JPH0354447B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0354447B2 JPH0354447B2 JP14883483A JP14883483A JPH0354447B2 JP H0354447 B2 JPH0354447 B2 JP H0354447B2 JP 14883483 A JP14883483 A JP 14883483A JP 14883483 A JP14883483 A JP 14883483A JP H0354447 B2 JPH0354447 B2 JP H0354447B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- reinforcing beam
- oil
- corners
- corner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
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- 239000007789 gas Substances 0.000 description 4
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
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- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/02—Casings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は例えば変圧器、リアクトルなどの油入
電器用タンクに関する。
電器用タンクに関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
変圧器、リアクトル等の油入電器のタンク内で
閃絡事故が生じた場合、タンク内に満されている
絶縁油が分解して多量のガスを発生し、タンク内
の圧力が急激に上昇する。
閃絡事故が生じた場合、タンク内に満されている
絶縁油が分解して多量のガスを発生し、タンク内
の圧力が急激に上昇する。
閃絡時のアークエネルギーの小さな内部事故で
は、タンク容壁の膨らみ変形による容積増加と放
圧装置からの油の放出により、前記タンク内圧上
昇を緩和することが出来る。しかし、大きな系統
容量に連結された変圧器における内部閃絡事故時
には、そのより大きく急激な圧力上昇に対してタ
ンクの容積増加と放圧装置からの油の放出とで
は、内圧上昇を緩和出来ず、タンクの機械的強度
の弱い部分が破壊して高温の油およびガスを噴出
するおそれがある。高温の油およびガスの噴出
は、周辺機器に損傷を与えるだけでなく、大気中
の酸素に触れて着火し、火災事故等のより重大な
2次災害に発展するおそれがある。
は、タンク容壁の膨らみ変形による容積増加と放
圧装置からの油の放出により、前記タンク内圧上
昇を緩和することが出来る。しかし、大きな系統
容量に連結された変圧器における内部閃絡事故時
には、そのより大きく急激な圧力上昇に対してタ
ンクの容積増加と放圧装置からの油の放出とで
は、内圧上昇を緩和出来ず、タンクの機械的強度
の弱い部分が破壊して高温の油およびガスを噴出
するおそれがある。高温の油およびガスの噴出
は、周辺機器に損傷を与えるだけでなく、大気中
の酸素に触れて着火し、火災事故等のより重大な
2次災害に発展するおそれがある。
変圧器タンクの機械的強度の弱い部分として
は、フランジ接合部およびタンク周壁に固着され
た補強ビームの角部が知られている。一般の変圧
器タンクでは、第1図に示すように変圧器本体と
絶縁油をその内部に収納したカバー1とタンク2
とは、それぞれの開口部に取付けられたフランジ
3A,3Bの相互を封じて溶接して密封組立てさ
れている。カバー1には補強ビーム4が、タンク
2の外周壁に補強ビーム5、その底部には補強ビ
ーム6がそれぞれ固着されている。又カバー1に
取付けたポケツト7は、線路端ブツシング8を取
付けるためのものである。
は、フランジ接合部およびタンク周壁に固着され
た補強ビームの角部が知られている。一般の変圧
器タンクでは、第1図に示すように変圧器本体と
絶縁油をその内部に収納したカバー1とタンク2
とは、それぞれの開口部に取付けられたフランジ
3A,3Bの相互を封じて溶接して密封組立てさ
れている。カバー1には補強ビーム4が、タンク
2の外周壁に補強ビーム5、その底部には補強ビ
ーム6がそれぞれ固着されている。又カバー1に
取付けたポケツト7は、線路端ブツシング8を取
付けるためのものである。
このように構成された変圧器タンクの内圧上昇
に対する機械的強度の弱い部分としては、カバー
1とタンク2のフランジ接合部とタンク2の外周
壁に水平に配置された補強ビーム5の角隅部であ
る。第2図および第3図に示すようにフランジ接
合部はカバー1の補強ビーム4の端部荷重集中を
タンク5に配置された補強ビーム5に分担させる
ように計つた連結ビーム9と、一般フランジ接合
部の開口変形を防止するフランジ補強材10と
を、配置固着することによつてその強度を大幅に
向上させることが出来る。
に対する機械的強度の弱い部分としては、カバー
1とタンク2のフランジ接合部とタンク2の外周
壁に水平に配置された補強ビーム5の角隅部であ
る。第2図および第3図に示すようにフランジ接
合部はカバー1の補強ビーム4の端部荷重集中を
タンク5に配置された補強ビーム5に分担させる
ように計つた連結ビーム9と、一般フランジ接合
部の開口変形を防止するフランジ補強材10と
を、配置固着することによつてその強度を大幅に
向上させることが出来る。
タンク2の外周壁に水平に配置固着された補強
ビーム5のタンク内圧力Pによる各部の曲げモー
メント分布を第4図、第5図を用いて説明する。
両図において、タンク内法幅をW、タンク内法長
をLとし、タンク短長辺いずれの位置でも補強ビ
ーム5の曲げ鋼性が等しい場合のタンク短辺中央
のA点、タンク角隅部のB点、タンク長辺中央の
C点それぞれの曲げモーメントMをM/PL2で求
めるとタンク短辺、長辺比W/Lに対して第5図
の如く変化する。つまり、タンク角隅部B点の曲
げ応力は、W/Lの変化に対して常にタンク短、
長辺中央のA、C点に比べて同等以上となつてい
ることが解る。さらにタンク角隅部は、補強ビー
ム5の形状変化点でもあつて大きな応力集中が発
生する。
ビーム5のタンク内圧力Pによる各部の曲げモー
メント分布を第4図、第5図を用いて説明する。
両図において、タンク内法幅をW、タンク内法長
をLとし、タンク短長辺いずれの位置でも補強ビ
ーム5の曲げ鋼性が等しい場合のタンク短辺中央
のA点、タンク角隅部のB点、タンク長辺中央の
C点それぞれの曲げモーメントMをM/PL2で求
めるとタンク短辺、長辺比W/Lに対して第5図
の如く変化する。つまり、タンク角隅部B点の曲
げ応力は、W/Lの変化に対して常にタンク短、
長辺中央のA、C点に比べて同等以上となつてい
ることが解る。さらにタンク角隅部は、補強ビー
ム5の形状変化点でもあつて大きな応力集中が発
生する。
従つてタンク2の外周壁に水平に配置固着され
る補強ビーム5の曲げ鋼性を若干高めたとして
も、過大なタンク内圧力によつてタンク角隅部に
は、大きな曲げ応力が発生して亀裂が生じるおそ
れがある。タンク角隅部の補強ビームの亀裂発生
はタンク側板自身にも進退して油噴出のおそれが
ある。
る補強ビーム5の曲げ鋼性を若干高めたとして
も、過大なタンク内圧力によつてタンク角隅部に
は、大きな曲げ応力が発生して亀裂が生じるおそ
れがある。タンク角隅部の補強ビームの亀裂発生
はタンク側板自身にも進退して油噴出のおそれが
ある。
[発明の目的]
本発明の目的は、タンク重量増を最小に抑制
し、しかも内圧力に対する破壊強度を高め得る油
入電器用タンクを提供することにある。
し、しかも内圧力に対する破壊強度を高め得る油
入電器用タンクを提供することにある。
[発明の概要]
本発明による油入電器用タンクは、電器本体と
絶縁油を収納し、その外周壁に補強ビームが配置
固着されたタンクにおいて、タンク角隅部からタ
ンクを構成する側板相互の溶接線を離隔させると
ともに、このタンク角隅部のタンク側板と補強ビ
ームを当て板を介して溶接固着させたことを特徴
とするものである。
絶縁油を収納し、その外周壁に補強ビームが配置
固着されたタンクにおいて、タンク角隅部からタ
ンクを構成する側板相互の溶接線を離隔させると
ともに、このタンク角隅部のタンク側板と補強ビ
ームを当て板を介して溶接固着させたことを特徴
とするものである。
[発明の実施例]
以下本発明を第6図、第7図および第8図に示
す実施例について説明する。第6図ないし第8図
において、第1図ないし第3図と同一符号は同一
部分を示すものであるからその説明を省略する。
本発明の特徴とするところは、変圧器本体と絶縁
油をその内部に収納し、外周壁に水平に配置固着
された補強ビーム5を有するタンク2において、
詳細を第7図および第8図に示すようにタンク短
長辺側板のいずれかを角部で折り曲げ、側板相互
の溶接継ぎ部12をタンク角隅部Xより離隔させ
ていること、又該タンク角隅部においてタンク2
を構成する側板と補強ビーム5は当て板11を介
して連結されている構造に構成したことにある。
す実施例について説明する。第6図ないし第8図
において、第1図ないし第3図と同一符号は同一
部分を示すものであるからその説明を省略する。
本発明の特徴とするところは、変圧器本体と絶縁
油をその内部に収納し、外周壁に水平に配置固着
された補強ビーム5を有するタンク2において、
詳細を第7図および第8図に示すようにタンク短
長辺側板のいずれかを角部で折り曲げ、側板相互
の溶接継ぎ部12をタンク角隅部Xより離隔させ
ていること、又該タンク角隅部においてタンク2
を構成する側板と補強ビーム5は当て板11を介
して連結されている構造に構成したことにある。
このように構成された本発明による変圧器タン
クでは、その外周壁に水平に配置固着された補強
ビーム5は、タンク角隅部において当て板11の
効果によつて局部的に鋼性が高められると共に、
応力集中を大幅に低減することが出来る。さらに
タンクを構成する側板相互の溶接継ぎ部12もタ
ンク角隅部Xより離隔されており、前記のタンク
角隅部の補強ビーム鋼性の増大、応力集中緩和効
果との相乗効果とにより、タンクを構成する側板
自身がタンク内圧上昇により損傷するおそれがな
い。
クでは、その外周壁に水平に配置固着された補強
ビーム5は、タンク角隅部において当て板11の
効果によつて局部的に鋼性が高められると共に、
応力集中を大幅に低減することが出来る。さらに
タンクを構成する側板相互の溶接継ぎ部12もタ
ンク角隅部Xより離隔されており、前記のタンク
角隅部の補強ビーム鋼性の増大、応力集中緩和効
果との相乗効果とにより、タンクを構成する側板
自身がタンク内圧上昇により損傷するおそれがな
い。
なお実施例では変圧器タンクについて説明した
が、同器種のリアクトルタンクなどにも同様に実
施することができる。
が、同器種のリアクトルタンクなどにも同様に実
施することができる。
[発明の効果]
以上のように本発明による油入電器タンクは、
短辺側板あるいは長辺側板のいずれかをタンク角
隅部で折り曲げて側板相互の溶接継ぎ部をタンク
角隅部から離隔すると共に、タンク外周に配置固
着された補強ビームはタンク角隅部において当て
板を介してタンク側板と連結固着することによ
り、内部閃絡事故時の内圧上昇時にタンク角隅部
の応力を緩和し、よつてタンク破壊を防止し油お
よびガスの噴出による公害、火災等のより重要な
2次災害を未然に防止することが出来る。又、タ
ンク重量の増加も最小に押えることが出来るた
め、据付場所までの輸送にも支障がない。
短辺側板あるいは長辺側板のいずれかをタンク角
隅部で折り曲げて側板相互の溶接継ぎ部をタンク
角隅部から離隔すると共に、タンク外周に配置固
着された補強ビームはタンク角隅部において当て
板を介してタンク側板と連結固着することによ
り、内部閃絡事故時の内圧上昇時にタンク角隅部
の応力を緩和し、よつてタンク破壊を防止し油お
よびガスの噴出による公害、火災等のより重要な
2次災害を未然に防止することが出来る。又、タ
ンク重量の増加も最小に押えることが出来るた
め、据付場所までの輸送にも支障がない。
第1図は一般の変圧器タンクを示す概略構造
図、第2図および第3図はその要部詳細図、第4
図はそのタンク角隅部における応力分布図、第5
図はその応力分布を示す説明図、第6図は本発明
による油入電器用タンクの一実施例を示す概略構
成図、第7図および第8図は本発明による変圧器
タンクの角隅部を示す平面図および側面図であ
る。 1……カバー、2……タンク、3A,3B……
フランジ、4,5,6……補強ビーム、7……ポ
ケツト、8……ブツシング、9……連結ビーム、
10……フランジ補強材、11……当て板、12
……溶接継ぎ部、X……タンク角隅部。
図、第2図および第3図はその要部詳細図、第4
図はそのタンク角隅部における応力分布図、第5
図はその応力分布を示す説明図、第6図は本発明
による油入電器用タンクの一実施例を示す概略構
成図、第7図および第8図は本発明による変圧器
タンクの角隅部を示す平面図および側面図であ
る。 1……カバー、2……タンク、3A,3B……
フランジ、4,5,6……補強ビーム、7……ポ
ケツト、8……ブツシング、9……連結ビーム、
10……フランジ補強材、11……当て板、12
……溶接継ぎ部、X……タンク角隅部。
Claims (1)
- 1 電器本体と絶縁油をその内部に収納しかつ外
周壁には補強ビームが固着されている油入電器用
タンクにおいて、補強ビームの軸線と直交するタ
ンク角隅部を構成する側板を折り曲げることによ
つて側板相互の溶接継ぎ部をタンク角隅部より離
隔した位置とし、さらにこのタンク角隅部におい
て補強ビームと側板を当て板を介して溶接固着し
たことを特徴とする油入電器用タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14883483A JPS6041208A (ja) | 1983-08-16 | 1983-08-16 | 油入電器用タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14883483A JPS6041208A (ja) | 1983-08-16 | 1983-08-16 | 油入電器用タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6041208A JPS6041208A (ja) | 1985-03-04 |
JPH0354447B2 true JPH0354447B2 (ja) | 1991-08-20 |
Family
ID=15461773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14883483A Granted JPS6041208A (ja) | 1983-08-16 | 1983-08-16 | 油入電器用タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041208A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PT3537462T (pt) * | 2018-03-07 | 2021-02-19 | Abb Power Grids Switzerland Ag | Tanque para um transformador couraçado ou reator couraçado preenchido com líquido |
-
1983
- 1983-08-16 JP JP14883483A patent/JPS6041208A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6041208A (ja) | 1985-03-04 |
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