JPH0539984Y2 - - Google Patents

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JPH0539984Y2
JPH0539984Y2 JP1401185U JP1401185U JPH0539984Y2 JP H0539984 Y2 JPH0539984 Y2 JP H0539984Y2 JP 1401185 U JP1401185 U JP 1401185U JP 1401185 U JP1401185 U JP 1401185U JP H0539984 Y2 JPH0539984 Y2 JP H0539984Y2
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chain
steering
nut
tension
power cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用のステアリング装置に係り、
詳しくはパワーシリンダの伸縮動作をチエーン及
びプーリを介して操向輪に回転力として伝達する
ことにより、該操向輪を操舵するチエーン伝動式
ステアリング装置のチエーン張力自動調整装置に
関する。
(従来の技術) 一般に、この種のステアリング装置は、3輪式
のフオークリフトに採用されているが、チエーン
伝動式であることから、使用に伴いチエーンの伸
びによつて張力が低下し、チエーンがたるんでプ
ーリ等から脱離するという問題がある。そのた
め、通常はチエーンのパワーシリンダに対する連
結を、連結ボルトとナツトとにより行ない、ナツ
トの締付けによつてチエーンの張力を調整してい
るが、この方式では張力調整を定期的に行なわね
ばならないという煩わしさがある。
このようなことから、従来はチエーンとパワー
シリンダとを第6図に示す如く連結したものが提
供されている。これは、チエーン30の一端に取
付けた連結ボルト31をパワーシリンダ(図示し
ない)に固着された連結ブラケツト32に挿通す
るとともに、該連結ボルト31に螺合され、かつ
連結ブラケツト32の座に当接されるナツト33
を該ナツト33と連結ブラケツト32との間に介
在した圧縮バネ34によつて常にチエーン30の
張力を緊張させる方向に付勢する構成としたもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような連結構造としたときは、チエーン
30が伸びると、第7図に示すように圧縮バネ3
4の反力によつてチエーン30が引張られること
から、該チエーン30の離脱を防止することがで
きるという点では効果がある。しかしながら、上
記の如くチエーン30の伸びが圧縮バネ34で吸
収された状態ではナツト33と連結ブラケツト3
2との間に隙間Cが生ずるので、かかる状態で操
向輪の操舵が行なわれ連結ブラケツト32がY方
向に移動されると、該連結ブラケツト32がナツ
ト33に当接するまでは動力が伝達されないの
で、ハンドル操作に対する操向輪の追従性が低下
することとなる。また、チエーン30にX方向の
外力が作用したときはナツト33が連結ブラケツ
ト32に当接するまでは圧縮バネ34に抗して動
き得ることから、結果として操向輪のふらつきを
起こすこととなる。このようなことから、結局の
ところ定期的にナツト33による張力調整を必要
とするものである。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、チエーン
の伸びを自動的に吸収してその張力を一定に保持
することを、その解決すべき技術的課題とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案は次のよう
に構成したものである。すなわち、伸縮作動する
ステアリング用のパワーシリンダと連動するチエ
ーンにより操向輪水平回動用のステアリングプー
リを回動させて操向輪を操舵するステアリング装
置のチエーン張力自動調節装置であつて、前記チ
エーンと連結された連結ボルトを前記パワーシリ
ンダ側に固定された連結ブラケツトの取付孔に遊
挿するとともに、該連結ボルトには張力調整用の
調節ナツトを連結ブラケツトに当接した状態で回
動可能に螺合し、さらに前記連結ボルトには、前
記調節ナツトに対して前記チエーンの張力を緊張
させる方向の回動力を付与するトーシヨンバネを
取付けたことを特徴とするものである。
(作用) 従つて、チエーンに伸びが生ずると、トーシヨ
ンバネにより付勢されている調節ナツトは、連結
ブラケツトに当接したままの状態で回動されて連
結ボルトを引き込むため、このことによりチエー
ンの伸びが自動的に吸収され、チエーンの張力は
常に一定に保持される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて具体的に
説明する。第5図は2個の前輪1と1個の後輪2
とを備えた3輪式フオークリフトの概略を示して
おり、操向輪である後輪2は、第2図に示すよう
に車台3側に軸受4を介して鉛直軸線回りに回動
可能に取付けられた旋回軸5の下端部にホイール
ブラケツト6を介して取付けられており、また該
旋回軸5の上端部にはステアリングプーリ7が固
着されている。
後輪操舵用のパワーシリンダ8は、第1図に示
すように両ロツド形式のものであつて、前記ステ
アリングプーリ7の前方において車台下面に横向
きに配置されるとともに、ピストンロツド9の両
端部がそれぞれ車台3にブラケツト11を介して
支持されている。また、ステアリングプーリ7の
前方で、かつ前記パワーシリンダ8のやや後方位
置には左右一対のガイドプーリ12が車両中心線
を挟んで対称的に配置されており、それらガイド
プーリ12は車台3の下面に鉛直軸線回りに回動
可能に取付けられている。
動力伝達用の左右2本のチエーン13は、それ
ぞれ一端がステアリングプーリ7に連結金具14
を介して連結され、実質的には一本化されてい
る。そして、チエーン13はステアリングプーリ
7及び左右のガイドプーリ12に掛装されるとと
もに、他端部が前記パワーシリンダ8におけるシ
リンダ本体10の両端に後方に向けて突設した連
結ブラケツト15と連結されている。
第3図に示すように、チエーン13の端部に取
付けられた連結ボルト17は、前記連結ブラケツ
ト15に横向きに貫設された取付孔16に挿通さ
れており、該連結ボルト17にはチエーン13の
張力調整用の調節ナツト18、バネ受用の係止ナ
ツト19及び該係止ナツト19を連結ボルト17
に固定するためのロツクナツト20が螺合されて
いる。そして、調節ナツト18は取付孔15の座
面16aに摺動可能に当接した状態において、一
端を係止ナツト19に係着し、他端を調節ナツト
18に係着したトーシヨンバネ21によつて常に
張力調整方向(右回り)に所定の回動力を受ける
ように設定されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
従つてステアリングホイールの回転操作によつて
パワーシリンダ8に圧油が供給され、該パワーシ
リンダ8がたとえば第1図において右方向に移動
されたときは、チエーン13を介してステアリン
グプーリ7と共に後輪2は左回りに回動され、パ
ワーシリンダ8が図示左方向に移動されたとき
は、後輪2は右回りに回動される。
そして、このような操舵の繰り返しに伴い、チ
エーン13に伸びが生じた場合には、トーシヨン
バネ21により回動力を付加されている調節ナツ
ト18は、取付孔16の座面16aに当接したま
まの状態で当接面の摩擦力に抗して回動され、連
結ロツド17を引き寄せる(外側へ移動させる)
ため、この移動によつてチエーン13の伸びが吸
収される(第4図参照)。すなわち、チエーン1
3はその張力が常に一定となるよう自動調整され
る。
なお、本実施例ではトーシヨンバネ21の一端
を固定する手段としてナツト19を利用している
ので、チエーン13の伸びの進行に伴いトーシヨ
ンバネ21のバネ力が弱まつたときには、ナツト
19を進めることでバネ力を復元し得る利点があ
るが、しかしトーシヨンバネ21は連結ボルト1
7に直接固定する構造であつても差支えない。ま
た、ステアリングプーリ7はスプロケツトホイー
ルに変更可能であり、そのときは1本のチエーン
13を使用することができる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によればチエーン式
ステアリング装置において、経年によるチエーン
の伸びを自動的に吸収してチエーンの張力が常に
一定となるよう調整できるので、従来装置では必
要であつた定期的な張力調整作業を不要とすると
ともに、チエーンのたるみに原因するチエーンの
ステアリングプーリからの脱離事故を未然に防止
し得るものである。また、連結ブラケツトと調節
ナツトとは常に当接した状態に保持されて、従来
装置の如き動力伝達系の所謂遊びが解消されるの
で、操舵の追従性が向上するとともに、操向輪の
ふらつきが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
は第1図の−線断面図、第3図はチエーンの
張力調整部を示す一部切断平面図、第4図は同じ
く調整状態を示す一部切断平面図、第5図はチエ
ーン式ステアリング装置が使用される3輪式フオ
ークリフトの概略平面図、第6図及び第7図は従
来例を示す説明図である。 2……後輪(操向輪)、5……旋回軸、7……
ステアリングプーリ、8……パワーシリンダ、1
3……チエーン、15……連結ブラケツト、16
……取付孔、17……連結ボルト、18……調節
ナツト、19……係止ナツト、21……トーシヨ
ンバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伸縮作動するステアリング用のパワーシリンダ
    と連動するチエーンにより操向輪水平回動用のス
    テアリングプーリを回動させて操向輪を操舵する
    ステアリング装置のチエーン張力自動調節装置で
    あつて、前記チエーンと連結された連結ボルトを
    前記パワーシリンダ側に固定された連結ブラケツ
    トの取付孔に遊挿するとともに、該連結ボルトに
    は張力調整用の調節ナツトを連結ブラケツトに当
    接した状態で回動可能に螺合し、さらに前記連結
    ボルトには、前記調節ナツトに対して前記チエー
    ンの張力を緊張させる方向の回動力を付与するト
    ーシヨンバネを取付けたステアリング装置のチエ
    ーン張力自動調節装置。
JP1401185U 1985-01-31 1985-01-31 Expired - Lifetime JPH0539984Y2 (ja)

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JPS61129671U JPS61129671U (ja) 1986-08-14
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JP2785517B2 (ja) * 1991-06-21 1998-08-13 日産自動車株式会社 パワーステアリング用チェーンの張力調整機構

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JPS61129671U (ja) 1986-08-14

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