JPH0356270Y2 - - Google Patents

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JPH0356270Y2
JPH0356270Y2 JP9954785U JP9954785U JPH0356270Y2 JP H0356270 Y2 JPH0356270 Y2 JP H0356270Y2 JP 9954785 U JP9954785 U JP 9954785U JP 9954785 U JP9954785 U JP 9954785U JP H0356270 Y2 JPH0356270 Y2 JP H0356270Y2
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JP
Japan
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fender
nozzle
paint
spray
front pillar
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JP9954785U
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JPS6210069U (ja
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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のフエンダ裏面をスプレーガ
ンにより吹付け塗装する装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、自動車のボデイ表面をスプレーガンによ
り吹付け塗装する場合、噴霧塗料のオーバースプ
レーを防止すべくマスキング装置を用いることが
特開昭56−158382号公報に開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、一般に自動車のフエンダ裏面は防錆
等のために吹付け塗装が行われており、その吹付
け塗装作業は例えば第4図に示すように、フロン
トフエンダm1のホイールハウスm5側からスプレ
ーガンaのノズルa1を挿入してフロントフエンダ
m1の裏面を吹付け塗装するようになされている。
そして、このような吹付け塗装作業では、フロン
トフエンダm1の奥部であるフロントピラーm2
のコーナー部に十分に塗料を吹付け難いことか
ら、上記ノズルa1先端をコーナー部に近付けて吹
付け塗装しなければならず、この際、噴霧塗料の
オーバースプレー分がフロントフエンダm1とフ
ロントピラーm2との間隙より飛び出してフロン
トピラーm2に付着するという不具合がある。ま
た、この吹付け塗装作業に際してはスプレーガン
aをフロントフエンダm1の下側より挿入して作
業者が無理な姿勢にて吹付け塗装を行うため、作
業性が低下するという不具合もある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上記従来の如くマ
スキング手段を採用して車体の外側よりフエンダ
裏面を塗装できるようにすることにより、噴霧塗
料のオーバースプレー分がフロントピラーに付着
するのを防止するとともに作業性の向上を図るこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、自動車のフエンダ裏面を吹付け塗装する装置
として、ノズル先端がフエンダとフロントピラー
との間隙に挿入可能にJ字状に折曲げられたスプ
レーガンを備えたものを前提とし、これに対し、
該スプレーガンのノズル先端側に、ノズルの塗料
吹出口より噴霧された塗料がフロントピラーに付
着するのを阻止するマスキング部材と、塗装時に
フエンダのフランジ部に係合して上記ノズルの塗
料吹出口とフエンダ裏面との距離を一定に保持す
るガイド部材とを設ける構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、スプレーガン
のノズルをフエンダとフロントピラーとの間隙に
挿入して、先端がJ字状に折曲げられたノズルの
塗料吹出口をフエンダ裏面側に向け、かつ該ノズ
ル先端側に設けられたガイド部材をフエンダのフ
ランジ部に係合させる。この状態では、ノズルの
塗料吹出口とフエンダ裏面との距離がガイド部材
によつて一定に保持されているとともに、ノズル
先端側に設けられたマスキング部材が上記フエン
ダとフロントピラーとの間隙に位置しており、ス
プレーガンの吹付け操作により塗料がノズルの塗
料吹出口より噴霧されても、該噴霧塗料のオーバ
ースプレー分はマスキング部材によつてその飛散
拡大化が阻止されることから、ノズルの塗料吹出
口より噴霧された塗料のオーバースプレー分がフ
ロントピラーに付着するのが防止されることとな
る。また、スプレーガンの吹付け操作を車体上方
から行うことができることから、フエンダ裏面の
吹付け塗装を楽な姿勢で確実に行うことができ、
作業性の向上が一段と図られることとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係る自
動車のフエンダ裏面塗布装置Aを示し、該塗布装
置Aはスプレーガン1の塗料供給口1aに本体部
2a基端が装着された細筒状のノズル2を備えて
なる。該ノズル2の先端は自動車Mのフロントフ
エンダm1とフロントピラーm2との間隙に挿入可
能にJ字状に折曲げられているとともに、その塗
料吹出口2cは本体部2a側に開口され、かつ折
曲部2bは第1図に示すように所定角度傾倒せし
められている。
また、上記ノズル2の本体部2a下半部には、
塗料吹出口2cより噴霧された塗料がフロントピ
ラーm2に付着するのを阻止するマスキング部材
3が固設されている。このマスキング部材3は薄
板材によつて水平板部3aと垂下片部3bとを有
する横倒略L字状に形成され、上記ノズル2の塗
料吹出口2cがこのコーナー部に向くように水平
板部3aがノズル2に固設されている。
さらに、上記マスキング部材3には、上端部が
折曲げられてマスキング部材3との間にフロント
フエンダm1のフランジ部m4(第2図に仮想線に
て示す)に係合可能な係合溝4を形成するガイド
部材5がスポツト溶接等にて接合されており、こ
のガイド部材5は吹付け塗装時にフロントフエン
ダm1のフランジ部m4に係合して上記ノズル2の
塗料吹出口2cとフロントフエンダm1裏面との
距離が一定に保持される。
このように構成された塗布装置Aを用いて自動
車Mのフロントフエンダm1裏面の吹付け塗装を
行うが、その要領を説明すると、まず、自動車M
のフロントドアm6を第3図に示すように開いた
状態にする。この状態でスプレーガン1のノズル
2先端をフロントドアm6と接触することなくフ
ロントフエンダm1とフロントピラーm2との間隙
に容易に挿入することができる。そして、この間
隙にスプレーガン1のノズル2先端を挿入してフ
ロントフエンダm1のフランジ部m4を係合溝4に
係合させ、その後スプレーガン1のレバー1bを
操作して塗料をノズル2に供給し、塗料吹出口2
cより噴霧してフロントフエンダm1裏面のコー
ナー部m3の吹付け塗装を行う。
この際、フロントフエンダm1とフロントピラ
ーm2との間隙にマスキング部材3が挿入位置さ
れているため、ノズル2の塗料吹出口2cよりフロ
ントフエンダm1裏面のコーナー部m3に向けて噴
霧された噴霧塗料のオーバースプレー分がフラン
ジ部m4を越えてフロントピラーm2側に噴霧され
るのが、上記マスキング部材3によつて阻止され
ることから、噴霧塗料のフロントピラーm2への
付着を防止することができる。
また、ノズル2の塗料吹出口2cはフロントフ
エンダm1のフランジ部m4に係合するガイド部材
5によつてフロントフエンダm1裏面との距離が
一定に確保されていることから、いちいちその配
置状態を確めることなく裏面、特にコーナー部
m3へ噴霧塗料をムラなく確実に付着することが
できる。
さらに、上記実施例では、スプレーガン1を自
動車Mの上方から操作するものであるから、作業
者が楽な姿勢で確実に吹付け塗装を行うことがで
き、作業性を一段と向上することができる。
なお、上記実施例では、ガイド部材5をマスキ
ング部材3に固設したが、これに限らず、例えば
ガイド部材5をマスキング部材3の下方に配設し
て双方を別体とすることも採用可能である。ま
た、マスキング部材3およびカイド部材5をそれ
ぞれノズル2に対して着脱自在となし、車種に応
じて最適な各部材を選択可能とすることも好まし
い。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の自動車のフエン
ダ裏面塗布装置によれば、ノズル先端をJ字状に
折曲げるとともに、ノズル先端側にマスキング部
材とガイド部材とを設けることにより、フエンダ
のフランジ部を越えてオーバースプレーされた噴
霧塗料を上記マスキング部材で遮ることができ
て、ノズルの塗料吹出口より噴霧された噴霧塗料
がフロントピラーに付着することを防止できると
ともに、ガイド部材によつてノズルの塗料吹出口
をフエンダ裏面より一定の距離に確保できてフエ
ンダ裏面を確実に噴霧塗装することができる。ま
た、スプレーガンを自動車の上方で操作するので
楽な姿勢で確実に吹付け塗装を行え、作業性を一
段と向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図は塗布装置の要部拡大正面図、第2図は第
1図の−線における断面図、第3図は自動車
のフロントフエンダ裏面の吹付け塗装状態を示す
斜視図である。第4図は従来例を示す第3図相当
図である。 1……スプレーガン、2……ノズル、2c……
塗料吹出口、3……マスキング部材、5……ガイ
ド部材、m1……フエンダ、m2……フロントピラ
ー、m4……フランジ部、M……自動車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のフエンダ裏面を吹付け塗装する装置で
    あつて、ノズル先端がフエンダとフロントピラー
    との間隙に挿入可能にJ字状に折曲げられたスプ
    レーガンを備え、該スプレーガンのノズル先端側
    には、ノズルの塗料吹出口より噴霧された塗料が
    フロントピラーに付着するのを阻止するマスキン
    グ部材と、塗装時にフエンダのフランジ部に係合
    して上記ノズルの塗料吹出口とフエンダ裏面との
    距離を一定に保持するガイド部材とが設けられた
    ことを特徴とする自動車のフエンダ裏面塗布装
    置。
JP9954785U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH0356270Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9954785U JPH0356270Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9954785U JPH0356270Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6210069U JPS6210069U (ja) 1987-01-21
JPH0356270Y2 true JPH0356270Y2 (ja) 1991-12-17

Family

ID=30968522

Family Applications (1)

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JP9954785U Expired JPH0356270Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JPS6210069U (ja) 1987-01-21

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