18を後退
させるための傾斜22dが形成されている。
【0013】ブラケット14にはラチエット23が設け
られており、ラチエット23の両側部には、ラチエット
凸部23a,23bが形成されている。そして、ブラケ
ット14が左折方向位置および右折方向位置に回動保持
された状態で、キャンセルカム13が所定方向へ回転さ
れると、キャンセルカム13のカム凸部13a,13b
がラチエット凸部23a,23bと係合してブラケット
14を中立位置方向へ押圧する。
【0014】次に上記構成の作用について説明する。図
1に示す状態では、係合子18が節度面22の被係合部
22bと係合しており、ブラケット14および操作レバ
ー15は、中立位置に保持されている。この状態から、
操作レバー15を矢印B方向へ回動操作すると、係合子
18が傾斜22dにより押圧されて圧縮コイルばね17
が収縮し、係合子18が後退する。そして、ブラケット
14の回動が許容されて、ブラケット14が回動し、図
3に示すように、係合子18が被係合部22cに係合さ
れると、ブラケット14および操作レバー15が左折方
向位置に保持される。
【0015】次に、ステアリングホイールを、所定方向
としての右方向へ回転操作すると、キャンセルカム13
が右方向(矢印C方向)へ回転して、カム凸部13aが
ラチエット凸部23aと係合する。すると、ブラケット
14が、ラチエット23を介して反矢印B方向へ押圧さ
れて中立位置に回動復帰する。尚、ステアリングホイー
ルを左方向へ回転操作した場合には、キャンセルカム1
3が左方向(反矢印C方向)へ回転する。そして、カム
凸部13bがラチエット凸部23aを押圧し、ラチエッ
ト23が節度体21方向へ逃げるので、ブラケット14
は左折方向位置に保持されたままである。
【0016】尚、図1に示すように、中立位置にある操
作レバー15を、反矢印B方向へ回動操作した場合に
は、圧縮コイルばね17および係合子18が前述と同様
に動作し、係合子18が被係合部22aに係合され、ブ
ラケット14および操作レバー15が右折方向位置に保
持される。この状態では、ステアリングホイールを、所
定方向としての左方向(反矢印C方向)へ回転操作する
と、ブラケット14が中立位置へ回動復帰し、右方向
(矢印C方向)へ回転操作した場合、ブラケット14は
回動されない。
【0017】上記実施例によれば次の効果を奏する。即
ち、係合子18と収納凹部16aの壁面との間には、ブ
ラケット14の回動方向に沿う側部に位置して接触突部
20a,20aが介在されているので、ブラケット14
の回動に伴う係合子18のがたつきは、接触突部20
a,20aにより防止されるようになる。従って、ブラ
ケット14の回動に伴って、係合子18と収納凹部16
aの壁面との間でビビリ音が発生することはない。
【0018】しかも、接触突部20a,20aは、弾性
変形部20,20に設けられているので、例え、接触突
部20a,20aの突出寸法が正規値より大であったと
しても、収納凹部16aに係合子18を挿入すると、接
触突部20aが収納凹部16aの壁面に押圧され、弾性
変形部20,20がその寸法誤差を補正するようにブラ
ケット14の回動方向(収納凹部16aの内方)へ弾性
変形する。従って、係合子18が摺動不可能になってし
まうことはなく、係合子18がブラケット14に対して
圧入状態となることを防止できる。
【0019】尚、上記第1実施例においては、係合子1
8に弾性変形部20を設けたが、本考案の第2実施例を
示す図4のように構成しても良い。即ち、突部16の側
面(ブラケット14の回動方向に沿う側部)に、突部1
6の長手方向に沿う切欠部16b,16bを形成し、そ
れら切欠部16b相互間に、ブラケット14の回動方向
へ弾性変形可能な弾性変形部24,24を形成する。そ
して、弾性変形部24,24に、夫々係合子19の外面
に略接触する接触突部24aを設ける。
【0020】また、上記両実施例においては、係合子1
8の両側部または収納凹部16aの両側面に、弾性変形
部20または24を設けたが、係合子18または収納凹
部16aの片側のみに弾性変形部を設けても良い。
【0021】また、上記第1実施例においては、係合子
18に弾性変形部20を設け、第2実施例においては、
収納凹部16aの壁面に弾性変形部24を設けたが、係
合子18および収納凹部16aの壁面の両方に弾性変形
部を設けても良い。この場合、係合子18の弾性変形部
あるいは収納凹部16aの壁面の弾性変形部のうち、ど
ちらか一方のみに接触突部を設けても良く、あるいは、
両方の弾性変形部に接触突部を設けても良い。
【0022】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の車両用方向指示装置によれば、接触突部により、ブラ
ケットの回動に伴う係合子のがたつきが防止されるの
で、ブラケットと係合子と間でビビリ音が発生しなくな
る。しかも、接触突部の突出寸法が正規値より大であっ
ても、弾性変形部がその寸法誤差を補正するように弾性
変形するので、係合子がブラケットに対して圧入状態と
なることを防止でき、その結果、係合子が摺動不可能に
なってしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すブラケットが中立位
置にある状態の平面図
【図2】要部の分解斜視図
【図3】ブラケットが左折方向位置にある状態の図1相
当図
【図4】本考案の第2実施例を示す図2相当図
【図5】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11はベース、14はブラケット、15は操作レバー、
16aは収納凹部、17は圧縮コイルばね(ばね部
材)、18は係合子、20,24は弾性変形部、20
a,24aは接触突部、21は節度体、22は節度面、
22aないし22cは被係合部、22dは傾斜を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに回動可能に取付けられ、操作レ
    バーにより回動操作されるブラケットと、 前記ベースに設けられ、前記ブラケットと対向する側に
    凹凸状の節度面を有する節度体と、 前記ブラケットに、前記節度体側に位置して設けられた
    収納凹部と、 基端側がこの収納凹部に摺動可能に挿入され且つ先端部
    が前記節度面に当接された係合子と、 前記収納凹部に収納され、前記係合子を節度体側に付勢
    して節度面に圧接させるばね部材とを備え、 前記節度面と係合子とを係合させることにより、前記ブ
    ラケットを中立位置,左折方向位置,右折方向位置に保
    持すると共に、前記ばね部材が節度面の傾斜に応じて収
    縮することにより、前記係合子が後退されてブラケット
    の回動が許容される構成の車両用方向指示装置におい
    て、 前記係合子または収納凹部の壁面のうち少なくともどち
    らか一方に、ブラケットの回動方向に沿う方向に弾性変
    形可能な弾性変形部を設け、この弾性変形部に、相手側
    に接触する接触突部を設けたことを特徴とする車両用方
    向指示装置。
JP5812392U 1992-08-19 1992-08-19 車両用方向指示装置 Expired - Lifetime JP2555378Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5812392U JP2555378Y2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 車両用方向指示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5812392U JP2555378Y2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 車両用方向指示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0618071U JPH0618071U (ja) 1994-03-08
JP2555378Y2 true JP2555378Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=13075207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5812392U Expired - Lifetime JP2555378Y2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 車両用方向指示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555378Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101372191B1 (ko) * 2008-11-28 2014-03-07 현대자동차주식회사 차량의 멀티 펑션 스위치 유닛
JP2018012458A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 株式会社東海理化電機製作所 スイッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0618071U (ja) 1994-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2555378Y2 (ja) 車両用方向指示装置
JPS6310996Y2 (ja)
EP0865966B1 (en) Turn signal switch
JP2585025Y2 (ja) ターンシグナルのキャンセル装置
JP2003127762A (ja) ターンシグナルスイッチ装置
US6472623B1 (en) Turn signal cancel device
US4859816A (en) Self canceller for a turn signal indicator
US3003365A (en) Foot operated mechanism
JPH10203234A (ja) ターンシグナルキャンセル機構
JPH0735837B2 (ja) 回動レバーの取付装置
JP2020009648A (ja) ダイヤルスイッチ及び車載機器操作システム
JP2565628Y2 (ja) ターンシグナルのキャンセル装置
JP2550255Y2 (ja) 車両用方向指示装置
JP2576131Y2 (ja) レバースイッチ装置
JP4587359B2 (ja) 車両用自動変速操作装置
JPH0326603Y2 (ja)
JPH0622613Y2 (ja) パーキングブレーキ操作装置
JPS6140611Y2 (ja)
JPH0540038U (ja) 車両用方向指示装置
JP3078195B2 (ja) 操作レバー構造
JPH09132081A (ja) ターンシグナルスイッチのキャンセル装置
JPH10236225A (ja) 車両用ターンレバースイッチ装置のキャンセル機構
JPH0229540B2 (ja) Hokoshijikinoserufukyanserusochi
JPH0520596Y2 (ja)
JPH11329649A (ja) 舵角センサ付き回転コネクタユニット