JPH0535452Y2 - - Google Patents

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JPH0535452Y2
JPH0535452Y2 JP6160186U JP6160186U JPH0535452Y2 JP H0535452 Y2 JPH0535452 Y2 JP H0535452Y2 JP 6160186 U JP6160186 U JP 6160186U JP 6160186 U JP6160186 U JP 6160186U JP H0535452 Y2 JPH0535452 Y2 JP H0535452Y2
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circuit
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signal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光デイスクの読出し装置等におい
て、レーザ光の照射位置(読出し位置)をピツト
が形成されたトラツク上に維持するトラツキング
サーボ回路の改良に関するものである。
更に詳しくは、サーボ動作の開始時などにおい
て、レーザ光の照射位置がトラツク上に来た時に
サーボ回路をオンとして、正常なトラツキング状
態を確保する引き込み回路の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
一般に、光デイスクの読出し装置において、光
ヘツドをトラツキング方向に移動させると、第4
図aに示す如きトラツキングエラー信号が得られ
る。このトラツキングエラー信号において零クロ
スする点は、読出し位置(トラツキング位置)が
トラツクの中心または隣り合うトラツクの中間に
来た状態である。また、この時の読出し信号波形
(RF信号)は第4図bの如くなる。第4図cはb
の読出し信号をエンベロープ検波したものであ
り、dはこれを適当なレベルVthで2値化したも
のである。ここで、aのトラツキングエラー信号
の零クロス点A,B,Cにおいて、読出し位置が
トラツク上にある点は、bの読出し信号波形が最
大となる点であるので、AおよびCということに
なり、この点を検出してトラツキングサーボ回路
をオンとすれば、トラツキング位置がトラツク上
にある時にサーボ動作を開始することができ、正
常なトラツキング状態に引き込むことができる。
従来、トラツキングサーボ回路においては、第
4図dの如き比較出力を利用して引込み点の判別
が行なわれており、この出力がハイレベルとなつ
ている時に、トラツキングエラー信号の零クロス
に応じて、トラツキングサーボ回路をオンとして
いる。また、このような切換え動作は、一連のシ
ーケンスとして、マイクロプロセツサのソフトウ
エアやロジツク回路などにより実現されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなトラツキングサーボ
回路において、引込み点の判別が可能なのは、既
に光デイスクに信号が書き込まれている場合であ
り、DRAWタイプの光デイスクにおける未書込
みの領域などにおいては、読出し信号波形を得る
ことができないので、適切な引込み点を判別する
ことができなくなつてしまう。
本考案は、上記のような従来装置の欠点をなく
し、トラツキング位置の変化に応じて常にトラツ
キングエラー信号が得られるタイプの光デイスク
であれば、信号書込みの有無にかかわらず、トラ
ツキングエラー信号から適切な引込み点を検出
し、正常なトラツキング状態に引き込むことので
きるトラツキングサーボ回路を簡単な構成により
実現することを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のトラツキングサーボ回路は、サーボ動
作の引込み指令に応じて三角波状の駆動信号を発
生しトラツキングアクチユエータを強制的に振動
させるとともにその信号レベルが駆動信号の位相
に対応した二値の同期パルスを発生する駆動手段
と、トラツキングエラー信号の極性を判別して二
値の比較出力を発生する比較回路と、サーボ動作
における帰還信号と前記駆動手段により発生され
る駆動信号とを選択的にトラツキングアクチユエ
ータに供給する切換えスイツチと、引込み指令に
応じて前記切換えスイツチを駆動信号側に切り換
えるとともに前記同期パルスの信号レベルに応じ
て前記比較出力の立上りまたは立下りを検出し前
記切換えスイツチを帰還信号側に切り換えるシー
ケンス回路とを具備し、前記トラツキングアクチ
ユエータの移動方向と前記トラツキングエラー信
号が零クロスする方向との関係から引込み点を判
別して、サーボ動作を開始するようにしたもので
ある。
〔作用〕
このように、引込み点の判別に際して、トラツ
キングアクチユエータを強制的に振動させると、
その移動方向に応じて、発生されるトラツキング
エラー信号の変化のしかたも一定の規則性を有す
るようになるので、この時のトラツキングエラー
信号における零クロスの方向を検出すれば、適切
な引込み点を容易に知ることができる。
〔実施例〕
第1図は本考案のトラツキングサーボ回路の一
実施例を示す構成図である。図において、1は増
幅器、2は位相補償回路、3はパワー増幅器で、
これらはトラツキングサーボ回路の一部を構成す
るものである。すなわち、レーザ光の照射位置の
検出器から得られたトラツキングエラー信号Se
に応じて制御出力Soを発生し、トラツキングエ
ラー信号Se(帰還信号)が零となるように、トラ
ツキングアクチユエータを駆動して、集光レンズ
の位置を制御している。また、4はトラツキング
アクチユエータを強制的に振動させるための駆動
信号Sdおよびこの位相に同期した同期パルスP
2を発生する発振回路、5は引込み指令Tsに応
じてトラツキングサーボ回路を遮断するととも
に、トラツキングエラー信号Seから検出した適
切な引込み点でトラツキングサーボ回路をオンと
するシーケンス回路、6はトラツキングサーボ回
路における帰還信号(トラツキングエラー信号
Se)と発振回路4の出力Sdとを選択的にパワー
増幅器3に印加する切換えスイツチ、7は引込み
指令Tsなどを発生するマイクロプロセツサであ
る。
また、第2図は前記第1図におけるシーケンス
回路5の具体例を示す構成図である。図におい
て、51はトラツキングエラー信号Seの極性を
判別する比較回路、52はインバータ、53,5
4はフリツプフロツプ回路(以下、FF回路と略
記する)、55はアンド回路である。第2図にお
いて、比較回路51の出力P4はFF回路54お
よびインバータ52を介してFF回路53にそれ
ぞれ印加されている。また、FF回路53の出力
P5はFF回路54のD端子に接続されている。
このため、比較出力P4の最初の立下りではFF
回路53がトリガされて、その出力P5により
FF回路54がイネーブルとなり、次の立上りで
FF回路54がトリガされるとになる。FF回路5
4の出力Psは前記した切換えスイツチ6の駆動
に利用されている。さらに、引込み指令Tsおよ
び発振回路4の同期パルスP2はアンド回路55
を介して各FF回路53,54のクリア端子CLR
に印加されている。
さて、上記のように構成されたトラツキングサ
ーボ回路の動作を、第3図の波形図を使用して説
明する。なお、ここでは光デイスクとして案内溝
付の光デイスクを使用した場合について説明す
る。すなわち、このようなタイプの光デイスクで
は、信号書込みの有無にかかわらず、トラツキン
グ位置の変化に応じて常にトラツキングエラー信
号を得ることができる。
図に示す如く、マイクロプロセツサ7から引込
み指令Tsおよび発振回路4の駆動パルスP1が
発生されると、発振回路4は発振を開始し、三角
波状の駆動信号Sdとこの位相に同期した同期パ
ルスP2が発生される。したがつて、FF回路5
3,54はアンド回路55の出力P3によりクリ
アされ、出力Psが反転して、切換えスイツチ6
を発振回路4側に接続する。このため、トラツキ
ングサーボ回路が遮断されるとともに、パワー増
幅器3には発振回路4により発生された駆動信号
Sdが印加され、トラツキングアクチユエータは
この駆動信号Sdにより駆動されるようになる。
三角波状の駆動信号Sdによりトラツキングア
クチユエータが駆動されると、レーザ光の照射位
置は駆動信号Sdの変化に応じて光デイスクの半
径方向に移動することになり、光デイスクに刻ま
れた案内溝を横切つて、図の如きトラツキングエ
ラー信号Seを発生するようになる。この時、光
ヘツドにおいては、駆動信号Sdの変化(位相)
に対して、レーザ光の移動する方向に決つている
ので、トラツキングエラー信号Seにおいてトラ
ツクの中心に対応する零クロス点(引込み点)を
判別することは容易である。例えば、駆動信号
Sdが増加する期間において、レーザ光がトラツ
クの中心を通過した時に、トラツキングエラー信
号Seの極性が負から正へ変化するものとすれば、
図中のA点はトラツク上の零クロス点であり、B
点はトラツク外の零クロス点である。すなわち、
この場合における引込み点の判別条件は、駆動信
号Sdが増加(同期パルスP2がハイレベル)で、
トラツキングエラー信号Seの極性が負から正に
変る点(比較出力P4の立上り)である。なお、
ここでは、わかり易く説明するために、光デイス
クが静止している場合を想定しているが、光デイ
スクが回転している状態においても同様の関係が
成り立つている。
シーケンス回路5はこのような引込み点の判別
を行なうものである。すなわち、シーケンス回路
5においては、前記したように、同期パルスP2
のハイレベルに応じてFF回路53,54がリセ
ツトされ、B点に対応した比較出力P4の立下り
でFF回路53がトリガされるとともに、A点に
対応した立上りでFF回路54がトリガされてい
るので、FF回路54の出力Psは上記の判別条件
を満していることになる。したがつて、この出力
Psに応じて切換えスイツチ6を切り換え、トラ
ツキングサーボ回路を動作状態とすれば、トラツ
ク上の零クロス点でサーボ動作をオンすることが
でき、正常なトラツキング状態に引き込むことが
できる。なお、切換えスイツチ6が位相補償回路
2側に切り換えられ、トラツキングサーボ回路の
動作が開始されると、駆動信号Sdによるトラツ
キングアクチユエータの駆動は中断されるので、
トラツキングエラー信号Seにおける実際の波形
は、第3図のSe′のようになる。
このように、トラツキングアクチユエータを強
制的に振動させるとともに、この時のトラツキン
グエラー信号Seの変化の状態からトラツク上の
零クロス点を検出するようにすると、トラツキン
グ位置の変化に応じて常にトラツキングエラー信
号が得られるタイプの光デイスクであれば、信号
書込みの有無にかかわらず、トラツキングエラー
信号から適切な引込み点を検出し、正常なトラツ
キング状態に引き込むことができる。
なお、上記の説明においては、トラツキングア
クチユエータを三角波状の駆動信号Sdにより振
動させる場合を例示したが、駆動信号Sdの波形
は三角波に限られるものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のトラツキングサ
ーボ回路では、サーボ動作の引込み指令に応じて
トラツキングアクチユエータを強制的に振動させ
る駆動手段と、トラツキングエラー信号の極性を
判別する比較回路と、サーボ動作における帰還信
号と前記駆動手段により発生される駆動信号とを
選択的にトラツキングアクチユエータに供給する
切換えスイツチと、前記駆動信号の位相と前記比
較回路における出力状態の変化に応じて前記切換
えスイツチの接続状態を制御するシーケンス回路
とを具備し、前記トラツキングアクチユエータの
移動方向と前記トラツキングエラー信号が零クロ
スする方向との関係から引込み点の判別を行なう
ようにしているので、トラツキング位置の変化に
応じて常にトラツキングエラー信号が得られるタ
イプの光デイスクであれば、信号書込みの有無に
かかわらず、トラツキングエラー信号から適切な
引込み点を検出し、正常なトラツキング状態に引
き込むことができるトラツキングサーボ回路を簡
単な構成により実現するこおができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案のトラツキングサ
ーボ回路の一実施例を示す構成図、第3図はその
動作状態を示す波形図、第4図は従来のトラツキ
ングサーボ回路における動作状態を示す波形図で
ある。 1……増幅器、2……位相補償回路、3……パ
ワー増幅器、4……発振回路、5……シーケンス
回路、6……切換えスイツチ、7……マイクロプ
ロセツサ、51……比較回路、52……インバー
タ、53,54……FF回路、55……アンド回
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サーボ動作の引込み指令に応じて三角波状の駆
    動信号を発生しトラツキングアクチユエータを強
    制的に振動させるとともにその信号レベルが駆動
    信号の位相に対応した二値の同期パルスを発生す
    る駆動手段と、トラツキングエラー信号の極性を
    判別して二値の比較出力を発生する比較回路と、
    サーボ動作における帰還信号と前記駆動手段によ
    り発生される駆動信号とを選択的にトラツキング
    アクチユエータに供給する切換えスイツチと、引
    込み指令に応じて前記切換えスイツチを駆動信号
    側に切り換えるとともに前記同期パルスの信号レ
    ベルに応じて前記比較出力の立上りまたは立下り
    を検出し前記切換えスイツチを帰還信号側に切り
    換えるシーケンス回路とを具備してなるトラツキ
    ングサーボ回路。
JP6160186U 1986-04-23 1986-04-23 Expired - Lifetime JPH0535452Y2 (ja)

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JP6160186U JPH0535452Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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JP6160186U JPH0535452Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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JPS62175421U JPS62175421U (ja) 1987-11-07
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