JPH0537691U - 舶用二重反転プロペラ装置の軸構造 - Google Patents

舶用二重反転プロペラ装置の軸構造

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JPH0537691U
JPH0537691U JP9624291U JP9624291U JPH0537691U JP H0537691 U JPH0537691 U JP H0537691U JP 9624291 U JP9624291 U JP 9624291U JP 9624291 U JP9624291 U JP 9624291U JP H0537691 U JPH0537691 U JP H0537691U
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input shaft
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elastic joint
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政利 江田
彰 保志
昇 峠
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 舶用二重反転プロペラ装置の外軸軸受部の改
良。 【構成】 出力軸1a、組立てフランジ8、組立てフラ
ン弾性継手7、反転歯車装置6、外軸5、内軸2をそな
えた舶用二重反転プロペラ装置において、反転歯車装置
6の入力軸61を弾性継手の出力軸71に接続する一方、入
力軸61に反転歯車装置の太陽歯車61aを配設し、入力軸6
1を、太陽歯車61aの前方および後方の2個所でその外周
部をそれぞれ1個の前部軸受10bおよび後部軸受10aで支
持し、かつ後部軸受10aを、固定リング11により支持し
固定リング11を反転歯車装置のケーシング9に一端部を
固定されたアーム69に固定することにより、入力軸61の
支持する2個の軸受10a,10b間の間隔を大きくとって弾
性継手の出力軸の重量が入力軸61にかかった場合の入力
軸61の傾斜を小さく押さえながら、反転歯車装置6の全
長Lを短くできるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、舶用二重反転プロペラ装置に関し、特にその外軸の軸受部の改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
中空状の外軸の後端部に前部プロペラを取付けられるとともに、上記外軸の内 部にこれと同芯状に配設され後端部に後部プロペラを取付けられた内軸とからな り、上記の内軸と外軸とが互いに反対方向に回転させられるように構成された舶 用二重反転プロペラ装置が、従来から知られている。
【0003】 その1例を図2,図3により説明すると、図2において、符号1は主機関を示 しており、主機関1の出力軸1aに内軸2を介して後方プロペラ3が直接駆動さ れるように接続される一方、反転歯車装置6を介して、外軸5とこれに接続され た前方プロペラ4とが主機関1と逆方向に回転するように弾性継手7を介して主 機関の出力軸1aに接続されている。なお弾性継手7は主機関1の変動トルクか ら反転歯車装置6の歯面を保護するために設けられている。
【0004】 内軸2の前端部は、図3に示すようにテーパ状に形成されて組立てフランジ8 と嵌合し、この組立てフランジ8は主機関1の出力軸1a及び弾性継手本体7と 結合される。符号71は弾性継手の出力軸を示しており、反転歯車装置6の入力軸 61と結合される。符号61aは入力軸61に一体形成された太陽歯車を示していて、 太陽歯車61aは遊星歯車63と噛み合う。遊星歯車63はケーシング9に固定された 遊星軸65により支持され、これに出力軸67上の内歯歯車64が噛み合っていて、出 力軸67が主機関1と逆方向に回転するように構成されている。
【0005】 入力軸61を軸支すべく一対の入力軸軸受62a,62bが間隔L2をあけて配設され ている。符号68は出力軸軸受を示し、また符号66は固定リングを示しておりこの 固定リングは複数個で遊星軸65を固定し、かつケーシング9に固定されたアーム 69とも結合することにより、遊星歯車63の位置を正しく保持するよう機能してい る。
【0006】 ここで、弾性継手本体7の重量は組立てフランジ8と弾性継手の出力軸71とに かかる。一方、出力軸71と結合された反転歯車装置の入力軸61には太陽歯車61a が装着されているため、弾性継手本体7の重量により入力軸61が傾斜して太陽歯 車61aの歯当りが悪化しないよう、一対の入力軸軸受62a,62bが装備されてい る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来の舶用二重反転プロペラ装置の軸構造では、次の ような問題点がある。 (1) 弾性継手の重量はかなり大きい為、入力軸の軸受2個で支持する場合、入力 軸軸受の間隔L2を大きくしないと、入力軸との傾斜角が大きすぎたり、軸受荷 重も大きくなってしまう。 (2) 太陽歯車と遊星歯車との噛み合い精度すなわち入力軸軸受の傾斜角は厳しく 管理する必要がある。この精度が悪いと遊星歯車の損傷の原因となり、最悪の場 合反転歯車装置を使用できなくなり、船舶の航行が不能となる重大事故に至る。 しかし上述の2個の入力軸軸受をケーシングに設計値通りに装着すること及びそ の装着精度の確認が難しく、重大事故のリスクをはらんでいる。 (3) 入力軸に入力軸軸受を2個装備するために、結果的に反転歯車装置の全長L1 が大きくなり軸系装置の全長も長くなってしまう。この場合機関室を大きくし船 倉スペースを縮める等の対策も必要となり船の経済性をそこなう。 又、反転歯車装置自身の重量も増加し、コストも高くなってしまう。
【0008】 本考案はこのような問題点の解決をはかろうとするもので、反転歯車装置の入 力軸を、同入力軸に配設された太陽歯車の前方および後方の2個所でそれぞれ1 個の前部軸受および後部軸受で支持させることにより、入力軸を支持する2個の 軸受間の間隔を大きくしながら反転歯車装置の全長を短くできるようにした、舶 用二重反転プロペラ装置の軸構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案の舶用二重反転プロペラ装置の軸構造は、 機関の出力軸に取付けられた組立てフランジと同組立てフランジに取付けられた 弾性継手と、前端部を上記弾性継手に反転歯車装置を介して接続されるとともに 後端部に前部プロペラを取付けられた中空状の外軸と、同外軸の内部にこれと同 芯的に配設され前端部を上記機関の出力軸に上記組立てフランジを介して接続さ れるとともに後端部に後部プロペラを取付けられた内軸とをそなえ、上記反転歯 車装置の入力軸が上記弾性継手の出力軸に接続される一方、上記入力軸に上記反 転歯車装置の太陽歯車が配設されるとともに、上記入力軸が、上記太陽歯車の前 方および後方の2個所でその外周部をそれぞれ1個の前部軸受および後部軸受で 支持され、同後部軸受が、固定リングにより支持され同固定リングが上記反転歯 車装置のケーシングに一端部を固定されたアームに固定されていることを特徴と している。
【0010】
【作用】
上述の本考案の舶用二重反転プロペラ装置の軸構造では、反転歯車装置の入力 軸が、この入力軸に配設された太陽歯車の前方および後方の2個所で支持される ため、入力軸を支持する2個の軸受間の間隔を大きくでき、弾性継手の出力軸の 重量が入力軸にかかった場合入力軸の傾斜を小さく押さえることが可能となる。 特に後部軸受を支持する固定リグが弾性継手の出力軸の重量を支持する作用を 行なう。
【0011】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例としての舶用二重反転プロペラ装置の軸構 造について説明すると、図1は軸受部を示す断面図である。なお図1中図2およ び図3と同じ符号はほぼ同一の部材を示している。
【0012】 この実施例も、後端部に前部プロペラを取付けられた中空状の外軸5と、外軸 5内にこれと同芯状に配設されるとともに後端部に後部プロペラを取付けられた 外軸2とをそなえ、内軸2と外軸5とが互いに反対方向に回転駆動されるように 構成されている。
【0013】 すなわち、後方プロペラ(図示せず)を後端部に取付けられた内軸2の前端テ ーパ部が組立てフランジ8のテーパー部に嵌合され、組立てフランジ8に主機関 の出力軸1a及び弾性継手本体7が結合されている。弾性継手の出力軸71は反転 歯車装置6の入力軸61に結合されている。
【0014】 一端をケーシング9に固定された遊星軸65で遊星歯車63が支承され、この遊星 歯車63は入力軸61の後端部に形成された太陽歯車61a及び反転歯車装置6の出力 軸67の前端部に形成された内歯歯車64と噛合し、内歯歯車64は出力軸67を介して 外軸5に連結され、前方プロペラ(図示せず)を主機関の出力軸1aと逆方向に 回転駆動させるように構成されている。
【0015】 遊星軸65の自由端に固定リング11が装着されている。この固定リング11はアー ム69を介してケーシング9に強固に支承されていて、遊星歯車63の位置精度を保 持している。
【0016】 一方反転歯車装置6の入力軸61が太陽歯車61aの位置より後方まで延ばされて いて、その後端部付近で後部軸受10aにより支持されている。
【0017】 この後部軸受10aは、反転歯車装置6の出力軸67の前端部に配設されて太陽歯 車61aに噛合する内歯歯車64の内部に配設され、固定リング11およびアーム69を 介してケーシング9に支持される構成となっている。アーム69はケーシング9に 強固に固定されている。
【0018】 さらに入力軸61は、太陽歯車61aの前方で、1個の前部軸受10bにより支持され ている。
【0019】 上述のとおり、この実施例の場合、反転歯車装置6の入力軸61が、太陽歯車61 aの前方および後方で前部軸受10bおよび後部軸受10aの2つの軸受により支持さ れる構成となっているため、入力軸61を支持する2個の軸受の間隔を大きくとる ことが可能となり、弾性継手7の出力軸71の重量が入力軸61の前端部にかかって も、太陽歯車61aと遊星歯車63との噛合いに支障をおこさせることなく、両者の 噛合をスムーズに行なわせることが可能となる。
【0020】 また、後部軸受10aが内歯歯車64の内部に配設されているため、入力軸61支持 用の軸受を太陽歯車61aの前後に配設しても反転歯車装置6の全長を長くする必 要がなく、むしろ前部軸受の個数を1個にできることと相まって反転歯車装置6 の全長Lを従来例の場合の全長L1(図3参照)より短縮することが可能となる 。
【0021】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の舶用二重反転プロペラ装置の軸構造によれば次 のような効果ないし利点が得られる。 (1) 反転歯車装置の入力軸が、この入力軸に配設された太陽歯車の前方および後 方の2個所で支持されるため、入力軸を支持する2個の軸受間の間隔を大きくで き、弾性継手の出力軸の重量が入力軸にかかった場合入力軸の傾斜を小さく押さ えることが可能となる。 (2) 後部軸受を支持する固定リングが、反転歯車装置のケーシングに一端部を固 定されたアームに固定される構成により、変速歯車装置の入力軸および弾性継手 の出力軸の重量を容易に支持することが可能となる。 (3) 上記(1),(2)の理由により、変速歯車装置の入力軸の傾斜を抑制でき、変速 歯車装置における太陽歯車の歯当たりの悪化を押さえることができる。 (4) 上記(3)の理由により、変速歯車装置における歯車の噛合い不良による事故 の確率が減少し、変速歯車装置の信頼性が向上する。 (5) 反転歯車装置の入力軸の前部軸受を1個にできることにより、反転歯車装置 の全長を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての舶用二重反転プロペ
ラ装置の軸構造の要部断面図である。
【図2】従来の舶用二重反転プロペラ装置の軸構造の模
式側面図である。
【図3】図2のA部拡大断面図である。
【符号の説明】
1a 機関の出力軸 2 内軸 5 外軸 6 反転歯車装置 7 弾性継手 10a 後部軸受 10b 前部軸受 11 固定リング 61 反転歯車装置の入力軸 71 弾性継手の出力軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舶用二重反転プロペラ装置において、機
    関の出力軸に取付けられた組立てフランジと、同組立て
    フランジに取付けられた弾性継手と、前端部を上記弾性
    継手に反転歯車装置を介して接続されるとともに後端部
    に前部プロペラを取付けられた中空状の外軸と、同外軸
    の内部にこれと同芯的に配設され前端部を上記機関の出
    力軸に上記組立てフランジを介して接続されるとともに
    後端部に後部プロペラを取付けられた内軸とをそなえ、
    上記反転歯車装置の入力軸が上記弾性継手の出力軸に接
    続される一方、上記入力軸に上記反転歯車装置の太陽歯
    車が配設されるとともに、上記入力軸が、上記太陽歯車
    の前方および後方の2個所でその外周部をそれぞれ1個
    の前部軸受および後部軸受で支持され、同後部軸受が、
    固定リングにより支持され同固定リングが上記反転歯車
    装置のケーシングに一端部を固定されたアームに固定さ
    れていることを特徴とする、舶用二重反転プロペラ装置
    の軸構造。
JP1991096242U 1991-10-26 1991-10-26 舶用二重反転プロペラ装置の軸構造 Expired - Lifetime JP2591912Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261894A (ja) * 1985-09-11 1987-03-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 二重反転プロペラ軸系の非常駆動連結装置
JPS6372198U (ja) * 1986-10-30 1988-05-14

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261894A (ja) * 1985-09-11 1987-03-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 二重反転プロペラ軸系の非常駆動連結装置
JPS6372198U (ja) * 1986-10-30 1988-05-14

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