JPS5939886B2 - 油入電気機器用タンク - Google Patents
油入電気機器用タンクInfo
- Publication number
- JPS5939886B2 JPS5939886B2 JP2514479A JP2514479A JPS5939886B2 JP S5939886 B2 JPS5939886 B2 JP S5939886B2 JP 2514479 A JP2514479 A JP 2514479A JP 2514479 A JP2514479 A JP 2514479A JP S5939886 B2 JPS5939886 B2 JP S5939886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- oil
- side plate
- electrical equipment
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/02—Casings
- H01F27/025—Constructional details relating to cooling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、変圧器等の油入電気機器用タンク（以下タン
クと呼ぶ）の改良に関する。
クと呼ぶ）の改良に関する。
クックには種々のものがあるが、その一例として、第１
図に示すようにタンク枠１の周囲に多数の放熱リブ２を
そなえた側板３を取付け、放熱リブ２の両端を閉鎖して
袋状にし、タンク内部と連通する油道を形成して、タン
ク内に満した絶縁油をこの油道に導き、絶縁油の対流作
用によつて、タンク内部に収容された電気部品からの発
熱を放散させる放熱リブ付タンクがある。
図に示すようにタンク枠１の周囲に多数の放熱リブ２を
そなえた側板３を取付け、放熱リブ２の両端を閉鎖して
袋状にし、タンク内部と連通する油道を形成して、タン
ク内に満した絶縁油をこの油道に導き、絶縁油の対流作
用によつて、タンク内部に収容された電気部品からの発
熱を放散させる放熱リブ付タンクがある。
この形式のタンクの詳細は、第２図に示すように、開口
部にカバーを取付けるためのフランジをそなえた角筒状
の上枠４と、有底下枠との間に第３図に示す放熱リブ６
を形成した側板□をさし渡し、上下枠間の周囲を包囲す
るように溶接して油密構造のタンクを形成する。上記の
側板Ｔは一枚の薄鋼帯によつて連続して形成したもので
も良いが、溶接作業の困難性等から一般に、上、下枠と
、その上、下枠のコーナー部に垂設した骨材８とによつ
て形成される各面に対応する大きさに分割構成され側板
Ｔの端部と骨材８とを各コーナー部において当接させそ
れぞれ溶接している。上記のタンクは内部に絶縁油を満
すための油密構造としなければならず、溶接箇所にわず
かな間隙も生ずることが許されない。
部にカバーを取付けるためのフランジをそなえた角筒状
の上枠４と、有底下枠との間に第３図に示す放熱リブ６
を形成した側板□をさし渡し、上下枠間の周囲を包囲す
るように溶接して油密構造のタンクを形成する。上記の
側板Ｔは一枚の薄鋼帯によつて連続して形成したもので
も良いが、溶接作業の困難性等から一般に、上、下枠と
、その上、下枠のコーナー部に垂設した骨材８とによつ
て形成される各面に対応する大きさに分割構成され側板
Ｔの端部と骨材８とを各コーナー部において当接させそ
れぞれ溶接している。上記のタンクは内部に絶縁油を満
すための油密構造としなければならず、溶接箇所にわず
かな間隙も生ずることが許されない。
骨材８に溶接する側板Ｔには、従来から第３図に示すよ
うにタンク内部に開口する油道９を形成する複数の放熱
リブ６を外方へ突出するように折曲げ形成し、側板Ｔの
幅方向端部に向つて次第に内径をすぼめ、その端部６ｂ
近傍において放熱リブ６の立ち上り部をつぶし加工し、
袋状の油道６ｃを形成している。このつぶし加工の際に
側板Ｔに変形を生じさせ、また加工の際の伸びにより局
部的に厚板を減少させ、タンクが内外圧を受けた場合の
機械的強度の面や、側板の変形による溶接作業の困難性
等の点で問題があつた。さらに加工による側板の変形を
極力さけ、タンク内面となる面の平坦度を維持する目的
で側板の材質として展延性に富んだ良質の深絞り用鋼板
を使用しているためにコスト高を免れない等の欠点があ
る。本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、側板
゛、特に放熱リブの閉鎖端部近傍の形状およびその形状
に適合するようにクック枠の形状を改良することにより
、上記の欠点を解消した油入電気機器用タンクを提供す
る。
うにタンク内部に開口する油道９を形成する複数の放熱
リブ６を外方へ突出するように折曲げ形成し、側板Ｔの
幅方向端部に向つて次第に内径をすぼめ、その端部６ｂ
近傍において放熱リブ６の立ち上り部をつぶし加工し、
袋状の油道６ｃを形成している。このつぶし加工の際に
側板Ｔに変形を生じさせ、また加工の際の伸びにより局
部的に厚板を減少させ、タンクが内外圧を受けた場合の
機械的強度の面や、側板の変形による溶接作業の困難性
等の点で問題があつた。さらに加工による側板の変形を
極力さけ、タンク内面となる面の平坦度を維持する目的
で側板の材質として展延性に富んだ良質の深絞り用鋼板
を使用しているためにコスト高を免れない等の欠点があ
る。本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、側板
゛、特に放熱リブの閉鎖端部近傍の形状およびその形状
に適合するようにクック枠の形状を改良することにより
、上記の欠点を解消した油入電気機器用タンクを提供す
る。
以下図面につき本発明の詳細を説明する。
第４図に示ずように本発明においては側板Ｔに所定間隔
で折曲形成された放熱リブ６は、その両端部基底面にお
いて、側板７の板面に対しリブ高さ方向に上昇するテー
パ面６ａを呈するものとされている。
で折曲形成された放熱リブ６は、その両端部基底面にお
いて、側板７の板面に対しリブ高さ方向に上昇するテー
パ面６ａを呈するものとされている。
また側板７の上下端もそれに合せて折曲傾斜されている
。このテーパ面のテーパ角θは、側板７に使用する金属
の材質、折曲げ加工の難易性等によつて決定されるが、
以下に示す実施例の如く、わずかなテーパ角を付与する
ことによつて放熱リブ両端部のつぶし加工によるリブの
延びは前記角度θを減じることにより逃がされ側板の変
形が大幅に緩和される。すなわち、第４図において、放
熱リブ６の内壁面間に形成された平行部の油道幅ｃ＝８
ｍ７７！、側板に平設された隣接する放熱リブピツチＰ
＝３５詣、放熱リブのつぶし終端部半径Ｒ＝２ｍｍ、放
熱リブ端部６ｃからつぶし終端部までの距離Ｓ＝１０ｍ
ｍ、放熱リブ、すなわち側板７の板厚Ｔ＝１．２ｍｍに
した場合、テーパ角θ＝０７であれ、深絞り用鋼板を使
用した場合、放熱リブ６の板厚減少率は約３０％でかつ
局部的に板厚のばらつきを生じるためにタンク内外圧に
対する機械的強度に局部的弱点を生じ、放熱リブの局部
的弱点となる箇所での破断、亀裂等の事故も発生してい
る。ところが、例えばテーパ角θ＝５発とし、テーパ面
水平距離Ｌ＝３０ｍｍ１こ選定し、深絞り用鋼板を使用
することなく、一般冷間圧延鋼板を使用した場合でも、
放熱リブ６の板厚減少率は１０％以下に抑制され、上記
の場合に比し、破断、亀裂等の事故は全く発生しなかつ
た。第５図および第６図は、両端部にテーパ面を形成し
た側板７のテーパ形状に適合するようにタンク内方に向
つて縮径する角筒状のテーパ面をそなえた上枠４および
この上枠４に対向して同じくタンク内方に向つて縮径す
る角筒状のテーパ面をそなえた有底下枠５に対し前記の
側板７を取付けた構造を示し、第５図は上枠４および下
枠５のコーナー部にそれぞれ支柱として骨材８を設けた
もの、第６図は骨材８を設けずに上枠４および下枠５間
の周囲に直接側板を取付けたものである。
。このテーパ面のテーパ角θは、側板７に使用する金属
の材質、折曲げ加工の難易性等によつて決定されるが、
以下に示す実施例の如く、わずかなテーパ角を付与する
ことによつて放熱リブ両端部のつぶし加工によるリブの
延びは前記角度θを減じることにより逃がされ側板の変
形が大幅に緩和される。すなわち、第４図において、放
熱リブ６の内壁面間に形成された平行部の油道幅ｃ＝８
ｍ７７！、側板に平設された隣接する放熱リブピツチＰ
＝３５詣、放熱リブのつぶし終端部半径Ｒ＝２ｍｍ、放
熱リブ端部６ｃからつぶし終端部までの距離Ｓ＝１０ｍ
ｍ、放熱リブ、すなわち側板７の板厚Ｔ＝１．２ｍｍに
した場合、テーパ角θ＝０７であれ、深絞り用鋼板を使
用した場合、放熱リブ６の板厚減少率は約３０％でかつ
局部的に板厚のばらつきを生じるためにタンク内外圧に
対する機械的強度に局部的弱点を生じ、放熱リブの局部
的弱点となる箇所での破断、亀裂等の事故も発生してい
る。ところが、例えばテーパ角θ＝５発とし、テーパ面
水平距離Ｌ＝３０ｍｍ１こ選定し、深絞り用鋼板を使用
することなく、一般冷間圧延鋼板を使用した場合でも、
放熱リブ６の板厚減少率は１０％以下に抑制され、上記
の場合に比し、破断、亀裂等の事故は全く発生しなかつ
た。第５図および第６図は、両端部にテーパ面を形成し
た側板７のテーパ形状に適合するようにタンク内方に向
つて縮径する角筒状のテーパ面をそなえた上枠４および
この上枠４に対向して同じくタンク内方に向つて縮径す
る角筒状のテーパ面をそなえた有底下枠５に対し前記の
側板７を取付けた構造を示し、第５図は上枠４および下
枠５のコーナー部にそれぞれ支柱として骨材８を設けた
もの、第６図は骨材８を設けずに上枠４および下枠５間
の周囲に直接側板を取付けたものである。
いずれの構造も上枠、下枠のテーパ面が側板のテーパ面
と適合する形状に形成してあるためにタンクの組立作業
時には、組立案内面となり、組立位置の規制が容易であ
るために従来の如く、平坦面同士のものに比較して作業
性が良い。上記のように本発明の油入電気機器のタンク
においては、放熱リブ両端部のつぶし加工に伴う局部的
伸びによる側板の変形を放熱リブの両端部にテーパ面を
形成することにより、局部的歪を緩和し伸び箇所を均一
化し、またその伸び量をテーパ形状によつて減少させた
ため、従来、側板として使用不可能とされていた展延性
の少い一般冷間圧延鋼板を用いることが可能となり、製
品コストの低減を計ることができる。
と適合する形状に形成してあるためにタンクの組立作業
時には、組立案内面となり、組立位置の規制が容易であ
るために従来の如く、平坦面同士のものに比較して作業
性が良い。上記のように本発明の油入電気機器のタンク
においては、放熱リブ両端部のつぶし加工に伴う局部的
伸びによる側板の変形を放熱リブの両端部にテーパ面を
形成することにより、局部的歪を緩和し伸び箇所を均一
化し、またその伸び量をテーパ形状によつて減少させた
ため、従来、側板として使用不可能とされていた展延性
の少い一般冷間圧延鋼板を用いることが可能となり、製
品コストの低減を計ることができる。
さらに重要なことは、側板の変形が抑制されるために、
溶接部材間の間隙を生じさせることがなく、従つて溶接
不良によるタンク内部の絶縁油の外部への漏洩のおそれ
もない。
溶接部材間の間隙を生じさせることがなく、従つて溶接
不良によるタンク内部の絶縁油の外部への漏洩のおそれ
もない。
また局部的板厚の厚薄に伴う破断、亀裂等の事故を防止
することができる。
することができる。
第１図は従来の油入電気機器用タンクの一例を示す外観
斜視図、第２図は前図の横断面図、第３図は前記タンク
を構成部材である放熱リブを形成した側板の外観斜視図
、第４図ＡおよびＢは、本発明の放熱リブを形成した側
板の要部側面図および背面図、第５図および第６図は前
図の側板を取付けた本発明の油入電気機器用タンクの横
断面図である。 ４・・・・・・上枠、５・・・・・・有底下枠、６・・
・・・・放熱リブ、６ａ・・・・・・テーパ面、６ｂ・
・・・・・つぶし終端部、６ｃ・・・・・・放熱リブ端
部、７・・・・・・側板。
斜視図、第２図は前図の横断面図、第３図は前記タンク
を構成部材である放熱リブを形成した側板の外観斜視図
、第４図ＡおよびＢは、本発明の放熱リブを形成した側
板の要部側面図および背面図、第５図および第６図は前
図の側板を取付けた本発明の油入電気機器用タンクの横
断面図である。 ４・・・・・・上枠、５・・・・・・有底下枠、６・・
・・・・放熱リブ、６ａ・・・・・・テーパ面、６ｂ・
・・・・・つぶし終端部、６ｃ・・・・・・放熱リブ端
部、７・・・・・・側板。
Claims (1)
- １ 開口部にフランジを有し、内方垂直方向に向つて縮
径するテーパ面をそなえた上枠と、この上枠と対向して
設け、垂直方向内方に向つて縮径するテーパ面をそなえ
た有底下枠と、前記各テーパ面に対応する折曲部を両端
縁部に有し、前記折曲両端縁部に終端部を位置させた放
熱リブをそなえ、前記上枠および下枠に折曲両端縁部に
おいて固着した側板とから成る油入電気器機用タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2514479A JPS5939886B2 (ja) | 1979-03-06 | 1979-03-06 | 油入電気機器用タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2514479A JPS5939886B2 (ja) | 1979-03-06 | 1979-03-06 | 油入電気機器用タンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55118611A JPS55118611A (en) | 1980-09-11 |
| JPS5939886B2 true JPS5939886B2 (ja) | 1984-09-27 |
Family
ID=12157784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2514479A Expired JPS5939886B2 (ja) | 1979-03-06 | 1979-03-06 | 油入電気機器用タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5939886B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4413674A (en) * | 1980-11-28 | 1983-11-08 | Westinghouse Electric Corp. | Transformer cooling structure |
| CN106098306A (zh) * | 2016-08-08 | 2016-11-09 | 常熟市东方特种金属材料厂 | 一种自冷却液压变压器油箱外壳 |
-
1979
- 1979-03-06 JP JP2514479A patent/JPS5939886B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55118611A (en) | 1980-09-11 |
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