JPS6030087B2 - 静止誘導電器 - Google Patents
静止誘導電器Info
- Publication number
- JPS6030087B2 JPS6030087B2 JP643977A JP643977A JPS6030087B2 JP S6030087 B2 JPS6030087 B2 JP S6030087B2 JP 643977 A JP643977 A JP 643977A JP 643977 A JP643977 A JP 643977A JP S6030087 B2 JPS6030087 B2 JP S6030087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- side plate
- coil
- attached
- stationary induction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシールドを備えた静止謙導電器に関する。
変圧器等の静止誘導電器が大容量化するに伴ない、コイ
ルからのもれ磁束が増大する。
ルからのもれ磁束が増大する。
このためタンクに入る磁束の量が増え、うず電流による
損失の増大とタンク構造材に局部過熱の問題が生ずる。
一般に大容量変圧器タンク内面のコイル対向部分には、
けし、素鋼帯による磁気シールド、またはアルミニュー
ム等の良電導体による電磁シールドを取付けてコイルか
らのもれ磁束がタンク側板に入れるのを防ぎ、前述の問
題を解決している。変圧器タンクは真空注油時の外圧力
や常時加わる内圧力に対し耐える必要があり、一般には
タンク側板に補強ビーム材を溶接している。一方タンク
側板を隣接コイル間のスペースを利用して内側に向け高
さ方向にくぼませることによってタンク側板の強度は向
上し、補強ビーム材の削減等タンク構造材の節約と絶縁
油の低減を計ることが可能となる。第１図及び第２図に
前述の材料節約を計った静止誘導電器を示す。
損失の増大とタンク構造材に局部過熱の問題が生ずる。
一般に大容量変圧器タンク内面のコイル対向部分には、
けし、素鋼帯による磁気シールド、またはアルミニュー
ム等の良電導体による電磁シールドを取付けてコイルか
らのもれ磁束がタンク側板に入れるのを防ぎ、前述の問
題を解決している。変圧器タンクは真空注油時の外圧力
や常時加わる内圧力に対し耐える必要があり、一般には
タンク側板に補強ビーム材を溶接している。一方タンク
側板を隣接コイル間のスペースを利用して内側に向け高
さ方向にくぼませることによってタンク側板の強度は向
上し、補強ビーム材の削減等タンク構造材の節約と絶縁
油の低減を計ることが可能となる。第１図及び第２図に
前述の材料節約を計った静止誘導電器を示す。
第１図はけし、素鋼帯による磁気シールドを取付けた例
であり、第２図はアルミニューム等の電磁シールドを取
付けた例である。第１図に示すように鉄心１とコイル２
とから成る中身は絶縁油を満したタンク３の内部に収納
される。タンク３の側板内面でコイル２の正面に対向す
る部分には、コイル２のもれ磁束６による損失の増加、
あるいはこれに伴なうタンク３の構造材の局部過熱を防
止するため磁気シールド４が取付けられる。３ａはコイ
ル２とタンク側板３との間に生ずるスペースを利用して
タンク３側板をタンク３の内側にくぼませたくぼみ部で
ある。くぼみ部３ａをタンク３の高さ方向に延長して配
置することにより、タンク３は補強されるので肉、外圧
力に対してタンク３に取付けられる補強ビーム材、また
はタンク３内部に満される絶縁油の節約を計ることが可
能となる。一方タンク３が前述のように内部に突出しな
ければ、コイル２のもれ磁束６は大部分が磁気シールド
４に入り、タンク３の局部過熱の問題は生じないが、く
ぼみ部３ａが内側に突出するとこの部分に相当量のもれ
磁束が入り局部過熱を生じ、絶縁油を熱分解または劣化
させる問題を生ずる。そこでタンク３のくぼみ３ａの表
面に複数個の磁気シールドを取付けることも考えられる
が、シールド絶縁端部が突起となって高電圧コイル２に
対向することになる。したがってここに電界が集中し絶
縁上の問題が生じる。第２図はタンク３，３ａの内面に
電磁シールド５を取付けた場合である。電磁シールド５
をコイル２の対向面で複数個に分割して取付けると、そ
の分割部分の隙間に磁束が集中するためタンク３が局部
過熱される。したがって電磁シールド５は一体として構
成する必要がある。しかしながら複雑なタンク３の形状
に合せ電磁シールド５を全面に取付けることには膨大な
経費を要するため、タンク３を内側へ〈‘まますことに
よりタンク３構造材と絶縁油の低減を計った効果がなく
なる。本発明の目的は以上に述べた欠点を除去し、かつ
全体を十分に軽量、縮小することのできる静止誘導電器
を提供しようとするものである。以下本発明の一実施例
を第３図及び第４図により説明する。複数の脚部を有す
る鉄心１とこの鉄心１に巻装されたすくなくとも２個の
コイル２ａ，２ｂ，２ｃとから成る中身を絶縁油を満し
てタンク３内に収納する。このタンク３側板の隣接する
コイル２ａと２ｂ、２ｂと２ｃ間に対向する部分に補強
突出部としてそれぞれ高さ方向にのびかつ内側に向って
突出したくぼみ部３ａを構成することにより内外圧力に
対するタンク３の強度を向上させ、タンク３構造材の節
約が可能となり絶縁油量も低減出来る。この様なタンク
３形状に対し、各コイル２ａ，２ｂ，２ｃの正面対向部
分のタンク３の内面にはけし、素鋼帯による磁気シール
ド１４を取付け、タンク３側板のくぼみ部３ａの内面に
は良導体による電磁シールド１５を取付けそれぞれタン
ク３構造材にもれ磁束６が入るのを防止する。このよう
に構成すれば、磁気シールド１４はその効果をより高め
るため中を狭くした複数個のユニットに分割して取付け
られるがタンク３の平面部分に取付けるため各ユニット
を互いに十分接近させることが出釆、高電圧コイル２に
対向しても電界が集中せず、コイル２ａ，２ｂ，２ｃと
タンク３との距離をつめることができる。またタンク３
のくぼみ部３ａは一般に曲げ成形されるがその内面に取
付けられるアルミニューム等の電磁シールド１５は軟ら
かく加工性に優れるので各コイル２ａ，２ｂ，２ｃに対
して平滑な面を容易に作り出すことができ、コイル２ｂ
，２ｂ，２ｃとタンク３との間のスペースを最大限に利
用してくぼみ部３ａを成形出来る。しかも電磁シールド
１５の両側には磁気シールド１４が取付けられるので、
これ等シールドの隙間からもれ磁束６がタンク構造材に
入ることもないので局部加熱の問題を防止することが出
来る。尚、上記実施例においては、補強突出部としての
タンク３のくぼみ部３ａをタンク３の側板自身をくぼま
せて形成しこのくぼみ部３ａの内面に電磁シールド１５
を取付けたものについて説明したが、第５図及び第６図
に示すようにタンク１３の側坂内面の隣接するコイル２
ａと２ｂ、２ｂと２ｃ間部分に対向する部分に、横断面
がＵ字状に形成された補強ビームを高さ方向にのばしか
つ突出側をタンク３の内側に向けてタンク１３と一体的
に取付けて補強突部を形成し、この補強突部の内面に電
磁シールド１５を取付けて構成してもよい。
であり、第２図はアルミニューム等の電磁シールドを取
付けた例である。第１図に示すように鉄心１とコイル２
とから成る中身は絶縁油を満したタンク３の内部に収納
される。タンク３の側板内面でコイル２の正面に対向す
る部分には、コイル２のもれ磁束６による損失の増加、
あるいはこれに伴なうタンク３の構造材の局部過熱を防
止するため磁気シールド４が取付けられる。３ａはコイ
ル２とタンク側板３との間に生ずるスペースを利用して
タンク３側板をタンク３の内側にくぼませたくぼみ部で
ある。くぼみ部３ａをタンク３の高さ方向に延長して配
置することにより、タンク３は補強されるので肉、外圧
力に対してタンク３に取付けられる補強ビーム材、また
はタンク３内部に満される絶縁油の節約を計ることが可
能となる。一方タンク３が前述のように内部に突出しな
ければ、コイル２のもれ磁束６は大部分が磁気シールド
４に入り、タンク３の局部過熱の問題は生じないが、く
ぼみ部３ａが内側に突出するとこの部分に相当量のもれ
磁束が入り局部過熱を生じ、絶縁油を熱分解または劣化
させる問題を生ずる。そこでタンク３のくぼみ３ａの表
面に複数個の磁気シールドを取付けることも考えられる
が、シールド絶縁端部が突起となって高電圧コイル２に
対向することになる。したがってここに電界が集中し絶
縁上の問題が生じる。第２図はタンク３，３ａの内面に
電磁シールド５を取付けた場合である。電磁シールド５
をコイル２の対向面で複数個に分割して取付けると、そ
の分割部分の隙間に磁束が集中するためタンク３が局部
過熱される。したがって電磁シールド５は一体として構
成する必要がある。しかしながら複雑なタンク３の形状
に合せ電磁シールド５を全面に取付けることには膨大な
経費を要するため、タンク３を内側へ〈‘まますことに
よりタンク３構造材と絶縁油の低減を計った効果がなく
なる。本発明の目的は以上に述べた欠点を除去し、かつ
全体を十分に軽量、縮小することのできる静止誘導電器
を提供しようとするものである。以下本発明の一実施例
を第３図及び第４図により説明する。複数の脚部を有す
る鉄心１とこの鉄心１に巻装されたすくなくとも２個の
コイル２ａ，２ｂ，２ｃとから成る中身を絶縁油を満し
てタンク３内に収納する。このタンク３側板の隣接する
コイル２ａと２ｂ、２ｂと２ｃ間に対向する部分に補強
突出部としてそれぞれ高さ方向にのびかつ内側に向って
突出したくぼみ部３ａを構成することにより内外圧力に
対するタンク３の強度を向上させ、タンク３構造材の節
約が可能となり絶縁油量も低減出来る。この様なタンク
３形状に対し、各コイル２ａ，２ｂ，２ｃの正面対向部
分のタンク３の内面にはけし、素鋼帯による磁気シール
ド１４を取付け、タンク３側板のくぼみ部３ａの内面に
は良導体による電磁シールド１５を取付けそれぞれタン
ク３構造材にもれ磁束６が入るのを防止する。このよう
に構成すれば、磁気シールド１４はその効果をより高め
るため中を狭くした複数個のユニットに分割して取付け
られるがタンク３の平面部分に取付けるため各ユニット
を互いに十分接近させることが出釆、高電圧コイル２に
対向しても電界が集中せず、コイル２ａ，２ｂ，２ｃと
タンク３との距離をつめることができる。またタンク３
のくぼみ部３ａは一般に曲げ成形されるがその内面に取
付けられるアルミニューム等の電磁シールド１５は軟ら
かく加工性に優れるので各コイル２ａ，２ｂ，２ｃに対
して平滑な面を容易に作り出すことができ、コイル２ｂ
，２ｂ，２ｃとタンク３との間のスペースを最大限に利
用してくぼみ部３ａを成形出来る。しかも電磁シールド
１５の両側には磁気シールド１４が取付けられるので、
これ等シールドの隙間からもれ磁束６がタンク構造材に
入ることもないので局部加熱の問題を防止することが出
来る。尚、上記実施例においては、補強突出部としての
タンク３のくぼみ部３ａをタンク３の側板自身をくぼま
せて形成しこのくぼみ部３ａの内面に電磁シールド１５
を取付けたものについて説明したが、第５図及び第６図
に示すようにタンク１３の側坂内面の隣接するコイル２
ａと２ｂ、２ｂと２ｃ間部分に対向する部分に、横断面
がＵ字状に形成された補強ビームを高さ方向にのばしか
つ突出側をタンク３の内側に向けてタンク１３と一体的
に取付けて補強突部を形成し、この補強突部の内面に電
磁シールド１５を取付けて構成してもよい。
以上述べた様に本発明によれば、中身を収納するタンク
とコイルとの間のスペースを最大限に活用してタンク補
強を兼ねた補強突出部を作り出すことが可能となりタン
ク構造材と絶縁油の節約を計り、かつコイルのもれ磁束
による局部過熱の問題を解決した高品質の静止誘導電器
を得ることが出来る。
とコイルとの間のスペースを最大限に活用してタンク補
強を兼ねた補強突出部を作り出すことが可能となりタン
ク構造材と絶縁油の節約を計り、かつコイルのもれ磁束
による局部過熱の問題を解決した高品質の静止誘導電器
を得ることが出来る。
第１図及び第２図はそれぞれ従来の静止譲導電器を示す
平面断面図、第３図は本発明による静止誘導電器を示す
平面断面図、第４図は第３図をＡ−Ａ線に沿って切断し
矢印の方向にみた側面断面図、第５図は本発明の他の実
施例を示す平面断面図、第６図は第５図をＢ−Ｂ線に沿
って切断し矢印の方向にみた側面断面図である。 １……鉄心、２……コイル、３，１３……タンク、３ａ
，１３ａ・・・・・・くぼみ部、１４・・・…滋気シー
ルド、１５・・・・・・電磁シールド。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図
平面断面図、第３図は本発明による静止誘導電器を示す
平面断面図、第４図は第３図をＡ−Ａ線に沿って切断し
矢印の方向にみた側面断面図、第５図は本発明の他の実
施例を示す平面断面図、第６図は第５図をＢ−Ｂ線に沿
って切断し矢印の方向にみた側面断面図である。 １……鉄心、２……コイル、３，１３……タンク、３ａ
，１３ａ・・・・・・くぼみ部、１４・・・…滋気シー
ルド、１５・・・・・・電磁シールド。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図
Claims (1)
- １ 複数の脚部を有する鉄心と、この鉄心の脚部に分散
して巻装された少なくとも２個のコイルからなる中身を
タンク内に収納し、このタンクの側板の前記２個のコイ
ル間部分と対向する部分に高さ方向にのびかつ前記タン
クの内側に向けて突出するタンク側板と一体的な補強突
出部を形成した静止誘導電器において、前記タンク側板
の内面の前記コイルと対向する部分にはけい素綱板によ
る磁気シールドを取付け、前記補強突出部の内面には良
導体による電磁シールドを取付けたことを特徴とする静
止誘導電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP643977A JPS6030087B2 (ja) | 1977-01-25 | 1977-01-25 | 静止誘導電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP643977A JPS6030087B2 (ja) | 1977-01-25 | 1977-01-25 | 静止誘導電器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5392425A JPS5392425A (en) | 1978-08-14 |
| JPS6030087B2 true JPS6030087B2 (ja) | 1985-07-15 |
Family
ID=11638420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP643977A Expired JPS6030087B2 (ja) | 1977-01-25 | 1977-01-25 | 静止誘導電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6030087B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6342883B2 (ja) * | 2015-12-22 | 2018-06-13 | 株式会社日立産機システム | 油入変圧器 |
| JP6363264B1 (ja) * | 2017-06-21 | 2018-07-25 | 株式会社日立産機システム | 変圧器 |
| JP6505925B2 (ja) * | 2018-06-27 | 2019-04-24 | 株式会社日立産機システム | 変圧器 |
-
1977
- 1977-01-25 JP JP643977A patent/JPS6030087B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5392425A (en) | 1978-08-14 |
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