JPH0537299Y2 - - Google Patents

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JPH0537299Y2
JPH0537299Y2 JP11970989U JP11970989U JPH0537299Y2 JP H0537299 Y2 JPH0537299 Y2 JP H0537299Y2 JP 11970989 U JP11970989 U JP 11970989U JP 11970989 U JP11970989 U JP 11970989U JP H0537299 Y2 JPH0537299 Y2 JP H0537299Y2
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recess
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、可変抵抗器またはスイツチ等の電気
部品のクリツク装置に係り、特に、クリツク機構
に関するものである。
[従来の技術] 従来の例えば可変抵抗器のクリツク装置は、本
考案の出願人の出願にかかわる実公昭62−36249
号がある。
この考案のクリツク機構は、明細書中の第5図
及び第6図に示すように、板ばね8の凹部8aに
ボール7を装着する場合、軸10を介してクリツ
ク板6を回動させ、クリツク板6に設けた切欠凹
部6bが、板ばね8の凹部8aに対応する位置に
来るように移動させ、次に該切欠凹部6bの空間
からボール7を板ばね8の凹部8aに嵌装させる
ことによつて、該ボール7を予め凹部8aに塗布
されたグリースで前記凹部8aに保持させるよう
にしている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記のような構造だと、第5図にお
いて、ボール装着用の切欠凹部6bは、なだらか
なわん曲した傾斜面6c,6cを有し、該傾斜面
6c,6cと板ばね8の凹部8a間にはかなりの
空間が存在するので、ボール7が側方に飛び出す
危険性があり、且つ凹部6bを形成することによ
つて、クリツク板6の全周に歯条6aを形成する
ことが出来ず、この場合は、360度に渉つて軸1
0のクリツク回転を行うことが出来ないという課
題があつた。
本考案は、上記したような従来の課題を解決し
ようとするものであり、本考案の目的は、ボール
装着時に、ボールの側方への飛出しの危険性がな
く容易に装着出来、且つクリツク板の全周に歯条
を形成することが出来、360度に渉つて軸のクリ
ツク回転を可能にした電気部品のクリツク装置を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記のような課題を解決するため
に、軸受の前面板に、周囲に複数の歯条を設けた
クリツク板を遊嵌する第1の凹部を設け、該凹部
に隣接して両端に板ばねの係止部を設けた板ばね
収納用の第2の凹部を設け、前記第1、第2の凹
部間の橋絡部より、ボールの径と略同寸法の間隔
を有する一対の突部を前記第2の凹部内に突出せ
しめ、前記第2の凹部の係止部と前記突部間に板
ばねを装着し、ボールを前記突部で挾持した状態
で、板ばねによつてボールをクリツク板の周縁の
歯条に弾圧せしめた構造を有する。
[作用] 本考案の実施例は上述のような構造を有し、第
1の凹部内にクリツク板を遊嵌し、第2の凹部内
に板ばねを装着した状態でボールを、クリツク板
の周縁と、一対の突部と、板ばねで囲まれた空間
に圧入すればよく、ボールの組込みの作業性は良
く、また前記空間にボールを圧入する際、ボール
は前記一対の突部で挾持されて横方向に飛び出す
こともない。
また、クリツク板は、従来設けられたボール逃
げ部(切欠凹部6b)を形成する必要がないの
で、クリツク板の全周に渉つて歯条を形成するこ
とが出来、軸の360度の回転に渉つてクリツク感
を与えることが出来る。
[実施例] 以下に、本考案の実施例を添付の図面に基づき
説明する。
第1図〜第4図は本考案の実施例の説明図で、
第1図は可変抵抗器の側面図、第2図はクリツク
装置の組立工程を説明するための図面で、同図イ
はボールが装着されていない状態を示す上面図、
同図ロはボールを装着した後の状態を示す上面
図、第3図は本考案におけるクリツク装置の要部
拡大上面図、第4図は軸受の表面板の上面にかぶ
せられるスペーサの平面図である。
第1図において、21は亜鉛ダイカストより成
る軸受、22はその前面板、23は全周に渉つて
複数の歯条24……を設けたダイカストより成る
クリツク板で、該板23の中央に軸25の小判形
部が嵌合する小判形孔26が設けられている。
前記前面板22の上方にはクリツク板23を回
転可能に遊嵌する第1の凹部27が設けられてい
る。28は前記第1の凹部27に隣接して下方に
設けられた板ばね29を収納する第2の凹部で、
前記第1、第2の凹部27,28間の橋絡部30
に、ボール31の径と略同間隔の一対のボール抑
え用突部32,32が第2の凹部28内に突入し
ており、該凹部28の下部両側には板ばね係止用
の係止部33,33が設けられている。
次に、本考案のクリツク装置の組立て工程を説
明する。
先づ、第2図に示すように、軸受21の第1の
凹部27にクリツク板23を遊嵌し、次に板ばね
29を第2の凹部28の係止部33,33と、橋
絡部30よりの突部32,32間に垂直状態で挿
入する。
次に、クリツク板23の周縁と、突部32,3
2及び板ばね29の上面間に形成された空間に上
方よりボール31を圧入する。
すると、ボール31は、突部32,32で側圧
をおさえられながら板ばね29を下方に押圧し、
ボール31はクリツク板23の周縁に弾圧する。
次に、軸受21の上面はスペーサ34でふたを
され、その上に可変抵抗器35が配置される。
この可変抵抗器35において抵抗値の調整を行
う場合、回転軸25を回転すると、クリツク板2
3も共に回動し、そのクリツク板23の回動によ
り、ボール31がクリツク板23の歯条24と弾
性的に係脱を繰り返し、クリツク感を与えなが
ら、可変抵抗器35の摺動子(図示せず)が回動
して所望の抵抗値が得られる。
以上説明したように、本考案によれば、ボール
31の装着は、クリツク板23と、一対の突部3
2,32と板ばね29の上面間の空間に圧入する
だけでよいので作業性は良好であり、また、ボー
ル31は前記突部32,32にて挾持されている
ので、ボール31の装着時に、ボール31が横方
向にはじき出されることはない。
また、クリツク板23には全周に渉つて歯条2
4……を設けることが出来るので、軸25は360
度に渉つてクリツク感を伴つて回動することが出
来る。
また、クリツク板23を亜鉛ダイカストでつく
ることによつて、安価で高精度のものの作成が可
能であり、クリツク角度の細分化も可能である。
また、板ばね29の板厚やボール31の径を変更
することによつて様々なクリツク感、トルク出し
が可能である。
[考案の効果] 本考案によれば、ボールの装着は、ボールが横
方向に飛び出すことがなく、容易であり、また、
クリツク板の全周に渉つて歯条を設けることが出
来るので、軸は360度に渉つてクリツク感を伴つ
て回動出来るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本考案の実施例の説明図
で、第1図は可変抵抗器の側面図、第2図はクリ
ツク装置の組立工程を説明するための図面で、同
図イはボールが装着されていない状態を示す上面
図、同図ロはボールを装着した後の状態を示す上
面図、第3図は本考案におけるクリツク装置の要
部拡大上面図、第4図はスペーサの平面図、第5
図及び第6図は従来のクリツク装置の要部を示す
上面図である。 21……軸受、22……前面板、23……クリ
ツク板、24……歯条、25……軸、27……第
1の凹部、28……第2の凹部、29……板ば
ね、30……格絡部、31……ボール、32……
突部、33……係止部、34……スペーサ、35
……可変抵抗器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受の前面板に、周囲に複数の歯条を設けたク
    リツク板を遊嵌する第1の凹部を設け、該凹部に
    隣接して両端に板ばねの係止部を設けた板ばね収
    納用の第2の凹部を設け、前記第1、第2の凹部
    間の橋絡部より、ボールの径と略同寸法の間隔を
    有する一対の突部を前記第2の凹部内に突出せし
    め、前記第2の凹部の係止部と前記突部間に板ば
    ねを装着し、ボールを前記突部で挾持した状態
    で、板ばねによつてクリツク板の周縁の歯条に弾
    圧せしめたことを特徴とする電気部品のクリツク
    装置。
JP11970989U 1989-10-16 1989-10-16 Expired - Lifetime JPH0537299Y2 (ja)

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JP11970989U JPH0537299Y2 (ja) 1989-10-16 1989-10-16

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JP11970989U JPH0537299Y2 (ja) 1989-10-16 1989-10-16

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JPH0358719U JPH0358719U (ja) 1991-06-07
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DE19737392B4 (de) * 1996-08-28 2008-04-03 Alps Electric Co., Ltd. Drehbares elektrisches Bauteil

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