JPH0539142A - シート材搬送装置 - Google Patents

シート材搬送装置

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Publication number
JPH0539142A
JPH0539142A JP19656591A JP19656591A JPH0539142A JP H0539142 A JPH0539142 A JP H0539142A JP 19656591 A JP19656591 A JP 19656591A JP 19656591 A JP19656591 A JP 19656591A JP H0539142 A JPH0539142 A JP H0539142A
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JP
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sheet
tray
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JP19656591A
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English (en)
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Akikiyo Yoshida
明磨 吉田
Tsutomu Sato
力 佐藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート搬送性を向上すること。 【構成】 トレイ1の昇降モータの駆動と同時にトレイ
1上のシート材を検知する入口センサ47a,bからの
信号の入力を禁止するフラグ(本装置全体を制御するC
PU内のRAMに設けられている)をセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート材(原稿)搬送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、循環型原稿搬送装置は、
原稿積載トレイ上にセットされた原稿束を最下位原稿か
ら順次1枚ずつ分離して複写機等の画像形成装置の露光
部へ搬送・載置し、露光終了後再び上記原稿積載トレイ
上へと戻す。そして、原稿束の原稿枚数分の繰り返しを
1サイクルとして所望サイクル繰り返すように構成され
ている。
【0003】また、原稿積載トレイ上に載置された、原
稿束を検知する為に、原稿積載トレイ近傍に原稿検知手
段として紙検知センサが設けられている。さらに、原稿
の排紙積載性を向上させる為に、原稿トレイの位置を揺
動させる構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来技術にあっては、原稿を検知する為のセンサの入力
を常時許可していた為、原稿載置トレイの揺動動作にと
もなって、原稿検知センサとして透過型のアナログフォ
トセンサを用いていた場合は、紙とセンサの光軸にずれ
が生じたり、反射型のアナログフォトセンサの場合に
は、紙とセンサの反射角にずれを生じたり、アクチュエ
ータ型のセンサの場合には、紙とアクチュエータの角度
にずれを生じたりしていた。
【0005】そこで、本発明は従来技術の上記した問題
点を解決する為になされたもので、その目的とするとこ
ろは、例えば原稿トレイの揺動動作によるセンサの出力
変化を、事前に予測して、センサからの入力を禁止する
ようなシート材搬送装置を提供する事にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、シート材を積載するシート材積
載部材と、該シート材積載部材を昇降制御可能なシート
材積載部材揺動手段と、前記シート材積載部材の近傍に
配置されたシート材を検知する為のシート材検知手段と
を有するシート材搬送装置において、前記シート材積載
部材揺動手段による前記シート材積載部材の動作時に前
記シート材検知手段によるシート材検知を禁止する手段
を具えた事を特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、シート
材検知手段の入力を禁止することにより原稿誤検知が未
然に防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。
【0009】図1において、シート材搬送装置であるR
DF(本発明の循環式原稿搬送装置)は、上方に原稿
トレイ1を有し、その下方には駆動ローラ31および他
ターンローラ32に巻回された幅広ベルト2が配置され
ている。この幅広ベルト2は、複写機本体のプラテン
3上に当接していて、上記原稿トレイ1上に載置したシ
ート原稿Pを搬送してプラテン3の上の所定位置に載置
したり、プラテン3上のシート原稿Pを上記原稿トレイ
1上に搬出する。
【0010】また、原稿トレイ1には、1対の幅方向規
制板33がシート原稿Pの幅方向にスライド自在に配置
されていて、原稿トレイ1に載置されるシート原稿Pの
幅方向を規制して、シート原稿Pの給送時の安定性と、
原稿トレイ1上への搬出の際の整合性が確保されてい
る。上記幅方向規制板33には、後述するジョッギング
機構が内蔵されていて、原稿トレイ1上に搬出されてく
るシート原稿Pを1枚毎、原稿基準ガイド33に押し付
け、整合性をさらに高めている。さらに、後述する原稿
トレイ昇降機構により、揺動中心35を中心として、図
中実線位置と鎖線位置との間を揺動可能にしている。
【0011】原稿トレイ1に隣接して、半月状の給紙ロ
ーラ5およびストッパソレノイド36(図6参照)によ
り上下に移動するストッパ37が配設されており、原稿
トレイ1上にセットされた際のシート原稿Pは、突出し
た上記ストッパ37により規制されて下流に進出できな
いようになっている。
【0012】そして、複写機の操作部で複写条件が入力
され、スタートキーが押されると、上記ストッパ37が
沈みこんでシート原稿Pの進路が開放され、シート原稿
Pは給紙ローラ5の給送を受けて下流部へ進出する。こ
の際、原稿トレイ1部上の原稿基準ガイド33内に内蔵
された仕切り部材モータ39(図6参照)に連結された
仕切り部材40が最上位のシート原稿Pに回転して乗り
上げ、未処理原稿と処理済原稿との区別をする。
【0013】上記ストッパ37の下流には、分離部を構
成する搬送ローラ41および分離ベルト42が配設され
ていて、それぞれ矢印方向に回転して原稿トレイ1から
進出してきたシート原稿Pを1枚毎に分離してさらに下
流側に搬送する。
【0014】また、前記ストッパ37の上方には、ウェ
イト43が設けられており、原稿トレイ1上のシート原
稿Pが少なく給紙ローラ5の給送力だけではシート原稿
Pが分離部41,42に進出できない場合に、ウェイト
ソレノイド45(図6参照)により下方に移動して、シ
ート原稿Pを給紙ローラ5との間に挟んで給紙ローラ5
の給送力を向上させている。上記分離ベルト42の近傍
には、原稿規制板46が設けられており、シート原稿P
が上記分離部41,42に1度に多数枚侵入しないよう
になっている。
【0015】上記分離部41,42から上記プラテン3
にかけて原稿給送路Iが構成されており、この原稿給送
路Iは屈曲してプラテン3上の搬送路に接続し、シート
原稿Pをプラテン3上に誘導する。また、給紙ローラ5
近傍には、原稿トレイ1上に載置されたシート原稿Pの
有無を検知するための透過型の光センサである入り口セ
ンサ47a,47bが配置されている。
【0016】このRDFの本体左方には、大ローラ4
9が配設されており、上記プラテン3から大ローラ49
の外周を回って上記原稿トレイ1上方に伸びる第1の原
稿排紙路IIが構成されている。さらに、上記第1の原
稿排紙路IIの大ローラ49の上方から分岐して両面原
稿の表裏を反転させるための原稿反転路IVが構成され
ていて、この原稿反転路IVの下流部が上記原稿給送路
Iと合流するようになっている。第1の原稿排紙路II
の下流側には、第1の排紙ローラ50が設けられてお
り、上記第1の原稿排紙路IIを搬送されてきたシート
原稿Pを原稿トレイ1上の原稿束Pの最上部に搬出す
る。
【0017】プラテン3の上方に配設された前記幅広ベ
ルト2は、シート原稿Pをプラテン3上の所定位置に搬
送・載置され、画像読取り後にプラテン3から搬出され
る。上記原稿給送路Iと原稿反転路IVの合流部には給
送ローラ51が配設されており、この給送ローラ51
は、到達したシート原稿Pにループを形成して、シート
原稿Pの斜行を防止している。上記給送ローラ51の上
流近傍には、シート原稿Pの前端および後端を検知する
透過型の光センサである給紙センサ52a,52bが配
設されていて、原稿給送路Iおよび原稿反転路IVのい
ずれの搬送路を通過したシート原稿Pも検知できる。
【0018】第1の原稿排紙路II中の大ローラ49の
下方には、プラテン3から搬出されたシート原稿Pを検
知する透過型の光センサである反転センサ53a,53
bが配設され、さらに大ローラ49と第1の給紙ローラ
50との間の第1の原稿排紙路II中には、第1の原稿
排紙路IIを通過し、原稿トレイ1上に搬出されるシー
ト原稿Pの通過を検知する透過型の光センサである第1
の排紙センサ55a,55bが配設されている。
【0019】第1の原稿排紙路IIから原稿反転路IV
に分岐される部分には、パスを切り換えるための反転フ
ラッパ56が配設されていて、反転フラッパソレノイド
57(図6参照)のON・OFFにより、図中実線位置
および鎖線位置間を揺動することによりパスの切り換え
を行なっている。
【0020】さらに、RDFの本体右方には、プラテ
ン3上の画像読取り終了後のシート原稿Pを、プラテン
3への搬入方向とは反対側に搬出する第2の原稿排紙路
IIIが構成されている。
【0021】第2の原稿排紙路III中には、第2の原
稿排紙路III中のシート原稿Pを搬送するための第1
搬送ローラ59、第2搬送ローラ60がそれぞれ配設さ
れ、さらに第2の原稿排紙路IIIの下流側には、第2
の給紙ローラ61が配設されていて、上記第2の原稿排
紙路IIIを搬送されたシート原稿Pを、原稿トレイ1
上の原稿束Pの最上部に搬出する。
【0022】第2の原稿排紙路IIIの上方には、原稿
排紙トレイ62が配設されていて、第1搬送ローラ59
の下流近傍から第2の原稿排紙路IIIが分岐し、上記
原稿排紙トレイ62に延びる第3の原稿排紙路Vが構成
されている。第2の原稿排紙路IIIと第3の原稿排紙
路Vの分岐部には、搬送路の切り換えを行なうための排
紙フラッパ63が配設されていて、排紙フラッパソレノ
イド65(図6参照)のON・OFFにより、図中実線
位置と鎖線位置の間を揺動することにより、パスの切り
換えを行なっている。
【0023】第3の原稿排紙路Vの下流側には、第3の
排紙ローラ66が設けられており、第3の原稿排紙路V
を搬送されてきたシート原稿Pを、原稿排紙トレイ62
上に搬出する。第2の原稿排紙路III中には、排紙路
中のシート原稿Pの前端および後端を検知するための透
過型の光センサである第2排紙センサ67a,67bが
プラテン3と第1搬送ローラ59間に、また、第2の原
稿排紙路IIIと第3の原稿排紙路Vとの分岐部と、第
2搬送ローラ60間に、第3排紙センサ69a,69b
が配設されている。
【0024】このRDF本体右側面には、本体外部か
らRDF本体内にシート原稿Pを受け入れる原稿搬入
口70が開口していて、原稿搬入口70から前記第2の
原稿排紙路IIIに第1搬送ローラ59の上流側近傍に
合流する原稿搬入路VIが構成されている。
【0025】原稿排紙トレイ62内には、先端の回転中
心軸71を中心に揺動可能な補助トレイ72が配設され
ていて、後述する原稿トレイ1の上下揺動動作に連動し
て、図中実線位置と鎖線位置の間を揺動するようになっ
ている。
【0026】つまり、原稿トレイ1が図中実線位置にあ
るときは、ラージサイズのシート原稿Pの積載性をよく
するために補助トレイ72が図中実線位置に起き上が
り、原稿トレイ1が図中鎖線位置にあるときは、原稿排
紙トレイ62へシート原稿Pが排紙・積載できるよう
に、補助トレイ72は図中鎖線位置に収納される。
【0027】次に、本発明のRDFの駆動系につい
て、図2を用いて説明する。
【0028】図2は、各搬送ローラおよびフラッパを駆
動するためのモータおよびソレノイド類を示す駆動系統
図を示している。
【0029】図2において、符号81は分離モータを示
しており、この分離モータ81は分離部である搬送ロー
ラ41と分離ベルト42を図中矢印方向に駆動する。ベ
ルトモータ82は、給送ローラクラッチ83を介して、
給送ローラ51、さらに幅広ベルト2を駆動する駆動ロ
ーラ31をそれぞれ駆動しており、さらに駆動ローラ3
1の回転を幅広ベルト2によってターンローラ32に伝
えると共に、さらに第1搬送ローラ59を駆動する。ま
た、ベルトモータ82のモータ軸上には、ブレーキ85
が設けられていて、幅広ベルト2の停止時の位置を保証
する。
【0030】上記分離モータ81の駆動は、分離クラッ
チ86を介して給送ローラ51を駆動する。反転モータ
87は、大ローラ49および第1の排紙ローラ50を駆
動するものである。符号89は排紙モータを示してお
り、この排紙モータ89は第2搬送ローラ60および第
3の排紙ローラ66をそれぞれ駆動するものである。
【0031】それぞれのモータの軸上には、複数のスリ
ットを形成したクロック円板81a,82a,87a,
89aが設けられ、それぞれのスリットを透過型の光セ
ンサで認識することによりパルスを発生するクロックセ
ンサ81b,82b,87b,89b等がそれぞれ設け
られている。各モータの回転を、クロックセンサ81
b,82b,87b,89bによりクロックカウントす
ることにより、各搬送ローラの回転量が測定でき、シー
ト原稿Pの移動量を検出することができるようになって
いる。
【0032】符号90は、反転フラッパ56を揺動させ
るための反転フラッパソレノイド57を示していて、O
FF時には反転フラッパ56は図中実線位置にあって、
第1の原稿排紙路IIを通過したシート原稿Pを原稿ト
レイ1上に搬出し、ON時には、第1の原稿排紙路II
を通るシート原稿Pを原稿反転路IVへと誘導する。
【0033】符号91は、排紙フラッパ63を揺動させ
るための排紙フラッパソレノイドを示していて、OFF
時には図中実線位置にあって、第2の原稿排紙路III
を通過したシート原稿Pを原稿トレイ1上に搬出し、O
N時には第2の原稿排紙路IIIを通るシート原稿Pを
第3の原稿排紙路Vへ誘導し、原稿排紙トレイ62へ搬
出する。
【0034】ストッパソレノイド36は、ストッパ37
を上下動させるように駆動させ、OFF時には図中の位
置にあって原稿トレイ1上の原稿束Pの下流側へ進出を
防止し、ON時にはストッパ37が沈み込んでシート原
稿Pの進路を開放する。
【0035】符号93はウェイトソレノイドを示してい
て、ウェイト43を上下に揺動させるものであり、OF
F時には図示の位置にあって、ON時は、ウェイト43
を下方に下げて給紙ローラ5上にシート原稿Pを押圧す
ることにより、給紙ローラ5による搬送力を高めてい
る。
【0036】次に、原稿トレイ1の揺動動作について説
明する。
【0037】符号95はトレイ揺動モータを示してい
て、モータ出力軸はトレイ揺動アーム96に接続されて
いる。原稿トレイ1の下面にはトレイ揺動コロ96が係
合している。トレイ揺動コロ96は、トレイ揺動アーム
97の先端に設けられ、トレイ揺動アーム97の反対側
はトレイ揺動アーム軸99に固定されていて、トレイ揺
動アーム軸99が回転することによりトレイ揺動アーム
97は図中実線位置と鎖線位置の間を揺動し、原稿トレ
イ1を揺動中心35の回りに図中実線位置と鎖線位置間
を揺動する。
【0038】符号105は、原稿トレイ1が上方位置
(実線位置)に到達したことを検知する上部リミットス
イッチ105を、符号106は、原稿トレイ1が下方位
置(鎖線位置)に到達したことを検知する下部リミット
スイッチ106を示しており、トレイ揺動モータ95は
上部、下部リミットスイッチ105,106の検知によ
り回転を制御される。
【0039】次に、原稿トレイ1と補助トレイ72の連
動機構について、図3を用いて説明する。図3は、原稿
トレイ1と補助トレイ72の連動機構の詳細図を示して
いる。
【0040】補助トレイ72の回転中心軸71は、原稿
排紙トレイ62に固定されている。補助トレイ72の回
転中心軸71の反対側には、補助トレイリンクピン10
7により補助トレイリンク109が係合している。ま
た、原稿トレイ1の揺動中心35の反対側には、トレイ
リンク110によりトレイリンク111が係合してい
る。符号112は、RDF本体に固定されていて、揺
動レバー103に係合して揺動レバー113の揺動中心
となっている。
【0041】揺動中心112の一方端には、トレイリン
ク110と係合するトレイ係合ピン115が、また他方
端には補助トレイリンク109と係合する補助トレイ係
合ピン116が設けられている。
【0042】以上の構成により、原稿トレイ1が上方
(図中実線位置)に揺動すると、各リンクにより補助ト
レイ72も上方(図時実線位置)に揺動し、また原稿ト
レイ1が下方(図中鎖線位置)に揺動すると、各リンク
により補助トレイ72も下方(図中鎖線位置)に揺動す
る。
【0043】従って、ラージサイズ原稿を原稿トレイ1
に積載する際は、原稿トレイ1が上方に揺動し、補助ト
レイ72も上方に揺動することにより、ラージサイズ原
稿の後端が垂れ下がることがないので、安定した給送が
可能な状態でシート原稿Pが積載できる。また、スモー
ルサイズ原稿のときは、原稿トレイ1が下方に揺動し、
補助トレイ72も下方に揺動することにより、原稿排紙
トレイ62内に収納されるので、第3の原稿排紙路Vを
通過したシート原稿Pが原稿排紙トレイ62に搬送され
る際、補助トレイ72の上面に積載させることで原稿排
紙トレイ62内の原稿載置はスムーズに行なえる。
【0044】次に図4を用いて、原稿トレイ1の仕切り
部材について説明する。図4は、仕切り部材の構成の詳
細を示す図である。
【0045】図4において、仕切り部材モータ39の出
力軸117上には、回転方向でフリーに支持された仕切
りフラグ119と、上記出力軸117に固定されていて
仕切りフラグ119を回転駆動する仕切りレバー120
が同軸上に配置されている。仕切りフラグ119は、図
示のように、円周の一部がカットされており、また、円
周上にはポリエステルフィルム、板ばね等の可撓性材料
で作られた仕切り部材7が固定されていて、仕切りフラ
グ119と一体的に出力軸117上を回転する。
【0046】また、仕切りフラグ119は、その重心位
置が仕切り部材7側にあるので、仕切りレバー120の
駆動が加わらない時は、その自重により仕切り部材7が
真下の位置にくるところで停止する。符号121は仕切
りセンサを示していて、仕切りフラグ119を検知する
ことにより、仕切り部材7の位置を判別している。
【0047】図4(a)において、原稿トレイ1上にシ
ート原稿Pを満載した場合、シート原稿P端面と仕切り
部材7の取り付け部までの距離が短くて仕切り部材7の
腰が強いので、仕切り部材7は変形せず図示のようにシ
ート原稿Pに沿ってフラットな状態になっている。
【0048】図4(b)において、原稿トレイ1上に積
載されたシート原稿Pの枚数が少ない場合、従来のよう
な剛性をもった仕切り部材であると、部材先端がシート
原稿P表面に接触した状態で停止するので、原稿端部位
置では仕切り部材が原稿表面に対して隙間が生じて浮き
上がってしまう。そして、仕切り部材の上方にシート原
稿Pが再積載される際に、原稿先端が仕切り部材に衝突
して、原稿トレイ1上に安定して積載できなかったが、
図4(b)のように、仕切り部材7は可撓性を有してい
るので、仕切りレバー120の駆動力により原稿束P表
面の状態に仕切り部材7がなじんで、満載時と同様に原
稿面に沿ってフラットな状態となる。
【0049】従って、仕切り部材7は、原稿トレイ1上
にシート原稿Pが多い場合であっても少ない場合であっ
ても、必ず原稿束P表面に密着した状態となるので、仕
切り部材7上にシート原稿Pが再積載されても、仕切り
部材7に衝突することはないので、シート原稿Pの搬出
に支障をきたすことなく、安定してシート原稿Pを積載
できる。
【0050】次に、図5を用いてジョッギング機構につ
いて説明する。図5は原稿トレイ1の上視図である。
【0051】図中符号122は幅方向規制板33aの一
部を形成するジョッギングガイドであって、幅方向規制
板33aに出没自在に支持されている。ジョッギングガ
イド122の原稿面側と反対側には、2か所のジョッギ
ングリンク123,125の一方側と係合するリンクピ
ン126,127が設けられている。ジョッギングリン
ク123,125の他端側は、ジョッギングレバー12
9とレバーピン130,131で係合している。
【0052】また、ジョッギングレバー129は、ジョ
ッギングソレノイド132に係合している。従って、ジ
ョッギングソレノイド132がONすると、ジョッギン
グガイド122はシート原稿Pを原稿基準ガイド33に
押し付けるように動作して、ジョッギングソレノイド1
32がOFFすると、戻しばね133によりジョッギン
グガイド122は原稿端面から離隔するように動作す
る。
【0053】すなわち、シート原稿Pが原稿トレイ1上
に1枚づつ再積載される毎に、ジョッギングソレノイド
132のON・OFFを繰り返すことにより、シート原
稿Pを確実に原稿基準ガイド33に押し付けて、原稿ト
レイ1上のシート原稿Pの整合性を向上させている。
【0054】図21は、閉ループRDFの給紙処理の
該略図を示しており、図21(a)に示すように所定位
置において原稿bの画像読取りが終了すると、幅広ベル
ト2が図において反時計方向に回動して図21(b)に
示すように原稿bを搬入側と反対側の方向に搬送すると
共に、次の原稿aが図21(b)に示すように所定位置
に配置されるようになっている。
【0055】図30は、シート搬送装置の外部に別
のシート材搬送装置を設けて接続したものであり、シ
ート材搬送装置から搬送されたシート原稿Pを、原稿
搬入路VIを通って第2の原稿排紙路IIIへ搬入し、
原稿トレイ1へ搬送することができる。
【0056】従って、画像処理済シート原稿Pを第2の
原稿排紙トレイ62に移送後、外部のシート材搬送装置
からのシート原稿Pを第1の原稿トレイ1上へ移送し
て、画像処理動作を再開する作業を繰り返すことによ
り、大容量のシート原稿Pの画像処理が可能となる。
【0057】さらに、前のユーザの画像処理中に、図3
0に示すような外部のシート材搬送装置に次のユーザ
が画像処理すべきシート原稿Pを予めセットしておけ
ば、次のユーザは前のユーザの処理が終了するまでその
場に待機する必要もなく、また、画像処理装置も連続し
て動作しうるので効率的な作業を行なうことができると
共にシート材搬送装置を有効に稼動させることができ
る。
【0058】RDF制御装置(100) 図6は、本実施例の循環型原稿自動搬送装置の制御装置
(100)の回路構成を示すブロック図であり、制御回
路100はROM、RAM等を内蔵したワンチップマイ
クロコンピュータ(CPU)101を中心に構成されて
おり、該マイコン101の入力ポートI1〜I13には
各種センサの信号が入力される。
【0059】また、該マイコン101の出力ポートO1
〜O15には、ドライバD1〜D15を介して各負荷が
接続されており、さらに通信IC102を介して複写機
本体との間で制御データの授受を行っている。RDFよ
り複写機本体に送信されるデータは、原稿のプラテンガ
ラス上への給紙完了を示す給紙完了信号である。
【0060】該ROMには、図7,図8に示すような制
御手順(制御プログラム)があらかじめ格納されてお
り、その制御手順に従って各入出力を制御する。
【0061】(メインフロー)次に図7,図8に示すフ
ローチャート、および図9〜図29までの図面を用いて
本実施例の動作説明を行う。
【0062】特に図7,図8は本実施例におけるメイン
フローチャートで、これを用いて以下に述べる多種多様
の動作説明を行う。
【0063】(片面〜片面コピー、原稿A4、5枚、混
載指定無し)step(図ではSで表わす)1で原稿ト
レイ1を図3の実線の位置に上げるべく、トレイUP処
理を行い、原稿セットされてない初期状態では必ずトレ
イがあがっているようにして、操作者がセットしやすい
ようにしている。
【0064】そして、step2で原稿がセットされた
かを入口センサ47で検出し図示しない複写機本体の操
作部にあるコピーキーをオンする事で動作開始となる。
【0065】次に、step4に原稿束の最上位の1枚
を給送すべく後述の分離処理を行う。
【0066】次に、step5で分離した原稿をプラテ
ン3上に後述の給紙処理を行って搬送する。給紙処理が
終了したら複写機本体はコピー動作を開始し(step
6)、step7に進み、仕切りレバーが落下したか否
かの判定を行い、肯定判定であれば、原稿が1枚原稿で
あるので複写機本体のコピー終了を待って(step
9)、後述のスイッチバック排紙処理を起動して(st
ep10)、原稿搬送制御を終了する。
【0067】step7において、否定判定の場合は、
step5の給紙処理中に行った原稿サイズ検知処理の
結果、および複写機本体の操作部上で原稿混載指定が行
われたか否かの判定結果に従って、搬送制御の流れを決
定する(step8)。本実施例の場合、原稿サイズは
A4で、かつ原稿混載指定無しであるのでstep1
1、図3の破線の位置まで原稿トレイ1を下降させるト
レイDOWN処理を行い、後述の閉ループ排紙処理実行
時の排紙原稿の整合性をよくするように準備する。
【0068】そして、次の原稿の分離処理を行い(st
ep4′)、更に後述する前給紙処理を行った後(st
ep13)、複写機本体のコピー終了を待って(ste
p9′)、step14においてスイッチバック循環フ
ラグがセットされているか否かの判定を行う。本実施例
の場合、step8において、否定判定であったのでス
イッチバック循環フラグはセットされておらず、ste
p15に進んで後述の閉ループ排紙処理を起動して(s
tep15)、次の原稿の給紙処理を行う(step
5′)。
【0069】給紙処理が終了したら複写機本体はコピー
動作を開始し(step6′)、該コピー中に仕切りレ
バーが落下したか否かの判定を行い(step8′)、
否定判定であればstep4′に戻って処理を続行す
る。
【0070】step7′において、肯定判定であった
場合には、この原稿が最終原稿であるので、複写機本体
のコピー終了を待って(step9″)、スイッチバッ
ク排紙フラグがセットされているか否かの判定を行い
(step14′)、本実施例においては前述した様に
否定判定であるのでstep15′に進んで閉ループ排
紙処理を起動した後、全ての原稿の排紙処理が終了する
のを待つ(step16)。
【0071】次に、該循環が最終循環であるか否かの判
定を行い(step17)、最終循環であれば、原稿ト
レイ1を図3の実線の位置に上げるべく、トレイUP処
理を行ってトレイを初期の状態に戻して(step
1′)、原稿搬送制御を終了する。step17におい
て、否定判定であれば原稿枚数が4枚以下か否かの判定
を行い(step18)、肯定判定であればスイッチバ
ック循環フラグをセットして(step19)、ste
p4の分離処理に戻る。否定判定であれば、そのまま、
step4へ戻る。これは、原稿枚数によって最適な制
御を行うためである。
【0072】(片面〜片面コピー、原稿A3、5枚、混
載指定無し、複数循環モード)step1で原稿トレイ
1を図3の実線の位置に上げるべく、トレイUP処理を
行い、原稿セットされていない初期状態では必ずトレイ
があがっているようにして、操作者がセットしやすいよ
うにしている。
【0073】そして、step2で原稿がセットされた
かを入口センサ47で検出し図示しない複写機本体
操作部にあるコピーキーをオンする事で動作開始とな
る。
【0074】次に、step4に原稿束の最上位の1枚
を給送すべく後述の分離処理を行う。
【0075】次に、step5で分離した原稿をプラテ
ン3上に後述の給紙処理を行って搬送する。給紙処理が
終了したら複写機本体はコピー動作を開始し(ste
p6)、step7に進み、仕切りレバー120が落下
したか否かの判定を行い、肯定判定であれば、原稿が1
枚原稿であるので複写機本体のコピー終了を待って
(step9)、後述のスイッチバック排紙処理を起動
して原稿搬送制御を終了する。
【0076】step7において、否定判定の場合は、
step5の給紙処理中に行った原稿サイズ検知処理の
結果、および複写機本体の操作部上で原稿混載指定が
行われたか否かの判定結果に従って搬送制御の流れを決
定する(step8)。本実施例の場合、原稿サイズは
A3で、かつ原稿混載指定無しであるのでstep12
に進みスイッチバック循環フラグをセットする。
【0077】そして、次の原稿の分離処理を行い(st
ep4′)、更に後述する前給紙処理を行った後(st
ep13)、複写機本体のコピー終了を待って(st
ep9′)、step14においてスイッチバック循環
フラグがセットされているか否かの判定を行う。本実施
例の場合、step8において、肯定判定であったので
スイッチバック循環フラグがセットされており、後述の
スイッチバック排紙処理を起動して(step15)、
次の原稿の給紙処理を行う(step5′)。給紙処理
が終了したら複写機本体はコピー動作を開始し(ste
p6′)、該コピー中に仕切りレバーが落下したか否か
の判定を行い(step7′)、否定判定であればst
ep4′に戻って処理を続行する。
【0078】step7′において、肯定判定であった
場合には、この原稿が最終原稿であるので、複写機本体
のコピー終了を待って(step9″)、スイッチバッ
ク排紙フラグがセットされているか否かの判定を行い
(step14′)、本実施例においては前述した様に
肯定判定であるのでstep10″に進んでスイッチバ
ック排紙処理を起動した後、全ての原稿の排紙処理が終
了するのを待つ(step16)。
【0079】次に、該循環が最終循環であるか否かの判
定を行い(step17)、最終循環であれば、原稿ト
レイ1を図3の実線の位置に上げるべく、トレイUP処
理を行ってトレイを初期の状態に戻して(step
1′)、原稿搬送制御を終了する。step17におい
て、否定判定であれば原稿枚数が4枚以下か否かの判定
を行い(step18)、肯定判定であればスイッチバ
ック循環フラグをセットして(step19)、ste
p4の分離処理に戻る。否定判定であれば、そのまま、
step4へ戻る。これは、原稿枚数によって最適な制
御を行うためである。
【0080】(片面〜片面コピー、原稿A4、5枚、混
載指定有り、複数循環モード)step1で原稿トレイ
1を図3の実線の位置に上げるべく、トレイUP処理を
行い、原稿セットされていない初期状態では必ずトレイ
があがっているようにして、操作者がセットしやすいよ
うにしている。
【0081】そして、step2で原稿がセットされた
かを入口センサ47で検出し図示しない複写機本体の操
作部にあるコピーキーをオンする事で動作開始となる。
【0082】次に、step4に原稿束の最上位の1枚
を給送すべく後述の分離処理を行う。
【0083】次に、step5で分離した原稿をプラテ
ン3上に後述の給紙処理を行って搬送する。
【0084】給紙処理が終了したら複写機本体はコピー
動作を開始し(step6)、step7に進み、仕切
りレバー120が落下したか否かの判定を行い、肯定判
定であれば、原稿が1枚原稿であるので複写機本体のコ
ピー終了を待って(step9)、後述のスイッチバッ
ク排紙処理を起動して原稿搬送制御を終了する。
【0085】step7において、否定判定の場合は、
step5の給紙処理中に行った原稿サイズ検知処理の
結果、および複写機本体の操作部上で原稿混載指定が
行われたか否かの判定結果に従って搬送制御の流れを決
定する(step8)。本実施例の場合、原稿サイズは
A4で、かつ原稿混載指定有りであるのでstep12
に進みスイッチバック循環フラグをセットする。
【0086】そして、次の原稿の分離処理を行い(st
ep4′)、更に後述する前給紙処理を行った後(st
ep13)、複写機本体のコピー終了を待って(st
ep9′)、step14においてスイッチバック循環
フラグがセットされているか否かの判定を行う。本実施
例の場合、step8において、肯定判定であったので
スイッチバック循環フラグがセットされており、後述の
スイッチバック排紙処理を起動して(step15)、
次の原稿の給紙処理を行う(step5′)。
【0087】給紙処理が終了したら複写機本体はコピー
動作を開始し(step6′)、該コピー中に仕切りレ
バー120が落下したか否かの判定を行い(step
7′)、否定判定であればstep4′に戻って処理を
続行する。
【0088】step7′において、肯定判定であった
場合には、この原稿が最終原稿であるので、複写機本体
のコピー終了を待って(step9″)、スイッチバッ
ク排紙フラグがセットされているか否かの判定を行い
(step14′)、本実施例においては前述した様に
肯定判定であるのでstep10″に進んでスイッチバ
ック排紙処理を起動した後、全ての原稿の排紙処理が終
了するのを待つ(step16)。
【0089】次に、該循環が最終循環であるか否かの判
定を行い(step17)、最終循環であれば、原稿ト
レイ1を図3の実線の位置に上げるべく、トレイUP処
理を行ってトレイを初期の状態に戻して(step
1′)、原稿搬送制御を終了する。step17におい
て、否定判定であれば原稿枚数が4枚以下か否かの判定
を行い(step18)、肯定判定であればスイッチバ
ック循環フラグをセットして(step19)、ste
p4の分離処理に戻る。否定判定であれば、そのまま、
step4へ戻る。これは、原稿枚数によって最適な制
御を行うためである。
【0090】(分離処理)図7,図8に示すフローチャ
ートにおけるstep4の分離処理について図9に基づ
いて説明する。
【0091】分離処理(step4)において、原稿が
1枚目であれば(step4−1)、原稿束Pの区切り
を検知するための仕切り部材40を動作させるために仕
切り部材モード39をオンし、原稿束Pのさばきを行う
べく分離モータ81をオンする(step4−3)と同
時に、原稿束Pの幅方向の整合を行うべく後述するジョ
ギング処理をスタートする(step4−5)。
【0092】しかる後、ジョギング処理が終了したら
(step4−7)、原稿束Pの最下位の原稿を1枚の
み分離させるように給紙ストッパ7を下降させるために
ストッパソレノイド36をオンし(step4−9)、
シートパスI内を進み、レジストセンサ52が原稿先端
を検知したら(step4−11)、分離モータ81を
低速駆動にするための速度制御を開始すると共に、分離
ループタイマーをスタートし(step4−13)、こ
の設定時間終了後(step4−15)、分離モータ8
1をオフする(step4−17)事で、原稿は低速で
給送ローラ対51のニップ部に先端を突き当てられるの
で、原稿の先端損傷防止と共に衝突音を軽減させること
ができ、更に所定量のループが形成された状態で停止す
る。これにより、分離時に斜行が発生した場合でもこれ
を矯正する作用を成す。
【0093】(給紙処理)図7,図8に示すフローチャ
ートにおけるstep5の給紙処理について図10に基
づいて説明する。
【0094】給紙処理(step5)においては、給送
ローラ対18、および幅広ベルト2を駆動し、原稿をシ
ートパスIからシートパスIIに搬送させるべく、ベル
トモータ82を正転オンすると(step5−1)同時
にベルトクロックインタラプタから入力するクロック信
号によってカウントするサイズチェックカウンタをスタ
ートさせ(step5−2)、原稿サイズの測定を開始
すると同時に後述するレジスト処理を起動する(ste
p5−3)。
【0095】そして、原稿が搬送されてその先端が給紙
センサ52を通過した(step5−4)と同時に上記
サイズチェックカウンタをストッパし(step5−
5)、そのデータに基づいて図20に示すサイズチェッ
クサブルーチンにて原稿サイズを判別しておく(ste
p5−6)。更に、上記スタートしたレジスト処理が終
了した時点で給紙処理を完了する(step5−7)。
【0096】(前給紙処理)図7,図8に示すフローチ
ャートにおけるstep13の前給紙処理について図1
1に基づいて説明する。
【0097】始めに、分離クラッチ86をオンして(s
tep13−1)、分離部とレジローラを連結して分離
ローラ42、分離搬送ベルト41、搬送ローラ対51を
動作可能にし、分離モータ81をオンすると同時に前給
紙タイマーを起動する(step13−2,13−
3)。この前給紙タイマーは、該タイマー分、分離モー
タ81を駆動することにより、図21に示した様に原稿
Aを搬送ローラ51のニップの部分より30mm露光の
基準位置よりに搬送する様に設定されている。前給紙タ
イマーが終了したら(step13−5)、分離モータ
81を直ちにオフして(step13−6)、前給紙処
理を終了する(step13−7)。
【0098】(スイッチバック排紙処理)図7,図8に
示すフローチャートにおけるstep10のスイッチバ
ック排紙処理について図12,図13に基づいて説明す
る。
【0099】スイッチバック排紙処理(step10)
においては、プラテン3上の原稿を排紙すべく、ベルト
モータ82を逆転オンし(step10−1)、原稿先
端が第1排紙センサ55で検知されたら(step10
−2)、反転モータ87をオンする(step10−
3)。
【0100】従って、原稿はシートパスIIIからシー
トパスIVへと搬送されて原稿後端を第1排紙センサ5
5によって検知したら(step10−4)、排紙整合
のために反転モータ87の速度制御を開始するタイミン
グを司る搬送カウンタFC1をスタートさせ(step
10−5)、搬送カウンタFC1終了後、その後の速度
制御を行いながら、原稿を原稿トレイ1上に排紙するた
めの距離を決定するカウンタFC2をスタートさせる
(step10−7)。カウンタFC2が終了するまで
速度制御を続け(step10−8)、終了したら(s
tep10−9)、反転モータ87をオフし(step
10−10)、原稿が原稿トレイ1上に落下するまでイ
ンターバルをとる。
【0101】排紙落下タイマORG−DWN−TMを起
動し(step10−11)、終了後(step10−
12)、排紙原稿の整合を行うべくジョギングガイド1
22を押し出すようにジョギングソレノイド132をオ
ンすると同時に押している時間を決定するタイマEJC
T−JOG−TMをスタートさせ(step10−1
5)、終了後(step10−17)、ジョギングソレ
ノイド132をオフして(step10−19)、スイ
ッチバック排紙処理を終了する。
【0102】(閉ループ排紙処理)図7,図8に示すフ
ローチャートにおけるstep15の閉ループ排紙処理
に図14,図15に基づいて説明する。
【0103】閉ループ排紙処理が起動された時点におけ
る原稿Pの様子は、図22に示すようになっている。こ
こで、第2の排紙センサ67の頁の原稿先端を検知す
るのを待つ(step15−1)。但し、この時、閉ル
ープ排紙処理の中では全面ベルト2を駆動するわけでは
ない。
【0104】そこで、図7,図8のstep4〜ste
p5′において、次原稿頁の分離、前給紙、給紙処理
が行われ、原稿の関係は図23の様になる。更に、頁
の原稿も閉ループ排紙処理を起動する。更に頁の原稿
の分離、前給紙処理が行われたのちの、給紙処理の途中
で、図24に示すように頁の原稿の先端を第2の排紙
センサ67を検知し、ここで、第3の排紙センサ69が
頁の原稿先端を検知するのを待つ(step15−
3)。更に頁の原稿の給紙処理が終了した時点で図2
5の様な原稿配置になる。
【0105】更に、頁の原稿の分離、前給紙処理の後
の給紙処理途中で、図26に示すように頁の原稿先端
を第3の排紙センサ30が検知し、同時に排紙モータ8
9を駆動し(step15−5)、頁の原稿を第2搬
送ローラ60によって引き抜き始めるとともに、その原
稿が1枚目の排紙原稿か否かの判断を行い(step1
5−6)、肯定判定であれば排紙原稿の仕切り部材への
潜り込みを防止するために仕切り部材モータ39をオン
し(step15−6)、原稿の後端を第3の排紙セン
サ69を検知するのを待って(step15−7)、そ
の後、仕切り部材モータ39がオンしていたら該モータ
を停止させておく(step15−8)。
【0106】この後、図27の様に頁の原稿の給紙処
理が終了して幅広ベルト2が停止しても、頁の原稿は
第2搬送ローラ60によって矢印の方向に排出され続け
第3の排紙センサ69が頁の原稿の後端を検知すると
同時に、該第3の排紙センサ69から第3搬送ローラ6
1のニップ中心より10mm手前までの距離に相当する閉
ループ排紙カウンタ1をスタートさせるとともに(st
ep15−9)、該閉ループ排紙カウンタ1が終了する
までの間、排出速度を低速にし(step15−1
1)、該閉ループ排紙カウンタ1が終了したら(ste
p15−13)、排紙モータ89の駆動を停止して(s
tep15−15)、原稿の先端が図28の実線の位
置から破線の位置まで落下する時間に相当する閉ループ
排紙落下タイマーを起動する(step15−17)。
【0107】該閉ループ排紙落下タイマーが終了したら
(step15−19)、排紙モータ89を駆動すると
ともに(step15−21)、原稿が第3搬送ロー
ラ61から完全に離間する距離に相当する閉ループ排紙
カウンタ2を起動し(step15−23)、該閉ルー
プ排紙カウンタ2の終了を待って排紙モータ89の駆動
を停止し(step15−25)(step15−2
7)、図29の位置に原稿を排出した後、原稿が原稿
トレイ1上に落下するまでインターバルをとる閉ループ
排紙落下タイマLOOP−DWN−TMを起動し(st
ep15−29)、終了後(step15−31)、排
紙原稿の整合を行うべくジョギングガイド122を押し
出すようにジョギングソレノイド132をオンする(s
tep15−33)と同時に押している時間を決定する
タイマLOOP−JOG−TMをスタートさせ(ste
p15−35)、終了後(step15−37)、ジョ
ギングソレノイド132をオフして(step25−3
9)、閉ループ排紙処理を終了する。この時、閉ループ
排紙カウンタによる送り量と、第2搬送ローラ60、第
3搬送ローラ61による送り量は確実に一致する。
【0108】(トレイUP処理)図16にもとづいて原
稿積載トレイ1の上方向揺動処理を説明する。
【0109】step8−1においてトレイ昇降モータ
95を上方向に動作すべく駆動出力をONし、それと同
時に入口センサ47の入力を禁止すべく前記マイコン1
01内のRAMに原稿検知センサ入力フラグをセットす
る(step8−2)。その後、原稿積載トレイ1を上
限位置に停止すべく、トレイ上限SW TRAY UP
L MT SWがONするまで待機し(step8−
3)、この上限SWがONしたらトレイ昇降モータ95
の駆動をOFFする。それと同時に前記入口センサの入
力を再開するべく、前記RAM内の原稿検知センサ入力
禁止フラグをリセットする(step8−4,8−
5)。
【0110】(トレイDOWN処理)図17にもとづい
て原稿積載トレイ1の下方向揺動処理を説明する。
【0111】step8−6において、トレイ昇降モー
タ95を上方向に動作すべく駆動をONし、それと同時
に入口センサ47の入力を禁止すべく前記マイコン10
1内のRAMに原稿検知センサ入力フラグをセットする
(step8−7)。その後、原稿積載トレイ1を上限
位置に停止すべく、トレイ上限SW TRAY DOW
N LMT SWがONするまで待機し(step8−
8)、上限SWがONしたら、トレイ昇降モータ95の
駆動をOFFする(step8−9)。それと同時に前
記入口センサ47の入力を再開すべく、前記RAM内の
原稿検知センサ入力禁止フラグをリセットする(ste
p8−10)。
【0112】(ジョギング処理)前記ジョギング処理の
流れを図18に示すフローチャートに従って説明する。
ジョギング処理(SUB1)では、始めにジョギングを
行う回数を決定するJOG−CNを初期化して、幅規制
部材のジョギングガイド122を押し出すためのジョギ
ングソレノイド132をオンすると同時に任意に設定で
きるタイマーJOG−TMをスタートさせ(SUB1−
3)、タイマーJOG−TMが設定時間を終了したら
(SUB1−5)、ジョギングガイド122を初期の状
態に戻すべくジョギングソレノイド132をオフし、上
記と同様にタイマーJOG−TMをスタートさせ(SU
B1−7)、タイマーの設定時間が終了したら、ジョギ
ングを行う回数を増加して(SUB1−9)、ジョギン
グガイド65の往復動が3回終了するまで(SUB1−
11)、SUB1−3に戻って処理を繰り返す。これに
よって、原稿束Pは幅方向に整合され、斜行、横レジ等
を防止する事ができる。
【0113】(レジスト処理)レジスト処理について図
19に基づいて説明する。
【0114】始めに原稿の後端を給紙センサ52により
検知したら(SUB2−1)、原稿をプラテン3上の所
定位置に停止させるためのレジストカウンタRGCNを
スタートさせる(SUB2−3)。このレジストカウン
タRGCNはベルトロックインタラプタによりカウント
され、その原稿送り量とカウント値は確実に一致するよ
うに構成されている。
【0115】次いで、プラテンガラス3上の停止位置に
制度よく停止させるためにベルトモータ82の低速制御
を開始し、レジストカウンタRGCNが終了するまでそ
の制御を続行し(SUB2−4)、終了した時点でベル
トモータ82の出力をオフし(SUB2−5)、更に電
磁ブレーキをオンして原稿を所定位置に停止させる(S
UB2−6)。
【0116】(サイズチェック処理)サイズチェックサ
ブルーチンについて図20に基づいて説明する。
【0117】このサイズチェックサブルーチンでは原稿
サイズの判定手段として前記サイズチェックカウンタデ
ータに給送ローラ51のニップ位置から給紙センサ52
までの距離分を加えて補正したものが真の原稿サイズと
なる。このとき、原稿は給送ローラ51と幅広ベルト2
によって搬送されており、その送り量とベルトクロック
インタラプタによるカウント値は確実に一致する。以
後、補正されたサイズデータによってB5、A4、A4
R、B4、A3等のサイズ判定を行う。
【0118】〔その他の実施例〕図33は本発明の第2
の実施例を示すものである。
【0119】入口センサ47の出力はコンパレータ47
4に入力されるが、通常はこのしきい値は抵抗471と
抵抗472の分圧値で決定されている。これに対し、ト
レイ揺動モータ95が動作時には、トランジスタ476
がオンし、しきい値が抵抗471と、抵抗472、抵抗
473の並列値の分圧値で決定される。
【0120】原稿検知は、コンパレータ474の出力4
75が“H”レベルの時に行なわれるから、トレイ揺動
中はしきい値を下げる事によって、入口センサ47の出
力が小さい方に変動したとしても、出力475は、
“H”レベルを維持するため、等価的に原稿検知を禁止
できる。
【0121】図34は本発明のさらに他の実施例を示
し、入口センサ47からの出力475と、トレイ揺動モ
ータ95の制御出力952を論理和回路478で論理和
をとってセンサ出力479としたもので、トレイ揺動モ
ータ制御出力925が、“H”レベル、つまりトレイ揺
動モータ95がオンしている間は、センサ出力479は
“H”レベルとなり、常に原稿検知状態とすることで、
原稿検知を禁止できる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート材積載部材の揺動中にシート材検知手段の入力を
禁止した事により、シート材積載部材の揺動によるシー
ト材検知手段の誤検知を防止できる。このためシート搬
送性の向上が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシート材搬送装置の縦
断側面図である。
【図2】同実施例の駆動系を示す系統図である。
【図3】原稿トレイおよび補助トレイの揺動機構を示す
側面図である。
【図4】仕切り部材部の縦断側面図である。
【図5】上記ジョッギング機構の平面図である。
【図6】RDF制御装置の回路構成のブロック図であ
る。
【図7】本発明実施例にかかる全体動作のフローチャー
トの一部を示す図である。
【図8】同全体動作のフローチャートの残りを示す図で
ある。
【図9】同実施例にかかる分離処理のフローチャートで
ある。
【図10】同実施例にかかる給紙処理のフローチャート
である。
【図11】同実施例にかかるRDF前給紙処理のフロー
チャートである。
【図12】同実施例にかかるスイッチバック排紙処理
(1)のフローチャートである。
【図13】同実施例にかかるスイッチバック排紙処理
(2)のフローチャートである。
【図14】同実施例にかかる閉ループ排紙処理(1)の
フローチャートである。
【図15】同実施例にかかる閉ループ排紙処理(2)の
フローチャートである。
【図16】同実施例にかかるトレイUP処理のフローチ
ャートである。
【図17】同実施例にかかるトレイDOWN処理のフロ
ーチャートである。
【図18】同実施例にかかるジョギング処理のフローチ
ャートである。
【図19】同実施例にかかるレジスト処理のフローチャ
ートである。
【図20】同実施例にかかるサイズチェックSUBのフ
ローチャートである。
【図21】前給紙処理の概略図である。
【図22】給紙動作の説明図である。
【図23】給紙動作の別の説明図である。
【図24】給紙動作のさらに別の説明図である。
【図25】給紙動作のさらに別の説明図である。
【図26】給紙動作のさらに別の説明図である。
【図27】給紙動作のさらに別の説明図である。
【図28】給紙動作のさらに別の説明図である。
【図29】給紙動作のさらに別の説明図である。
【図30】外部シート材搬送装置が接続されたシート材
搬送装置の縦断側面図である。
【図31】従来のシート材搬送装置の一例を示す縦断側
面図である。
【図32】同従来装置の他の一例を示す縦断面図であ
る。
【図33】本発明の第2の実施例の回路図である。
【図34】本発明の第3の実施例の回路図である。
【符号の説明】
1 原稿トレイ(シート材積載台) 3 プラテン(画像読取り部) I シート給送路(原稿給送路) II 第1のシート給送路(第1の原稿排紙路) III 第2のシート給送路(第2の原稿排紙路) V 第3のシート給送路(第3の原稿排紙路) 41,42 シート材分離手段 47 入口センサ 62 原稿排紙トレイ(第2のシート材積載台) P シート材(シート原稿)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を積載するシート材積載部材
    と、該シート材積載部材を昇降制御可能なシート材積載
    部材揺動手段と、前記シート材積載部材の近傍に配置さ
    れたシート材を検知する為のシート材検知手段とを有す
    るシート材搬送装置において、 前記シート材積載部材揺動手段による前記シート材積載
    部材の動作時に前記シート材検知手段によるシート材検
    知を禁止する手段を具えた事を特徴とするシート材搬送
    装置。
JP19656591A 1991-08-06 1991-08-06 シート材搬送装置 Pending JPH0539142A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9116133B2 (en) 2010-03-09 2015-08-25 Federal-Mogul Corporation Bore inspection system and method of inspection therewith

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