JPH0538871Y2 - - Google Patents

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JPH0538871Y2
JPH0538871Y2 JP11394588U JP11394588U JPH0538871Y2 JP H0538871 Y2 JPH0538871 Y2 JP H0538871Y2 JP 11394588 U JP11394588 U JP 11394588U JP 11394588 U JP11394588 U JP 11394588U JP H0538871 Y2 JPH0538871 Y2 JP H0538871Y2
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grains
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は角型柱状に立設された外殻体の内部
に、円筒体の外周に螺旋羽根を巻回した揚穀螺旋
体と、該揚穀螺旋体を挿通し、多数の小孔を有す
る選別網体とを同心に立設し、揚穀螺旋体の基部
に供給された穀粒を揚穀しながら選別する縦型穀
類選別機に関する。
「従来の技術」 従来例えば第5図に示される特開昭60−156586
号公報開示の縦型穀類選別機のように、揚穀螺旋
体1は駆動手段3の一の駆動軸2によつてその基
端部を駆動され、一方選別網体4は他の駆動軸5
に結合する網体回転軸6によつてその上端部が駆
動され、選別網体4の裾部はガイドローラ7によ
つて案内されている。そして、小穀粒を受ける下
部仕切ベース8の集穀溝8aに堆積する小穀粒を
掻き出すために、選別網体4の裾部近傍に下部掻
出羽根9が配設されるとともに、第6図のB−B
線断面図である第7図に示されるように、集穀溝
8aの外周上端縁から外殻体内壁に向つて上向き
の傾斜した流穀部8bが設けられている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の縦型穀類選別
機では、長くて重い網体回転軸はコスト高となつ
て無駄であるばかりでなく、選別網体交換時に邪
魔になり、また選別網体の裾部には掻出羽根によ
る掻き出し作用によつて常に大きな抵抗力が作用
して不安定であり、さらに駆動手段3に対する電
気配線を外殻体の内部を通つて外殻体の外壁面に
設けた操作盤に配線するには、流穀部8bを貫通
しなければならず、小穀粒が混入しないように密
封することは厄介であり、たとえ電線貫通部分の
密封が完全に成されても、電線管の背部などに小
穀粒が捕捉されて腐敗するおそれがある。
本考案は、このような従来の技術における問題
点に着目してなされたもので、コスト高となり、
選別網体の交換の妨げと成るような網体回転軸が
なく、選別網体の裾部に大きな抵抗トルクがかか
らず、また外殻体の内部を通して自在に電気配線
が施工できる新しい縦型穀類選別機を提供するこ
とを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、 基台上に角型柱状に立設された外殻体の体外
に、未選別穀粒を受ける供給ホツパと、良穀を一
時貯留する貯留タンクと、制御盤と、小穀粒の排
出管とを備え、体内には、円筒体の外周に螺旋羽
根を巻回して成る揚穀螺旋体と、該揚穀螺旋体を
囲繞して多数の小孔を有する選別網体とを立設
し、揚穀しながら前記選別網体によつて小穀粒を
選別排除する縦型穀類選別機において、 前記揚穀螺旋体と選別網体との上端部は天井板
に設けられた共通の支軸に回転自在に枢支され、
揚穀螺旋体の下端部は、前記基台の基台板下面に
設けられた駆動モータの二重反転軸の一方に嵌着
させ、選別網体は、該選別網体の裾部に係合する
有底の穀粒誘導筒体の底部を前記二重反転軸の他
の一軸に嵌合させることにより駆動させ、穀粒誘
導筒体を囲繞しては前記供給ホツパから未選別穀
粒を受けて前記穀粒誘導筒体に設けられた穀粒誘
導口を経て前記揚穀螺旋体の基部に供給する受粒
筒を配設し、前記穀粒誘導筒体の選別網体との係
合部には円形の仕切円板を水平に固設する一方、
前記受粒筒の上部開口端部には適切なパツキンを
介して前記仕切円板の下面と摺接する端縁部材を
設けるとともに、前記仕切円板の少なくとも四分
円周対応部分を鉛直上方に延びる立壁面とし、該
立壁面の上端縁ならびに立壁面を有しない残余の
前記端縁部材の前記仕切円板と摺接しない部分
を、外殻体の内壁に上向きに傾斜して接合する傾
斜面としたことを特徴とする縦型穀類選別機に存
する。
「作用」 供給ホツパに供給された未選別穀粒は、受粒筒
に供給され、受粒筒から穀粒誘導筒体の穀粒誘導
口を経て、揚穀螺旋体の基部に導入される。そし
て、螺旋羽根に掻き揚げられながら、選別網体の
小孔によつて選別され、小穀粒は小孔を通過して
選別網体の外部に跳ねだされ、下方に落下してい
く。
良穀は上方に揚穀されて、貯留タンクに一時貯
留される。
小穀粒は、穀粒誘導筒体の仕切円板上に落下
し、遠心力によつて外方に跳ねだされ、外部に排
出される。
上記作用に当つて、揚穀螺旋体と選別網体とは
ともに下方において駆動され、上端部はともに天
井板に設けられた共通の支軸に枢支されており、
揚穀螺旋体の内部に長く延在する網体回転軸は存
在せず、選別網体を交換するとき邪魔にならな
い。
また、選別網体の裾部は穀粒誘導筒体とともに
回転し、小穀粒は遠心力によつて跳ねだされるの
で、選別網体の裾部には無理な力が掛からず、ガ
イドローラなどを必要としない。
さらに、受粒筒の縦縁部材の、少なくとも仕切
円板の四分円周対応部分を、前記仕切円板の外周
に沿つて上方に立ち上つた立壁面としたから、こ
の立壁面の背部を通つて駆動モータの配線を外殻
体の上方に配設することが可能と成る。また、こ
の立壁面の上端縁ならびに前記立壁面を有しない
残余の端縁部材のうち、仕切円板と摺接しない部
分を外殻体の内壁に向けて傾斜して接合している
から、上方から落下してくる小穀粒は仕切円板上
に集積しようとしても、遠心力を受けて外方に跳
ねだされ、別に設けられた小穀粒排出口に順次流
入して体外に排出される。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
縦型穀類選別機10は第2図に示すように、基
部11上に立設された角型の外殻体12を有し、
前面頭部には良穀を一時貯留する貯留タンク13
を備え、背面には未選別穀粒を供給する供給ホツ
パ14が設けられている。また側面には小穀粒を
排出する小穀粒排出口15が開口しており、さら
に発停用のスイツチボタンなどを備えた制御盤1
6が設けられている。
一方、外殻体12の内部には第1図に見るよう
に、円筒体31の外周に回転時上方に向つて揚穀
用の螺旋羽根32が巻回された揚穀螺旋体30
と、この揚穀螺旋体30の外を囲繞して多数の小
孔41を有する選別網体40が備えられている。
揚穀螺旋体30の上部端板33と選別網体40
の駆動アーム42とは共に天井板17に固設され
ている共通の支軸19に回転自在に枢支されてい
る。
選別網体40の裾部には第4図に示すように環
状の端輪部材43が設けられており、次に述べる
穀粒誘導筒体50に係合する複数個の係合切欠4
4が穿設されている。
前記選別網体40に係合して共に回転する前記
穀粒誘導筒体50は、第4図に示すように、有底
筒体を成しており、その上端部は選別網体40の
前記端輪部材43に緊密に挿入嵌合している。そ
して穀粒誘導筒体50の前記嵌合部分の直下には
第4図に見るように外周円形の仕切円板52が水
平に固設されており、この仕切円板52の上面に
は前記係合切欠44に係着する複数個の係止部材
53が放射状に配設されている。
また、穀粒誘導筒体50の下部には複数個の穀
粒誘導口54が穿設されており、外周には回転時
穀粒を下方に押しやる誘導羽根55が巻回されて
いる。
穀粒誘導筒体50は基台11と外殻体12を区
切る基台板18上にパツキン20を介して回転自
在に載置されている。
基台板18の下面には駆動モータ21が取付け
られており、この駆動モータ21の二重反転軸2
2の第1軸22aは揚穀螺旋体30の下部端板3
4に、第2軸22bは穀粒誘導筒体50の底面に
連結している。
一方、穀粒誘導筒体50の外側には第1図に示
すように、供給ホツパ14からの未選別穀粒を受
ける筒状の受粒筒60が囲繞して配設されてい
る。
この受粒筒60は第3図に示すように、上端開
口部に外向き水平に端縁部材61が設けられてい
て、パツキン23を介して穀粒誘導筒体50の仕
切円板52の下面に摺接している。
端縁部材61の前記仕切円板52と摺接する部
分の外周少なくとも四分円周、本実施例では半円
周を囲んで鉛直上方に立壁面63が立設されてい
る。
そして、この立壁面63の上端縁から外方上向
きに傾斜面64が設けられ、外殻体12の内壁に
接合している。またこの立壁面63が施されてい
ない端縁部材61の、前記仕切円板と摺接する部
分の外周からも傾斜面65が上向きに設けられ、
外殻体12の内壁に接合している。
駆動モータ21と制御盤16との電気配線は、
前記立壁面63と外殻体12の角隅に生じた空間
を通して成され、制御盤16の直下の貫通口12
aを通つて体外に導かれている。
受粒筒60には、第3図に示すように、供給ホ
ツパ14との連通口62が開口しており、また小
穀粒排出管15の後端部開口15aも同図に示す
ように開口しており、遠心力によつて跳ねだされ
る小穀粒を受け入れるように配設されている。
外殻体12内部の上端部近傍には揚穀された良
穀を受ける上部仕切板24が設けられており、選
別網体40を囲んで立壁面24aが形成されてい
るとともに、深い良穀案内溝24bが設けられて
いる。そして、この良穀案内溝24bの穀粒を貯
留タンク13に掻き出す掻出羽根45が選別網体
40に配設されている。
次に作用を説明する。
供給ホツパ14に未選別穀粒を入れて縦型穀類
選別機10を始動すると、揚穀螺旋体30と、穀
粒誘導筒体50に結合している選別網体40とは
互いに相反方向に回転する。
未選別穀粒は供給ホツパ14から受粒筒60内
に送られ、穀粒誘導筒体50の誘導羽根55によ
つて押し下げられて、穀粒誘導口54から内部に
導入される。そして、揚穀螺旋体30の螺旋羽根
32によつて掻き揚げられ、選別網体40の内面
に向けて散布され、小穀粒は選別網体40の小孔
41を通過して選別される。一方の良穀は、上方
に送られ良穀案内溝24b内に落下し、掻出羽根
45によつて掻き出されて貯留タンク13に送り
出される。
小穀粒は選別網体40の外部において下方に落
下し、穀粒誘導筒体50の仕切円板52上に堆積
しようとする。傾斜面64,65上にも落下して
くるが、該部には堆積せず、仕切円板52上に流
れる。しかしながら、仕切円板52には係止部材
53が配設されていて、小穀粒はこれら係止部材
53に跳ねられ、外方に出ようとし、小穀粒排出
管15の後部開口15aに送入されて外部に排出
される。
穀粒誘導筒体50は、パツキン20を介して基
台板18上に、またパツキン23を介して受粒筒
60の端縁部材61に摺接して回転するから、回
転が安定しており、選別網体40の裾部を回転保
持するためのガイドローラなどを必要としない。
また、揚穀螺旋体30も、選別網体40に結合す
る穀粒誘導筒体50も共にそれらの下端部におい
て駆動されるようにしたから、高価でしかも選別
網体40の交換に際して妨げとなる網体駆動用の
長大な回転軸を必要としない。
「考案の効果」 本考案に係る縦型穀類選別機は上記のように構
成されたから、コスト高でしかも選別網体の交換
作業に妨げとなる長大な網体駆動用の回転軸やガ
イドローラなどを必要とせず、安価に製作でき、
選別網体の交換作業も容易に実施可能となる。ま
た、受粒筒の端縁部材の、仕切円板との摺接部分
の外径の少なくとも四分円周に立設された立壁面
と、外殻体の角隅との間に構成された空間を介し
て内部の電気配線を施工することが可能なため、
電線管などを外殻体の外壁に露出させることもな
く、美観を良くして商品価値を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示してお
り、第1図は縦型穀類選別機の縦断面図、第2図
は同じく外観斜視図、第3図は受粒筒と、立壁面
と傾斜面との構成を示す斜視図、第4図は穀粒誘
導筒体ならびに選別網体裾部の部分斜視図、第5
図〜第7図は従来の縦型穀類選別機を示してお
り、第5図は縦断面図、第6図は第5図における
A−A線断面図、第7図は第6図におけるB−B
線断面図である。 10……縦型穀類選別機、11……基台、12
……外殻体、13……貯留タンク、14……供給
ホツパ、15……小穀粒排出管、16……制御
盤、17……天井板、18……基台板、19……
共通の支軸、21……駆動モータ、22……二重
反転軸、22a……第1軸、22b……第2軸、
23……パツキン、30……揚穀螺旋体、31…
…円筒体、32……螺旋羽根、40……選別網
体、41……小孔、50……穀粒誘導筒体、52
……仕切円板、55……穀粒誘導口、60……受
粒筒、61……端縁部材、63……立壁面、6
4,65……傾斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基台上に角型柱状に立設された外殻体の体外
    に、未選別穀粒を受ける供給ホツパと、良穀を一
    時貯留する貯留タンクと、制御盤と、小穀粒の排
    出管とを備え、体内には、円筒体の外周に螺旋羽
    根を巻回して成る揚穀螺旋体と、該揚穀螺旋体を
    囲繞して多数の小孔を有する選別網体とを立設
    し、揚穀しながら前記選別網体によつて小穀粒を
    選別排除する縦型穀類選別機において、 前記揚穀螺旋体と選別網体との上端部は天井板
    に設けられた共通の支軸に回転自在に枢支され、
    揚穀螺旋体の下端部は、前記基台の基台板下面に
    設けられた駆動モータの二重反転軸の一方に嵌着
    させ、選別網体は、該選別網体の裾部に係合する
    有底の穀粒誘導筒体の底部を前記二重反転軸の他
    の一軸に嵌合させることにより駆動させ、穀粒誘
    導筒体を囲繞しては前記供給ホツパから未選別穀
    粒を受けて前記穀粒誘導筒体に設けられた穀粒誘
    導口を経て前記揚穀螺旋体の基部に供給する受粒
    筒を配設し、前記穀粒誘導筒体の選別網体との係
    合部には円形の仕切円板を水平に固設する一方、
    前記受粒筒の上部開口端部には適切なパツキンを
    介して前記仕切円板の下面と摺接する端縁部材を
    設けるとともに、前記仕切円板の少なくとも四分
    円周対応部分を鉛直上方に延びる立壁面とし、該
    立壁面の上端縁ならびに立壁面を有しない残余の
    前記端縁部材の前記仕切円板と摺接しない部分
    を、外殻体の内壁に上向きに傾斜して接合する傾
    斜面としたことを特徴とする縦型穀類選別機。
JP11394588U 1988-08-30 1988-08-30 Expired - Lifetime JPH0538871Y2 (ja)

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JP11394588U JPH0538871Y2 (ja) 1988-08-30 1988-08-30

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JPH0237785U JPH0237785U (ja) 1990-03-13
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JP11394588U Expired - Lifetime JPH0538871Y2 (ja) 1988-08-30 1988-08-30

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