JPH0446831Y2 - - Google Patents

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JPH0446831Y2
JPH0446831Y2 JP1986037853U JP3785386U JPH0446831Y2 JP H0446831 Y2 JPH0446831 Y2 JP H0446831Y2 JP 1986037853 U JP1986037853 U JP 1986037853U JP 3785386 U JP3785386 U JP 3785386U JP H0446831 Y2 JPH0446831 Y2 JP H0446831Y2
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JP
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spray gun
pattern
paint
air
spray
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、塗料の塗装作業や、接着剤、薬剤等
の散布用に使用するスプレーガンに関するもので
ある。
「従来技術」および「考案が解決しようとする問
題点」 従来の塗料用スプレーガンは、第8図の様に、
スプレーガンの前端部に盆状の凹陥部14が形成
され、その凹陥部14の中心から霧化状の塗料を
噴出させると共に、凹陥部14の外側寄りの部位
からスプレーパターン用エアー16(以下、単に
パターン用エアーという)を噴出させると共に、
スプレーガンと塗装物15との中間位置でパター
ン用エアー16を交差させ、霧化塗料を所要サイ
ズのスプレーパターンにして塗装する構造のもの
が多い。
以上の従来構造のスプレーガンによると、塗装
物15からはね返つた塗料がスプレーガン先端の
凹陥部14に付着し易く(特に、図示の様に凹凸
部を有する塗装物のときその傾向が強い)、短時
間のうちに付着物17が堆積するので、それ等の
付着物17が塗装物15に再飛散して塗面の「ブ
ツブツ」「肌あれ」「色混り」等を起して塗装品質
を低下したり、ノズル先端のつまり、塗料のたれ
落ち、汚れ等を発生する難点がある。さらに、凹
陥部14の形状特性からそれ等付着物17の清掃
作業が難かしく、特に、例えば塗装ロボツトで
は、塗装作業中に頻度を高くしてロボツトにスプ
レーガンの清掃姿勢をとらせることが必要にな
り、塗装作業の中断等による生産性低下を生ずる
不具合点がある。
本考案は、前記の従来技術の難点を解消するの
が第一の目的であり、さらに第二の目的として、
ロボツトへのスプレーガンの装着性向上と、スプ
レーパターンサイズの正確な遠隔操作が可能にな
るスプレーガンを提供するにある。
「問題点を解決するための手段」 以上の目的を達成する本考案は「霧化塗料をノ
ズル部から噴出させるスプレーガンにおいて、前
端部分が、凸状球面体の前端面を有する円柱体に
成ると共に、前記ノズル部が前記円柱体の軸心に
沿つて形成されており、さらに、前記円柱体の外
周に沿つて、パターン用エアーの環状スリツトが
設けられた構造」が特徴である。
「実施例」および「作用」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。その
一実施例を示す第1,2図を参照して、本考案の
スプレーガンは、本体1の中央部を前後に貫通
し、かつ前端にノズル部5を連設しニードル弁を
設けない塗料流路2とその塗料流路2の外周に、
霧化用エアーポート4と連通した霧化用エアー流
路3が形成されており、塗料流路2の終端2′に
おいて、塗料流路2内に霧化用エアー流路3から
エアーが流入し、ノズル部5から霧化塗料6が前
方へ拡散噴射する様に成つている。
そして、以上のノズル部5の周壁部分、即ち本
体1の前端部分は、ノズル部5を軸心に沿つて貫
設し、かつ前端が凸状の半球形状を成す円柱体の
噴射部7に形成されている。そして、その噴射部
7の外周後端を取り巻く様にして環状のパターン
エアー流路8が設けられると共に、そのパターン
エアー流路8は、噴射部7の外周に沿つて円環状
に形成した噴出スリツト9と連通させてある。そ
して、第2図の様に、噴出スリツト9からパター
ンエアー10を噴出させると、パターンエアー1
0は円柱体の噴射部7の全周に沿つて前方へ噴出
し、チユーブ状のエアーカーテン体を形成すると
共に、その中空部にノズル部5から噴出した霧化
塗料6を包み込み、次第に径を拡大させながら塗
装物に達し、所要サイズDのスプレーパターン1
1を形成する様に構成されている。
以上の構成の本考案のスプレーガンは、本体1
の前端部分が円柱体の噴射部7に形成され、噴射
部7の円周に沿つて前方に噴出するチユーブ状の
エアーカーテンに依つてスプレーパターン11が
形成されるので、従来構造の様にスプレーガンと
塗装物との中間にパターンエアーの交差点がな
く、パターンエアー10および霧化塗料6とも整
流してそれぞれの噴出流が円滑に安定する。従つ
て、塗装物からのはね返り塗料があつても、それ
等はエアーや塗料の整流に誘引吸収され、ノズル
部5の周辺に付着するものが極めて少くなる。そ
して、若し付着する塗料があつても、ノズル部5
の周辺は凸状球面体を成すので物理的に清掃し易
くなり、その上塗料流路2には流量調整用のニー
ドル弁が存在しないので、この部分の清浄がし易
く、スプレーガン全体を良好な状態に維持し易く
なる利点がある。
さらに、スプレーパターン11の形状およびサ
イズは霧化塗料6とパターンエアー10との相対
圧力によつて定まるので、パターンエアー10の
圧力調整によつて、正確にして多様な形状大きさ
のスプレーパターンの調整(前記実施例のスプレ
ーパターンは直径28粍の円形パターンから、長軸
250粍の楕円パターンまで調整できる)が可能に
なる作用がある。
「考案の効果」 以上の説明の様に、本考案のスプレーガンはノ
ズル部の前端部分の付着物が少くなるので、それ
等付着物に基づく塗面品質の低下が防止されると
共に、ノズル部周辺やスプレーガン内部の汚れを
防止して正常な状態に確保し易くなり、スプレー
ガンの正常な機能の安定と、清掃作業の省略低減
による塗装ロボツト等の生産性ならびにロボツト
への装着性を向上することができる。さらに、ス
プレーパターンがパターンエアーの遠隔操作によ
つて、円形パターンから楕円パターンまで多様に
自在調整できるので、複雑形状の塗装物にも1台
のスプレーガンにて対応が可能となり、塗装性能
と塗装作業性を向上する等の多大の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案一実施例のスプレーガンを示
し、Aはその正面図、Bはその左側面図、第2
図:第1図実施例の作用状態を示す正面図、第3
図:従来構造のスプレーガンを示す正面図。 主な符号、1……スプレーガンの本体、2……
塗料流路、3……エアー流路、5……ノズル部、
6……霧化塗料、7……噴射部、8……パターン
エアー流路、9……スリツト、10……パターン
エアー、11……スプレーパターン、13……取
付保持部、14……従来構造のパターンエア、1
5……塗装物、17……付着物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 霧化塗料をノズル部から噴出させるスプレーガ
    ンにおいて、前端部分が、凸状球面体の前端面を
    有する円柱体に成ると共に、前記ノズル部が前記
    円柱体の軸心に沿つて形成されており、さらに、
    前記円柱体の外周に沿つて、パターン用エアーの
    噴出スリツトが環状に設けられた構造を特徴とす
    るスプレーガン。
JP1986037853U 1986-03-14 1986-03-14 Expired JPH0446831Y2 (ja)

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JP1986037853U JPH0446831Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JPS62151966U JPS62151966U (ja) 1987-09-26
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JP2005034840A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Hikari Kinetsu Kogyo Co Ltd 塗装装置及びノズル
JP5035498B2 (ja) * 2005-04-12 2012-09-26 いすゞ自動車株式会社 ミスト噴射ノズル

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