JPS608414Y2 - 油入電気機器 - Google Patents
油入電気機器Info
- Publication number
- JPS608414Y2 JPS608414Y2 JP12437080U JP12437080U JPS608414Y2 JP S608414 Y2 JPS608414 Y2 JP S608414Y2 JP 12437080 U JP12437080 U JP 12437080U JP 12437080 U JP12437080 U JP 12437080U JP S608414 Y2 JPS608414 Y2 JP S608414Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- flange
- oil
- electrical equipment
- reinforcing metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は油入電気機器例えば変圧器の特に防災構造に関
するものである。
するものである。
電気機器本体と絶縁油を収納するタンク内部において、
内部事故が発生し、アークが生じた場合油のガス分解に
よりタンク内圧は急激に上昇する。
内部事故が発生し、アークが生じた場合油のガス分解に
よりタンク内圧は急激に上昇する。
小さな内部事故であれば、タンクの膨張と放圧装置から
の油の放出により前記圧力上昇を緩和することが出来る
。
の油の放出により前記圧力上昇を緩和することが出来る
。
しかし大きな系統容量に連結された変圧器における内部
事故の場合は、その急激な圧力上昇をタンク膨張と放圧
装置からの油の放出では緩和できずタンクが破壊し高温
のガスおよび油を噴出することがある。
事故の場合は、その急激な圧力上昇をタンク膨張と放圧
装置からの油の放出では緩和できずタンクが破壊し高温
のガスおよび油を噴出することがある。
更に噴出された高温のガスおよび油は周辺機器を損傷す
るばかりでなく大気中の酸素に触れ着火し火災事故等の
大きな二次的災害に発展するおそれがある。
るばかりでなく大気中の酸素に触れ着火し火災事故等の
大きな二次的災害に発展するおそれがある。
第1図は一般の変圧器において内部事故が発生しタンク
内圧が上昇した時の変形状況を示す説明図である。
内圧が上昇した時の変形状況を示す説明図である。
変圧器本体1と絶縁油は下部タンク2と上部タンク3に
より内部に収納され下部タンク2の上部開口部全周に設
けられたフランジ4と上部タンクフランジ5外周縁は全
周溶接接合6されている。
より内部に収納され下部タンク2の上部開口部全周に設
けられたフランジ4と上部タンクフランジ5外周縁は全
周溶接接合6されている。
また下部タンク2の側壁には複数本の補強材7が溶接固
定されている。
定されている。
このような変圧器において、内部事故による内圧上昇が
発生すると、下部タンク2および上部タンク3はその外
面に溶接固着された補強材7,8の曲げ剛性に比例した
膨らみ変形を生ずる。
発生すると、下部タンク2および上部タンク3はその外
面に溶接固着された補強材7,8の曲げ剛性に比例した
膨らみ変形を生ずる。
この膨らみ変形により下部タンク2のフランジ4と上部
タンクフランジ5は溶接接合部6を接点とし相互が離反
する変形を生じ、それに伴ない溶接接合部6には高い応
力が発生し破壊に至る。
タンクフランジ5は溶接接合部6を接点とし相互が離反
する変形を生じ、それに伴ない溶接接合部6には高い応
力が発生し破壊に至る。
このため従来下部タンク2のフランジ4と上部タンクフ
ランジ5の溶接接合部6には第2図、第3図に示すよう
にフランジ補強金具9または9A、9B、9Cを複数個
溶接固着し、その内圧強度向上をはかつている。
ランジ5の溶接接合部6には第2図、第3図に示すよう
にフランジ補強金具9または9A、9B、9Cを複数個
溶接固着し、その内圧強度向上をはかつている。
ただし下部タンク2のフランジ4と上部タンクフランジ
5付近は輸送限界の制約がきびしいため第2図に示すフ
ランジ補強金具9は現地据付後溶接により固着されてお
り、第3図ではフランジ補強金具9A〜9Cのうち連結
部材9Cは現地据付後溶接10により固着されている。
5付近は輸送限界の制約がきびしいため第2図に示すフ
ランジ補強金具9は現地据付後溶接により固着されてお
り、第3図ではフランジ補強金具9A〜9Cのうち連結
部材9Cは現地据付後溶接10により固着されている。
このように構成された変圧器において、下部タンク2の
フランジ4と上部タンクフランジ5の溶接部6付近の内
圧に対する強度はそれ自身の板厚およびその高さの増加
により簡単に剛性増加がはかられるフランジ補強金具9
あるいは9A〜9C自身ではなくフランジ補強金具9あ
るいは9A〜9Cを取付ける溶接10および11の長さ
I。
フランジ4と上部タンクフランジ5の溶接部6付近の内
圧に対する強度はそれ自身の板厚およびその高さの増加
により簡単に剛性増加がはかられるフランジ補強金具9
あるいは9A〜9C自身ではなくフランジ補強金具9あ
るいは9A〜9Cを取付ける溶接10および11の長さ
I。
1′により決定される。
しかし第2図において現地施行される溶接10を長くと
ることは、カバー−股部分に溶接部を延長させることに
なるためその溶接熱によりタンク内の絶縁油の分解ガス
の発生あるいはタンク内面塗膜の焼損による炭化物の発
生等のおそれがある。
ることは、カバー−股部分に溶接部を延長させることに
なるためその溶接熱によりタンク内の絶縁油の分解ガス
の発生あるいはタンク内面塗膜の焼損による炭化物の発
生等のおそれがある。
また第3図では、前記の分解ガスまたは炭化物のおそれ
はないが分割されたフランジ補強金具9A、9Bと90
相互間溶接10の端部の不連続点12に過大な応力集中
を生じ溶接10の破断に至るおそれがある。
はないが分割されたフランジ補強金具9A、9Bと90
相互間溶接10の端部の不連続点12に過大な応力集中
を生じ溶接10の破断に至るおそれがある。
本考案は上記の点に鑑みタンク内の絶縁油の熱分解ある
いはタンク内壁塗膜の焼損を防止しかつ応力集中の発生
しないフランジ補強金具を備えた油入電気機器を提供す
ることを目的とするものである。
いはタンク内壁塗膜の焼損を防止しかつ応力集中の発生
しないフランジ補強金具を備えた油入電気機器を提供す
ることを目的とするものである。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第3図と同一部分には同一符号を付した第4図及び第5
図において、本考案は上部タンク3あるいは下部タンク
2の製作時点でそれぞれ貼付は固着した当て板13.1
4にフランジ補強金具9を現地において溶接10により
強固に固着したものである。
図において、本考案は上部タンク3あるいは下部タンク
2の製作時点でそれぞれ貼付は固着した当て板13.1
4にフランジ補強金具9を現地において溶接10により
強固に固着したものである。
このように構成すれば、フランジ補強金具9を現地据付
後溶接固着する際に発生する熱は上部タンクや下部タン
クの一般部分には当て板13,14を介して内壁塗膜あ
るいは絶縁油に伝わるため、その伝達熱は大幅に激減さ
れ塗膜の焼損による炭化物の発生、油の熱分解は発生し
ない。
後溶接固着する際に発生する熱は上部タンクや下部タン
クの一般部分には当て板13,14を介して内壁塗膜あ
るいは絶縁油に伝わるため、その伝達熱は大幅に激減さ
れ塗膜の焼損による炭化物の発生、油の熱分解は発生し
ない。
またフランジ補強金具9は一体もので不連続点のない形
に形成されるため部分的な応力集中も発生しない。
に形成されるため部分的な応力集中も発生しない。
以上説明したように本考案によれば、タンク内の絶縁油
の熱分解および内壁の塗膜を焼損することなく必要強度
を有するフランジ補強金具を必要な溶接長さを確保して
取付けることが出来、内部事故等の内圧上昇に対し油入
電気機器のタンク内圧強度を充分に高めることが出来る
。
の熱分解および内壁の塗膜を焼損することなく必要強度
を有するフランジ補強金具を必要な溶接長さを確保して
取付けることが出来、内部事故等の内圧上昇に対し油入
電気機器のタンク内圧強度を充分に高めることが出来る
。
第1図は一般の変圧器における内圧上昇時のタンク変形
状況を示す説明図、第2図及び第3図は従来の変圧器タ
ンクフランジ溶接部の保護強化構造を示す断面図、第4
図及び第5図は本考案の一実施例を示す上面図及び断面
図である。 1・・・・・・変圧器本体、2・・・・・・下部タンク
、3・・・・・・上部タンク、4・・・・・・下部タン
クフランジ、5・・・・・・上部タンクフランジ、6・
・・・・・溶接接合部、7・・・・・・補強材、8・・
・・・・補強材、9,9A、9B、9C・・・・・・フ
ランジ補強金具、10・・・・・・溶接、11・・・・
・・溶接、13.14・・・・・・当て板。
状況を示す説明図、第2図及び第3図は従来の変圧器タ
ンクフランジ溶接部の保護強化構造を示す断面図、第4
図及び第5図は本考案の一実施例を示す上面図及び断面
図である。 1・・・・・・変圧器本体、2・・・・・・下部タンク
、3・・・・・・上部タンク、4・・・・・・下部タン
クフランジ、5・・・・・・上部タンクフランジ、6・
・・・・・溶接接合部、7・・・・・・補強材、8・・
・・・・補強材、9,9A、9B、9C・・・・・・フ
ランジ補強金具、10・・・・・・溶接、11・・・・
・・溶接、13.14・・・・・・当て板。
Claims (1)
- 下部タンクと上部タンクとにより電気機器本体と絶縁油
を内蔵密閉するタンクを形威し下部タンクの上部開口部
全周に設けられたフランジと上部タンクフランジ外周縁
を溶接接合し該溶接接合部全周にわたって前記下部タン
クフランジと上部タンクフランジの溶接接合部を複数個
のフランジ補強金具により固定補強した油入電気機器に
おいて、該フランジ補強金具はタンクカバーあるいは側
板に貼り付は固着された当て板を介して溶接取付されて
いることを特徴とする油入電気機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12437080U JPS608414Y2 (ja) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | 油入電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12437080U JPS608414Y2 (ja) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | 油入電気機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5748604U JPS5748604U (ja) | 1982-03-18 |
JPS608414Y2 true JPS608414Y2 (ja) | 1985-03-25 |
Family
ID=29484910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12437080U Expired JPS608414Y2 (ja) | 1980-09-03 | 1980-09-03 | 油入電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608414Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012062990A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Toshiba Corp | フランジ接合部補強装置、フランジ接合部補強装置を備えた油入電気機器および油入電気機器のフランジ接合部補強方法 |
-
1980
- 1980-09-03 JP JP12437080U patent/JPS608414Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5748604U (ja) | 1982-03-18 |
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