JPH0538892Y2 - - Google Patents

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JPH0538892Y2
JPH0538892Y2 JP9820588U JP9820588U JPH0538892Y2 JP H0538892 Y2 JPH0538892 Y2 JP H0538892Y2 JP 9820588 U JP9820588 U JP 9820588U JP 9820588 U JP9820588 U JP 9820588U JP H0538892 Y2 JPH0538892 Y2 JP H0538892Y2
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JP
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mold
insert
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は成形用金型構造に関し、詳しくは替入
子を用いることにより複数種類の成形体を成形で
きる金型の構造に関する。
[従来の技術] 従来より、分割型の一方をさらに分割して入子
構造とし、その入子を交換することにより複数の
成形体を成形することが行なわれている。例えば
第3図、第4図および第6図に示すような金型構
造が知られている。この金型は、固定型(第1
型)100と、固定型100に型締めされる可動
型(第2型)200と、第1入子300と、第2
入子301と、よりなる。第1入子300および
第2入子301は、それぞれ択一的に可動型20
0にボルト400で保持される構成である。そし
て第1入子300が保持された時には、第3図に
示すように第1入子300と可動型200の型面
は連続し、固定型100の型面、可動型200の
型面および第1入子300の型面で第1キヤビテ
イ5が形成され、第1の成形体が形成される。ま
た第2入子301が可動型200に保持された時
は、可動型200が固定型100に型締めされる
と、第2入子301の表面は固定型100の型面
に近接して閉塞部として機能し、第6図に示すよ
うにキヤビテイ500の一部を塞いだ状態とな
る。従つて溶融樹脂などは固定型100と第2入
子301の間を流れず、第1の成形体の一部で構
成される第2の成形体が形成される。
ところで第2の成形体を成形する場合、固定型
100の型面と第2入子301との隙間に樹脂な
どが侵入してバリとなり、後加工が必要となると
いう不具合がある。固定型100の型面と第2入
子301とが当接または近接するように構成すれ
ば、バリの発生は解消できる。しかし第2入子3
01の寸法誤差または保持時の組付誤差などによ
り、型締めおよび型開き時に固定型100の型面
に傷が付く恐れがある。従つて型締め時の固定型
300と第2入子301との間の隙間は、誤差を
見越して少なくとも0.5mm以上が必要となり、バ
リの発生は避けられなかつた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、型面の傷付きを防止し、かつキヤビテイを塞
ぐ入子と型面との隙間をゼロまたは極めて小さく
できるようにすることを技術的課題とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案の成形用金型構造は、成形体の一方の表
面を形成する第1型面をもつ第1型と、第1型と
型締めされ成形体の他方の表面の一部を形成する
第2型面をもつ第2型と、成形体の他方の表面の
残部を形成する第3型面をもち第2型に設けられ
た保持部に保持されて第1型と型締めされる第1
入子と、第1型に保持され第1型面と当接または
近接する閉塞部をもち保持部表面と型締めされて
閉塞部でキヤビテイの一部を塞ぐ第2入子と、よ
りなり、 第1型、第2型および第1入子で第1の成形体
が形成され、第1型、第2型および第2入子で第
1の成形体の一部分を含む第2の成形体が形成さ
れる構成としたことを特徴とする。
[作用] 本考案の金型構造では、第1入子と第2入子と
を替入子として使い分けることにより、第1の成
形体と第2の成形体とがそれぞれ形成される。す
なわち、第1の成形体を形成する場合は、第1入
子を第2型に形成された保持部に保持させる。こ
れにより第2型の第2型面と第1入子の第3型面
とが連続し、第1型と型締めされると第1型の第
1型面とともに第1の成形体を形成するための第
1キヤビテイが構成される。
一方、第2の成形体を形成する場合は、第1入
子は用いず第2入子を第1型に保持させる。この
とき第2入子の閉塞部が第1型の第1型面と当接
または近接する。この状態で第2型と型締めされ
ると、第2型面は第1型面の一部と対向して第2
キヤビテイを構成し、第1型面の残部には閉塞部
が当接または近接している。この閉塞部が第1型
面の一部に局部的に位置する場合は、形成される
第2の成形体はその部分に貫通穴が形成されるこ
ととなる。また第1型面の両端部を結ぶ堤状に形
成されている場合は、閉塞部によりキヤビテイが
分断された状態となり、第1の成形体の一部分よ
りなる第2の成形体が形成される。
ここで、第2入子は第1型に保持され、第2型
に形成された保持部の表面と型締めされる。従つ
て第1型面と閉塞部との位置関係は第2入子の保
持時に決まり、型開きおよび型締め時に変動する
ことはない。これにより第1型面が傷付くのが確
実に防止される。そして第2入子は保持部表面と
型締めされるので、摺接により保持部表面または
第2入子表面に傷付きが生じても成形には全く支
障がない。
[考案の効果] すなわち本考案の金型構造によれば、替入子
(第2入子)の閉塞部表面を型面と当接または極
めて近接させることができるので、バリの発生を
防止することができ工数を削減することができ
る。また従来は第1入子と第2入子は同一金型に
保持されるため、一方の入子を外してから他方の
入子を保持させる必要があつた。しかし本考案の
金型構造では、第1入子と第2入子はそれぞれ別
の金型に保持されるため、着脱を同時に行うこと
ができ、成形サイクルの短縮化を図ることもでき
る。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。
第1図〜第4図に本考案の一実施例の金型構造
を示す。この金型構造は、固定型(第1型)1
と、可動型(第2型)2と、第1入子3および第
2入子4と、から構成される。
固定型1には第1型面10が形成され、可動型
2には第2型面20と保持部21が形成されてい
る。また第1入子3には第3型面30が形成さ
れ、第2入子4には堤状の閉塞部40が形成され
ている。
まず第1入子3を使用して第1の成形体を成形
する場合について説明する。第1入子3は、第3
図および第4図に示すように、可動型2に形成さ
れた保持部21にボルト31により保持固定され
る。この状態で第2型面20と第3型面30とは
連続した型面となる。そして固定型1に可動型2
が型締めされると、第3図に示すように第1型面
10、第2型面20および第3型面30で第1キ
ヤビテイ5が形成される。この第1キヤビテイ5
に溶融樹脂などを注入することにより、第1の成
形体が形成される。
次に第2入子4を使用して第2の成形体を形成
する場合を説明する。なお、この場合は第1入子
3は使用されない。
まず、第2図に示すように、固定型1に第2入
子4をボルト41で保持固定する。このとき閉塞
部40は第1型面10の一部と当接し、第1型面
10の一部と第2入子4の一部表面とで閉空間6
が形成される。この第2入子4をもつ固定型1に
可動型2を型締めすると、第1図に示すように第
2入子4は保持部21と当接して型締めされ、第
1型面10の一部、第2型面20および閉塞部4
0の一部表面から第2キヤビテイ7が形成され
る。そして第2キヤビテイ7に注入された溶融樹
脂などは、閉塞部40の存在により閉空間6内に
侵入できず、第1の成形体の一部分より構成され
た第2の成形体が形成される。そして閉塞部40
は第1型面10と当接しているため、第2の成形
体にバリが生じるのが防止されている。また型開
き、型締め時には第2入子4が保持部21と摺接
し、保持部21表面または第2入子4表面に傷付
きが生じても、成形には何等影響しない。
従つて本実施例の金型構造によれば、第1入子
3と第2入子4とを使い分けることにより、第1
の成形体と第2の成形体を成形できる。そしてバ
リの発生がないので後加工の必要がなく、工数が
削減され、型面の傷付きも確実に防止されてい
る。
なお、本実施例では閉塞部40は第1型面10
と当接しているが、0.1mm以下の間隔を隔てた近
接状態に構成しても同様にバリの発生を防止でき
る。また第5図に示すように、閉塞部40の位置
は、第2の成形体の形状に応じて種々の位置とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例の金型構造
を示し、第1図は第2入子を用いた型締め状態を
示す断面図、第2図は第2入子を用いた型開き状
態を示す断面図、第3図は第1入子を用いた型締
め状態を示す断面図、第4図は第1入子を用いた
型開き状態を示す断面図である。なお、第3図お
よび第4図は従来の金型構造と同一であるので、
従来の金型構造の説明にも用いている。第5図は
実施例の他の態様の金型構造の型締め状態を示す
断面図、第6図は従来の金型構造の型締め状態を
示す断面図である。 1……固定型(第1型)、2……可動型(第2
型)、3……第1入子、4……第2入子、10…
…第1型面、20……第2型面、21……保持
部、30……第3型面、40……閉塞部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 成形体の一方の表面を形成する第1型面をもつ
    第1型と、 該第1型と型締めされ該成形体の他方の表面の
    一部を形成する第2型面をもつ第2型と、 該成形体の該他方の表面の残部を形成する第3
    型面をもち該第2型に設けられた保持部に保持さ
    れて該第1型と型締めされる第1入子と、 該第1型に保持され該第1型面と当接または近
    接する閉塞部をもち該保持部表面と型締めされて
    該閉塞部でキヤビテイの一部を塞ぐ第2入子と、
    よりなり、 該第1型、該第2型および該第1入子で第1の
    成形体が形成され、該第1型、該第2型および該
    第2入子で該第1の成形体の一部分を含む第2の
    成形体が形成される構成としたことを特徴とする
    成形用金型構造。
JP9820588U 1988-07-25 1988-07-25 Expired - Lifetime JPH0538892Y2 (ja)

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JP2023023498A (ja) * 2021-08-05 2023-02-16 豊田通商システムズ株式会社 樹脂成形品の製造装置及び樹脂成形品の製造方法

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