JPS6276705A - 油入電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野〕 本発明は油入変圧器等の油入電器に関するもので、特に
タンク内部で事故が発生した場合に内部圧力を放出しタ
ンクの破壊を防止する放圧装置の改良に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 油入変圧器や電圧調整器等の油入電器は一般にタンク内
に絶縁油と共に機器本体を収納しＩ！縁と冷却を行って
いる。しかしながらこのような油入電器の内部で閃格や
短絡等の事故が起こるとガスや絶縁油の蒸気が発生しタ
ンクの内圧が急激に上昇する。この圧力上昇をそのまま
にしておくと、ついにはタンクが破壊し、油が流出して
火災となる恐れがある。このような事故を防ぐため油入
電器には放圧装置が設けられ、事故時にはこの放出装置
からガスまたは油をタンク外へ放出して内圧上昇を抑え
るようにしている。

ところが、このような事故の場合放出された。ｔ８縁油
が事故に伴なうアークによって引火され２次的な原因に
よって火災、爆発を起こす恐れがあり非常に危険である
。また流出した絶縁油が下水銘へ流入したりすると公害
発生の原因ともなりかねない。このような危険を取り除
くために例えば実公昭５２−４９７０１号公報に示され
るように放圧装置の先端に集油タンクを取り付けること
が考えられている。しかし、この構成のものでも放出さ
れた絶縁油が集油タンク内に流入する時にその放出の勢
いで飛散し霧状となり、ガスや空気と混合した状態で空
気中に滞う。このようになるとちょっどした熱でも火災
、ｆｉＡ発が発生し極めて危険である。

［発明の目的］ 本発明は以上の点に鑑みて、放出されｌ；絶縁油の飛散
を防止し、安全で確実に放圧動作の行うことのできる油
入電器を提供することを目的とする。

［発明の概要コ 本発明は以上の目的を達成するために、放圧装置の先端
を油入電器のタンク外部に設けた集油タンクに導くと共
に、この集油タンク内にある容量収納された絶縁油中に
配置させることによりタンクの内圧上昇により放出され
た絶縁油を集油タンク内の絶縁油によって受けとめ、絶
縁油の飛散による霧の発生を防ぎ、更に集油タンク内の
絶縁油面上に制動板を配置することにより絶縁油の揺動
を抑えて外方への絶縁油の放出を防ぐようにしたことを
特徴とするものである。

［発明の実施例１ 以下発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において１は油入電器の本体でタンク２内の絶縁
油３と共に収納されている。４はタンク２の上部に設け
られたコンサベータ、５はタンク２の外部に設けられた
放熱器である。またタンク２の上部は放圧管６を介して
放圧装置７と連通しており、この放圧装置７は更に延長
ダクト８によりタンク２の外部に設けた集油タンクよに
導かれている。この集油タンク９を第２図に拡大して示
す。

集油タンク９は断面略々矩形の箱型をし、内部にある容
量の絶縁油１０が収納されており、前記延長ダク［−８
の先端８ａはこの＄８縁油１０中まで延びている。また
集油タンク９の上面には外部と連通ずるように通気ダク
ト１１が取り付けられ、この通気ダクト１１の内側開口
部には集油タンク９の内面と若干の間隙をおいて覆い１
２が設けである。更に集油タンク９内の絶縁油１０の油
面上には絶縁油１０の揺動を抑えるための第３図（ａ　
ン油弁である。

次に上記構成をした油入電器の放圧動作について説明す
る。油入電器の通常の運転状態における絶縁油３の膨張
、収縮はタンク２に取り付けたコンサベータ４により吸
収されることは従来一般的のことである。タンク２内に
おいて閃絡や地格等の事故が発生すると、ガスや絶縁油
の蒸気が発生し、タンク２の内圧が急上昇する。この急
上昇した圧力が所定値以上になると放圧装置７が作動し
タンク２内の絶縁油３が放圧管６や延長ダクト８を通っ
て集油タンク９内に放出される。この時延長ダクト８の
先端が集油タンク９内の絶縁油１０中に配置されている
ので急激な勢いで放出された絶縁油３やガスは絶縁油１
０によって受けとめられるとともに制動板１３により絶
縁油１０や３の１ヱ勤を抑える。このため絶縁油の飛散
によって生じる霧状の絶縁油の発生を防ぐことができる
とともにタンク２内から放出された絶縁油３は集油タン
ク９内に収容され外部に放出されるのを防ぐ。

第４図は本発明の他の実施例を示すもので、延長ダクト
８の先端８ａは集油タンク９の上面を通って延びてきた
第１図のものに代って集油タンク９の下部側面から集油
タンク９内の絶縁油１０中に延びるようにしてもよい。

また放圧装置７の先端は延長バイブ８により集油タンク
９に導びいているがこれも他の手段を用いることもでき
る。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、様器本体を絶縁油と共に
タンク内に収納し、このタンク内圧が所定値以上に上昇
した時に動作してタンク内の絶縁油を放出する放圧装置
を備えたものにおいて、放圧装置の先端をタンク外部に
設けた集油タンク内の絶縁油中に配置させるようにした
もので、放出された絶縁油の飛散を防止し、安全で確実
に放圧動作を行う油入電器を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による油入電、器を示す正面
図、第２図は同じく集油タンクを拡大して示す断面図、
第３図は同じく制動板を示す図で（ａ）は平面図（ｂ）
は正面図、第４図は本発明の他の実施例を示す断面図で
ある。 １・・・様器本体、２・・・タンク、３・・・絶縁油、
６・・・放圧管、７・・・放圧装置、８・・・延長ダク
ト、９・・・集油タンク、１０・・・絶縁油、１３・・
・制動板。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１：２」 ロ　２！ｊ （ｂ） 第３１」 第　４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）機器本体を絶縁油と共にタンク内に収納し、この
   タンクの内圧が所定値以上に上昇した時動作してタンク
   内の絶縁油を放出する放圧装置を備えた油入電器におい
   て、前記放圧装置の先端をタンク外部に設けた集油タン
   ク内の絶縁油中に配置させたことを特徴とする油入電器
   。
2. （２）集油タンクが絶縁油の油面上に配置される制動板
   を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   油入電器。