JPS5853810A

JPS5853810A - 変圧器

Info

Publication number: JPS5853810A
Application number: JP15137981A
Authority: JP
Inventors: Meiji Takai; 高井　盟史
Original assignee: Toshiba Corp; Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1981-09-26
Filing date: 1981-09-26
Publication date: 1983-03-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は変圧器に係カ、特に故障時のタンク内圧上昇に
対し、耐破壊性を高め九タンクおよび周辺部品の構成、
配置に関する。

油入変圧器において、内部事故が発生するとアークによ
る油の分解ガスで、タンク内圧は急激に上昇する。この
タシクめ内圧上昇は、タンクを構成する置板、１ｌＩＩ
板の膨らみ変形に比例する容積増加と、放止装置からの
油の放出により緩和することができる。

第１図株、従来の変圧器において内部事故が発生し、タ
ンク内圧が上昇した時のタンク変形状況および周辺部品
の挙動を示す変圧器断面図である。

変圧器本体１と絶縁油２は、上部を開口する下部タンク
３と、この下部タンク３の上部開口部を閉塞するカバー
４によ）構成されたタンク内に収納されている。下部タ
ンク３の上部開口部を閉塞するカバー４の外周縁は、全
周にわたりて下部タンク３と溶接接合部５が形成されて
いる。

この変圧器タンクにおいて、内部事故による内圧上昇が
発生すると、下部タンク３およびカバー４はそれぞれの
外面に溶接固着された複数本の補強ビーム６．７の曲げ
剛性に比例し九膨らみ変形を生ずる。また、下部タンク
３とカバー４との溶接接合部５の開口変形を防止するた
め、下部タンク３とカバー４のそれぞれ外面に溶接固着
された補強ビーム６と７の端部相互は連結ビーム８で強
固に連結固定されている。内部事故の内圧上昇によるカ
バー４の膨らみ変形はカバー４に突−出起立したブッシ
ング９を支持固定したポケット】０および放圧管１１を
大きく傾斜変形させると共に、カバー４の外面に溶接固
着した補強ビーム６によシ支持固定したコンサベータ１
２も大きく変歪させる。この結果、それぞれの基部に大
きな曲は力を生じ、クラ、りが発生し油ガスが噴出する
おそれがある。また、架台１３に支持され、その下部を
油ポンプ１４を介して接続管１５によシ下部タンク３の
下部と接続されている冷却器１６の上部接続管１７は、
大きく傾斜変形するデケッ）１０と連結されており、こ
の上部接続管１７にも太きな曲げ力を生じさせる結果、
クラ、りが発生し油。

ガスが噴出するおそれがある。

変圧器の内１１事故時の高温の油、ガスの噴出は、周辺
機器を損傷するばか〕でなく、大気中の酸素に触れ着火
し、火災事故勢の大きな二次的災害に発展するおそれが
ある。

本発明は、上記の点に鑑み、変圧器タンク内での内部事
故時、タンクの膨らみ変形により内圧上昇を緩和する一
方、タンクに付属する周辺部品の破壊を防ぎ、内部事故
時における噴油、火災勢の二次的災害を効果的に防止し
得る変圧器を提供することを目的とする。

以下、本発明の一実施例を第２図を参照して説明する。

第２図は本発明による変圧器において、内部事故による
タンク内圧上昇が生じた場合のタンクの変歪状況および
周辺付属機器の挙動を示す変圧器断面図である。

図において、第１図と同一符号は同−又は相当部分を示
し、蛮圧器本体ｌと絶縁油を収納する下部タンク３とカ
バー４の外面には、それぞれ複数本の補強ビーム６．７
が溶接固着されると共に、各補強ビーム６．７の端部相
互は連結ビーム８によ）強固に連結されている。カバー
４に溶接固着された補強ビ一台６には、その両端部でビ
ン結合された複数本の架構１８が配設されて、コンサベ
ータ１２は該架構１８より支持固定される。また、ブッ
シング９を取付けているポケット１０も前記架構１８に
支持固定されると共に、ベロニ管１９を介してカバー４
と連結される。更に、放圧管１１は架構１８に支持され
たコンサベータ１２に−結固定されると共に、ペロー管
２０を介してカバー４に連結される。また、架台１３に
支持され、その下部はポンプ１４を介して接続管１５に
より下部タンク３と連結されている冷却器１６の上部は
、架構１８に支持固定されているポケット９と接続管１
７によ多連結されている。

このように構成された変圧器のタンク内で、内部事故が
生じた場合、下部タンク３の側板およびカバー４はそれ
ぞれ溶接固着されている補強ビーム６．７の曲げ剛性に
比例した膨らみ変形を生じる。シカし、このような膨ら
み変形が生じても、カバー４とはペロー管１９，２０を
介して連結され、架構１８に■接又はコンサベータ１２
を介して支持固定されているＩケラ）１０および放圧管
１１は、傾斜変形することなく、カッ童−４の膨らみ変
形による各部品基部の変歪はペロー管１９゜２０によシ
吸収される。また、架構１８に支持固定されたボケ、ト
ｌＯとその上部を接続管１７によ〕連結されている冷却
器１６の各部にも曲げ力は発生しない。

以上のように、本発明によれば、内部発生時の内圧上昇
が発生した場合、タンクの膨らみ変形に比例する容積増
加と放、圧装量からの油の放出により、前記圧力上昇を
緩和すると共に、タンク周辺に取付けられた各部品にも
無理な力を生じさせることなく、り２ツク発生による高
温の油、ガスの噴出を未然に防止し、よって周辺機器の
損傷、火災尋の二次的災害を防ぐことのできる信頼性の
高い変圧器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の変圧器の内部事故時の内圧上昇によるタ
ンクの膨らみ変形状況および周辺部品の挙動を示す説明
図、第２図は本発明の一実施例に係る変圧器の内Ｓ事故
時の内圧上昇によるタンクの膨らみ変形状況および周辺
部品の挙動を示す説明図である。１・・・変圧器本体、２・・・絶縁油、３・・・下部タ
ンク、４・・・カバー、５・・・溶接接合部、６，７・
・・補−強ビーム、８・・・連結ビーム、９・・・ブッ
シング、１０・・・４ケツト、１１・・・放圧管、１２
・・・コンサベータ、１３・・・架台、１４・・・油ポ
ンプ、１５，１７・・・接続管、１６・・・冷却器、１
８・・・架構、１９．２０・・・ベロー管。（７３１７）代理人　弁理士　則　近　憲　佑（ほか１
名）第１図

Claims

【特許請求の範囲】（１）　　内部に変圧器本体および絶縁油を収納し、上
面置板には少なくとも２本の補強ビームを平行に配置固
着した本体タンクを有する変圧器において、上記タンク
の上面補強ビームに両端部をピン結合した複数本の架橋
を配設し、この架構上にブ、タンクを取付けたボケ、ト
および放圧管を支持変圧器− （２、特許請求の範囲ｇｔ項記載において、更に冷却器
の上部接続管を前記架構に支持固定されたポケットに連
結したことを特徴とする変圧器。（３）　　特許請求の範囲第２項記載において、コンサ
ベータ等の付属容器を前記架構上に連結設置したことを
特徴とする変圧器。