JPH0537373U - コーキング塗布ノズル - Google Patents

コーキング塗布ノズル

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JPH0537373U
JPH0537373U JP8713691U JP8713691U JPH0537373U JP H0537373 U JPH0537373 U JP H0537373U JP 8713691 U JP8713691 U JP 8713691U JP 8713691 U JP8713691 U JP 8713691U JP H0537373 U JPH0537373 U JP H0537373U
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JP
Japan
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nozzle
caulking
caulking material
tip
work
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Pending
Application number
JP8713691U
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English (en)
Inventor
井 啓 司 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複雑な形状をしたワークやその隅部等、断続的
にコーキングすべき箇所にコーキング材を射出した後、
そのコーキング材を均すことのできる引き伸ばし具を備
えたコーキング塗布ノズルを提供することである。 【構成】コーキング材11をワーク10の被覆箇所に射
出するノズル3であって、前記ノズル3の外周に弾性力
を有する舌片4の一側を沿わせて着脱自在に取り付け、
前記舌片4の他側は、ノズル3の移動によりコーキング
材11を引き伸ばす均し面4cとすると共に、前記舌片
4の先端を前記ノズル3の先端から突出してなる引き伸
ばし具を備えたコーキング塗布ノズルである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車の車体等の比較的複雑な形状をしたワ−クにロボットある いは手作業でコーキング材を塗布する際に使用するコーキング塗布ノズルに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、コーキングガンを使用してコーキング材を塗布する際は、図6に示すよ うに、コーキングガン20の本体21に取付ネジ22を介して均し具24を取り 付けて使用している。この均し具24は、一定長さの支持アーム25と、この支 持アーム25の先端に固設された均し部材26を有しており、コーキングガン2 0のノズル23から射出されたコーキング材27を均し具24により順次均すよ うにして使用している。(実開昭61−61063号)。
【0003】 また、自動車の車体等の比較的複雑な形状をしたワ−クにコーキング材を塗布 する方法としては、コーキング材を塗布すべき部位にロボットの作動や手作業等 でコーキング材をノズルから射出した後、ヘラあるいは刷毛等を使用して手作業 により射出したコーキング材を引き伸ばして均していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した実開昭61−61063号で示すものは、比較的平面的なワ ークに連続してコーキング材を射出しながら均していく塗布作業には有効なもの の、自動車の車体等の比較的複雑な形状をしたワークで、しかも断続的な穴へコ ーキング材を塗布する際は、コーキングガンに備えられた均し具がノズルから離 れた位置に取り付けられているため、車体の他の部分と接触してしまいコーキン グ塗布作業ができないのが実状である。そして、無理な体勢でコーキングガンを 使用すると、コーキング材の均し作業が均一にならず、さらに、均し具を破損す るなどの不具合が生じていた。
【0005】 また、均し具の均し部材は、支持アームの取付角度等の調整が難しく、使用の 際支持アームと均し部材との取付部位に負担が大きくかかるため、構成が複雑に なってしまう。 さらに、ワ−ク上に射出されたコーキング材をヘラや刷毛などを使って手作業 により引き伸ばす場合は、2重の工数と労力とを要していた。 この考案は、上記の問題点に鑑み創案されたものであり、複雑な形状をしたワ ークやその隅部等であっても、射出したコーキング材を均一に均すことができ、 かつ、構成が簡単で容易に作成することができる引き伸ばし具を備えたコーキン グ塗布ノズルを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の課題を解決するため、コーキング材をワークの被覆箇所に 射出するコーキング塗布ノズルであって、前記ノズルの先端に弾力性を有する舌 片の一側が前記ノズルの外周面に沿うように着脱自在に取り付け、前記舌片の他 側は前記ノズルの移動によりコーキング材を引き伸ばす均し面とすると共に、前 記舌片の先端は前記ノズルの先端より突出してなる引き伸ばし具を備えたコーキ ング塗布ノズルとして構成した。
【0007】
【作用】
上記の手段により、コーキング材を塗布しようとするワークの表面から若干高 い位置で垂直にノズルがセットされ、このノズルの先端からコーキング材が射出 される。その後、前記ノズルに取り付けた舌片がノズルから射出したコーキング 材に接触しないようにノズルを移動する。そして、前記ノズルの先端をワ−ク側 に近づけて前記舌片の先端をワークに若干押し当てるとともに、前記舌片の他側 をコーキング材に向けてノズルを前記コーキング材側に移動させる。前記コーキ ング材は、均し面として形成された前記舌片の他側に均一に引き伸ばされて均さ れる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、コーキングノズル本体に引き伸ばし具を装着した状態を示す断面図、 図2は、コーキングノズル本体に引き伸ばし具を装着した状態を示す背面図、図 3は、コーキング塗布ノズルの作動を説明する側面図、図4(a)、(b)は、 コーキング材を射出して引き伸ばした状態を示す側断面図、図5は、引き伸ばし 具の斜視図である。
【0009】 コーキングノズル本体1は、ロボットなどのアーム2に螺子等により着脱自在 に固着されている。そして、このコーキングノズル本体1の先端には、ノズル3 が螺子止めされている。さらに、引き伸ばし具としての舌片4は、その一側が前 記ノズル3の外周に沿うように前記コーキングノズル本体1の先端に挿着され、 ホースバンド5により締着されている。
【0010】 また、図2で示すようにコーキングノズル本体1の先端側外周面には、前記ア ーム2の移動方向を示す目印としてのマーキング6およびマーキング7が印字さ れている。前記マーキング7は、コーキング材の均し方向を示すもので、このマ ーキング7を記した位置に舌片4の均し面4cを合わている。また、マーキング 6を記した位置には、ホースバンド5の締付螺子を合わせている。
【0011】 図5で示すように舌片4は、その基端側に環状の取付部4aを有し、この取付 部4aには、舌片4をノズル3に挿着し易くするため、あるいは、舌片4をノズ ル3に締着させた際に前記取付部4aと前記ノズル3との密着性を良くするため に、切欠部4bが形成されている。そして、舌片4の先端側には、他側がコーキ ング材11の均し部分である均し面4cが形成されている。
【0012】 この均し面4cの幅Lは、ノズル3の外径D(取付部4aの内径)よりもやや 小さく形成されていると共に、図2で示すように、均し面4cの先端は、ノズル 3の先端よりもやや突出して取り付けられている。ノズル3の先端よりも前記均 し面4cの先端が突出する突出寸法は、ワ−ク表面にコーキング材を射出する際 のワークとノズル3の先端との距離よりも僅かに小さいことが望ましい。 また、均し面4cの先端には、図5で示すように、角部を切りとって傾斜部4 d,4dが形成されている。
【0013】 なお、舌片4は、弾力性を有する部材で形成され、コーキング材に対して付着 しずらい性質のものであり、例えば、市販されているビニールホース等を加工し て形成することも可能である。ビニールホースを利用したものは、極めて安価で あるうえ、簡単に製作することができるので、コーキング作業の維持費も少なく て済む利点がある。
【0014】 次に、この引き伸ばし具を備えたコーキング塗布ノズルの作動状態を、図3お よび図4を使って説明する。 はじめに、図3で示すように、ワーク10にコーキング材を射出しようとする 位置(A)にノズル3を移動させ、コーキング材11を適量射出する。ノズル3 を任意の方向に移動できるロボットなどのアーム2は、ノズル3を回動自在、傾 斜直立自在、上下動自在に作動可能にしている。そして、アーム2の移動により ノズル3を(B)の位置に移動すると共に一方に傾斜させ、均し面4cの背面側 (舌片の他側)を仮想線で示すようにワーク10に押し当てながら(C)で示す 位置に移動することでコーキング材11を引き伸ばして均している。
【0015】 これらの塗布作業が終了すると、次の作業位置にノズル3を移動させ上記動作 をしてコーキング材塗布作業を順次繰り返すことになる。 なお、コーキング材11は、図4(a)で示すように、仮想線で示す状態から 実線で示す状態に均されるので、図4(b)で示すように、コーキング材塗布作 業の次工程でダストシーラ12をコーキング材11の上に被覆しても、コーキン グ材11,ダストシーラ12およびワ−ク10の間に隙間や気泡が生じることが なく、水漏れや錆等の原因を作ることがない。
【0016】 なお、この考案は、上記の実施例に限定されるものではなく、例えば、舌片の 形状や舌片の取付方法についても上述のものに限られない。 また、上述の実施例では、コーキングノズルをロボットなどのアームに取り付 けるものとして説明したが、手動式のコーキングガンのノズルに取付具を介して 着脱自在に取り付けて使用してもよいこと等、この考案の要旨を逸脱しない範囲 で種々の変更ができることは勿論である。
【0017】
【考案の効果】
この考案は上記のように構成したので、以下に記載する効果を奏する。 舌片は構成が簡単であるので、極めて安価に、かつ、容易に作成すること ができる。 複雑な形状をしたワークやその隅部等にコーキング材を均一に塗布するコ ーキング塗布作業が容易にできるようになり、また、ロボットなどによる自動作 業も可能になる等、作業工程と労力を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コーキングノズル本体に引き伸ばし具を装着し
た状態の断面図である。
【図2】コーキングノズル本体に引き伸ばし具を装着し
た状態の背面図である。
【図3】コーキング塗布ノズルの作動を説明する側面図
である。
【図4】(a)、(b)は、コーキング材を塗布して引
き伸ばした状態の側断面図である。
【図5】引き伸ばし具の斜視図である。
【図6】従来のコーキング塗布ノズルを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 コーキングノズル本体 2 ロボットのアーム 3 ノズル 4 舌片(引き伸ばし具) 4c 均し面 5 ホースバンド 10 ワーク 11 コーキング材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーキング材をワークの被覆箇所に射出
    するコーキング塗布ノズルであって、前記ノズルの先端
    に弾力性を有する舌片の一側が前記ノズルの外周面に沿
    うように着脱自在に取り付け、前記舌片の他側は前記ノ
    ズルの移動によりコーキング材を引き伸ばす均し面とす
    ると共に、前記舌片の先端は前記ノズルの先端より突出
    してなる引き伸ばし具を備えたこと、を特徴とするコー
    キング塗布ノズル。
JP8713691U 1991-10-24 1991-10-24 コーキング塗布ノズル Pending JPH0537373U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002331262A (ja) * 2001-05-10 2002-11-19 Cemedine Co Ltd フィルムパック用押出し機構
EP3485983A1 (fr) * 2017-11-20 2019-05-22 PSA Automobiles SA Outil de lissage d'un cordon d'etancheite par raclage et/ou aspiration, muni d'une cale facilement interchangeable

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