JPH0620015B2 - 油入電気機器用タンク - Google Patents

油入電気機器用タンク

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JPH0620015B2
JPH0620015B2 JP59060956A JP6095684A JPH0620015B2 JP H0620015 B2 JPH0620015 B2 JP H0620015B2 JP 59060956 A JP59060956 A JP 59060956A JP 6095684 A JP6095684 A JP 6095684A JP H0620015 B2 JPH0620015 B2 JP H0620015B2
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JP
Japan
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tank
oil
side plate
corrugated rib
corrugated
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彰宥 山口
晃弘 大山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/025Constructional details relating to cooling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は変圧器、リアクトル等の油入電気機器用タンク
として好適な波形リブ付きタンクに関する。
〔発明の背景〕
最近の油入電気機器には放熱性能の良い波形リブ付きタ
ンクを用いたものが多い。
第1図は従来の波形リブ付きタンクを示す正面図、第2
図は同切断側面図で、タンク側板を波形リブの中間で切
断した図である。第1図、第2図に示すようにタンク1
は多数の波形リブ2を有するタンク側板3にタンクカバ
ー(図示せず)が取付けられる上部枠4および底板と一
体になった下部枠5を全周にわたり溶接部6で接合して
構成されている。7は波形リブ2を横方向に連結するよ
うに取付けられた補強棒である。
第3図はタンク側板3と上部枠4の部分斜視図、第4図
は波形リブ2の切断平面図である。第3図、第4図に示
すように波形リブ2は薄鋼板からなるタンク側板3を連
続曲げ成形して作られ、絞り加工により閉じられた上下
端部(第3図には上端のみ示す)2aを溶接により密封
して、波形リブ2の内側にタンク内絶縁油8(第2図)
を対流により循環させるための油道9を形成している。
このような波形リブ付きタンク1を油入電気機器用タン
クとして使用した場合、タンク内に封入された絶縁油8
のヘッド圧力や機器の温度上昇に伴って生じるタンク内
圧によりタンク側板3を外側に広げようとする力Pが働
く。ところが、タンク側板3の材料としては、タンク重
量の軽減や波形リブの加工上の必要から通常厚さ1〜2
mm程度の薄鋼板が使用され、特に波形リブ2の中間の側
板直辺部10は剛性が乏しいため、この直辺部10がPなる
力により第2図の鎖線10′で示すように変形する。その
結果、タンク内油面が低下し、油面低下が大きいと、タ
ンク内に収納される機器本体の帯電部分の絶縁保持に支
障を来たすばかりでなく、封入絶縁油8とタンク壁面と
の伝熱面積の減少により冷却効果も低下する。これに対
処するため、油面変動を見込んでタンクの封入油量を多
くしなければならず、不経済であった。また、封入油量
が多いと、機器の重量も増加することになる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、タンク側板の変形による油面変動を防
止することにより、封入油量を節約し、少量の絶縁油で
機器の絶縁を確保できるとともに常に安定した冷却効果
が得られる油入電気機器用波形リブゥキタンクを提供す
ることにある。
〔発明の概要〕
本発明は、薄鋼板を山形部と直辺部とが交互に連続する
ように成形し前記山形部の両端面を絞り加工と溶接によ
り密封端とした波形リブを有するタンク側板を用いて成
形した油入電気機器用タンクにおいて、前記タンク側板
は、その上下両端部にそれぞれ接合した上部枠と下部枠
を備え、前記タンク側板の直辺部は、前記波形リブの長
手寸法と概ね同寸法になるようタンク内側に向って押出
成形した補強用圧出部を有し、前記補強用圧出部の内法
寸法は、前記上部枠または下部枠の内法寸法に等しく、
かつ、前記補強用圧出部の形状は、前記タンク内に充填
する油の対流方向に沿って延びる長辺を有するように形
成したことを特徴とする油入電気機器用タンクである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第5図〜第10図により説明す
る。
第5図は本発明の一実施例を示す切断側面図でタンク側
板を波形リブの中間で切断した図、第6図は部分斜視
図、第7図はタンク側板の部分切断平面図、第8図〜第
10図はタンク側板の変形実施例を示す部分正面図で、第
1図〜第4図と対応する部分には同一符号を付して示
す。
第5図〜第7図において、タンク側板3は薄鋼板を連続
曲げ成形して多数の波形リブ2を設けるとともに、波形
リブ2の中間の側板直辺部10に絞り加工による補強用圧
出部11を設けたもので、このタンク側板3を上部枠4お
よび下部枠5と溶接部6で接合して油入電気機器用タン
ク1を構成する。第1図〜第4図と同様に波形リブ2は
その閉じられた上下端部2aを溶接により密封し、内側に
袋状の油道9を形成してある。圧出部11の加工は波形リ
ブ2の曲げ成形と同時に行なうこともできるが、別工程
で行なってもよい。
側板直辺部10は左右方向の幅寸法に比べて上下方向の長
さ寸法の方がはるかに大きいので、この部分の剛性を高
めるには主として水平断面の断面係数を大きくするよう
に圧出部11を形成すればよい。このような補強用圧出部
11の一例として、第5図〜第7図には圧出部11を波形リ
ブ2のほぼ全長に沿った長辺を有する単一の長方形状に
形成した場合を示したが、平行棒状(第8図11′)、H
形(第9図11″)、X形(第10図11)等、同様の補
強効果を有するものであれば形状は問わない。
このような圧出部11,11′,11″,11を設けることによ
り側板直辺部10の剛性が高められるので、このタンク1
を油入電気機器用タンクとして使用した場合、封入絶縁
油8のヘッド圧力や温度上昇により生じるタンク内圧等
のタンク側板3を外側に広げようとする力Pによる側板
直辺部10の変形はほとんどなくなる。その結果、封入絶
縁油8の油面道を防止できるので、油面変動に対処して
封入油量を多くする必要がなくなり、節油がはかれる。
また、第2図の鎖線10′で示す側板直辺部10の変形によ
って上下端の溶接部6に過大な曲げ応力が発生すること
もなくなるので、油漏れの原因となる溶接部6の割れの
発生を防止できる。
圧出部11,11′,11″,11をタンクの内側に突出させる
か外側に突出させるかについては、いずれにしても補強
効果には変わりがないが、節油の面からは内側に突出さ
せた方がよい。すなわち、タンク1に収納される機器本
体(鉄心、コイル等)の寸法は上部枠4の内側寸法Sに
より制限されるのに対し、タンク側板3は上部枠4の外
側に接合されているため、第2図に示す従来のタンク構
造ではタンク側板3の内側に上部枠4の板厚Tに相当す
る幅の無駄なスペースが全周にわたり生じていたが、第
5図〜第7図に示すように圧出部11をタンク内側に突出
させ、その突出寸法を上部枠4の板厚Tとほぼ等しくす
ることにより、上記した無駄スペースがほとんどなくな
り、封入油量をさらに節約することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、波形リブの中間の側板直辺部に圧出部
を設けて側板直辺部の剛性を高めたことにより、封入絶
縁油のヘッド圧力や機器の温度上昇に伴って生じるタン
ク内圧により側板直辺部が外側に変形し、その結果、タ
ンク内油面が変動することを防止できる。これにより、
封入油量を節約し、少ない油量で機器本体帯電部分の絶
縁を確保できるとともに、封入絶縁油とタンク壁面との
伝熱面積の変化が少なく、しかも、前記圧出部の形状
は、タンク内に充填する油の対流方向に沿って延びる長
辺を有するように形成したことによって、タンク内の油
の対流作用は妨げられないから、安定して優れた冷却効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の波形リブ付きタンクを示す正面図、第2
図は同切断側面図、第3図は同部分斜視図、第4図は同
タンク側板の部分切断平面図、第5図は本発明の一実施
例を示す切断側面図、第6図は同部分斜視図、第7図は
同タンク側板の部分切断平面図、第8図、第9図、第10
図はタンク側板の変形実施例を示す部分正面図である。 1:タンク 2:波形リブ 3:タンク側板 10:側板直辺部 11,11′,11″,11:圧出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄鋼板を山形部と直辺部とが交互に連続す
    るように成形し前記山形部の両端面を絞り加工と溶接に
    より密封端とした波形リブを有するタンク側板を用いて
    成形した油入電気機器用タンクにおいて、 前記タンク側板は、その上下両端部にそれぞれ接合した
    上部枠と下部枠を備え、 前記タンク側板の直辺部は、前記波形リブの長手寸法と
    概ね同寸法になるようタンク内側に向って押出成形した
    補強用圧出部を有し、 前記補強用圧出部の内法寸法は、前記上部枠または下部
    枠の内法寸法に等しく、かつ、前記補強用圧出部の形状
    は、前記タンク内に充填する油の対流方向に沿って延び
    る長辺を有するように形成したことを特徴とする油入電
    気機器用タンク。
JP59060956A 1984-03-30 1984-03-30 油入電気機器用タンク Expired - Lifetime JPH0620015B2 (ja)

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