JPH0536961Y2 - - Google Patents

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JPH0536961Y2
JPH0536961Y2 JP1986066240U JP6624086U JPH0536961Y2 JP H0536961 Y2 JPH0536961 Y2 JP H0536961Y2 JP 1986066240 U JP1986066240 U JP 1986066240U JP 6624086 U JP6624086 U JP 6624086U JP H0536961 Y2 JPH0536961 Y2 JP H0536961Y2
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plunger
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plunger head
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の利用分野 本考案は油圧式バルブラツシユアジヤスタに関
する。
従来の技術 従来の油圧式バルブラツシユアジヤスタは、カ
ム1の作用を受けるロツカーアーム7またはシリ
ンダヘツドに設けられたシリンダ28に嵌入され
た円筒状アウタプランジヤ8を有し、アウタプラ
ンジヤの内部には、底部にオリフイスを持つ円筒
状インナプランジヤ9が摺動自在に嵌入されてい
る。インナプランジヤ9の開放端には、これと当
接してアウタプランジヤ内にプランジヤヘツド1
0が置かれている。尚15はアウタプランジヤの
開放端に取り付けられたストツパである。一つの
例では、アウタプランジヤ8の閉鎖端はバルブと
接するように配置され、他の例では、プランジヤ
ヘツドがアウタプランジヤの開放端を通して外方
に突出して位置し、ロツカーアームを介してバル
ブ2に連結されるようになつている。バルブ2
は、バルブスプリング3と、このバルブスプリン
グを受け、バルブのステムにコツタ5で固定され
たスプリング受け4とを有している。インナプラ
ンジヤの底部には、インナプランジヤの内部に形
成されたリザーバ室17からインナプランジヤ9
とアウタプランジヤ8とで形成された高圧室16
の方向にのみ油の流れを許すようにチエツク弁1
4が置かれている。11はリターンスプリング、
13はチエツク弁用スプリングである。リザーバ
室17と油導入部21とはプランジヤヘツド10
に形成された給油口19により連通し、油導入部
21は、ロツカーアーム又はシリンダヘツドに形
成された油供給系統22,23,24,25と連
通している。プランジヤヘツド10には、ロツカ
ーアームに形成された排出口20を介して大気と
連通する小孔26が設けられている。
考案が解決しようとする問題点 エンジンの始動時には、油圧式バルブラツシユ
アジヤスタは油ポンプから油の供給がないまま作
動するので、始めのうちは油圧式バルブラツシユ
アジヤスタ自身で油を補う必要がある。リザーバ
室は始動初期における高圧室の油の需要を満たす
ために設けられている。このリザーバ室内の油の
量が不足していると、高圧室には空気を含んだ油
が供給されるために作動不良を引き起こす。一般
に、リザーバ室の容積を大きく確保することが困
難であり、又容積が大きい場合でも、油圧式バル
ブラツシユアジヤスタの傾斜角度が大きければリ
ザーバ室内に油を確保するのは難しい。更に、エ
ンジンが停止すると、油供給系統内の油が油パン
へ戻る傾向により、油圧式バルブラツシユアジヤ
スタの周囲が負圧になるため油圧式バルブラツシ
ユアジヤスタのリザーバ室内の油は一層抜き出さ
れ易くなる。
本考案はこのような問題を解決するためになさ
れたものであつて、油導入部に負圧が生じてもリ
ザーバ室のから外部に油が漏れ出さないようにし
た油圧式バルブラツシユアジヤスタを提供するこ
とを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案はこの目的を達成するために、リザーバ
室の上方側面でプランジヤヘツドの給油口と反対
の位置に単一の油口をもつプラグを配し、このプ
ラグの外表面とプランジヤヘツドとの間に形成さ
れた空間を油通路とし、これをプランジヤヘツド
の小孔を介して大気と連通させ、かつプランジヤ
ヘツドの油供給口を介してエンジンの油供給系統
と連通させたことを特徴としている。リザーバ室
内に油が確保されている時、エンジンが停止して
エンジンの油供給系統が負圧になつた場合にはプ
ランジヤヘツドの小孔から空気が前記空間及び油
供給口を通つてエンジン油供給系統に流れ込むか
ら、プラグの油口から外部へ油が漏れ出さない。
また、プランジヤヘツドの給油口と反対の位置に
リザーバへの油口があるのでロツカーアームの傾
斜が大きくても、また、プランジヤヘツドがどち
らに回転してもリザーバ室の液面は最上方に保た
れる。
実施例 本考案による油圧式バルブラツシユアジヤスタ
の実施例を添付図面の第2図乃至第4図を参照し
て説明すると、先ず第2図はロツカーアームに組
み込んだ、所謂内装型の油圧式バルブラツシユア
ジヤスタを示している。油圧式バルブラツシユア
ジヤスタは、ロツカーアーム7に設けられたシリ
ンダ28に摺動自在に嵌入された一端が閉鎖され
た円筒状アウタプランジヤ8を有し、アウタプラ
ンジヤの内部には、底部にオリフイス9aを持つ
円筒状インナプランジヤ9が摺動自在に嵌入され
ている。インナプランジヤ9の開放端にはこれと
当接してアウタプランジヤ8内にプランジヤヘツ
ド10が置かれ、プランジヤヘツド10の閉鎖端
はロツカーアームのシリンダ28の底面に当接し
ている。アウタプランジヤ8はその閉鎖端がバル
ブ2と接するように配置されている。15はアウ
タプランジヤ8の開放端に取り付けられたストツ
パである。バルブ2は、バルブスプリング3と、
このバルブスプリングを受け、バルブのステムに
コツタ5で固定されたスプリング受け4とを有し
ている。インナプランジヤ9の底部には、インナ
プランジヤ9の内部に形成されたリザーバ室17
からインナプランジヤ9とアウタプランジヤ8と
で形成された高圧室16の方向にのみ油の流れを
許すようにチエツク弁14が置かれている。11
は、リテーナ12を介してインナプランジヤの底
部とアウタプランジヤの閉鎖端とに当たつている
リターンスプリング、13は、リテーナ12で保
持されたチエツク弁用スプリングである。プラン
ジヤヘツド10の内側には、上方側面に単一の油
口42を設けたプラグ41がその開放端をインナ
プランジヤ9の上方開放端と当接した関係をなし
て置かれかつプランジヤヘツドの内部に油口42
がプランジヤヘツドの給油口と反対に位置されて
保持されている。かくして、プラグの内部はリザ
ーバ室17と連通した状態となり、又プラグ41
の上部にはプランジヤヘツド10との間に油通路
27が形成される。プランジヤヘツド10の閉鎖
端即ち頂部には小孔26が設けられ、シリンダ2
8の底部に形成された排出口20と小孔26とを
通して油通路27が大気と連通する。プランジヤ
ヘツドの側壁には給油口19が設けられ、油通路
27はこの給油口19を介して、シリンダの底部
においてシリンダとプランジヤヘツドとの間に形
成された油導入部21と連通している。かくし
て、リザーバ室17は、プラグ41に形成された
油口42、油通路27、給油口19を経て油導入
部21と連通する。油導入部21は、油供給系統
即ち、ロツカーアーム7内の油通路22、ロツカ
ーシヤフトの環状溝23及びロツカーシヤフト供
給口24によりロツカーシヤフト内油通路25と
連通している。
第4図はシリンダヘツド6aに組み込んだ本考
案による油圧式ラツシユアジヤスタを示し、この
例では、アウタプランジヤ8が、シリンダヘツド
のシリンダ28にその底面にアウタプランジヤの
閉鎖端を当接して嵌入される。プランジヤヘツド
10はアウタプランジヤ8の開放端を通して外方
に突出し、ロツカーアーム7を介してバルブ2に
作動的に連結されている。油導入部21は、この
例では、プランジヤヘツド10の給油口19と対
向して、アウタプランジヤ8に形成され、そして
シリンダヘツド6aに形成された油通路22,2
3と連通している。第4図の実施例はたの点で
は、第2図の実施例における油圧式ラツシユアジ
ヤスタの構成と同様である。油圧式ラツシユアジ
ヤスタの一般的な作動としては、つぎの通りであ
る。カム1の回転により、ロツカーアーム7は揺
動し、バルブ2を押そうとすると、バルブスプリ
ング3より荷重がアウタプランジヤ8に伝達され
る。チエツク弁14が閉じているので、高圧室1
6の油に高圧が発生し、荷重はインナプランジヤ
9、プランジヤヘツド10を経てシリンダの底面
に伝達される。荷重を受けている間、高圧室16
内の油はインナプランジヤ9とアウタプランジヤ
8との極めて僅かな嵌合隙間より微少量外部に漏
れ出し、その分アウタプランジヤ8は相対的に変
位する。カム1の回転によりバルブ2が着座する
と、荷重が取り去られ、リターンスプリング11
の作用で高圧室16に負圧が発生してチエツク弁
14が開き、リザーバ室17から油が高圧室17
に流入し、アウタプランジヤ8とインナプランジ
ヤ9とはその分伸長する。リザーバ室17には、
油導入部21から給油口19、油口42を通つ
て、また油導入部21には、ロツカーシヤフト内
の油路25から油孔24,23,22を通つて油
が流れ込む。
通常、油供給系統から供給される油中には気泡
が含まれており、気泡は油導入室21に溜まる傾
向を有し、かくして溜まりつつある空気は小孔2
6、排出口20を通つて油とともに外部に排出さ
れる。
エンジンが停止すると、シリンダヘツドとポン
プとの水頭差により油導入部21は負圧となり、
リザーバの油を吸い出し、かわりに、小孔26か
ら外部空気が侵入しようとする。図に示すよう
に、油圧式バルブラツシユアジヤスタが大きく傾
いている場合には、リザーバ室から漏れでる油量
は多くなる。この状態でバルブが開かれたまま放
置され、次いでエンジンを始動すると、アウタプ
ランジヤは大きく移動し、リザーバ室内の油を消
費するから、リザーバ室内の油量が不足し、この
状態では高圧室に空気が流れ込んでしまう。本考
案によれば、プランジヤヘツドの上方にプラグ4
1によつて形成された油通路27があり、これが
プラグ41の単一の油口42を通してリザーバ室
17と連通しているから、エンジンが停止して油
導入部21が負圧になつても空気が小孔26、油
通路27及び給油口19を通つて油導入部21に
引き込まれるだけで、リザーバ室17内の油は外
部へ抜け出すことはない。さらに空気が油導入室
へ引き込まれた後でもプランジヤヘツドの給油口
19とプラグの油口42が反対の位置しているの
で装置がどの様に傾いてもリザーバ室17の油面
は最上位に保たれる。その様子を第5図及び第6
図に示す。
考案の効果 本考案は、上述したように、単一の油口をもつ
プラグをプランジヤヘツドの内側に設置してリザ
ーバ室と油通路とを油口のみで相互に連通させた
から、エンジンが停止して油導入部が負圧になつ
ても空気が小孔、油通路及び給油口を通つて油導
入室に引き込まれるだけで、リザーバ室内の油は
プラグによつて閉じ込められ、外部へ抜け出すこ
とはない。また、油導入部へ空気が侵入した後も
リザーバ室の油面は最上位に保たれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術の油圧式バルブラツシユアジ
ヤスタの断面図、第2図は本考案による油圧式バ
ルブラツシユアジヤスタの断面図、第3図はプラ
グの外観を示す斜視図、第4図は本考案による他
の実施例の油圧式バルブラツシユアジヤスタの断
面図である。第5図、第6図は第2図の実施例に
おいてエンジン停止時にもリザーバ室の油面が保
たれる様子を示したものである。 7……ロツカーアーム、6a……シリンダヘツ
ド、8……アウタプランジヤ、9……インナプラ
ンジヤ、10……プランジヤヘツド、16……高
圧室、17……リザーバ室、19……給油口、2
0……排出口、21……油導入部、26……小
孔、41……プラグ、42……油口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロツカーアーム7又はシリンダヘツド6aに設
    けられたシリンダ28に嵌入された円筒状アウタ
    プランジヤ8を有し、アウタプランジヤの内部
    に、底部にオリフイスを持つ円筒状インナプラン
    ジヤ9が摺動自在に嵌入され、インナプランジヤ
    の開放端にはこれと当接してアウタプランジヤ内
    にプランジヤヘツド10が置かれ、インナプラン
    ジヤの底部には、インナプランジヤの内部に形成
    されたリザーバ室17からインナプランジヤとア
    ウタプランジヤとで形成された高圧室16の方向
    にのみ油の流れを許すようにチエツク弁14が置
    かれ、リザーバ室と油導入部21とはプランジヤ
    ヘツドに形成された給油口19により連通し、油
    導入部は、ロツカーアーム又はシリンダヘツドに
    形成された油供給系統22,23,24,25と
    連通し、プランジヤヘツドには、ロツカーアーム
    に形成された排出口20を介して大気と連通する
    小孔26が設けられている油圧式バルブラツシユ
    アジヤスタにおいて、 リザーバ室17の上方にリザーバ室側に開放の
    中空円筒プラグ41をプランジヤヘツド10の内
    周に液密に係合し、前記中空円筒プラグの上方側
    面のプランジヤヘツドに形成された給油口19と
    反対側の位置に単一の油口42を有しており、 前記プラグ41の外表面とプランジヤヘツド1
    0との間に油通路27としての空間を形成し、こ
    れをプランジヤヘツド10の小孔26を介して大
    気と連通させ、かつプランジヤヘツド10の給油
    口19を介してエンジンの油供給系統と連通させ
    たことを特徴とする油圧式バルブラツシユアジヤ
    スタ。
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JPS62179306U JPS62179306U (ja) 1987-11-14
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Families Citing this family (2)

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JP2528009Y2 (ja) * 1989-01-27 1997-03-05 株式会社ユニシアジェックス 内燃機関用油圧ラッシュアジャスタ
JP2547679Y2 (ja) * 1990-09-27 1997-09-10 株式会社ユニシアジェックス 弁作動装置の油圧式隙間調整装置

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JPS5759903B2 (ja) * 1977-10-15 1982-12-16 Toyota Jidosha Kk

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