JPH0429023Y2 - - Google Patents
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- JPH0429023Y2 JPH0429023Y2 JP1985141352U JP14135285U JPH0429023Y2 JP H0429023 Y2 JPH0429023 Y2 JP H0429023Y2 JP 1985141352 U JP1985141352 U JP 1985141352U JP 14135285 U JP14135285 U JP 14135285U JP H0429023 Y2 JPH0429023 Y2 JP H0429023Y2
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Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、建物の壁面としてガラス、パネル等
を装着する場合に、これらを取付ける枠材が外部
に露出することなく取付け可能とするとともに、
体裁のよい壁面を形成することができる成形弾性
体を用いたガラス、パネル等の取付部構造に関す
る。
を装着する場合に、これらを取付ける枠材が外部
に露出することなく取付け可能とするとともに、
体裁のよい壁面を形成することができる成形弾性
体を用いたガラス、パネル等の取付部構造に関す
る。
従来、建物の壁面としてガラス、パネル等を装
着する場合に、これらを取付ける枠材が外部に露
出することなく取付け可能とした構造としては、
例えば第7図に示されるものがある。これは、建
物の支柱等に装着される正面側に平坦な面を有す
るアルミニウム等から形成された枠材aに、一般
的には発泡ウレタン等の弾性体から形成されたス
ペーサーbと不定形常温硬化型シリコンコーキン
グ材cを介して、ガラスdの隣接した目地部分を
含む周縁部分が装着されて、ガラスdが取付けら
れるものである。そして、こうした構造は、支柱
等に装着された枠材aに対して、先ず枠材aの正
面側のガラスdの周縁部分に対応する位置に両面
に装着層を有するスペーサーbを貼着し、その後
スペーサーbの正面側にガラスdを配設して、枠
材aとスペーサーbとガラスdで囲まれる間隙に
不定形常温硬化型シリコンコーキング材cを充填
して形成されるものである。尚、図中eは左右の
枠材aとガラスdが建物側に取付けられた後、防
水並びに美観上のために充填されたコーキング材
である。
着する場合に、これらを取付ける枠材が外部に露
出することなく取付け可能とした構造としては、
例えば第7図に示されるものがある。これは、建
物の支柱等に装着される正面側に平坦な面を有す
るアルミニウム等から形成された枠材aに、一般
的には発泡ウレタン等の弾性体から形成されたス
ペーサーbと不定形常温硬化型シリコンコーキン
グ材cを介して、ガラスdの隣接した目地部分を
含む周縁部分が装着されて、ガラスdが取付けら
れるものである。そして、こうした構造は、支柱
等に装着された枠材aに対して、先ず枠材aの正
面側のガラスdの周縁部分に対応する位置に両面
に装着層を有するスペーサーbを貼着し、その後
スペーサーbの正面側にガラスdを配設して、枠
材aとスペーサーbとガラスdで囲まれる間隙に
不定形常温硬化型シリコンコーキング材cを充填
して形成されるものである。尚、図中eは左右の
枠材aとガラスdが建物側に取付けられた後、防
水並びに美観上のために充填されたコーキング材
である。
ところが、こうした構造では、枠材aとガラス
dの間にスペーサーb又はバツクアツプ材を介在
させなければ、不定形常温硬化型シリコンコーキ
ング材cの充填用間隙を設定することができず、
構成点数が多くなるだけでなく、コスト等が上昇
する原因となる。加えて、コーキング材cの充填
用間隙を設定する必要性から、枠材aのガラスd
に対応する面を広く必要とし、内観上、枠材aの
見付寸法を小さくしたいデザイン面での要求に反
することとなる。又、枠材aにガラスdを配設し
た後で、コーキング材cを充填するものであるか
ら、このコーキング材cの硬化に更に2〜3週間
必要として、工期が長くなる傾向にある。更に、
この硬化前に風や振動等の外部の力が作用する
と、接着部分の接着強度が大きく落ちるから、接
着信頼性の低下が判断できなくなるという問題も
ある。又、作業上も、枠材aにガラスdを接着し
た状態で、気温や湿度に左右されながら充分な養
生期間を必要とするということは、大型の建物に
施工する場合、作業場のスペース確保にも問題が
生じる。更に、コーキング材cとガラスdの接着
信頼性は高いが、枠材aは接着信頼性に問題を含
むアルミ電解発色、又はそれ自身の耐久性や付着
性に問題がある各種塗膜を有したり、ステンレ
ス、銅その他、各種金属材料が用いられる関係
上、耐久性、長期接着性が低下するという問題を
解決する必要もある。
dの間にスペーサーb又はバツクアツプ材を介在
させなければ、不定形常温硬化型シリコンコーキ
ング材cの充填用間隙を設定することができず、
構成点数が多くなるだけでなく、コスト等が上昇
する原因となる。加えて、コーキング材cの充填
用間隙を設定する必要性から、枠材aのガラスd
に対応する面を広く必要とし、内観上、枠材aの
見付寸法を小さくしたいデザイン面での要求に反
することとなる。又、枠材aにガラスdを配設し
た後で、コーキング材cを充填するものであるか
ら、このコーキング材cの硬化に更に2〜3週間
必要として、工期が長くなる傾向にある。更に、
この硬化前に風や振動等の外部の力が作用する
と、接着部分の接着強度が大きく落ちるから、接
着信頼性の低下が判断できなくなるという問題も
ある。又、作業上も、枠材aにガラスdを接着し
た状態で、気温や湿度に左右されながら充分な養
生期間を必要とするということは、大型の建物に
施工する場合、作業場のスペース確保にも問題が
生じる。更に、コーキング材cとガラスdの接着
信頼性は高いが、枠材aは接着信頼性に問題を含
むアルミ電解発色、又はそれ自身の耐久性や付着
性に問題がある各種塗膜を有したり、ステンレ
ス、銅その他、各種金属材料が用いられる関係
上、耐久性、長期接着性が低下するという問題を
解決する必要もある。
そして、接着力、強度の確認に関しては、初期
のガラスの取付けは接着力、強度ともスペーサー
bの取付け力がより強いので、本来主力となるべ
きコーキング材cの接着力、強度の実物確認試験
ができず、間接的な試験によらざるをえないか
ら、接着強度上、絶対安全の必要のあるこの構造
にとつて万全とは言えない。その上、スペーサー
bや接着剤中の可塑剤等が長期的にコーキング材
cに移行して、シリコンゴム物性を阻害する可能
性のチエツクも必要となる。又、工法上では、従
来、工場で完成した枠材aにガラスdを取付けて
養生後、工事現場に搬入するのが原則であり、工
事現場でのコーキング材cによる接着では信頼性
が大きく低下するので、枠材aはユニツト形式
で、しかも工場でのコーキング材cの充填作業が
必要であつて、工法、工程の自由度が少ないとい
う問題もある。そして、ガラスbの反射映像の乱
れを調整することが困難であり、更にはガラス破
損時の取換えも困難であるという問題をも包含す
るものである。
のガラスの取付けは接着力、強度ともスペーサー
bの取付け力がより強いので、本来主力となるべ
きコーキング材cの接着力、強度の実物確認試験
ができず、間接的な試験によらざるをえないか
ら、接着強度上、絶対安全の必要のあるこの構造
にとつて万全とは言えない。その上、スペーサー
bや接着剤中の可塑剤等が長期的にコーキング材
cに移行して、シリコンゴム物性を阻害する可能
性のチエツクも必要となる。又、工法上では、従
来、工場で完成した枠材aにガラスdを取付けて
養生後、工事現場に搬入するのが原則であり、工
事現場でのコーキング材cによる接着では信頼性
が大きく低下するので、枠材aはユニツト形式
で、しかも工場でのコーキング材cの充填作業が
必要であつて、工法、工程の自由度が少ないとい
う問題もある。そして、ガラスbの反射映像の乱
れを調整することが困難であり、更にはガラス破
損時の取換えも困難であるという問題をも包含す
るものである。
このような従来の問題点に鑑みて考案されたの
が本考案に係る形成弾性体を用いたガラス、パネ
ル等の取付部構造で、建物の壁面としてガラス、
パネル等を装着する場合に、これらを取付ける枠
材が外部に露出することなく取付け可能とするの
はもとより、体裁のよい壁面を形成することがで
き、工期が短く、接着信頼性の高いことを目的と
する。
が本考案に係る形成弾性体を用いたガラス、パネ
ル等の取付部構造で、建物の壁面としてガラス、
パネル等を装着する場合に、これらを取付ける枠
材が外部に露出することなく取付け可能とするの
はもとより、体裁のよい壁面を形成することがで
き、工期が短く、接着信頼性の高いことを目的と
する。
こうした目的を達成するため、本考案では、ガ
ラス、パネル等の周縁背面に接着して、これを取
付ける不定形常温硬化型シリコンコーキング材を
用いるのに代えて、これらガラス、パネル等の建
物側への取付け前に成形弾性体を接着剤で予め接
着させておき、しかる後、建物の壁面としてガラ
ス、パネル等を取付け可能とすることを要旨とす
る。具体的には、ガラス、パネル等の周縁背面
に、長尺で正面側に平坦な接着面を有し、正面の
接着面にほぼ直交した一対の側面の長さ方向に相
対向させて係合溝が形成された成形弾性体が、接
着面を利用して接着剤で接着されるとともに、そ
の成形弾性体の一対の側面に形成された係合溝
に、正面側に成形弾性体の一対の側面の外側に位
置する一対の遊端状に形成された係合部を有し、
その係合部の先端から相体面した方向に成形弾性
体の係合溝に係合される係合片が形成された建物
の支柱等に装着される枠材のこの係合片が係合さ
れて、ガラス、パネル等が建物の壁面として取付
けられる成形弾性体を用いたガラス、パネル等の
取付部構造を構成した。
ラス、パネル等の周縁背面に接着して、これを取
付ける不定形常温硬化型シリコンコーキング材を
用いるのに代えて、これらガラス、パネル等の建
物側への取付け前に成形弾性体を接着剤で予め接
着させておき、しかる後、建物の壁面としてガラ
ス、パネル等を取付け可能とすることを要旨とす
る。具体的には、ガラス、パネル等の周縁背面
に、長尺で正面側に平坦な接着面を有し、正面の
接着面にほぼ直交した一対の側面の長さ方向に相
対向させて係合溝が形成された成形弾性体が、接
着面を利用して接着剤で接着されるとともに、そ
の成形弾性体の一対の側面に形成された係合溝
に、正面側に成形弾性体の一対の側面の外側に位
置する一対の遊端状に形成された係合部を有し、
その係合部の先端から相体面した方向に成形弾性
体の係合溝に係合される係合片が形成された建物
の支柱等に装着される枠材のこの係合片が係合さ
れて、ガラス、パネル等が建物の壁面として取付
けられる成形弾性体を用いたガラス、パネル等の
取付部構造を構成した。
而して、こうした成形弾性体を用いたガラス、
パネル等の取付部構造では、ガラス、パネル等の
建物側への取付け前に、ガラス、パネル等の周縁
背面に成形弾性体を接着剤で予め接着させてお
き、ガラス、パネル等と成形弾性体が充分に接着
した後、建物の支柱等に装着される枠材の一対の
係合部間に成形弾性体の背面側を挿入させるとと
もに、係合部に形成した係合片を成形弾性体に形
成した係合溝に係合させて、ガラス、パネル等を
建物の壁面として取付けるものである。このガラ
ス、パネル等と成形弾性体を接着させた後、これ
らの接合状態を確認してから、ガラス、パネル等
を建物側に取付けるものである。
パネル等の取付部構造では、ガラス、パネル等の
建物側への取付け前に、ガラス、パネル等の周縁
背面に成形弾性体を接着剤で予め接着させてお
き、ガラス、パネル等と成形弾性体が充分に接着
した後、建物の支柱等に装着される枠材の一対の
係合部間に成形弾性体の背面側を挿入させるとと
もに、係合部に形成した係合片を成形弾性体に形
成した係合溝に係合させて、ガラス、パネル等を
建物の壁面として取付けるものである。このガラ
ス、パネル等と成形弾性体を接着させた後、これ
らの接合状態を確認してから、ガラス、パネル等
を建物側に取付けるものである。
本考案に係る成形弾性体を用いたガラス、パネ
ル等の取付部構造の詳細を更に添付の第1図〜第
3図に基づき説明する。図中1は建物の壁面とし
て装着されたガラスであり、これはガラスに限ら
ず、パネル等でも同様の構造が形成できる。次
に、2はガラス1の周縁背面にシリコン系接着剤
3で接着された長尺なシリコンゴムから成形され
た成形弾性体である。これは、正面側に接着剤3
を接着させる平坦な接着面4を有した断面ほぼ半
円状に形成されるとともに、正面の接着面4にほ
ぼ直交した一対の側面のわずかに接着面4寄りの
長さ方向に相対向させて係合溝5,5が形成され
たものである。尚、図中6は接着面4の一側から
突出させて設けた位置決突起で、これはガラス1
の側端に対して成形弾性体2の取付け位置を決定
するためのものである。こうした位置決突起6
は、第2図、第3図に示すように必ずしも設ける
必要はない。又、7は図示しない建物の支柱等に
装着されるアルミニウム等から形成された枠材
で、これは正面側に成形弾性体2の一対の側面の
外側に位置してこれの背面側を装入させる一対の
遊端状に形成された係合部8,8を有し、その係
合部8の先端から相対面した方向に成形弾性体2
の係合溝5に係合される係合片9が形成されたも
のである。そして、図示した実施例では、この係
合部8の一方を他方の基端からL字形に突出させ
て形成している。こうした成形弾性体2と枠材7
が、枠材7の係合片9にガラス1の周縁背面に接
着剤3で接着された成形弾性体2の係合溝5をプ
ツシユイン又はスライドインさせて取付けられ、
ガラス1が建物の壁面として取付けられるのであ
る。ところで、こうした枠材7の一対の係合部
8,8は第3図に示すように二つの分割した部分
から形成して、両者をボルト・ナツトで一体にす
ることも可能である。
ル等の取付部構造の詳細を更に添付の第1図〜第
3図に基づき説明する。図中1は建物の壁面とし
て装着されたガラスであり、これはガラスに限ら
ず、パネル等でも同様の構造が形成できる。次
に、2はガラス1の周縁背面にシリコン系接着剤
3で接着された長尺なシリコンゴムから成形され
た成形弾性体である。これは、正面側に接着剤3
を接着させる平坦な接着面4を有した断面ほぼ半
円状に形成されるとともに、正面の接着面4にほ
ぼ直交した一対の側面のわずかに接着面4寄りの
長さ方向に相対向させて係合溝5,5が形成され
たものである。尚、図中6は接着面4の一側から
突出させて設けた位置決突起で、これはガラス1
の側端に対して成形弾性体2の取付け位置を決定
するためのものである。こうした位置決突起6
は、第2図、第3図に示すように必ずしも設ける
必要はない。又、7は図示しない建物の支柱等に
装着されるアルミニウム等から形成された枠材
で、これは正面側に成形弾性体2の一対の側面の
外側に位置してこれの背面側を装入させる一対の
遊端状に形成された係合部8,8を有し、その係
合部8の先端から相対面した方向に成形弾性体2
の係合溝5に係合される係合片9が形成されたも
のである。そして、図示した実施例では、この係
合部8の一方を他方の基端からL字形に突出させ
て形成している。こうした成形弾性体2と枠材7
が、枠材7の係合片9にガラス1の周縁背面に接
着剤3で接着された成形弾性体2の係合溝5をプ
ツシユイン又はスライドインさせて取付けられ、
ガラス1が建物の壁面として取付けられるのであ
る。ところで、こうした枠材7の一対の係合部
8,8は第3図に示すように二つの分割した部分
から形成して、両者をボルト・ナツトで一体にす
ることも可能である。
このような成形弾性体2を用いて、ガラス1を
建物の壁面として装着したときには、ガラス1に
は建物側への取付けに先立つて、成形弾性体2を
接着剤3で予め接着させてあるから、ガラス1と
成形弾性体2の接着信頼性が高く、しかも建物の
支柱等に装着される枠材7の一対の係合部8,8
間に成形弾性体2の背面側を挿入させるととも
に、係合部8に形成した係合片9を成形弾性体2
に形成した係合溝5に係合させるものであるか
ら、従来のようにスペーサー又はバツクアツプ材
等の捕助部材が不要となつて、構成点数を少なく
することができる。又、当然ながら、スペーサー
又はバツクアツプ材とその接着剤とコーキング材
の長期的な適合問題が生じることもない。更に、
従来と同じ接着面積であれば、成形弾性体2の幅
を小さくすることができ、体裁のよい壁面を形成
することが可能となる。又、ガラス1に対する成
形弾性体2の接着強度が確認された状態で施工が
終了するとともに、取付部材である成形弾性体2
の硬化時間を必要としないから、工期を短くする
ことができ、コストの低減が可能となる。更に、
成形弾性体2と枠材7はプツシユイン又はスライ
ドインで取付けることが可能で、簡単にガラス1
による壁面を形成することができる。
建物の壁面として装着したときには、ガラス1に
は建物側への取付けに先立つて、成形弾性体2を
接着剤3で予め接着させてあるから、ガラス1と
成形弾性体2の接着信頼性が高く、しかも建物の
支柱等に装着される枠材7の一対の係合部8,8
間に成形弾性体2の背面側を挿入させるととも
に、係合部8に形成した係合片9を成形弾性体2
に形成した係合溝5に係合させるものであるか
ら、従来のようにスペーサー又はバツクアツプ材
等の捕助部材が不要となつて、構成点数を少なく
することができる。又、当然ながら、スペーサー
又はバツクアツプ材とその接着剤とコーキング材
の長期的な適合問題が生じることもない。更に、
従来と同じ接着面積であれば、成形弾性体2の幅
を小さくすることができ、体裁のよい壁面を形成
することが可能となる。又、ガラス1に対する成
形弾性体2の接着強度が確認された状態で施工が
終了するとともに、取付部材である成形弾性体2
の硬化時間を必要としないから、工期を短くする
ことができ、コストの低減が可能となる。更に、
成形弾性体2と枠材7はプツシユイン又はスライ
ドインで取付けることが可能で、簡単にガラス1
による壁面を形成することができる。
そして、この成形弾性体2と枠材7の係合性能
は機械的に確認可能で、枠材7の各種表面処理の
耐久性に関係して、成形弾性体2と枠材7の間の
長期接着性が低下する等の問題も回避できる。
又、ガラス1に接着剤3で接着された成形弾性体
2と枠材7は、工場で係合させても、工事現場で
係合させても、その信頼性は変わらないので、工
程の自由度が大きく、しかもユニツト型枠材だけ
でなく、現場ノツクダウン型枠材にも適用可能で
ある。
は機械的に確認可能で、枠材7の各種表面処理の
耐久性に関係して、成形弾性体2と枠材7の間の
長期接着性が低下する等の問題も回避できる。
又、ガラス1に接着剤3で接着された成形弾性体
2と枠材7は、工場で係合させても、工事現場で
係合させても、その信頼性は変わらないので、工
程の自由度が大きく、しかもユニツト型枠材だけ
でなく、現場ノツクダウン型枠材にも適用可能で
ある。
次に、第4図に示すように成形弾性体2と枠材
7の間の間隙を調整ねじ10で微調整できるよう
にして、両者を位置決めした後、この間隙に常温
硬化型シリコンの樹脂充填剤11を注入するよう
にすれば、ガラス1の反射映像の乱れを調整した
後、確実な固定が可能となり、更にはガラスの破
損時にも簡単に取換えができる。
7の間の間隙を調整ねじ10で微調整できるよう
にして、両者を位置決めした後、この間隙に常温
硬化型シリコンの樹脂充填剤11を注入するよう
にすれば、ガラス1の反射映像の乱れを調整した
後、確実な固定が可能となり、更にはガラスの破
損時にも簡単に取換えができる。
又、第5図に示すのは枠材7を本体部分と一対
の係合部8,8部分の二つに分割したもので、こ
れではガラス1に接着させた成形弾性体2に予め
一対の係合部8,8部分だけをプツシユイン又は
スライドイン等で取付けておき、これを枠材7本
体部分にねじ等で取付けるものである。この本体
側のねじの挿通孔は長孔に形成して、一対の係合
部8,8部分の取付け位置を微調整できるように
してもよい。
の係合部8,8部分の二つに分割したもので、こ
れではガラス1に接着させた成形弾性体2に予め
一対の係合部8,8部分だけをプツシユイン又は
スライドイン等で取付けておき、これを枠材7本
体部分にねじ等で取付けるものである。この本体
側のねじの挿通孔は長孔に形成して、一対の係合
部8,8部分の取付け位置を微調整できるように
してもよい。
更に、第6図に示すのは隣接したガラス1,1
間の目地に成形弾性体2による止水構造を設けた
ものである。ここに示す成形弾性体2は基本的に
第1図に示すものとほぼ同一であるが、位置決突
起6から側方に更にレインバリヤ12を形成した
ものである。こうした成形弾性体2では、ガラス
1を建物側に壁面として装着すると同時に、隣接
したガラス1,1間の目地に雨水、ほこり等の侵
入を防止する止水構造を設けることができる。従
つて、目地に対して特別なシーリングを必要とし
ない構成となる。
間の目地に成形弾性体2による止水構造を設けた
ものである。ここに示す成形弾性体2は基本的に
第1図に示すものとほぼ同一であるが、位置決突
起6から側方に更にレインバリヤ12を形成した
ものである。こうした成形弾性体2では、ガラス
1を建物側に壁面として装着すると同時に、隣接
したガラス1,1間の目地に雨水、ほこり等の侵
入を防止する止水構造を設けることができる。従
つて、目地に対して特別なシーリングを必要とし
ない構成となる。
尚、枠材7の一対の係合部8,8内や係合片9
に接着剤を塗布したり、又は一対の係合部8,8
内にコーキング材を充填して、成形弾性体2と枠
材7の間の取付け力や防水性能を向上させること
も適宜考慮される。
に接着剤を塗布したり、又は一対の係合部8,8
内にコーキング材を充填して、成形弾性体2と枠
材7の間の取付け力や防水性能を向上させること
も適宜考慮される。
以上のような本考案に係る成形弾性体を用いた
ガラス、パネル等の取付部構造では、ガラス、パ
ネル等の取付部構造では、ガラス、パネル等の背
面周縁に成形弾性体を接着剤で接着して、建物の
支柱等に装着される枠材の一対の係合部間に形成
弾性体の背面側を挿入させるとともに、係合部に
形成した係合片を成形弾性体に形成した係合溝に
係合させて、ガラス、パネル等を建物を壁面とし
て取付けるものであるから、スペーサー又はバツ
クアツプ材等の捕助部材が不要となつて、構成点
数を少なくすることができ、コストの低減を図る
ことが可能となる。加えて、成形弾性体の幅を広
くすることなく、従来と同等以上の接着力並びに
寸法精度をえることができる。又、接着剤が硬化
するのに要する日数は工事期間に含まれないか
ら、工期を短くすることが可能となる。更に、ガ
ラス、パネル等と成形弾性体の接着力を確認して
から建物側に取付けることができ、接着信頼性が
高くなる。
ガラス、パネル等の取付部構造では、ガラス、パ
ネル等の取付部構造では、ガラス、パネル等の背
面周縁に成形弾性体を接着剤で接着して、建物の
支柱等に装着される枠材の一対の係合部間に形成
弾性体の背面側を挿入させるとともに、係合部に
形成した係合片を成形弾性体に形成した係合溝に
係合させて、ガラス、パネル等を建物を壁面とし
て取付けるものであるから、スペーサー又はバツ
クアツプ材等の捕助部材が不要となつて、構成点
数を少なくすることができ、コストの低減を図る
ことが可能となる。加えて、成形弾性体の幅を広
くすることなく、従来と同等以上の接着力並びに
寸法精度をえることができる。又、接着剤が硬化
するのに要する日数は工事期間に含まれないか
ら、工期を短くすることが可能となる。更に、ガ
ラス、パネル等と成形弾性体の接着力を確認して
から建物側に取付けることができ、接着信頼性が
高くなる。
第1図は本考案に係る成形弾性体を用いたガラ
ス、パネル等の取付部構造を示す断面図、第2図
は成形弾性体の他の実施例を示す断面図、第3図
は枠材の他の実施例を示す断面図、第4図は本考
案に係る取付部構造の他の実施例を示す断面図、
第5図は枠材の更に実施例を示す断面図、第6図
は本考案に係る取付部構造の更に他の実施例を示
す断面図、第7図は従来のガラス、パネル等の取
付部構造を示す断面図である。 1……ガラス、2……成形弾性体、3……接着
剤、4……接着面、5……係合溝、6……位置決
突起、7……枠材、8……係合部、9……係合
片、10……調整ねじ、11……樹脂充填剤、1
2……レインバリヤ。
ス、パネル等の取付部構造を示す断面図、第2図
は成形弾性体の他の実施例を示す断面図、第3図
は枠材の他の実施例を示す断面図、第4図は本考
案に係る取付部構造の他の実施例を示す断面図、
第5図は枠材の更に実施例を示す断面図、第6図
は本考案に係る取付部構造の更に他の実施例を示
す断面図、第7図は従来のガラス、パネル等の取
付部構造を示す断面図である。 1……ガラス、2……成形弾性体、3……接着
剤、4……接着面、5……係合溝、6……位置決
突起、7……枠材、8……係合部、9……係合
片、10……調整ねじ、11……樹脂充填剤、1
2……レインバリヤ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 ガラス、パネル等の周縁背面に、長尺で正面
側に平坦な接着面を有し、正面の接着面にほぼ
直交した一対の側面の長さ方向に相対向させて
係合溝が形成された成形弾性体が、接着面を利
用して接着剤で接着されるとともに、その成形
弾性体の一対の側面に形成された係合溝に、正
面側に成形弾性体の一対の側面の外側に位置す
る一対の遊端状に形成された係合部を有し、そ
の係合部の先端から相対面した方向に成形弾性
体の係合溝に係合される係合片が形成された建
物の支柱等に装着される枠材のこの係合片が係
合されて、ガラス、パネル等が建物の壁面とし
て取付けられる成形弾性体を用いたガラス、パ
ネル等の取付部構造。 2 成形弾性体がシリコンゴムから成形された請
求項1記載の成形弾性体を用いたガラス、パネ
ル等の取付部構造。 3 接着剤として、シリコン系接着剤を用いた請
求項1又は2記載の成形弾性体を用いたガラ
ス、パネル等の取付部構造。 4 成形弾性体と枠材がブツシユイン又はスライ
ドインさせて取付けられた請求項1又は2又は
3記載の成形弾性体を用いたガラス、パネル等
の取付部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985141352U JPH0429023Y2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985141352U JPH0429023Y2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6249546U JPS6249546U (ja) | 1987-03-27 |
JPH0429023Y2 true JPH0429023Y2 (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=31049049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985141352U Expired JPH0429023Y2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0429023Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0621584Y2 (ja) * | 1988-04-25 | 1994-06-08 | セントラル硝子株式会社 | ガラス板取付け用部材の接着装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5445141A (en) * | 1977-09-16 | 1979-04-10 | Minolta Camera Co Ltd | Sensible image transfer type electrophotographic copier |
JPS60108613A (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-14 | Osaka Gas Co Ltd | 自動調理器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60108613U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | ワイケイケイ株式会社 | 中間竪枠とパネルの固定構造 |
-
1985
- 1985-09-13 JP JP1985141352U patent/JPH0429023Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5445141A (en) * | 1977-09-16 | 1979-04-10 | Minolta Camera Co Ltd | Sensible image transfer type electrophotographic copier |
JPS60108613A (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-14 | Osaka Gas Co Ltd | 自動調理器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6249546U (ja) | 1987-03-27 |
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