JP4386930B2 - フィルムパック用押出し機構 - Google Patents

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Description

本発明は、主に建築等で使用される粘着性の大きい材料、例えばシーリング材、接着剤等をフィルムでパックしてなるフィルムパックから内容物であるシーリング材等を押出す際に用いられるフィルムパック用押出し機構及びフィルムパック内容物の押出し方法に関する。
従来、フィルムパックからシーリング材等を押出すために用いられる押出しガン10aとしては、図52に示すように、先端に押圧板42を有する押出しロッド28と、該押出しロッド28をレバー22等の手動式(あるいは電動式)により前進させる本体部14と、該本体部14の前方に着脱可能に取付けられる筒状のシリンダ16aと、該シリンダ16aの先端にノズル取付け用キャップ96を介して着脱自在に取付けられるノズル98とから構成され、シリンダ16a内に収納されたフィルムパックを押出しロッド28を前進させ押圧板42で押圧することにより、フィルムパック内のシーリング材等をノズル98から吐出させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2公報等)。
この従来のフィルムパック用の押出しガン10aは次のように使用される。先ずノズル98をシリンダ16aから外し、押出しロッド28を本体部の後方に引いた状態でシリンダ16aの先端部よりフィルムパックをシリンダ16a内に挿入し、フィルムパックの先端をハサミ等で開口した後、ノズル98をシリンダ16aに取付けることによって、フィルムパックの押出しガン10aへのセットが完了する。
そして、前記本体部24のレバー22を操作することによって押出しロッド28を前進させ、該押出しロッド28の先端に取付けられた押圧板42によってシーリング材等はフィルムパックごと押圧されフィルムパック内のシーリング材等はノズル98から吐出せしめられる。
この押出しガン10aは、円筒状のシリンダ16aを設置するため、後述する保持台を設置するものに比較してそれだけコストアップとなる不利がある。また、この押出しガン10aにおいては、押出しロッド28を前進させて押圧板42でフィルムパックを押圧すると、フィルムパックのフィルムがシリンダ16aの内壁と押圧板42の外周面との間に挟み込まれるようにして食い込んでしまうことがあり、このようにフィルムが食い込まれると押出しロッド28の押出しが重くなりスムーズにいかなくなるなどの不都合もあった(特許文献3、特許文献4参照)。
なお、上記押出しガン10aにおける押出しロッド28の押出し機構は後述する押出しガン10のそれと同様であり、その詳細な説明は省略した。
シーリング材、接着剤等を収容する手段としては、上述した軟質のフィルムパックの他に、硬質のカートリッジ容器が用いられる。図53に示すごとく、このカートリッジ容器100は、内部に摺動可能なピストン102を有するシリンダ状の容器本体104と吐出ノズル106とを一体的に形成したものであって、押出しガン10の押出しロッド28の前進によりピストン102が押し進められ、内部のシーリング材などCが吐出ノズル106より吐出するようになっている。このカートリッジ容器100内のシーリング材等Cを押出すために用いられる押出しガン10は、前記したフィルムパック用の押出しガン10aにおいて、円筒状のシリンダ16aがフィルムパックを収容するための必須の部材として用いられるのに対し、シーリング材等が既に硬質のカートリッジ容器100内に収容されているため円筒状のシリンダ16aは必要でなくなり、その代わりに半円筒状の保持台16を設置するだけでよく、従って、押出しガン10の製造は押出しガン10aの製造に比較してそれだけ容易でありかつコストダウンとなる利点を有している。
しかし、このカートリッジ容器100用の押出しガン10は、当然のことながらフィルムパック用の押出しガンとして用いることは不可能であり、フィルムパック用の押出しガン10aとカートリッジ容器用の押出しガン10とが別々に製造され使用されているのが現状である。
例えば、カートリッジ容器用の押出しガンを既に購入して持っている場合でもフィルムパック状のシーリング材等を使用する場合には新たにフィルムパック用の押出しガンを購入する必要がある。
また、シーリング材等を用いる現場において、カートリッジ容器とフィルムバックを両方とも使用する場合には一種類の押出しガンだけでは足りず、カートリッジ容器用押出しガン10とフィルムパック用押出しガン10aの両方を持参する必要があった。
一方、カートリッジ容器100はピストン102を一端から他端に移動させて、内部のシーリング材等を全て吐出し使い切ると、その空の容器はそのまま廃棄されるものである。フィルムパックも押圧されて内部のシーリング材等が全て吐出されると押しつぶされた状態となって廃棄される。
フィルムパックとカートリッジ容器を比較すると、その製造コストではフィルムパックはカートリッジ容器に比較して低廉であり、また廃棄にあたってはカートリッジ容器は嵩ばるのに対し、フィルムパックは押しつぶされて嵩は小さくなっているので運搬や処理に都合が良いという利点がある。現在世界中で廃棄されたゴミ汚染による環境への影響が問題となっているが、フィルムパックはその廃棄量がカートリッジ容器よりもはるかに少なくなり、この点からも好適なものである。
このように、フィルムパックの方が低廉でかつ廃棄に伴なう問題が少ないのであるが、その内容物の押出し吐出に特殊な押出しガンを必要とする点が問題とされていたものである。
本願出願人は、上記事情に鑑み、特殊な押出しガンの代りに通常のカートリッジ容器用の押出しガンを用いてフィルムパックを効率よく使用することを可能としたフィルムパック用押出し機構及びフィルムパックの内容物の押出し方法を既に提案した(特開平9−314012号)。
上記した提案においては、押し潰された使用済のフィルムパックの取出し廃棄機構並びに内部にフィルムパックを収納したシリンダ体の押出しガンの保持台への着脱機構等について改良の余地が残存していたが、本願発明者はそれらの機構についてさらに検討を続けて改良機構についての新提案を行ったものである。
一方、図54に示したように、(a)保持台16と、該保持台16の前端部に設けられた固定保持板46と、先端に押圧板42を設けかつ該保持台16上を前進後退可能とされた押出しロッドを有する押出しガン10と、(b)該保持台16にセット可能とされ、内部にフィルムパックFを収納できかつ両端を開口したシリンダ体82と、該シリンダ体82内に摺動可能に挿着されたピストン体83とを有する筒状部材11と、(c)先端部を吐出口106aとし、内部に内容物Cの貫通吐出通路108を設け、後端部が上記シリンダ体82の先端開口部に着脱自在に当接可能とされかつ上記固定保持板46に着脱自在に取り付けられるノズル体106とからなるフィルムパック用押出し機構も知られている。
この場合、まず、シリンダ体82の後端開口部にピストン体83を摺動自在に挿着した筒状部材11を用意する。該シリンダ体82の後端を押出しガン10の保持台16に載置した状態で、シリンダ体83の前端開口部からフィルムパックFをシリンダ体82の内部に収納し、そのフィルムパックFの先端部をハサミ等で切断し、開口する。この開口の際には、アルミ線材等のカシメ部材を用いてカシメられた先端のカシメ部分Kは、ゴミの発生を防ぐため等の理由で、先端に付着したままとしておくのが通常である。
このフィルムパックFの先端に付着したままのカシメ部分Kは、フィルムパックが押しつぶされる過程で、図54に示すように、ノズル体106の貫通吐出通路108の流路を狭くしたりまたは閉塞してしまい、筒状部材11から内容物が液漏れしてしまうなどの不都合の原因となっていた。
本願出願人は、上述した事情を考慮して、フィルムパックのカシメ部分による貫通吐出通路の流路の狭窄や閉塞を防止して内容物の液漏れの発生などの不都合を回避した新規なフィルムパック用押出し機構についての提案を行った(特願平9−322826号)。
従来のフィルムパック用押出し機構においては、押出しガンの保持台に筒状部材をセットするに際しては、固定保持板に固定されたヘッドアダプタの内面に筒状部材を当接した状態で該保持台上に載置する必要がある。該ヘッドアタプタの内面には筒状部材の挿着を良好に行うために環状鍔部等の当接部材が設けられるのが通常である。このような環状鍔部等が存在すると、該保持台にできるだけ平行に近い状態にしかつ環状鍔部などの当接部材から離間した状態から、環状鍔部などの当接部材に挿着する必要があった。そのため、筒状部材をできるだけ水平状態として環状鍔部等の当接部材内に挿入する操作が面倒である上、押出しガンの保持部の長さは筒状部材の長さよりもかなり長く設置する必要があり、それだけ材料費がかかる上、取扱いにも不便となる不利があった。
さらに、本願出願人は、このような事情を考慮して、ヘッドアダプタの内面が、斜め上方を向くことができるように構成することによって、該ヘッドアダプタ内面への筒状部材の挿着ならびに保持台への筒状部材のセットを極めて容易に行うことを可能とするとともに保持台の長さを筒状部材の長さを近づけて作成することができるので材料費の節約となりかつ押出しガン全体を短尺に製造することができるので取扱いも容易に行うことができるようにした新規なフィルムパック用押出し機構についての提案を行った(特願平10−23258号)。
本願出願人は、上記した提案済の特許出願についてその性能の向上を目指して種々の検討研究を継続して行い、さらなる提案を行った(特願平10−204921号)。この程、上記した3つの特許出願をまとめかつ新たな改良点を加えて1つの特許出願としての提案に及ぶものである。
特開平4−279458号公報 特開平5−301064号公報 特開平4−271864号公報 特開平4−271865号公報
本発明の第1の目的は、カートリッジ容器用の押出しガンを用いてフィルムパックからのシーリング材等を押出し吐出させることができるようにし、カートリッジ容器用押出しガンがあればフィルムパック用の押出しガンを別途購入使用する必要はなく、かつシリンダ体とピストン体からなる筒状部材の連続使用を可能として、フィルムパック用の押出しガンの場合と同様に使用済のフィルムパックのみを廃棄すればよく、フィルムパックの内容物を押出した後でもノズル体のみが汚れ、ヘッドアダプタの内面には汚れが付くことがなく、所定回数の押出し作業の後に汚れたノズル体のみを廃棄し、汚れのないヘッドアダプタは何度も繰り返し使用することができるようにして、ゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を減少させ、環境問題の解決の一助となるフィルムパック用押出し機構及びフィルムパックの内容物の押出し方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、特にヘッドアダプタの内面が、斜め上方を向くことができるように構成することによって該ヘッドアダプタ内面への筒状部材の挿着ならびに保持台への筒状部材のセットを極めて容易に行うことを可能とするとともに保持台の長さを筒状部材の長さに近づけて作成することができるので材料費の節約となりかつ押出しガン全体を短尺に製造することができるので取扱いも容易に行うことができ、またフィルムパックのフィルムの食い込みを効果的に防止できるようにし、フィルムパックを効率よく使用することを可能とした上に、フィルムパックのカシメ部分による貫通吐出通路の流路の狭窄や閉塞を防止して内容物の液漏れ等の不都合を回避することができるとともに押し潰された使用済のフィルムパックの取出し及び廃棄作業を容易に行うことができるようにしたフィルムパック用押出し機構及びフィルムパックの内容物の押出し方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のフィルムパック押出し機構の第1の態様は、
フィルムパックに収容された内容物を吐出させるための押出し機構であり、(a)保持台と、該保持台の前端部に設けられかつ中央部分に上部を開放した切欠部を形成した固定保持板と、先端に押圧板を設けかつ該保持台上を前進後退可能とされた押出しロッドを有する押出しガンと、(b)該保持台にセット可能とされ、内部にフィルムパックを収納できかつ両端を開口したシリンダ体と、該シリンダ体内に摺動可能に挿着されかつ両端面を押圧面としたピストン体とを有する筒状部材と、(c)外面側が該固定保持板の内面側に位置しかつ内面側には上記シリンダ体の開口端部が当接可能とされかつその中央部に開口部を設けた基板を有するヘッドアダプタと、(d)先端部を吐出口とし、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、該貫通吐出通路と上記シリンダ体とが連通するように該ヘッドアダプタの開口部に取りつけられるノズル体とからなり、前記ヘッドアダプタが、前記基板の中央部分から上記固定保持板の切欠部に挿通可能なように外方に突出させることにより該基板の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成されかつ上方に延伸された形状を有する段部空間とを有し、該段部の先端部に外側開口部を開穿し、前記ノズル体の基部外面部分が前記ヘッドアダプタの内側形状に対応する形状を有し、該ノズル体を該ヘッドアダプタの内側から該ヘッドアダプタの開口部に挿通し該ヘッドアダプタの内側面と該ノズル体の基部外面部を一致させることによって、該ノズル体を該ヘッドアダプタに着脱自在に取りつけるようにしたことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のフィルムパック押出し機構の第2の態様は、
フィルムパックに収容された内容物を吐出させるための押出し機構であり、(a)保持台と、該保持台の前端部に設けられかつ中央部分に上部を開放した切欠部を形成した固定保持板と、先端に押圧板を設けかつ該保持台上を前進後退可能とされた押出しロッドを有する押出しガンと、(b)該保持台にセット可能とされ、内部にフィルムパックを収納できかつ両端を開口したシリンダ体と、該シリンダ体内に摺動可能に挿着されかつ両端面を押圧面としたピストン体とを有する筒状部材と、(c)外面側が該固定保持板の内面側に位置しかつ内面側には上記シリンダ体の開口端部が当接可能とされかつその中央部に開口部を設けた基板を有するヘッドアダプタと、(d)先端部を吐出口とし、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、該貫通吐出通路と上記シリンダ体とが連通するように該ヘッドアダプタの開口部に取りつけられるノズル体とからなり、前記ヘッドアダプタが、前記基板の中央部分から上記固定保持板の切欠部に挿通可能なように外方に突出させることにより該基板の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成されかつ上方に延伸された形状を有する段部空間とを有し、該段部の先端部に外側開口部を開穿し、前記ヘッドアダプタが前記基板の外面側に突設されかつ前記開口部と連通する貫通孔を内部に開穿したノズル体取付部をさらに有し、前記ノズル体を該ノズル体取付部を介して該ヘッドアダプタに着脱自在に取り付けるようにし、前記ノズル体取付部を該段部の先端部に突設するとともに該段部空間と前記貫通孔とを連通し、該段部空間が該貫通孔より大きく形成されているようにしたことを特徴とする。
上記したヘッドアダプタは、固定保持板の切欠部両端縁部に適宜の係合手段を介して取り付けられるのが好適な態様であるが、このような係合手段を用いることなく、ヘッドアダプタの基板が固定保持板の内面側に単に位置するだけであっても筒状部材のシリンダ体を受ける機能に支障がない限り適用できることは勿論である。
前記ノズル体を前記ヘッドアダプタに着脱自在に取りつけられる構造とすれば、それぞれ別体として処理できるので取扱いが容易となる有利さがある。
前記ヘッドアダプタが上下方向に回動可能の前記固定保持板の切欠部両端縁部に取りつけられかつ前記基板の内面が斜め上方を向くことができるように形成される構成とすれば、ヘッドアダプタ内面への筒状部材の挿着ならびに保持台への筒状部材のセットを極めて容易に行うことができる利点がある。
前記ノズル体の基部外面部分が前記ヘッドアダプタの内側形状に対応する形状を有し、該ノズル体を該ヘッドアダプタの内側から該ヘッドアダプタの開口部に挿通し該ヘッドアダプタの内側面と該ノズル体の基部外面部を一致させることによって、該ノズル体を該ヘッドアダプタに取りつけるように構成すれば、内容物の吐出を行った場合でも、ヘッドアダプタの内面側に嵌着されたノズル体の内面は内容物によって汚されることとなるが、ヘッドアダプタの内面側はノズル体に完全に被覆された状態となっているので内容物によって汚されることは全くない。
そのため、ノズル体は適宜回数の吐出作業を行った後に廃棄されるが、ヘッドアダプタは全く汚れていないため、ノズル体を廃棄するだけでよく、ヘッドアダプタは同一のものを繰り返し使用できるので、廃棄物量を減少させることができ、環境問題解決の一助となる。
前記ヘッドアダプタは、前記基板の中央部分から上記固定保持板の切欠部に挿通可能なように外方に突出させることにより該基板上の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成された段部空間とを有し、該段部の先端部に外側開口部を開穿する構成とされているため、フィルムパックを開口した際に先端部に残存する金属製カシメ部分を収容する余裕があるので、該貫通孔並びに貫通吐出通路が閉塞することはなくなる。

また、前記ヘッドアダプタが前記基板の外面側に突設されかつ前記開口部と連通する貫通孔を内部に開穿したノズル体取付部をさらに有し、前記ノズル体を、該ノズル体取付部を介して該ヘッドアダプタに取り付けるようにするのが好適である。
前記ヘッドアダプタが、前期基板の中央部分から上記固定保持板の切欠部を挿通可能なように外方に突出させることにより該基板の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成された段部空間とを有し、前記ノズル体取付部を該段部の先端部に突設するとともに該段部空間と前記貫通孔とを連通し、該段部空間を該貫通孔より大きく形成すれば、フィルムパックを開口した際に先端部に残存する金属製カシメ部分を収容する余裕があるので該貫通孔並びに貫通吐出通路が閉鎖することはなくなる。
前記ヘッドアダプタが、前記基板の上端部に丁番手段等によって回動可能に設けられかつ前記固定保持板の切欠部両端縁部に係合可能とされた係合部材を有し、該切欠部両端縁部に係合させた状態で前記ヘッドアダプタを該固定保持板に取りつけると、該基板の内面が斜め上方を向くように回動することができる構成を採用することもできる。
前記ヘッドアダプタが、前記基板の上端部に取りつけられかつ外方に折曲された折曲バネ片と、該折曲バネ片の先端両端部に設けられかつ前記固定保持板の切欠部両端縁部に係合可能とされた係合部材とを有し、該係合部材を該切欠部両端縁部に係合させた状態で前記ヘッドアダプタを該固定保持板に取りつけると、該折曲バネ片のバネ作用により該基板の内面が斜め上方を向くように常時付勢されているように構成するのが好適である。
前記ヘッドアダプタが、前記基板の内面側に形成されかつ前記シリンダ体の開口端部に挿着可能とされた環状鍔部を有していれば、前記シリンダ体の開口端部への挿着が容易になる。
前記環状鍔部と前記段部空間とを接続する壁面を斜面上に形成し、フィルムパックの先端部の円形状部を受け易くするためのドーム状の受け斜面を形成しておけば、フィルムパックの先端部が受け斜面に円滑に受け止められてフィルムパックの押出し作業がよりスムーズとなる。
前記シリンダ体の内周面の長手方向に多数の突条を設けかつ該ピストン体の外周面の摺動方向に該突条に対応して多数の凹溝を設ける構成とすれば、シリンダ体の内周面とピストン体の外周面との間へのフィルムパックの食い込みが一層効果的に防止される。
前記シリンダ体の内周面の両端部近傍に突起状ストッパを突設しておけば、前記ピストン体を該シリンダ体の内周面に摺動自在に挿着した場合に該ピストン体が該シリンダ体から容易に脱落しないようになる利点がある。
前記シリンダ体の内周面の両端部を平坦としておけば、前記ピストン体を該シリンダ体の内周面に挿着する際の挿着作業が容易化するという有利さがある。
前記ピストン体が中央部に穴を開穿した円板と、該円板の外周面に設けられた環状リムとから構成すれば、フィルムパックの基端部分がピストン体で押圧される際にフィルムパックの基端部分のカシメ部分が上記穴内に位置してピストン体による押圧動作の邪魔になることがなくなる。
前記ノズル体とヘッドアダプタとは別体として着脱可能とする他に両者を一体的に取付けてなる構造を採用することも可能である。
本発明のフィルムパックの押出し方法は、上記したフィルムパック用押出し機構によりフィルムパックの内容物を押出す方法であり、前記筒状部材のシリンダ体の後端開口部に前記ピストン体を位置せしめてその前端開口部から先端を開口したフィルムパックを該シリンダ体の内部に収納し、固定保持板の内面側にヘッドアダプタを位置せしめた押出しガンを用意し、ついで該フィルムパックを収納した筒状部材の先端を該基板内面に当接せしめて該筒状部材を前記押出しガンの保持台にセットし、前記押出しロッドを前進させることによって該ピストン体を前進させて、該フィルムパック内の内容物を前記ノズル体から吐出せしめ、該ピストン体が該シリンダ体の前端開口部に達してフィルムパックは押し潰されてその内容物が全て吐出せしめられかつヘッドアダプタに押しつけられている使用済フィルムパックを廃棄した後、空となった筒状部材を反転せしめてその前端部と後端部を入れかえて、シリンダ体の後端開口部にピストン体が位置する使用開始状態とし、前端開口部から先端を開口した新しいフィルムパックを該シリンダ体の内部に収納し、この筒状部材を押出しガンに再びセットし、上述した押出し手順を繰り返すことにより新たなフィルムパックの内容物を押出すことができ、同一の筒状部材によって複数個のフィルムパックの内容物を次々と押出すことができるようにしたものである。
ヘッドアダプタの開口部に着脱可能に挿通される構造のノズル体を用いる場合は、同一の筒状部材によって上記した押出し手順を繰り返した後、ノズル体は内容物によって汚されているが、ヘッドアダプタは汚れていない状態であり、使用後の汚れたノズル体のみを廃棄し、新たなノズル体を汚れのないヘッドアダプタに再度取り付けることにより、上記した押出し手順を行うようにすれば、筒状部材の廃棄の必要がない上に、ヘッドアダプタの廃棄もなくなるから、ゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を大幅に減少させることができる。
前記したフィルムパック押出し機構に用いられるフィルムパックとしては、筒状フィルム体に内容物を充填し両端をカシメ部材によってカシメることによって内容物を密封充填してなる構造のものが好適に用いられる。
本発明によれば、カートリッジ用の押出しガンを用いてフィルムパックからのシーリング材等を押出し吐出させることができ、したがって、カートリッジ容器用押出しガンをフィルムパック用として兼用することができるので、従来の特殊構造のフィルムパック用押出しガンを別途購入使用する必要がなくなり、さらにシリンダ体とピストン体からなる筒状部材の連続使用を可能とすることにより、従来のフィルムパック用の押出しガンの場合と同様に使用済のフィルムパックのみを廃棄すればよいという効果が達成される。
さらに、本発明によれば、ノズル体をヘッドアダプタの内面側に着脱可能に取りつける構成を採用すれば、フィルムパックの内容物を押出した後でもノズル体のみが汚れ、ヘッドアダプタの内面には汚れが付くことがなく、所定回数の押出し作業の後に汚れたノズル体のみを廃棄し、汚れのないヘッドアダプタは何度も繰り返し使用することができるようにしてゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を減少させ、環境問題解決の一助となるという著大な効果が達成される。
これに加えて、本発明によれば、特にヘッドアダプタの内面が、斜め上方を向くように構成することによって該ヘッドアダプタ内面の筒状部材の挿着ならびに保持台への筒状部材のセットを極めて容易に行うことを可能とするとともに保持台の長さを筒状部材の長さに近づけて作成することができるので材料費の節約となりかつ押出しガン全体を短尺に製造することができるので取扱いも容易に行うことができ、またフィルムパックの食い込みを防止できるように構成でき、フィルムパックを効率よく使用することが可能とした上に、フィルムパックのカシメ部分による貫通吐出通路の流路の狭窄や閉塞を防止して内容物の液漏れの発生などの不都合を回避することができるるとともに押し潰された使用済のフィルムパックの取出し及び廃棄作業を容易に行うことができるという効果が達成される。
以下に本発明の1つの実施の形態を添付図面中、図1〜図30に基いて説明する。図1〜図30において、図53〜図54と同一又は類似部材については同一符号を用いることがある。上記した図53の説明では、図示のみで各部材の符号についての説明は省略した部分があるが、使用された符号及び押出しガン10の作用等は下記する説明と同様であるので、図53の各部材の符号及びその作用についても以下の説明を参照できる。
図1は前述したと同様の公知のカートリッジ容器用押出しガン10にフィルムパックFを内蔵する筒状部材11を載置した状態を示す断面図である。この押出しガン10はフィルムパックFの内容物C、例えばシーリング材等を押出すための本体部14と、該本体部14の前方に延出した状態で該本体部14に連設されかつ筒状部材11を保持する半円筒形の保持台16とから構成されている。フィルムパックFは筒状フィルム体に内容物Cを充填し両端をカシメ部材Kによってカシメることによって内容物を密封充填してなるものである。
該本体部14の下部には、本体部14から下方に一体的に連設された把持部18と、該把持部18に回動自在にピン20で枢着したレバー22とが設けられている。このレバー22を引くことにより、本体部14の上部後方から保持台16の上方にかけて前板24と後板26間に架け渡されている押出しロッド28が前進せしめられる。
押出しロッド28は前記レバー22の上部に取付けられたピン30と接触する押出し板32を貫通しており、この押出し板32がレバー22を引くことによりピン30を介して鎖線で示されるように斜めに押されることにより貫通孔34と押出しロッド28との摩擦により前板24と後板26間の押出しロッド28に嵌入した圧縮スプリング36に抗してレバー22の1ストロークごとに押出しロッド28が前進するようになっている。
38は本体部14の後方に設けられた制動板であって、前記前進した押出しロッド28を前進位置で制動し、該押出しロッド28を後方に引き戻す時には、圧縮スプリング40に抗して前方に制動板38を押すことにより、押出しロッド28の制動が解除されるようになっている。
42は押出しロッド28の先端に設けられたピストン押圧板であって、筒状部材11のピストン体84を押圧し、筒状部材11内に収納されたフィルムパックF内のシーリング材あるいは接着剤等の内容物Cを押し出すものである。
46は保持台16の前方端に一体に形成された固定保持板であって、上部を開放したU字状の切欠部48が形成されている。この切欠部48を介してヘッドアダプタ50が固定保持板46に着脱可能に取付けられるようになっている。即ち、この切欠部48はヘッドアダプタ50の取付部としての作用を果たす。
前記ヘッドアダプタ50は、図6によく示されるごとく、該固定保持板46の内面側に当接される基板52を有している。54は該基板52の内面側に形成された環状鍔部である。該環状鍔部54は筒状部材11の開口端部に挿入当接可能なように該筒状部材11の内径よりもやや小さな外径を有するように形成されている。
58は該基板52の中央部に形成された開口部である。なお、該環状鍔部54の外径を該筒状部材11の内径よりもやや大として該環状鍔部54に該筒状部材11が挿入当接可能なように形成することもできる。また、基板52と筒状部材11との当接状態に支障のない限り環状鍔部54の設置を省略することも可能である。
該環状鍔部54と段部空間64とを接続する壁面は斜面状に形成され、フィルムパックFの先端の円形状部を受け易くするためのドーム状の受け斜面55が形成されている。したがって、フィルムパックFの先端部が該受け斜面55に円滑に受け止められてフィルムパックFの押出し作業がよりスムーズとなる。
環状鍔部54と基板52とは互いに平面状外周面によって接続してもよいが、受け斜面55部分が肉厚となって材料がそれだけ余分にかかる不利を回避するために、図7に示されるごとく、該受け斜面55の外周面側に環状切込部57を形成して該受け斜面55部分を肉薄として材料費の節約及び軽量化を図ることができる。なお、59は受け斜面55の上段部に形成された環状段部である。
62は該基板52の外面側に形成された段部で、該基板52の中央部分から上記固定保持板46の切欠部48を挿通可能な形状を有し外方に突出して設けられている。64は該段部62の内面側に開穿れかつ外方に開口する段部空間である。
63は該段部62の外側先端下部に垂設されたストッパ部で、ヘッドアダプタ50の回動の際、上記固定保持板46の対応部分に係止することによって、ヘッドアダプタ50の回動しすぎを制御する作用を果たすものである。
65は該段部62の先端内側面に適宜個数(図示例では3個)設けられた押圧突部である(図8)。これらの突部65は、図13に示されるごとく、ノズル体74をヘッドアダプタ50の内部に嵌着した際に、ノズル体74のノズル段部77の先端部外面を押圧挟持してノズル体74を強固に保持する作用を果たす。
66は、該基板52の上部に設けられたバネ手段である。該バネ手段66は、該基板52の上端部に取りつけられかつ外方に折曲された折曲バネ片67を有している。該折曲バネ片67の先端部には係合部材69が設けられ、該係合部材69は相対向する一対の内側係合片69a及び外側係合片69bを有し、前記切欠部48の両端縁部を挟持係合する係合間隙69dが形成されている。
該内側係合片69a及び外側係合片69bは切欠部48の両端縁部を挟持係合する係合部材69を形成する形状であればよく、特別の限定はない。図示の例では、内側係合片69aとしては、折曲バネ片67の先端部を二叉状に延長して逆U字状とした平板体が用いられている。
さらに、内側係合片69aの先端部を内方に湾曲させてその先端が基板52に接するようにしておけば、固定保持板46への挿着作業が円滑に行われる利点がある。外側係合片69bとしては該内側係合片69aと相対向するようにその上端部が該内側係合片69aの上部と接続された逆U字状の湾曲板が用いられている。
71は、前記段部62の先端上部両側に突設されたストッパである。該折曲バネ片67の先端部を該ストッパ71に係止させることによって、該折曲バネ片67のバネ作用が基板52方向に及ぶように働く。
したがって、該折曲バネ片67の係合部材69を該切欠部48の両端縁部に係合させた状態で前記ヘッドアダプタ50を該固定保持板46に回動可能に取りつけると、該折曲バネ片67のバネ作用により該ヘッドアダプタ50の基板52内面が斜め上方を向くように常時付勢される。
74は円錐状に形成されたノズル部76を有するノズル体である。該ノズル体74の基部外面部分は、上記ヘッドアダプタ50の内面形状に対応する形状を有している。即ち、該ノズル本体74の基部には、前記ヘッドアダプタ50の段部空間64に対応して形成されたノズル段部77、及び開口部58に対応して形成されたノズル環状突部78が形成されている。79は前記ヘッドアダプタ50の環状段部59に対応して形成された環状縁部であり、該ノズル体74を該ヘッドアダプタ50の内部に挿通嵌着する際に良好な嵌着状態を維持する作用を行う。 上記ノズル段部77及びノズル環状突部78の内部にはぞれぞれノズル段部空間77a及びノズル環状突部空間78aが互いに連通して設けられている。該ノズル部76の内部には該ノズル段部空間77aと連通する貫通吐出通路80が穿設されている。
このような構造のノズル体74をヘッドアダプタ50の内部に挿入することによって両者は着脱可能に嵌着状態となる(図9,図12及び図13)。この場合、フィルムパックFを開口した際に先端部に残存するカシメ部Kは該段部空間64に収納されるので、該カシメ部分Kが貫通孔72や貫通吐出通路80を閉塞してしまうおそれは全くない。
該ノズル体74の貫通吐出通路80の先端には使用にあたり、図12及び図13に示すごとく、ノズル体74の先端を切断して吐出口Pが形成され使用される。図示例では、該ノズル体74は該ヘッドアダプタ50に着脱可能に取りつけられる例を示したが、ノズル体74とヘッドアダプタ50とを一体的に形成することも勿論可能である。
前記筒状部材11は、両端を開口した円筒状のシリンダ体82と、該シリンダ体82の後端開口部に摺動可能に挿着された円板状のピストン体84とを有している。該ピストン体84は、中央部に穴86を開穿した円板88と、該円板88の外周面に設けられた環状リム90とから構成されている。
該円板88は平板であってもよいが、図16に示したごとく、該穴86の周縁部に環状壁87を突設し、該環状壁87と環状リム90とを適宜個数の補強壁89によって接続する構成とし、該シリンダ体82の全体強度を向上させる構造とするのが好適である。なお、図17に示すように、該環状壁87の外面を環状リム90の外面よりも外方に突出するように構成すれば、フィルムパックFをピストン体84で押圧する際にその押圧動作が効率よく行われる有利さがある。
該ピストン体84は、前方又は後方に摺動自在とされ、かつその両面が押圧作用を行なうことができるように該円板88の両面は第1押圧面88a及び第2押圧面88bとされている。
フィルムパックFの基端部分がピストン体84で押圧される際に該フィルムパックFの基端部分のカシメ部分Kが上記穴86内に位置してピストン体84による押圧動作の邪魔にならないようにする。
該シリンダ体82の内周面及びピストン体84の環状リム90の外周面は平滑面であってもよいが、図示したごとく、シリンダ体82の内周面の長手方向に多数の突条92を設けるとともに該環状リム90の外周面の摺動方向に該突条92に対応して多数の凹溝94を設ける構成とするのが好ましい。
この構成とすれば、フィルムパックFの内容物Cが吐出されてフィルムパックFが折り重なる際にフィルムの折り重なりがスムーズに行われ、かつシリンダ体82の内周面と環状リム90の外周面との間へのフィルムパックの食い込みが一層効果的に防止される。
また、該突条92と凹溝94とは該環状リム90の摺動に際してのガイド機能も果たす。そのため該環状リム90の幅が小さくても該ピストン体84は安定して摺動することができる。
シリンダ体82の内周面の長手方向の両端部に突条92を設けることなく平坦部92aを形成しておけば、前記ピストン体84を該シリンダ体82の内周面に挿着する際の挿着作業が容易となる利点がある。また、該シリンダ体82の両端部近傍に突起状ストッパ92bを突設しておけば、該ピストン体84を該シリンダ体82の内周面に摺動自在に挿着した場合に該ピストン体84が該シリンダ体82から容易に脱落しないという有利性がある(図5)。
該ピストン体84は前方又は後方に摺動自在でかつ両面が押圧面とされているので、図1に示したごとく、該シリンダ体82の後端開口部に最初はピストン体84を挿着し、その前方にフィルムパックFを収納してピストン体84を前端開口部まで移動させてフィルムパックFからシーリング材等Cを全て吐出させる(図2)。
次に、ピストン体84が前端開口部に位置したまま(図2の状態)、該筒状部材11を反転させれば、ピストン体84は最初の状態と同じにシリンダ体82の後端開口部に位置することになり、その前方に再びフィルムパックを収納させれば、同様に再使用することができ、それを繰り返すことによって半永久的に筒状部材11を用いることができる。
上記ノズル体74は、ヘッドアダプタ50の内面側に嵌着して使用されるため、内容物Cの吐出を行った場合でも、ヘッドアダプタ50の内面側に位置するノズル体74の内面は内容物Cによって汚されることとなるが、ヘッドアダプタ50の内面側はノズル体74に完全に被覆された状態となっているので内容物Cによって汚されることは全くない。
そのため、ノズル体74は適宜回数の吐出作業を行った後に廃棄されるが、ヘッドアダプタ50は全く汚されていないため、ノズル体74を廃棄するだけでよく、ヘッドアダプタは同一のものを半永久的に繰り返し使用できるので、廃棄物量を減少させることができ、ゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を減少させ、環境問題の解決の一助となる。
上記の構成によりその作用を説明する。まず、図9、図12及び図13に示したように、ノズル体74をヘッドアダプタ50の内部に嵌合せしめて両者を一体とする〔図18及び図30(a)(b)〕。
次に、この一体化したノズル体74とヘッドアダプタ50とを、固定保持板46の切欠部48に該ヘッドアダプタ50の段部62を挿入載置させるとともに係合部材69の係合間隙69dに切欠部48の両端縁部を挟持係合させ、基板52を固定保持板46の内側面に位置させた状態で固定保持板46に上下方向に回動可能に挿着する〔図19及び図30(c)〕。
この時、バネ手段66のバネ作用は該ヘッドアダプタ50の基板52方向に及ぶように働いているので、そのバネ作用により該基板52内面は斜め上方を向くように常時付勢されている。
該ヘッドアダプタ50を該切欠部48に段部62が挿入しかつ折曲バネ片67に設けられた係合部材69が切欠部48の両端縁部を挟持係合するように押圧挿入すれば、バネ手段66のバネ作用により該ヘッドアダプタ50の基板52内面が斜め上方を向くように常時付勢される。
そして、シリンダ体82の後端開口部にピストン体84を摺動自在に挿着した筒状部材11を用意する〔図20及び図30(d)〕。ついで、該シリンダ体82の前端開口部からフィルムパックFをシリンダ体82の内部に収納し、そのフィルムパックFの先端部をニッパー等Hで切断し、開口する〔図21及び図30(e)〕。
この開口の際にアルミ線材等を用いてカシメられた先端のカシメ部分KはフィルムパックFから切り離されることなく、先端に付着したままとしておくのが通常の作業である。これは、切り離してしまうとカシメ部分Kが作業現場のゴミとなり、さらにはフィルムパックFが開き切ってしまう不都合があるからである。 前述したように、このフィルムパックFの先端に付着したカシメ部分Kはフィルムパックが押しつぶされる過程で貫通孔72や貫通吐出通路80の流路を狭くしたり詰めてしまったりする不都合を生ずることがあるが、図示例のようにヘッドアダプタ50の内面側に段部空間64及びノズル体74の内面側にノズル段部空間77aが形成されていると、この段部空間64及びノズル段部空間77a内にカシメ部分Kが収容される(図1及び図2)ので、上記した各流路が狭まったり詰まったりする事故は皆無となる。
図19及び図21に示されるように、該ヘッドアダプタ50はその基板52の内面が斜め上方を向いているが、この斜め上方を向いているヘッドアダプタ50の内面側の環状鍔部54の外周面に、フィルムパックFを収納した筒状部材11の先端円周部を嵌挿し互いに密接に接合せしめ〔図22及び図30(f)〕、続いて該筒状部材11をその先端部を中心として下方に回動し、該筒状部材11を押出しガン10の保持台16に載置する(図1の状態)。
その後は、レバー22を操作することによって、押出しロッド28及び押圧板42を前進させフィルムパックFを押圧することによりフィルムパックF内のシーリング材等を吐出せしめつつフィルムパックを折り重ねて押しつぶす〔図23及び図30(g)〕。シーリング材等を全て吐出した状態では、ピストン体84がシリンダ体82の前端開口部に位置することとなる(図2の状態)。
押し潰され折り重ねられたフィルムパックFは、フィルムパックF内の内容物Cを全て吐出した状態では、図2に示すような状態でヘッドアダプタ50の基板52及び環状鍔部54に押しつけられている。この使用済みの押し潰されたフィルムパックFを取り出すには、該筒状部材11をその先端部を中心として上方に回動し、筒状部材11の先端円周部をヘッドアダプタ50の環状鍔部54の外周面から取り外し、該ヘッドアダプタ50内に押しつけられている状態のフィルムパックFを取り出して廃棄すればよい〔図24、図25(a)(b)及び図30(h)〕。
なお、押し潰されたフィルムパックFが、シリンダ体82の端部側に付着してしまった場合〔図26(a)〕には、新しいフィルムパックFを該シリンダ体82内に挿入することによって、新しいフィルムパックFのカシメ部分Kがピストン体84の穴86から突出して押し潰されたフィルムパックFを押圧して落下させることができ、これをそのまま廃棄すればよい〔図26(b)〕。
従来のカートリッジ容器の場合には、ピストンは一方向(前方)のみに摺動自在であり、カートリッジ容器の内容物を全て吐出し、ピストンが最前端部にきた状態では、カートリッジ容器内にはシーリング材等の粘着性材料が直接収容されているため、吐出後もカートリッジ容器の内部はシーリング材等が付着してベトベトしており、カートリッジ容器は再使用不能であるからそのまま廃棄される。 本発明の場合には、ピストン体84は両面を押圧面88a,88bとし二方向(前後方向)に摺動可能であり、フィルムパックFの内容物を全て吐出し、ピストン体84が最前端部にきた状態では、フィルムパックFはつぶされているが、該シリンダ体82の内面は内容物Cとは直接接触していないためシーリング材等Cが付着することはなく、その内面は使用開始時と何ら変わらない。
使用開始時との変更点は、図24に示すように、ピストン体84がシリンダ体82の前端開口部に位置していることであるが、シリンダ体82は左右対称であるからこれを反転させることによってピストン体84はシリンダ体82の後端開口部に位置する最初の状態と全く同じとなる〔図27及び図30(i)〕。
この状態から再び筒状部材11の先端開口部から別のフィルムパックFを収納して同様に操作すれば、同じ筒状部材11を用いて再び別のフィルムパックFからシーリング材等Cを吐出させることができる。この場合、押圧板42の押圧するピストン体84の押圧面は第2押圧面88bとなる。このようにすれば、同一の筒状部材11を繰り返し使用することができる。
このような操作によって、フィルムパックFの内容物Cを押し出した後でもノズル体74の内面は汚れるが、ヘッドアダプタ50の内面はノズル体74によって完全に被覆されているので汚れが付くことはない。所定回数の押出し作業の後に汚れたノズル体74のみを廃棄し〔図30(j)〕、汚れのないヘッドアダプタ50に新しいノズル体74を新たに挿着することによって、ヘッドアダプタ50を廃棄することなく半永久的に何度も繰り返して使用することができる。したがって、ゴミ焼却時のダイオキシン等の有毒ガスの発生源となる廃棄物量を減少させ、環境問題解決の一助とすることができる。
一体化したノズル体74とヘッドアダプタ50を固定保持板46の切欠部48に挿着する操作は作業者の所望に応じて行えばよく、種々の手順が考えられるが、好適な挿着手順を図28(a)(b)(c)に図示した。
まず、係合部材69の外側係合片69bの下面を切欠部48の上端縁部に係止した状態でヘッドアダプタ50を押出しガンの保持台16上面に載置する〔図28(a)〕。
次に、該ヘッドアダプタ50の後端上部を指で前方へ押圧し、ヘッドアダプタ50の下面部分は保持台16上面を摺動せしめ、同時に外側係合片69bの下面は切欠部48の上端縁部上を摺動せしめる〔図28(b)〕。
図28(b)の状態から該ヘッドアダプタ50をさらに前方に押圧すると、外側係合片69bは切欠部48の上端縁部を乗り越え、係合間隙69dに切欠部48の上端縁部が進入し係合する〔図28(c)〕。
この時、ヘッドアダプタ50の基板52の外面側は固定保持板46の内面側に位置した状態で、ヘッドアダプタ50は固定保持板46に取り付けられる。
この固定保持板46に挿着されたヘッドアダプタ50を固定保持板46から取り外す操作も作業者の所望に応じて行えばよいものであるが、好適な取り外し手順を図29(a)(b)(c)に図示した。
まず、固定保持板46に挿着されたヘッドアダプタ50〔図29(a)〕の外側係合片69bの中央部を親指で下方に押した状態で、その外側係合片69bの両端部に対して2本の指によって上方への力を加え、固定保持板46の切欠部48の上端縁部の上方まで外側係合片69bの両端部を変位させる〔図29(b)〕。
次に、外側係合片69bの両端部を上方に変位させたままで、ヘッドアダプタ50を上後方に移動させることによって、該ヘッドアダプタ50とノズル体74とを該固定保持板46から簡単に取り外すことができる〔図29(c)〕。
上記した実施の形態では、ノズル体74の基端外面部分が基板52の内面形状に対応する形状を有し、該ノズル体74を該基板52の内側から該基板52の開口部58に挿通し、該基板52の内面側と該ノズル体74の基端外面部を一致させることによって該ノズル体74を該ヘッドアダプタ50に取りつける例を示したが、ノズル体74のヘッドアダプタ50への取付態様は、上記の例に限定されるものではなく、他の態様も適用可能である。図31〜図41に本発明の他の実施の形態を示した。図31〜図41において、図1〜図30に示した部材と同一又は類似部材は同一符号で示される。図31〜図41において、図1〜図30に示した部材と同一又は類似部材は同一符号で示される。図31〜図41の実施の形態と図1〜図30の実施の形態との基本的構成は同様であるので、その再度の説明は省略し、特徴的な構成のみについて以下に説明する。
図31〜図41において、ヘッドアダプタ50は、該固定保持板46の内面側に当接される基板52を有している(図35〜図38)。54は該基板52の内面側に形成された環状鍔部である。該環状鍔部54は筒状部材11の開口端部に挿入当接可能なように該筒状部材11の内径よりもやや小さな外径を有するように形成されている。 58は該基板52の中央部に形成された開口部である。なお、該環状鍔部54の外径を該筒状部材11の内径よりもやや大として該環状鍔部54に該筒状部材11が挿入当接可能なように形成することもできる。また、基板52と筒状部材11との当接状態に支障のない限り環状鍔部54の設置を省略することも可能である。
62は該基板52の外面側に形成された段部で、該基板52の中央部分から上記固定保持板46の切欠部48を挿通可能な形状を有し外方に突出して設けられている。64は該基板52の内面側に該段部62に対応して形成された段部空間である。
該環状鍔部54と段部空間64とを接続する壁面は斜面状に形成され、フィルムパックFの先端の円形状部を受け易くするためのドーム状の受け斜面55が形成されている。したがって、フィルムパックFの先端部が該受け斜面55に円滑に受け止められてフィルムパックFの押出し作業がよりスムーズとなる。
なお、環状鍔部54と基板52とは互いに平面状外周面によって接続してもよいが、受け斜面55部分が肉厚となって材料がそれだけ余分にかかる不利を回避するために図35及び図36に示されるごとく、該受け斜面55の外周面側に環状切込部57を形成して該受け斜面55部分を肉薄として材料費の節約及び軽量化を図ることができる。
66は、該基板52の上部に設けられたバネ手段である。該バネ手段66は、該基板52の上端部に取りつけられかつ外方に折曲された折曲バネ片67を有している。該折曲バネ片67の先端部には係合部材69が設けられ、該係合部材69は相対向する一対の内側係合片69a及び外側係合片69bを有し、前記切欠部48の両端縁部を挟持係合する係合間隙69dが形成されている。
該内側係合片69a及び外側係合片69bは切欠部48の両端縁部を挟持係合する係合部材69を形成する形状であればよく、特別の限定はない。図示の例では、内側係合片69aとしては、折曲バネ片67の先端部を二叉状に延長して逆U字状とした平板体が用いられている。外側係合片69bとしては該内側係合片69aと相対向するようにその上端部が接続片67aを介して該内側係合片69aの上部と接続された逆U字状の湾曲板が用いられている。なお、69cは、該外側係合片69bの両下端部の前面側に設けられた摘み部で、該外側係合片69bを操作する際にその操作の容易化を図るために設けられている。
71は、前記段部62の先端上部両側に突設されたストッパである。該折曲バネ片67の先端部を該ストッパ71に係止させることによって、該折曲バネ片67のバネ作用が基板52方向に及ぶように働く。
したがって、該折曲バネ片67の係合部材69を該切欠部48の両端縁部に係合させた状態で前記ヘッドアダプタ50を該固定保持板46に回動可能に取りつけると、該折曲バネ片67のバネ作用により該ヘッドアダプタ50の基板50内面が斜め上方を向くように常時付勢される。
68は該段部62の先端部に突設されたノズル体取付部である。該ノズル体取付部68の外周面には雄ネジ部70が形成されかつ内部には上記段部空間64と連通する貫通孔72が開穿されている。該段部空間64は該貫通孔72よりも大に形成されている。
したがって、フィルムパックFを開口した際に先端部に残存するカシメ部Kは該段部空間64に収納されるので、該カシメ部分Kが貫通孔72や貫通吐出通路80を閉塞してしまうおそれは全くない。
74は円錐状に形成されたノズル体である。該ノズル体74の基部にはその全周にわたり環状のフランジ176が設けられている(図39)。該フランジ176の内周面には、上記ノズル体取付部68の外周面の雄ネジ部70と螺合する雌ネジ部178が形成されている(図31及び図32)。
該ノズル体74を該ノズル体取付部68に螺着せしめることにより、該ノズル体74を該ヘッドアダプタ50に取りつけることができる。該ノズル体74の内部には上記貫通孔72と連通する貫通吐出通路80が穿設されている。
該ノズル体74の貫通吐出通路80の先端には使用にあたり、図39に示すごとく、ノズル体74の先端を切断して吐出口Pが形成され使用される。図示例では、該ノズル体74は該ヘッドアダプタ50に着脱可能に取りつけられる例を示したが、ノズル体74とヘッドアダプタ50とを一体的に形成することも勿論可能である。
上記した実施の形態では、係合部材69を折曲バネ片67を介して基板52に取りつけた場合を好ましい例として説明したが、必ずしも折曲バネ片67によって該係合部材69を前記基板52の内面が斜め上方を向くように常時付勢する必要はなく、該係合部材69を該基板52に、例えば、丁番手段等によって単に回動可能に取りつけておく構造も採用でき、その場合は操作の必要に応じて手動により該基板52の内面が斜め上方を向くようにしてシリンダ体82の着脱を行うことができる。
また、上記した実施の形態においては、ヘッドアダプタ50は上下方向に回動可能に固定保持板46の切欠部48の両端縁部に取付けられかつ基板52の内面が斜め上方を向くことができる態様について説明したが、本発明においては、ヘッドアダプタ50は上下方向に回動することは必ずしも必要ではなく、例えば、図42〜図46に示すごとく、ヘッドアダプタ50が回動しない構成を採用することもできる。
図42〜図46において、段部62の先端部には一対のバネ部材62a,62aが設けられている。該バネ部材62a,62aは常時基端方向に付勢する作用を有している。該バネ部材62a,62aはヘッドアダプタ50が固定保持板46に取り付けられた状態で固定保持板46の外面を常時押圧し、該ヘッドアダプタ50を固定保持板46に確実に固定し、その妄動や脱落を防止する作用を果たす。
図42及び図43に示すように、まずノズル体74をヘッドアダプタ50に挿着して両者を一体とする。この一体化したノズル体74とヘッドアダプタ50とを固定保持板46の切欠部48に段部62を挿入載置させかつ基板52を固定保持板46の内面側に密着させた状態で固定保持板46に挿着する。
ヘッドアダプタ50を固定保持板46の切欠部48に挿着させる手順を図44〜図46に示した。該ヘッドアダプタ50を切欠部48に段部62が挿入するように上方から下方に押圧挿入すれば、バネ部材62a,62aが該固定保持板46の外面を押圧付勢する状態でヘッドアダプタ50が該固定保持板46に挿着される。この時、バネ部材62a,62aは固定保持板46の外面を常時押圧しているのでヘッドアダプタ50が妄動したり脱落することはない。
なお、該バネ部材62a,62aを用いないでも、ヘッドアダプタ50を固定保持板46の内面側に位置せしめることは可能であり、バネ部材62a,62aの設置を省略することも可能である。
例えば、図47〜図49に示すようなヘッドアダプタ50を採用することも可能である。図47〜図49における符号は図31〜図41の符号と同一としてある。また基板52と円筒部材11との当接状態に支障がない限り環状鍔部54の設置を省略することも可能である。
また、図50〜図51に示すように、環状鍔部54と段部空間64とを接続する壁面を斜面状に形成し、フィルムパックFの先端の円形状部を受け易くするためドーム状の受け斜面55を形成しておけばフィルムパックFの先端部が該受け斜面55に円滑に受け止められてフィルムパックFの押し出し作業がよりスムーズとなる。なお、環状鍔部54と基板52とは図47に示されるごとく、互いに平面状外周面によって接続してもよいが、該受け斜面55部分が肉厚となって材料がそれだけ余分にかかる不利を回避するために、図50、図51に示されるごとく、該受け斜面55の外周面側に環状切込部57を形成して該受け斜面55部分を肉薄として材料費の節約を図ることもできる。
本発明のフィルムパックの押出し機構の第1の実施の形態において押出しガンにフィルムパックを内蔵する筒状部材を載置した状態を示す断面説明図である。 図1の状態からフィルムパックを押圧しその内容物を全て吐出させた状態を示す断面説明図である。 ヘッドアダプタと筒状部材とピストン体との関連を示す斜視説明図である。 図3の状態において筒状部材内にフィルムパックを収納した状態を示す斜視説明図である。 筒状部材の端縁部を示す一部切欠部拡大側面図である。 図3のヘッドアダプタを内面側から見た摘示拡大斜視図である。 ヘッドアダプタの他の例を示す図6と同様の図面である。 図6のヘッドアダプタを外面側から見、かつノズル体と対置させた状態を示す斜視図である。 図8のノズル体をヘッドアダプタに嵌着させた状態を示す斜視図である。 図6のヘッドアダプタの側面図である。 図10の断面図である。 ノズル体をヘッドアダプタに挿着した状態を示す側面図である。 図12の断面図である。 ノズル体を嵌着したヘッドアダプタの固定保持板への挿着の開始前の状態を示す斜視図である。 ノズル体に嵌着したヘッドアダプタを固定保持板に挿着完了した状態を示す斜視図である。 ピストン体の一例を示す摘示拡大斜視図である。 ピストン体の他の例を示す摘示拡大斜視図である。 ノズル体を嵌着したヘッドアダプタを押出しガンに取りつける前の状態を示す斜視説明図である。 ノズル体を嵌着したヘッドアダプタを押出しガンに取りつけた状態を示す斜視説明図である。 筒状部材を図19の状態の押出しガンに取りつける前の状態をフィルムパックとともに示す斜視説明図である。 図20の状態の筒状部材にフィルムパックを挿入しかつその先端部を切断した状態を示す斜視説明図である。 フィルムパックが挿入された筒状部材をヘッドアダプタに挿着した状態を示す斜視説明図である。 ヘッドアダプタに挿着された筒状部材を押出しガンに取りつけ、筒状部材に収納されたフィルムパックからの内容物の押出し状態を示す斜視説明図である。 押し潰された使用済のフィルムパックをヘッドアダプタから取り出し廃棄する状態を示す斜視説明図である。 押し潰された使用済のフィルムパックをヘッドアダプタから取り出し廃棄する態様を示す斜視説明図で、(a)は指で押し潰されたフィルムパックを摘まんだ状態、(b)は押し潰されたフィルムパックをヘッドアダプタから引き離した状態を示す図面である。 押し潰された使用済のフィルムパックが筒状部材側に付着した場合に筒状部材からそのフィルムパックを取り出し廃棄する態様を示す斜視説明図で、(a)は押し潰されたフィルムパックが筒状部材の端部に付着した状態、(b)はそのフィルムパックを筒状部材から引き離した状態を示す図面である。 使用した筒状部材を反転して再使用する態様を示す斜視説明図である。 ノズル体とヘッドアダプタ一体物を押出しガンの固定保持板に挿着する態様を示す斜視説明図で、(a)はノズル体とヘッドアダプタ一体物を固定保持板の近傍の保持台上に載置した状態、(b)は(a)の状態のヘッドアダプタの環状鍔部の後端部を指で前方に押圧移動せしめる状態、(c)はヘッドアダプタの外側係合片が切欠部の端縁部を乗り込えて固定保持板がヘッドアダプタの係合間隙に嵌入してヘッドアダプタが固定保持板に嵌着した状態をそれぞれ示す図面である。 押出しガンの固定保持板に挿着したノズル体とヘッドアダプタ一体物を取り外す態様を示す斜視説明図で、(a)はノズル体とヘッドアダプタ一体物が固定保持板に挿着している状態、(b)はヘッドアダプタの外側係合片の両端部を指によって上方に変形せしめた状態、(c)は(b)の状態のヘッドアダプタとノズル体とを固定保持板から引き離した状態をそれぞれ示す図面である。 本発明のフィルムパック押出し機の使用態様及び手順を総合的に示す斜視説明図で、(a)はヘッドアダプタとノズル体を対置させた状態、(b)はノズル体を嵌着したヘッドアダプタを押出しガンに挿着する前の状態、(c)はノズル体とヘッドアダプタを押出しガンに挿着した状態、(d)は筒状部材にフィルムパックを挿入する前の状態、(e)はフィルムパックを挿入した筒状部材を押出しガンのヘッドアダプタに挿着する前の状態、(f)は筒状部材を押出しガンのヘッドアダプタに挿着した状態、(g)はフィルムパックの内容物の押出し作業開始の状態、(h)はフィルムパックの内容物の押出し作業が完了し、押し潰されたフィルムパックを廃棄するとともに空の筒状部材を押出しガンから取り出した状態、(i)は空の筒状部材を再使用のために反転させている状態、(j)は筒状部材の繰り返し使用による所定回数の押出し作業の後、汚れたノズル体をヘッドアダプタから外して廃棄する状態をそれぞれ示す。 本発明のフィルムパックの押出し機構の第2の実施の形態において押出しガンにフィルムパックを内蔵する筒状部材を載置した状態を示す断面説明図である。 図31の状態からフィルムパックを押圧しその内容物を全て吐出させた状態を示す断面説明図である。 ヘッドアダプタと一部を切欠いた筒状部材とピストン体との関連を示す斜視説明図である。 図33の状態において筒状部材内にフィルムパックを収納した状態を示す斜視説明図である。 ヘッドアダプタの一例の内面側から見た摘示拡大斜視図である。 図35のヘッドアダプタを外面側から見た摘示拡大斜視図である。 図35のヘッドアダプタの側面図である。 図37の断面図である。 ノズル体をヘッドアダプタに挿着した状態を示す摘示拡大斜視図である。 固定保持板にヘッドアダプタの挿着の開始する前の状態を示す摘示拡大斜視図である。 固定保持板にヘッドアダプタを挿着完了した状態を示す摘示拡大斜視図である。 ヘッドアダプタの別の例をノズル体とともに示す斜視説明図である。 図42のヘッドアダプタにノズル体を挿着した状態を示す斜視説明図である。 図43のノズル体とヘッドアダプタとを固定保持板に挿着開始の状態を示す斜視説明図である。 図43のノズル体とヘッドアダプタとを固定保持板に挿着中の状態を示す斜視説明図である。 図43のノズル体とヘッドアダプタとを固定保持板に挿着完了した状態を示す斜視説明図である。 ヘッドアダプタの別の実施の形態を示す斜視説明図である。 図47のヘッドアダプタにノズル体を挿着した状態を示す斜視説明図である。 図4のヘッドアダプタを固定保持板に挿着開始の状態を示す斜視説明図である。 ヘッドアダプタのさらに別の実施形態を示す斜視説明図である。 図50のヘッドアダプタの断面説明図である。 従来のフィルムパック用押出しガンによる内容物の押出し状態を示す断面説明図である。 従来のカートリッジ容器用押出しガンによる内容物の押出し状態を示す断面説明図である。 従来のカートリッジ容器用押出しガンによるフィルムパック内容物の押出し状態を示す断面説明図である。
符号の説明
10a,10:押出しガン、11:筒状部材、14:本体部、16:保持台、16a:シリンダ、18:把持部、20:ピン、22:レバー、24:前板、26:後板、28:ロッド、30:ピン、32:押出し板、34:貫通孔、36:圧縮スプリング、38:制動板、40:圧縮スプリング、42:押圧板、46:固定保持板、48:切欠部、50:ヘッドアダプタ、52:基板、54:環状鍔部、55:受け斜面、57:環状切込部、58:開口部、59:環状段部、62:段部、62a:バネ部材、63:ストッパ部、64:段部空間、65:突部、66:バネ手段、67:折曲バネ片、67a:接続片、68:ノズル体取付部、69:係合部材、69a:内側係合片、69b:外側係合片、69d:係合間隙、70:雄ネジ部、71:ストッパ、72:貫通孔、74:ノズル体、76:ノズル部、77:ノズル段部、77a:ノズル段部空間、78:ノズル環状突部、78a:ノズル環状突部空間、80:貫通吐出通路、82:シリンダ体、83:ピストン体、84:ピストン体、86:穴、87:環状壁、88:円板、88a:第1押圧面、88b:第2押圧面、89:補強壁、90:環状リム、92:突条、92a:平坦部、92b:突起状ストッパ、94:凹溝、96:ノズル取付け用キャップ、98:ノズル、100:カートリッジ容器、102:ピストン、104:容器本体、106:吐出ノズル、106a:吐出口、108:貫通吐出通路、176:フランジ、178:雌ネジ部、C:内容物、F:フィルムパック、H:ニッパー等、K:カシメ部、P:吐出口。

Claims (13)

  1. フィルムパックに収容された内容物を吐出させるための押出し機構であり、(a)保持台と、該保持台の前端部に設けられかつ中央部分に上部を開放した切欠部を形成した固定保持板と、先端に押圧板を設けかつ該保持台上を前進後退可能とされた押出しロッドを有する押出しガンと、(b)該保持台にセット可能とされ、内部にフィルムパックを収納できかつ両端を開口したシリンダ体と、該シリンダ体内に摺動可能に挿着されかつ両端面を押圧面としたピストン体とを有する筒状部材と、(c)外面側が該固定保持板の内面側に位置しかつ内面側には上記シリンダ体の開口端部が当接可能とされかつその中央部に開口部を設けた基板を有するヘッドアダプタと、(d)先端部を吐出口とし、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、該貫通吐出通路と上記シリンダ体とが連通するように該ヘッドアダプタの開口部に取りつけられるノズル体とからなり、前記ヘッドアダプタが、前記基板の中央部分から上記固定保持板の切欠部に挿通可能なように外方に突出させることにより該基板の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成されかつ上方に延伸された形状を有する段部空間とを有し、該段部の先端部に外側開口部を開穿し、前記ノズル体の基部外面部分が前記ヘッドアダプタの内側形状に対応する形状を有し、該ノズル体を該ヘッドアダプタの内側から該ヘッドアダプタの開口部に挿通し該ヘッドアダプタの内側面と該ノズル体の基部外面部を一致させることによって、該ノズル体を該ヘッドアダプタに着脱自在に取りつけるようにしたことを特徴とするフィルムパック用押出し機構。
  2. フィルムパックに収容された内容物を吐出させるための押出し機構であり、(a)保持台と、該保持台の前端部に設けられかつ中央部分に上部を開放した切欠部を形成した固定保持板と、先端に押圧板を設けかつ該保持台上を前進後退可能とされた押出しロッドを有する押出しガンと、(b)該保持台にセット可能とされ、内部にフィルムパックを収納できかつ両端を開口したシリンダ体と、該シリンダ体内に摺動可能に挿着されかつ両端面を押圧面としたピストン体とを有する筒状部材と、(c)外面側が該固定保持板の内面側に位置しかつ内面側には上記シリンダ体の開口端部が当接可能とされかつその中央部に開口部を設けた基板を有するヘッドアダプタと、(d)先端部を吐出口とし、内部に内容物の貫通吐出通路を設け、該貫通吐出通路と上記シリンダ体とが連通するように該ヘッドアダプタの開口部に取りつけられるノズル体とからなり、前記ヘッドアダプタが、前記基板の中央部分から上記固定保持板の切欠部に挿通可能なように外方に突出させることにより該基板の外面側に形成された段部及び該段部の内部に前記開口部と一体的に形成されかつ上方に延伸された形状を有する段部空間とを有し、該段部の先端部に外側開口部を開穿し、前記ヘッドアダプタが前記基板の外面側に突設されかつ前記開口部と連通する貫通孔を内部に開穿したノズル体取付部をさらに有し、前記ノズル体を該ノズル体取付部を介して該ヘッドアダプタに着脱自在に取り付けるようにし、前記ノズル体取付部を該段部の先端部に突設するとともに該段部空間と前記貫通孔とを連通し、該段部空間が該貫通孔より大きく形成されているようにしたことを特徴とするフィルムパック用押出し機構。
  3. 前記ヘッドアダプタが、前記基板の上端部に回動可能に設けられかつ前記固定保持板の切欠部両端縁部に係合可能とされた係合部材を有し、該切欠部両端縁部に係合させた状態で前記ヘッドアダプタを該固定保持板に取りつけると、該基板の内面が斜め上方を向くように回動することができるようにした請求項1又は2記載のフィルムパック用押出し機構。
  4. 前記ヘッドアダプタが、前記基板の上端部に取りつけられかつ外方に折曲された折曲バネ片と、該折曲バネ片の先端部に設けられかつ前記固定保持板の切欠部両端縁部に係合可能とされた係合部材とを有し、該係合部材を該切欠部両端縁部に係合させた状態で前記ヘッドアダプタを該固定保持板に取りつけると、該折曲バネ片のバネ作用により該基板の内面が斜め上方を向くように常時付勢されている請求項1〜のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  5. 前記ヘッドアダプタが、前記基板の内面側に形成されかつ前記シリンダ体の開口端部に挿着可能とされた環状鍔部を有する請求項1〜のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  6. 前記環状鍔部と前記段部空間とを接続する壁面を斜面状に形成し、フィルムパックの先端部の円形状部を受け易くするためのドーム状の受け斜面を形成した請求項記載のフィルムパック用押出し機構。
  7. 前記シリンダ体の内周面の長手方向に多数の突条を設けかつ該ピストン体の外周面の摺動方向に該突条に対応して多数の凹溝を設けてなる請求項1〜のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  8. 前記シリンダ体の内周面の両端部近傍に突起状ストッパを突設し、前記ピストン体を該シリンダ体の内周面に摺動自在に挿着した場合に該ピストン体が該シリンダ体から容易に脱落しないようにした請求項記載のフィルムパック用押出し機構。
  9. 前記シリンダ体の内周面の両端部を平坦としておき、前記ピストン体を該シリンダ体の内周面に挿着する際の挿着作業を容易化した請求項7又は8記載のフィルムパック用押出し機構。
  10. 前記ピストン体が中央部に穴を開穿した円板と、該円板の外周面に設けられた環状リムとからなる請求項1〜のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  11. 前記ヘッドアダプタにノズル体を一体的に取付けてなる請求項1〜10のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構によりフィルムパックの内容物を押出す方法であり、前記筒状部材のシリンダ体の後端開口部に前記ピストン体を位置せしめてその前端開口部から先端を開口したフィルムパックを該シリンダ体の内部に収納し、固定保持板の内面側にヘッドアダプタを位置せしめた押出しガンを用意し、ついで該フィルムパックを収納した筒状部材の先端を該基板内面に当接せしめて該筒状部材を前記押出しガンの保持台にセットし、前記押出しロッドを前進させることによって該ピストン体を前進させて、該フィルムパック内の内容物を前記ノズル体から吐出せしめ、該ピストン体が該シリンダ体の前端開口部に達してフィルムパックは押し潰されてその内容物が全て吐出せしめられかつヘッドアダプタに押しつけられている使用済フィルムパックを廃棄した後、空となった筒状部材を反転せしめてその前端部と後端部を入れかえて、シリンダ体の後端開口部にピストン体が位置する使用開始状態とし、前端開口部から先端を開口した新しいフィルムパックを該シリンダ体の内部に収納し、この筒状部材を押出しガンに再びセットし、上述した押出し手順を繰り返すことにより新たなフィルムパックの内容物を押出すことができ、同一の筒状部材によって複数個のフィルムパックの内容物を次々と押出すことができるようにしたフィルムパックの内容物の押出し方法。
  13. 請求項1〜11のいずれか1項記載のフィルムパック用押出し機構によりフィルムパックの内容物を押出す方法であり、請求項12に記載した押出し手順を繰り返した後、ノズル体は内容物によって汚されるが、ヘッドアダプタは汚れていない状態であり、使用後の汚れたノズル体のみを廃棄し、新たなノズル体を汚れのないヘッドアダプタに再度取り付けることにより、請求項12に記載した押出し手順を繰り返し行うことができるようにしたフィルムパックの内容物の押出し方法。
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