JPH0567344U - 噴射方向変更具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料の噴射方向を、ノズル軸芯に沿う正面の
一部以外に変更する。 【構成】 スプレーガンに装着し、ノズル部前面に位置
する曲線を持つ凸所または凹所により塗料の噴射方向を
変更する噴射方向変更具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案による噴射方向変更具は、塗装用スプレーガンの塗料ノズル近くに装着 し、塗料の噴射方向を変更させるものである。

【０００２】

【従来の技術】

塗料の噴射方向は、塗料ノズル軸芯に沿う、正面の一部に限られていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

塗料の噴射方向を、正面以外に変更させる。

【０００４】

【課題を解決するための手段、実施例】

本考案の手段、実施例を図面について説明する。通常塗装用スプレーガン先部 の多くは鋳造品の本体１に空気キヤップ２を含むノズル部３が装着されている。 この近くの本体１に、本考案による噴射方向変更具を取り付ける本体支持部４を 形成する。本体１形状を変更し一体化してもよく、図２のように別部品で形状を 作り取り付けてもよい。本体支持部４には複数本の丸棒状の軸５を突出させ、移 動板６を軸芯並行方向に摺動できるように装着する。７は固定ネジ、８は噴射方 向を変更させる方向変更座９を取り付ける孔、方向変更座９は、図１に使用した 図６のほかに、図７及び図８等の形状が考えられ、曲線を持つ凸所または凹所に より塗料の噴射方向を変更するものである。

【０００５】

【作用】

本案による塗料の噴射方向の変更方向は方向変更座の形状により定められる。 図６による方向変更座は白ヌキ矢印のように塗料を側面の全方向に変更させる。 図７による方向変更座は白ヌキ矢印のように塗料を側面の一方向に変更させる。 図８による方向変更座は白ヌキ矢印のように塗料を凹所１１に沿って後方側面に 変更させる。本案考案者は、塗料の噴射方向変更を試みるため、ノズル部３に精 密な細工をしたり様々な実験をした結果、本案による方向変更座の方法が最適と 結論した。しかし本案の実施には、あらゆる塗装作業と同じく、塗料濃度、空気 圧力、距離等の条件が適切でなければならない。

【０００６】

【効果】

従来の塗装作業は作業者が正面のみを目視しながら正面の一部のみに施工し、 不可能な場所は後で刷毛塗り等の手作業を加えるのが一般的であった。最近はで きるだけ手作業をなくし、またロボットを使って人の入れない所までも塗装する ようになり、本案のように他方向に塗装のできる効果は大きい。図６は、例えば パイプ内面、図７は例えば片側の壁、図８は２点鎖線のように例えば作業者がわ にある凹所の部分を塗装することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による噴射方向変更具を塗装用スプレー
ガンに取り付けた側面図。

【図２】軸５を突出させた本体支持部側面図。

【図３】図２の正面図。

【図４】移動板６側面図。

【図５】図４の正面図。

【図６】方向変更座例。

【図７】方向変更座例。

【図８】方向変更座例。

【符号の説明】

１ 塗装用スプレーガンの本体 ２ 空気キヤップ ３ ノズル部 ４ 本体支持部 ５ 軸 ６ 移動板 ７ 固定ネジ ８ 孔 ９ 方向変更座 １０ 取り付けネジ １１ 凹所

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ノズル部前面に位置する方向変更座の曲
   線を持つ凸所または凹所により塗料の噴射方向を変更す
   る噴射方向変更具。