JPS60108613A - 自動調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、オープンや、電子レンジとオーブンとを組
合せた複合レンジであって、かつ加熱調理時間が自動設
定される自ａ調理器に関するものである。

（ロ）従来技術 グラタン、クツキー、ケーキなどのメニューのいずれか
を選択することで加熱調理時間がメニューに応じて自動
設定される自動調理器が公知であるが、それらにおける
加熱調理時間の設定は各メニューごとに固定的に設定さ
れていることが多く、このために分量などを指定どおり
としなければならない不便がある。また指定どおりの分
量としても皿の材質の違いによって調理の仕上りにバラ
ツキが出るおそれがある。

そこで赤外線センサを付設して被調理物の温度を直接検
知し、これに基いて加熱調理時間を調節することが考え
らｆする。

しかし赤外線センサは、調理厚内に燃焼底生物（ｃｏ　
、　ｃｏ□などンが存在している場合それが被調理物か
らの赤外線を吸収するため正確なデータを出力できない
ことがあり、また赤外線センサの素子がもつ有効視野面
積内に入る被調理物の部位が回転テーブルの回転によっ
て変化するためデータが変動する欠点がある。

（ハ）目的 この発明は、赤外線センサを備え、かつその赤外線セン
サからの変動するデータの処理を工夫することによって
、比較的正しく被調理物の表面温度を測定し、それに基
いて加熱調理時間を適正に自動設定し、調理の仕上りの
バラツキを少なくした自動調理器を提供することを目的
とする。

（ニ）構成 この発明の自動調理器は、調理庫、その調理庫内で被調
理物を支持する回転テーブル、前記調理庫内を加熱する
ための熱源、前記調理庫温度を検出する感温センサ、前
記被調理物の表面温度を検出する赤外線センサおよび制
御装置を具備して構成さノｔ１その制御装置は、（＋）
前記感温センサからの温度情報に基き前記熱源をオン・
オフ１曲御して断続的な加熱を行わせる熱源制御手段と
、（１）前記熱源がオフにされる毎にそのオフ期間中の
前記赤外線センサの出力の最低値を検出しその時点とと
もに記憶する記憶手段と、０ｉｉｌその記憶データに基
いて加熱停止すべき時点をめる加熱調理時間設定手段と
、Ｑｖ）その加熱調理時間設定手段でめた加熱停止すべ
き時点に前記熱源をオフとする熱源停止手段とを備えて
なるものであることを特徴とする。

（ホ）実施例 図に示す（１）は、この発明の自動調理器の一実施例の
コンビネーション会レンジである。

このコンビネーション・レンジ（１）において、（２）
は調理庫、（３）はモータ（３Ｃ）によって回転駆動さ
れる支持台（３ａ）とその上に着脱自在に載置される素
材載置用の載置皿（３ｂ）とからなる回転テーブル、（
４）はガスバーナ、（５）はマグネトロン、（６）は強
・弱回転可能な循環ファン、（７）は調理庫（２）の排
気湯度を検出するサーモセンサ、（８）は回転テーブル
（３）の回転中心から若干（例えば１５ｍｍ）外れて有
効測定視野（広さ例えば５０πｍ径）の中心を設定した
赤外線センサ、（９）はｉ［＋［制御回路である。そし
て、ガス加熱調理は、回転テーブル（３）、ガスバーナ
（４）及び循環ファン（６）を動作させ、循環ファン（
６）によってガスバーナ（４）の燃焼排気を誘引効果に
より調理庫（２）へ熱気口（２ａ）を通して導入し、調
理庫（２）内を強制循環させると共に燃焼排気の一部を
排出口（２ｂ）から連続的に排出して行われる。このガ
ス加熱調理の制御は、調理の種類によシサーモセンサ（
７）及び赤外線センサ（８）を用いるものとサーモセン
サ（７）のみ用いるものがあり、赤外線センサ（８）を
用いるものではサーモセンサ（７）によるガスバーナ（
４）のオン拳オフして関係なくファン（６１−ｉ強回転
させ、赤外線センサ（８）を用いないものではガスバー
＋（４）のオフ時にファン（６）を停止又は弱回転させ
る。父、高周波加熱調理はマグネトロン（５）　ｋ　’
＃Ａ動じてなされ、上記のガス加熱調理の後、或いはこ
れと同時、或いはこれ単独で行われる。

次に作動を説明する。たとえばクツキーをつくるために
、クツキーの素材を入れた載置皿（３ｂ）を調理庫（２
）の支持台（３ａ）上に載置し、メニュー・キー四でク
ツキーを選択し、スタート・キー（６）ヲ押すと、制御
回路（９）のマイクロコンピュータｑ４は、第４図に示
すフローチャートのごとく作動する。

すなわち、 （１）選択されたメニューによ！ｌｌｌ「ガス使用の調
理か」否かを判定し、クツキーの場合はカス使用の調理
と判定してガスバーナ（４）をオンとする。同時にファ
ン（６）ｔ−強回転、支持台３ａ）Ｔｈ回転させ、以後
バーナ（４）のオン・オフに関係なく調理終了まで両者
の回転を継続する。

（ｎ）　次に「設定による調理モードか」否かを判定し
、時間設定レバー（ロ）や温度設定レバー（６）が設定
操作されていなけ牡ば、「否」と判定してサーモセンサ
（６）で所定の温度Ｔ、１１　（たとえば１６５℃）が
検出されるまでガスバーナ（４）のオンを継続する。

０ｉｉ）　上記（ｉ）が反復されていると、第５図（イ
）（ロ）ｅ→の０−１１期間に示されているように調理
庫（２）の湿度が上昇して所定の温度Ｌ１に達するが、
これをサーモセンサ（６）で検出するとガスバーナ（４
）をオフとする。

（ｉｖ）　ガスバーナ（４）をオフとすると、第５図（
イＪ（ロ）ｅｌの１．−１２期間に示さ扛ているように
調理庫（２）の温度が低下する。温度が所定の温度Ｌ２
（たとえば１５５°Ｃ）まで低下すれば、それから所定
の不点火期間ｔ。（たとえば１０秒）の間すなわち第５
図（イ）（ロンのｔ２〜ｔ８期間の赤外線センサ（８）
の出力の最底値θ１およびその時直写を検出し記イ、ハ
する。赤外線センサ（８）の出力は、第６図に示すよう
に上下シて変動している。こｆＬはクツキー素材が点在
し、赤外線センサ（８）の測定視野しＣ載置皿（３ｂ）
が入るからであるが、ガス加熱の場行、被調理物の温度
よりも載置皿（３ｂ）の温度の方が高く、上下に変動す
る赤外νＡセンツ（８）の出力の高い値は載置皿（３ｂ
）の温度に影響されている可能性が高い。そこで最底値
により被調理物の表面温度を代表させる方が、信頼性が
高い。ガスバーナ（４）をオフした後、ただちに最底値
をサンプリングしてもよいが、ここでは所定の温度Ｌ２
以下となってからｔ。期間を最低値をサンプリングする
期間としている。これは、それより前の期間に最底値が
出現する確率が経験的にほぼＯだからである。不点火期
間ｔ。

の値は、クーンテープル（３）が１回転する時間より長
くとっである。

（ｖ）　サーモセンサ（７）での検出温度が所定の湿度
Ｌ２以下となってから１０秒たつと、ガスバーナ（４）
を再びオンとし、最底値ｅ１の出現時点ｔＱが所定の時
点与（たとえば３分経過時）より前か後かを判定する。

もしｔｆより前であれば、上記（１）〜Ｇｖ）を繰返し
、次々に最底値（θ２．θ、。

・・・・・・）とその時点（ｔ２’　＋　ｔｇ’　＋・
・・・・・）を得る。

これは第５図（イ）（ロ）（ハ）のｔ８〜ｔ４の期間で
ある。

このサンプリングにおいて、ガスバーナ（４）のオン時
にもファン（６）を強回転しているので、オフ時の調理
庫（２）の温度低下が比較的早くなり、ガスバーナ（４
）の単位時間当りのオン・オフ回数が増加する。即ちサ
ンプリング回数が増加するので、より正確な表面温度情
報を得られる。

（ｖＤ　上記（Ｖ）において、最新に得られた出現時点
たとえばｔ響が所定の時点与よシ後であれば、そのデー
タ（θＢ　ｌ　ｔＩＩ’　）と前回のデータ（θ２゜ｔ
２’　）とに基いて直線近似で、所定の時点ｔｆＫおけ
る表面温度ｅｆを算出する。すなわち、（ｖｉＤ　次い
で予め設定さ几ていた所定の換算表により、算出した表
面温度ｅｆから加熱停止時点ｔ≦の時間Ｔｒ、をめる。

換算表はクツキーの場合たとえば次表のようである。

たとえば上記（■）で算出されたＯ８が１１０′Ｃ″′
ｃ必れば加熱停止の時間Ｔｒを７分４０秒と定める。

＆ｍ　加熱停止の時間Ｔｒがまれば、（Ｔｒ十ｔｆ−ｔ
８’　）を設定時間として設定しかつ「設定による制別
」にモード変更する。

■　「設定による調理モード」となｆ’Ｌば、設定時間
だけガスバーナ（４）ヲオン・オフ制但υしてガスバー
ナによる調理を行い、そののちガスバーナ（４）をオフ
とする。これは第５図（イ）（ロ）（ハ）のｔ４〜ｔ５
のＪす」間である。

以上Ｋｊ：リクッキーが調理さルるが、その加熱Ｗｊ４
理時開時間理中のクツキーから赤外線センサにフィード
バックされた情報を好適に処理して自動設定されたもの
であるから、均一な品質に仕上がったクツキーを常にイ
４１られることになる。

第７図は他の実施例を説明するための赤外線センサの出
力特性図である。上記自動調理器（１）と同様に最低値
（θ１．θ２．・・・・・・）とその時間（ｔ１’　＋
ｔ２′、−・・・・・）とを検出し記憶し、θ２以後の
新しいデータが得ら庇るごとにその新しいデータと前回
のデータとで直線近似して、赤外線センサからの出力が
所定の温度θ８となる時点ｔｓ４算出する。

そこで時点ｔ８は次々に更新されるが、次の新しいデー
タが得られる前に加熱Ａ埋時点がｔＢＶｃ達すると、そ
のｔ　を（ｉＩ定算出値とし、それに基いて加熱停止時
点ｔｍをめる。ｔｍのめ方は、先述したように換算辰を
用いてもよいし、あるいは所定の係数を乗算するなど数
学的演算処理を用いてもよい。ガスバーナのオン・オフ
制御による加熱は時点ｔ８で終ｒされ、以後の時間Ｔ。

はマグネトロンによる高周波加熱だけが行われる。そこ
で第７図において赤外線センサの出力の変動は、時間上
〇までは太きく、それ以後は小さくなっている０ 他の実施例として、最底値とその出現時点のデータから
温度勾配や時間勾配を算出し、その湿度勾配もしくは時
間勾配に基いて加熱停止時点をめるものが挙げらオしる
。

なお、この発明は、熱風を調理庫に吹き込むものではな
く調理Ｊａｔの壁面を介して間接的に内部を加熱する間
接加熱型のオープンや、電気ヒータを熱源とする電気オ
ープンにも適用することができるＯ （へ）効果 熱源による加熱では、赤外線センサの出力が燃焼生成物
に影響されかつ回転テーブルによる被調理物の回転とと
もに大きく変動するが、この発明の自動調理器では、熱
源をオフしている期間の最底値をサンプリングしている
から、被調理物の表面温度として信頼性の高いデータを
得ることができ、またそれＶｒ：、基いて加熱調理時間
を自動調節しているから、常に仕上り品質を均一に調理
できることとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の自動調理器の一実施例の側面断面図
、第２図は正面扉を下側に開いた態様における第１図の
自動調理器の正面図、第３図は第１図に示す自動調理器
の制御回路ブロック図、氾４図は第１図に示す自動調理
器の作動フローチャート図、第５図（イ）はガスバーナ
のオン・オフのタイムチャート図、第５図（ロ）はサー
モセンサの出力特性図、第５図（ハ）は赤外線センサの
出力特性図、第６図は第５図（ハ）の部分拡大図、第７
図はこの発明の他の実施例の第５図（ハ）相当図である
。 （１）・・・・コンビネーション・レンジ、（２）・・
・・・？Ａ坤庫、（３〕・・・・・回−転テーブル、（
４）・・・・・ガスバーナ、（５）・・・マグネトロン
、（６）・・・・・・セ＾環ファン、（７）・・・ツ゛
−モセンサ、（８）・・・・赤外線センナ、（９）・・
・・・・１０００御回路、叫・・・・・メニュー・キー
、Ｑυ・・・・・・スタート・キー、０弔・・・・・マ
イクロコンピュータ。 第　５　図 第６図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、調理庫、その調理庫内で被調理物を支持する回転テ
   ーブル、前記調理庫内を加熱するための熱源、前記調理
   庫温度を検出する感温センサ、前記被調理物の表面温度
   を検出する赤外線センサおよび制御装置を具備し、その
   制御装置は、（１）前記感温センサからの温度情報に基
   き前記熱ｆＭをオン・オフ制御して断続的な加熱を行わ
   せる熱源制御手段と、（ＩＩ）前記熱源がオフにされる
   毎にそのオフ期間中の前記赤外線センサの出力の最低値
   を検出しその時点とともに記憶する記憶手段と、（１ｔ
   ｉ）その記１怠データに基いて加熱停止すべき時点をめ
   る加熱ル１埋時聞設定手段と、Ｏｖ）その加熱調理時間
   設定手段でめた加熱停止すべき時点に前記熱源をオフと
   する熱源停止手段とを備えてなるものであることを特徴
   とする自動調理器。 ２、加熱調理時間設定手段が、表面湿度情報により所定
   の時点における被調理物の表面温度を算出するかもしく
   は被調理物の表面温度が所定の湿度となる時点合算出す
   る算出手段と、その算出値に基いて加熱停止すべき時点
   をめる変換手段とからなる特許請求の範囲第１項記載の
   自動調理器。 ３、算出手段が、被調理物の表面温度が所蔵の温度未７
   ｎであるとき得られた最新の記憶データとその前にイけ
   られた記憶データに基いて直線近似により被調理物の表
   １ｍ温度が所定の湿度となる時点を予測的に算出し、次
   の記憶データがその予測時点より前に得られたときは同
   様に演算して予測時点全更新し、次の記憶データが得ら
   ｎる前に予測時点となったとぎはその予測時点を算出値
   として出力するものである特ｈ′ｒ　ｎ１’をの範囲第
   ２項記載の目動調理器。 ４、算出手段が、所定の時点の直前に得られた記憶デー
   タと直後に得られた記１．低データに基いて直線近似で
   所定の時点における被調理物の表面温度を算出し出力す
   るものである特許請求の範囲第２項記載の自動調理器。 ５．変換手段が、算出値に所定の係数を乗算することで
   加熱停止すべき時点をめるものである特許請求の範囲第
   ２項から第４項のいずれかに記載の自動調理器。 ６、変換手段が、所定の換算表手段によって算出値から
   加熱停止すべき時点をめるものである特許請求の範囲第
   ２項から第４項のいずれかに記載の自動調理器。