JP2551671B2 - シート材搬送装置 - Google Patents

シート材搬送装置

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JP2551671B2 JP1287743A JP28774389A JP2551671B2 JP 2551671 B2 JP2551671 B2 JP 2551671B2 JP 1287743 A JP1287743 A JP 1287743A JP 28774389 A JP28774389 A JP 28774389A JP 2551671 B2 JP2551671 B2 JP 2551671B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、複写機、レーザービームプリンタ等の画像
形成装置において、画像形成部等の所定位置にシート材
を搬送・載置するシート材搬送装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、シート材搬送装置として、画像処理すべきシー
ト原稿を積載するシート材積載台の最下部のものから順
次1枚づつ画像処理部の所定位置に搬送・載置し、画像
処理後のシート原稿を所定位置からシート材積載台のシ
ート原稿の最上部に再積載するものがある。
この種の装置では、シート材積載台上の画像処理前の
シート原稿と、画像処理後のシート原稿とを仕分けする
方法として、処理前と処理済のシート原稿間に仕切り部
材を挿入する手段があり、第12図はその一例を示してい
る。
同図において、原稿トレイ1の一側部には、シート材
Pの側部が当接されてその位置決めを行なう原稿基準ガ
イド33が一体的に形成されており、上記シート原稿Pの
他方の側部は、図示しない幅方向規制板が接離して上記
原稿基準ガイド33と協働してシート原稿Pの位置を設定
している。原稿基準ガイド33の中空部には、図示しない
仕切り部材モータの出力軸117が配置されており、この
出力軸117には仕切り部材136の基部が固着されている。
仕切り部材136は、仕切り部材モータの回転時に、原稿
基準ガイド33に穿設されたスリットを通って矢印方向に
回動してシート原稿Pの最上位に当接して停止し、この
上にさらに再積載される他の画像処理済のシート原稿P
と、その下側の画像処理前のシート原稿Pとを仕分けし
ている。従来の仕切り部材136は、樹脂の整形品あるい
は金属材料等のきわめて剛性の高い材料により構成され
ていた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、この種の装置に用いらていた仕切り部
材136では、第12図(a)に示すようにシート原稿Pが
原稿トレイ1上に多数枚積載されている状態では仕切り
部材136がシート原稿Pの表面状態にならって水平状態
となっているので、仕切り部材136直上に処理済原稿P
が再積載されても、処理済原稿Pの先端がその再積載時
に仕切り部材136に衝突することはなく、スムーズに再
積載できるが、第12図(b)に示すように仕切り部材13
6が原稿トレイ1上に少数枚しか積載されていない場合
は、仕切り部材136の先端が処理前のシート原稿Pに当
接した時点で停止してしまうので、その根本の部分は処
理前のシート原稿Pから浮き上がった状態となってい
る。この状態で、画像処理済のシート原稿Pが原稿トレ
イ1上に再積載されると、再積載されるシート原稿Pの
先端が仕切り部材136に衝突してしまってスムーズな再
積載に支障をきたす問題がある。
さらに、剛性の高い材質で作られたものであれば、仕
切り部材136そのものがある程度厚みをもった形状で作
らざるを得ないので、たとえ前記の多数枚積載状態であ
っても、処理済原稿Pが処理前原稿Pの表面に接触しな
がら再積載されると仕切り部材136に衝突してしまうの
で、原稿トレイ1の搬出口の搬出方向及び搬出方向に対
する仕切り部材136の位置関係もかなり限定されたもの
となる欠点がある。
そこで、本発明は、画像処理済原稿を処理前原稿と仕
分けする仕分け部材を、シート材積載台上の原稿枚数に
影響されることなく仕分け可能にしたシート材搬送装置
を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、画
像処理すべきシート材を積載するシート材積載台と、 前記シート材積載台上のシート材を最下位のものから
順次1枚ずつ分離し画像処理部へ搬送する分離部と、 前記画像処理部からの画像処理後のシート材を前記シ
ート材積載台上のシート材の最上部へ再積載するシート
材搬送手段と、 前記シート材積載台の一側部に出没するように回動自
在であってシート材積載台上の画像処理前のシート材と
画像処理後のシート材を仕切る可撓性の仕切り部材と、 シート材が再積載するとき、該仕切り部材をシート材
積載台の画像処理前の最上位のシート材上に押圧して変
形させ、シート材上に密着させる駆動手段と、 を有することを特徴とする。
(ホ)作用 以上構成に基づき、シート材積載台に積載されたシー
ト材は、分離部により1枚ずつ分離されて画像処理部へ
搬送されて画像処理され、画像処理後のシート材は、シ
ート材積載台上の画像処理前のシート材上に排出され
る。
画像処理前のシート材上に、画像処理後のシート材が
搬送されてくるとき、仕切り部材が駆動手段により画像
処理前のシート材上に押圧されて変形して密着されて、
画像処理後のシート材を画像処理前のシート材と仕切
る。この仕切り部材が、駆動手段によって画像処理前の
シート材に密着していることで、画像処理後のシート材
が仕切り部材に衝突したり、仕切り部材の下に潜り込む
ことなく、画像処理前のシート材に積載される。
(ヘ)実施例 以下、本発明の実施例を図面に沿って説明する。
第1図において、シート材搬送装置であるRDF(本発
明の循環式原稿搬送装置)Bは、上方に原稿トレイ1を
有し、その下方には駆動ローラ31及び他ターンローラ32
に巻回された幅広ベルト2が配置されている。この幅広
ベルト2は、複写機本体Aのプラテン3上に当接してい
て、上記原稿トレイ1上に載置したシート原稿Pを搬送
してプラテン3の上の所定位置に載置したり、プラテン
3上のシート原稿Pを上記原稿トレイ1上に搬出する。
また、原稿トレイ1には、1対の幅方向規制板33がシ
ート原稿Pの幅方向にスライド自在に配置されていて、
原稿トレイ1に載置されるシート原稿Pの幅方向を規制
して、シート原稿Pの給送時の安定性と、原稿トレイ1
上への搬出の際の整合性が確保されている。上記幅方向
規制板33には、後述するジョッギング機構が内蔵されて
いて、原稿トレイ1上に搬出されてくるシート原稿Pを
1枚毎、原稿基準ガイド33に押し付け、整合性をさらに
高めている。さらに、後述する原稿トレイ昇降機構によ
り、揺動中心35を中心として、図中実線位置と鎖線位置
との間を揺動可能にしている。
原稿トレイ1に隣接して、半月状の給紙ローラ5及び
ストッパソレノイド36(第6図参照)により上下に移動
するストッパ37が配設されており、原稿トレイ1上にセ
ットされた際のシート原稿Pは、突出した上記ストッパ
37により規制されて下流に進出できないようになってい
る。
そして、複写機の操作部で複写条件が入力され、スタ
ートキーが押されると、上記ストッパ37が沈み込んでシ
ート原稿Pの進路が開放され、シート原稿Pは給紙ロー
ラ5の給送を受けて下流部へ進出する。この際、原稿ト
レイ1部上の原稿基準ガイド33内に内蔵された仕切り部
材モータ39(第6図参照)に連結された仕切り部材7が
最上位のシート原稿Pに回転して乗り上げ、未処理原稿
と処理済原稿との区別をする。
上記ストッパ37の下流には、分離部を構成する搬送ロ
ーラ41及び分離ベルト42が配設されていて、それぞれ矢
印方向に回転して原稿トレイ1から進出してきたシート
原稿Pを1枚毎に分離してさらに下流側に搬送する。
また、前記ストッパ37の上方には、ウェイト43が設け
られており、原稿トレイ1上のシート原稿Pが少なく給
紙ローラ5の給送力だけではシート原稿Pが分離部41,4
2に進出できない場合に、ウェイトソレノイド45(第6
図参照)により下方に移動して、シート原稿Pを給紙ロ
ーラ5との間に挟んで給紙ローラ5の給送力を向上させ
ている。上記分離ベルト42の近傍には、原稿規制板46が
設けられており、シート原稿Pが上記分離部41,42に1
度に多数枚侵入しないようになっている。
上記分離部41,42から上記プラテン3にかけて原稿給
送路Iが構成されており、この原稿給送路Iは屈曲して
プラテン3上の搬送路に接続し、シート原稿Pをプラテ
ン3上に誘導する。また、給紙ローラ5近傍には、原稿
トレイ1上に載置されたシート原稿Pの有無を検知する
ための透過型の光センサである入り口センサ47a,47bが
配置されている。
このRDF Bの本体左方には、大ローラ49が配設されて
おり、上記プラテン3から大ローラ49の外周を回って上
記原稿トレイ1上方に伸びる第1の原稿排紙路IIが構成
されている。さらに、上記第1の原稿排紙路IIの大ロー
ラ49の上方から分岐して両面原稿の表裏を反転させるた
めの原稿反転路IVが構成されていて、この原稿反転路IV
の下流部が上記原稿給送路Iと合流するようになってい
る。第1の原稿排紙路IIの下流側には、第1の排紙ロー
ラ50が設けられており、上記第1の原稿排紙路IIを搬送
されてきたシート原稿Pを原稿トレイ1上の原稿束Pの
最上部に搬出する。
プラテン3の上方に配設された前記幅広ベルト2は、
シート原稿Pをプラテン3上の所定位置に搬送・載置さ
れ、画像読取り後にプラテン3から搬出される。上記原
稿給送路Iと原稿反転路IVの合流部には給送ローラ51が
配設されており、この給送ローラ51は、到達したシート
原稿Pにループを形成して、シート原稿Pの斜行を防止
している。上記給送ローラ51の上流近傍には、シート原
稿Pの前端及び後端を検知する透過型の光センサである
給送センサ52a,52bが配設されていて、原稿給送路I及
び原稿反転路IVのいずれの搬送路を通過したシート原稿
Pも検知できる。
第1の原稿排紙路II中の大ローラ49の下方には、プラ
テン3から搬出されたシート原稿Pを検知する透過型の
光センサである反転センサ53a,53bが配設され、さらに
大ローラ49と第1の給紙ローラ50との間の第1の原稿排
紙路II中には、第1の原稿排紙路IIを通過し、原稿トレ
イ1上に搬出されるシート原稿Pの通過を検知する透過
型の光センサである第1の排紙センサ55a,55bが配設さ
れている。
第1の原稿排紙路IIから原稿反転路IVに分岐される部
分には、パスを切り換えるための反転フラッパ56が配設
されていて、反転フラッパソレノイド57(第6図参照)
のON・OFFにより、図中実線位置及び鎖線位置間を揺動
することによりパスの切り換えを行なっている。
さらに、RDF Bの本体右方には、プラテン3上の画像
読取り終了後のシート原稿Pを、プラテン3への搬入方
向とは反対側に搬出する第2の原稿排紙路IIIが構成さ
れている。
第2の原稿排紙路III中には、第2の原稿排紙路III中
のシート原稿Pを搬送するための第1搬送ローラ59、第
2搬送ローラ60がそれぞれ配設され、さらに第2の原稿
排紙路IIIの下流側には、第2の排紙ローラ61が配設さ
れていて、上記第2の原稿排紙路IIIを搬送されたシー
ト原稿Pを、原稿トレイ1上の原稿束Pの最上部に搬出
する。
第2の原稿排紙路IIIの上方には、原稿排紙トレイ62
が配設されていて、第1搬送ローラ59下流近傍から第2
の原稿排紙路IIIが分岐し、上記原稿排紙トレイ62に延
びる第3の原稿排紙路Vが構成されている。第2の原稿
排紙路IIIと第3の原稿排紙路Vの分岐部には、搬送路
の切り換えを行なうための排紙フラッパ63が配設されて
いて、排紙フラッパソレノイド65(第6図参照)のON・
OFFにより、図中実線位置と鎖線位置の間を揺動するこ
とにより、パスの切り換えを行なっている。
第3の原稿排紙路Vの下流側には、第3の排紙ローラ
66が設けられており、第3の原稿排紙路Vを搬送されて
きたシート原稿Pを、原稿排紙トレイ62上に搬出する。
第2の原稿排紙路III中には、排紙路中のシート原稿P
の前端及び後端を検知するための透過型の光センサであ
る第2排紙センサ67a,67bがプラテン3と第1搬送ロー
ラ59間に、また、第2の原稿排紙路IIIと第3の原稿排
紙路Vとの分岐部と、第2搬送ローラ60間に、第3排紙
センサ69a,69bが配設されている。
このRDF B本体右側面には、本体外部からRDF B本体内
にシート原稿Pを受け入れる原稿搬入口70が開口してい
て、原稿搬入口70から前記第2の原稿排紙路IIIに第1
搬送ローラ59の上流側近傍に合流する原稿搬入路VIが構
成されている。
原稿排紙トレイ62内には、先端の回転中心軸71を中心
に揺動可能な補助トレイ72が配設されていて、後述する
原稿トレイ1の上下揺動動作に連動して、図中実線位置
と鎖線位置の間を揺動するようになっている。
つまり、原稿トレイ1が図中実線位置にあるときは、
ラージサイズのシート原稿Pの積載性をよくするために
補助トレイ72が図中実線位置に起き上がり、原稿トレイ
1が図中鎖線位置にあるときは、原稿排紙トレイ62へシ
ート原稿Pが排紙・積載できるように、補助トレイ72は
図中鎖線位置に収納される。
次に、本発明のRDF Bの駆動系について、第2図を用
いて説明する。
第2図は、各搬送ローラ及びフラッパを駆動するため
のモータ及びソレノイド類を示す駆動系統図を示してい
る。
第2図において、符号81は分離モータを示しており、
この分離モータ81は分離部である搬送ローラ41と分離ベ
ルト42を図中矢印方向に駆動する。ベルトモータ82は、
給送ローラクラッチ83を介して、給送ローラ51、さらに
幅広ベルト2を駆動する駆動ローラ31をそれぞれ駆動し
ており、さらに駆動ローラ31の回転を幅広ベルト2によ
ってターンローラ32に伝えると共に、さらに第1搬送ロ
ーラ59を駆動する。また、ベルトモータ82のモータ軸上
には、ブレーキ85が設けられていて、幅広ベルト2の停
止時の位置を保証する。
上記分離モータ81の駆動は、分離クラッチ86を介して
給送ローラ51を駆動する。反転モータ87は、大ローラ49
及び第1の排紙ローラ50を駆動するものである。符号89
は排紙モータを示しており、この排紙モータ89は第2搬
送ローラ60及び第3の排紙ローラ66をそれぞれ駆動する
ものである。
それぞれのモータの軸上には、複数のスリットを形成
したクロック円板81a,82a,87a,89aが設けられ、それぞ
れのスリットを透過型の光センサで認識することにより
パルスを発生するクロックセンサ81b,82b,87b,89b等が
それぞれ設けられている。各モータの回転を、クロック
センサ81b,82b,87b,89bによりクロックカウントするこ
とにより、各搬送ローラの回転量が測定でき、シート原
稿Pの移動量を検出することができるようになってい
る。
符号90は、反転フラッパ56を揺動させるための反転フ
ラッパソレノイド57を示していて、OFF時には反転フラ
ッパ56は図中実線位置にあって、第1の原稿排紙路IIを
通過したシート原稿Pを原稿トレイ1上に搬出し、ON時
には、第1の原稿排紙路IIを通るシート原稿Pを原稿反
転路IVへと誘導する。
符号91は、排紙フラッパ63を揺動させるための排紙フ
ラッパソレノイドを示していて、OFF時には図中実線位
置にあって、第2の原稿排紙路IIIを通過したシート原
稿Pを原稿トレイ1上に搬出し、ON時には第2の原稿排
紙路IIIを通るシート原稿Pを第3の原稿排紙路Vへ誘
導し、原稿排紙トレイ62へ搬出する。
ストッパソレノイド36は、ストッパ37を上下動させる
ように駆動させ、OFF時には図中の位置にあって原稿ト
レイ1上の原稿束Pの下流側へ進出を防止し、ON時には
ストッパ37が沈み込んでシート原稿Pの進路を開放す
る。
符号93はウェイトソレノイドを示していて、ウェイト
43を上下に揺動させるものであり、OFF時には図示の位
置にあって、ON時には、ウェイト43を下方に下げて給紙
ローラ5上にシート原稿Pを押圧することにより、給送
ローラ5による搬送力を高めている。
次に、原稿トレイ1の揺動動作について説明する。
符号95はトレイ揺動モータを示してして、モータ出力
軸はトレイ揺動アーム96に接続されている。原稿トレイ
1の下面にはトレイ揺動コロ96が係合している。トレイ
揺動コロ96は、トレイ揺動アーム97の先端に設けられ、
トレイ揺動アーム97の反対側はトレイ揺動アーム軸99に
固定されていて、トレイ揺動アーム軸99が回転すること
によりトレイ揺動アーム97は図中実線位置と鎖線位置の
間を揺動し、原稿トレイ1を揺動中心35の回りに図中実
線位置と鎖線位置間を揺動する。
符号105は、原稿トレイ1が上方位置(実線位置)に
到達したことを検知する上部リミットスイッチ105を、
符号106は、原稿トレイ1が下方位置(鎖線位置)に到
達したことを検知する下部リミットスイッチ106を示し
ており、トレイ揺動モータ95は上部、下部リミットスイ
ッチ105,106の検知により回転を制御される。
次に、原稿トレイ1と補助トレイ72の連動機構につい
て、第3図を用いて説明する。第3図は、原稿トレイ1
と補助トレイ72の連動機構の詳細図を示している。
補助トレイ72の回転中心軸71は、原稿排紙トレイ62に
固定されている。補助トレイ72の回転中心軸71の反対側
には、補助トレイリンクピン107により補助トレイリン
ク109が係合している。また、原稿トレイ1の揺動中心3
5の反対側には、トレイリンク110によりによりトレイリ
ンク111が係合している。符号112は、RDF B本体に固定
されていて、揺動レバー103に係合して揺動レバー113の
揺動中心となっている。
揺動中心112の一方端には、トレイリンク110と係合す
るトレイ係合ピン115が、また他方端には補助トレイリ
ンク109と係合する補助トレイ係合ピン116が設けられて
いる。
以上の構成により、原稿トレイ1が上方(図中実線位
置)に揺動すると、各リンクにより補助トレイ72も上方
(図時実線位置)に揺動し、また原稿トレイ1が下方
(図中鎖線位置)に揺動すると、各リンクにより補助ト
レイ72も下方(図中鎖線位置)に揺動する。
従って、ラージサイズ原稿を原稿トレイ1に積載する
際には、原稿トレイ1が上方に揺動し、補助トレイ72も
上方に揺動することにより、ラージサイズ原稿の後端が
垂れ下がることがないので、安定した給送が可能な状態
でシート原稿Pが積載できる。また、スモールサイズ原
稿のときは、原稿トレイ1が下方に揺動し、補助トレイ
72も下方に揺動することにより、原稿排紙トレイ62内に
収納されるので、第3の原稿排紙路Vを通過したシート
原稿Pが原稿排紙トレイ62に搬送される際、補助トレイ
72の上面に積載させることで原稿排紙トレイ62内の原稿
載置はスムーズに行なえる。
次に第4図を用いて、原稿トレイ1の仕切り部材につ
いて説明する。第4図は、仕切り部材の構成の詳細を示
す図である。
第4図において、仕切り部材モータ39の出力軸117上
には、回転方向でフリーに支持された仕切りフラグ119
と、上記出力軸117に固定されていて仕切りフラグ119を
回転駆動する仕切りレバー120が同軸上に配置されてい
る。仕切りフラグ119は、図示のように、円周の一部が
カットされており、また、円周上にはポリエステルフィ
ルム、板ばね等の薄片からなる可撓性材料で作られた仕
切り部材7が固定されていて、仕切りフラグ119と一体
的に出力軸117上を回転する。
また、仕切りフラグ119は、その重心位置が仕切り部
材7側にあるので、仕切りレバー120の駆動が加わらな
い時は、その自重により仕切り部材7が真下の位置にく
るところで停止する。符号121は仕切りセンサを示して
いて、仕切りフラグ119を検知することにより、仕切り
部材7の位置を判別している。
第4図(a)において、原稿トレイ1上にシート原稿
Pを満載した場合、シート原稿P端面と仕切り部材7の
取り付け部までの距離が短くて仕切り部材7の腰が強い
ので、仕切り部材7は変形せず図示のようにシート原稿
Pに沿ってフラットな状態になっている。
第4図(b)において、原稿トレイ1上に積載された
シート原稿Pの枚数が少ない場合、従来のような剛性を
もった仕切り部材であると、部材先端がシート原稿P表
面に接触した状態で停止するので、原稿端部位置では仕
切り部材が原稿表面に対して隙間が生じて浮き上がって
しまう。そして、仕切り部材の上方にシート原稿Pが再
積載される際に、原稿先端が仕切り部材に衝突して、原
稿トレイ1上に安定して積載できなかったが、第4図
(b)のように、仕切り部材7は可撓性を有しているの
で、仕切りレバー120の駆動力により原稿束P表面の状
態に仕切り部材7がなじんで、満載時と同様に原稿面に
沿ってフラットな状態となる。
従って、仕切り部材7は、原稿トレイ1上にシート原
稿Pが多い場合であっても少ない場合であっても、必ず
原稿束P表面に密着した状態となるので、仕切り部材7
上にシート原稿Pが再積載されても、仕切り部材7に衝
突することはないので、シート原稿Pの搬出に支障をき
たすことなく、安定してシート原稿Pを積載できる。
次に、第5図を用いてジョッギング機構について説明
する。第5図は原稿トレイ1の上視図である。
図中符号122は幅方向規制板33aの一部を形成するジョ
ッギングガイドであって、幅方向規制板33aに出没自在
に支持されている。ジョッギングガイド122の原稿面側
と反対側には、2か所のジョッギングリンク123,125の
一方側と係合するリンクピン126,127が設けられてい
る。ジョッギングリング123,125の他端側は、ジョッギ
ングレバー129とレバーピン130,131で係合している。
また、ジョッギングレバー129は、ジョッギングソレ
ノイド132に係合している。従って、ジョッギングソレ
ノイド132がONすると、ジョッギングガイド122はシート
原稿Pを原稿基準ガイド33に押し付けるように動作し
て、ジョッギングソレノイド132がOFFすると、戻しばね
133によりジョッギングガイド122は原稿端面から離隔す
るように動作する。
すなわち、シート原稿Pが原稿トレイ1上に1枚づつ
再積載される毎に、ジョッギングソレノイド132のON・O
FFを繰り返すことにより、シート原稿Pを確実に原稿基
準ガイド33に押し付けて、原稿トレイ1上のシート原稿
Pの整合性を向上させている。
第9図は、閉ループRDF Bの給紙処理の概略図を示し
ており、第9図(a)に示すように所定位置において原
稿の画像読取りが終了すると、幅広ベルト2が図にお
いて反時計方向に回動して第9図(b)に示すように原
稿を搬入側と反対側の方向に搬送すると共に、次の原
稿が第9図(b)に示すように所定位置に配置される
ようになっている。
第11図は、シート材搬送装置Bの外部に別のシート材
搬送装置Fを設けて接続したものであり、シート材搬送
装置Fから搬送されたシート原稿Pを、原稿搬入路VIを
通って第2の原稿排紙路IIIへ搬入し、原稿トレイ1へ
搬送することができる。
従って、画像処理済シート原稿Pを第2の原稿排紙ト
レイ62に移送後、外部のシート材搬送装置Fからのシー
ト原稿Pを第1の原稿トレイ1上へ移送して、画像処理
動作を再開する作業を繰り返すことにより、大容量のシ
ート原稿Pの画像処理が可能となる。
さらに、前のユーザの画像処理中に、第11図に示すよ
うな外部のシート材搬送装置Fに次のユーザが画像処理
すべきシート原稿Pを予めセットしておけば、次のユー
ザは前のユーザの処理が終了するまでその場に待機する
必要もなく、また、画像処理装置も連続して動作しうる
ので効率的な作業を行なうことができると共にシート材
搬送装置を有効に稼動させることができる。
RDF制御装置(100) 第6図は、本実施例の循環型原稿自動搬送装置の制御
装置(100)の回路構成を示すブロック図であり、制御
回路100はROM、RAM等を内蔵したワンチップマイクロコ
ンピュータ(CPU)101を中心に構成されており、該マイ
コン101の入力ポートI1〜I13には各種センサの信号が入
力される。
また、該マイコン101の出力ポートO1〜O15には、ドラ
イバD1〜D15を介して各負荷が接続されており、さらに
通信IC102を介して複写機本体との間で制御データの授
受を行っている。RDFより複写機本体に送信されるデー
タは、原稿のプラテンガラス上への給紙完了を示す給紙
完了信号である。
該ROMには、第7図に示すような制御手順(制御プロ
グラム)があらかじめ格納されており、その制御手順に
従って各入出力を制御する。
(メインフロー) 次に第7図に示すフローチャート、及び第8〜10図ま
での図面を用いて本実施例の動作説明を行う。
特に第7図は本実施例におけるメインフローチャート
で、これを用いて以下に述べる多種多様の動作説明を行
う。
(片面〜片面コピー、原稿A4、5枚、混載指定無し) step(図ではSで表わす)1で原稿トレイ1を第3図
の実線の位置に上げるべく、トレイUP処理を行い、原稿
セットされてない初期状態では必ずトレイがあがってい
るようにして、操作者がセットしやすいようにしてい
る。
そして、step2で原稿がセットされたかを入口センサ4
7で検出し図示しない複写機本体の操作部にあるコピー
キーをオンする事で動作開始となる。
次に、step4に原稿束の最上位の1枚を給送すべく後
述の分離処理を行う。
次に、step5で分離した原稿をプラテン3上に後述の
給紙処理を行って搬送する。
給紙処理が終了したら複写機本体はコピー動作を開始
し(step6)、step7に進み、仕切りレバーが落下したか
否かの判定を行い、肯定判定であれば、原稿が1枚原稿
であるので複写機本体のコピー終了を待って(step
9)、後述のスイッチバック排紙処理を起動して(step1
0)、原稿搬送制御を終了する。
step7において、否定判定の場合は、step5の給紙処理
中に行った原稿サイズ検知処理の結果、及び複写機本体
の操作部上で原稿混載指定が行われたか否かの判定結果
に従って、搬送制御の流れを決定する(step8)。本実
施例の場合、原稿サイズはA4で、かつ原稿混載指定無し
であるのでstep11、第3図の破線の位置まで原稿トレイ
1を下降させるトレイDOWN処理を行い、後述の閉ループ
排紙処理実行時の排紙原稿の整合性をよくするように準
備する。
そして、次の原稿の分離処理を行い(step4′)、更
に後述する前給紙処理を行った後(step13)、複写機本
体のコピー終了を待って(step9′)、step14において
スイッチバック循環フラグがセットされているか否かの
判定を行う。本実施例の場合、step8において、否定判
定であったのでスイッチバック循環フラグはセットされ
ておらず、step15に進んで後述の閉ループ排紙処理を起
動して(step15)、次の原稿の給紙処理を行う(step
5′)。
給紙処理が終了したら複写機本体はコピー動作を開始
し(step6′)、該コピー中に仕切りレバーが落下した
か否かの判定を行い(step8′)、否定判定であればste
p4′に戻って処理を続行する。
step7′において、肯定判定であった場合には、この
原稿が最終原稿であるので、複写機本体のコピー終了を
待って(step9″)、スイッチバック排紙フラグがセッ
トされているか否かの判定を行い(step14′)、本実施
例においては前述した様に否定判定であるのでstep15′
に進んで閉ループ排紙処理を起動した後、全ての原稿の
排紙処理が終了するのを待つて(step16)。
次に、該循環が最終循環であるか否かの判定を行い
(step17)、最終循環であれば、原稿トレイ1を第3図
の実線の位置に上げるべく、トレイUP処理を行ってトレ
イを初期の状態に戻して(step1′)、原稿搬送制御を
終了する。step17において、否定判定であれば原稿枚数
が4枚以下か否かの判定を行い(step18)、肯定判定で
あればスイッチバック循環フラグをセットして(step1
9)、step4の分離処理に戻る。否定判定であれば、その
まま、step4へ戻る。これは、原稿枚数によって最適な
制御を行うためである。
(片面〜片面コピー、原稿A3、5枚、混載指定無し、複
数循環モード) step1で原稿トレイ1を第3図の実線の位置に上げる
べく、トレイUP処理を行い、原稿セットされていない初
期状態では必ずトレイがあがっているようにして、操作
者がセットしやすいようにしている。
そして、step2で原稿がセットされたかを入口センサ4
7で検出し図示しない複写機本体Aの操作部にあるコピ
ーキーをオンする事で動作開始となる。
次に、step4に原稿束の最上位の1枚を給送すべく後
述の分離処理を行う。
次に、step5で分離した原稿をプラテン3上に後述の
給紙処理を行って搬送する。給紙処理が終了したら複写
機本体Aはコピー動作を開始し(step6)、step7に進
み、仕切りレバー120が落下したか否かの判定を行い、
肯定判定であれば、原稿が1枚原稿であるので複写機本
体Aのコピー終了を待って(step9)、後述のスイッチ
バック排紙処理を起動して原稿搬送制御を終了する。
step7において、否定判定の場合は、step5の給紙処理
中に行った原稿サイズ検知処理の結果、及び複写機本体
Aの操作部上で原稿混載指定が行われたか否かの判定結
果に従って搬送制御の流れを決定する(step8)。本実
施例の場合、原稿サイズはA3で、かつ原稿混載指定無し
であるのでstep12に進みスイッチバック循環フラグをセ
ットする。
そして、次の原稿の分離処理を行い(step4′)、更
に後述する前給紙処理を行った後(step13)、複写機本
体Aのコピー終了を待って(step9′)、step14におい
てスイッチバック循環フラグがセットされているか否か
の判定を行う。本実施例の場合、step8において、肯定
判定であったのでスイッチバック循環フラグがセットさ
れており、後述のスイッチバック排紙処理を起動して
(step15)、次の原稿の給紙処理を行う(step5′)。
給紙処理が終了したら複写機本体はコピー動作を開始し
(step6′)、該コピー中に仕切りレバーが落下したか
否かの判定を行い(step7′)、否定判定であればstep
4′に戻って処理を続行する。
step7′において、肯定判定であった場合には、この
原稿が最終原稿であるので、複写機本体のコピー終了を
待って(step9″)、スイッチバック排紙フラグがセッ
トされているか否かの判定を行い(step14′)、本実施
例においては前述した様に肯定判定であるのでstep10″
に進んでスイッチバック排紙処理を起動した後、全ての
原稿の排紙処理が終了するのを待つ(step16)。
次に、該循環が最終循環であるか否かの判定を行い
(step17)、最終循環であれば、原稿トレイ1を第3図
の実線の位置に上げるべく、トレイUP処理を行ってトレ
イを初期の状態に戻して(step1′)、原稿搬送制御を
終了する。step17において、否定判定であれば原稿枚数
が4枚以下か否かの判定を行(step18)、肯定判定であ
ればスイッチバック循環フラグをセットして(step1
9)、step4の分離処理に戻る。否定判定であれば、その
まま、step4へ戻る。これは、原稿枚数によって最適な
制御を行うためである。
(片面〜片面コピー、原稿A4、5枚、混載指定有り、複
数循環モード) step1で原稿トレイ1を第3図の実線の位置に上げる
べく、トレイUP処理を行い、原稿セットされていない初
期状態では必ずトレイがあがっているようにして、操作
者がセットしやすいようにしている。
そして、step2で原稿がセットされたかを入口センサ4
7で検出し図示しない複写機本体の操作部にあるコピー
キーをオンする事で動作開始となる。
次に、step4に原稿束の最上位の1枚を給送すべく後
述の分離処理を行う。
次に、step5で分離した原稿をプラテン3上に後述の
給紙処理を行って搬送する。
給紙処理が終了したら複写機本体はコピー動作を開始
し(step6)、step7に進み、仕切りレバー120が落下し
たか否かの判定を行い、肯定判定であれば、原稿が1枚
原稿であるので複写機本体のコピー終了を待って(step
9)、後述のスイッチバック排紙処理を起動して原稿搬
送制御を終了する。
step7において、否定判定の場合は、step5の給紙処理
中に行った原稿サイズ検知処理の結果、及び複写機本体
Aの操作部上で原稿混載指定が行われたか否かの判定結
果に従って搬送制御の流れを決定する(step8)。本実
施例の場合、原稿サイズはA4で、かつ原稿混載指定有り
であるのでstep12に進みスイッチバック循環フラグをセ
ットする。
そして、次の原稿の分離処理を行い(step4′)、更
に後述する前給紙処理を行った後(step13)、複写機本
体Aのコピー終了を待って(step9′)、step14におい
てスイッチバック循環フラグがセットされているか否か
の判定を行う。本実施例の場合、step8において、肯定
判定であったのでスイッチバック循環フラグがセットさ
れており、後述のスイッチバック排紙処理を起動して
(step15)、次の原稿の給紙処理を行う(step5′)。
給紙処理が終了したら複写機本体はコピー動作を開始
し(step6′)、該コピー中に仕切りレバー120が落下し
たか否かの判定を行い(step7′)、否定判定であればs
tep4′に戻って処理を続行する。
step7′において、肯定判定であった場合には、この
原稿が最終原稿であるので、複写機本体のコピー終了を
待って(step9″)、スイッチバック排紙フラグがセッ
トされているか否かの判定を行い(step14′)、本実施
例においては前述した様に肯定判定であるのでstep10″
に進んでスイッチバック排紙処理を起動した後、全ての
原稿の排紙処理が終了するのを待つ(step16)。
次に、該循環が最終循環であるか否かの判定を行い
(step17)、最終循環であれば、原稿トレイ1を第3図
の実線の位置に上げるべく、トレイUP処理を行ってトレ
イを初期の状態に戻して(step1′)、原稿搬送制御を
終了する。step17において、否定判定であれば原稿枚数
が4枚以下か否かの判定を行い(step18)、肯定判定で
あればスイッチバック循環フラグをセットして(step1
9)、step4の分離処理に戻る。否定判定であれば、その
まま、step4へ戻る。これは、原稿枚数によって最適な
制御を行うためである。
(分離処理) 第7図に示すフローチャートにおけるstep4の分離処
理について第8図(a)に基づいて説明する。
分離処理(step4)において、原稿が1枚目であれば
(step4−1)、原稿束Pの区切りを検知するための仕
切り部材40を動作させるために仕切り部材モード39をオ
ンし、原稿束Pのさばきを行うべく分離モータ81をオン
する(step4−3)と同時に、原稿束Pの幅方向の整合
を行うべく後述するジョギング処理をスタートする(st
ep4−5)。
しかる後、ジョギング処理が終了したら(step4−
7)、原稿束Pの最下位の原稿を1枚のみ分離させるよ
うに給紙ストッパ7を下降させるためにストッパソレノ
イド36をオンし(step4−9)、シートパスI内を進
み、レジストセンサ52が原稿先端を検知したら(step4
−11)、分離モータ81を低速駆動にするための速度制御
を開始すると共に、分離ループタイマーをスタートし
(step4−13)、この設定時間終了後(step4−15)、分
離モータ81をオフする(step4−17)事で、原稿は低速
で給送ローラ対51のニップ部に先端を突き当てられるの
で、原稿の先端損傷防止と共に衝突音に軽減させること
ができ、更に所定量のループが形成された状態で停止す
る。これにより、分離時に斜行が発生した場合でもこれ
を矯正する作用を成す。
(給紙処理) 第7図に示すフローチャートにおけるstep5の給紙処
理について第8図(b)に基づいて説明する。
給紙処理(step5)においては、給送ローラ対18、及
び幅広ベルト2を駆動し、原稿をシートパスIからシー
トパスIIに搬送させるべく、ベルトモータ82を正転オン
すると(step5−1)同時にベルトクロックインタラプ
タから入力するロック信号によってカウントするサイズ
チェックカウンタをスタートさせ(step5−2)、原稿
サイズの測定を開始すと同時に後述するレジスト処理を
起動する(step5−3)。
そして、原稿が搬送されてその先端が給紙センサ52を
通過した(step5−4)と同時に上記サイズチェックカ
ウンタをストッパし(step5−5)、そのデータに基づ
いて第8図(j)に示すサイズチェックサブルーチンに
て原稿サイズを判別しておく(step5−6)。更に、上
記スタートしたレジスト処理が終了した時点で給紙処理
を完了する(step5−7)。
(前給紙処理) 第7図に示すフローチャートにおけるstep13の前給紙
処理について第8図(c)に基づいて説明する。
始めに、分離クラッチ86をオンして(step13−1)、
分離部とレジローラを連結して分離ローラ42、分離搬送
ベルト41、搬送ローラ対51を動作可能にし、分離モータ
81をオンすると同時に前給紙タイマーを起動する(step
13−2,13−3)。この前給紙タイマーは、該タイマー
分、分離モータ81を駆動することにより、第9図(a)
に示した様に原稿Aを搬送ローラ51のニップの部分より
30mm露光の基準位置よりに搬送する様に設定されてい
る。前給紙タイマーが終了したら(step13−5)、分離
モータ81を直ちにオフして(step13−6)、前給紙処理
を終了する(step13−7)。
(スイッチバック排紙処理) 第7図に示すフローチャートにおけるstep10のスイッ
チバック排紙処理について第8図(d)に基づいて説明
する。
スイッチバック排紙処理(step10)においては、プラ
テン3上の原稿を排紙すべく、ベルトモータ82を逆転オ
ンし(step10−1)、原稿先端が第1排紙センサ55で検
知されたら(step10−2)、反転モータ87をオンする
(step10−3)。
従って、原稿はシートパスIIIからシートパスIVへと
搬送されて原稿後端を第1排紙センサ55によって検知し
たら(step10−4)、排紙整合のために反転モータ87の
速度制御を開始するタイミングを司る搬送カウンタFC1
をスタートさせ(step10−5)、搬送カウンタFC1終了
後、その後の速度制御を行いながら、原稿を原稿トレイ
1上に排紙するための距離を決定するカウンウF2をスタ
ートさせる(step10−7)。カウンタFC2が終了するま
で速度制御を続け(step10−8)、終了したら(step10
−9)、反転モータ87をオフし(step10−10)、原稿が
原稿トレイ1上に落下するまでインターバルをとる。
排紙落下タイマORG−DWN−TMを起動し(step10−1
1)、終了後(step10−12)、排紙原稿の整合を行うべ
くジョギングガイド122を押し出すようにジョギングソ
レノイド132をオンすると同時に押している時間を決定
するタイマEJCT−JOG−TMをスタートさせ(step10−1
5)、終了後(step10−17)、ジョギングソレノイド132
をオフして(step−10−19)、スイッチバック排紙処理
を終了する。
(閉ループ排紙処理) 第7図に示すフローチャートにおけるstep15の閉ルー
プ排紙処理に第8図(e)に基づいて説明する。
閉ループ排紙処理が起動された時点における原稿Pの
様子は、第10図(a)に示すようになっている。ここ
で、第2の排紙センサ67が頁の原稿先端を検知するの
を待つ(step15−1)。但し、この時、閉ループ排紙処
理の中では全面ベルト2を駆動するわけではない。
そこで、第7図のstep4〜step5′において、次原稿頁
の分離、前給紙、給紙処理が行われ、原稿の関係は第
10図(b)の様になる。更に、頁の原稿も閉ループ排
紙処理を起動する。更に頁の原稿の分離、前給紙処理
が行われたのちの、給紙処理の途中で、第10図(c)に
示すように頁の原稿の先端を第2の排紙センサ67を検
知し、ここで、第3の排紙センサ69が頁の原稿先端を
検知するのを待つ(step15−3)。更に頁の原稿の給
紙処理が終了した時点で第10図(d)の様な原稿配置に
なる。
更に、頁の原稿の分離、前給紙処理の後の給紙処理
途中で、第10図(e)に示すように頁の原稿先端を第
3の排紙センサ30が検知し、同時に排紙モータ89を駆動
し(step15−5)、頁の原稿を第2搬送ローラ60によ
って引き抜き始めるとともに、その原稿が1枚目の排紙
原稿か否かの判断を行い(step15−6)、肯定判定であ
れば排紙原稿の仕切り部材への潜り込みを防止するため
に仕切り部材モータ39をオンし(step15−6)、原稿の
後端を第3の排紙センサ69を検知するのを待って(step
15−7)、その後、仕切り部材モータ39がオンしていた
ら該モータを停止させておく(step15−8)。
この後、第10図(f)の様に頁の原稿の給紙処理が
終了して幅広ベルト2が停止しても、頁の原稿は第2
搬送ローラ60によって矢印の方向に排出され続け第3の
排紙センサ69が頁の原稿の後端を検知すると同時に、
該第3の排紙センサ69から第3搬送ローラ61のニップ中
心より10mm手前までの距離に相当する閉ループ排紙カウ
ンタ1をスタートさせるとともに(step15−9)、該閉
ループ排紙カウンタ1が終了するまでの間、排出速度を
低速にし(step15−11)、該閉ループ排紙カウンタ1が
終了したら(step15−13)、排紙モータ89の駆動を停止
して(step15−15)、原稿の先端が第10図(g)の実
線の位置から破線の位置まで落下する時間に相当する閉
ループ排紙落下タイマーを起動する(step15−17)。
該閉ループ排紙落下タイマーが終了したら(step15−
19)、排紙モータ89を駆動するとともに(step15−2
1)、原稿が第3搬送ローラ61から完全に離間する距
離に相当する閉ループ排紙カウンタ2を起動し(step15
−23)、該閉ループ排紙カウンタ2の終了を待って排紙
モータ89の駆動を停止し(step15−25)(step15−2
7)、第10図(h)の位置に原稿を排出した後、原稿
が原稿トレイ1上に落下するまでインターバルをとる閉
ループ排紙落下タイマLOOP−DWN−TMを起動し(step15
−29)、終了後(step15−31)、排紙原稿の整合を行う
べくジョギングガイド122を押し出すようにジョギング
ソレノイド132をオンする(step15−33)と同時に押し
ている時間を決定するタイマLOOP−JOG−TMをスタート
させ(step15−35)、終了後(step15−37)、ジョギン
グソレノイド132をオフして(step25−39)、閉ループ
排紙処理を終了する。この時、閉ループ排紙カウンタに
よる送り量と、第2搬送ローラ60、第3搬送ローラ61に
よる送り量は確実に一致する。
(トレイUP処理) 前記RDFによるトレイUP処理を第8図(f)に基づい
て説明を行う。
前項トレイ1を第3図の実線の位置まで上昇させるべ
く、上部リミットSW105がオンするまでトレイ揺動モー
タ95を駆動し上部リミットSW105がオンしたら、前記ト
レイ揺動モータ95の駆動をやめる。
(トレイUDOWN処理) 前記RDFによるトレイDOWN処理の説明を第8図(g)
に基づいて行う。
原稿トレイ1を第3図の破線の位置まで下降させるべ
く、下部リミットSW109がオンするまでトレイ揺動モー
タ95を駆動し下部リミットSW109がオンしたら、前記ト
レイ揺動モータ95の駆動をやめる。
(ジョギング処理) 前記ジョギング処理の流れを第8図(h)に示すフロ
ーチャートに従って説明する。ジョギング処理(SUB1)
では、始めにジョギングを行う回数を決定するJOG−CN
を初期化して、幅規制部材のジョギングガイド122を押
し出すためのジョギングソレノイド132をオンすると同
時に任意に設定できるタイマーJOG−TMをスタートさせ
(SUB1−3)、タイマーJOG−TMが設定時間を終了した
ら(SUB1−5)、ジョギングガイド122を初期の状態に
戻すべくジョギングソレノイド132をオフし、上記と同
様にタイマーJOG−TMをスタートさせ(SUB1−7)、タ
イマーの設定時間が終了したら、ジョギングを行う回数
を増加して(SUB1−9)、ジョギングガイド65の往復道
が3回終了するまで(SUB1−11)、SUB1−3に戻って処
理を繰り返す。これによって、原稿束Pは幅方向に整合
され、斜行、横レジ等を防止する事ができる。
(レジスト処理) レジスト処理について第8図(i)に基づいて説明す
る。
始めに原稿の後端を給紙センサ52により検知したら
(SUB2−1)、原稿をプラテン3上の所定位置に停止さ
せるためのレジストカウンタRGCNをスタートさせる(SU
B2−3)。このレジストカウンタRGCNはベルトロックイ
ンタラプタによりカウントされ、その原稿送り量とカウ
ント値は確実に一致するように構成されている。
次いで、プラテンガラス3上の停止位置に制度よく停
止させるためにベルトモータ82の低速制御を開始し、レ
ジストカウンタRGCNを終了するまでその制御を続行し
(SUB2−4)、終了した時点でベルトモータ82の出力を
オフし(SUB2−5)、更に電磁ブレーキをオンして原稿
を所定位置に停止させる(SUB2−6)。
(サイズチェック処理) サイズチェックサブルーチンについて第8図(j)に
基づいて説明する。
このサイズチェックサブルーチンでは原稿サイズの判
定手段として前記サイズチェックカウンタデータに給送
ローラ51のニップ位置から給紙センサ52までの距離分を
加えて補正したものが真の原稿サイズとなる。このと
き、原稿は給送ローラ51と幅広ベルト2によって搬送さ
れており、その送り量とベルトクロックインタラプタに
よるカウント値は確実に一致する。以後、補正されたサ
イズデータによってB5、A4、A4R、B4、A3等のサイズ判
定を行う。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、シート材積載
台上の画像処理前のシート材上に、画像処理後のシート
材が再積載するときに、仕切り部材を画像処理前のシー
ト材に押圧し密着させたので、仕切り部材がシート材積
載台の側方から出没する構成のものでありながら、画像
処理後のシート材が仕切り部材に衝突したり、仕切り部
材の下に潜り込むことなく、画像処理前のシート材に円
滑に再積載することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシート材搬送装置の縦
断側面図、第2図は同じく駆動系を示す系統図、第3図
は原稿トレイ及び補助トレイの揺動機構を示す側面図、
第4図は仕切り部材部の縦断側面図、第5図は上記ジョ
ッギング機構の平面図、第6図はRDF制御装置の回路構
成のブロック図、第7図及び第8図は本発明の実施例に
係わるフローチャート、第9図は前給紙処理の概略図、
第10図は給紙動作図、第11図は外部シート材搬送装置が
接続されたシート材搬送装置の縦断側面図、第12図は従
来のシート材搬送装置における仕分け部材部の概略正面
図である。 1……原稿トレイ(シート材積載台)、 2……幅広ベルト、3……プラテン(画像読取部)、7
……仕切り部材、39……仕切り部材モータ(駆動手
段)、41,42……分離部、P……シート原稿(シート
材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本庄 毅 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 盛重 祐治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 吉田 明磨 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−106133(JP,A) 特開 昭60−83024(JP,A) 実開 昭63−126340(JP,U) 実開 昭63−84040(JP,U) 実開 昭51−66445(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像処理すべきシート材を積載するシート
    材積載台と、 前記シート材積載台上のシート材を最下位のものから順
    次1枚ずつ分離し画像処理部へ搬送する分離部と、 前記画像処理部からの画像処理後のシート材を前記シー
    ト材積載台上のシート材の最上部へ再積載するシート材
    搬送手段と、 前記シート材積載台の一側部に出没するように回動自在
    であってシート材積載台上の画像処理前のシート材と画
    像処理後のシート材とを仕切る可撓性の仕切り部材と、 シート材が再積載するとき、該仕切り部材をシート材積
    載台の画像処理前の最上位のシート材上に押圧して変形
    させシート材上に密着させる駆動手段と、 を有することを特徴とするシート材搬送装置。
JP1287743A 1989-11-05 1989-11-05 シート材搬送装置 Expired - Fee Related JP2551671B2 (ja)

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JP1287743A JP2551671B2 (ja) 1989-11-05 1989-11-05 シート材搬送装置
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US07/610,045 US5132741A (en) 1989-11-05 1990-11-05 Sheet original feeding apparatus and image forming system
US07/921,615 US5192976A (en) 1989-11-05 1992-08-03 Sheet original feeding apparatus with detachable auxiliary feeder

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