JPH0312354Y2 - - Google Patents

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JPH0312354Y2
JPH0312354Y2 JP20046685U JP20046685U JPH0312354Y2 JP H0312354 Y2 JPH0312354 Y2 JP H0312354Y2 JP 20046685 U JP20046685 U JP 20046685U JP 20046685 U JP20046685 U JP 20046685U JP H0312354 Y2 JPH0312354 Y2 JP H0312354Y2
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air
air cap
cap
paint
spray gun
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JP20046685U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 塗装用エアースプレーガンの空気キヤツプに係
り、とくに霧化した塗料が空気キヤツプの前面に
付着することを防止しようとするものである。
[従来の技術] エアースプレーガンの空気キヤツプは、その前
面より圧縮空気を勢いよく噴射し、塗料を霧化す
ると同時に、被塗物へ指向させている。しかし、
噴出口付近においては周囲の空気を巻き込むこと
により、空気キヤツプの形状によつては渦流が生
じ、これが霧化した塗料の微細粒子を同時に巻き
込み、空気キヤツプの前面へ付着する。
このため、噴射口、とくに空気量の多い霧化用
中心空気孔の周囲を円錐形成とし、空気の巻き込
みによる渦流の発生を少なくしたものが、すでに
提案されている(実願昭58−29474)。しかしなが
ら、空気キヤツプとこれに係合する塗料ノズルに
おいて、第6図に示すような球面シート方式を採
用したものにおいては、いまだ解決されていなか
つた。すなわち、第6図における空気キヤツプの
場合、シート部1が塗料の噴出ノズル2の中心に
対し、球面上に形成されたシートを有しており、
中心空気孔3との同心を維持するため、その精度
を必要とするスプレーガンにとつて、最適な構造
となつている。この方式においてはこの球面の径
を、より小さくすることも重要な条件であり、た
めに先端部と空気キヤツプ外周面との前後距離が
小さくなつている。したがつて、中心より円錐形
で空気キヤツプ面を形成した場合、外周部に至り
平行面4が残つた形状となつていた。この平行面
4が円錐面の前方へ突出した状態となつているた
め、渦流を生じ、塗料付着に対する条件を悪くし
ていた。また、角部13′にあけられる空気孔1
4′は、加工上平面又は凹面にあけられており、
空気を噴射すると、その開口面においても乱流渦
が生じ、塗料付着を引き起こしていた。
[考案が解決しようとする問題点] 以上の如く、従来の球面シートを採用した空気
キヤツプにおいては、空気キヤツプ全面に生ずる
乱流渦のため、霧化された塗料粒子が空気キヤツ
プ、特に角部へ付着し、長時間使用することによ
り、半乾燥状態となつた付着塗料が吹き飛ばされ
被塗物へ付着し、塗装不良となることが多かつ
た。したがつて、比較的短時間のうちに塗装作業
を中断し、清掃することを余儀なくされていた。
本考案は、このような問題に対し、より長時間連
続塗装が可能となる空気キヤツプを得ることを目
的としている。
[問題を解決するための手段] 前述の問題点を解決するため、本考案は中心空
気孔が形成された空気キヤツプの前面を円錐形状
とし、かつその延長された面より角部を除き、前
方へ突出する部分のない形状とした。更に、付着
しやすい角部は、噴出口の開口面を流線形断面形
状とした。前記円錐形は、その角度が130゜〜140゜
の範囲に形成するのが最も良いことが、実験にお
いて確認された。
[作用] 本考案の構成による空気キヤツプでスプレーを
した場合、各空気孔から噴射する圧縮空気によつ
て空気孔近くの空気も吸引される。このため、周
囲の空気がそれぞれ空気流に向かつて吸引される
ことになるが本考案の場合、吸引気流は円錐面に
沿つて層流状態で流れ込み、前面、角部前方に乱
流渦が生ずることがなくなり、したがつて霧化さ
れた塗料粒子が角部をはじめとする空気キヤツプ
面に付着することがほとんどなくなる。
[実施例] 第1図から第3図は、本考案の1実施例を示し
ており、第1図はスプレーガン先端部の断面図、
第2図は空気キヤツプ部分の正面図、第3図は第
2図の−断面図、第4図は第1図の−断
面図、また第5図a,bは第4図に相当する他の
実施例をそれぞれ示す。
スプレーガン本体5の先端に塗料ノズル6、そ
の先端中心部に形成された噴出口7の内側に塗料
弁8が進退するよう設けられている。空気キヤツ
プ9は塗料ノズル6にシート10において係合さ
れており、カバー11によつて本体5に着脱自在
に係止される構造となつている。これらの構造
は、すでに公知のものである。
空気キヤツプ9は、噴出口7の周囲に中心孔1
2を形成し、塗料ノズル6の先端部との間より圧
縮空気を噴射して塗料を霧化する。この中心孔の
両側面には、角部13が設けられ、ここに側面空
気孔14があげられている。この側面空気孔14
は、噴霧パターンを形成するためのものである。
中心孔12のあけられた面は、後方へ広がる円錐
面15としており、この円錐面15は空気キヤツ
プ9の外周端をこえて延長した時に、その前方に
突出する部分が前記角部13を除き何も無いよう
に形成する。したがつて、円錐面15が空気キヤ
ツプ9の外周にまで同じ角度で及んだ場合は、そ
の外周に位置するカバー11の前面が円錐面15
の延長面より前方に突出しないようにする必要が
ある。本実施例においては、前記円錐面15の角
度を138゜に形成してあるが、130゜〜140゜の範囲で
あつてもよく、最適角度は、その他の条件によつ
て若干変動する。
更に、前方に突出する角部13は、側面空気孔
14のあけられた面が、角部13の両側面を流線
形に結んだ断面の先端円弧状部分となるように形
成している。このため、巻き込み空気の流れが円
滑となり、空気孔先端部での渦流は生じなくな
る。
[考案の効果] 以上の如く本考案によれば、スプレーガンより
長時間連続して塗料の吹付けを行つても空気キヤ
ツプの前面、角部に付着する塗料の量は、従来の
空気キヤツプに比べて激減し、第6図に示す空気
キヤツプとの比較では、同程度の塗料付着となる
まで10数倍の時間を要した。したがつて、塗装作
業時のメンテナンスが大巾に削減され、塗装不良
の心配なしに時間の塗装が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示すスプレーガン
の断面図、第2図は空気キヤツプの正面図であ
り、第3図は第2図の−断面図、第4図は第
1図の−断面図を示す。また第5図a,bは
第4図に対応する他の実施例をそれぞれ示す。第
6図は従来の場合を示し、空気キヤツプは本考案
の第3図に対応した断面図、第7図は、同じく第
4図に対応した断面図である。 6……塗料ノズル、7……噴出口、9……空気
キヤツプ、12……中心孔、13……角部、15
……円錐面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 塗料ノズルの噴出口周囲に霧化用中心空気孔
    を設けると共に、該空気孔の両側面にパターン
    形成用側面空気孔を有する角部を設けたエアー
    スプレーガンの空気キヤツプであつて、該空気
    キヤツプの後部に中心空気孔を略中心とした球
    面シートを設けた空気キヤツプにおいて、前記
    中心空気孔の先端面は後方に広がる円錐形状と
    し、該円錐面の延長される面より前方には、前
    記角部以外には突出させない構成とし、且つ側
    面空気孔の開口する角部の噴出口側における面
    を砲弾形断面としたエアースプレーガン用空気
    キヤツプ。 2 円錐面の角度は、130゜〜140゜とした前記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のエアースプレ
    ーガン用空気キヤツプ。
JP20046685U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0312354Y2 (ja)

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JP20046685U JPH0312354Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP20046685U JPH0312354Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62109749U JPS62109749U (ja) 1987-07-13
JPH0312354Y2 true JPH0312354Y2 (ja) 1991-03-25

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ID=31162998

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JP20046685U Expired JPH0312354Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP (1) JPH0312354Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305431A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Anest Iwata Corp スプレーガン用空気キャップ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305431A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Anest Iwata Corp スプレーガン用空気キャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62109749U (ja) 1987-07-13

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