JP4647132B2 - フィルムパック用押出し機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に建築等で使用される粘着性の大きい材料、例えばシーリング材、接着剤等をフィルムでパックしてなるフィルムパックから内容物であるシーリング材等を押出す際に用いられるフィルムパック用押出し機構に関する。
【0002】
【関連技術】
本願出願人は、フィルムパックからシーリング材等を押出すために用いられるフィルムパック用押出し機構としては、フィルムパックに収容された内容物を吐出させるための押出し機構であり、(a)保持台と、該保持台の前端部に設けられ且つ中央部分に上部を開放した切欠部を形成した固定保持板と、先端に押圧板を設け且つ該保持台上を前進後退可能とされた押出しロッドを有する押出しガンと、(b)該保持台にセット可能とされ、内部にフィルムパックを収納でき且つ両端を開口したシリンダ体と、該シリンダ体内に摺動可能に挿着され且つ両端面を押圧面としたピストン体とを有する筒状部材と、(c)外面側が該固定保持板の内面側に位置し且つ内面側には上記シリンダ体の開口端部が当接可能とされ且つその中央部に開口部を設けた基板を有するヘッドアダプタと、(d)先端部を吐出口とし、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、該貫通吐出通路と上記シリンダ体とが連通するように該ヘッドアダプタの開口部に取り付けられるノズル体とからなることとしたものを提案している(国際公開第WO99/26727号公報参照)。
【0003】
上記提案のフィルムパック用押出し機構によれば、従来のフィルムパック用押出し機構と比べて、カートリッジ用の押出しガンを用いてフィルムパックからのシーリング材等を押出し吐出させることができ、したがって、カートリッジ容器用押出しガンをフィルムパック用として兼用することができるので、従来の特殊構造のフィルムパック用押出しガンを別途購入使用する必要がなくなり、さらにシリンダ体とピストン体からなる筒状部材の連続使用を可能とすることにより、従来のフィルムパック用の押出しガンの場合と同様に使用済のフィルムパックのみを廃棄すればよいこととなる。
【0004】
また、ノズル体をヘッドアダプタの内面側に着脱可能に取り付ける構成を採用すれば、フィルムパックの内容物を押出した後でもノズル体のみが汚れ、ヘッドアダプタの内面には汚れが付くことがなく、所定回数の押出し作業の後に汚れたノズル体のみを廃棄し、汚れのないヘッドアダプタは何度も繰り返し使用することができるようにしてゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を減少させ、環境問題解決の一助となる。
【0005】
加えて、特にヘッドアダプタの内面が、斜め上方を向くように構成することによって該ヘッドアダプタ内面の筒状部材の挿着ならびに保持台への筒状部材のセットを極めて容易に行うことを可能とするとともに保持台の長さを筒状部材の長さに近づけて作成することができるので材料費の節約となり且つ押出しガン全体を短尺に製造することができるので取扱いも容易に行うことができ、またフィルムパックの食い込みを防止できるように構成でき、フィルムパックを効率よく使用することが可能とした上に、フィルムパックのカシメ部による貫通吐出通路の流路の狭窄や閉塞を防止して内容物の液漏れの発生などの不都合を回避することができるるとともに押し潰された使用済のフィルムパックの取出し及び廃棄作業を容易に行うことができる等の有利な効果を奏するものである。
【0006】
上記提案のフィルムパック用押出し機構は、従来のフィルムパック用押出し機構と比べて、種々の改良が施されており、非常に使い勝手の良好なフィルムパック用押出し機構として、大変な好評を博している。
【0007】
ところで、近年、建築物は外装及び内装共に様々な個性的形状のものが建築される傾向にあり、シーリング材等を押出し作業すべき箇所も多種多様である。したがって、フィルムパック用押出し機構にあっても、シーリング材等をあらゆる所望箇所に押出し作業可能であることが求められている。
【0008】
しかし、上記提案のフィルムパック用押出し機構では、そのノズルが単純な円錐形状であるために、シーリング材等を押出し作業する際において、その押出し作業すべき所望箇所が細長い隙間部分にあったり、曲折した隙間部分にあったりする場合には、ノズルが隙間に入らなかったり、隙間の奥まで届かなかったりする等の不具合が発生し、作業不能乃至作業困難となってしまう問題が生じている。
【0009】
他方、フィルムパック用押出し機構において、そのノズルを中間部位で折曲せしめたノズルの意匠が知られている(意匠登録第758928号公報参照)が、ノズル体が所定方向に折曲した状態で成形されていることから、特殊用途に限られてしまい、作業現場の状況に応じた柔軟性、汎用性に欠けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した問題点に鑑みて為されたものであり、カートリッジ用の押出しガンを用いてフィルムパックからのシーリング材等を押出し吐出させることができ、したがって、カートリッジ容器用押出しガンをフィルムパック用として兼用することができるので、従来の特殊構造のフィルムパック用押出しガンを別途購入使用する必要がなくなり、さらにシリンダ体とピストン体からなる筒状部材の連続使用を可能とすることにより、従来のフィルムパック用の押出しガンの場合と同様に使用済のフィルムパックのみを廃棄すればよいこと、また、ノズル体をヘッドアダプタの内面側に着脱可能に取り付ける構成を採用すれば、フィルムパックの内容物を押出した後でもノズル体のみが汚れ、ヘッドアダプタの内面には汚れが付くことがなく、所定回数の押出し作業の後に汚れたノズル体のみを廃棄し、汚れのないヘッドアダプタは何度も繰り返し使用することができるようにしてゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を減少させ、環境問題解決の一助となること、加えて、特にヘッドアダプタの内面が、斜め上方を向くように構成することによって該ヘッドアダプタ内面の筒状部材の挿着ならびに保持台への筒状部材のセットを極めて容易に行うことを可能とするとともに保持台の長さを筒状部材の長さに近づけて作成することができるので材料費の節約となり且つ押出しガン全体を短尺に製造することができるので取扱いも容易に行うことができ、またフィルムパックの食い込みを防止できるように構成でき、フィルムパックを効率よく使用することが可能とした上に、フィルムパックのカシメ部による貫通吐出通路の流路の狭窄や閉塞を防止して内容物の液漏れの発生などの不都合を回避することができるると共に押し潰された使用済のフィルムパックの取出し及び廃棄作業を容易に行うことができることに更に加えて、押出し作業の対象箇所が細長い隙間部分や曲折した隙間部分であっても、容易にシーリング材等の押出し作業をすることができ、しかも、ノズル体を折曲せしめるか否かを選択可能として、汎用性、利便性を向上せしめ、且つノズル体の折曲方向を回動可能として調節自在とし、作業現場の状況に応じて柔軟に対応できるようにしたフィルムパック用押出し機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のフィルムパック用押出し機構は、フィルムパックに収容された内容物を吐出させるための押出し機構であり、(a)保持台と、該保持台の前端部に設けられ且つ中央部分に上部を開放した切欠部を形成した固定保持板と、先端に押圧板を設けられ且つ該保持台上を前進後進自在とされた押出しロッドとを有する押出しガンと、(b)該保持台に装着可能とされ、内部にフィルムパックを収納可能且つ両端を開口したシリンダ体と、該シリンダ体内に摺動自在に挿着され且つ両端面を押圧面としたピストン体とを有する筒状部材と、(c)外面側が該固定保持板の内面側に位置し且つ内面側には前記シリンダ体の開口端部が当接可能とされ且つその中央部に開口部を設けた基板を有するヘッドアダプタと、(d)前端部を開口部とし内部に内容物の貫通吐出通路を設け該貫通吐出通路と前記シリンダ体とが連通するように該ヘッドアダプタの開口部に設けられるノズルベース部材と、先端部を吐出口とし内部に内容物の貫通吐出通路を設け該貫通吐出通路と前記ノズルベース部材とが連通するように該ノズルベース部材の開口部に着脱自在に取付けられるノズルヘッド部材とを有するノズル体と、からなり、前記ノズル体は、前端部及び後端部を開口部とし、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、該貫通吐出通路が前記ノズルベース部材及び前記ノズルヘッド部材と連通するように、該ノズルベース部材及び該ノズルヘッド部材の間に着脱自在に介装されるノズルジョイント部材を更に有し、前記ノズルジョイント部材は、所定位置で所定角度に折曲され、前記ノズルベース部材の前端部外周に雄螺子が螺刻せられ且つ該雄螺子の螺子山と略同厚の首部が該雄螺子の終端に形成されると共に、前記ノズルジョイント部材の後端部内周に該ノズルベース部材の前端部の外周部の雄螺子の螺子山の数よりも多くの螺子山を形成してなる雌螺子が螺刻せられていることにより、該ノズルジョイント部材の後端部内周の雌螺子を該ノズルベース部材の前端部外周の雄螺子の終端まで螺入した後において、該ノズルジョイント部材が未だ螺入方向へ回動摺動可能であり、該ノズルジョイント部材を所望の向きに回動して止めることができるようにしたことを特徴とする。
【0012】
前記ノズルベース部材は、所定位置で所定角度に折曲せられていることとすれば、押出し作業すべき所望箇所が曲折した隙間部分であっても容易にシーリング材等の内容物の押出し作業をすることができるようになるので好ましい態様となる。
【0013】
前記ノズル体は、前端部及び後端部を開口部とし、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、該貫通吐出通路が前記ノズルベース部材及び前記ノズルヘッド部材と連通するように、該ノズルベース部材及び該ノズルヘッド部材の間に着脱自在に介装されるノズルジョイント部材を更に有し、前記ノズルジョイント部材は、所定位置で所定角度に折曲されている。このようにすれば、ノズルジョイント部材を介装させる場合と介装させない場合とで、ノズル体が中間部位で折曲せられているか否かを作業現場の状況に応じて適宜選択することができるようになり、汎用性、利便性に優れたものとなる。
【0014】
前記ノズルベース部材の前端部外周に雄螺子が螺刻せられ且つ該雄螺子の螺子山と略同厚の首部が該雄螺子の終端に形成されると共に、前記ノズルジョイント部材の後端部内周に該ノズルベース部材の前端部の外周部の雄螺子の螺子山の数よりも多くの螺子山を形成してなる雌螺子が螺刻せられていることにより、該ノズルジョイント部材の後端部内周の雌螺子を該ノズルベース部材の前端部外周の雄螺子の終端まで螺入した後において、該ノズルジョイント部材が未だ螺入方向へ回動摺動可能であり、該ノズルジョイント部材を所望の向きに回動して止めることができるようにした。
【0015】
即ち、首部を螺子山と略同厚とすることと、ノズルジョイント部材の雌螺子をノズルベース部材の雄螺子よりも多く形成しておくことにより、ノズルジョイント部材をノズルベース部材に螺入した際のノズルジョイント部材の折曲方向が適当でない場合に、ノズルベース部材の前端部外周の雄螺子の終端まで螺入した後においても、未だノズルジョイント部材の雌螺子には余裕部分が存在しているため、ノズルジョイント部材は、未だ螺入方向へ回動摺動可能であり、ノズルジョイント部材20を所望の向きに回動して止めることができ、作業現場の状況に応じてノズル体の折曲方向を適宜変えることもできるので柔軟性に富んだ態様となる。
【0016】
前記ノズルベース部材は、前記ヘッドアダプタの開口部に着脱自在に取付けられる構造とすることが好ましい。特に、前記ノズルベース部材の基部外面部分が、前記ヘッドアダプタの内側形状に対応する形状を有し、該ノズルベース部材を該ヘッドアダプタの内側から該ヘッドアダプタの開口部に挿通し該ヘッドアダプタの内側面と該ノズルベース部材の基部外面部を一致させることによって、該ノズルベース部材を該ヘッドアダプタに取付けるように構成すれば、内容物の吐出を行った場合でも、ヘッドアダプタの内面側に嵌着されたノズルベース部材の内面は内容物によって汚されることとなるが、ヘッドアダプタの内面側はノズルベース部材に完全に被覆された状態となっているので内容物によって汚されることは全くない。
【0017】
そのため、ノズル体は適宜回数の吐出作業を行った後に廃棄されるが、ヘッドアダプタは全く汚れていないため、ノズル体を廃棄するだけでよく、ヘッドアダプタは同一のものを繰り返し使用できるので、廃棄物量を減少させることができ、環境問題解決の一助となる。
【0018】
また、前記ヘッドアダプタが、前記基板の中央部分から前記固定保持板の切欠部に挿通可能なように外方に突出させることにより該基板上の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成された段部空間とを有し、該段部の先端部に外側開口部を開穿する構成とすれば、フィルムパックを開口した際に先端部に残存する金属製カシメ部を収容する余裕があるので、貫通吐出通路が閉塞することはなくなる。
【0019】
前記ノズルベース部材は、前記ヘッドアダプタに一体的に形成してなる構造とすることもできる。その場合、前記ノズルベース部材が、前記ヘッドアダプタの前記基板の外面側に突設され且つ該ノズルベース部材の貫通吐出通路と該ヘッドアダプタの開口部とが連通するように形成されてなることが好適である。
【0020】
前記ヘッドアダプタが、前記基板の中央部分から前記固定保持板の切欠部を挿通可能なように外方に突出させることにより、該基板の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成された段部空間とを有し、前記ノズルベース部材を該段部の先端部に突設するとともに該段部空間と前記貫通吐出通路とを連通し、該段部空間が該貫通吐出通路より大きく形成されていることが好ましい。
【0021】
上記したヘッドアダプタは、固定保持板の切欠部両端縁部に適宜の係合手段を介して取り付けられるのが好適な態様であるが、このような係合手段を用いることなく、ヘッドアダプタの基板が固定保持板の内面側に単に位置するだけであっても筒状部材のシリンダ体を受ける機能に支障がない限り適用できることは勿論である。
【0022】
前記ヘッドアダプタが上下方向に回動可能の前記固定保持板の切欠部両端縁部に取り付けられ且つ前記基板の内面が斜め上方を向くことができるように形成される構成とすれば、ヘッドアダプタ内面への筒状部材の挿着ならびに保持台への筒状部材のセットを極めて容易に行うことができる利点がある。
【0023】
前記ヘッドアダプタが、前記基板の上端部に丁番手段等によって回動可能に設けられ且つ前記固定保持板の切欠部両端縁部に係合可能とされた係合部材を有し、該切欠部両端縁部に係合させた状態で前記ヘッドアダプタを該固定保持板に取り付けると、該基板の内面が斜め上方を向くように回動することができる構成を採用することもできる。
【0024】
前記ヘッドアダプタが、前記基板の上端部に取り付けられ且つ外方に折曲された折曲バネ片と、該折曲バネ片の先端両端部に設けられ且つ前記固定保持板の切欠部両端縁部に係合可能とされた係合部材とを有し、該係合部材を該切欠部両端縁部に係合させた状態で前記ヘッドアダプタを該固定保持板に取り付けると、該折曲バネ片のバネ作用により該基板の内面が斜め上方を向くように常時付勢されているように構成するのが好適である。
【0025】
前記ヘッドアダプタが、前記基板の内面側に形成され且つ前記シリンダ体の開口端部に挿着可能とされた環状鍔部を更に有していれば、前記シリンダ体の開口端部への挿着が容易となる。
【0026】
前記環状鍔部と前記段部空間とを接続する壁面を斜面状に形成し、フィルムパックの先端部の円形状部を受け易くするためのドーム状の受け斜面を形成しておけば、フィルムパックの先端部が受け斜面に円滑に受け止められてフィルムパックの押出し作業がよりスムーズとなる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、本発明の技術思想から逸脱しない限りこれらの実施の形態について種々の変更又は変形が可能なことは言うまでもない。
【0028】
図1は、ノズル体2におけるノズルベース部材10を示す斜視説明図である。
このノズルベース部材10の基部外面部分は、後述するヘッドアダプタ50(図5及び図6参照)の内面形状に対応する形状を有しており、該ノズルベース部材10の基部には、該ヘッドアダプタ50の開口部58に対応して形成されたノズル環状突部18、該ヘッドアダプタ50の段部空間64に対応して形成されたノズル段部17が形成されている。加えて、該ヘッドアダプタ50の環状段部59に対応して環状縁部19が形成され、該ノズルベース部材10を該ヘッドアダプタ50の内部に挿通嵌着する際に良好な嵌着状態を維持するように作用する。
【0029】
また、ノズルベース部材10の基部には、筒状胴部16が突設され、その前端部は開口部13とされている。前端部外周には、雄螺子14が螺刻されており、雄螺子14の基端には首部15が形成されている。この首部15は、雄螺子14の螺子山の高さと略同厚か若干厚めとなるように形成される。後述するように、ノズルジョイント部材20との螺着に際して、ノズルジョイント部材20の折曲方向の調節を可能とするためである。
【0030】
ノズル環状突部18、ノズル段部17及び筒状胴部16は内部中空であり、夫々、ノズル環状突部空間18a、ノズル段部空間17a及び筒状胴部空間16aを有し、これらが開口部13まで連通されて、貫通吐出通路80を形成している。
【0031】
図2は、ノズル体2におけるノズルジョイント部材20を示す斜視説明図である。このノズルジョイント部材20は、基部下端に幅広の鍔部28が形成され、該鍔部28の円周上面には所定間隔を置いて矩形突片29が形成されて補強せられている。
【0032】
ノズルジョイント部材20の基端部内周には、前記ノズルベース部材10の前端部外周の雄螺子14に対応するように、雌螺子27が螺刻されている。なお、該雌螺子27の螺子山の数は、前記ノズルベース部材10の前端部外周の雄螺子14の螺子山の数よりも多く形成されている。後述するように、ノズルベース部材10との螺着に際して、ノズルジョイント部材20の折曲方向の調節を可能とするためである。
【0033】
ノズルジョイント部材20は、その筒状胴部が所定位置で所定方向に折曲して成形せられた折曲筒状胴部26となっている。折曲筒状胴部26の前端部は、開口部23とされている。該折曲筒状胴部26は、内部中空であり、折曲筒状胴部空間26aを有し、これが開口部23まで連通し、貫通吐出通路80を形成している。
【0034】
折曲筒状胴部26の前端部外周には雄螺子24が螺刻されている。該雄螺子24の終端には、襟部25が形成されており、該襟部25は、後述するノズルヘッド部材30との螺着に際して、ノズルヘッド部材の鍔部38に当接し、ノズルヘッド部材30を固定支持するように作用する。
【0035】
図3は、ノズル体2におけるノズルヘッド部材30を示す斜視説明図である。
このノズルヘッド部材30は、基部下端に幅広の鍔部38が形成され、該鍔部38の円周上面には所定間隔を置いて、矩形突片39が形成されて補強せられている。
【0036】
ノズルヘッド部材30の基端部内周には、前記ノズルベース部材10の前端部外周の雄螺子14及び/又は前記ノズルジョイント部材20の前端部外周の雄螺子24に対応するように、雌螺子37が螺刻されている。
【0037】
ノズルヘッド部材30の基部には、円錐状頭部36が突設されている。円錐状頭部36は、内部中空であり、円錐状頭部空間36aを有している。円錐状頭部36の前端部には目盛33a,33b,33cが刻設されており、シーリング材等の内容物を押出す際には、所望の吐出量となるように、適宜、この目盛33a,33b,33cを参考にして、先端部を切り取って吐出口Pを形成する(図17参照)。円錐状頭部空間36aとこの吐出口Pは連通して貫通吐出通路80を形成している。
【0038】
次いで、図4は、ノズル体2におけるノズルベース部材の他の例を示し、筒状胴部が所定位置で所定角度に折曲された折曲筒状胴部46とされている折曲ノズルベース部材40を示す斜視説明図である。
【0039】
該折曲ノズルベース部材40の基部外面部分は、前記したノズルベースベース部材10と同様に、後述するヘッドアダプタ50の内面形状に対応する形状を有しており、該折曲ノズルベース部材40の基部には、該ヘッドアダプタ50の開口部58に対応して形成されたノズル環状突部48、該ヘッドアダプタ50の段部空間64に対応して形成されたノズル段部47が形成されている。加えて、該ヘッドアダプタ50の環状段部59に対応して環状縁部49が形成され、該折曲ノズルベース部材40を該ヘッドアダプタ50の内部に挿通嵌着する際に良好な嵌着状態を維持するように作用する。
【0040】
折曲ノズルベース部材40の基部には、所定位置で所定角度に折曲された折曲筒状胴部46が突設され、その前端部は開口部43とされている。該折曲筒状胴部46の前端部外周には雄螺子44が螺刻され、雄螺子44の基端には首部45が形成されている。
【0041】
ノズル環状突部48、ノズル段部47及び折曲筒状胴部46は、内部中空であり、夫々、ノズル環状突部空間48a、ノズル段部空間47a及び折曲筒状胴部空間46aを有し、これらが開口部43まで連通されて、貫通吐出通路80を形成している。
【0042】
次いで、図5はヘッドアダプタ50を示す正面斜視図であり、図6はその背面斜視図である。なお、ヘッドアダプタとしては、前記提案(国際公開第WO99/26727号公報参照)のものが好適に用いられる。
【0043】
該ヘッドアダプタ50は、図5及び図6に示される如く、後述する押出しガン110(図18参照)の固定保持板146の内面側に当接される基板52を有している。54は該基板52の内面側に形成された環状鍔部である。該環状鍔部54は、後述する筒状部材111(図20参照)の開口端部に挿入当接可能なように該筒状部材111の内径よりもやや小さな外径を有するように形成されている。
【0044】
58は該基板52の中央部に形成された開口部である。なお、該環状鍔部54の外径を該筒状部材111の内径よりもやや大として該環状鍔部54に該筒状部材111が挿入当接可能なように形成することもできる。また、基板52と筒状部材111との当接状態に支障のない限り環状鍔部54の設置を省略することも可能である。
【0045】
62は該基板52の外面側に形成された段部であり、該基板52の中央部分から上記固定保持板146の切欠部148に挿通可能な形状を有し外方に突出して設けられている。64は該段部62の内面側に開穿され且つ外方に開口する段部空間である。
【0046】
該環状鍔部54と段部空間64とを接続する壁面は斜面状に形成され、フィルムパックFの先端の円形状部を受け易くするためのドーム状の受け斜面55が形成されている。したがって、フィルムパックFの先端部が該受け斜面55に円滑に受け止められてフィルムパックFの押出し作業がよりスムーズとなる。なお、59は受け斜面55の上段部に形成された環状段部である。
【0047】
63は該段部62の外側先端下部に垂設されたストッパ部で、ヘッドアダプタ50の回動の際、上記固定保持板146の対応部分に係止することによって、ヘッドアダプタ50の回動しすぎを抑止する作用を果たすものである。
【0048】
図5において、65は該段部62の先端内側面に適宜個数(図示例では3個)設けられた押圧突部である。これらの突部65は、前述したノズル体2のノズルベース部材10又は折曲ノズルベース部材40を該ヘッドアダプタ50の内部に嵌着した際に、ノズルベース部材10のノズル段部17又は折曲ノズルベース部材40のノズル段部47の先端部外面を押圧挟持してノズルベース部材10又は折曲ノズルベース部材40を強固に保持する作用を果たす。なお、押圧突部65は、該段部62の先端内側面に環状に設けるようにしても良い。
【0049】
図6において、66は、該基板52の上部に設けられたバネ手段である。該バネ手段66は、該基板52の上端部に取りつけられ且つ外方に折曲された折曲バネ片67を有している。該折曲バネ片67の先端部には係合部材69が設けられ、該係合部材69は相対向する一対の内側係合片69a及び外側係合片69bを有し、押出しガン110の切欠部148の両端縁部を挟持係合する係合間隙69dが形成されている。
【0050】
該内側係合片69a及び外側係合片69bは切欠部148の両端縁部を挟持係合するように作用する係合部材69を形成する形状であればよく、特別の限定はない。図示の例では、内側係合片69aとしては、折曲バネ片67の先端部を二叉状に延長して逆U字状とした平板体が用いられている。
【0051】
さらに、内側係合片69aの先端部を内方に湾曲させてその先端が基板52に接するようにしておけば、固定保持板146への挿着作業が円滑に行われる利点がある。外側係合片69bとしては該内側係合片69aと相対向するようにその上端部が該内側係合片69aの上部と接続された逆U字状の湾曲板が用いられている。
【0052】
図5において、71は、前記段部62の先端上部両側に突設されたストッパである。該折曲バネ片67の先端部を該ストッパ71に係止させることによって、該折曲バネ片67のバネ作用が基板52方向に及ぶように働く。
【0053】
したがって、該折曲バネ片67の係合部材69を該切欠部148の両端縁部に係合させた状態で該ヘッドアダプタ50を該押出しガン110の固定保持板146に回動可能に取り付けると、該折曲バネ片67のバネ作用により該ヘッドアダプタ50の基板52内面が斜め上方を向くように常時付勢される(図17及び図19参照)。
【0054】
次いで、図7及び図8は、前述したノズルベース部材10、ノズルジョイント部材20及びノズルヘッド部材30を用いてノズル体2を構成し、該ノズル体2をヘッドアダプタ50に取り付ける態様を示す概念説明図であり、図7は取り付け前、図8は取り付け後を示している。図9は、図8の側面説明図であり、図10は、図9の断面説明図である。
【0055】
ノズルベース部材10の基部外面部分は、ヘッドアダプタ50の内面形状に対応する形状を有しているので、ヘッドアダプタ50の内部にノズルベース部材10を挿通して嵌着する。即ち、ノズルベース部材10をヘッドアダプタ50の内側から挿通して、ヘッドアダプタ50の開口部58、段部空間64及び環状段部59の夫々に、ノズルベース部材10のノズル環状突部18、ノズル段部17及び環状縁部19が一致するようにして嵌着する。
【0056】
ノズルベース部材10がヘッドアダプタ50に取り付けられると、ヘッドアダプタ50の外側の段部空間64からは、ノズルベース部材10の筒状胴部16が突出した状態となるので、その突出している筒状胴部16の雄螺子14に対して、ノズルジョイント部材20の基端部内周の雌螺子27を螺着する。
【0057】
この際、前述したように、ノズルベース部材10の首部15が雄螺子14の螺子山の高さと略同厚か若干厚め程度であることと、ノズルジョイント部材20の雌螺子27がノズルベース部材10の雄螺子14よりも螺子山の数を多く形成してあることから、ノズルジョイント部材20の雌螺子27をノズルベース部材10の雄螺子14の終端まで螺入した後においても、ノズルジョイント部材20の雌螺子27の余裕部分Wが存在しているため、ノズルジョイント部材20は、未だ螺入方向へ回動摺動可能であり、ノズルジョイント部材20を所望の向きに回動して止めることができるように構成されている(図10参照)。
【0058】
したがって、ノズルジョイント部材20の雌螺子27をノズルベース部材10に前端部外周の雄螺子14の終端まで螺入した後においても、更に回動させることができることとなるので、ノズルジョイント部材20の折曲方向の調整を行うことができるようになり、利便性に優れたものとなる。
【0059】
また、首部15が雄螺子14の螺子山の高さと略同厚か若干厚め程度であることから、ノズルジョイント部材20の雌螺子27がノズルベース部材10の首部15を摺動する際においては、隙間のない窮屈な状態であるので、両者の間に適当な摩擦力が作用しており、ノズル体の折曲方向を所定方向に回動した状態で止めておくことができるようになる。
【0060】
なお、首部15が雄螺子14の螺子山の高さよりもあまり低いと、ノズルジョイント部材20の雌螺子27と摺接せずに、ゆるい状態となってしまい、ノズルジョイント部材20の折曲方向を所定方向に回動した状態で止めておくことができなくなってしまうし、逆に、首部15が雄螺子14の螺子山の高さよりもあまり高いと、ジョイント部材20の鍔部28に当接してしまって、ノズルジョイント部材20をそれ以上に回動することができない。従って、上記したようにノズルベース部材10の首部15が雄螺子14の螺子山の高さと略同厚か若干厚め程度であることが好ましいものである。
【0061】
また、ノズルジョイント部材20の雌螺子27をノズルベース部材10の雄螺子14よりも螺子山の数を多く形成されていないと、ノズルベース部材10の雄螺子14の最後まで螺着した時点で、ノズルジョイント部材20の雌螺子27も終端まで螺着されてしまっているので、それ以上ねじ込むことはできない。従って、上記したようにノズルジョイント部材20の雌螺子27がノズルベース部材10の雄螺子14よりも螺子山の数を多く形成してあることが好ましいものである。
【0062】
ノズルジョイント部材20をノズルベース部材10に取り付けた後、ノズルジョイント部材20の折曲筒状胴部26の前端部の雄螺子24に対して、ノズルヘッド30の基端部内周の雌螺子37を螺着する。この際、ノズルジョイント部材の襟部25とノズルヘッド部材の鍔部38とが当接して固定支持される。
【0063】
このようにして、図8、図9及び図10に示す如く、ヘッドアダプタ50に対して、ノズルベース部材10、ノズルジョイント部材20及びノズルヘッド部材30からなるノズル体2が取付けられる。また、図10によく示されるように、ノズルベース部材10のノズル環状突部空間18a、ノズル段部空間17a、筒状胴部空間16aから、ノズルジョイント部材20の折曲筒状胴部空間26aを経て、ノズルヘッド部材30の円錐状頭部空間36aまでが連通されて貫通吐出通路80が形成されることとなる。
【0064】
次いで、図11及び図12は、前述した折曲ノズルベース部材40及びノズルヘッド部材30を用いてノズル体2を構成し、該ノズル体2をヘッドアダプタ50に取り付ける態様を示す概念説明図であり、図11は取り付け前、図12は取り付け後を示している。
【0065】
折曲ノズルベース部材40の基部外面部分は、ヘッドアダプタ50の内面形状に対応する形状を有しているので、ヘッドアダプタ50の内部に折曲ノズルベース部材40を挿通して嵌着するようにする。即ち、折曲ノズルベース部材40をヘッドアダプタ50の内側から挿通して、ヘッドアダプタ50の開口部58、段部空間64及び環状段部59の夫々に、折曲ノズルベース部材40のノズル環状突部48、ノズル段部47及び環状縁部49が一致するようにして嵌着する。
【0066】
折曲ノズルベース部材40がヘッドアダプタ50に取り付けられると、ヘッドアダプタ50の前面側の段部空間64からは、折曲ノズルベース部材40の折曲筒状胴部46が突出した状態となるので、その折曲ノズルベース部材40の折曲筒状胴部46の雄螺子44に対して、ノズルヘッド部材30の基端部内周の雌螺子37を螺着する。
【0067】
このようにして、図12に示す如く、ヘッドアダプタ50に対して、折曲ノズルベース部材40及びノズルヘッド部材30からなるノズル体2が取り付けられる。この場合にも、図10に示した場合と同様に、折曲ノズルベース部材40のノズル環状突部48a、ノズル段部空間47a、折曲筒状胴部空間46aから、ノズルヘッド部材30の円錐状頭部空間36aまでが連通されて貫通吐出通路80が形成されることとなる。
【0068】
なお、折曲ノズルベース部材40の場合は、予め折曲せられた折曲筒状胴部46を有しているので、ノズルジョイント部材20を介装せずに、ノズルヘッド部材30を取り付ける例を示したが、折曲ノズルベース部材40を用いる場合であっても、ノズルジョイント部材20を更に介装することで、2箇所以上の部分で折曲された形状のノズル体2を構成させることもできる。
【0069】
前述した実施の形態においては、ヘッドアダプタ50は上下方向に回動可能に固定保持板146の切欠部148の両端縁部に取付けられ且つ基板52の内面が斜め上方を向くことができる態様について説明したが、本発明においては、ヘッドアダプタ50が上下方向に回動することは必ずしも必要ではなく、例えば、図13に示す如く、上下方向に回動しないヘッドアダプタ50aとすることもできる。
【0070】
図13におけるヘッドアダプタ50aにおいて、段部62の先端部には一対のバネ部材62a,62aが設けられている。該バネ部材62a,62aは常時基端方向に付勢する作用を有している。該バネ部材62a,62aはヘッドアダプタ50aが固定保持板146に取り付けられた状態で固定保持板146の外面を常時押圧し、該ヘッドアダプタ50aを固定保持板146に確実に固定し、その妄動や脱落を防止する作用を果たすものである。
【0071】
このようなヘッドアダプタ50aに対してノズル体2を取り付ける場合も、上述したノズルベース部材10、ノズルジョイント部材20及びノズルヘッド部材30を用いる場合(図7〜図10参照)、折曲ノズルベース部材40及びノズルヘッド部材30を用いる場合(図11及び図12参照)と同様であるので再度の説明は省略する。
【0072】
また、前述した実施の形態では、ノズル体2におけるノズルベース部材10又は折曲ノズルベース部材40の基端外面部分がヘッドアダプタ50,50aの基板52の内面形状に対応する形状を有し、該ノズルベース部材10又は折曲ノズルベース部材40を該基板52の内側から該基板52の開口部58に挿通し、該基板52の内面側と該ノズルベース部材10又は折曲ノズルベース部材40の基端外面部を一致させることによって、該ノズルベース部材10又は折曲ノズルベース部材40を該ヘッドアダプタ50に取り付け、該ノズルベース部材10にノズルジョイント部材20及びノズルヘッド部材30を取り付ける場合(図7〜図10参照)、又は、該折曲ノズルベース部材40にノズルヘッド部材30を取り付ける場合(図11及び図12参照)の例を示したが、ノズル体2のヘッドアダプタ50への取り付け態様は、上記の例に限定されるものではなく、他の態様も適用可能であり、ノズル体2のノズルベース部材10又は折曲ノズルベース部材40をヘッドアダプタ50と一体的に形成することもできる。図14では、ノズルベース部材10をヘッドアダプタ50と一体的に形成した場合の態様を例示している。
【0073】
図13において、ヘッドアダプタ50bは、該固定保持板146の内面側に当接される基板52を有し、該基板52の内面側に形成された環状鍔部54を有している。該環状鍔部54は筒状部材111の開口端部に挿入当接可能なように該筒状部材111の内径よりもやや小さな外径を有するように形成されている。
【0074】
該基板52は、中央部に開口部58が形成されている。なお、該環状鍔部54の外径を該筒状部材111の内径よりもやや大として該環状鍔部54に該筒状部材111が挿入当接可能なように形成することもできる。また、基板52と筒状部材111との当接状態に支障のない限り環状鍔部54の設置を省略することも可能である。
【0075】
62は該基板52の外面側に形成された段部で、該基板52の中央部分から上記固定保持板146の切欠部148を挿通可能な形状を有し外方に突出して設けられている。64は該基板52の内面側に該段部62に対応して形成された段部空間である。
【0076】
該環状鍔部54と段部空間64とを接続する壁面は斜面状に形成され、フィルムパックFの先端の円形状部を受け易くするためのドーム状の受け斜面55が形成されている。したがって、フィルムパックFの先端部が該受け斜面55に円滑に受け止められてフィルムパックFの押出し作業がよりスムーズとなる。
【0077】
なお、環状鍔部54と基板52とは互いに平面状外周面によって接続してもよいが、受け斜面55部分が肉厚となって材料がそれだけ余分にかかる不利を回避するために、該受け斜面55の外周面側に環状切込部57を形成して該受け斜面55部分を肉薄として材料費の節約及び軽量化を図ることができる。
【0078】
66は、該基板52の上部に設けられたバネ手段である。該バネ手段66は、該基板52の上端部に取りつけられかつ外方に折曲された折曲バネ片67を有している。該折曲バネ片67の先端部には係合部材69が設けられ、該係合部材69は相対向する一対の内側係合片69a及び外側係合片69bを有し、前記切欠部148の両端縁部を挟持係合する係合間隙69dが形成されている。
【0079】
該内側係合片69a及び外側係合片69bは切欠部148の両端縁部を挟持係合する係合部材69を形成する形状であればよく、特別の限定はない。図示の例では、内側係合片69aとしては、折曲バネ片67の先端部を二叉状に延長して逆U字状とした平板体が用いられている。外側係合片69bとしては該内側係合片69aと相対向するようにその上端部が接続片67aを介して該内側係合片69aの上部と接続された逆U字状の湾曲板が用いられている。なお、69cは、該外側係合片69bの両下端部の前面側に設けられた摘み部で、該外側係合片69bを操作する際にその操作の容易化を図るために設けられている。
【0080】
71は、前記段部62の先端上部両側に突設されたストッパである。該折曲バネ片67の先端部を該ストッパ71に係止させることによって、該折曲バネ片67のバネ作用が基板52方向に及ぶように働く。
【0081】
したがって、該折曲バネ片67の係合部材69を該切欠部148の両端縁部に係合させた状態で該ヘッドアダプタ50bを該固定保持板146に回動可能に取りつけると、該折曲バネ片67のバネ作用により該ヘッドアダプタ50bの基板52内面が斜め上方を向くように常時付勢される。
【0082】
ここで、ヘッドアダプタ50bには、ノズルベース部材10が一体的に形成されている。即ち、ヘッドアダプタ50bの段部62の先端からノズルベース部材10の筒状胴部16が突設せられている。該筒状胴部16の前端部外周には雄螺子14が螺刻され、雄螺子14の基端には首部15が形成されている。
【0083】
ノズルベース部材10の前端部は開口部13が開穿され、筒状胴部16は内部中空であって筒状胴部空間16aを有し、ヘッドアダプタ50bの段部空間64及び開口部58と連通して貫通吐出通路80を形成している。該段部空間64は該筒状胴部空間16aよりも大に形成されているので、フィルムパックFを開口した際に先端部に残存するカシメ部Kは該段部空間64に収納され、押出し作業に際して、フィルムパックFのカシメ部Kが該筒状胴部空間16aを閉塞してしまう恐れは全くない。
【0084】
このようにノズルベース部材10が一体的に形成されたヘッドアダプタ50bに対し、ノズルジョイント部材20及びノズルヘッド部材30を図7〜図10で示した要領で取り付けてノズル体2を構成することができる。
【0085】
なお、ヘッドアダプタ50bに一体的に形成されるノズルベース部材としては、折曲筒状胴部46を有する折曲ノズルベース部材40としてもよく、その場合は、図11及び図12で示した要領でノズルヘッド部材30を取り付けてノズル体2を構成すればよい。
【0086】
上述した実施の形態では、ヘッドアダプタ50bの係合部材69を折曲バネ片67を介して基板52に取りつけた場合を好ましい例として説明したが、必ずしも折曲バネ片67によって該係合部材69を前記基板52の内面が斜め上方を向くように常時付勢する必要はなく、該係合部材69を該基板52に、例えば、丁番手段等によって単に回動可能に取り付けておく構造も採用でき、その場合は操作の必要に応じて手動により該基板52の内面が斜め上方を向くようにしてシリンダ体182の着脱を行うことができる。
【0087】
なおまた、ヘッドアダプタにおける係合部材69は必ずしも必要ではなく、ヘッドアダプタ50を固定保持板146の内面側に位置せしめるようにするだけでもよく、例えば、図15に示すようなヘッドアダプタ50cを採用することも可能であり、この場合のノズル体2の取り付けも、ヘッドアダプタ50cに一体的に形成されているノズルベース部材10に対して、図7〜図10で示した要領でノズルジョイント部材20及びノズルヘッド部材30を取り付けてノズル体2を構成すればよい。
【0088】
次いで、図16及び図17は、ヘッドアダプタ50をカートリッジ容器用押出しガン110の固定保持板146に取り付ける態様を示す概念説明図である。前述したようにして、ノズル体2が取り付けられたヘッドアダプタ50を、固定保持板146の切欠部148に該ヘッドアダプタ50の段部62を挿入載置させるとともに係合部材69の係合間隙69dに切欠部148の両端縁部を挟持係合させ、基板52を固定保持板146の内側面に位置させた状態で固定保持板146に上下方向に回動可能に挿着する。
【0089】
この時、バネ手段66のバネ作用は該ヘッドアダプタ50の基板52方向に及ぶように働いているので、そのバネ作用により該基板52内面は斜め上方を向くように常時付勢されている。
【0090】
該ヘッドアダプタ50を該切欠部148に段部62が挿入し且つ折曲バネ片67に設けられた係合部材69が切欠部148の両端縁部を挟持係合するように押圧挿入すれば、バネ手段66のバネ作用により該ヘッドアダプタ50の基板52内面が斜め上方を向くように常時付勢される。
【0091】
また、図17に示す如く、適宜、ノズルヘッド部材30の先端を目盛33a,33b,33cを参考にして切断し、所望の押出し量が得られるように吐出口Pを形成する。図17では、目盛33aの部分で切断して、吐出口Pを形成している。
【0092】
次いで、図18及び図19は、図16及び図17を縮小して示した全体概念説明図である。110は公知のカートリッジ容器用押出しガンであり、把持部118とレバー122を有し、該レバー122を引くことにより、押出しロッド128が1ストローク毎に前進せしめられるので、該押出しロッド128の先端に設けられたピストン押圧板142が前進するように構成されている。146は保持台116の前方端に一体に形成された固定保持板であって、上部を開放したU字状の切欠部148が形成されている。この切欠部148を介してヘッドアダプタ50が固定保持板146に着脱可能に取付けられるようになっている。即ち、この切欠部148はヘッドアダプタ50の取付部としての作用を果たしているものである。制動板138は、前記前進した押出しロッド128を前進位置で制動し、該押出しロッド128を後方に引き戻す時には、前方に制動板138を押すことにより、押出しロッド128の制動が解除されるようになっている。
【0093】
図20に示すように、フィルムパックFは、筒状フィルム体にシーリング材或いは接着剤等の内容物Cを充填し両端をカシメ部Kによってカシメることによって内容物を密封充填してなる構造のものであり、該フィルムパックFは、筒状部材111に収納されるようになっている。
【0094】
該フィルムパックFを内蔵した筒状部材111は、前述したカートリッジ容器用押出しガン110の半円筒形の保持台116に載置され、カートリッジ容器用押出しガン110のレバー122を引くことにより、ピストン押圧板142が前進せしめられて、筒状部材111のピストン体184を押圧し、筒状部材111内に収納されたフィルムパックF内のシーリング材或いは接着剤等の内容物Cが押出されるようになっている。
【0095】
該筒状部材111は、両端を開口した円筒状のシリンダ体182と、該シリンダ体182の後端開口部に摺動可能に挿着された円板状のピストン体184とを有している。該ピストン体184は、前方又は後方に摺動自在とされ、且つその両面が押圧作用を行なうことができるようにされている。
【0096】
また、該ピストン体184は、中央部に穴186が開穿されている。フィルムパックFの基端部分がピストン体184で押圧される際に、該フィルムパックFの基端部分のカシメ部Kが上記穴186内に位置してピストン体184による押圧動作の邪魔にならないようになっている。
【0097】
該シリンダ体182の内周面の長手方向に多数の突条192が設けられると共に、ピストン体184の外周面に該突条192に対応して多数の凹溝194を設けるように構成されているので、フィルムパックFの内容物Cが吐出されてフィルムパックFが折り重なる際にフィルムの折り重なりがスムーズに行われ、かつシリンダ体182の内周面とピストン体184の外周面との間へのフィルムパックFの食い込みが効果的に防止され、また、該シリンダ体182の突条192とピストン体184の凹溝194とは該ピストン体184の摺動に際してのガイド機能も果たし、該ピストン体184は安定して摺動することができるようにされている。
【0098】
次いで、前述した構成による作用を図21〜図25に基づいて説明する。ノズルベース部材10、ノズルジョイント部材20及びノズルヘッド部材30〔図25(a)〕を用いて構成されたノズル体2〔図25(b)〕を取り付けたヘッドアダプタ50をカートリッジ容器用押出しガン110の固定保持板146に取り付けた後〔図25(c)〕、シリンダ体182の後端開口部にピストン体184を摺動自在に挿着した筒状部材111を用意する〔図20及び図25(d)〕。ついで、該シリンダ体182の前端開口部からフィルムパックFをシリンダ体182の内部に収納し、そのフィルムパックFの先端部をニッパー等Hで切断し、開口する〔図21及び図25(e)〕。
【0099】
なお、この開口の際にアルミ線材等を用いてカシメられた先端のカシメ部KはフィルムパックFから切り離されることなく、先端に付着したままとしておくのが通常の作業である。これは、切り離してしまうとカシメ部Kが作業現場のゴミとなり、さらにはフィルムパックFが開き切ってしまう不都合があるからである。
【0100】
従来はこのフィルムパックFの先端に付着したカシメ部KはフィルムパックFが押しつぶされる過程で、貫通吐出通路80の流路を狭くしたり詰めてしまったりする不都合を生ずることがあるが、図示例のようにヘッドアダプタ50の内面側に段部空間64及びノズルベース部材10の内面側にノズル段部空間17aが形成されていると、この段部空間64及びノズル段部空間17a内にカシメ部Kが収容されるので、貫通吐出通路80が狭まったり詰まったりする不具合は皆無となる。
【0101】
図21に示されるように、ヘッドアダプタ50はその基板52の内面が斜め上方を向いているが、この斜め上方を向いているヘッドアダプタ50の内面側の環状鍔部54の外周面に、フィルムパックFを収納した筒状部材111の先端円周部を嵌挿し互いに密接に接合せしめ〔図22及び図25(f)〕、続いて該筒状部材111をその先端部を中心として下方に回動し、該筒状部材111をカートリッジ容器用押出しガン110の保持台116に載置し、その後、レバー122を操作することによって、押出しロッド128及び押圧板142を前進せしめて筒状部材111のピストン体184を押圧することによりフィルムパックF内のシーリング材等の内容物Cを吐出口Pから吐出せしめる〔図23及び図22(g)〕。
【0102】
この際、図23に示されるように、ノズル体2はノズルジョイント部材20の部分で折曲せられているので、押出し作業の対象が曲折した隙間部分等であっても、容易に押出し作業を行うことができるし、また、ノズル体2の折曲方向は、ノズルジョイント部材20とノズルベース部材10の螺着部分で回動摺動可能とされていることから、ノズル体2の折曲方向を調節変更することができ、作業現場の状況に応じて柔軟な対応が可能である。
【0103】
シーリング材等の内容物Cを全て吐出した状態では、フィルムパックFは押し潰され折り重ねられて、ピストン体184がシリンダ体182の前端開口部に位置することとなる。
【0104】
押し潰され折り重ねられたフィルムパックFは、フィルムパックF内の内容物Cを全て吐出した状態であり、ヘッドアダプタ50の基板52及び環状鍔部54に押しつけられている。この使用済みの押し潰されたフィルムパックFを取り出すには、該筒状部材111をその先端部を中心として上方に回動し、筒状部材111の先端円周部をヘッドアダプタ50の環状鍔部54の外周面から取り外し、該ヘッドアダプタ50内に押しつけられている状態のフィルムパックFを取り出して廃棄すればよい〔図24及び図25(h)〕。
【0105】
なお、押し潰されたフィルムパックFが、シリンダ体182の端部側に付着してしまって取り出し難い場合には、別の新しいフィルムパックFを該シリンダ体182内に挿入することによって、新しいフィルムパックFのカシメ部Kがピストン体184の穴186から突出して押し潰されたフィルムパックFを押圧して落下させることができ、これをそのまま廃棄すればよい。
【0106】
従来のカートリッジ容器の場合には、ピストンは一方向(前方)のみに摺動自在であり、カートリッジ容器の内容物を全て吐出し、ピストンが最前端部にきた状態では、カートリッジ容器内にはシーリング材等の粘着性材料が直接収容されているため、吐出後もカートリッジ容器の内部はシーリング材等が付着してベトベトしており、カートリッジ容器は再使用不能であるからそのまま廃棄されていた。
【0107】
他方、本発明の場合には、ピストン体184は二方向(前後方向)に摺動可能であり、フィルムパックFの内容物Cを全て吐出し、ピストン体184が最前端部にきた状態では、フィルムパックFはつぶされているが、該シリンダ体182の内面は内容物Cとは直接接触していないためシーリング材等Cが付着することもなく、その内面は汚れていない。この時点での使用開始時との違いは、図24に示すように、ピストン体184がシリンダ体182の前端開口部に位置していることであるが、シリンダ体182は左右対称であるから、これを反転させることによってピストン体184はシリンダ体182の後端開口部に位置する最初の状態と全く同じこととなる〔図25(i)〕。
【0108】
この状態から再び筒状部材111の先端開口部から別のフィルムパックFを収納して同様に操作すれば、同じ筒状部材111を用いて再び別のフィルムパックFからシーリング材等Cを吐出させることができる。このようにすれば、同一の筒状部材111を繰り返し使用することができる。〔図25(d)〜(i)〕
【0109】
このような操作によって、フィルムパックFの内容物Cを押し出した後でもノズル体2の内面は汚れるが、ヘッドアダプタ50の内面はノズル体2のノズルベース部材10によって完全に被覆されているので汚れが付くことはない。所定回数の押出し作業の後に汚れたノズル体2のみを廃棄し〔図25(j)〕、汚れのないヘッドアダプタ50に新しいノズル体2を新たに挿着することによって、ヘッドアダプタ50を廃棄することなく半永久的に何度も繰り返して使用することができる。したがって、ゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を減少させ、環境問題解決の一助とすることができる。
【0110】
このように、本発明のフィルムパック用押出し機構によれば、前記筒状部材111のシリンダ体182の後端開口部に前記ピストン体184を位置せしめてその前端開口部から先端を開口したフィルムパックFを該シリンダ体182の内部に収納し、固定保持板146の内面側にヘッドアダプタ50を位置せしめた押出しガン110を用意し、ついで該フィルムパックFを収納した筒状部材111の先端を該基板52内面に当接せしめて該筒状部材111を前記押出しガン110の保持台116にセットし、前記押出しロッド128を前進させることによって該ピストン体184を前進させて、該フィルムパックF内の内容物Cを前記ノズル体2から吐出せしめ、該ピストン体184が該シリンダ体182の前端開口部に達してフィルムパックFは押し潰されてその内容物Cが全て吐出せしめられ且つヘッドアダプタ50に押しつけられている使用済フィルムパックFを廃棄した後、空となった筒状部材111を反転せしめてその前端部と後端部を入れかえて、シリンダ体182の後端開口部にピストン体184が位置する使用開始状態とし、前端開口部から先端を開口した新しいフィルムパックFを該シリンダ体182の内部に収納し、この筒状部材111を押出しガン110に再びセットし、上述した押出し手順を繰り返すことにより新たなフィルムパックFの内容物Cを押出すことができ、同一の筒状部材111によって複数個のフィルムパックFの内容物Cを次々と押出すことができるようになっている。
【0111】
また、ヘッドアダプタ50の開口部に着脱可能に挿通される構造のノズル体2を用いる場合は、同一の筒状部材111によって上記した押出し手順を繰り返した後、ノズル体2は内容物Cによって汚されているが、ヘッドアダプタ50は汚れていない状態であり、使用後の汚れたノズル体2のみを廃棄し、新たなノズル体2を汚れのないヘッドアダプタ50に再度取り付けることにより、上記した押出し手順を行うようにすれば、筒状部材111の廃棄の必要がない上に、ヘッドアダプタ50の廃棄もなくなるから、ゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を大幅に減少させることができるものである。
【0112】
【発明の効果】
上述した如く、本発明によれば、カートリッジ容器用押出しガンを用いてフィルムパックからのシーリング材等を押出し吐出させることができ、したがって、カートリッジ容器用押出しガンをフィルムパック用として兼用することができるので、従来の特殊構造のフィルムパック用押出しガンを別途購入使用する必要がなくなり、さらにシリンダ体とピストン体からなる筒状部材の連続使用を可能とすることにより、従来のフィルムパック用の押出しガンの場合と同様に使用済のフィルムパックのみを廃棄すればよいという効果が達成される。
【0113】
さらに、本発明によれば、ノズル体をヘッドアダプタの内面側に着脱可能に取り付ける構成を採用すれば、フィルムパックの内容物を押出した後でもノズル体のみが汚れ、ヘッドアダプタの内面には汚れが付くことがなく、所定回数の押出し作業の後に汚れたノズル体のみを廃棄し、汚れのないヘッドアダプタは何度も繰り返し使用することができるようにしてゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を減少させ、環境問題解決の一助となるという著大な効果が達成される。
【0114】
これに加えて、本発明によれば、特にヘッドアダプタの内面が、斜め上方を向くように構成することによって該ヘッドアダプタ内面の筒状部材の挿着ならびに保持台への筒状部材のセットを極めて容易に行うことを可能とするとともに保持台の長さを筒状部材の長さに近づけて作成することができるので材料費の節約となりかつ押出しガン全体を短尺に製造することができるので取扱いも容易に行うことができ、またフィルムパックの食い込みを防止できるように構成でき、フィルムパックを効率よく使用することが可能とした上に、フィルムパックのカシメ部による貫通吐出通路の流路の狭窄や閉塞を防止して内容物の液漏れの発生などの不都合を回避することができるるとともに押し潰された使用済のフィルムパックの取出し及び廃棄作業を容易に行うことができるという効果が達成される。
【0115】
更に加えて、押出し作業の対象部分が細長い隙間部分や曲折した隙間部分であっても、容易にシーリング材等の押出し作業をすることができ且つノズル体の折曲方向を回動可能として調節自在とし、さらにノズル体の折曲方向を所定方向に回動した状態で止めておくことができ、作業現場の状況に応じて柔軟に対応できるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ノズルベース部材の斜視説明図である。
【図2】 ノズルジョイント部材の斜視説明図である。
【図3】 ノズルヘッド部材の斜視説明図である。
【図4】 折曲ノズルベース部材の斜視説明図である。
【図5】 ヘッドアダプタの正面斜視説明図である。
【図6】 ヘッドアダプタの背面斜視説明図である。
【図7】 ノズルベース部材、ノズルジョイント部材及びノズルヘッド部材を用いてノズル体を構成してヘッドアダプタに取り付ける態様を示す取り付け前の概念説明図である。
【図8】 ノズルベース部材、ノズルジョイント部材及びノズルヘッド部材を用いてノズル体を構成してヘッドアダプタに取り付ける態様を示す取り付け後の概念説明図である。
【図9】 図8の側面説明図である。
【図10】 図9の断面説明図である。
【図11】 折曲ノズルベース部材及びノズルヘッド部材を用いてノズル体を構成してヘッドアダプタに取り付ける態様を示す取り付け前の概念説明図である。
【図12】 折曲ノズルベース部材及びノズルヘッド部材を用いてノズル体を構成してヘッドアダプタに取り付ける態様を示す取り付け後の概念説明図である。
【図13】 ヘッドアダプタの他の例を示す図7と同様の図面である。
【図14】 ノズルベース部材を一体的に形成したヘッドアダプタの例を示す図7と同様の図面である。
【図15】 ノズルベース部材を一体的に形成したヘッドアダプタの他の例を示す図7と同様の図面である。
【図16】 ノズル体を取り付けたヘッドアダプタを固定保持板に取り付ける態様を示す取り付け前の概念説明図である。
【図17】 ノズル体を取り付けたヘッドアダプタを固定保持板に取り付ける態様を示す取り付け後の概念説明図である。
【図18】 図16を縮小して全体を示した全体概念説明図である。
【図19】 図17を縮小して全体を示した全体概念説明図である。
【図20】 筒状部材を図19の状態の押出しガンに取り付ける前の状態をフィルムパックと共に示す概念説明図である。
【図21】 図20の状態の筒状部材にフィルムパックを挿入し且つその先端部を切断してた状態を押出しガンと共に示す概念説明図である。
【図22】 フィルムパックが挿入された筒状部材を押出しガンに取り付けられたヘッドアダプタに挿着した状態を示す概念説明図である。
【図23】 ヘッドアダプタに挿着された筒状部材を押出しガンに取り付け、筒状部材に収納されたフィルムパックから内容物を押出す状態を示す概念説明図である。
【図24】 押し潰された使用済のフィルムパックをヘッドアダプタから取り出し廃棄する状態を示す概念説明図である。
【図25】 本発明のフィルムパック押出し機構の使用態様及び手順を総合的に示す概念説明図で、(a)はヘッドアダプタとノズルベース部材、ノズルジョイント部材及びノズルヘッド部材からなるノズル体を対置させた状態、(b)はノズル体を取り付けたヘッドアダプタを押出しガンに挿着する前の状態、(c)はノズル体とヘッドアダプタを押出しガンに挿着した状態、(d)は筒状部材にフィルムパックを挿入する前の状態、(e)はフィルムパックを挿入した筒状部材を押出しガンのヘッドアダプタに挿着する前の状態、(f)は筒状部材を押出しガンのヘッドアダプタに挿着した状態、(g)はフィルムパックの内容物の押出し作業開始の状態、(h)はフィルムパックの内容物の押出し作業が完了し、押し潰されたフィルムパックを廃棄するとともに空の筒状部材を押出しガンから取り出した状態、(i)は空の筒状部材を再使用のために反転させている状態、(j)は筒状部材の繰り返し使用による所定回数の押出し作業の後、汚れたノズル体をヘッドアダプタから外して廃棄する状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
2:ノズル体、10:ノズルベース部材、13:開口部、14:雄螺子、15:首部、16:筒状胴部、17:ノズル段部、17a:ノズル段部空間、18:ノズル環状突部、18a:ノズル環状突部空間、19:環状縁部、20:ノズルジョイント部材、23:開口部、24:雄螺子、25:襟部、26:折曲筒状胴部、26a:折曲筒状胴部空間、27:雌螺子、28:鍔部、29:矩形突片、30:ノズルヘッド部材、33a,33b,33c:目盛、36:円錐状頭部、36a:円錐状頭部空間、37:雌螺子、38:鍔部、39:矩形突片、40:折曲ノズルベース部材、43:開口部、44:雄螺子、45:首部、46:折曲筒状胴部、46a:折曲筒状胴部空間、47:ノズル段部、48:ノズル環状突部、48a:ノズル環状突部空間、49:環状縁部、50,50a,50b,50c:ヘッドアダプタ、52:基板、54:環状鍔部、55:受け斜面、57:環状切込部、58:開口部、59:環状段部、62:段部、62a:バネ部材、64:段部空間、65:突部、66:バネ手段、67:折曲バネ片、67a:接続片、69:係合部材、69a:内側係合片、69b:外側係合片、69d:係合間隙、71:ストッパ、80:貫通吐出通路、110:押出しガン、111:筒状部材、116:保持台、118:把持部、122:レバー、128:ロッド、138:制動板、142:ピストン押圧板、146:固定保持板、148:切欠部、182:シリンダ体、184:ピストン体、186:穴、192:突条、194:凹溝、C:シーリング材等の内容物、F:フィルムパック、H:ニッパー等、K:カシメ部、P:吐出口、W:余裕部分。

Claims (13)

  1. フィルムパックに収容された内容物を吐出させるための押出し機構であり、(a)保持台と、該保持台の前端部に設けられ且つ中央部分に上部を開放した切欠部を形成した固定保持板と、先端に押圧板を設けられ且つ該保持台上を前進後進自在とされた押出しロッドとを有する押出しガンと、(b)該保持台に装着可能とされ、内部にフィルムパックを収納可能且つ両端を開口したシリンダ体と、該シリンダ体内に摺動自在に挿着され且つ両端面を押圧面としたピストン体とを有する筒状部材と、(c)外面側が該固定保持板の内面側に位置し且つ内面側には前記シリンダ体の開口端部が当接可能とされ且つその中央部に開口部を設けた基板を有するヘッドアダプタと、(d)前端部を開口部とし内部に内容物の貫通吐出通路を設け該貫通吐出通路と前記シリンダ体とが連通するように該ヘッドアダプタの開口部に設けられるノズルベース部材と、先端部を吐出口とし内部に内容物の貫通吐出通路を設け該貫通吐出通路と前記ノズルベース部材とが連通するように該ノズルベース部材の開口部に着脱自在に取付けられるノズルヘッド部材とを有するノズル体と、からなり、前記ノズル体は、前端部及び後端部を開口部とし、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、該貫通吐出通路が前記ノズルベース部材及び前記ノズルヘッド部材と連通するように、該ノズルベース部材及び該ノズルヘッド部材の間に着脱自在に介装されるノズルジョイント部材を更に有し、前記ノズルジョイント部材は、所定位置で所定角度に折曲され、前記ノズルベース部材の前端部外周に雄螺子が螺刻せられ且つ該雄螺子の螺子山と略同厚の首部が該雄螺子の終端に形成されると共に、前記ノズルジョイント部材の後端部内周に該ノズルベース部材の前端部の外周部の雄螺子の螺子山の数よりも多くの螺子山を形成してなる雌螺子が螺刻せられていることにより、該ノズルジョイント部材の後端部内周の雌螺子を該ノズルベース部材の前端部外周の雄螺子の終端まで螺入した後において、該ノズルジョイント部材が未だ螺入方向へ回動摺動可能であり、該ノズルジョイント部材を所望の向きに回動して止めることができるようにしたことを特徴とするフィルムパック用押出し機構。
  2. 前記ノズルベース部材は、所定位置で所定角度に折曲せられていることを特徴とする請求項1記載のフィルムパック押出し機構。
  3. 前記ノズルベース部材は、前記ヘッドアダプタの開口部に着脱自在に取付けられることを特徴とする請求項1又は2記載のフィルムパック押出し機構。
  4. 前記ノズルベース部材の基部外面部分が、前記ヘッドアダプタの内側形状に対応する形状を有し、該ノズルベース部材を該ヘッドアダプタの内側から該ヘッドアダプタの開口部に挿通し該ヘッドアダプタの内側面と該ノズルベース部材の基部外面部を一致させることによって、該ノズルベース部材を該ヘッドアダプタに取付けるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  5. 前記ヘッドアダプタが、前記基板の中央部分から前記固定保持板の切欠部に挿通可能なように外方に突出させることにより該基板上の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成された段部空間とを有し、該段部の先端部に外側開口部を開穿したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  6. 前記ノズルベース部材は、前記ヘッドアダプタに一体的に形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のフィルムパック用押出し機構。
  7. 前記ノズルベース部材が、前記ヘッドアダプタの前記基板の外面側に突設され且つ該ノズルベース部材の貫通吐出通路と該ヘッドアダプタの開口部とが連通するように形成されてなることを特徴とする請求項1、2及び6のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  8. 前記ヘッドアダプタが、前記基板の中央部分から前記固定保持板の切欠部を挿通可能なように外方に突出させることにより、該基板の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成された段部空間とを有し、前記ノズルベース部材を該段部の先端部に突設するとともに該段部空間と前記貫通吐出通路とを連通し、該段部空間が該貫通吐出通路より大きく形成されていることを特徴とする請求項1、2、6及び7のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  9. 前記ヘッドアダプタが、上下方向に回動可能に前記固定保持板の切欠部両端縁部に取り付けられ且つ前記基板の内面が斜め上方を向くことができるように形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  10. 前記ヘッドアダプタが、前記基板の上端部に回動可能に設けられ且つ前記固定保持板の切欠部両端縁部に係合可能とされた係合部材を有し、該切欠部両端縁部に係合させた状態で前記ヘッドアダプタを該固定保持板に取り付けると、該基板の内面が斜め上方を向くように回動することができるようにしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  11. 前記ヘッドアダプタが、前記基板の上端部に取り付けられ且つ外方に折曲された折曲バネ片と、該折曲バネ片の先端部に設けられ且つ前記固定保持板の切欠部両端縁部に係合可能とされた係合部材とを有し、該係合部材を該切欠部両端縁部に係合させた状態で該ヘッドアダプタを該固定保持板に取り付けると、該折曲バネ片のバネ作用により該基板の内面が斜め上方を向くように常時付勢されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  12. 前記ヘッドアダプタが、前記基板の内面側に形成され且つ前記シリンダ体の開口端部に挿着可能とされた環状鍔部を更に有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  13. 前記ヘッドアダプタの前記環状鍔部と前記段部空間とを接続する壁面を斜面状に形成し、フィルムパックの先端部の円形状部を受け易くするためのドーム状の受け斜面を形成したことを特徴とする請求項12記載のフィルムパック用押出し機構。
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