JP3641000B2 - 鞍乗型車両の伝動チェーン支持装置 - Google Patents

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M9/00Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
    • B62M9/16Tensioning or adjusting equipment for chains, belts or the like

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、エンジン側から後車輪に動力を伝達する伝動チェーンを備えた自動二輪車等の鞍乗型車両に関し、より詳しくは、上記伝動チェーンの弛みを規制するために、この伝動チェーンの長手方向の一部を摺接させながら支持する支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記鞍乗型車両の伝動チェーン支持装置には、従来、次のように構成されたものがある。
【0003】
これによれば、例えば、自動二輪車の車体フレーム側に環状のチェーンサポートが支持され、このチェーンサポートの内孔に無端状の伝動チェーンの長手方向の一部が貫通させられ、その長手方向に移動する上記伝動チェーンの一部が上記内孔の内周面の底面に摺接させられて支持されるようになっている。そして、これにより、上記伝動チェーンの一部が所定以上に弛むことが規制されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成では、支持装置の組み立て時に、チェーンサポートの内孔に対し無端状の伝動チェーンの長手方向の一部を貫通させようとすると、まず、上記伝動チェーンの長手方向の一部をその長手方向で、一旦、分断させ、その分断端を上記チェーンサポートの内孔に貫通させ、この後、両分断端を連結させて、元の無端状にさせることが行われている。
【0005】
しかし、このように、一旦、伝動チェーンを分断させ、その後に連結させるという作業は作業工程が多くて煩雑であり、これにより、伝動チェーンの支持装置の組み立て作業が煩雑となっている。
【0006】
そこで、予め、上記チェーンサポートを二つ割りに分断させておくと共に、これら分断端を互いに着脱自在に締結させる締結具を設け、車体の組立時に、互いに分断させた両分断端の間を通してチェーンサポートの内孔に伝動チェーンの長手方向の一部を嵌入させるようにすることが考えられる。
【0007】
しかし、このようにすると、支持装置の部品が多くなって、その構成が複雑になるという問題がある。
【0008】
また、上記支持装置を介し、上記伝動チェーンの長手方向の一部を車体フレーム側に対し簡単な構成で、より強固に支持させるようにすることが望まれている。
【0009】
【発明の目的】
この発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、鞍乗型車両における伝動チェーンの支持装置の組み立て作業が容易にできるようにすることを目的とする。
【0010】
また、上記支持装置の構成をより簡単にさせることを目的とする。
【0011】
更に、上記支持装置を介し、上記伝動チェーンの長手方向の一部を車体フレーム側に対しより強固に支持させるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの発明の鞍乗型車両の伝動チェーン支持装置は、車体フレーム2側に環状のチェーンサポート45を支持させ、このチェーンサポート45の内孔46に無端状の伝動チェーン23の長手方向の一部を貫通させ、その長手方向に移動する上記伝動チェーン23の一部を上記内孔46の内周面の底面47に摺接させて支持させるようにした場合において、上記チェーンサポート45を弾性体で構成し、このチェーンサポート45の周方向の一部を同上周方向で分断し、その両分断端50,50の間を同上チェーンサポート45の弾性変形により拡開可能とし、拡開させた上記両分断端50,50の間を通して、上記伝動チェーン23の長手方向の一部をこの長手方向にほぼ直交する方向で上記内孔46に嵌脱自在としたものである。
【0013】
上記の場合、チェーンサポート45を車体フレーム2側に支持させる締結具39を設け、この締結具39で両分断端50,50を互いに締結させてもよい。
【0014】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。
【0015】
特に図5において、支持装置31の組み立て時において、環状のチェーンサポート45の内孔46に対し、一点鎖線で示すように上記チェーンサポート45の外部に位置する無端状の伝動チェーン23の長手方向の一部を、上記内孔46に貫通させる場合には、まず、二点鎖線で示すように上記チェーンサポート45を弾性変形させて、このチェーンサポート45の両分断端50,50の間を拡開させる。
【0016】
次に、上記のように拡開させた両分断端50,50の間を通して、矢印Aで示すように、上記伝動チェーン23の長手方向の一部をこの長手方向にほぼ直交する方向で上記内孔46に嵌脱自在に嵌入させる(二点鎖線図示)。
【0017】
次に、実線で示すように、上記チェーンサポート45の両分断端50,50を互いに接合させ、これにより、上記チェーンサポート45を元の環状に戻し、次に、このチェーンサポート45を車体フレーム2側に支持させる。
【0018】
すると、伝動チェーン23の作動時にその長手方向に移動する上記伝動チェーン23の一部が上記チェーンサポート45の内孔46の内周面の底面47に摺接させられてこの底面47に支持されることとなり、これにより、上記伝動チェーン23の一部が所定以上に弛むことが規制される。
【0019】
また、上記したように、チェーンサポート45の内孔46に対し伝動チェーン23の長手方向の一部を貫通可能とさせるための構成は、上記チェーンサポート45を弾性体とし、このチェーンサポート45の周方向の一部を同上周方向で分断するというものであるため、支持装置31の部品点数は少なくて済む。
【0020】
また、上記の場合、チェーンサポート45を車体フレーム2側に支持させる締結具39を設け、この締結具39で両分断端50,50を互いに締結させてもよい。
【0021】
このようにすれば、上記締結具39は、チェーンサポート45を車体フレーム2側に支持させることと、同上チェーンサポート45を環状に保持させることとに共用される。
【0022】
しかも、上記締結具39は、上記チェーンサポート45の両分断端50,50を直接的に互いに締結させるものであるため、上記チェーンサポート45は、締結具39によってより強固に環状に保持される。
【0023】
よって、チェーンサポート45の内孔46の内周面の底面47が、伝動チェーン23の長手方向の一部を摺接させながら支持する際に、同上チェーンサポート45が伝動チェーン23から外力を受けても、上記チェーンサポート45は強固に環状に保持される。
【0024】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面により説明する。
【0025】
図2において、符号1は鞍乗型車両の一例である自動二輪車で、矢印Frはその前方を示している。また、下記する左右とは、上記前方に向っての車幅方向をいうものとする。
【0026】
上記自動二輪車1の車体を構成する車体フレーム2の前部には、フロントフォーク3が操向自在に支承され、このフロントフォーク3に前車輪4とハンドル5が取り付けられている。
【0027】
一方、同上車体フレーム2の後部には、軸心が左右に延びる枢支軸7によりリヤアーム8の前部が枢支され、このリヤアーム8の後部側が上記枢支軸7を中心として上下方向に揺動自在とされている。上記リヤアーム8は左右に離れて位置する左右一対のアーム9,9を有し、これら両アーム9,9の前部同士は互いに結合され、同上アーム9,9の後端側はそれぞれ後方に突出する自由端となっている。これら両アーム9,9の後端部に後車軸10が架設されて固着されている。この後車軸10の軸心11は左右に延び、この軸心11の回りで上記後車軸10に後車輪12が回転自在に支承されている。
【0028】
上記車体フレーム2の後部とリヤアーム8の前後方向の中途部との間に緩衝器15が架設されている。この緩衝器15の上端部は枢支手段16により上記車体フレーム2の後部に連結され、同上緩衝器15の下端部はリンク機構により上記リヤアーム8の前後方向の中途部に連結されている。そして、上記緩衝器15は、自動二輪車1の走行中、後車輪12からリヤアーム8を介して車体フレーム2側に伝わろうとする衝撃を吸収する。
【0029】
上記車体フレーム2には内燃機関であるエンジン18が支持され、このエンジン18には動力伝達装置19が連設されている。上記エンジン18から出力される動力は上記動力伝達装置19に伝えられ、この動力伝達装置19からチェーン巻掛手段20を介して上記後車輪12に伝えられる。上記チェーン巻掛手段20は、上記動力伝達装置19の出力部に設けられる駆動鎖車21と、上記後車輪12と同じ軸心11上で上記後車輪12に取り付けられる従動鎖車22と、これら駆動鎖車21と従動鎖車22とに巻き掛けられる無端状の伝動チェーン23とで構成されている。
【0030】
その他、25は燃料タンク、26はシートである。
【0031】
図1から図5において、上記伝動チェーン23の上部側は動力伝達側たる引張側28で、下部側は戻り側たる緩み側29となっている。上記緩み側29の長手方向の一部を支持して所定以上に弛むことを規制する支持装置31が設けられている。
【0032】
上記支持装置31は、前記両アーム9,9のうち、左側のアーム9の後端部の下面に取り付けられる第1ブラケット32を有している。この第1ブラケット32は上記アーム9の後端部から車幅方向で車体の中央側に向って突設される基板33と、この基板33の下面から下方に一体的に突設される左右一対の支持片34,34とを備えている。
【0033】
また、上記支持装置31は、図1で示すように縦断面がほぼU字状をなす第2ブラケット35を有している。この第2ブラケット35は左右に離れて対面する左右一対の側板36,36と、これら側板36,36の下端縁を互いに一体的に結合させる底板37とで構成され、上記側板36,36の上端部が上記左右支持片34,34に嵌脱自在に外嵌して、これら支持片34,34と側板36,36の各上端部の前部とが前後一対の締結具39により着脱自在に締結されている。これら各締結具39は、上記支持片34,34と側板36,36の各上端部に形成されたボルト孔38に挿通されるボルト40と、このボルト40の端部にねじ付けられるナット41と、上記左右支持片34,34間に介設され、かつ、上記ボルト40の長手方向の中途部に外嵌されるカラー42とで構成されている。
【0034】
上記の場合、左右支持片34,34に左右側板36,36の上端部を外嵌させ易いように、上記第2ブラケット35が自由状態のとき、上記左右側板36,36の上端部の対向面間の寸法は上記左右支持片34,34の外側面間の寸法よりも少し大きくされている。
【0035】
そして、上記締結具39により、上記支持片34,34に側板36,36を締結させれば、第2ブラケット35が弾性変形してこれらが互いに密着することとなっている。
【0036】
上記第1ブラケット32と、この第1ブラケット32に締結具39により締結された第2ブラケット35とで囲まれた空間44にチェーンサポート45が密着状に嵌入され、このチェーンサポート45は上記第1ブラケット32、第2ブラケット35、および締結具39によって、上記車体フレーム2側であるリヤアーム8に支持されている。この場合、第1ブラケット32の各支持片34の下面34aと、チェーンサポート45の上面のうちの一部の面45aとが密着状に接合している。なお、上記チェーンサポート45は、第1ブラケット32や第2ブラケット35等のブラケットを介し車体フレーム2に直接的に取り付けてもよい。
【0037】
上記チェーンサポート45は図1で示すように縦断面がほぼ矩形の環状をなし、このチェーンサポート45の内孔46に上記伝動チェーン23の緩み側29の長手方向の一部が貫通させられている。
【0038】
前記動力伝達装置19から後車輪12への動力伝達時には、上記伝動チェーン23の引張側28は前方に向って移動して動力を伝達し、その一方、緩み側29は後方に移動する。この際、その長手方向で後方に向って移動する上記伝動チェーン23の緩み側29の一部が上記内孔46の内周面の底面47に摺接させられて、この底面47上に支持され、上記緩み側29に所定以上の弛みの生じることが規制されている。
【0039】
上記内孔46の内周面の底面47は前後左右でほぼ平坦な面とされている。上記底面47の左右方向の中央部には前後に延びる突条48が一体成形されている。この突条48に引張側28の緩み側29が前後方向に摺動自在に嵌合して、この緩み側29が左右にずれないようになっており、つまり、上記突条48は上記緩み側29の長手方向の一部を左右方向で位置規制する規制手段となっている。
【0040】
上記チェーンサポート45はゴム製の弾性体で構成されている。このチェーンサポート45の環状に沿った方向である周方向において、このチェーンサポート45の一部たる上部が、同上周方向である左右方向で分断されている。このチェーンサポート45の各分断端50,50の端面51,51は平坦面をなし、上記チェーンサポート45の自由状態では、上記端面51,51は互いに圧接状に接合させられている。
【0041】
なお、上記端面51,51は図1中二点鎖線で示すところに形成してもよい。
【0042】
特に図5において、図中二点鎖線で示すように、上記両分断端50,50間は、上記チェーンサポート45を弾性変形させることにより拡開可能とされている。また、このように拡開させた両分断端50,50の両端面51,51の間を通して、図中矢印Aで示すように上記伝動チェーン23の緩み側29の長手方向の一部がこの長手方向にほぼ直交する方向(上下方向)で、上記内孔46に嵌脱自在に嵌入させられている(図中二点鎖線図示)。
【0043】
図1において、前記第1ブラケット32と第2ブラケット35とで囲まれた空間44に嵌入されたチェーンサポート45の両分断端50,50にはそれぞれ支持孔52が形成され、これら支持孔52,52に前記ボルト40がカラー42と共に嵌入されている。つまり、上記締結具39は上記第1ブラケット32、第2ブラケット35と共にチェーンサポート45を車体フレーム2側であるリヤアーム8に支持させるものであり、かつ、上記締結具39は、上記チェーンサポート45の両分断端50,50を互いに着脱自在に締結させている。
【0044】
図3と図4において、上記支持装置31は、上記第1ブラケット32の後方近傍でリヤアーム8の左側のアーム9に取り付けられる第3ブラケット54を有している。この第3ブラケット54は、上記第1ブラケット32とほぼ同構成で、基板33と左右支持片34とを備え、上記第3ブラケット54に上記第2ブラケット35の両側板36,36の上端部の後部が締結具55により着脱自在に締結されている。
【0045】
図3と図4において、上記分断端50,50の左右各外側面には球面状の位置決め突起57が形成され、これら各位置決め突起57は上記第1ブラケット32の各支持片34に形成された係合孔58にそれぞれ嵌脱自在に嵌入されている。
【0046】
特に図5において、支持装置31の組み立て時において、環状のチェーンサポート45の内孔46に対し、一点鎖線で示すように上記チェーンサポート45の外部に位置する無端状の伝動チェーン23の長手方向の一部を、上記内孔46に貫通させる場合には、まず、二点鎖線で示すように上記チェーンサポート45を弾性変形させて、このチェーンサポート45の両分断端50,50の間を拡開させる。
【0047】
次に、上記のように拡開させた両分断端50,50の間を通して、矢印Aで示すように、上記伝動チェーン23の長手方向の一部をこの長手方向にほぼ直交する方向で上記内孔46に嵌脱自在に嵌入させる(二点鎖線図示)。
【0048】
次に、チェーンサポート45が有する弾性的な復元力で、実線で示すように、上記チェーンサポート45の両分断端50,50を互いに接合させ、これにより、上記チェーンサポート45を元の環状に戻し、次に、このチェーンサポート45の支持孔52,52に上記カラー42を嵌入させる。
【0049】
そして、上記した状態のチェーンサポート45とカラー42とを一体的に第1ブラケット32の左右支持片34,34間に嵌入させる。この際、各位置決め突起57を弾性的に縮小させながら上記支持片34を摺動させた後、上記各係合孔58に嵌入させる。また、この際、各支持片34の下面34aと、チェーンサポート45の各一部の面45aとを密着するよう接合させる。すると、上記各支持片34のボルト孔38と、チェーンサポート45に嵌入されたカラー42とが自動的にほぼ同軸上に位置決めされ、つまり、この位置決めが容易になされるようになっている。
【0050】
次に、図1で示すように、上記チェーンサポート45に第2ブラケット35を外嵌させ、この第2ブラケット35の内面をチェーンサポート45の外周面に圧接させれば、上下方向で、この第2ブラケット35の各側板36のボルト孔38が、上記第1ブラケット32の各支持片34のボルト孔38に自動的にほぼ同軸上に位置決めされ、つまり、この位置決めが容易になされるようになっている。そして、上記ボルト孔38と、カラー42とに締結具39のボルト40を挿通させると共に、このボルト40にナット41をねじ付け、これにより、第1ブラケット32に対し第2ブラケット35とチェーンサポート45とを一体的に締結させる。すると、上記支持装置31の組み立てが完了する。そして、この組み立ては、上記したように位置決めを容易にした分だけ、より容易となる。
【0051】
一方、上記伝動チェーン23の緩み側29の長手方向の一部を上記チェーンサポート45の内孔46から取り出して、伝動チェーン23を新しいものと交換するような場合には、上記と逆の手順によって、一旦、上記支持装置31を分解し、その後、上記したように再び組み立てればよい。
【0052】
図2、図6、および図7において、上記リヤアーム8に対する後車軸10の支持構造と、上記伝動チェーン23の張力調整装置61とにつき説明する。
【0053】
上記リヤアーム8の左右各アーム9の後端部にはそれぞれ前後に長い長孔62が形成されている。前記後車軸10は、前記軸心11に沿って延びるボルト形状の車軸本体63を有し、この車軸本体63は軸部64と、この軸部64の一端に形成されるボルト頭部65と、同上軸部64の他端に形成されるねじ部66とで構成され、これらボルト頭部65とねじ部66とは、左右アーム9,9の外側方に突出している。また、上記後車軸10は上記左右アーム9,9間で上記軸部64に外嵌されるカラー67を有している。
【0054】
上記ねじ部66にはナット68がねじ付けられ、このナット68を図7中矢印Bの方向に回転させてねじ込めば、上記左右アーム9,9間にカラー67が挟み付けられ、これにより、上記リヤアーム8の左右アーム9,9に対し、後車軸10が着脱自在に締結される。このように各アーム9,9に締結された後車軸10に対し軸受を介し前記したように後車輪12が軸心11回りに回転自在に支承される。
【0055】
上記各アーム9,9と、ボルト頭部65、ナット68との間で、それぞれ上記軸部64にカム板70が回転自在に支承されている。このカム板70の螺旋状の外周面に多数の係合凹部71が形成されている。上記ナット68を緩めて、軸部64の回りにカム板70を回転させれば、上記係合凹部71のうちのいずれかを、各アーム9に突設させた係合ピン72に係合可能とされている。
【0056】
そして、いずれかの上記係合凹部71を係合ピン72に係合させれば、リヤアーム8の後端部における後車軸10がそれ以上に前方移動することが阻止されて、伝動チェーン23の緩み側29の弛みが所定以下になるよう調整されることとなっている。
【0057】
そして、上記調整後に、ナット68を図7中矢印Bの方向にねじ込んで、上記リヤアーム8に後車軸10を締結させれば、この後車軸10を介し後車輪12がリヤアーム8に支承されて自動二輪車1の走行が可能となる。
【0058】
上記の場合、車軸本体63のねじ部66に対しナット68が緩んでいる状態から、上記したようにこのナット68をねじ込む場合、このナット68に車軸本体63が共回りしないよう共回り防止手段74が設けられている。
【0059】
上記共回り防止手段74は、上記ボルト頭部65から突設されたL字状の係合バー75と、この係合バー75の突出端76を嵌脱自在に嵌入させるよう上記各アーム9の後端部に形成される上下一対の係止孔77,77とで構成されている。上記係合バー75の突出端76は、上記ナット68を緩めた状態での車軸本体63の軸方向移動で、両係止孔77,77のうちいずれかに選択的に嵌入可能とされている。
【0060】
そして、上記したようにねじ部66にナット68をねじ込むとき(図7中矢印B)、これに車軸本体63が共回りしようとするとき、上記係合バー75の突出端76が係止孔77の内面のうち一方の面78に当接して、それ以上の車軸本体63の共回りが防止され、もって、上記ナット68のねじ込み作業が円滑になされる。
【0061】
一方、上記ねじ部66からナット68を緩めるとき(図7中矢印Bと逆の方向)、これに車軸本体63が共回りしようとするとき、上記係合バー75の突出端76が係止孔77の内面のうち軸心11の周方向で上記一方の面78と対面する他方の面79に当接して、それ以上の車軸本体63の共回りが防止され、もって、上記ナット68の緩め作業が円滑になされる。
【0062】
上記の場合、一方の面78と他方の面79との間の寸法は、係合バー75の軸径に近い寸法とされており、このため、ナット68のねじ込み、緩め作業時には、ナット68に車軸本体63が少しでも共回りしようとすることがより確実に防止される。
【0063】
ところで、従来では、図6中仮想線で示すように、係合バー75′はアーム9の後端部の上、下面に当接可能とされている。
【0064】
そして、ねじ部66にナット68をねじ込むときに、車軸本体63が共回りしようとすれば、図7中二点鎖線で示すように、上記係合バー75′の突出端76′が上記アーム9の上面に当接して、それ以上の車軸本体63の共回りが防止される。しかし、上記状態から、ナット68を緩めるときに、車軸本体63が共回りすれば、図7中一点鎖線と矢印Cとで示すように、上記係合バー75′は、その突出端76′が上記アーム9の下面に当接するまで上記車軸本体63と共に回動しここで、改めてそれ以上の車軸本体63の共回りが防止されるようになっている。
【0065】
よって、上記した従来構成によれば、ナット68をねじ込むときの車軸本体63の共回りを防止する係合バー75′の突出端76′の位置(図6中二点鎖線)と、ナット68を緩めるときの車軸本体63の共回りを防止する係合バー75′の突出端76′の位置(図6中一点鎖線)とは軸心11の周方向で大きく離れていることから、ナット68のねじ込み、緩め作業時には、車軸本体63が一旦、共回りすることとなって、上記ナット68に対する作業が煩雑となっている。
【0066】
そこで、前記したように、共回り防止手段74の突出端76を係止孔77に嵌入させたのであって、これにより、ナット68に車軸本体63が共回りすることはより確実に防止されて、上記従来の問題が解決される。
【0067】
図6において、側面視で、前記係合ピン72と、突出端76が上記係止孔77に嵌入された係合バー75とは上下に偏位させられている。このため、上記係合ピン72に係合凹部71の係合させるときの視認や、この係合凹部71の表示部の視認が、上記係合バー75によって邪魔されることが防止され、張力調整装置61への操作が容易にできることとされている。
【0068】
図2、図8、および図9において、前記枢支手段16につき説明する。
【0069】
特に図8において、上記車体フレーム2の後部には左右一対のブラケット板83,83が突設されている。これらブラケット板83,83に軸心84が左右に延びるボルト85が架設されて固着されている。
【0070】
前記緩衝器15の上端には軸心87が左右に延びる円形の支承孔88が形成され、上記左右ブラケット板83,83間で、上記ボルト85と支承孔88とが嵌合し、かつ、上記ボルト85と、支承孔88の内周面との間に球面軸受89が介設されている。この球面軸受89は上記左右ブラケット板83,83の中央部で上記ボルト85に外嵌された球体90と、この球体90と各ブラケット板83との間にそれぞれ介設される円筒状のカラー91と、上記支承孔88の内周面と球体90の外周面との間に介設される筒状の摺動体92とで構成されている。
【0071】
上記軸心84上で、球体90と両カラー91,91はボルト85によって左右ブラケット板83,83間に着脱自在に一体的に固着されている。
【0072】
上記摺動体92は上記軸心87と同じ軸心を有して上記支承孔88の内周面に固着され、上記軸心87は球体90の中心点93を通ると共に、支承孔88と摺動体92とは一体的に上記中心点93回りで回動自在とされて、摺動体92は球体90の外周面に摺動自在に外嵌している。
【0073】
上記支承孔88の各軸方向端部の内周面と、これに対応する球体90とカラー91の外周面との間をシールするシール装置95が設けられている。このシール装置95は上記支承孔88の内周面に嵌入固着される円環状の基部96と、この基部96から一体的に突出する第1リップ97、第2リップ98とで構成されている。上記第1リップ97の突出端は上記球体90の外周面に摺動自在に圧接している。上記第2リップ98の突出端は上記カラー91の外周面に摺動自在に圧接している。
【0074】
図9において、緩衝器15が負荷を受けて、ボルト85の軸心84と、支承孔88の軸心87とが中心点93を中心にして互いに少し傾いたとき、第2リップ98は、図で示すように、上記カラー91の外周面から離れて隙間99が生じることがある。
【0075】
ところで、従来では、仮想線で示すように、第1リップ97が存在しなかったため、上記したように両軸心84,87が傾くと、上記隙間99を通って外部の雨水、泥等が矢印Dのように上記球体90と摺動体92との間の摺接部に浸入し、この部分を摩耗させて球面軸受89の寿命を低下させていた。
【0076】
しかし、上記実施例では、第1リップ97は球体90の中心点93を中心として回動し、上記第1リップ97の突出端は球体90の外周面に圧接したままに保たれるため、より確実なシール性が確保される。
【0077】
よって、上記したような、球面軸受89内への雨水等の浸入が防止されて、この球面軸受89の寿命が従来に比べて向上する。
【0078】
また、このことから、球面軸受89を無潤滑のものとでき、よって、この球面軸受89に対する保守点検の頻度を少なくできて、この作業がより簡単となる。また、無潤滑で足りることから、この球面軸受89の寿命の向上も達成される。
【0079】
【発明の効果】
この発明によれば、車体フレーム側に環状のチェーンサポートを支持させ、このチェーンサポートの内孔に無端状の伝動チェーンの長手方向の一部を貫通させ、その長手方向に移動する上記伝動チェーンの一部を上記内孔の内周面の底面に摺接させて支持させるようにした鞍乗型車両の伝動チェーン支持装置において、上記チェーンサポートを弾性体で構成し、このチェーンサポートの周方向の一部を同上周方向で分断し、その両分断端の間を同上チェーンサポートの弾性変形により拡開可能とし、拡開させた上記両分断端の間を通して、上記伝動チェーンの長手方向の一部をこの長手方向にほぼ直交する方向で上記内孔に嵌脱自在としてあり、このため、次の効果がある。
【0080】
即ち、上記支持装置の組み立て時において、環状のチェーンサポートの内孔に対し、上記チェーンサポートの外部に位置する無端状の伝動チェーンの長手方向の一部を、上記内孔に貫通させる場合には、まず、上記チェーンサポートを弾性変形させて、このチェーンサポートの両分断端の間を拡開させる。
【0081】
次に、上記のように拡開させた両分断端の間を通して、上記伝動チェーンの長手方向の一部をこの長手方向にほぼ直交する方向で上記内孔に嵌脱自在に嵌入させ、チェーンサポートを車体フレーム側に支持させる。
【0082】
すると、伝動チェーンの作動時にその長手方向に移動する上記伝動チェーンの一部が上記チェーンサポートの内孔の内周面の底面に摺接させられてこの底面に支持されることとなり、これにより、上記伝動チェーンの一部が所定以上に弛むことが規制される。
【0083】
よって、上記した支持装置の組み立て作業には、伝動チェーンの一部を分断させたり、連結させたりするという煩雑な作業は不要であることから、上記支持装置の組み立て作業は容易にできる。
【0084】
また、上記したように、チェーンサポートの内孔に対し伝動チェーンの長手方向の一部を貫通可能とさせるための構成は、上記チェーンサポートを弾性体とし、このチェーンサポートの周方向の一部を同上周方向で分断するというものであるため、支持装置の部品点数は少なくて済む。
【0085】
よって、上記支持装置の構成が簡単となる。
【0086】
また、上記の場合、チェーンサポートを車体フレーム側に支持させる締結具を設け、この締結具で両分断端を互いに締結させてもよい。
【0087】
このようにすれば、上記締結具は、チェーンサポートを車体フレーム側に支持させることと、同上チェーンサポートを環状に保持させることとに共用される。
【0088】
よって、締結具が両用途に共用された分、支持装置の部品点数が少なくて済み、この支持装置の構成がより簡単となる。
【0089】
しかも、上記締結具は、上記チェーンサポートの両分断端を直接的に互いに締結させるものであるため、上記チェーンサポートは、締結具によってより強固に環状に保持される。
【0090】
よって、チェーンサポートの内孔の内周面の底面が、伝動チェーンの長手方向の一部を摺接させながら支持する際に、同上チェーンサポートが伝動チェーンから外力を受けても、上記チェーンサポートは強固に環状に保持され、つまり、上記チェーンサポートを介し車体フレーム側に対し、伝動チェーンがより強固に支持されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1‐1線矢視断面図である。
【図2】自動二輪車の全体側面図である。
【図3】図2の部分拡大部分断面図である。
【図4】チェーンサポートの平面図である。
【図5】図1に相当する展開図である。
【図6】図2の部分拡大図である。
【図7】図6の7‐7線矢視部分断面図である。
【図8】図2の8‐8線矢視断面図である。
【図9】図8に相当する作用説明図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
2 車体フレーム
7 枢支軸
8 リヤアーム
10 後車軸
12 後車輪
20 チェーン巻掛手段
21 駆動鎖車
22 従動鎖車
23 伝動チェーン
31 支持装置
39 締結具
45 チェーンサポート
46 内孔
47 底面
50 分断端
51 端面
52 支持孔

Claims (2)

  1. 車体フレーム側に環状のチェーンサポートを支持させ、このチェーンサポートの内孔に無端状の伝動チェーンの長手方向の一部を貫通させ、その長手方向に移動する上記伝動チェーンの一部を上記内孔の内周面の底面に摺接させて支持させるようにした鞍乗型車両の伝動チェーン支持装置において、
    上記チェーンサポートを弾性体で構成し、このチェーンサポートの周方向の一部を同上周方向で分断し、その両分断端の間を同上チェーンサポートの弾性変形により拡開可能とし、拡開させた上記両分断端の間を通して、上記伝動チェーンの長手方向の一部をこの長手方向にほぼ直交する方向で上記内孔に嵌脱自在とした鞍乗型車両の伝動チェーン支持装置。
  2. チェーンサポートを車体フレーム側に支持させる締結具を設け、この締結具で両分断端を互いに締結させた請求項1に記載の鞍乗型車両の伝動チェーン支持装置。
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