JPH0538836U - 波ケース入り電気機器 - Google Patents

波ケース入り電気機器

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JPH0538836U
JPH0538836U JP8602791U JP8602791U JPH0538836U JP H0538836 U JPH0538836 U JP H0538836U JP 8602791 U JP8602791 U JP 8602791U JP 8602791 U JP8602791 U JP 8602791U JP H0538836 U JPH0538836 U JP H0538836U
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JP
Japan
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case
frame
upper frame
lower frame
wave case
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Pending
Application number
JP8602791U
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English (en)
Inventor
勝 田平
聡 秋田
隆夫 野津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
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Publication date
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Publication of JPH0538836U publication Critical patent/JPH0538836U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気機器本体を収納する波ケースの強度を向上
させる。 【構成】波板4の上端及び下端をそれぞれ上部枠2及び
下部枠3に溶接した波ケース1内に、変圧器本体6を収
納する。変圧器本体の巻線間に対応する位置で、上部枠
2と下部枠3との間を補強材7により連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、側壁部を波板により構成した波ケース内に電気機器本体を収納した 波ケース入り電気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
変圧器等の電気機器のケースとして、図6及び図7に示したような波ケース1 が用いられている。この波ケースは、上部枠2及び下部枠3と、上部枠と下部枠 との間に跨って配置されて上端及び下端がそれぞれ上部枠及び下部枠に溶接され た波板4とを備え、下部枠3の下端は底板3aにより閉じられている。上部枠2 の上端にはフランジ2aが設けられていて、このフランジに蓋板5が取付けられ る。波板4は、図8に示したように、山部4aと谷部4bとが交互に並ぶように 鋼板を折り曲げて、各山部の幅方向(ケースの上下方向)の両端4cを溶接して 閉じることにより各山部内に油道4dを形成したものである。この波ケース1内 には図示しない電気機器本体が絶縁油あるいはガスとともに収容される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
密封形の電気機器においては、ケース内に電気機器本体を収納した後、ケース を密封して気密漏れ試験を行う必要がある。この試験は、ケースを密封した状態 でケース内を所定の圧力とし、一定時間ケース内の圧力の低下の有無を監視する ことにより行われるため、ケース1は一定時間内圧を高くした状態に置かれる。 また密封形の電気機器の運転時には、電気機器本体からの発熱によりケース内の 圧力が上昇する。
【0004】 従来の波ケース入り電気機器においては、気密漏れ試験時などにケース1の内 圧がある一定以上になると、図7に鎖線で示したように、上部フレーム2及び下 部フレーム3が内圧Pにより外側に膨らむため、波板4が変形したり、上部枠及 び下部枠と波板との接合部が破損したりするおそれがあり、強度上問題があった 。
【0005】 本考案の目的は、波ケースの強度を向上させた波ケース入り電気機器を提供す ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上部枠及び下部枠と、上部枠と下部枠との間に跨って配置されて上 端及び下端がそれぞれ上部枠及び下部枠に溶接された波板とを備えた波ケース内 に、鉄心の複数の脚部にそれぞれ巻線を巻装してなる電気機器本体を収納した波 ケース入り電気機器に係わるものである。
【0007】 本考案においては、前記の目的を達成するため、電気機器本体の巻線間に対応 する位置で上部枠と下部枠との間を補強材により連結した。
【0008】
【作用】
上記のように上部枠と下部枠との間を補強材により連結すると、上部枠及び下 部枠が内圧により外側に膨らむのを防ぐことができるため、波板が変形したり、 波板と上部枠及び下部枠との接合部が破損したりするおそれをなくすことができ る。従って波ケースを用いて密封形の電気機器を構成することができ、絶縁媒体 として、絶縁油の他にガスを用いることも可能になる。
【0009】
【実施例】
図1及び図2は3相変圧器に本考案を適用した実施例を示したもので、同図に おいて1は、ほぼ矩形状に形成された上部枠2及び下部枠3の間に跨って波板4 を配置して、該波板の上端及び下端を上部枠及び下部枠にそれぞれ溶接した波ケ ースである。下部枠3の下端は底板3aにより閉じられ、上部枠2の上端にはフ ランジ2aが設けられている。波ケース1内には、3相変圧器本体6が収納され ている。この変圧器本体6は、3脚鉄心600の3つの脚部にそれぞれ3相の巻 線601u〜601wを巻装した周知のもので、3相の巻線が波ケースの長辺側 に並ぶようにして波ケース1内に収納されている。
【0010】 本実施例においては、変圧器本体6の巻線601u,601v間及び巻線60 1v,601w間にそれぞれ対応する位置に補強材7が設けられている。各補強 材7は上部枠2及び下部枠3の間に跨るように配置されていて、それぞれの上端 及び下端が上部枠2及び下部枠3にそれぞれ溶接されている。
【0011】 尚補強材7を各巻線の側面と波ケースの内面との間に配置することも考えられ るが、このようにした場合には、波ケースの奥行寸法が増大し、ケースが大形に なるのを避けられない。一般に鉄心脚部に巻線を巻装してなる変圧器やリアクト ル等の電気機器においては、図2に見られるように隣り合う巻線間が谷間となっ ていて、巻線間とケースの内面との間に比較的大きな空間が形成されているため 、上記実施例のように巻線間に対応する位置に補強材7を配置するようにすると 、補強材7を配置することによる波ケースの奥行寸法の増大を抑えることができ 、ケースが大形になるのを防ぐことができる。
【0012】 波ケース1内に変圧器本体6を収納した後、上部枠2のフランジ2aに蓋板5 を取付ける。この状態で波ケース1を密封して気密漏洩試験を行うとき上部枠2 及び下部枠3に圧力が加わるが、本考案においては、上部枠2及び下部枠3の間 が補強材7により連結されているため、上部枠2及び下部枠3が外側に膨らむの を抑えることができる。従って波板4が変形したり、波板と上部枠及び下部枠と の溶接部が破損したりするおそれを無くすことができ、内圧の上昇に対する波ケ ースの強度を向上させることができる。
【0013】 図3は本考案の他の実施例を示したもので、この実施例では2脚鉄心600′ に巻線601A,601Bを巻装した単相変圧器本体6′が、波ケース1′内に 収納されている。この実施例においても、巻線601A,601B間に対応する 位置で上部枠及び下部枠の間が補強材7により連結されている。
【0014】 この実施例では、波ケースの長辺側に沿う各側壁に補強材7が1個だけ設けら れることになるが、単相変圧器の場合には波ケース1′の幅寸法(長辺側)が小 さいため、波ケースの長辺側に沿う各側壁に1個の補強材7を設けるだけで、十 分ケースの補強を図ることができる。
【0015】 図1及び図2に示した実施例においては、補強材7の上端及び下端がそれぞれ 上部枠2及び下部枠3の中間部に達するように設けられているが、図4に示した ように、各補強材7の上端及び下端がそれぞれ上部枠2のフランジ面及び下部枠 3の底面まで達するようにしてもよい。
【0016】 また上記の実施例では、波ケース1の短辺側の側壁には補強材が設けられてい ないが、図5に示すように、波ケース1の短辺側の側壁にも、上部枠と下部枠と の間を連結する補強材7を設けるようにしても良い。この場合には、波ケース1 の幅寸法(長辺側)が多少増大するのを避けられない。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、波ケースの上部枠と下部枠との間を補強材に より連結したので、内圧上昇時に上部枠及び下部枠が外側に膨らむのを抑えるこ とができる。従って内圧上昇時に波板が変形したり、波板と上部枠及び下部枠と の溶接部が破損したりするおそれをなくすことができ、内圧の上昇に対する波ケ ースの強度を高めることができる利点がある。
【0018】 また本考案によれば、補強材を電気機器本体の巻線間に対応する位置に配置し たので、波ケースの奥行寸法の増大を抑えて補強材を配置することができ、電気 機器の大形化を招くことなく波ケースの補強を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の実施例の電気機器の横断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す横断面図である。
【図4】本考案の更に他の実施例を示す一部縦断面図で
ある。
【図5】本考案の更に他の実施例を示す横断面図であ
る。
【図6】従来の波ケース入り電気機器の正面図である。
【図7】従来の電気機器の一部縦断面図である。
【図8】一部を切り欠いて示した波板の上面図である。
【符号の説明】
1…波ケース、2…上部枠、3…下部枠、4…波板、5
…蓋板、6…電気機器本体、7…補強材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部枠及び下部枠と、前記上部枠と下部
    枠との間に跨って配置されて上端及び下端がそれぞれ上
    部枠及び下部枠に溶接された波板とを備えた波ケース内
    に、鉄心の複数の脚部にそれぞれ巻線を巻装してなる電
    気機器本体を収納してなる波ケース入り電気機器におい
    て、 前記電気機器本体の巻線間に対応する位置で前記上部枠
    と下部枠との間を補強材により連結したことを特徴とす
    る波ケース入り電気機器。
JP8602791U 1991-10-22 1991-10-22 波ケース入り電気機器 Pending JPH0538836U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8602791U JPH0538836U (ja) 1991-10-22 1991-10-22 波ケース入り電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8602791U JPH0538836U (ja) 1991-10-22 1991-10-22 波ケース入り電気機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0538836U true JPH0538836U (ja) 1993-05-25

Family

ID=13875178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8602791U Pending JPH0538836U (ja) 1991-10-22 1991-10-22 波ケース入り電気機器

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JP (1) JPH0538836U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016185812A1 (ja) * 2015-05-15 2017-10-12 富士電機株式会社 巻線部品の冷却構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476924A (en) * 1977-12-02 1979-06-20 Toshiba Corp Method of transporting dividable transformer
JPS59172218A (ja) * 1983-03-18 1984-09-28 Toshiba Corp 静止誘導電器タンク

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