JPH0538272U - 枠体の連結構造 - Google Patents

枠体の連結構造

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JPH0538272U JP8725991U JP8725991U JPH0538272U JP H0538272 U JPH0538272 U JP H0538272U JP 8725991 U JP8725991 U JP 8725991U JP 8725991 U JP8725991 U JP 8725991U JP H0538272 U JPH0538272 U JP H0538272U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ドアなどの取り付け枠体の連結構造であっ
て、両側部に中空部を持つ枠体10、20の接合すべき
両端部に、ほぼ90度に折曲した連結部材30を挿入
し、枠体と連結部材30との間にさらに固定部材40を
挿入する。固定部材40に螺合したネジ50をネジ込
み、連結部材30と固定部材40との間隙を拡大し、そ
れにより両者が枠体の2カ所において摩擦係合して枠体
相互を連結する。 【効果】 施工現場での組付け作業が容易であり、かつ
摩擦係合面が2カ所であることから確実な接合力が得ら
れ、連結部材をU字形とすることにより充分な強度も得
られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、枠体と枠体の連結構造に関し、特に、窓やドアなどを取り付けるた めの縦枠と横枠とからなる方形状の枠体の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建造物の窓やドアなどを取り付けるための枠体は、スチ−ルあるいはス テンレスなどの素材を建築現場において溶接して所定寸法に構成し躯体側に組み 付けるか、工場において縦枠、横枠および枠の接続具とをセットとして作成し建 築現場において組み付けることが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
現場において溶接により組み立てる手法は、素材に熱による変性を生起し素材 自体が変色し外観を損ねてしまうなどの欠点があった。特に、近年スチ−ル板に 塩ビシ−トなどの化粧材をラミネ−トした素材が多用されるようになり、ラミネ −トシ−トを保護する観点からも溶接による接合は不都合となってきている。
【0004】 工場で枠体と接続具とを製造し現場において枠体に組み上げていく手法は熱を 素材に与えないことから上記の欠点は解消したが、その組み付け強度および安定 性、確実性、あるいは作業の容易性の観点から必ずしも満足したものは得られて いない。 その一例として、図5に示すように、金属製の枠体2、4にその長手方向に沿 い中空路5、5を形成し、双方の中空路に連結片Aを嵌入した後に連結片Aに螺 合したビスをねじ込み、それにより連結片Aの一側面を枠体の内壁6に圧接する ことにより枠体を連結していくものが知られている(実公昭49−45381号 公報参照)。このものはビスをねじ込むという簡単な操作を施工現場で行うだけ で方形の枠を組み立てることができ有効なものであるが、枠体本体と連結片との 係合は連結片の一面と枠体の一内壁面のみの摩擦係合により行われているにすぎ ないためアルミサッシのような軽量物の枠体の連結手段としては有効に用いるこ とができるものの、ドア取り付け用のスチ−ル枠体のように大型でかつ重量のあ る建造物のための接合手段としては接合部の保持強度が十分でないことから適用 することが困難であった。
【0005】 本考案の目的は、上記のような従来の枠体連結手段の持つ不都合を解消し、現 場における組み付け作業が容易でありながらも十分な接合力と強度を有する枠体 の連結構造を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決しかつ目的を達成するために、本考案は、中空部を持つ枠体 、近接する二つの枠体の双方の中空部に挿入される連結部材、枠体と連結部材と の間に挿入される固定部材、および連結部材と固定部材との間隙を拡大する拡開 部材とからなり、拡開部材の作用による連結部材と固定部材の間隙の拡大により 、両者が枠体に対し摩擦係合し、それにより近接する枠体を連結するようになっ ている、枠体の連結構造を開示する。
【0007】 枠体、連結部材、固定部材とをスチ−ル板を加工することにより成形すること が好ましいが、必ずしもこれに限らず、ステンレスのような軽合金、あるいは硬 質合成樹脂のような樹脂材も用い得る。連結部材、固定部材は平板状のものでも よいが、長片に沿った側辺部を折曲した、いわゆるU字型鋼を適宜加工して製造 したものは強度の観点から特に好ましい。
【0008】 連結部材と固定部材との間隙を拡大する拡開部材としては、固定部材に螺合し たネジ部材を用い得るが、ネジ部材としては蝶ネジであってもよい。
【0009】
【実施例】
以下、添付の図面による実施例の説明に基づき本考案をより詳細に説明する。 図1は、本考案による枠体連結構造を用いて枠体を組み付ける場合の途中の状態 を示しており、図2は組み付け後の状態を示している。横枠10および縦枠20 はほぼ同様の断面形状を有しており、建造物の躯体に取り付けたときに内側とな る面11、21のほぼ中央部には戸当部12、22(図4参照)が長手方向に設 けれらている。内面11、21の両側辺部は直角方向に折曲して外側立ち上がり 部13、23となり、さらに内方に折曲して前記の内面11、21と平行な外面 14、24となり、さらに内面11、21に向けて折曲して内側立ち上がり部1 5、25を形成した後、内面11、21とは一定間隔h1、h2離れた位置にお いてさらに内方に折曲し、内面11、21と平行な支持平面部16、26を構成 している。なお、図1に示されるように、支持平面部16、26の先端部は一定 の間隔を有して対向しており、開口S1、S2を形成している。
【0010】 すなわち、この実施例に示される枠体は、その長手方向の両側辺部に中空部を 有するとともに中央部は開口しており、該開口の両側部には内面と平行な一対の 支持平面部を有している。また、組み付けた際にその両端の接合部が相互に嵌合 し密封されかつ見栄えの良い状態で接合しうるように、端部に切り欠き溝18な どの加工を施している。
【0011】 図3は、本考案による連結部材30、固定部材40、および拡開部材50を示 している。連結部材30は、好ましくはスチ−ル板から形成され、平面部31お よび左右の長手方向端部に形成された立ち上がり部32からなり、接続すべき枠 体のなす接続角度、通常は90度に折曲している。立ち上がり部32の高さおよ び平面部31の横幅は、枠体10、20の前記した両側辺部に形成される中空部 に、後述する固定部材40の立ち上がり部とともに左右の立ち上がり部32が嵌 入できる寸法とする。なお、立ち上がり部32は図3に示すように延出部33を 持つ形としてもよく全体が等しい高さのものであってもよい。また、平面部31 の厚さは、枠体の平面部11と支持平面部16との間の間隔h1に、平面部31 が固定部材40とともに所定の遊び間隙を保って嵌入することができる厚さとす る。
【0012】 固定部材40は、連結部材30と同様に好ましくはスチ−ル板で構成され、平 面部41および左右の長手方向端部に形成された立ち上がり部42からなる。立 ち上がり部42の高さおよび平面部41の横幅は、前記した連結部材30の両立 ち上がり部32、32の間に嵌入した状態で、連結部材30とともに、枠体10 、20の両側辺部に形成される中空部に挿入できる寸法とする。なお、この固定 部材40の立ち上がり部42も延出部43を持つ形としてもよく全体が等しい高 さのものであってもよい。また、平面部41には後述する拡開部材を螺合するた めのネジ穴44を刻設する。この実施例にあっては2個刻設されている。
【0013】 拡開部材50は、この実施例では上記した固定部材40に刻設したネジ穴44 に螺合するボルトとして示されている。 次に、この装置を用いて枠体を接合固定する作業手順について説明する。まず 、縦枠あるいは横枠のいずれか一方の枠体(以下の説明では縦枠20)の前記中 空部に連結部材30の折曲した一方の辺部を挿入する。次に、固定部材40に拡 開部材50すなわちボルト50を仮止めした状態で、固定部材40を枠体の支持 平面部26と連結部材30との間の空間に挿入する。平行する支持平面部26間 には間隙が開口S2しているので、ボルトは該開口を通過でき固定部材40は枠 体の中空部内に進入することができる。連結部材と固定部材とを所定の位置にそ の先端がほぼ一致した状態で位置させた後、ボルト50を回動してボルトを内方 に進入させる。ボルトの先端は連結部材の平面部に当接するのでボルトの進入に 応じて連結部材30と固定部材40とは互いに相反する方向に離反する(図4参 照)。枠体20と連結部材30、固定部材40とが多少は移動し得るが相互に分 離はしない状態にまでボルトをねじ込み、その状態で、連結部材30の自由端側 に、もう一方の枠体すなわちこの例では横枠10の中空部を挿入し双方の枠体の 端部が所望の位置に達するまで押入する。
【0014】 この実施例においては、次いで横枠10を若干上方に持ち上げた後さらに押入 し、その後さらに押し下げることにより前記した横枠に形成した切り欠き18内 に縦枠の一部が入り込み図2に示すように接合部が完全に勘合し合った見栄えの よい接合部を得ることができる。 その状態で、横枠に対し固定部材40を縦枠の場合と同様に嵌入しボルトをね じ込み仮止め状態にする。この手法を他の枠体の接合部においても繰り返すこと により、3辺あるいは4辺からなる方形枠体が構成される。最終的に各接合部の ボルトをさらにねじ込むことにより、例えば縦枠20においては連結部材30が 縦枠の内面21側に当接し、固定部材40は支持平面部26に当接し、2カ所に おいて相互間の摩擦力によりそれらは一体かつ確実に固定される。
【0015】 なお、枠体はその内面に戸当部12を持つものとして説明したが、枠体の用い る場所に応じて内面は単なる平面でもよい。また、枠体の断面形状もこの形に限 るものではなく、連結部材と固定部材とが一定の遊びを持って一体に嵌入するこ とができかつ拡開部材が通過できる開口を有する形状であればすべて目的は達せ られる。また、そのような断面形状は枠体の全長において同一形状である必要は なく少なくとも連結部材が挿入される接合端部においてその断面形状を有してい れば十分である。さらに、枠体と連結部材あるいは固定部材とが摩擦係合する面 にそれぞれあるいは一方に微細な凹凸を設け固着力の増強を図るようにしてもよ い。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、上記のような構成としたので、工場で作成して施工現場に持ち込み 簡単な作業でもって組付けが行われることに加え、拡開部材により連結部材と固 定部材との間隙を拡開するという単純な作業により、連結部材と固定部材のそれ ぞれが連結しようとする枠体の2カ所においてその内面部分に摩擦接合し確実な 接合強度が得られる。また、連結部材はネジ穴などを有しない無垢のU字型鋼で あり、枠体の接合部分に十分な機械的強度を与えることができ、ドアなどの重量 物を支持する枠体の接合部材として特に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の連結構造による組み付け途
中を示す斜視図。
【図2】本考案の一実施例の連結構造による組み付け終
了状態を示す斜視図。
【図3】本考案の一実施例の連結部材、固定部材、拡開
部材を示す斜視図。
【図4】図2のA−A線による断面図。
【図5】従来例を示す図。
【符号の説明】
10、20─枠材 30─連結部材 40─固定部材 50─拡開部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を持つ枠体、近接する二つの枠体
    の双方の中空部に挿入される連結部材、枠体と連結部材
    との間に挿入される固定部材、および連結部材と固定部
    材との間隙を拡大する拡開部材とからなり、拡開部材の
    作用による連結部材と固定部材の間隙の拡大により、両
    者が枠体に対し摩擦係合し、それにより近接する枠体を
    連結するようになっている、枠体の連結構造。
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