JPH0346495Y2 - - Google Patents

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JPH0346495Y2
JPH0346495Y2 JP12291285U JP12291285U JPH0346495Y2 JP H0346495 Y2 JPH0346495 Y2 JP H0346495Y2 JP 12291285 U JP12291285 U JP 12291285U JP 12291285 U JP12291285 U JP 12291285U JP H0346495 Y2 JPH0346495 Y2 JP H0346495Y2
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tank
oil
reinforcing material
filled electrical
reinforcing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、油入電気機器のタンクの補強構造
に関するものである。
〔従来の技術〕
第9図、第10図、第11図は従来の油入電気
機器のタンクの補強構造を示すもので、図におい
て、1はタンク、2a,2bはこのタンク1の外
周をとりまくようにタンク外壁に溶接により固着
された補強材である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
およそ油入電気機器内で地絡、短絡等の内部事
故が発生した場合、そのアーク熱によつて油の分
解ガスが発生し、内部圧力を上昇させる。
一般にはこの種の事故を想定して油入電気機器
には放圧装置が設けられているが、ガス発生によ
る圧力上昇速度と放圧装置の動作とは時間遅れが
生じる。そしてその遅れ時間中はタンクの「膨張
変形による体積変化」(以下膨張率という)とガ
ス発生速度によつて決まる圧力がタンク内圧とし
て生じる。
ところで上記構成において、タンク1とその補
強材2a,2bは、上述のタンク内圧に耐えうる
強度を得るよう強固に溶接された構造となつてい
る。このためタンクの膨張率は必然的に小さくな
り、一層タンク内圧を上昇させる傾向になる。よ
つて最悪状態では、そのタンク内圧によつてタン
クが破壊することにもなる。
以上のように従来の油入電気機器のタンク補強
構造では、補強材とタンクが強固に溶接されてい
るため、大きな膨張率が得にくく、内部事故時の
内圧上昇が過大となるという問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、タンクの圧力膨張率を大きく
して、内圧上昇を抑制できる安全な油入電気機器
を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る油入電気機器は、タンクの周り
にタンクと直接に接触せず所定の間隔をおいて補
強材を配設したものである。
作用 この考案における補強材は、タンクと接触せず
に間隔を設けて配置されているため、タンクの内
部圧力に対する体積変化(膨張率)を大きくし、
事故時のタンク内圧力上昇を抑制する。
〔実施例〕
以下この考案の実施例を図について説明する。
第1図〜第4図において、1はタンク、2c,2
dはこのタンクを囲むように設けられた補強材
で、内圧に耐えうる強度を有し、かつタンクと直
接接触せずに間隔gを介して配置され、タンクに
固定された支持材3に取付けられている。なお、
この補強材2c,2dは、第5図に示すように、
両端を互いにボルト6で結合したり、または第6
図に示すように溶接7により十分強固に結合し枠
組構造を形成する。
次に作用について説明する。内部事故が発生し
内圧が上昇し始めると、タンクはその圧力により
外側に変形し、その変形量が隙間の寸法に達する
と、周囲をとりまく補強材2c,2dに力は伝達
される。このとき補強材は事故時の内圧上昇に耐
えうる強度を有しているためタンクが破壊するこ
とはない。従つて、事故初期においては同一圧力
の下での膨張率を従来のものより大きくすること
ができ、圧力上昇を低くすることができる。これ
によりタンクの溶接部の応力集中やブツシング等
の付属品に及ぼす影響を軽減できる。
なお、タンク自身の強度は通常運転中に支障な
い強度のみを有すればよいので、従来のタンクに
比べ強固にする必要はない。またタンクと補強材
間の隙間寸法は個々の油入電気機器に対応した適
切な値とする。
上記実施例では、タンク1と補強材2c,2d
の間に間隙gのみを設けた例を示したが、第7
図、第8図に示すようにこの空隙部に弾性体を挿
入してもよい。即ち、第7図は空隙部にバネ4を
挿入した場合を示し、第8図は空隙部にゴム5を
挿入した場合を示す。
また上記実施例では、矩形タンクの場合を示し
たが、コバン形や多角形タンクでもよく、上記実
施例と同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、タンクと補強
材間に間隔を設けるように構成して、タンク内圧
力を低減したので、タンクの応力集中やブツシン
グ等の付属品に対する影響が軽減され、より安全
な油入電気機器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図、第
2図は第1図の−線の断面図、第3図は第1
図のA部の断面図、第4図はA部の斜視図、第5
図、第6図は補強材の結合部分の側面図、第7
図、第8図はこの考案の他の実施例を示すもので
第3図に対する図、第9図は従来のタンク補強構
造を示す側面図、第10図は第9図の−線の
断面図、第11図は第9図のB部の断面図であ
る。 図中、1はタンク、2c,2dは補強材、3は
支持材、4はバネ、5はゴム、gは間隔である。
尚、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) タンクの外周をとりまく枠組構造の補強材を
    設けたものにおいて、上記補強材をタンクと所
    定の間隔をおいて配設したことを特徴とする油
    入電気機器のタンク補強構造。 (2) タンクと補強材の間に弾性体を介装したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の油入電気機器のタンク補強構造。 (3) 補強材はタンクの外周に固定された支持材に
    より支持されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項または第2項記載の油入
    電気機器のタンク補強構造。
JP12291285U 1985-08-07 1985-08-07 Expired JPH0346495Y2 (ja)

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JP12291285U JPH0346495Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

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JP12291285U JPH0346495Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6230313U JPS6230313U (ja) 1987-02-24
JPH0346495Y2 true JPH0346495Y2 (ja) 1991-10-01

Family

ID=31013543

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JP12291285U Expired JPH0346495Y2 (ja) 1985-08-07 1985-08-07

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JPS6230313U (ja) 1987-02-24

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