JPS622505A - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
- Publication number
- JPS622505A JPS622505A JP14116785A JP14116785A JPS622505A JP S622505 A JPS622505 A JP S622505A JP 14116785 A JP14116785 A JP 14116785A JP 14116785 A JP14116785 A JP 14116785A JP S622505 A JPS622505 A JP S622505A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- pressure
- insulating oil
- transformer
- thin plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は変圧器タンク内で閃絡事故等が発生した場合の
タンクの異常な内圧上昇をタンク側板のふくらみ変形に
より緩和しタンク破壊を防止するようにした変圧器の改
良に関する。
タンクの異常な内圧上昇をタンク側板のふくらみ変形に
より緩和しタンク破壊を防止するようにした変圧器の改
良に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
絶縁油と共に変圧器本体をタンク内に収納する変圧器に
おいては、タンク内で閃絡事故等が発生した場合タンク
に満されている絶縁油がアークによる熱で分解して多量
のガスを発生しタンク内の圧力が急激に上昇する。アー
クエネルギが小さな閃絡事故では、タンク側板のふくら
み変形による容積増加と、タンク上部に設けられた放圧
装置からの油の放出により前記タンク内圧上昇を緩和す
ることが出来る。
おいては、タンク内で閃絡事故等が発生した場合タンク
に満されている絶縁油がアークによる熱で分解して多量
のガスを発生しタンク内の圧力が急激に上昇する。アー
クエネルギが小さな閃絡事故では、タンク側板のふくら
み変形による容積増加と、タンク上部に設けられた放圧
装置からの油の放出により前記タンク内圧上昇を緩和す
ることが出来る。
しかし、横補強ビーム角形タンクを備えた変圧器におい
ては、内部閃絡事故によるより大きく急激な圧力上昇に
対し単器容量の小さな単位変圧器タンク側板の膨らみ変
形による容積増加が小さく、その小さな容積増加と放圧
装置からの油の放出だけでは内圧上昇を緩和出来ず、タ
ンクが破壊して高温のガスおよび油を噴出するおそれが
ある。高温のガスおよび油の噴出は周方機器に損傷を与
えるだけでなく大気中の酸素にふれて着火し火災事故等
のより大きな二次的災害に発展するおそれがある。
ては、内部閃絡事故によるより大きく急激な圧力上昇に
対し単器容量の小さな単位変圧器タンク側板の膨らみ変
形による容積増加が小さく、その小さな容積増加と放圧
装置からの油の放出だけでは内圧上昇を緩和出来ず、タ
ンクが破壊して高温のガスおよび油を噴出するおそれが
ある。高温のガスおよび油の噴出は周方機器に損傷を与
えるだけでなく大気中の酸素にふれて着火し火災事故等
のより大きな二次的災害に発展するおそれがある。
第4図は従来の横補強ビーム角形タンクを備えた変圧器
の断面構造を示す。変圧器本体1と絶縁油2を収納する
タンクは下部タンク3A及び上部タンク3Bから成って
いる。下部タンク3Aの側板5は所定の圧力に耐えるよ
うに設計されこの側板5の外面には横補強ビーム4A、
4Bが溶接され、下部タンクとして必要な設計強度を有
している。
の断面構造を示す。変圧器本体1と絶縁油2を収納する
タンクは下部タンク3A及び上部タンク3Bから成って
いる。下部タンク3Aの側板5は所定の圧力に耐えるよ
うに設計されこの側板5の外面には横補強ビーム4A、
4Bが溶接され、下部タンクとして必要な設計強度を有
している。
このように構成された横補強ビーム角形タンクにおいて
、変圧器本体1で閃絡事故が発生した場合、絶縁油2が
分解して多量のガスを発生しそれを収納するタンクの内
圧は急激に上昇する。しかし下部タンク3A、上部タン
ク3B共必要な設計強度を有していること、さらにふく
らみ変形による容積の増加が期待できる下部タンク側板
5の横補強ビーム4A、4B間の表面積が小さくタンク
側板のふくらみ変形による容積の増加は比較的小さい。
、変圧器本体1で閃絡事故が発生した場合、絶縁油2が
分解して多量のガスを発生しそれを収納するタンクの内
圧は急激に上昇する。しかし下部タンク3A、上部タン
ク3B共必要な設計強度を有していること、さらにふく
らみ変形による容積の増加が期待できる下部タンク側板
5の横補強ビーム4A、4B間の表面積が小さくタンク
側板のふくらみ変形による容積の増加は比較的小さい。
従って、閃絡事故による急激な内圧上昇に対し一応は放
圧装置が作動し内圧緩和の役割を果すが一方では絶縁油
の移動時の流体抵抗が大きく、放圧装置への圧力伝播が
時間的に遅れタンクの破壊に至るおそれもある。
圧装置が作動し内圧緩和の役割を果すが一方では絶縁油
の移動時の流体抵抗が大きく、放圧装置への圧力伝播が
時間的に遅れタンクの破壊に至るおそれもある。
〔発明の目的]
本発明は上記点に鑑み横補強ビーム間の下部タンク側板
を利用し、閃絡事故による急激な圧力上昇を確実に緩和
し、タンクの破壊を防いでガスおよび絶縁油を変圧器外
部に流出させないようにし公害や火災等による重大な2
次災官を未然に防止出来る安全な横補強ビーム角タンク
を備えた変圧器を提供することを目的とする。
を利用し、閃絡事故による急激な圧力上昇を確実に緩和
し、タンクの破壊を防いでガスおよび絶縁油を変圧器外
部に流出させないようにし公害や火災等による重大な2
次災官を未然に防止出来る安全な横補強ビーム角タンク
を備えた変圧器を提供することを目的とする。
[発明の概要]
本発明は以上の目的を達成するために変圧器本体を絶縁
油と共に収納する角形タンクの側板外面に上、下に離間
して横補強ビームを取り付け、この横補強ビーム間の側
板をタンク内に収納した絶縁油のヘッド圧に耐えられる
程度の薄板で形成し、更にこの薄板の外側を覆うように
薄板から適宜離間させて所定の圧力に耐え得る板を横補
強ビーム間に取り付けるようにし、これによりタンク内
で発生した閃絡事故による内圧上昇を薄板のふくらみ変
形により緩和し、更に所定以上の圧力上昇に対しては:
a板が破壊することによりよりタンクの容積を増大させ
て圧力上昇を緩和させるようにしたことを特徴とするも
のである。
油と共に収納する角形タンクの側板外面に上、下に離間
して横補強ビームを取り付け、この横補強ビーム間の側
板をタンク内に収納した絶縁油のヘッド圧に耐えられる
程度の薄板で形成し、更にこの薄板の外側を覆うように
薄板から適宜離間させて所定の圧力に耐え得る板を横補
強ビーム間に取り付けるようにし、これによりタンク内
で発生した閃絡事故による内圧上昇を薄板のふくらみ変
形により緩和し、更に所定以上の圧力上昇に対しては:
a板が破壊することによりよりタンクの容積を増大させ
て圧力上昇を緩和させるようにしたことを特徴とするも
のである。
「発明の実施例]
以下本発明の一実施例を第1図、第2図、第3図を参照
して説明する。第1図において変圧器本体1と絶縁油2
を収納するタンクは下部タンク3A、上部タンク3Bか
ら成っている。下部タンク3Aは底板6と側板5の上、
下に離間した位置に2本の横補強ビーム4A、4Bを溶
接し、さらに横補強ビーム4△、48間の側板7はタン
ク内に収納された絶縁油のヘッド圧に耐えられる程度の
薄板を溶接して構成されている。さらにまた、横補強ビ
ーム4.A、4B間の側板7の外側には所定の圧力値に
耐え得る位M8を側板7を覆うように横補強ビーム4.
A、4.Bに沿って全周溶接して取り付けられている。
して説明する。第1図において変圧器本体1と絶縁油2
を収納するタンクは下部タンク3A、上部タンク3Bか
ら成っている。下部タンク3Aは底板6と側板5の上、
下に離間した位置に2本の横補強ビーム4A、4Bを溶
接し、さらに横補強ビーム4△、48間の側板7はタン
ク内に収納された絶縁油のヘッド圧に耐えられる程度の
薄板を溶接して構成されている。さらにまた、横補強ビ
ーム4.A、4B間の側板7の外側には所定の圧力値に
耐え得る位M8を側板7を覆うように横補強ビーム4.
A、4.Bに沿って全周溶接して取り付けられている。
第2図に横補強ビーム4A。
4B、下部タンク3A側板5、横補強ビーム4A。
4B間の側板7.側板7の外側の横補強ビームに沿って
溶接された板8の構成を拡大して示す。
溶接された板8の構成を拡大して示す。
このように構成された変圧器のタンク内で閃絡事故が発
生した場合急激な圧力上昇したときの作用を第3図に示
す。閃絡事故が発生し、急激にタンク内の圧力が上昇す
ると、横補強ビーム4A。
生した場合急激な圧力上昇したときの作用を第3図に示
す。閃絡事故が発生し、急激にタンク内の圧力が上昇す
ると、横補強ビーム4A。
4B間の側板7が薄板なためそのふくらみ変形が大きく
側板7のふくらみ変形による容積の増加が大きくなる。
側板7のふくらみ変形による容積の増加が大きくなる。
さらに所定以上の圧力になると側板7は破壊し、上記に
増して容積の増加は大きくなる。この場合絶縁油2は側
板7の外側に取り付けられた板8によりその流出は防止
される。従って閃絡事故によるタンクの急激な圧力上昇
は上記のようにタンクの容゛積が増加することにより減
圧効果を生み、効果的な圧力緩和が可能となる。
増して容積の増加は大きくなる。この場合絶縁油2は側
板7の外側に取り付けられた板8によりその流出は防止
される。従って閃絡事故によるタンクの急激な圧力上昇
は上記のようにタンクの容゛積が増加することにより減
圧効果を生み、効果的な圧力緩和が可能となる。
一方、側板7は絶縁油のヘッド圧に耐えられる程度の薄
板なことから、変圧器の圧力試験時等各樟試験時に側板
7が破壊するおそれがあるが側板7と板8間には接続管
9により変圧器内部と同圧の加圧あるいは真空を引き、
変圧器運転時は大気圧と同圧にしておけばよい。
板なことから、変圧器の圧力試験時等各樟試験時に側板
7が破壊するおそれがあるが側板7と板8間には接続管
9により変圧器内部と同圧の加圧あるいは真空を引き、
変圧器運転時は大気圧と同圧にしておけばよい。
[発明の効果]
以上説明したように本発明による変圧器によれば、閃絡
事故によるタンクの急激な圧力上昇に対しタンクの変形
量を大きくとり、効果的な圧力緩和が可能となることに
より、タンク自体の破壊を極力おさえ、ガスおよび絶縁
油を変圧器外部に流出させず、公害や火災等による重大
な2次災害を未然に防止できる。
事故によるタンクの急激な圧力上昇に対しタンクの変形
量を大きくとり、効果的な圧力緩和が可能となることに
より、タンク自体の破壊を極力おさえ、ガスおよび絶縁
油を変圧器外部に流出させず、公害や火災等による重大
な2次災害を未然に防止できる。
第1図は本発明の実施例を示す横補強ビーム角形タンク
を備えた変圧器の断面図、第2図は第1ダの要部拡大図
、第3図は本発明の変圧器の内圧上昇によるタンクの変
形を示す断面図、第4図は従来の横補強ビーム角形タン
クを備えた変圧器の断面図である。 1・・・変圧器本体、2・・・絶縁油、3△・・・下部
タンク、3B・・・上部タンク、4A、4B・・・横補
強ビーム、5・・・側板、6・・・底板、7・・・側板
、8・・・板。 出願人代理人 弁理士 静圧に彦 第2図 第3図 第4図
を備えた変圧器の断面図、第2図は第1ダの要部拡大図
、第3図は本発明の変圧器の内圧上昇によるタンクの変
形を示す断面図、第4図は従来の横補強ビーム角形タン
クを備えた変圧器の断面図である。 1・・・変圧器本体、2・・・絶縁油、3△・・・下部
タンク、3B・・・上部タンク、4A、4B・・・横補
強ビーム、5・・・側板、6・・・底板、7・・・側板
、8・・・板。 出願人代理人 弁理士 静圧に彦 第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- 変圧器本体を絶縁油と共に収納するタンクの側板外面
に上、下に離間して横補強ビームを取り付けた角形タン
クを有する変圧器において、前記横補強ビーム間の側板
をタンク内に収納した絶縁油のヘッド圧に耐えられる程
度の薄板で形成し、更にこの薄板の外側を覆うように薄
板から適宜離間させて所定の圧力に耐え得る板を横補強
ビーム間に取り付けたことを特徴とする変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14116785A JPS622505A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14116785A JPS622505A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 変圧器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS622505A true JPS622505A (ja) | 1987-01-08 |
Family
ID=15285690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14116785A Pending JPS622505A (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS622505A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1189249A2 (de) * | 2000-09-16 | 2002-03-20 | Kommanditgesellschaft Ritz Messwandler GmbH & Co. | Explosionsgeschützter Spannungswandler |
KR100475150B1 (ko) * | 2002-04-24 | 2005-03-08 | (주)해도옵틱스 | 3상 필라멘트 와인딩 몰드형 변성기 |
EP3764377A1 (en) * | 2019-07-09 | 2021-01-13 | ABB Schweiz AG | Tank for a liquid-filled shell transformer or shell reactor |
-
1985
- 1985-06-27 JP JP14116785A patent/JPS622505A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1189249A2 (de) * | 2000-09-16 | 2002-03-20 | Kommanditgesellschaft Ritz Messwandler GmbH & Co. | Explosionsgeschützter Spannungswandler |
EP1189249A3 (de) * | 2000-09-16 | 2002-11-27 | Kommanditgesellschaft Ritz Messwandler GmbH & Co. | Explosionsgeschützter Spannungswandler |
KR100475150B1 (ko) * | 2002-04-24 | 2005-03-08 | (주)해도옵틱스 | 3상 필라멘트 와인딩 몰드형 변성기 |
EP3764377A1 (en) * | 2019-07-09 | 2021-01-13 | ABB Schweiz AG | Tank for a liquid-filled shell transformer or shell reactor |
WO2021004649A1 (en) * | 2019-07-09 | 2021-01-14 | Abb Schweiz Ag | Tank for a liquid-filled shell transformer or shell reactor |
CN114072887A (zh) * | 2019-07-09 | 2022-02-18 | 日立能源瑞士股份公司 | 用于充液壳式变压器或壳式电抗器的箱体 |
CN114072887B (zh) * | 2019-07-09 | 2024-04-05 | 日立能源有限公司 | 用于充液壳式变压器或壳式电抗器的箱体 |
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