JPH0539691A - 板材の支持構造 - Google Patents

板材の支持構造

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JPH0539691A
JPH0539691A JP19785891A JP19785891A JPH0539691A JP H0539691 A JPH0539691 A JP H0539691A JP 19785891 A JP19785891 A JP 19785891A JP 19785891 A JP19785891 A JP 19785891A JP H0539691 A JPH0539691 A JP H0539691A
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JP
Japan
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plate
glass plate
support
glass
cut
Prior art date
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Pending
Application number
JP19785891A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Matsunobu
晋 松延
Shunkai Chiba
春海 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikken Sekkei Ltd
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nikken Sekkei Ltd
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikken Sekkei Ltd, Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nikken Sekkei Ltd
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Publication of JPH0539691A publication Critical patent/JPH0539691A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材をしっかりと支持する。 【構成】 フレーム11の前面に支持材12a、12b
が取り付けられ、この支持材12a、12bによりガラ
ス板1が支持されている。板材1の周縁部にカット面1
3が設けられ、支持材12a、12bの傾斜面14がレ
イン・バリア16を介して該カット面13に係合してい
る。 【効果】 安全性が高く、品質が安定する。納期が短
い。運搬が効率的である。各種の板材の取付に適用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス板などの板材を鉛
直に配置し、支持材を介して躯体部材に支持した構造に
関する。詳しくは、該支持材の前面が板材の前面と正確
に面一となる板材の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板などの板材を枠材や、さらには
周囲のガラス板等と面一となるように施工する方法に
は、次のようなものがある。
【0003】(a) シリコーン・シーラント2により
ガラス板1とサッシ3を接着し、同一面にガラスを施工
する方法(図3(a)参照)。4は目地材、5はバック
アップ材である。
【0004】(b) シリコーン・ガスケット・ゴム6
を同じシリコーン接着材7でガラス面に接着し、サッシ
材8にガスケット・ゴム6を機械的にはめ込む工法(図
3(b)参照)。
【0005】(c) ガラス板1の小口に小さなアルミ
・エッジ材10をはめ込み、ガラス板1を接着材9で接
着して支持する方法(図3(c)参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記(a)の方法にお
いては、次のような問題があった。
【0007】(イ) 有機系シーリング材などの接着機
構によりガラスを支持するため、接着部の劣化や品質不
良等の不安があり、長期的には支持部の確実性が劣る。
【0008】(ロ) ガラスの全周をこの工法で支持し
た場合、接着部に剥離が生じると、すぐにガラスの落下
事故等の危険がある。従って、落下防止機構が別途必要
になる。
【0009】(ハ) シーリング材の接着部分は、品質
の安定のためにゴミ、ホコリのない良好な環境を必要と
し、接着後もシーリングが硬化するまでにかなりの日数
がかかる。
【0010】上記(b)の方法には次のような問題があ
った。
【0011】(ニ) (a)と同様に、接着部の劣化、
品質不良などの不確実性がある。
【0012】(ホ) (a)と同様に、接着部に剥離が
生じた場合、すぐにガラスの落下事故につながる危険が
ある。従って、落下防止機構が別途必要になる。
【0013】(ヘ) ガスケット・ゴムの接着部分は、
品質安定のために良好な環境下での作業となるため、現
場作業ができない。また、接着部が十分に硬化するまで
良好な環境と時間を必要とし、製作に手間がかかる。
【0014】上記(c)の方法には次のような問題があ
った。
【0015】(ト) ガラス小口全体にアルミ・エッジ
材をはめ込むため、アルミ・エッジ材がわずかにガラス
面よりも突出する。即ち、完全な面一の仕上りとはなら
ない。
【0016】(チ) アルミ・エッジ材とガラス板は、
接着により取り付けられているため、接着材が硬化する
までの養生時間が必要となる。
【0017】さらに、上記(a)、(b)、(c)の方
法の共通の欠点として、運搬が非効率的であるという問
題があった。即ち、工場等でサッシ部材とガラスをセッ
トして運ぶため、運搬にコストがかかる。
【0018】本発明は上記従来の問題点を解決し、板材
支持の安全性を高めながら、意匠的に面づら合せが確実
にでき、かつ機械的支持機構を用いることで品質の不安
定要因をなくす板材の支持構造の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス小口を
カット加工し、この部分に支持材を係合させて板材を止
めるようにしたものである。
【0020】即ち、本発明の板材の支持構造は、板材の
周囲に支持材を配置し、該支持材を介して該板材を該板
材の背後側の躯体部材に支持させた板材の支持構造にお
いて、該板材の周縁の前面側をカットし、前記支持材を
該カット面に係合させると共に、該支持材の前面と板材
の前面とを面一にしたことを特徴とするものである。
【0021】
【作用】かかる本発明の板材の支持構造にあっては、板
材の周縁部の前面のカット面に支持材を係合させている
から、板材を機械的にしっかりと支持することができ、
この支持構造の耐久性もきわめて良好である。また、支
持材の前面と板材の前面とを正確に面一となるように施
工できる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る板材の支持構造
を示す縦断面図である。
【0023】躯体部材としてのフレーム11の前面にア
ルミ製の支持材12a、12bが取り付けられ、この支
持材12a、12bを介してガラス板(板材)1が支持
されている。なお、支持材12aはガラス板1の上辺に
配置され、支持材12bはガラス板1の下辺に配置され
ている。図示はしないが、ガラス板1の側辺にも同様の
支持材が配置されている。
【0024】このガラス板1の周縁部の前面側は斜めに
カットされたカット面13となっており、支持材12
a、12bはこのカット面13を支持している。支持材
12a、12bには、このカット面13に対面する傾斜
面14が設けられ、かつこの傾斜面14には凹溝15が
設けられている。この凹溝15にシリコンゴム等よりな
るレイン・バリア16が装着されている。このレイン・
バリア16は、支持材12a、12bの傾斜面14とカ
ット面13との間に介在されており、アルミ製の支持材
12a、12bがガラス板1に直接に接触するメタルタ
ッチを防いでいる。
【0025】フレーム11の前面には上向きの鉤部18
が設けられており、支持材12a、12bの背面に設け
られた下向きの鉤部19が該鉤部18に上方から挿入さ
れている。上辺側の支持材12aの鉤部19は、鉤部1
8への嵌入深さを調節するように上下にスライドされ
る。これにより、ガラス板1の切断誤差やフレーム11
の取付誤差を吸収でき、支持材12aの傾斜面14がガ
ラス板1のカット面13に確実に係合される。
【0026】この上辺側の支持材12aは、フレーム1
1に背面側からねじ込まれたビス20により押圧され、
フレーム11に対し不動となるように固定される。下辺
側の支持材12bは、フレーム11に対し単に鉤部1
8、19の嵌合により支持されている。
【0027】ガラス板1の周縁部の背面と支持材12
a、12bとの間には発泡ウレタン等よりなる位置決め
ゴム21が介在されている。この位置決めゴム21は、
ガラス板1を立て込むときにフレーム11に対しガラス
板1を仮固定するためのものであり、ガラス板1の施工
精度を高めている。
【0028】フレーム11の前面とガラス板1の背面と
の間にシーリング22が施されている。22aはシーリ
ング22のバックアップ材である。このシーリング22
は、防水のためのものであり、ガラス板1をフレーム1
1に対し接着保持することは目的としていない。
【0029】ガラス板1の下端面と支持材12bとの間
には、ウレタンゴム等よりなるセッティングブロック2
3が介在されている。
【0030】このガラス板1の施工手順は次の通りであ
る。 フレーム11に支持材12bを鉤部18、19の引
掛けにより固定する。 この支持材12b上にレイン・バリア16及びセッ
ティングブロック23を介在させてガラス板1を載置す
る。 予め位置決めゴム21を付着させておいた支持材1
2aをガラス板1の上辺部にレイン・バリア16を介し
て係合させる。この際、支持材12aの鉤部19をフレ
ーム11の鉤部18に嵌合させる。 ビス20を締め込んで支持材12aを固定する。 シーリング22を打つ。
【0031】これにより、図示の如く、ガラス板1の前
面と支持材12a、12bの前面とが正確に面一となっ
たガラス板取付構造が得られる。
【0032】上記実施例では、ガラス板1の周縁部の前
面を斜めにカットしているが、本発明では、図4に示す
如く、ガラス板1の周縁部の背面も斜めにカットし、支
持材12Aに溝状のガラス板係合部24を設けても良
い。また、図5のように、ガラス板1の周縁部の前面を
段状にカットし、支持材12Bの前縁のフック片部25
を該カット部に係合させても良い。ただし、加工コス
ト、支持強度、面合せの容易さなどの点からして、図1
の如く単純な傾斜カットが最も好適である。
【0033】上記実施例ではガラス板1をフレーム11
に支持材12a、12bにより支持させているが、本発
明では、図2に示す如く、ガラス板1に隣接する他の板
材(図2ではコンクリート板)26を支持材として利用
しても良い。図2の実施例では、この板材26の縁部に
斜めのカット面27を設け、このカット面27をガラス
板1のカット面13に係合させている。ガラス板1の背
後側には、板材26にボルトやビス28で固定されたス
チール等よりなるアングル29が設けられており、ガラ
ス板1の背面はゴムパッキン30を介して該アングル2
9に当接されている。31はカット面13、27間に介
在されたガスケットである。
【0034】上記実施例では板材としてガラス板が採用
されているが、本発明はタイル板など各種の板材の支持
構造に適用できる。
【0035】本発明では接着材によらずに板材を支持し
ているから、ガラス板以外の板材であってもきわめてし
っかりと支持できる。
【0036】
【発明の効果】本発明の板材の支持構造は次のような優
れた効果を有する。
【0037】 接着機構を用いていないため、劣化等
の不安定要因がなく、接着面の剥離などによるガラスの
落下事故が防げる。
【0038】 接着などの化学的力に頼らないため、
組立作業だけで施工できる。施工が単純でムラがなく、
特別な環境下で施工する必要がない。
【0039】 接着、養生の時間が必要ないため、1
週間から4週間程度の納期短縮ができる。
【0040】 サッシ、ガラスが別々の部材のまま現
場搬入ができる。よって、輸送の手間が省ける。1台の
トラックに一般のガラス板と同じ量で運べる。
【0041】 各種の板材をしっかりと取り付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る板材の支持構造の縦断面図であ
る。
【図2】別の実施例に係る板材の支持構造の縦断面図で
ある。
【図3】従来例を示す縦断面図である。
【図4】さらに別の実施例に係る板材の支持構造の縦断
面図である。
【図5】異なる実施例に係る板材の支持構造の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 板材(ガラス板) 11 フレーム 12a、12b 支持材 13 カット面 16 レイン・バリア 18、19 鉤部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の周囲に支持材を配置し、該支持材
    を介して該板材を該板材の背後側の躯体部材に支持させ
    た板材の支持構造において、 該板材の周縁の前面側をカットし、前記支持材を該カッ
    ト面に係合させると共に、該支持材の前面と板材の前面
    とを面一にしたことを特徴とする板材の支持構造。
JP19785891A 1991-08-07 1991-08-07 板材の支持構造 Pending JPH0539691A (ja)

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JP19785891A JPH0539691A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 板材の支持構造

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JP19785891A JPH0539691A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 板材の支持構造

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ID=16381504

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0769284A1 (en) * 1995-10-19 1997-04-23 Uni-Charm Corporation Sanitary napkin
US7122713B2 (en) 2002-09-09 2006-10-17 Uni-Charm Corporation Absorbent article with flexible hinge
US7550646B2 (en) 2002-09-09 2009-06-23 Uni-Charm Corporation Absorbent article with resilient portion and method for manufacturing the same
JP2012246737A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Sankyotateyama Inc パネル体
US8652116B2 (en) 2005-09-30 2014-02-18 The Procter & Gamble Company Preferential bend structure and articles containing said structure
US9125773B2 (en) 2010-02-27 2015-09-08 Unicharm Corporation Disposable wearing article
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