JP3069127U - 塗材吐出用治具 - Google Patents

塗材吐出用治具

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JP3069127U JP1999008875U JP887599U JP3069127U JP 3069127 U JP3069127 U JP 3069127U JP 1999008875 U JP1999008875 U JP 1999008875U JP 887599 U JP887599 U JP 887599U JP 3069127 U JP3069127 U JP 3069127U
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清 林
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極東ケミックス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の容器内に収容される塗材を該容器内か
ら吐出させるための治具であって、その使用によって、
従来の塗材容器が有する種々の問題を悉く解消せしめ得
る塗材吐出用治具を提供する。 【解決手段】 軸方向両端部が開口する筒状形状を呈
し、その内部に、所定の塗材30が封入された折り畳み
可能な袋体32が収容せしめられる治具本体12の一方
の開口部に、底部18に塗材吐出孔26が設けられた有
底筒状のヘッドキャップ14を着脱可能に取り付ける一
方、該治具本体12内に、プランジャ36を該治具本体
12の軸方向に摺動可能に嵌入し、該プランジャ36を
該治具本体12内で該ヘッドキャップ14側に移動せし
めることによって、前記塗材封入袋体32を圧縮して、
該袋体32の先端部に設けられる開口と前記ヘッドキャ
ップ14の塗材吐出孔26とを通じて、前記封入塗材3
0を外部に吐出せしめるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、塗材吐出用治具に係り、特に、所定の袋体内に封入された塗材を該 袋体に設けられる開口部より外部に吐出せしめるために使用される塗材吐出用治 具に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、各種の塗材を収容する容器の一種として、所定の開口部を有し、該 開口部を通じて、塗材を吐出せしめるようにした塗材容器があり、例えば、構造 体の目地や間隙等に充填されて使用されるシーリング材やコーキング材等の建築 用接着剤の如き塗材の容器として、多く用いられている。
【0003】 そして、そのような塗材容器としては、実開平1−139879号公報に示さ れる如き構造のものが、一般に知られている。即ち、かかる塗材容器は、全体と して、片側有底円筒形状を呈し、内部に所定の塗材が収容されると共に、底部に ノズルが設けられた容器本体と、該容器本体におけるノズル側とは反対の開口側 端部内に嵌入され、該ノズル側に向かって、容器本体内を移動可能とされた端部 閉塞キャップとを有して構成されている。そして、例えば、塗材容器から塗材を 吐出させるための装置たるガンが用いられる等して、端部閉塞キャップが、ノズ ル側に向かって移動せしめられることにより、容器本体内に収容された塗材が押 圧力を受けて、ノズルの先端開口部を通じて外部に吐出せしめられるようになっ ているのである。このような塗材容器を用いれば、刷毛やへら等の所定の道具を 用いることなく、目的とする部位に塗材を容易に塗布することが出来、また、そ れらの道具を用いて塗り付けることが困難な部位等に対しても、塗材を簡単に塗 り付けることが可能となるのである。
【0004】 ところが、そのような従来の塗材容器にあっては、端部閉塞キャップの移動に より塗材に対して及ぼされる押圧力の増大に伴う内圧の上昇に耐え得るように、 容器本体の肉厚が厚くされて、該容器本体が容易に変形しないように構成されて いるため、かかる容器本体の材料コストが嵩み、それによって、塗材容器の製造 コストが高騰するといった問題があった。また、かかる従来の塗材容器は使い捨 て構造とされているところから、塗材を使い切った後に、容器本体と端部閉塞キ ャップとを含む塗材容器全体が廃棄処分されることとなり、そのため、多くのゴ ミが生じるばかりでなく、容器本体が容易に変形しない分だけ、生じたゴミの嵩 も不可避的に大きくなってしまうのであり、しかも、塗材を使い切る毎に、コス トの高い容器を廃棄しなければならないために、塗材を用いた作業に無駄な費用 がかかるといった問題もあったのである。
【0005】
【解決課題】
ここにおいて、本考案は、上述せる如き事情を背景にして為されたものであっ て、その解決課題とするところは、所定の容器内に収容される塗材を該容器内か ら吐出させるための治具であって、その使用によって、従来の塗材容器が有する 種々の問題を悉く解消せしめ得る塗材吐出用治具を提供することにある。
【0006】
【解決手段】
そして、本考案にあっては、かかる課題の解決のために、(a)軸方向両端部 が開口する筒状形状を呈し、その内部に、所定の塗材が封入された折り畳み可能 な袋体が収容せしめられる治具本体と、(b)該治具本体の一方の開口部に、そ れを閉塞するように着脱可能に取り付けられる一方、底部中央部に該治具本体の 開口部よりも小さな大きさの塗材吐出孔が設けられてなる有底筒状のヘッドキャ ップと、(c)前記治具本体内に軸方向に摺動可能に嵌入され、該治具本体内で 該ヘッドキャップ側に移動せしめられることによって、該治具本体内に収容され た前記塗材封入袋体を圧縮して、該袋体の先端部に設けられる開口を通じて前記 封入塗材を吐出せしめ、更に前記ヘッドキャップの塗材吐出孔より外部に吐出せ しめようにしたプランジャとを有することを特徴とする塗材吐出用治具を、その 要旨とするものである。
【0007】 このような本考案に従う塗材吐出用治具によれば、プランジャを治具本体内に 一方の開口部から嵌入せしめ、そしてそのヘッドキャップ側の開口部に至るまで 移動せしめることにより、治具本体の内部に収容された塗材封入袋体を押圧せし め、以て小さく折り畳んだ状態と為し得ると共に、かかる袋体内に封入された塗 材の全て乃至は大部分を、治具本体の内部に収容された該袋体内から、その先端 開口とヘッドキャップの塗材吐出孔とを通じて、外部に吐出せしめることが出来 るところから、その状態において、ヘッドキャップを治具本体の一方の開口部か ら取り外せば、塗材が吐出せしめて、空となった塗材封入袋体を、圧縮せしめら れて、小さく折り畳んだ状態で、かかる一方の開口部を通じて外部に取り出すこ とが出来る。また、このとき、プランジャが、ヘッドキャップが取り外された治 具本体の一方の開口部側に位置せしめられているため、該一方の開口部とは反対 側の他方の開口部を通じて、治具本体内に、所定の塗材が封入された新たな塗材 封入袋体を収容せしめたり、或いはプランジャを、塗材の使用前の元の位置、つ まり、ヘッドキャップ側に移動せしめられる前の、治具本体内への嵌入位置に戻 した後、ヘッドキャップが取り外された治具本体の一方の開口部を通じて、治具 本体内に、該新たな塗材封入袋体を収容せしめたりすることも出来るのである。 そしてまた、そのような状態下で、治具本体におけるプランジャの配置側とは反 対側の開口部にヘッドキャップを取り付けて、プランジャを、このヘッドキャッ プ側に向かって移動させれば、治具本体の内部に新たに収容された塗材封入袋体 内の塗材を、該袋体の先端開口とヘッドキャップの塗材吐出孔とを通じて、外部 に吐出せしめるように為すことが可能となるのである。
【0008】 このように、本考案に従う塗材吐出用治具にあっては、塗材封入袋体内に封入 された塗材を使い切った後に、空となった袋体に代えて、塗材が封入された新た な塗材封入袋体を治具本体内に収容せしめれば、繰り返して使用することが出来 るようになっているのであり、それ故に、治具本体内の塗材を使い切った後には 、単に、圧縮せしめられて、折り畳んだ状態とされた空の袋体だけが、ゴミとし て廃棄され、治具本体と、該治具本体に取り付けられるヘッドキャップやプラン ジャ等は、新たな塗材封入袋体の治具本体内への収容によって、再び使用され得 るのである。
【0009】 しかも、かかる塗材吐出用治具においては、容易に変形しないように構成され た容器本体内に塗材が収容される従来の塗材容器とは異なって、折り畳み可能に 構成された袋体内に、塗材が封入された状態で、治具本体内に収容せしめられる ようになっているため、この塗材吐出用治具の使用によって、塗材を直接に収容 する容器の肉厚を、従来の塗材容器の肉厚よりも十分に薄く為すことが出来るの である。
【0010】 従って、このような本考案に従う塗材吐出用治具を用いれば、従来の塗材容器 を使用する場合に比して、塗材を使い切った後に廃棄されるゴミの量と嵩とを共 に有利に小さく為し得ると共に、塗材を収容する容器の材料コスト、ひいてはそ の製造コストを有利に低く抑えることが出来、更には、かかる容器内の塗材を使 い切った後、低コストの容器のみが廃棄されるため、塗材を用いた作業の作業コ ストをも効果的に低減することが出来るのであり、以て従来の塗材容器の有する 問題を、一挙に且つ極めて効果的に解消せしめ得ることとなるのである。
【0011】 なお、かくの如き本考案に従う塗材吐出用治具の好ましい態様の一つによれば 、前記ヘッドキャップが、その底部に対して一体的に設けられたノズルを有して 構成されると共に、該ノズルの先端開口部によって、前記塗材吐出孔が形成され るように構成されることとなる。これによって、治具本体内から吐出せしめられ る塗材を、塗材が塗り付けられるべき部位の限られた広さの領域内に、塗材吐出 孔を通じて、確実に塗り付けることが出来るのである。
【0012】 また、本考案に従う塗材吐出用治具の望ましい別の態様の一つによれば、前記 ヘッドキャップが、その底部に対して着脱可能に取り付けられるノズルを有して 構成されると共に、該ノズルの先端開口部によって、前記塗材吐出孔が形成され るように構成される。
【0013】 このような構成を有する塗材吐出用治具にあっては、例えば、真っ直ぐに延び るノズルや、所定の方向に様々な角度で屈曲せしめられたノズル等、塗材吐出孔 が互いに異なる方向に向かって開口せしめられる各種のノズルや、塗材吐出孔の 大きさが種々異なるノズル等を適宜に選択して、取り付けることが出来るのであ り、それ故、その使用に際して、使用状態や、塗材が塗り付けられるべき部位の 大きさ(広さ)等に応じて、互いに種類の異なるノズルをそれぞれ有する複数の ものを取り揃える必要がなく、一つのもので、上述の如き様々な状況に十分に対 応し得るのである。
【0014】 従って、かかる塗材吐出用治具を用いれば、塗材を目的とする部位に塗り付け る作業を、極めてスムーズに且つ経済的に行うことが出来るのである。
【0015】 さらに、本考案に従う塗材吐出用治具の有利な更に別の態様の一つによれば、 前記塗材封入袋体の先端部に、前記ヘッドキャップの前記塗材吐出孔から前記治 具本体の外部に突出せしめられる凸部が設けられ、かかる凸部の先端が開口せし められるように構成されることとなる。
【0016】 かかる構成を有する塗材吐出用治具にあっては、塗材封入袋体に塗材を吐出せ しめる開口を設けた状態で、該袋体を治具本体内に収容せしめる場合や、該袋体 の治具本体内に入り込んだ部位等に外部から孔を開ける等して、該開口を設ける 場合とは異なり、塗材封入袋体を治具本体内に収容せしめたままで、ヘッドキャ ップの塗材吐出孔から外部に突出せしめられた凸部の先端に対して、塗材を吐出 せしめる開口を極めて簡単に設けることが出来、それによって、優れた使用性が 有利に発揮され得るばかりでなく、かかる開口から吐出せしめられた塗材が治具 本体やヘッドキャップの内面に付着し、固化する等して、それら治具本体やヘッ ドキャップの繰り返し使用が阻害されるようなことも、効果的に防止され得るの である。更に、ヘッドキャップに所定のノズルが設けられる場合には、塗材封入 袋体を治具本体内に収容せしめる際に、前記凸部をノズル内に挿入せしめること によって、該袋体の治具本体内での位置決めが容易となるといった利点も得られ ることとなる。
【0017】 更にまた、本考案に従う塗材吐出用治具の望ましい他の態様に一つによれば、 前記プランジャが、前記治具本体の筒壁内面に対して、その軸方向に摺動せしめ られる、軸方向両端部が開口する筒状の摺動部と、該摺動部の軸方向中間位置に おいて、該摺動部の内側空間を、その軸方向に隣り合う二つの空間に仕切るよう に形成された仕切壁部とを有して構成される。
【0018】 かかる構成を有する塗材吐出用治具においては、前記プランジャの治具本体内 への嵌入下で、仕切壁部の一方の面の外周縁部に対して、筒状の摺動部の一部が 、所定高さをもって一体的に延び出すように形成されると共に、該仕切壁部の一 方の面とは反対側の他方の面の外周縁部に対しても、筒状の摺動部の残りの部位 が、所定高さをもって一体的に延び出すように形成されることになるため、かか るプランジャの仕切壁部の一方側の面が押圧される場合にも、また、その他方側 の面が押圧される場合にも、それぞれの面において押圧される部位に拘わらず、 摺動部が、その外面において、治具本体の内面に対してスムーズに摺動せしめら れ得、それによって、プランジャが、治具本体内を、その軸方向に円滑に往復移 動せしめられ得るのである。
【0019】 それ故、このような塗材吐出用治具にあっては、プランジャを治具本体内のヘ ッドキャップ側の一方の開口部に移動せしめて、治具本体内の塗材を使い切った 後、空になった袋体に代えて、所定の塗材が封入された新たな塗材封入袋体を、 治具本体の他方の開口部から該治具本体内に収容せしめた状態下で、直ちに、プ ランジャを、該一方の開口部側の位置から、封入袋体を押圧して圧縮しつつ、他 方の開口部側に向かって反転移動させることにより、該一方の開口部から他方の 開口部に付け替えられたヘッドキャップの塗材吐出孔を通じて、塗材を外部に吐 出せしめことが出来るのである。
【0020】 従って、かかる本考案に従う塗材吐出用治具においては、治具本体内の塗材を 使い切る度毎に、プランジャを該一方の開口部側に移動せしめられる前の元の位 置に何等戻す必要がなく、塗材封入袋体を交換すると共に、単に、ヘッドキャッ プの取付位置を代えるだけで、再使用が可能となるのであり、それによって、よ り優れた使用性が発揮され得ることとなるのである。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を更に具体的に明らかにするために、本考案に係る塗材吐出用治 具の構成について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0022】 先ず、図1には、本考案に従う構造を有する塗材吐出用治具の一例として、建 築用シーリング材を吐出させる塗材吐出用治具が概略的に示されている。かかる 図1からも明らかなように、塗材吐出用治具10は、所定の樹脂材料からなる治 具本体12とヘッドキャップ14とを有して構成されている。
【0023】 より具体的には、この塗材吐出用治具10を構成する治具本体12は、図2に 示される如く、軸方向両端部が開口する円筒形状を有して成っている。一方、ヘ ッドキャップ14は、治具本体12の外径よりも僅かに大きな内径を有する円筒 状の筒壁部16と、該筒壁部16の一端部に一体形成された底部18とを有して なる、全体として、略片側有底円筒形状をもって構成されている。また、このヘ ッドキャップ14の底部18には、その中央部位に、円形の貫通孔20が形成さ れており、更に、該底部18の外面に対して、該貫通孔20と同一の内径を有し 、且つ外周面に雄ネジが刻設された円筒状突起22が、貫通孔20の開口縁部か ら所定高さをもって延び出すようにして、一体的に立設されている。そして、か かるヘッドキャップ14が、筒壁部16において、治具本体12の一方側の端部 に外嵌せしめられているのである。
【0024】 また、かくして治具本体12に外嵌されたヘッドキャップ14には、ノズル2 4が取り付けられている。即ち、このノズル24は、治具本体12やヘッドキャ ップ14を与える樹脂材料と同一の材料からなり、全体として、略テーパ筒形状 をもって構成されている。また、かかるノズル24にあっては、小径側の先端開 口部が、塗材吐出孔26とされており、その反対の大径側の端部が、ヘッドキャ ップ14の円筒状突起22よりも一回り大きな円筒形状を呈し、且つ内周面に雌 ネジが刻設された取付部28とされている。そして、このノズル24が、取付部 28において、ヘッドキャップ14の円筒状突起22に螺合されることにより、 ヘッドキャップ14の円筒状突起22に対して取り付けられているのである。
【0025】 これによって、ノズル24が、ヘッドキャップ14の底部18に対して着脱可 能に取り付けられると共に、ヘッドキャップ14も、治具本体12の一方の開口 部に対して、それを底部18にて閉塞するような状態で、着脱可能に取り付けら れるようになっている。また、そのようなノズル24及びヘッドキャップ14の 治具本体12への取付状態下で、治具本体12の内部空間が、一方の開口部側に おいて、ヘッドキャップ14の底部18における貫通孔20と該底部18に設け られた円筒状突起22の先端開口部と、更にはノズル24の塗材吐出孔26とを 通じて、外部に連通せしめられるようになっているのである。なお、これら治具 本体12とヘッドキャップ14とノズル24は、何れも、後述する如く、該本体 12内に収容されるシーリング材30の前記塗材吐出孔26からの吐出時に生ず る内圧の上昇に耐え得る程度の比較的厚い肉厚をもって形成されている。
【0026】 そして、そのような構造とされた治具本体12内に、建築用シーリング材30 が収容されるのであるが、本実施形態では、かかる建築用シーリング材30が、 治具本体12内において、そこに配置された、封入袋体としてのインナーパウチ 32内に封入された状態で、収容されている。
【0027】 このインナーパウチ32は、全体として、細長い筒状形状を呈する薄肉の袋体 から成っている。そして、治具本体12やヘッドキャップ14、ノズル24を与 える樹脂材料とは異なって、柔らかく、腰のない樹脂材料から形成されており、 それによって、長さ方向において圧縮されることにより、全体の長さが縮小する ように容易に折り畳まれて、容積が減少せしめられるようになっている(図4及 び図5参照)。また、かかるインナーパウチ32にあっては、長さ方向一方側の 端部の中央部位に、先端に向かうに従って次第に細くなる略テーパ筒形状を呈す るテーパ筒部34が、一体的に形成されている。そして、このようなインナーパ ウチ32が、ノズル24が取り付けられたヘッドキャップ14が装着される治具 本体12内において、テーパ筒部34をノズル24内に挿入せしめ、且つ該テー パ筒部34の先端部位をノズル24の塗材吐出孔26から外部に突出せしめた状 態で、収容されているのである。このことから明らかなように、ここでは、テー パ筒部34によって、封入袋体の凸部が形成されている。
【0028】 また、そのようなインナーパウチ32が収容された治具本体12内には、ヘッ ドキャップ14側とは反対側の端部に、プランジャ36が配置されている。この プランジャ36は、治具本体12やヘッドキャップ14、ノズル24を与える樹 脂材料と同一の材料にて、摺動部38と仕切壁部40とが一体形成された一体品 から成っている。そして、プランジャ36の摺動部38は、短い長さと、治具本 体12の内径よりも僅かに小さな外径とを有する薄肉円筒形状を呈しており、治 具本体12の内面に対して摺動可能に構成されている。また、仕切壁部40は、 摺動部38の内周面の軸方向中間位置に、該摺動部38の内側空間を、その軸方 向に隣り合う二つの空間に仕切るように、厚い肉厚をもって一体形成されている のである。
【0029】 而して、かかるプランジャ36にあっては、仕切壁部40の一方側の面を、治 具本体12内に収容された前記インナーパウチ32におけるテーパ筒部34の形 成側とは反対側の端部外面に対向乃至は接触位置せしめ、且つ該仕切壁部40の 他方の面を、治具本体12におけるヘッドキャップ14側とは反対側の開口部を 通じて外部に露呈せしめて、治具本体12内に嵌入されている。そして、そのよ うな嵌入状態下で、仕切壁部40の外部に露呈せしめられた面が押圧されること により、摺動部38の外面において、治具本体12の内面に対して摺動せしめら れて、仕切壁部40の被押圧面とは反対側の面において、インナーパウチ32を 圧縮しつつ、該本体12内を、ヘッドキャップ14側に向かって移動せしめられ るようになっているのである。また、このプランジャ36においては、仕切壁部 40が、円筒状の摺動部38の内側空間を、その軸方向に隣り合う二つの空間に 仕切るように形成されているところから、仕切壁部40の両面のうち、何れが被 押圧面とされても、それぞれの面において押圧される部位に拘わらず、摺動部3 8が、その外面において、治具本体12の内面に対してスムーズに摺動せしめら れて、プランジャ36が、治具本体12内を円滑に往復移動せしめられ得るよう になっているのである。
【0030】 ところで、かくの如き構造とされた塗材吐出用治具10にあっては、例えば、 図3に示される如く、公知の構造を有するガン42に装着された状態で、以下の ようにして、使用されることとなる。
【0031】 すなわち、先ず、塗材吐出用治具10を、ガン42に形成された、半割円筒形 状の治具収容部44に収容せしめると共に、塗材吐出用治具10の治具本体12 内のインナーパウチ32におけるテーパ筒部34において、ノズル24の塗材吐 出孔26から外部に突出せしめられた先端部位をカットして、開口部46を設け る。なお、そのような塗材吐出用治具10の治具収容部44内への収容状態下で は、ヘッドキャップ14の外面が、ガン42の治具収容部44の先端に設けられ た、浅底の有底円筒形状を呈する押さえ部48の底部内面に接触せしめられ、ま た、ノズル24が、かかる押さえ部48の底部の中心部位に形成された、図示し ない円形孔に挿通せしめられて、配置されることとなる。
【0032】 次いで、ガン42のハンドル50を操作することにより、前記治具収容部44 上において、その軸方向に真っ直ぐ延びるロッド52を前進移動(図3中、左側 方向への移動)せしめて、該ロッド52の先端を、治具本体12のヘッドキャッ プ14側とは反対側の開口部内に突入せしめると共に、該端部内に嵌入されたプ ランジャ36における仕切壁部40のヘッドキャップ14側とは反対側の面に、 該ロッド52の先端に固定された押圧板54を当接させる。
【0033】 そして、ガン42のハンドル50を引き続き操作して、ロッド52を更に前進 移動させることにより、プランジャ36を押圧板54にて押圧して、プランジャ 36を、治具本体12内で、ヘッドキャップ14側に向かって漸次移動させる。 これによって、治具本体12内に収容されたインナーパウチ32をプランジャ3 6の仕切壁部40にて押圧して圧縮し、全体の長さが縮小するように折り畳んで 、容積を減少せしめ、以て、治具本体12内でのプランジャ36の移動量、換言 すれば、ガン42におけるハンドル50の操作量に応じた分だけ、インナーパウ チ32内の建築用シーリング材30を、インナーパウチ32のテーパ筒部34の 先端部位に設けられた前記開口部46と、ノズル24の塗材吐出孔26とを通じ て、外部に吐出せしめて、目的とする部位に塗り付けるのである。そして、プラ ンジャ36が、治具本体12内のヘッドキャップ14側の端部に到達せしめられ ることにより、インナーパウチ32が、小さく折り畳まれて、インナーパウチ3 2内の建築用シーリング材30の殆ど全てが、該インナーパウチ32内から吐出 せしめられることとなるのである。
【0034】 なお、このとき、ガン42の治具収容部44への塗材吐出用治具10の収容状 態下で、ヘッドキャップ14の底部18の外面が、治具収容部44の押さえ部4 8の底部内面に接触せしめられているため、押圧板54の押圧により生ずるイン ナーパウチ32に対する圧縮力によって、ヘッドキャップ14が、治具本体12 から離脱せしめられるようなことは、全くない。また、前述せる如く、治具本体 12とヘッドキャップ14とノズル24とが、前記インナーパウチ32に対する 圧縮力の増大に伴う内圧の上昇に耐え得る程度の肉厚を有していることから、治 具本体12内に収容されるシーリング材30の塗材吐出孔26からの吐出時に、 それらが何等変形せしめられることがなく、それによって、インナーパウチ32 の過度の膨張による破裂等の発生を有利に防止しつつ、シーリング材30が吐出 せしめられ得ることとなるのである。
【0035】 そして、そのようにして使用される本実施形態の塗材吐出用治具10にあって は、特に、前述せる操作によりインナーパウチ32内のシーリング材30を使い 切って、該インナーパウチ32内が空となった後、図4に示される如く、ガン4 2の治具収容部44から離脱せしめられた状態下において、ヘッドキャップ14 を治具本体12から取り外すことにより、空となったインナーパウチ32が、小 さく折り畳まれた状態で、治具本体12のヘッドキャップ14が取り外された開 口部を通じて、治具本体12内から容易に取り除かれ得るようになっている。
【0036】 また、空となったインナーパウチ32が除去された治具本体12においては、 図5に示される如く、ヘッドキャップ14が取り外された側(図5中、左側)の 端部内にプランジャ36が位置せしめられる一方、塗材吐出用治具10の使用前 にプランジャ36が嵌入されていた側(図5中、右側)において、外方に開口せ しめられるため、この外方に開口する、プランジャ36の配置側とは反対側の開 口部56を通じて、新たな建築用シーリング材30が封入されたインナーパウチ 32が、治具本体12内に収容せしめられ得るようになっているのである。
【0037】 それ故、このような本実施形態の塗材吐出用治具10にあっては、新たなイン ナーパウチ32が収容された治具本体12において、プランジャ36の配置側と は反対側の開口部56、つまり、1回目の使用前にはプランジャ36が嵌入され ていた側の開口部56に対して、ヘッドキャップ14を外嵌し、図2と同様に、 その底部18において該開口部56を閉塞すると共に、ヘッドキャップ14に取 り付けられたノズル24内に、インナーパウチ32のテーパ筒部34を挿入せし めれば、全体として、図1に示される如き状態と為され得るのである。そして、 1回目の使用時と同様に、図3に示される如く、ガン42を用いて、治具本体1 2内のプランジャ36をヘッドキャップ14側に移動させることにより、新たな シーリング材30が、ノズル24の塗材吐出孔26を通じて、外部に吐出せしめ られるようになっているのである。なお、このとき、ヘッドキャップ14の治具 本体12に対する取付側とプランジャ36の嵌入側が、1回目の使用時とは逆と なっているため、プランジャ36は、治具本体12内で、1回目の使用時とは逆 の方向に移動せしめられることとなる。
【0038】 また、ここでは、ヘッドキャップ14を治具本体12から取り外して、空とな ったインナーパウチ32を治具本体12内から取り出した後、プランジャ36を 何等移動させることなく、治具本体12のヘッドキャップ14が取り外された側 とは反対側の開口部56を通じて、シーリング材30が封入された新たなインナ ーパウチ32を治具本体12内に収容すると共に、該開口部56にヘッドキャッ プ14の取り付け、そして、その状態下で、プランジャ36を、1回目の使用時 とは反対方向に移動させることにより、塗材吐出用治具10が再使用されるよう になっていたが、空となったインナーパウチ32を取り出した後、プランジャ3 6を、シーリング材30が吐出される前の元の位置、つまり、治具本体12内を ヘッドキャップ14側に移動せしめられる前の、治具本体12内への嵌入位置に 戻した後、ヘッドキャップ14が取り外された側の開口部を通じて新たなインナ ーパウチ32を治具本体12内に収容すると共に、ヘッドキャップ14を治具本 体12の同じ位置に取り付け、そして、プランジャ36を、1回目の使用時と同 一方向に移動させることにより、塗材吐出用治具10を再使用するようにしても 良い。
【0039】 このように、本実施形態の塗材吐出用治具10においては、治具本体12内に 収容された建築用シーリング材30を使い切った後に、治具本体12からヘッド キャップ14を取り外して、空となったインナーパウチ32を小さく折り畳まれ た状態で取り出す一方、新たな建築用シーリング材30が封入されたインナーパ ウチ32を治具本体12内に収容せしめ、その後、ヘッドキャップ14を、再度 、治具本体12に取り付けるだけで、新たな建築用シーリング材30を、ヘッド キャップ14におけるノズル24の塗材吐出孔26から吐出させて、再び使用す ることが出来るのである。
【0040】 従って、かかる本実施形態の塗材吐出用治具10を使用すれば、シーリング材 30を使い切った後に廃棄されるゴミを、小さく折り畳まれた空のインナーパウ チ32だけとすることが出来るのであり、それによって、従来の塗材容器を使用 する場合に比して、廃棄されるゴミの量と嵩とを共に有利に小さく為し得るので ある。
【0041】 また、本実施形態の塗材吐出用治具10を用いる場合、シーリング材30を収 容する容器として、薄肉で、容易に変形可能な袋体からなるインナーパウチ32 が使用されているところから、厚肉で、容易に変形しない、比較的堅牢な容器本 体内にシーリング材30を収容せしめるようにした従来の塗材容器とは異なって 、シーリング材30を直接に収容する容器の材料コスト、ひいてはその製造コス トを効果的に低く抑えることが出来るのであり、また、かかる容器内のシーリン グ材30を使い切った後、そのような低コストなインナーパウチ32のみが、廃 棄されることになるため、建築用シーリング材30を用いた作業コストの低減に も、大きく寄与し得ることとなるのである。
【0042】 また、かかる塗材吐出用治具10においては、ノズル24が、取付部28にお いて、ヘッドキャップ14の円筒状突起22に螺着されることにより、ヘッドキ ャップ14に対して着脱可能に取り付けられるようになっているところから、使 用状態や建築用シーリング材30が塗り付けられるべき部位の大きさ(広さ)等 に応じて、ノズル24を、例えば、長さ方向の中間部位において所定の方向に屈 曲せしめられたテーパ筒形状を有するものや、軸方向に同一径をもって延びる円 筒形状のもの等に容易に取り替えることが出来る。
【0043】 それ故、本実施形態の塗材吐出用治具10を用いれば、単に、ノズル24を変 更するだけで、各種の大きさの塗付け部位に対して、或いは様々な状態での使用 に際して、十分に対応することが出来、以て目的とする部位への建築用シーリン グ材30の塗付け作業が、よりスムーズに且つ経済的に行うことが可能となるの である。
【0044】 さらに、本実施形態の塗材吐出用治具10にあっては、インナーパウチ32の 一端部にテーパ筒部34が設けられ、治具本体12内への収容状態下で、このテ ーパ筒部34の先端部位が、ノズル24の塗材吐出孔26から外部に突出せしめ られるようになっていることから、インナーパウチ32内から建築用シーリング 材30を吐出させるための開口部46が、治具本体12内に収容されたインナー パウチ32に対して極めて簡単に設けることが出来る。
【0045】 そして、それによって、かかる塗材吐出用治具10においては、優れた使用性 が有利に発揮され得るのであり、また、該開口部46を形成した状態で、インナ ーパウチ32を治具本体12内に収容せしめる場合や、インナーパウチ32の治 具本体12内に入り込んだ部位等に孔を穿設する等して、前記開口部46を設け る場合とは異なって、該開口部46から吐出せしめられたシーリング材30が、 治具本体12やヘッドキャップ14、ノズル24等の内面に付着し、固化する等 して、それら治具本体12やヘッドキャップ14、ノズル24の繰り返し使用に 障害が生ずるようなことが効果的に防止され得るのである。また、インナーパウ チ32を治具本体12内に収容せしめる際に、テーパ筒部32をノズル24内に 挿入せしめることによって、インナーパウチ32の治具本体12内での位置決め が容易となるといった利点も得られることとなる。
【0046】 また、本実施形態の塗材吐出用治具10にあっては、前述せる如く、プランジ ャ36が何方の方向から押圧されても、治具本体12内を円滑に移動せしめられ 得るようになっているところから、治具本体12内のシーリング材30を使い切 る度毎に、プランジャ36を、シーリング材30の使用前の元に位置にわざわざ 戻す必要がなく、インナーパウチ32を、シーリング材30が封入された新たな ものに交換すると共に、単に、ヘッドキャップ14の取付位置を代えるだけで、 再使用が可能となるのであり、それによって、より優れた使用性が発揮され得る こととなるのである。
【0047】 以上、本考案の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示 に過ぎないのであって、本考案は、上記の記載によって、何等の制約をも受ける ものではない。
【0048】 例えば、前記実施形態では、治具本体12とヘッドキャップ14とノズル24 とプランジャ36とが、何れも、同一の樹脂材料にて構成されていたが、それら の部材を与える材料としては、何等これに限定されるものではなく、インナーパ ウチ32に対する圧縮力の増大に伴う内圧の上昇に耐え得るようなある程度の剛 性を有するものであれば、互いに異なる樹脂材料や金属材料等も、適宜に用いら れるのである。
【0049】 また、塗材封入袋体としてのインナーパウチ32を与える材料も、前記実施形 態に示されるものに決して限定されるものではなく、所定の塗材が封入可能で、 且つ折り畳みが可能な材料であれば、樹脂材料以外の材料も使用され得るのであ る。
【0050】 さらに、治具本体12に対するヘッドキャップ14の取付構造や、ヘッドキャ ップ14に対するノズル24の取付構造も、前記実施形態に示される嵌合構造や 螺着構造に何等限定されるものではなく、それらが互いの着脱可能に取り付けら れ得る公知の構造が、適宜に採用され得るのである。なお、ノズル24は、本考 案において必須のものではない。従って、例えば、ヘッドキャップ14を、底部 に塗材吐出孔が設けられた、単純な片側有底筒形状をもって構成しても良いので ある。
【0051】 更にまた、前記実施形態では、塗材封入袋体としてのインナーパウチ32の先 端部に、開口部46が形成可能なテーパ筒部34が設けられ、このテーパ筒部3 4によって、ヘッドキャップの塗材吐出孔から治具本体の外部に突出せしめられ る凸部が構成されていたが、かかる凸部の形状は、特にこれに限定されるもので はなく、また、そのような凸部を省略しても、何等差し支えないのである。なお 、この凸部が省略される場合には、インナーパウチ32を治具本体12内に収容 せしめる前に、インナーパウチ32に対して、シーリング材30を吐出させるた めの開口部46が設けられるか、若しくは、インナーパウチ32を治具本体12 内に収容せしめた後、塗材吐出孔26を通じて、インナーパウチ32を穿設する 等して、該開口部46が形成されることとなる。
【0052】 また、前記実施形態では、プランジャ36が、円筒状の摺動部38と該摺動部 38の内部空間を二つに仕切る仕切壁部40とが一体形成されて構成されていた が、このプランジャ36にあっても、治具本体内に嵌入され、治具本体内でヘッ ドキャップ側に移動せしめられることによって、治具本体内の塗材封入袋体を圧 縮せしめられるように構成されておれば良く、従って、例えば、両端部のうちの 少なくとも一方に底部を有する筒形状や、筒状の治具本体の内周面形状に対応し た円柱形状若しくは角柱形状等にて形成することも、勿論可能である。
【0053】 加えて、前記実施形態では、本考案を、建築用シーリング材を吐出させる塗材 吐出用治具に対して適用したものの具体例を示したが、本考案が、建築用コーキ ング材やその他の各種の塗材を吐出させる塗材吐出用治具に対しても、有利に適 用され得るものであることは、勿論である。
【0054】 その他、一々列挙はしないが、本考案は、当業者の知識に基づいて種々なる変 更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのよ うな実施態様が、本考案の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本考案の範囲内に含 まれるものであることは、言うまでもないところである。
【0055】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案に従う塗材吐出用治具を用いれば、 従来の塗材容器を使用する場合に比して、塗材を使い切った後に廃棄されるゴミ の量と嵩とを共に有利に小さく為し得ると共に、塗材を収容する容器の材料コス ト、ひいてはその製造コストを有利に低く抑えることが出来、更には、かかる容 器内の塗材を使い切った後、低コストの容器のみが廃棄されるため、塗材を用い た作業の作業コストをも効果的に低減することが出来るのである。そして、その 結果として、従来の塗材容器の有する問題を、一挙に且つ極めて効果的に解消せ しめ得ることとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従う塗材吐出用治具の一例を示す正面
説明図である。
【図2】図1に示された塗材吐出用治具の、一部分解図
を含む部分拡大断面説明図である。
【図3】図1に示された塗材吐出用治具の使用状態を示
す、一部切欠図を含む説明図であって、塗材吐出用治具
をガンに装着して、治具本体内の建築用シーリング材を
吐出せしめる状態を示している。
【図4】図1に示された塗材吐出用治具の別の使用状態
を示す、一部切欠図を含む説明図であって、治具本体内
の建築用シーリング材の使用後に、該本体からヘッドキ
ャップを取り外して、該本体内から空となったインナー
パウチを取り出した状態を示している。
【図5】図1に示された塗材吐出用治具の他の使用状態
を示す断面説明図であって、治具本体内の建築用シーリ
ング材の使用後に、該本体内に、建築用シーリング材が
封入された新たなインナーパウチを収容せしめた状態を
示している。
【符号の説明】
10 塗材吐出用治具 12 治具本体 14 ヘッドキャップ 24 ノズル 26 塗材吐出孔 30 建築用シー
リング材 32 インナーパウチ 36 プランジャ 46 開口部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向両端部が開口する筒状形状を呈
    し、その内部に、所定の塗材が封入された折り畳み可能
    な袋体が収容せしめられる治具本体と、 該治具本体の一方の開口部に、それを閉塞するように着
    脱可能に取り付けられる一方、底部中央部に該治具本体
    の開口部よりも小さな大きさの塗材吐出孔が設けられて
    なる有底筒状のヘッドキャップと、 前記治具本体内に軸方向に摺動可能に嵌入され、該治具
    本体内で該ヘッドキャップ側に移動せしめられることに
    よって、該治具本体内に収容された前記塗材封入袋体を
    圧縮して、該袋体の先端部に設けられる開口を通じて前
    記封入塗材を吐出せしめ、更に前記ヘッドキャップの塗
    材吐出孔より外部に吐出せしめようにしたプランジャと
    を、有することを特徴とする塗材吐出用治具。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドキャップが、その底部に対し
    て一体的に設けられたノズルを有して構成されると共
    に、該ノズルの先端開口部によって、前記塗材吐出孔が
    形成されている請求項1に記載の塗材吐出用治具。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドキャップが、その底部に対し
    て着脱可能に取り付けられるノズルを有して構成される
    と共に、該ノズルの先端開口部によって、前記塗材吐出
    孔が形成されている請求項1に記載の塗材吐出用治具。
  4. 【請求項4】 前記塗材封入袋体の先端部に、前記ヘッ
    ドキャップの前記塗材吐出孔から前記治具本体の外部に
    突出せしめられる凸部が設けられ、かかる凸部の先端が
    開口せしめられるようになっている請求項1乃至請求項
    3の何れかに記載の塗材吐出用治具。
  5. 【請求項5】 前記プランジャが、前記治具本体の筒壁
    内面に対して、その軸方向に摺動せしめられる、軸方向
    両端部が開口する筒状の摺動部と、該摺動部の軸方向中
    間位置において、該摺動部の内側空間を、その軸方向に
    隣り合う二つの空間に仕切るように形成された仕切壁部
    とを有して構成されている請求項1乃至請求項4の何れ
    かに記載の塗材吐出用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038604A1 (ja) * 2004-10-06 2006-04-13 Three Bond Co., Ltd. 材料圧送装置及び材料圧送方法
KR20190043836A (ko) * 2017-10-19 2019-04-29 한국기초과학지원연구원 고점성도 유체 시료를 정량으로 공급하기 위한 장치

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KR102008576B1 (ko) 2017-10-19 2019-10-21 한국기초과학지원연구원 고점성도 유체 시료를 정량으로 공급하기 위한 장치

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