JPH07272297A - トラッキング制御装置 - Google Patents
トラッキング制御装置Info
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- JPH07272297A JPH07272297A JP21160194A JP21160194A JPH07272297A JP H07272297 A JPH07272297 A JP H07272297A JP 21160194 A JP21160194 A JP 21160194A JP 21160194 A JP21160194 A JP 21160194A JP H07272297 A JPH07272297 A JP H07272297A
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- light beam
- signal
- track
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 情報を記録するグルーブトラック及びランド
トラックを有し、かつトラックの番地情報を記録する番
地領域を各グルーブトラック及びランドトラックに設け
たディスクにおいて、ランドトラックの番地領域で安定
なトラッキング制御が行なわれるトラッキング制御装置
を提供する。 【構成】 光ビームスポットをランドトラックに位置す
るようにトラッキング制御する場合は、ゲート生成回路
123の指令によりスイッチ121の端子aと端子cが
接続され、コントロール回路132の指令によってスイ
ッチ122の端子bと端子cが接続される。そして光ビ
ームスポットがランドトラックの番地領域を通過する期
間はゲート生成回路123の指令によりスイッチ121
の端子bと端子cが接続される。その結果トラッキング
エラーの信号の極性が常に同じになる。
トラックを有し、かつトラックの番地情報を記録する番
地領域を各グルーブトラック及びランドトラックに設け
たディスクにおいて、ランドトラックの番地領域で安定
なトラッキング制御が行なわれるトラッキング制御装置
を提供する。 【構成】 光ビームスポットをランドトラックに位置す
るようにトラッキング制御する場合は、ゲート生成回路
123の指令によりスイッチ121の端子aと端子cが
接続され、コントロール回路132の指令によってスイ
ッチ122の端子bと端子cが接続される。そして光ビ
ームスポットがランドトラックの番地領域を通過する期
間はゲート生成回路123の指令によりスイッチ121
の端子bと端子cが接続される。その結果トラッキング
エラーの信号の極性が常に同じになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のトラックを有する
光ディスク上に、集束された光ビームを照射し情報を記
録再生するための光ディスク記録再生装置のトラッキン
グ制御装置に関する。
光ディスク上に、集束された光ビームを照射し情報を記
録再生するための光ディスク記録再生装置のトラッキン
グ制御装置に関する。
【0002】
【従来例の説明】従来の光ディスク記録再生装置では、
所定の回転数で回転している光ディスク上に半導体レー
ザー等の光源より発生し、集束レンズ等を用いて集束し
た光ビームを照射し情報を記録くし、または再生する。
所定の回転数で回転している光ディスク上に半導体レー
ザー等の光源より発生し、集束レンズ等を用いて集束し
た光ビームを照射し情報を記録くし、または再生する。
【0003】ある一般的な光ディスクの部分拡大図を図
38に示す。ディスク100上には幅0.6マイクロメ
ータ、ピッチ1.6マイクロメータの凸部で形成された
トラック1がスパイラル状又は同心円上に設けられてい
る。トラック1には、各トラックの番地を示すマーク部
2が凹部3と凸部4で形成されている。また、ディスク
100の表面にはスパッタ等の手法によって相変化型記
録材料等の記録膜(図示省略)が形成されている。ディ
スク100に情報を記録する場合には光ビームスポット
が常に記録膜上に位置する様にフォーカス制御すると共
に光ビームスポットがトラック上に位置するようにトラ
ッキング制御しながら、光ビームスポットの強度を記録
すべき情報に応じて変調する。その結果、記録膜の反射
率が変化し、その変化によって情報が記録される。記録
した情報を再生する場合は、光ビームスポットの強度を
一定にして同様にフォーカス制御及びトラッキング制御
を行いながら記録膜の反射率に応じた反射光量の変化を
検出する。
38に示す。ディスク100上には幅0.6マイクロメ
ータ、ピッチ1.6マイクロメータの凸部で形成された
トラック1がスパイラル状又は同心円上に設けられてい
る。トラック1には、各トラックの番地を示すマーク部
2が凹部3と凸部4で形成されている。また、ディスク
100の表面にはスパッタ等の手法によって相変化型記
録材料等の記録膜(図示省略)が形成されている。ディ
スク100に情報を記録する場合には光ビームスポット
が常に記録膜上に位置する様にフォーカス制御すると共
に光ビームスポットがトラック上に位置するようにトラ
ッキング制御しながら、光ビームスポットの強度を記録
すべき情報に応じて変調する。その結果、記録膜の反射
率が変化し、その変化によって情報が記録される。記録
した情報を再生する場合は、光ビームスポットの強度を
一定にして同様にフォーカス制御及びトラッキング制御
を行いながら記録膜の反射率に応じた反射光量の変化を
検出する。
【0004】光ビームスポットの焦点位置と記録膜との
ずれ量を示すフォーカスエラー信号は、一般に非点収差
法と呼ばれる検出方式等により検出される。フォーカス
制御はフォーカスエラー信号に応じて集束レンズを記録
面に垂直駆動することで行われる。
ずれ量を示すフォーカスエラー信号は、一般に非点収差
法と呼ばれる検出方式等により検出される。フォーカス
制御はフォーカスエラー信号に応じて集束レンズを記録
面に垂直駆動することで行われる。
【0005】光ビームスポットのトラックからのずれ量
を示すトラッキングエラー信号は、一般にプッシュプル
法と呼ばれる検出方式により検出される。トラッキング
制御一般にプッシュプル法と呼ばれる検出方式により検
出される。トラッキング制御はトラッキングエラー信号
に応じて集束レンズをトラックと直交する方向に駆動す
ることで行われる。
を示すトラッキングエラー信号は、一般にプッシュプル
法と呼ばれる検出方式により検出される。トラッキング
制御一般にプッシュプル法と呼ばれる検出方式により検
出される。トラッキング制御はトラッキングエラー信号
に応じて集束レンズをトラックと直交する方向に駆動す
ることで行われる。
【0006】プッシュプル法ではディスク100上のト
ラックで反射回折された光をトラック中心に対して対称
に配置された2個の光検出器のそれぞれの受光部で検出
し両者の検出出力の差によってずれ量を検出する。光ビ
ームスポットとトラックの中心が一致している場合は対
称な反射回折光分布が得られるので、両受光部の検出出
力は等しくなる。他方、一致していないときは、両セン
サの検出出力は互いに異なる。
ラックで反射回折された光をトラック中心に対して対称
に配置された2個の光検出器のそれぞれの受光部で検出
し両者の検出出力の差によってずれ量を検出する。光ビ
ームスポットとトラックの中心が一致している場合は対
称な反射回折光分布が得られるので、両受光部の検出出
力は等しくなる。他方、一致していないときは、両セン
サの検出出力は互いに異なる。
【0007】図39にプッシュプル法によるトラッキン
グエラー信号の一例を示す。トラック1の中心C1、C
2、C3、・・・に光ビームスポットが位置するときは
トラッキングエラー信号は零となり、ディスクの内周B
側にずれると正の値になり、ディスクの外周A側にずれ
ると負の値になる。また、隣り合う2つのトラック1の
中間に光ビームスポットが位置するときはトラッキング
エラー信号は零となり、ディスクの内周B側にずれると
負の値になり、ディスクの外周A側にずれると正の値に
なる。即ち、トラックの中心近くとトラックとトラック
の中間近くではトラッキングエラー信号の極性は反転す
る。番地を記録した領域では凸部分では、トラッキング
エラー信号が生成されるが、凹の部分では生成されず光
ビームスポットがトラックからずれた場合でも零とな
る。
グエラー信号の一例を示す。トラック1の中心C1、C
2、C3、・・・に光ビームスポットが位置するときは
トラッキングエラー信号は零となり、ディスクの内周B
側にずれると正の値になり、ディスクの外周A側にずれ
ると負の値になる。また、隣り合う2つのトラック1の
中間に光ビームスポットが位置するときはトラッキング
エラー信号は零となり、ディスクの内周B側にずれると
負の値になり、ディスクの外周A側にずれると正の値に
なる。即ち、トラックの中心近くとトラックとトラック
の中間近くではトラッキングエラー信号の極性は反転す
る。番地を記録した領域では凸部分では、トラッキング
エラー信号が生成されるが、凹の部分では生成されず光
ビームスポットがトラックからずれた場合でも零とな
る。
【0008】トラッキング制御系の必要とされる帯域は
一般に数kHz以下である。トラッキングエラー信号を
数10kHzのカットオフ周波数のローパスフィルタに
入力し、そのローパスフィルタの出力信号に基づいてト
ラッキング制御を行う。番地用の凹凸は一般に数MHz
のパルス信号で記録される。トラッキングエラー信号を
数10kHzのカットオフ周波数のローパスフィルタに
入力すると、番地部でのローパスフィルタの出力信号の
レベルは低下するがほぼ光ビームスポットのトラックか
らのずれ量を示す信号を得ることができる。
一般に数kHz以下である。トラッキングエラー信号を
数10kHzのカットオフ周波数のローパスフィルタに
入力し、そのローパスフィルタの出力信号に基づいてト
ラッキング制御を行う。番地用の凹凸は一般に数MHz
のパルス信号で記録される。トラッキングエラー信号を
数10kHzのカットオフ周波数のローパスフィルタに
入力すると、番地部でのローパスフィルタの出力信号の
レベルは低下するがほぼ光ビームスポットのトラックか
らのずれ量を示す信号を得ることができる。
【0009】近年、光ディスクの1枚当りの大容量化や
記録媒体の小型化の要求が強い。この要求に応える為に
光ディスクのトラックのみならずトラックとトラックの
間の凹部にも情報を記録する方式が提案されている。上
述したようにプシュプル方式ではトラッキングエラー信
号の極性は凸部と凹部で逆になるので、トラッキングエ
ラー信号の極性を切り換えることで凹部に光ビームスポ
ットが位置するように制御することができる。以下で
は、凸部をグルーブトラック1Bといい、凹部をランド
トラック1Aという。
記録媒体の小型化の要求が強い。この要求に応える為に
光ディスクのトラックのみならずトラックとトラックの
間の凹部にも情報を記録する方式が提案されている。上
述したようにプシュプル方式ではトラッキングエラー信
号の極性は凸部と凹部で逆になるので、トラッキングエ
ラー信号の極性を切り換えることで凹部に光ビームスポ
ットが位置するように制御することができる。以下で
は、凸部をグルーブトラック1Bといい、凹部をランド
トラック1Aという。
【0010】高密度の光ディスクでは、グルーブトラッ
ク1B及びランドトラック1Aの両方に番地2を設ける
ものが提案されている。この形式では、ランドトラック
1Aの番地はグルーブトラック1Bの番地と同様に凹凸
で形成される。他方、グルーブトラック1Bとランドト
ラック1Aの中間位置に共通の番地を設ける方式が提案
されている。
ク1B及びランドトラック1Aの両方に番地2を設ける
ものが提案されている。この形式では、ランドトラック
1Aの番地はグルーブトラック1Bの番地と同様に凹凸
で形成される。他方、グルーブトラック1Bとランドト
ラック1Aの中間位置に共通の番地を設ける方式が提案
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】トラックの番地をグル
ーブトラック1B及びランドトラック1Aに設ける方式
のディスクにおいて、トラッキングエラー信号の極性を
切り換えて光ビームスポットがランドトラック1Aに位
置するようにトラッキング制御を行った場合には、番地
部のトラッキングエラー信号の極性と番地部以外でのト
ラッキングエラー信号の極性は逆になる。よって、従来
のトラッキング制御装置では、番地領域でトラッキング
制御が不安定になる。
ーブトラック1B及びランドトラック1Aに設ける方式
のディスクにおいて、トラッキングエラー信号の極性を
切り換えて光ビームスポットがランドトラック1Aに位
置するようにトラッキング制御を行った場合には、番地
部のトラッキングエラー信号の極性と番地部以外でのト
ラッキングエラー信号の極性は逆になる。よって、従来
のトラッキング制御装置では、番地領域でトラッキング
制御が不安定になる。
【0012】また、グルーブトラック1Bとランドトラ
ック1Aの中間に共通の番地を設ける方式のディスクで
は、番地部の凹凸の中心がグルーブトラック1B又はラ
ンドトラック1Aの中心からずれるので番地部のトラッ
キングエラー信号はオフセットを生じる。よって、従来
のトラッキング制御装置では、番地部では光ビームスポ
ットの位置がトラック中心からずれる。
ック1Aの中間に共通の番地を設ける方式のディスクで
は、番地部の凹凸の中心がグルーブトラック1B又はラ
ンドトラック1Aの中心からずれるので番地部のトラッ
キングエラー信号はオフセットを生じる。よって、従来
のトラッキング制御装置では、番地部では光ビームスポ
ットの位置がトラック中心からずれる。
【0013】また、従来のトラッキング制御装置では、
トラックの番地をグルーブトラック1B及びランドトラ
ック1Aにそれぞれ独立に設ける方式のディスク及びト
ラックの番地をグルーブトラック1Bとランドトラック
1Aの中間に共通の番地を設けるディスクの番地領域に
おいて、光ビームスポットを隣接するトラックに移動さ
せると、移動後のトラッキング制御が不安定になる。
トラックの番地をグルーブトラック1B及びランドトラ
ック1Aにそれぞれ独立に設ける方式のディスク及びト
ラックの番地をグルーブトラック1Bとランドトラック
1Aの中間に共通の番地を設けるディスクの番地領域に
おいて、光ビームスポットを隣接するトラックに移動さ
せると、移動後のトラッキング制御が不安定になる。
【0014】本発明の目的は、情報を記録するグルーブ
トラック及びランドトラックを有し、かつトラックの番
地情報を記録する番地領域を各グルーブトラック及びラ
ンドトラックに設けたディスクにおいて、ランドトラッ
クの番地領域で安定なトラッキング制御が行なわれるト
ラッキング制御装置を提供することである。
トラック及びランドトラックを有し、かつトラックの番
地情報を記録する番地領域を各グルーブトラック及びラ
ンドトラックに設けたディスクにおいて、ランドトラッ
クの番地領域で安定なトラッキング制御が行なわれるト
ラッキング制御装置を提供することである。
【0015】本発明の他の目的は、隣り合う1組のグル
ーブトラックとランドトラックに1つの共通の番地領域
を設けたディスクにおいて、番地領域で正しいトラッキ
ングが行なわれるトラッキング制御装置を提供すること
である。
ーブトラックとランドトラックに1つの共通の番地領域
を設けたディスクにおいて、番地領域で正しいトラッキ
ングが行なわれるトラッキング制御装置を提供すること
である。
【0016】本発明の更に他の目的は、グルーブトラッ
クとランドトラックにそれぞれ番地領域を設けたディス
ク、及び隣り合う1組のグルーブトラックとランドトラ
ックに1つの共通の番地領域を設けたディスクにおい
て、隣接するトラックへ光ビームスポットを安定して移
動させることができるトラッキング制御装置を提供する
ことである。
クとランドトラックにそれぞれ番地領域を設けたディス
ク、及び隣り合う1組のグルーブトラックとランドトラ
ックに1つの共通の番地領域を設けたディスクにおい
て、隣接するトラックへ光ビームスポットを安定して移
動させることができるトラッキング制御装置を提供する
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のトラッキング制
御装置は、情報を記録しグルーブトラック及びランドト
ラックに番地情報部を設けたディスクを用い、光ビーム
スポットをディスクのトラック方向と略垂直な方向に移
動する移動手段と、ディスクからの反射光または透過光
より検出された光ビームスポットとトラックとの位置ず
れに対応した制御信号に応じて光ビームスポットがトラ
ックを追従するように移動手段を制御する制御手段と、
番地期間信号を生成する番地期間生成手段とを備え、ラ
ンドトラックに光ビームスポットを追従させる際に、制
御手段は番地期間信号生成手段により定められる番地期
間は制御信号の極性をグルーブトラックに追従させる場
合と同極性とし、それ以外の期間は制御信号の極性をグ
ルーブトラックに追従させる場合と反対の極性にして制
御する。
御装置は、情報を記録しグルーブトラック及びランドト
ラックに番地情報部を設けたディスクを用い、光ビーム
スポットをディスクのトラック方向と略垂直な方向に移
動する移動手段と、ディスクからの反射光または透過光
より検出された光ビームスポットとトラックとの位置ず
れに対応した制御信号に応じて光ビームスポットがトラ
ックを追従するように移動手段を制御する制御手段と、
番地期間信号を生成する番地期間生成手段とを備え、ラ
ンドトラックに光ビームスポットを追従させる際に、制
御手段は番地期間信号生成手段により定められる番地期
間は制御信号の極性をグルーブトラックに追従させる場
合と同極性とし、それ以外の期間は制御信号の極性をグ
ルーブトラックに追従させる場合と反対の極性にして制
御する。
【0018】また、本発明のトラッキング制御装置は、
グルーブトラックとランドトラックの中間に共通の番地
情報部を設けたディスクを用い、光ビームスポットをデ
ィスクのトラック方向と略垂直な方向に移動する移動手
段と、ディスクからの反射光または透過光より検出され
た光ビームスポットとトラックとの位置ずれに対応した
制御信号に応じて光ビームスポットがトラックを追従す
るように移動手段を制御する制御手段と、番地期間信号
を生成する番地期間信号生成手段と、番地期間信号生成
手段で生成された番地期間は制御手段の制御信号を保持
する保持手段とを備える。
グルーブトラックとランドトラックの中間に共通の番地
情報部を設けたディスクを用い、光ビームスポットをデ
ィスクのトラック方向と略垂直な方向に移動する移動手
段と、ディスクからの反射光または透過光より検出され
た光ビームスポットとトラックとの位置ずれに対応した
制御信号に応じて光ビームスポットがトラックを追従す
るように移動手段を制御する制御手段と、番地期間信号
を生成する番地期間信号生成手段と、番地期間信号生成
手段で生成された番地期間は制御手段の制御信号を保持
する保持手段とを備える。
【0019】また、本発明のトラッキング制御装置は、
グルーブトラックとランドトラックの中間に共通の番地
情報部を設けたディスクを用い、光ビームスポットをデ
ィスクのトラック方向と略垂直な方向に移動する移動手
段と、ディスクからの反射光または透過光より検出され
た光ビームスポットとトラックとの位置ずれに対応した
制御信号に応じて光ビームスポットがトラックを追従す
るように移動手段を制御する制御手段と、制御信号に基
づいて番地期間信号を生成する番地期間信号生成手段
と、移動手段を制御して光ビームスポットを隣接トラッ
クへ移動させるジャンピング制御手段とを備え、ジャン
ピング制御手段は番地期間信号生成手段で生成された番
地期間以外で動作する。
グルーブトラックとランドトラックの中間に共通の番地
情報部を設けたディスクを用い、光ビームスポットをデ
ィスクのトラック方向と略垂直な方向に移動する移動手
段と、ディスクからの反射光または透過光より検出され
た光ビームスポットとトラックとの位置ずれに対応した
制御信号に応じて光ビームスポットがトラックを追従す
るように移動手段を制御する制御手段と、制御信号に基
づいて番地期間信号を生成する番地期間信号生成手段
と、移動手段を制御して光ビームスポットを隣接トラッ
クへ移動させるジャンピング制御手段とを備え、ジャン
ピング制御手段は番地期間信号生成手段で生成された番
地期間以外で動作する。
【0020】請求項1の発明のトラッキング制御装置
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有しかつアドレス記録用の番地領域を前記グルーブトラ
ック及びランドトラックのそれぞれに配置したディスク
を回転させるディスク回転手段、前記ディスクの記録面
に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発生手
段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及び
ランドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポ
ット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透過光
を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に基づ
いて、前記光ビームスポットとグルーブトラック及び光
ビームスポットとランドトラックとの位置ずれに対応す
る制御信号を求める制御信号検出手段、前記制御信号に
基づいて光ビームスポット移動手段を制御して光ビーム
スポットを目標トラックに追従させる制御手段、前記光
検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の制御信
号のいづれか1つに基づいて、光ビームスポットがディ
スクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間信号を
生成する為の番地期間信号生成手段、及び光ビームスポ
ットがランドトラックに追従しているときに、前記制御
信号の極性を前記番地期間信号に応じて反転させる極性
反転手段を有する。
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有しかつアドレス記録用の番地領域を前記グルーブトラ
ック及びランドトラックのそれぞれに配置したディスク
を回転させるディスク回転手段、前記ディスクの記録面
に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発生手
段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及び
ランドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポ
ット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透過光
を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に基づ
いて、前記光ビームスポットとグルーブトラック及び光
ビームスポットとランドトラックとの位置ずれに対応す
る制御信号を求める制御信号検出手段、前記制御信号に
基づいて光ビームスポット移動手段を制御して光ビーム
スポットを目標トラックに追従させる制御手段、前記光
検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の制御信
号のいづれか1つに基づいて、光ビームスポットがディ
スクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間信号を
生成する為の番地期間信号生成手段、及び光ビームスポ
ットがランドトラックに追従しているときに、前記制御
信号の極性を前記番地期間信号に応じて反転させる極性
反転手段を有する。
【0021】請求項2の発明のトラッキング制御装置
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有しかつアドレス記録用の番地領域を前記グルーブトラ
ック及びランドトラックのそれぞれに配置したディスク
を回転させるディスク回転手段、前記ディスクの記録面
に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発生手
段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及び
ランドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポ
ット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透過光
を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に基づ
いて、前記光ビームスポットとグルーブトラック及び光
ビームスポットとランドトラックとの位置ずれに対応す
る制御信号を求める制御信号検出手段、前記制御信号に
基づいて光ビームスポット移動手段を制御して光ビーム
スポットを目標トラックに追従させる制御手段、前記光
検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の制御信
号のいづれか1つに基づいて、光ビームスポットがディ
スクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間信号を
生成する為の番地期間信号生成手段、及び光ビームスポ
ットがランドトラックに追従しているとき、前記番地期
間信号によって表わされる番地期間中は前記制御信号を
保持する信号保持手段を有する。
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有しかつアドレス記録用の番地領域を前記グルーブトラ
ック及びランドトラックのそれぞれに配置したディスク
を回転させるディスク回転手段、前記ディスクの記録面
に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発生手
段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及び
ランドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポ
ット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透過光
を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に基づ
いて、前記光ビームスポットとグルーブトラック及び光
ビームスポットとランドトラックとの位置ずれに対応す
る制御信号を求める制御信号検出手段、前記制御信号に
基づいて光ビームスポット移動手段を制御して光ビーム
スポットを目標トラックに追従させる制御手段、前記光
検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の制御信
号のいづれか1つに基づいて、光ビームスポットがディ
スクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間信号を
生成する為の番地期間信号生成手段、及び光ビームスポ
ットがランドトラックに追従しているとき、前記番地期
間信号によって表わされる番地期間中は前記制御信号を
保持する信号保持手段を有する。
【0022】請求項3の発明のトラッキング制御装置
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有しかつアドレス記録用の番地領域を前記グルーブトラ
ック及びランドトラックのそれぞれに配置したディスク
を回転させるディスク回転手段、前記ディスクの記録面
に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発生手
段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及び
ランドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポ
ット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透過光
を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に基づ
いて、前記光ビームスポットとグルーブトラック及び光
ビームスポットとランドトラックとの位置ずれに対応す
る制御信号を求める制御信号検出手段、前記制御信号に
基づいて光ビームスポット移動手段を制御して光ビーム
スポットを目標トラックに追従させる制御手段、前記光
検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の制御信
号のいづれか1つに基づいて、光ビームスポットがディ
スクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間信号を
生成する為の番地期間信号生成手段、及び光ビームトラ
ックがランドトラックに追従しているとき、前記番地期
間信号によって表わされる番地期間中は前記制御信号の
前記光ビームスポット移動手段への印加を中止する制御
信号中断手段を有する。
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有しかつアドレス記録用の番地領域を前記グルーブトラ
ック及びランドトラックのそれぞれに配置したディスク
を回転させるディスク回転手段、前記ディスクの記録面
に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発生手
段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及び
ランドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポ
ット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透過光
を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に基づ
いて、前記光ビームスポットとグルーブトラック及び光
ビームスポットとランドトラックとの位置ずれに対応す
る制御信号を求める制御信号検出手段、前記制御信号に
基づいて光ビームスポット移動手段を制御して光ビーム
スポットを目標トラックに追従させる制御手段、前記光
検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の制御信
号のいづれか1つに基づいて、光ビームスポットがディ
スクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間信号を
生成する為の番地期間信号生成手段、及び光ビームトラ
ックがランドトラックに追従しているとき、前記番地期
間信号によって表わされる番地期間中は前記制御信号の
前記光ビームスポット移動手段への印加を中止する制御
信号中断手段を有する。
【0023】請求項4の発明のトラッキング制御装置
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有し、かつ隣り合うグルーブトラックとランドトラック
に1つの共通の番地記録用の番地領域を設けたディスク
を回転させる為のディスク回転手段、前記ディスクの記
録面に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発
生手段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック
及びランドトラックを横切る方向に移動させる光ビーム
スポット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透
過光を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に
基づいて、前記光ビームスポットとグルーブトラック又
は前記光ビームスポットとランドトラックとのそれぞれ
の位置ずれに対応する制御信号を求める制御信号検出手
段、前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段
を制御して光ビームスポットを目標トラックに追従させ
る制御手段、前記光検出手段の検出出力及び前記制御信
号検出手段の制御信号のいづれか1つに基づいて光ビー
ムスポットがディスクの番地領域を通過する期間を表わ
す番地期間信号を生成する為の番地期間信号生成手段、
及び前記番地期間信号によって表わされる番地期間中は
前記制御信号を保持する為の信号保持手段を有する。
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有し、かつ隣り合うグルーブトラックとランドトラック
に1つの共通の番地記録用の番地領域を設けたディスク
を回転させる為のディスク回転手段、前記ディスクの記
録面に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発
生手段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック
及びランドトラックを横切る方向に移動させる光ビーム
スポット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透
過光を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に
基づいて、前記光ビームスポットとグルーブトラック又
は前記光ビームスポットとランドトラックとのそれぞれ
の位置ずれに対応する制御信号を求める制御信号検出手
段、前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段
を制御して光ビームスポットを目標トラックに追従させ
る制御手段、前記光検出手段の検出出力及び前記制御信
号検出手段の制御信号のいづれか1つに基づいて光ビー
ムスポットがディスクの番地領域を通過する期間を表わ
す番地期間信号を生成する為の番地期間信号生成手段、
及び前記番地期間信号によって表わされる番地期間中は
前記制御信号を保持する為の信号保持手段を有する。
【0024】請求項5の発明のトラッキング制御装置
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有し、かつ隣り合うグルーブトラックとランドトラック
に1つの共通の番地記録用の番地領域を設けたディスク
を回転させる為のディスク回転手段、前記ディスクの記
録面に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発
生手段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック
及びランドトラックを横切る方向に移動させる光ビーム
スポット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透
過光を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に
基づいて、前記光ビームスポットとグルーブトラック又
は前記光ビームスポットとランドトラックとのそれぞれ
の位置ずれに対応する制御信号を求める制御信号検出手
段、前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段
を制御して光ビームスポットを目標トラックに追従させ
る制御手段、前記光検出手段の検出出力及び前記制御信
号検出手段の制御信号のいづれか1つに基づいて光ビー
ムスポットがディスクの番地領域を通過する期間を表わ
す番地期間信号を生成する為の番地期間信号生成手段、
及び前記番地期間信号によって表わされる番地期間中は
前記制御信号の前記光ビームスポット移動手段への印加
を中断する制御信号中断手段を有する。
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有し、かつ隣り合うグルーブトラックとランドトラック
に1つの共通の番地記録用の番地領域を設けたディスク
を回転させる為のディスク回転手段、前記ディスクの記
録面に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発
生手段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック
及びランドトラックを横切る方向に移動させる光ビーム
スポット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透
過光を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に
基づいて、前記光ビームスポットとグルーブトラック又
は前記光ビームスポットとランドトラックとのそれぞれ
の位置ずれに対応する制御信号を求める制御信号検出手
段、前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段
を制御して光ビームスポットを目標トラックに追従させ
る制御手段、前記光検出手段の検出出力及び前記制御信
号検出手段の制御信号のいづれか1つに基づいて光ビー
ムスポットがディスクの番地領域を通過する期間を表わ
す番地期間信号を生成する為の番地期間信号生成手段、
及び前記番地期間信号によって表わされる番地期間中は
前記制御信号の前記光ビームスポット移動手段への印加
を中断する制御信号中断手段を有する。
【0025】請求項6の発明のトラッキング制御装置
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有し、かつ隣り合うグルーブトラックとランドトラック
に1つの共通の番地記録用の番地領域を設けたディスク
を回転させる為のディスク回転手段、前記ディスクの記
録面に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発
生手段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック
及びランドトラックを横切る方向に移動させる光ビーム
スポット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透
過光を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に
基づいて、前記光ビームスポットとグルーブトラック又
は前記光ビームスポットとランドトラックとのそれぞれ
の位置ずれに対応する制御信号を求める制御信号検出手
段、前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段
を制御して光ビームスポットを目標トラックに追従させ
る制御手段、前記光検出手段の検出出力及び前記制御信
号検出手段の制御信号のいづれか1つに基づいて光ビー
ムスポットがディスクの番地領域を通過する期間を表わ
す番地期間信号を生成する為の番地期間信号生成手段、
及び前記光ビームスポット移動手段を制御して光ビーム
スポットを隣接トラックへ移動させる手段であって、前
記番地期間信号で表わされる番地期間以外の期間に動作
するジャンピング制御手段を有する。
は、情報記録用のグルーブトラックとランドトラックを
有し、かつ隣り合うグルーブトラックとランドトラック
に1つの共通の番地記録用の番地領域を設けたディスク
を回転させる為のディスク回転手段、前記ディスクの記
録面に光ビームスポットを照射する光ビームスポット発
生手段、前記光ビームスポットを前記グルーブトラック
及びランドトラックを横切る方向に移動させる光ビーム
スポット移動手段、前記ディスク面からの反射光又は透
過光を検出する光検出手段、前記光検出手段の検出値に
基づいて、前記光ビームスポットとグルーブトラック又
は前記光ビームスポットとランドトラックとのそれぞれ
の位置ずれに対応する制御信号を求める制御信号検出手
段、前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段
を制御して光ビームスポットを目標トラックに追従させ
る制御手段、前記光検出手段の検出出力及び前記制御信
号検出手段の制御信号のいづれか1つに基づいて光ビー
ムスポットがディスクの番地領域を通過する期間を表わ
す番地期間信号を生成する為の番地期間信号生成手段、
及び前記光ビームスポット移動手段を制御して光ビーム
スポットを隣接トラックへ移動させる手段であって、前
記番地期間信号で表わされる番地期間以外の期間に動作
するジャンピング制御手段を有する。
【0026】請求項7の発明のトラッキング制御装置に
おいては、前記番地期間信号生成手段は番地領域の番地
情報を読取る番地読取り手段を有し、番地読取りタイミ
ングに基づいて番地期間信号を発生する。請求項8の発
明のトラッキング制御装置においては、前記番地期間信
号生成手段は、制御信号検出手段の制御信号が所定の基
準レベルを超えたとき番地期間信号を生成する。請求項
9の発明のトラッキング制御装置においては、位相差法
を用いて光ビームスポットとトラックとの位置ずれを検
出する位置ずれ検出手段を備え、前記番地期間信号生成
手段は前記位置ずれ検出手段の出力信号が所定のレベル
を超えたとき番地期間信号を発生する。
おいては、前記番地期間信号生成手段は番地領域の番地
情報を読取る番地読取り手段を有し、番地読取りタイミ
ングに基づいて番地期間信号を発生する。請求項8の発
明のトラッキング制御装置においては、前記番地期間信
号生成手段は、制御信号検出手段の制御信号が所定の基
準レベルを超えたとき番地期間信号を生成する。請求項
9の発明のトラッキング制御装置においては、位相差法
を用いて光ビームスポットとトラックとの位置ずれを検
出する位置ずれ検出手段を備え、前記番地期間信号生成
手段は前記位置ずれ検出手段の出力信号が所定のレベル
を超えたとき番地期間信号を発生する。
【0027】請求項10の発明のトラッキング制御装置
においては、前記番地期間信号生成手段は制御信号検出
手段の制御信号の立ち上がり及び立ち下がりから所定の
期間の番地期間信号を出力し、前記番地期間信号の終端
から所定の時間内に検出された番地期間信号を遮断する
遮断手段を有する。請求項11の発明のトラッキング制
御装置においては、前記番地期間信号生成手段は、ディ
スクからの全反射光又は全透過光の強さが所定の値を超
えたとき番地期間信号を発生する。
においては、前記番地期間信号生成手段は制御信号検出
手段の制御信号の立ち上がり及び立ち下がりから所定の
期間の番地期間信号を出力し、前記番地期間信号の終端
から所定の時間内に検出された番地期間信号を遮断する
遮断手段を有する。請求項11の発明のトラッキング制
御装置においては、前記番地期間信号生成手段は、ディ
スクからの全反射光又は全透過光の強さが所定の値を超
えたとき番地期間信号を発生する。
【0028】請求項12の発明のトラッキング制御装置
においては、前記番地期間信号生成手段は、ディスクか
らの全反射光又は全透過光の交流成分を検出しその検出
値に基づいて番地期間信号を発生する。請求項13の発
明のトラッキング制御装置においては、前記番地期間信
号生成手段は、ディスクからの反射光又は透過光を検出
する光検出器であって、トラックの長手方向と垂直の方
向に分割された複数の光検出部の出力の差に対応した信
号の交流成分を検出する光検出器の検出出力に基づいて
番地期間信号を発生する。
においては、前記番地期間信号生成手段は、ディスクか
らの全反射光又は全透過光の交流成分を検出しその検出
値に基づいて番地期間信号を発生する。請求項13の発
明のトラッキング制御装置においては、前記番地期間信
号生成手段は、ディスクからの反射光又は透過光を検出
する光検出器であって、トラックの長手方向と垂直の方
向に分割された複数の光検出部の出力の差に対応した信
号の交流成分を検出する光検出器の検出出力に基づいて
番地期間信号を発生する。
【0029】請求項14の発明のトラッキング制御装置
においては、前記番地期間信号生成手段は、グルーブト
ラックにトラッキングする場合の制御信号の検出用の基
準レベルをランドトラックにトラッキングする場合の制
御信号の検出用の基準レベルに対して変える。請求項1
5の発明のトラッキング制御装置においては、前記番地
期間信号生成手段は、グルーブトラックにトラッキング
する場合の制御信号の極性をランドトラックにトラッキ
ングする場合の制御信号の極性に対して反転させる手段
を有する。請求項16の発明のトラッキング制御装置に
おいては、前記番地期間信号生成手段は、グルーブトラ
ックにトラッキングする場合の位置ずれ検出手段の出力
信号の極性をランドトラックにトラッキングする場合の
位置ずれ検出手段の出力信号の極性に対して反転させ
る。
においては、前記番地期間信号生成手段は、グルーブト
ラックにトラッキングする場合の制御信号の検出用の基
準レベルをランドトラックにトラッキングする場合の制
御信号の検出用の基準レベルに対して変える。請求項1
5の発明のトラッキング制御装置においては、前記番地
期間信号生成手段は、グルーブトラックにトラッキング
する場合の制御信号の極性をランドトラックにトラッキ
ングする場合の制御信号の極性に対して反転させる手段
を有する。請求項16の発明のトラッキング制御装置に
おいては、前記番地期間信号生成手段は、グルーブトラ
ックにトラッキングする場合の位置ずれ検出手段の出力
信号の極性をランドトラックにトラッキングする場合の
位置ずれ検出手段の出力信号の極性に対して反転させ
る。
【0030】請求項17の発明のトラッキング制御装置
においては、前記保持手段は前記制御信号検出手段が動
作を開始して所定の期間は前記制御信号検出手段の制御
信号の保持を中断する。請求項18の発明のトラッキン
グ制御装置においては、前記制御信号検出手段は、動作
を開始して所定の期間中に前記制御信号検出手段の制御
信号を前記光ビームスポット移動手段に加える。請求項
19の発明のトラッキング制御装置においては、前記番
地期間信号生成手段は、グルーブトラックにトラッキン
グする場合の前記位置ずれ検出手段の出力信号のレベル
を、ランドトラックにトラッキングする場合の前記位置
ずれ検出手段の出力信号のレベルに対して変える。
においては、前記保持手段は前記制御信号検出手段が動
作を開始して所定の期間は前記制御信号検出手段の制御
信号の保持を中断する。請求項18の発明のトラッキン
グ制御装置においては、前記制御信号検出手段は、動作
を開始して所定の期間中に前記制御信号検出手段の制御
信号を前記光ビームスポット移動手段に加える。請求項
19の発明のトラッキング制御装置においては、前記番
地期間信号生成手段は、グルーブトラックにトラッキン
グする場合の前記位置ずれ検出手段の出力信号のレベル
を、ランドトラックにトラッキングする場合の前記位置
ずれ検出手段の出力信号のレベルに対して変える。
【0031】
【作用】請求項1の発明においては、制御信号の極性を
反転することによって、ランドトラックの番地領域にお
ける制御信号の極性が、グルーブトラックの番地領域の
極性と等しくなる。
反転することによって、ランドトラックの番地領域にお
ける制御信号の極性が、グルーブトラックの番地領域の
極性と等しくなる。
【0032】請求項2の発明においては、光ビームスポ
ットをランドトラックに追従させるとき、ランドトラッ
クの追従中に得られた制御信号を保持し、その保持した
制御信号を用いて番地領域のトラッキング制御を行な
う。
ットをランドトラックに追従させるとき、ランドトラッ
クの追従中に得られた制御信号を保持し、その保持した
制御信号を用いて番地領域のトラッキング制御を行な
う。
【0033】請求項3の発明においては、光ビームスポ
ットをランドトラックに追従させるとき、番地期間中は
制御信号の光ビームスポット移動手段への印加を中断
し、光ビームスポット移動手段のトラッキング動作を中
断させる。
ットをランドトラックに追従させるとき、番地期間中は
制御信号の光ビームスポット移動手段への印加を中断
し、光ビームスポット移動手段のトラッキング動作を中
断させる。
【0034】請求項4の発明においては、光ビームスポ
ットがグルーブトラック又はランドトラックに追従して
いるときの制御信号を保持して番地領域ではその保持し
た制御信号を用いてトラッキング制御を行なう。
ットがグルーブトラック又はランドトラックに追従して
いるときの制御信号を保持して番地領域ではその保持し
た制御信号を用いてトラッキング制御を行なう。
【0035】請求項5の発明においては、光ビームスポ
ットが隣り合うグルーブトラックとランドトラックに共
通に設けられた番地領域を通過中は制御信号の光ビーム
スポット移動手段への印加を中断し、トラッキング制御
は行なわれない。
ットが隣り合うグルーブトラックとランドトラックに共
通に設けられた番地領域を通過中は制御信号の光ビーム
スポット移動手段への印加を中断し、トラッキング制御
は行なわれない。
【0036】請求項6の発明においては、光ビームスポ
ットの隣接トラックへの移動は番地領域以下の場合で行
なわれるよう制御される。
ットの隣接トラックへの移動は番地領域以下の場合で行
なわれるよう制御される。
【0037】
【実施例】図1は本発明の第1実施例のトラッキング制
御装置のブロッキングダイヤグラムである。図1におい
て、ディスク100は相変化型記録材料の薄膜を有する
光ディスクであり、モータ101の回転軸102に取り
付けられているディスク100は図4に示すようにトラ
ックの番地部がグルーブトラック及びランドトラックに
設けられている。モータ101は所定の回転速度で回転
するように分周器130及びモータ制御回路128によ
って制御される。回転数はコントロール回路132によ
って設定される。
御装置のブロッキングダイヤグラムである。図1におい
て、ディスク100は相変化型記録材料の薄膜を有する
光ディスクであり、モータ101の回転軸102に取り
付けられているディスク100は図4に示すようにトラ
ックの番地部がグルーブトラック及びランドトラックに
設けられている。モータ101は所定の回転速度で回転
するように分周器130及びモータ制御回路128によ
って制御される。回転数はコントロール回路132によ
って設定される。
【0038】ディスク100の下に配置された移送台1
04内には、たとえば半導体レーザ等の光源105、カ
ップリングレンズ106、偏光ビ−ムスプリッタ10
7、1/4波長板108、全反射鏡109、光検出器1
11およびアクチュエータ112が取り付けられてい
る。移送台104は、たとえばリニアモータ等の移送モ
ータ103によってディスク100の半径方向に移動す
るように構成されている。
04内には、たとえば半導体レーザ等の光源105、カ
ップリングレンズ106、偏光ビ−ムスプリッタ10
7、1/4波長板108、全反射鏡109、光検出器1
11およびアクチュエータ112が取り付けられてい
る。移送台104は、たとえばリニアモータ等の移送モ
ータ103によってディスク100の半径方向に移動す
るように構成されている。
【0039】光源105より発生した光ビ−ムは、カッ
プリングレンズ106で平行光にされた後に、偏光ビ−
ムスプリッタ107、1/4波長板108を通過し、全
反射鏡109で反射される。次に集束レンズ110によ
り集束してディスク100の記録面上に照射される。
プリングレンズ106で平行光にされた後に、偏光ビ−
ムスプリッタ107、1/4波長板108を通過し、全
反射鏡109で反射される。次に集束レンズ110によ
り集束してディスク100の記録面上に照射される。
【0040】ディスク100の記録面により反射された
光は、集束レンズ110を通過して全反射鏡109で反
射され、1/4波長板108を通過した後に偏光ビ−ム
スプリッタ107で反射され、2分割された光検出器1
11上に照射される。集束レンズ110はアクチュエ−
タ112の可動部に取り付けられている。アクチュエ−
タ112は可動部に設けられているトラッキングコイル
113とアクチュエータ112に取り付けられている永
久磁石(図示せず)より構成されている。
光は、集束レンズ110を通過して全反射鏡109で反
射され、1/4波長板108を通過した後に偏光ビ−ム
スプリッタ107で反射され、2分割された光検出器1
11上に照射される。集束レンズ110はアクチュエ−
タ112の可動部に取り付けられている。アクチュエ−
タ112は可動部に設けられているトラッキングコイル
113とアクチュエータ112に取り付けられている永
久磁石(図示せず)より構成されている。
【0041】コイル113に電流を流すと、集束レンズ
110はディスク100の半径方向、すなわちディスク
100上のトラックを横切るように(図上では左右に)
移動する。また、アクチュエ−タ112の可動部にはフ
ォ−カス用のコイル(図示せず)も取り付けられてお
り、このコイルに電流を流すと図示しない永久磁石から
コイルが受ける電気磁気力によって集束レンズ110は
ディスク100の面と垂直な方向に移動できるように構
成されている。集束レンズ110はディスク100上に
照射されている光ビ−ムスポットが常に所定の集束状態
となるように制御されている。
110はディスク100の半径方向、すなわちディスク
100上のトラックを横切るように(図上では左右に)
移動する。また、アクチュエ−タ112の可動部にはフ
ォ−カス用のコイル(図示せず)も取り付けられてお
り、このコイルに電流を流すと図示しない永久磁石から
コイルが受ける電気磁気力によって集束レンズ110は
ディスク100の面と垂直な方向に移動できるように構
成されている。集束レンズ110はディスク100上に
照射されている光ビ−ムスポットが常に所定の集束状態
となるように制御されている。
【0042】ディスク100からの反射光は、光検出器
111の2つの検出部によって検出され、検出電流が出
力される。検出電流はそれぞれのI/V変換器114、
115に入力される。I/V変換器114、115は、
入力される電流をその電流に応じて電圧に変換し、差動
増幅器117にそれぞれ送る。差動増幅器117は入力
電圧の差を演算し、電圧差をローパスフィルタ127を
介して増幅器118、119、ゲインが−1倍の反転増
幅器126及びスイッチ120の端子aに送る。
111の2つの検出部によって検出され、検出電流が出
力される。検出電流はそれぞれのI/V変換器114、
115に入力される。I/V変換器114、115は、
入力される電流をその電流に応じて電圧に変換し、差動
増幅器117にそれぞれ送る。差動増幅器117は入力
電圧の差を演算し、電圧差をローパスフィルタ127を
介して増幅器118、119、ゲインが−1倍の反転増
幅器126及びスイッチ120の端子aに送る。
【0043】図1に示した光学系は一般にプッシュプル
法と呼ばれるトラッキングエラー検出方式を構成してい
る。差動増幅器117の出力が光ビームスポットとトラ
ックとのずれを示すトラッキングエラー信号である。
光ビームスポットをグルーブトラックに位置するように
トラッキング制御する場合は、ゲート信号生成回路12
3の指令によりスイッチ120の端子aと端子cが接続
され、コントロール回路132の指令によってスイッチ
122の端子aと端子cが接続される。従って、差動増
幅器117の出力であるトラッキングエラー信号は、ロ
ーパスフィルタ127、スイッチ120、スイッチ12
2、制御回路116を介してアクチュエータ112に加
えられる。光ビームスポットは、ディスク100上のグ
ルーブトラックの中心に位置するように制御される。
法と呼ばれるトラッキングエラー検出方式を構成してい
る。差動増幅器117の出力が光ビームスポットとトラ
ックとのずれを示すトラッキングエラー信号である。
光ビームスポットをグルーブトラックに位置するように
トラッキング制御する場合は、ゲート信号生成回路12
3の指令によりスイッチ120の端子aと端子cが接続
され、コントロール回路132の指令によってスイッチ
122の端子aと端子cが接続される。従って、差動増
幅器117の出力であるトラッキングエラー信号は、ロ
ーパスフィルタ127、スイッチ120、スイッチ12
2、制御回路116を介してアクチュエータ112に加
えられる。光ビームスポットは、ディスク100上のグ
ルーブトラックの中心に位置するように制御される。
【0044】また、トラッキングエラー信号は制御回路
116から移送モータ103に加えられ、集束レンズ1
10の移動範囲の中心が目標トラックの中心に一致する
ようにディスク100の半径方向へ移送台104を移送
する。光ビームスポットがグルーブトラックの番地領域
を通過する期間はゲート信号生成回路123の指令によ
りスイッチ120の端子bと端子cが接続される。した
がって、スイッチ122の端子aに増幅器118の出力
が送られる。 増幅器118はローパスフィルタ127
の出力信号を増幅する。これは、光ビームスポットがグ
ルーブトラックの番地領域を通過す期間では番地情報を
示す凹凸によってトラッキングエラー信号の検出レベル
が低下するので必要である。即ち、トラッキングエラー
信号のレベルが低下すると、トラッキング制御系の制御
周波数帯域が低下する。そこでこの増幅によってレベル
低下を防止する。従って、ゲインは番地領域での検出感
度と番地領域以外での検出感度の比に対応してる。
116から移送モータ103に加えられ、集束レンズ1
10の移動範囲の中心が目標トラックの中心に一致する
ようにディスク100の半径方向へ移送台104を移送
する。光ビームスポットがグルーブトラックの番地領域
を通過する期間はゲート信号生成回路123の指令によ
りスイッチ120の端子bと端子cが接続される。した
がって、スイッチ122の端子aに増幅器118の出力
が送られる。 増幅器118はローパスフィルタ127
の出力信号を増幅する。これは、光ビームスポットがグ
ルーブトラックの番地領域を通過す期間では番地情報を
示す凹凸によってトラッキングエラー信号の検出レベル
が低下するので必要である。即ち、トラッキングエラー
信号のレベルが低下すると、トラッキング制御系の制御
周波数帯域が低下する。そこでこの増幅によってレベル
低下を防止する。従って、ゲインは番地領域での検出感
度と番地領域以外での検出感度の比に対応してる。
【0045】次に、光ビームスポットをランドトラック
LT位置するようにトラッキング制御する場合の動作を
説明する。ゲート信号生成回路123の指令によりスイ
ッチ121の端子aと端子cが接続され、コントロール
回路132の指令によってスイッチ122の端子bと端
子cが接続される。従って、差動増幅器117の出力で
あるトラッキングエラー信号は、ローパスフィルタ12
7、反転増幅器126、スイッチ121、スイッチ12
2、制御回路116を介してアクチュエータ112に加
えられる。ランドトラックLTとグルーブトラックGT
ではトラックと光ビームスポットとの同じずれの方向に
対するトラッキングエラー信号の極性が逆である。従っ
て、反転増幅器126でトラッキングエラー信号の極性
を反転させる。その結果、光ビームスポットは、ランド
トラックLTの中心に位置するように制御される。極性
が反転したトラッキングエラー信号は制御回路116か
ら移送モータ103に加えられ、集束レンズ110の移
動範囲の中心が目標トラックの中心に一致するように光
ディスク100の半径方向へ移送台104を移送する。
光ビームスポットがランドトラックの番地領域を通過す
る期間はゲート信号生成回路123の指令によりスイッ
チ121の端子bと端子cが接続される。したがって、
スイッチ122の端子bに増幅器119の出力が送られ
る。
LT位置するようにトラッキング制御する場合の動作を
説明する。ゲート信号生成回路123の指令によりスイ
ッチ121の端子aと端子cが接続され、コントロール
回路132の指令によってスイッチ122の端子bと端
子cが接続される。従って、差動増幅器117の出力で
あるトラッキングエラー信号は、ローパスフィルタ12
7、反転増幅器126、スイッチ121、スイッチ12
2、制御回路116を介してアクチュエータ112に加
えられる。ランドトラックLTとグルーブトラックGT
ではトラックと光ビームスポットとの同じずれの方向に
対するトラッキングエラー信号の極性が逆である。従っ
て、反転増幅器126でトラッキングエラー信号の極性
を反転させる。その結果、光ビームスポットは、ランド
トラックLTの中心に位置するように制御される。極性
が反転したトラッキングエラー信号は制御回路116か
ら移送モータ103に加えられ、集束レンズ110の移
動範囲の中心が目標トラックの中心に一致するように光
ディスク100の半径方向へ移送台104を移送する。
光ビームスポットがランドトラックの番地領域を通過す
る期間はゲート信号生成回路123の指令によりスイッ
チ121の端子bと端子cが接続される。したがって、
スイッチ122の端子bに増幅器119の出力が送られ
る。
【0046】増幅器119はローパスフィルタ127の
出力信号を増幅する。この理由は、光ビームスポットが
ランドトラックの番地領域を通過する期間中は番地情報
を示す凹凸によりトラッキングエラー信号の検出レベル
が低下する。検出レベルの低下を補正しトラッキング制
御系の制御帯域を一定する。また、ランドトラックLT
では番地領域と番地領域以外でトラッキングエラー信号
の極性が逆であるので、前記のインバータ126によっ
て信号の極性を反転し光ビームスポットがランドトラッ
クLTの番地領域の中心を通過するようにするためであ
る。
出力信号を増幅する。この理由は、光ビームスポットが
ランドトラックの番地領域を通過する期間中は番地情報
を示す凹凸によりトラッキングエラー信号の検出レベル
が低下する。検出レベルの低下を補正しトラッキング制
御系の制御帯域を一定する。また、ランドトラックLT
では番地領域と番地領域以外でトラッキングエラー信号
の極性が逆であるので、前記のインバータ126によっ
て信号の極性を反転し光ビームスポットがランドトラッ
クLTの番地領域の中心を通過するようにするためであ
る。
【0047】I/V変換器114、115の出力は、加
算器124に送られる。加算器124は入力信号を加算
し、番地読み取り回路125に送る。加算器124の出
力は、ディスク10からの反射光量の和を示している。
従って、加算器124の出力信号の変化がディスク10
0に記録された番地情報及び記録された情報を示す。
算器124に送られる。加算器124は入力信号を加算
し、番地読み取り回路125に送る。加算器124の出
力は、ディスク10からの反射光量の和を示している。
従って、加算器124の出力信号の変化がディスク10
0に記録された番地情報及び記録された情報を示す。
【0048】番地読み取り回路125はコントロール回
路132より送られる回転数設定信号と加算器124の
出力信号に応じて番地領域の情報を読み取る。番地領域
にはトラック番地とセクタ番号が記録されている。番地
読み取り回路125はセクタ番号が零の番地領域の情報
を読み取ると、その番地領域の終端でゲート信号生成回
路123の端子201にパルスを送る。
路132より送られる回転数設定信号と加算器124の
出力信号に応じて番地領域の情報を読み取る。番地領域
にはトラック番地とセクタ番号が記録されている。番地
読み取り回路125はセクタ番号が零の番地領域の情報
を読み取ると、その番地領域の終端でゲート信号生成回
路123の端子201にパルスを送る。
【0049】コントロール回路132は回転数設定信号
を分周器130及び番地読み取り回路125に送る。分
周器130は発振器131の出力信号を分周してモータ
制御回路128に送る。
を分周器130及び番地読み取り回路125に送る。分
周器130は発振器131の出力信号を分周してモータ
制御回路128に送る。
【0050】ゲート信号生成回路123は、図6に詳細
な回路を示すように、PLL(Phased Lock
ed Loop)回路206を内蔵しており、このPL
L回路は分周器130の信号に同期して周波数がN倍の
信号を発生する。また、ゲート信号生成回路123はP
LL回路206のVCO204が出力するクロックを計
数するカウンタを有しており、このカウンタ207をコ
ントロール回路132の端子aから出力されるセクタ番
号が零の番地領域の終端を示すパルス信号でリセットす
る。従って、カウンタ207の計数値はセクタ番号が零
のセクタを基準セクタにしたディスク100の回転角度
に対応する。カウンタ207の計数値に基づいてディス
ク100の番地領域を示すゲート信号を生成し、スイッ
チ120及び121のコントロール端子dに送る。ゲー
ト信号は、番地領域でローレベルの信号となるように構
成されている。ゲート信号はアドレス期間を表わす「番
地期間信号」に対応し、ゲート信号生成回路123は
「番地期間信号生成手段」に対応している。ゲート信号
生成手段は後で詳しく説明する。
な回路を示すように、PLL(Phased Lock
ed Loop)回路206を内蔵しており、このPL
L回路は分周器130の信号に同期して周波数がN倍の
信号を発生する。また、ゲート信号生成回路123はP
LL回路206のVCO204が出力するクロックを計
数するカウンタを有しており、このカウンタ207をコ
ントロール回路132の端子aから出力されるセクタ番
号が零の番地領域の終端を示すパルス信号でリセットす
る。従って、カウンタ207の計数値はセクタ番号が零
のセクタを基準セクタにしたディスク100の回転角度
に対応する。カウンタ207の計数値に基づいてディス
ク100の番地領域を示すゲート信号を生成し、スイッ
チ120及び121のコントロール端子dに送る。ゲー
ト信号は、番地領域でローレベルの信号となるように構
成されている。ゲート信号はアドレス期間を表わす「番
地期間信号」に対応し、ゲート信号生成回路123は
「番地期間信号生成手段」に対応している。ゲート信号
生成手段は後で詳しく説明する。
【0051】図1に示したトラッキング制御装置の動作
を図2及び図3に示した波形図と共に説明する。図2は
グレーブトラックのものを示し図3はランドトラックの
ものを示す。図2(A)及び図3の波形(a)はディス
ク上のマーク(ピット)の配列を示した図である。両図
の左右方向がトラックに平行な方向である。波形(b)
はコントロール回路132の端子bの出力信号を、波形
(c)はゲート信号生成回路123の端子aの出力信号
ををそれぞれ示す。スイッチ120、121、122は
コントロール端子dがハイレベルの場合に端子aと端子
cが接続されるように構成されている。
を図2及び図3に示した波形図と共に説明する。図2は
グレーブトラックのものを示し図3はランドトラックの
ものを示す。図2(A)及び図3の波形(a)はディス
ク上のマーク(ピット)の配列を示した図である。両図
の左右方向がトラックに平行な方向である。波形(b)
はコントロール回路132の端子bの出力信号を、波形
(c)はゲート信号生成回路123の端子aの出力信号
ををそれぞれ示す。スイッチ120、121、122は
コントロール端子dがハイレベルの場合に端子aと端子
cが接続されるように構成されている。
【0052】グルーブトラックをトレースするときは、
スイッチ122のコントロール端子dがハイレベル図2
の(波形(b))であるので端子aと端子cが接続され
る。また、スイッチ120のコントロール端子dは番地
領域でローレベル図2の(波形(c))であるので端子
bと端子cが接続される。従って、番地領域でのトラキ
ングエラー信号の検出レベルの低下が補正され、トラッ
キング制御系の帯域が一定になる。
スイッチ122のコントロール端子dがハイレベル図2
の(波形(b))であるので端子aと端子cが接続され
る。また、スイッチ120のコントロール端子dは番地
領域でローレベル図2の(波形(c))であるので端子
bと端子cが接続される。従って、番地領域でのトラキ
ングエラー信号の検出レベルの低下が補正され、トラッ
キング制御系の帯域が一定になる。
【0053】ランドトラックをトレースするときは、ス
イッチ122のコントロール端子dがローレベル図3の
(波形(b))であるので端子bと端子cが接続され
る。従って、制御回路116に入力されるトラッキング
エラー信号の極性がグルーブトラックの状態と反転し、
光ビームスポットがランドトラックをトレースする様に
制御される。また、スイッチ121のコントロール端子
dは番地領域でローレベル図3の(波形(c))である
ので端子bと端子cが接続される。従って、番地領域に
おいてもトラッキング制御系の制御帯域が一定になり、
かつ制御回路116に入力されるトラッキングエラー信
号の極性が一時的に反転するので光ビームスポットが番
地領域の中心を通過するように制御される。
イッチ122のコントロール端子dがローレベル図3の
(波形(b))であるので端子bと端子cが接続され
る。従って、制御回路116に入力されるトラッキング
エラー信号の極性がグルーブトラックの状態と反転し、
光ビームスポットがランドトラックをトレースする様に
制御される。また、スイッチ121のコントロール端子
dは番地領域でローレベル図3の(波形(c))である
ので端子bと端子cが接続される。従って、番地領域に
おいてもトラッキング制御系の制御帯域が一定になり、
かつ制御回路116に入力されるトラッキングエラー信
号の極性が一時的に反転するので光ビームスポットが番
地領域の中心を通過するように制御される。
【0054】図4に本発明の第1の実施例で用いるディ
スクのトラック構造を示す。斜線で示した部分がグルー
ブトラックGTを示す。グルーブトラックに挟まれた部
分がランドトラックLTを示す。番地はグルーブトラッ
クGT及びランドトラックLTにそれぞれ設けられてい
る。番地はディスク面上に所定の配列で設けられた多数
の凸起90と凸起間の凹部93によって形成されてい
る。図4に示したディスクにおける凹凸とトラッキング
エラー信号の関係を図5に示す。
スクのトラック構造を示す。斜線で示した部分がグルー
ブトラックGTを示す。グルーブトラックに挟まれた部
分がランドトラックLTを示す。番地はグルーブトラッ
クGT及びランドトラックLTにそれぞれ設けられてい
る。番地はディスク面上に所定の配列で設けられた多数
の凸起90と凸起間の凹部93によって形成されてい
る。図4に示したディスクにおける凹凸とトラッキング
エラー信号の関係を図5に示す。
【0055】図5において、波形(a)は記録領域にお
けるグループトラックGTとランドトラックLTの断面
を示す。トラックの方向は紙面に垂直である、矢印Aは
ディスクの外周上の点に向う方向を示し、矢印Bはディ
スクの中心に向う方向を示す。波形(b)は図4に示し
たa方向に光ビームスポットが横断した場合のトラッキ
ングエラー信号を示す。波形(c)は番地領域における
グループトラックGTとランドトラックLTの断面を示
す。波形(d)はb方向に光ビームスポットが横断した
場合のトラッキングエラー信号を示す。b方向に光ビー
ムスポットが横断する際は番地領域の凸部を横断する場
合を示す。
けるグループトラックGTとランドトラックLTの断面
を示す。トラックの方向は紙面に垂直である、矢印Aは
ディスクの外周上の点に向う方向を示し、矢印Bはディ
スクの中心に向う方向を示す。波形(b)は図4に示し
たa方向に光ビームスポットが横断した場合のトラッキ
ングエラー信号を示す。波形(c)は番地領域における
グループトラックGTとランドトラックLTの断面を示
す。波形(d)はb方向に光ビームスポットが横断した
場合のトラッキングエラー信号を示す。b方向に光ビー
ムスポットが横断する際は番地領域の凸部を横断する場
合を示す。
【0056】トラッキングエラー信号は波形(b)にお
いてグルーブトラックGT及びランドトラックLTの中
心で零となる。光ビームスポットがグルーブトラックG
Tの中心からディスク内周側Bにずれると正になる。光
ビームスポットがランドトラックLTの中心からディス
ク内周側Bにずれると逆に負になる。即ち、グルーブト
ラックGTとランドトラックLTではトラッキングエラ
ー信号の極性の変化が逆になる。
いてグルーブトラックGT及びランドトラックLTの中
心で零となる。光ビームスポットがグルーブトラックG
Tの中心からディスク内周側Bにずれると正になる。光
ビームスポットがランドトラックLTの中心からディス
ク内周側Bにずれると逆に負になる。即ち、グルーブト
ラックGTとランドトラックLTではトラッキングエラ
ー信号の極性の変化が逆になる。
【0057】波形(d)に示すトラッキングエラー信号
は番地領域のグルーブトラックGT及びランドトラック
LTの凸部の中心で零となり、光ビームスポットが凸部
の中心からからディスク内周側(矢印B)にずれると正
になる。しかしながら、番地領域の凹部に光ビームスポ
ットがあるときトラッキングエラー信号がほぼ零にな
る。従って、ローパスフィルタによって高域を低減する
と、トラッキングエラー信号の検出レベルは低下する
が、トラッキングエラー信号は連続した信号になる。
は番地領域のグルーブトラックGT及びランドトラック
LTの凸部の中心で零となり、光ビームスポットが凸部
の中心からからディスク内周側(矢印B)にずれると正
になる。しかしながら、番地領域の凹部に光ビームスポ
ットがあるときトラッキングエラー信号がほぼ零にな
る。従って、ローパスフィルタによって高域を低減する
と、トラッキングエラー信号の検出レベルは低下する
が、トラッキングエラー信号は連続した信号になる。
【0058】次にゲート信号生成回路123の動作を詳
細に説明する。第1の実施例のディスクは1トラック中
のセクタ長は全て等しく、セクタの先頭の番地領域には
トラックの番地とセクタ番号が記録されている。ディス
クは、モータ制御回路128に36パルス入力すると1
回転する。分周器130の出力周波数は1080Hzで
あり、モータ101の回転速度は、1800rpmであ
る。
細に説明する。第1の実施例のディスクは1トラック中
のセクタ長は全て等しく、セクタの先頭の番地領域には
トラックの番地とセクタ番号が記録されている。ディス
クは、モータ制御回路128に36パルス入力すると1
回転する。分周器130の出力周波数は1080Hzで
あり、モータ101の回転速度は、1800rpmであ
る。
【0059】図6にゲート信号生成回路123のブロッ
ク図を示す。ゲート信号生成回路123は、PLL(pha
se locked loop)回路206を備えており、このPLL
回路206は、位相比較器203、VCO(voltage con
trolled ocsilator)204、分周器205で構成されて
いる。分周器205はVCO204の出力信号の周波数
を100分の1に分周し、この分周した信号を位相比較
器203の端子aに送る。位相比較器203は端子20
0より端子bに入力されるパルス信号と端子aに入力さ
れる信号の位相を比較し、両信号の位相差に応じた位相
差信号をVCO204に送る。従って、VCO204は
端子200に入力されるパルス信号と分周器205で分
周した信号とが同期するように、たとえば両信号の位相
が合致するように制御される。VCO204の出力は、
端子200に入力される信号に同期して、かつ周波数は
100倍の信号となる。端子200には分周器130よ
り1080Hzの信号が入力されている。従って、VC
O204の発振周波数は108kHzとなる。ディスク
が1回転する間にVCO204から出力されるクロック
パルス数は、3600パルスとなる。VCO204の出
力信号はカウンタ207の端子CKに送られる。
ク図を示す。ゲート信号生成回路123は、PLL(pha
se locked loop)回路206を備えており、このPLL
回路206は、位相比較器203、VCO(voltage con
trolled ocsilator)204、分周器205で構成されて
いる。分周器205はVCO204の出力信号の周波数
を100分の1に分周し、この分周した信号を位相比較
器203の端子aに送る。位相比較器203は端子20
0より端子bに入力されるパルス信号と端子aに入力さ
れる信号の位相を比較し、両信号の位相差に応じた位相
差信号をVCO204に送る。従って、VCO204は
端子200に入力されるパルス信号と分周器205で分
周した信号とが同期するように、たとえば両信号の位相
が合致するように制御される。VCO204の出力は、
端子200に入力される信号に同期して、かつ周波数は
100倍の信号となる。端子200には分周器130よ
り1080Hzの信号が入力されている。従って、VC
O204の発振周波数は108kHzとなる。ディスク
が1回転する間にVCO204から出力されるクロック
パルス数は、3600パルスとなる。VCO204の出
力信号はカウンタ207の端子CKに送られる。
【0060】カウンタ207は一般に同期式カウンタと
呼ばれる2進数12ビットのカウンタであり計数動作及
び計数値のクリアーは端子CKに入力されるクロックパ
ルスの立ち上がりエッジに同期して行われる。Q0から
Q11は計数値を示す。Q0が下位ビットでQ11が上
位ビットを示す。また、端子CLR1がハイレベルの時
に端子CKにクロックパルスが入力されると計数値はク
リアーされる。端子CLR2がハイレベルになると端子
CKの信号に無関係にクリアーされる。カウンタ207
の出力はコンパレータ209及びデコーダ208に送ら
れる。
呼ばれる2進数12ビットのカウンタであり計数動作及
び計数値のクリアーは端子CKに入力されるクロックパ
ルスの立ち上がりエッジに同期して行われる。Q0から
Q11は計数値を示す。Q0が下位ビットでQ11が上
位ビットを示す。また、端子CLR1がハイレベルの時
に端子CKにクロックパルスが入力されると計数値はク
リアーされる。端子CLR2がハイレベルになると端子
CKの信号に無関係にクリアーされる。カウンタ207
の出力はコンパレータ209及びデコーダ208に送ら
れる。
【0061】コンパレータ209は入力値が3599に
なるとハイレベルの信号をカウンタ207の端子CLR
1に送る。従って、カウンタ207の計数値は0から3
599の値まで変化し、その変化を繰り返す。ディスク
が1回転する間にVCO204から出力されるクロック
パルス数は3600パルスであり、カウンタ207の計
数値はディスクの回転角度に対応する。例えば、計数値
が0の場合は0度、1の場合は0.1度、3599の場
合は359.9度となる。
なるとハイレベルの信号をカウンタ207の端子CLR
1に送る。従って、カウンタ207の計数値は0から3
599の値まで変化し、その変化を繰り返す。ディスク
が1回転する間にVCO204から出力されるクロック
パルス数は3600パルスであり、カウンタ207の計
数値はディスクの回転角度に対応する。例えば、計数値
が0の場合は0度、1の場合は0.1度、3599の場
合は359.9度となる。
【0062】端子201は、図1の番地読み取り回路1
25に接続されており、端子201からカウンタ207
の端子CLR2にはセクタ番号が零の番地領域の終端で
パルスが入力される。従って、カウンタ207の計数値
はセクタ番号が零の番地領域の終端で零になる。カウン
タ207の計数値が示すディスクの回転角度はセクタ番
号が零の番地領域の終端が基準となる。デコーダ208
は内部にビットコンパレータを含み、カウンタ207の
計数値が番地領域に相当する範囲にある場合に出力はロ
ーレベルとなる。
25に接続されており、端子201からカウンタ207
の端子CLR2にはセクタ番号が零の番地領域の終端で
パルスが入力される。従って、カウンタ207の計数値
はセクタ番号が零の番地領域の終端で零になる。カウン
タ207の計数値が示すディスクの回転角度はセクタ番
号が零の番地領域の終端が基準となる。デコーダ208
は内部にビットコンパレータを含み、カウンタ207の
計数値が番地領域に相当する範囲にある場合に出力はロ
ーレベルとなる。
【0063】第1実施例によれば、光ビームスポットが
ランドトラックを追従するように制御手段が動作してい
る状態で番地期間生成手段から信号が入力されると制御
手段は制御信号の極性を反転した信号に基づいて動作す
る。従ってランドトラックの番地領域でトラッキング制
御が安定になる。
ランドトラックを追従するように制御手段が動作してい
る状態で番地期間生成手段から信号が入力されると制御
手段は制御信号の極性を反転した信号に基づいて動作す
る。従ってランドトラックの番地領域でトラッキング制
御が安定になる。
【0064】本第1の実施例では、番地読み取り回路1
25がセクタ番号が零の番地領域の終端でゲート信号生
成回路123にパルスを送るが、番地領域が等間隔で形
成されている場合には、番地領域を読み取る毎にパルス
をゲート信号生成回路123に送ってもよい。この場合
はゲート生成回路123にパルスが送られると、そのパ
ルスに基づいて次の番地領域に対応する1個のゲート信
号が生成される。また、ゲート信号生成回路123にお
いて、モータ101の回転数が一定の場合にはPLL(p
hase locked loop)回路206の代わりに所定の周波数
のクロックパルスを発生する発振器を用いてもよい。
25がセクタ番号が零の番地領域の終端でゲート信号生
成回路123にパルスを送るが、番地領域が等間隔で形
成されている場合には、番地領域を読み取る毎にパルス
をゲート信号生成回路123に送ってもよい。この場合
はゲート生成回路123にパルスが送られると、そのパ
ルスに基づいて次の番地領域に対応する1個のゲート信
号が生成される。また、ゲート信号生成回路123にお
いて、モータ101の回転数が一定の場合にはPLL(p
hase locked loop)回路206の代わりに所定の周波数
のクロックパルスを発生する発振器を用いてもよい。
【0065】図7は本発明の第2の実施例のトラッキン
グ制御装置のブロック図である図1に示した第1の実施
例と同じものには同ーの番号を付けて説明を省略する。
図7においてモータ300にはホール素子を用いたセン
サ301が取り付けられている。センサ301はモータ
300が10度回転する毎に1個のパルスを出力する。
即ち、モータ300が1回転すると36パルスが出力さ
れる。センサ301の出力は、モータ制御回路302及
びゲート信号回路123に送られる。モータ制御回路3
02はセンサ301の出力に基づいて分周器130の出
力信号に応じた回転数になるようにモータ300を制御
する。尚、分周器130の出力とモータの回転数の関係
は第1の実施例と同じである。
グ制御装置のブロック図である図1に示した第1の実施
例と同じものには同ーの番号を付けて説明を省略する。
図7においてモータ300にはホール素子を用いたセン
サ301が取り付けられている。センサ301はモータ
300が10度回転する毎に1個のパルスを出力する。
即ち、モータ300が1回転すると36パルスが出力さ
れる。センサ301の出力は、モータ制御回路302及
びゲート信号回路123に送られる。モータ制御回路3
02はセンサ301の出力に基づいて分周器130の出
力信号に応じた回転数になるようにモータ300を制御
する。尚、分周器130の出力とモータの回転数の関係
は第1の実施例と同じである。
【0066】第1の実施例と同様に分周器130の出力
は1080Hzであり、モータ300は1800rpm
で回転する。よって、センサ301の出力の周波数は、
1080Hzとなる。すなわち、ゲート信号生成回路1
23の端子200に入力される信号の周波数は第1の実
施例と同じ値であり、ゲート信号生成回路123は第1
の実施例と同様な動作を行う。
は1080Hzであり、モータ300は1800rpm
で回転する。よって、センサ301の出力の周波数は、
1080Hzとなる。すなわち、ゲート信号生成回路1
23の端子200に入力される信号の周波数は第1の実
施例と同じ値であり、ゲート信号生成回路123は第1
の実施例と同様な動作を行う。
【0067】第2の実施例ではセンサ301の出力に基
づいてゲート信号生成回路123が動作するので、モー
タ300の回転数が分周器130の出力信号に正確に対
応しない場合でも、ゲート信号生成回路123は番地領
域で正確にスイッチ120のbとcを接続することがで
きる。
づいてゲート信号生成回路123が動作するので、モー
タ300の回転数が分周器130の出力信号に正確に対
応しない場合でも、ゲート信号生成回路123は番地領
域で正確にスイッチ120のbとcを接続することがで
きる。
【0068】図8は本発明の第3の実施例のトラッキン
グ制御装置のブロック図である。尚、図1に示した第1
の実施例と同じものには同ーの番号を付けて説明を省略
する。ディスク403は、図9に示すように、グルーブ
トラックGTとランドトラックLTの境界線S4上に共
通の番地マーク95を設けている。
グ制御装置のブロック図である。尚、図1に示した第1
の実施例と同じものには同ーの番号を付けて説明を省略
する。ディスク403は、図9に示すように、グルーブ
トラックGTとランドトラックLTの境界線S4上に共
通の番地マーク95を設けている。
【0069】図8において、ローパスフィルタ127の
出力はスイッチ122の端子a、反転増幅器126に送
られる。スイッチ122の出力はスイッチ400の端子
a、スイッチ401の端子aに送られる。スイッチ40
0の端子bは、抵抗404を介してコンデンサ402に
接続されている。スイッチ400、401のコントロー
ル端子である端子dにはゲート信号生成回路123の出
力信号が入力される。スイッチ400はコントロール端
子がローレベルの時に開き、スイッチ401はコントロ
ール端子がローレベルの時に端子bと端子cが接続され
る。コンデンサ402の片側は零レベルに接続されてお
り抵抗404及びコンデンサ402はローパスフィルタ
を構成している。従って、スイッチ400が開くと、抵
抗404及びコンデンサ402で構成されるローパスフ
ィルタに印加されている電圧がコンデンサ402によっ
てホールドされ、この電圧はスイッチ401の端子bに
印加される。ゲート信号生成回路123の動作は第1の
実施例と同じであるので、番地領域ではコンデンサ40
2にホールドされた電圧が制御回路116に入力され
る。
出力はスイッチ122の端子a、反転増幅器126に送
られる。スイッチ122の出力はスイッチ400の端子
a、スイッチ401の端子aに送られる。スイッチ40
0の端子bは、抵抗404を介してコンデンサ402に
接続されている。スイッチ400、401のコントロー
ル端子である端子dにはゲート信号生成回路123の出
力信号が入力される。スイッチ400はコントロール端
子がローレベルの時に開き、スイッチ401はコントロ
ール端子がローレベルの時に端子bと端子cが接続され
る。コンデンサ402の片側は零レベルに接続されてお
り抵抗404及びコンデンサ402はローパスフィルタ
を構成している。従って、スイッチ400が開くと、抵
抗404及びコンデンサ402で構成されるローパスフ
ィルタに印加されている電圧がコンデンサ402によっ
てホールドされ、この電圧はスイッチ401の端子bに
印加される。ゲート信号生成回路123の動作は第1の
実施例と同じであるので、番地領域ではコンデンサ40
2にホールドされた電圧が制御回路116に入力され
る。
【0070】図9のディスク403上のトラックの構成
において、凸部には斜線を付している。番地領域の凸起
列97はその中心線S4がグルーブトラック中心線S2
とランドトラック中心線S3の中間(ランドトラックL
TとグルーブトラックGTの境界)にくるように形成さ
れている。
において、凸部には斜線を付している。番地領域の凸起
列97はその中心線S4がグルーブトラック中心線S2
とランドトラック中心線S3の中間(ランドトラックL
TとグルーブトラックGTの境界)にくるように形成さ
れている。
【0071】図10において、図形(a)はランドトラ
ックLTとグルーブトラックGTの断面を示す。光ビー
ムスポットが矢印S0にそってトラックを横断した場合
のトラッキングエラー信号を図10の波形(b)に示
す。トラッキングエラー信号はグルーブトラックGT及
びランドトラックLTの中心で零になり、トラックとト
ラックの中間位置で最大値となる。また図形(c)は番
地領域の凸部の断面を示す。光ビームスポットが矢印S
1で示した位置でトラックを横断した場合のトラッキン
グエラー信号を波形(d)に示す。トラッキングエラー
信号は番地領域の凸部の中心及び凸部と凸部の中間位置
で零になる。図(a)に示したグルーブトラックGTと
ランドトラックLTの中間位置(ランドトラックLTと
グルーブトラックGTの境界)にくるように図(c)に
示した番地領域の凸部の中心線に対応している。図9の
矢印S2で示したグルーブトラックGTの中心を光ビー
ムスポットが移動した場合のトラッキングエラー信号
は、図11の波形(a)に示すように、番地領域におい
て負のオフセットを生じる。また、図9の矢印S3で示
したランドトラックの中心を光ビームスポットが移動し
た場合のトラッキングエラー信号は波形(b)に示すよ
うに番地領域において正のオフセットを生じる。
ックLTとグルーブトラックGTの断面を示す。光ビー
ムスポットが矢印S0にそってトラックを横断した場合
のトラッキングエラー信号を図10の波形(b)に示
す。トラッキングエラー信号はグルーブトラックGT及
びランドトラックLTの中心で零になり、トラックとト
ラックの中間位置で最大値となる。また図形(c)は番
地領域の凸部の断面を示す。光ビームスポットが矢印S
1で示した位置でトラックを横断した場合のトラッキン
グエラー信号を波形(d)に示す。トラッキングエラー
信号は番地領域の凸部の中心及び凸部と凸部の中間位置
で零になる。図(a)に示したグルーブトラックGTと
ランドトラックLTの中間位置(ランドトラックLTと
グルーブトラックGTの境界)にくるように図(c)に
示した番地領域の凸部の中心線に対応している。図9の
矢印S2で示したグルーブトラックGTの中心を光ビー
ムスポットが移動した場合のトラッキングエラー信号
は、図11の波形(a)に示すように、番地領域におい
て負のオフセットを生じる。また、図9の矢印S3で示
したランドトラックの中心を光ビームスポットが移動し
た場合のトラッキングエラー信号は波形(b)に示すよ
うに番地領域において正のオフセットを生じる。
【0072】上記のように、グルーブトラックGTとラ
ンドトラックLTの中間に共通の番地マーク91を設け
る方式のディスク403では、番地領域の凸部の中心が
グルーブトラックGT又はランドトラックLTの中心か
らずれるので、トラッキングエラー信号にオフセットを
生じる。このオフセットのために光ビームスポットの位
置がトラック中心からずれる。この欠点を改善するため
に、番地領域ではコンデンサ402によってホールドし
た電圧の値で移送モータ103及びトラッキングコイル
113を駆動し、光ビームスポットの位置がトラック中
心からずれることを防止する。
ンドトラックLTの中間に共通の番地マーク91を設け
る方式のディスク403では、番地領域の凸部の中心が
グルーブトラックGT又はランドトラックLTの中心か
らずれるので、トラッキングエラー信号にオフセットを
生じる。このオフセットのために光ビームスポットの位
置がトラック中心からずれる。この欠点を改善するため
に、番地領域ではコンデンサ402によってホールドし
た電圧の値で移送モータ103及びトラッキングコイル
113を駆動し、光ビームスポットの位置がトラック中
心からずれることを防止する。
【0073】光ビームスポットがグルーブトラックGT
をトレースするようにトラッキング制御する場合は、コ
ントロール回路132の指令信号によってスイッチ12
2の端子aと端子cが接続され、ゲート信号生成回路1
23の指令信号によりスイッチ401端子aと端子cが
接続される。従って、差動増幅器117の出力であるト
ラッキングエラー信号は、ローパスフィルタ127、ス
イッチ122、スイッチ401、制御回路116を介し
てアクチュエータ112に加えられ、光ビームスポット
は、ディスク403のグルーブトラックGTの中心線上
をトレースするように制御される。光ビームスポットが
番地領域を通過する期間はゲート信号生成回路123の
指令によりスイッチ400が開くと共にスイッチ401
の端子bと端子cが接続される。したがって、制御回路
116にコンデンサ402にホールドされた信号が送ら
れる。
をトレースするようにトラッキング制御する場合は、コ
ントロール回路132の指令信号によってスイッチ12
2の端子aと端子cが接続され、ゲート信号生成回路1
23の指令信号によりスイッチ401端子aと端子cが
接続される。従って、差動増幅器117の出力であるト
ラッキングエラー信号は、ローパスフィルタ127、ス
イッチ122、スイッチ401、制御回路116を介し
てアクチュエータ112に加えられ、光ビームスポット
は、ディスク403のグルーブトラックGTの中心線上
をトレースするように制御される。光ビームスポットが
番地領域を通過する期間はゲート信号生成回路123の
指令によりスイッチ400が開くと共にスイッチ401
の端子bと端子cが接続される。したがって、制御回路
116にコンデンサ402にホールドされた信号が送ら
れる。
【0074】一方、光ビームスポットをランドトラック
LTをトレースするようにトラッキング制御する場合に
は、コントロール回路132の指令信号によってスイッ
チ122の端子bと端子cが接続され、ゲート信号生成
回路123の指令信号によりスイッチ401の端子aと
端子cが接続され、スイッチ400は閉じる。従って、
差動増幅器117の出力であるトラッキングエラー信号
は、ローパスフィルタ127、反転増幅器126、スイ
ッチ122、スイッチ401、制御回路116を介して
アクチュエータ112に加えられる。 光ビームスポッ
トが番地領域を通過する期間はゲート信号生成回路12
3の指令信号によりスイッチ400が開くと共にスイッ
チ401の端子bと端子cが接続される。したがって、
制御回路116にコンデンサ402にホールドされた信
号が送られる。
LTをトレースするようにトラッキング制御する場合に
は、コントロール回路132の指令信号によってスイッ
チ122の端子bと端子cが接続され、ゲート信号生成
回路123の指令信号によりスイッチ401の端子aと
端子cが接続され、スイッチ400は閉じる。従って、
差動増幅器117の出力であるトラッキングエラー信号
は、ローパスフィルタ127、反転増幅器126、スイ
ッチ122、スイッチ401、制御回路116を介して
アクチュエータ112に加えられる。 光ビームスポッ
トが番地領域を通過する期間はゲート信号生成回路12
3の指令信号によりスイッチ400が開くと共にスイッ
チ401の端子bと端子cが接続される。したがって、
制御回路116にコンデンサ402にホールドされた信
号が送られる。
【0075】第3実施例によれば、光ビームスポットが
ランドトラックまたはグルーブトラックを追従するよう
に制御手段が動作している状態で番地期間信号生成手段
から信号が送られると制御手段は制御信号を保持し保持
した値に基づいて移動手段を制御する。従って番地領域
で光ビームスポットの位置がトラック中心からずれるこ
とがない。
ランドトラックまたはグルーブトラックを追従するよう
に制御手段が動作している状態で番地期間信号生成手段
から信号が送られると制御手段は制御信号を保持し保持
した値に基づいて移動手段を制御する。従って番地領域
で光ビームスポットの位置がトラック中心からずれるこ
とがない。
【0076】ゲート信号生成回路123の端子200に
入力する信号は分周器130の出力信号の替わりに第2
の実施例で説明したセンサ301の出力信号を用いるこ
ともできる。また、ディスク403の代わりに第1の実
施例で用いたディスク100を用いることもできる。こ
の場合でも光ビームスポットが番地領域を通過する期間
はコンデンサ402にホールドされた信号が制御回路1
16に送られるので安定なトラッキング制御が行われ
る。
入力する信号は分周器130の出力信号の替わりに第2
の実施例で説明したセンサ301の出力信号を用いるこ
ともできる。また、ディスク403の代わりに第1の実
施例で用いたディスク100を用いることもできる。こ
の場合でも光ビームスポットが番地領域を通過する期間
はコンデンサ402にホールドされた信号が制御回路1
16に送られるので安定なトラッキング制御が行われ
る。
【0077】図12は本発明の第4の実施例のトラッキ
ング制御装置のブロック図である。尚、図1に示した第
1の実施例と同じものには同ーの番号を付けて説明を省
略する。図12において、ディスク403はモ−タ14
0の回転軸102に取り付けられ、所定の回転数で回転
する。ディスク403は第3実施例におけるものと同じ
であり、グルーブトラックGTとランドトラックLTの
共通の番地マークがグルーブトラックGTとランドトラ
ックLTのそれぞれの中心線間の番地領域に設けられて
いる。
ング制御装置のブロック図である。尚、図1に示した第
1の実施例と同じものには同ーの番号を付けて説明を省
略する。図12において、ディスク403はモ−タ14
0の回転軸102に取り付けられ、所定の回転数で回転
する。ディスク403は第3実施例におけるものと同じ
であり、グルーブトラックGTとランドトラックLTの
共通の番地マークがグルーブトラックGTとランドトラ
ックLTのそれぞれの中心線間の番地領域に設けられて
いる。
【0078】I/V変換器114、115は、入力され
る電流をその電流レベルに応じて電圧に変換し、差動増
幅器117にそれぞれ送る。差動増幅器117は入力電
圧の差を演算し、演算した値をローパスフィルタ127
を介してコンパレータ147、149、位相補償フィル
タ135に送る。差動増幅器117の出力がトラッキン
グエラー信号となる。ここで、ディスク403上に形成
されたトラックの構成とトラッキングエラー信号の関係
は、第3の実施例におけるものと同じである。この第4
実施例では、番地期間信号生成手段950はコンパレー
タ147、149及びスイッチ155から構成されてい
る。
る電流をその電流レベルに応じて電圧に変換し、差動増
幅器117にそれぞれ送る。差動増幅器117は入力電
圧の差を演算し、演算した値をローパスフィルタ127
を介してコンパレータ147、149、位相補償フィル
タ135に送る。差動増幅器117の出力がトラッキン
グエラー信号となる。ここで、ディスク403上に形成
されたトラックの構成とトラッキングエラー信号の関係
は、第3の実施例におけるものと同じである。この第4
実施例では、番地期間信号生成手段950はコンパレー
タ147、149及びスイッチ155から構成されてい
る。
【0079】光ビームスポットをグルーブトラックに追
従させる場合の動作を説明する。まずマイクロコンピュ
ータ154は、端子a及び端子cをハイレベルにした状
態で端子bをローレベルからハイレベルに変える。スイ
ッチ142、155、152は端子dがハイレベルの場
合に端子aと端子cが接続され、ローレベルの場合に端
子bと端子cが接続される。同様に、スイッチ143、
144、157、156は端子cがハイレベルの場合に
閉じられ、ローレベルの場合に開く。また、遅延回路1
46は入力信号を数ms遅延して出力する。従って、マ
イクロコンピュータ154の端子bがローレベルからハ
イレベルに切り替わった時点から数msの期間は、差動
増幅器117の出力であるトラッキングエラー信号はロ
ーパスフィルタ127、位相補償フィルタ135、スイ
ッチ142、スイッチ143及びスイッチ156を介し
て駆動回路141に送られる。ローパスフィルタ127
は高い周波数のノイズを除去する。また位相補償フィル
タ135はトラッキング制御系を安定にする。上記の構
成によって、アクチュエータ112のトラッキングコイ
ル113にトラッキングエラー信号に応じた電流が流
れ、光ビームスポットはグルーブトラックGTに追従す
るように高い応答性でトラッキング制御される。また、
移送モーター103も同様にトラッキングエラー信号に
応じて駆動され、トラッキングコイル113に電流を流
さない状態において集束レンズ110の光軸が目的のグ
ルーブトラックに追従するするように低い応答性で制御
される。
従させる場合の動作を説明する。まずマイクロコンピュ
ータ154は、端子a及び端子cをハイレベルにした状
態で端子bをローレベルからハイレベルに変える。スイ
ッチ142、155、152は端子dがハイレベルの場
合に端子aと端子cが接続され、ローレベルの場合に端
子bと端子cが接続される。同様に、スイッチ143、
144、157、156は端子cがハイレベルの場合に
閉じられ、ローレベルの場合に開く。また、遅延回路1
46は入力信号を数ms遅延して出力する。従って、マ
イクロコンピュータ154の端子bがローレベルからハ
イレベルに切り替わった時点から数msの期間は、差動
増幅器117の出力であるトラッキングエラー信号はロ
ーパスフィルタ127、位相補償フィルタ135、スイ
ッチ142、スイッチ143及びスイッチ156を介し
て駆動回路141に送られる。ローパスフィルタ127
は高い周波数のノイズを除去する。また位相補償フィル
タ135はトラッキング制御系を安定にする。上記の構
成によって、アクチュエータ112のトラッキングコイ
ル113にトラッキングエラー信号に応じた電流が流
れ、光ビームスポットはグルーブトラックGTに追従す
るように高い応答性でトラッキング制御される。また、
移送モーター103も同様にトラッキングエラー信号に
応じて駆動され、トラッキングコイル113に電流を流
さない状態において集束レンズ110の光軸が目的のグ
ルーブトラックに追従するするように低い応答性で制御
される。
【0080】マイクロコンピュータ154の端子bの信
号は、遅延回路146に入力される。従って、マイクロ
コンピュータ154の端子bがハイレベルになってから
数ms後にスイッチ152は、端子bと端子cが接続さ
れた状態から端子aと端子cの接続された状態に切り替
わる。スイッチ152の端子bはローレベルに固定され
ている。端子aはスイッチ155の出力端子cに接続さ
れている。スイッチ155は端子dがハイレベルである
ので端子aと端子cが接続されている。端子aにはコン
パレータ147の出力が送られている。コンパレータ1
47のインバート入力端子にはローパスフィルタ127
を介してトラッキングエラー信号が送られる。コンパレ
ータ147はインバート入力端子の電圧レベルが、電源
148によって設定されるノンインバート入力端子の負
の電圧レベルよりも低い場合にハイレベルの信号を出力
する。上述したようにグルーブトラックGTを追従して
いる場合には番地領域ではトラッキングエラー信号に負
のオフセット(図11(a))が生じるので、電源14
8の電圧レベルを前記オフセットを補償する所定の値に
設定し、コンパレータ147で番地領域を検出する。そ
して番地領域においては、光ビームスポットが番地領域
へ到着する以前に検出されたトラッキングエラー信号
(ローパスフィルタ136の出力値)に基づいて集束レ
ンズ110を制御する。
号は、遅延回路146に入力される。従って、マイクロ
コンピュータ154の端子bがハイレベルになってから
数ms後にスイッチ152は、端子bと端子cが接続さ
れた状態から端子aと端子cの接続された状態に切り替
わる。スイッチ152の端子bはローレベルに固定され
ている。端子aはスイッチ155の出力端子cに接続さ
れている。スイッチ155は端子dがハイレベルである
ので端子aと端子cが接続されている。端子aにはコン
パレータ147の出力が送られている。コンパレータ1
47のインバート入力端子にはローパスフィルタ127
を介してトラッキングエラー信号が送られる。コンパレ
ータ147はインバート入力端子の電圧レベルが、電源
148によって設定されるノンインバート入力端子の負
の電圧レベルよりも低い場合にハイレベルの信号を出力
する。上述したようにグルーブトラックGTを追従して
いる場合には番地領域ではトラッキングエラー信号に負
のオフセット(図11(a))が生じるので、電源14
8の電圧レベルを前記オフセットを補償する所定の値に
設定し、コンパレータ147で番地領域を検出する。そ
して番地領域においては、光ビームスポットが番地領域
へ到着する以前に検出されたトラッキングエラー信号
(ローパスフィルタ136の出力値)に基づいて集束レ
ンズ110を制御する。
【0081】次に番地領域での動作について図12を用
いて説明する。コンパレータ147の出力がハイレベル
になると、ハイレベルの出力はスイッチ155、152
を介してインバータ151に印加され、インバータ15
1の出力はローレベルになる。その結果、スイッチ14
3、144は開き、通常のフィードバックループによる
トラッキング制御が中断する。また、スイッチ157は
端子cがハイレベルになるので閉じる。スイッチ157
の端子aには抵抗145及びコンデンサ153で構成さ
れるローパスフィルタ136の出力が送られている。集
束レンズ110の駆動回路141にはローパスフィルタ
136の出力が印加される。抵抗145にはスイッチ1
44を介して光ビームスポットが番地領域へ到着する以
前に検出されたトラッキングエラー信号が入力されてい
るので、ローパスフィルター136の出力は、番地領域
到達以前のトラッキングエラー信号の低域の周波数成分
を有する電圧となる。従って、トラッキングエラー信号
は、番地領域で生じるオフセットの影響を受けず、光ビ
ームスポットはグルーブトラックの中心を追従する。
いて説明する。コンパレータ147の出力がハイレベル
になると、ハイレベルの出力はスイッチ155、152
を介してインバータ151に印加され、インバータ15
1の出力はローレベルになる。その結果、スイッチ14
3、144は開き、通常のフィードバックループによる
トラッキング制御が中断する。また、スイッチ157は
端子cがハイレベルになるので閉じる。スイッチ157
の端子aには抵抗145及びコンデンサ153で構成さ
れるローパスフィルタ136の出力が送られている。集
束レンズ110の駆動回路141にはローパスフィルタ
136の出力が印加される。抵抗145にはスイッチ1
44を介して光ビームスポットが番地領域へ到着する以
前に検出されたトラッキングエラー信号が入力されてい
るので、ローパスフィルター136の出力は、番地領域
到達以前のトラッキングエラー信号の低域の周波数成分
を有する電圧となる。従って、トラッキングエラー信号
は、番地領域で生じるオフセットの影響を受けず、光ビ
ームスポットはグルーブトラックの中心を追従する。
【0082】次に、ランドトラックLTに追従するよう
にトラッキング制御する場合の動作を説明する。マイク
ロコンピュータ154は、端子aをローレベルにした状
態で端子bをローレベルからハイレベルに変える。マイ
クロコンピュータ154の端子bがローレベルからハイ
レベルに切り替わった時点から数msの期間は、差動増
幅器117の出力であるトラッキングエラー信号はロー
パスフィルタ127、位相補償フィルタ135、反転増
幅器137、スイッチ142、スイッチ143及びスイ
ッチ156を介して駆動回路141に送られる。駆動回
路141に送られる信号は、反転増幅器137を介して
いるために前記のグルーブトラックGTのために光ビー
ムスポットを制御するための信号を反転した信号とな
る。従って、アクチュエータ112のトラッキングコイ
ル113にトラッキングエラー信号に応じた電流が流
れ、光ビームスポットがランドトラックLTに追従する
ように制御される。
にトラッキング制御する場合の動作を説明する。マイク
ロコンピュータ154は、端子aをローレベルにした状
態で端子bをローレベルからハイレベルに変える。マイ
クロコンピュータ154の端子bがローレベルからハイ
レベルに切り替わった時点から数msの期間は、差動増
幅器117の出力であるトラッキングエラー信号はロー
パスフィルタ127、位相補償フィルタ135、反転増
幅器137、スイッチ142、スイッチ143及びスイ
ッチ156を介して駆動回路141に送られる。駆動回
路141に送られる信号は、反転増幅器137を介して
いるために前記のグルーブトラックGTのために光ビー
ムスポットを制御するための信号を反転した信号とな
る。従って、アクチュエータ112のトラッキングコイ
ル113にトラッキングエラー信号に応じた電流が流
れ、光ビームスポットがランドトラックLTに追従する
ように制御される。
【0083】マイクロコンピュータ154の端子bがハ
イレベルになった時点から数ms後にスイッチ152の
端子cは、端子bから端子aに切り替わる。スイッチ1
55は端子dがローレベルであるので端子bと端子cが
接続されており、端子bにはコンパレータ149の出力
が送られている。コンパレータ149のノンインバート
入力端子にはローパスフィルタ127を介してトラッキ
ングエラー信号が送られる。コンパレータ149はノン
インバート入力端子の電圧レベルが、電源150によっ
て設定されるインバート入力端子の正の電圧レベルより
も高い場合にハイレベルの信号を出力する。上述したよ
うにランドトラックLTを追従している場合に番地領域
ではトラッキングエラー信号に正のオフセット(図11
の波形(b))を生じるので、電源150の電圧レベル
を前記オフセットを補償する所定の値に設定しコンパレ
ータ149の動作で番地領域を検出する。番地領域にお
ける制御動作はグルーブトラックGTに追従する場合と
同様である。
イレベルになった時点から数ms後にスイッチ152の
端子cは、端子bから端子aに切り替わる。スイッチ1
55は端子dがローレベルであるので端子bと端子cが
接続されており、端子bにはコンパレータ149の出力
が送られている。コンパレータ149のノンインバート
入力端子にはローパスフィルタ127を介してトラッキ
ングエラー信号が送られる。コンパレータ149はノン
インバート入力端子の電圧レベルが、電源150によっ
て設定されるインバート入力端子の正の電圧レベルより
も高い場合にハイレベルの信号を出力する。上述したよ
うにランドトラックLTを追従している場合に番地領域
ではトラッキングエラー信号に正のオフセット(図11
の波形(b))を生じるので、電源150の電圧レベル
を前記オフセットを補償する所定の値に設定しコンパレ
ータ149の動作で番地領域を検出する。番地領域にお
ける制御動作はグルーブトラックGTに追従する場合と
同様である。
【0084】上述したオフセット補償を行う場合の効果
を示すトラッキングエラー信号の一例を図14に示す。
図14において、光ビームスポットがグルーブトラック
GTを追従するように制御されている場合を示す。点線
92がオフセット補償をしない場合を示しており、番地
領域でトラッキングエラー信号の値が零レベルに近す
ぎ、光ビームスポットが番地側に振られている。その結
果、トラッキングエラー信号は記録領域の先頭S4の値
となり、光ビームスポットはグルーブトラックGT中心
から大きくずれる。従って、データの再生や記録ができ
ない。実線93は前記オフセット補償を行なった場合の
トラッキングエラー信号を示す。トラッキングエラー信
号は所定のオフセットを有し、番地領域でほぼグルーブ
トラックGTの中心に位置している。記録領域の先頭S
5でもトラック中心に位置している。従って、記録領域
の先頭からデータの再生や記録が安定に行える。
を示すトラッキングエラー信号の一例を図14に示す。
図14において、光ビームスポットがグルーブトラック
GTを追従するように制御されている場合を示す。点線
92がオフセット補償をしない場合を示しており、番地
領域でトラッキングエラー信号の値が零レベルに近す
ぎ、光ビームスポットが番地側に振られている。その結
果、トラッキングエラー信号は記録領域の先頭S4の値
となり、光ビームスポットはグルーブトラックGT中心
から大きくずれる。従って、データの再生や記録ができ
ない。実線93は前記オフセット補償を行なった場合の
トラッキングエラー信号を示す。トラッキングエラー信
号は所定のオフセットを有し、番地領域でほぼグルーブ
トラックGTの中心に位置している。記録領域の先頭S
5でもトラック中心に位置している。従って、記録領域
の先頭からデータの再生や記録が安定に行える。
【0085】次に遅延回路146の動作について説明す
る。図12のトラッキング制御系において差動増幅11
7の出力であるトラッキングエラー信号がローパスフィ
ルタ127、位相補償フィルタ135、スイッチ14
2、143、156を経由して駆動回路141に印加さ
れているとき、「フィードバックループが閉じている」
と称し、印加されていないときを「開いている」と称す
る。フィードバックループを閉じた場合の過渡応答特性
は、閉じた時点のトラッキングエラー信号のレベルに応
じて変化する。図15にトラッキングエラー信号が最大
になる時にフィードバックループを閉じた場合のトラッ
キングエラー信号の変化を示す。過渡応答特性でトラッ
キングエラー信号は負のレベルVまでずれる。レベルV
がコンパレータ147のノンインバート端子に供給され
る電圧レベル(電源148のレベルと等しい。)より低
い場合には、過渡応答の期間(T1→T2)にコンパレー
タ147によって番地領域でのトラッキング制御処理が
行われる。従って、トラッキング制御系のフィードバッ
クループが開くため、整定時間が増大し、目的のトラッ
クに光ビームスポットを位置させることができなくな
る。この問題を解決するためにスイッチ152の動作を
遅延回路146によって数ms遅らせる。その結果トラ
ッキング制御系のフィードバックループを閉じた時点か
ら数ms経過した後に、番地領域でのトラッキング制御
処理を開始するので整定時間が長くなることを防止す
る。
る。図12のトラッキング制御系において差動増幅11
7の出力であるトラッキングエラー信号がローパスフィ
ルタ127、位相補償フィルタ135、スイッチ14
2、143、156を経由して駆動回路141に印加さ
れているとき、「フィードバックループが閉じている」
と称し、印加されていないときを「開いている」と称す
る。フィードバックループを閉じた場合の過渡応答特性
は、閉じた時点のトラッキングエラー信号のレベルに応
じて変化する。図15にトラッキングエラー信号が最大
になる時にフィードバックループを閉じた場合のトラッ
キングエラー信号の変化を示す。過渡応答特性でトラッ
キングエラー信号は負のレベルVまでずれる。レベルV
がコンパレータ147のノンインバート端子に供給され
る電圧レベル(電源148のレベルと等しい。)より低
い場合には、過渡応答の期間(T1→T2)にコンパレー
タ147によって番地領域でのトラッキング制御処理が
行われる。従って、トラッキング制御系のフィードバッ
クループが開くため、整定時間が増大し、目的のトラッ
クに光ビームスポットを位置させることができなくな
る。この問題を解決するためにスイッチ152の動作を
遅延回路146によって数ms遅らせる。その結果トラ
ッキング制御系のフィードバックループを閉じた時点か
ら数ms経過した後に、番地領域でのトラッキング制御
処理を開始するので整定時間が長くなることを防止す
る。
【0086】次にアンド回路158の動作について説明
する。アンドゲート158に入力されるマイクロコンピ
ュータ154の端子cの信号は、ディスク上に情報を記
録する期間にローレベルになる。従って、その期間は、
スイッチ152の端子dがローレベルになるので端子b
と端子cが接続され番地領域での処理が停止される。デ
ィスク上に情報を記録する場合には光源105の光量が
増大するので光検出器111に照射される光量も増大す
る。従って、トラッキングエラー信号のレベルも増大す
るので番地領域以外でコンパレータ147、149の出
力がハイレベルになる場合が生じる。そこで、情報を記
録する期間はコンパレータ147、149の出力信号の
レベルにかかわらず番地領域での処理を停止して、フィ
ードバックループが開くことを防止する。
する。アンドゲート158に入力されるマイクロコンピ
ュータ154の端子cの信号は、ディスク上に情報を記
録する期間にローレベルになる。従って、その期間は、
スイッチ152の端子dがローレベルになるので端子b
と端子cが接続され番地領域での処理が停止される。デ
ィスク上に情報を記録する場合には光源105の光量が
増大するので光検出器111に照射される光量も増大す
る。従って、トラッキングエラー信号のレベルも増大す
るので番地領域以外でコンパレータ147、149の出
力がハイレベルになる場合が生じる。そこで、情報を記
録する期間はコンパレータ147、149の出力信号の
レベルにかかわらず番地領域での処理を停止して、フィ
ードバックループが開くことを防止する。
【0087】本実施例ではトラッキングエラー信号をロ
ーパスフィルタ127を介し、コンパレータ147、1
49に送るとしたが、ローパスフィルタ127の出力を
ハイパスフィルタを介して送れば番地領域の検出がより
安定する。通常、フィードバックループが閉じた状態で
はトラッキングエラー信号に制御誤差を生じさせる制御
帯域以下の周波数成分が含まれている。追加したハイパ
スフィルタによってその低周波数成分を減衰させると、
コンパレータ147、149でのトラッキングエラー信
号の検出の精度が向上する。
ーパスフィルタ127を介し、コンパレータ147、1
49に送るとしたが、ローパスフィルタ127の出力を
ハイパスフィルタを介して送れば番地領域の検出がより
安定する。通常、フィードバックループが閉じた状態で
はトラッキングエラー信号に制御誤差を生じさせる制御
帯域以下の周波数成分が含まれている。追加したハイパ
スフィルタによってその低周波数成分を減衰させると、
コンパレータ147、149でのトラッキングエラー信
号の検出の精度が向上する。
【0088】また、本実施例ではグルーブトラックGT
の番地領域を電源148の基準電圧に基づいてコンパレ
ータ147で検出し、ランドトラックLTの番地領域を
電源150の基準電圧に基づいてコンパレータ149で
検出している。他の方法としてランドトラックをトラッ
キング中はローパスフィルタ127の出力を反転した信
号をコンパレータ147に送り、スイッチ155の端子
'a’を端子 'c’に接続することもできる。この構成
を示すブロック図を図13に示す。図11に示したよう
に番地領域でのローパスフィルタ127の出力信号は、
ランドトラックとグルーブトラックでは反転した信号に
なる。従って、ランドトラックLTにおいてローパスフ
ィルタ127の出力を反転した信号はグルーブトラック
GTの場合のローパスフィルタ127の出力信号とほぼ
同じ信号となる。従って、コンパレータ147でグルー
ブトラックGT及びランドトラックLTの番地領域を検
出することができる。この第4実施例において、トラッ
キングエラー信号の極性は回路構成によっては異なるこ
とがあるが、他のコンポーネントに適合するようにコン
パレータ147、149及び電源148、150を変え
れば対応できる。
の番地領域を電源148の基準電圧に基づいてコンパレ
ータ147で検出し、ランドトラックLTの番地領域を
電源150の基準電圧に基づいてコンパレータ149で
検出している。他の方法としてランドトラックをトラッ
キング中はローパスフィルタ127の出力を反転した信
号をコンパレータ147に送り、スイッチ155の端子
'a’を端子 'c’に接続することもできる。この構成
を示すブロック図を図13に示す。図11に示したよう
に番地領域でのローパスフィルタ127の出力信号は、
ランドトラックとグルーブトラックでは反転した信号に
なる。従って、ランドトラックLTにおいてローパスフ
ィルタ127の出力を反転した信号はグルーブトラック
GTの場合のローパスフィルタ127の出力信号とほぼ
同じ信号となる。従って、コンパレータ147でグルー
ブトラックGT及びランドトラックLTの番地領域を検
出することができる。この第4実施例において、トラッ
キングエラー信号の極性は回路構成によっては異なるこ
とがあるが、他のコンポーネントに適合するようにコン
パレータ147、149及び電源148、150を変え
れば対応できる。
【0089】図16は本発明の第5の実施例のトラッキ
ング制御装置のブロック図である。図12に示した第4
の実施例と同じブロックには同じ番号を付し、説明を省
略する。第5の実施例の特徴はスイッチ155の端子c
とスイッチ152の端子aの間にゲート信号生成回路1
60が追加された点である。ゲート信号生成回路160
は入力信号がローレベルからハイレベルに切り替わる
と、図18に示すように時間T0の期間ハイレベルの信
号を出力する。
ング制御装置のブロック図である。図12に示した第4
の実施例と同じブロックには同じ番号を付し、説明を省
略する。第5の実施例の特徴はスイッチ155の端子c
とスイッチ152の端子aの間にゲート信号生成回路1
60が追加された点である。ゲート信号生成回路160
は入力信号がローレベルからハイレベルに切り替わる
と、図18に示すように時間T0の期間ハイレベルの信
号を出力する。
【0090】トラッキング制御装置は外部からの衝撃に
よる集束レンズ110とディスク403の位置関係の変
化によって影響を受ける場合がある。衝撃が大きく、ま
た期間が長い場合にはトラッキング制御が動作中でも衝
撃に応じた方向にトラックずれが増大していく。この状
態でコンパレータ147、149でトラッキングエラー
信号が所定のレベルを超えたことを検出してフィードバ
ックループを開くと、ますますトラックずれが増大する
ことになる。番地領域のトラッキング時間はディスク4
03が所定の回転数で回転している場合は予め定まって
いるので、ゲート信号生成回路160によって番地領域
のトラッキング時間より長いT0の期間ハイレベル信号
を出力する。その結果衝撃等に対しても時間T0後にフ
ィードバックループが閉じ、トラックずれが増大するこ
とを防止できる。この第5実施例においては、番地期間
信号生成手段951は、コンパレータ147、148、
スイッチ155及びゲート信号生成回路160から構成
されている。
よる集束レンズ110とディスク403の位置関係の変
化によって影響を受ける場合がある。衝撃が大きく、ま
た期間が長い場合にはトラッキング制御が動作中でも衝
撃に応じた方向にトラックずれが増大していく。この状
態でコンパレータ147、149でトラッキングエラー
信号が所定のレベルを超えたことを検出してフィードバ
ックループを開くと、ますますトラックずれが増大する
ことになる。番地領域のトラッキング時間はディスク4
03が所定の回転数で回転している場合は予め定まって
いるので、ゲート信号生成回路160によって番地領域
のトラッキング時間より長いT0の期間ハイレベル信号
を出力する。その結果衝撃等に対しても時間T0後にフ
ィードバックループが閉じ、トラックずれが増大するこ
とを防止できる。この第5実施例においては、番地期間
信号生成手段951は、コンパレータ147、148、
スイッチ155及びゲート信号生成回路160から構成
されている。
【0091】図17にゲート信号生成回路160のブロ
ックを示す。入力端子701は図16のスイッチ155
の端子cに、端子713はスイッチ152の端子aにそ
れぞれ接続される。端子701に入力される信号がハイ
レベルになるのは、ローパスフィルタ127を介したト
ラッキングエラー信号のレベルが、電源148又は15
0で設定されるレベルの範囲以外の場合である。
ックを示す。入力端子701は図16のスイッチ155
の端子cに、端子713はスイッチ152の端子aにそ
れぞれ接続される。端子701に入力される信号がハイ
レベルになるのは、ローパスフィルタ127を介したト
ラッキングエラー信号のレベルが、電源148又は15
0で設定されるレベルの範囲以外の場合である。
【0092】図17に示したゲート信号生成回路160
の動作を図18を用いて説明する。波形(a)は端子7
01に入力される信号を、波形(b)はエクスクルーシ
ブ・オア(EXCLUSIVE−OR)ゲート703の
出力を示す。波形(c)はコンパレータ708の出力
を、波形(d)はフリップフロップ709の端子Qの出
力を示す。波形(e)は単安定マルチバイブレータ71
0の出力信号をそれぞれ示す。端子701は遅延回路7
02、エクスクルーシブ・オアゲート703及びフリッ
プフロップ709の端子Dに接続される。
の動作を図18を用いて説明する。波形(a)は端子7
01に入力される信号を、波形(b)はエクスクルーシ
ブ・オア(EXCLUSIVE−OR)ゲート703の
出力を示す。波形(c)はコンパレータ708の出力
を、波形(d)はフリップフロップ709の端子Qの出
力を示す。波形(e)は単安定マルチバイブレータ71
0の出力信号をそれぞれ示す。端子701は遅延回路7
02、エクスクルーシブ・オアゲート703及びフリッ
プフロップ709の端子Dに接続される。
【0093】エクスクルーシブ・オアゲート703の出
力は、遅延回路702によって遅延された信号と端子7
01に入力される信号(波形(a))のエクスクルーシ
ブ・オアを論理演算した信号である。従って、出力信号
(波形(b))は端子701に入力される信号の立ち下
がり及び立ち上がりを検出した信号である。エクスクル
ーシブ・オアゲート703の出力は波形(b)となる。
エクスクルーシブ・オアゲート703の出力はカウンタ
707の端子CLRに送られる。カウンタ707は、端
子CLRがローレベルの期間に、端子CKに入力される
発振器704のクロックを計数する。コンパレータ70
8はカウンタ707の計数値が所定値Mになった場合に
ハイレベルを出力するように構成されている。カウンタ
707の計数値は、波形(b)のパルスP0で零にセッ
トされ、その直後から計数を開始する。時間t0にカウ
ンタ707の計数値がMになるとコンパレータ708の
出力はハイレベルになる。
力は、遅延回路702によって遅延された信号と端子7
01に入力される信号(波形(a))のエクスクルーシ
ブ・オアを論理演算した信号である。従って、出力信号
(波形(b))は端子701に入力される信号の立ち下
がり及び立ち上がりを検出した信号である。エクスクル
ーシブ・オアゲート703の出力は波形(b)となる。
エクスクルーシブ・オアゲート703の出力はカウンタ
707の端子CLRに送られる。カウンタ707は、端
子CLRがローレベルの期間に、端子CKに入力される
発振器704のクロックを計数する。コンパレータ70
8はカウンタ707の計数値が所定値Mになった場合に
ハイレベルを出力するように構成されている。カウンタ
707の計数値は、波形(b)のパルスP0で零にセッ
トされ、その直後から計数を開始する。時間t0にカウ
ンタ707の計数値がMになるとコンパレータ708の
出力はハイレベルになる。
【0094】フリップフロップ709は端子CKに入力
される信号の立ち上がりエッジでその時の端子Dのレベ
ルをラッチし端子Qに出力する。従って、フリップフロ
ップ709の端子Qの信号(d)は時間t0でハイレベ
ルになり、時間t1でローレベルになる。波形(a)の
パルスP1のハイレベル期間ではカウンタ707の計数
値がMにならない、よってでフリップフロップ709の
端子Qの信号(d)はローレベルのままである。即ち、
フリップフロップ709の端子Qの出力レベルは、端子
701に入力されるパルス信号のハイレベル又はローレ
ベルの期間が発振器704の出力信号の周期のM倍より
少ないときは変化しない。従って、トラッキングエラー
信号に含まれているパルスP1などの高い周波数のノイ
ズの影響を除去できる。フリップフロップ709の出力
信号は単安定マルチバイブレータ710の端子CKに入
力され、その信号の立ち上がりエッジから所定の期間ハ
イレベルを保つ信号を出力する。ここで、抵抗711及
びコンデンサ710で決まるハイレベルを保つ時間を上
述した時間T0に設定すれば、ほぼ番地領域のみでハイ
レベルとすることができる。
される信号の立ち上がりエッジでその時の端子Dのレベ
ルをラッチし端子Qに出力する。従って、フリップフロ
ップ709の端子Qの信号(d)は時間t0でハイレベ
ルになり、時間t1でローレベルになる。波形(a)の
パルスP1のハイレベル期間ではカウンタ707の計数
値がMにならない、よってでフリップフロップ709の
端子Qの信号(d)はローレベルのままである。即ち、
フリップフロップ709の端子Qの出力レベルは、端子
701に入力されるパルス信号のハイレベル又はローレ
ベルの期間が発振器704の出力信号の周期のM倍より
少ないときは変化しない。従って、トラッキングエラー
信号に含まれているパルスP1などの高い周波数のノイ
ズの影響を除去できる。フリップフロップ709の出力
信号は単安定マルチバイブレータ710の端子CKに入
力され、その信号の立ち上がりエッジから所定の期間ハ
イレベルを保つ信号を出力する。ここで、抵抗711及
びコンデンサ710で決まるハイレベルを保つ時間を上
述した時間T0に設定すれば、ほぼ番地領域のみでハイ
レベルとすることができる。
【0095】なお、ゲート信号生成回路160では高周
波のノイズを除去するが、周波数が低いノイズは除去で
きない。ノイズによって誤検出をした場合上述した時間
T0の期間はトラッキング制御系のフィードバックルー
プが開く。衝撃等の外乱によってはトラッキングのずれ
が増大するおそれがある。ディスクの回転数が一定で番
地領域が等間隔に配置されている場合には、番地領域の
トラッキング時間が一定になる。フィードバックループ
を閉じた後は、光ビームスポットが次の番地領域に至る
と予想される時点までコンパレータ147又は149が
ハイレベルになってもフィードバックループを開かない
ようにする。その結果、ノイズがコンパレータ147ま
たは149で検出された場合でも無視されるのでトラッ
キング制御がより安定になる。
波のノイズを除去するが、周波数が低いノイズは除去で
きない。ノイズによって誤検出をした場合上述した時間
T0の期間はトラッキング制御系のフィードバックルー
プが開く。衝撃等の外乱によってはトラッキングのずれ
が増大するおそれがある。ディスクの回転数が一定で番
地領域が等間隔に配置されている場合には、番地領域の
トラッキング時間が一定になる。フィードバックループ
を閉じた後は、光ビームスポットが次の番地領域に至る
と予想される時点までコンパレータ147又は149が
ハイレベルになってもフィードバックループを開かない
ようにする。その結果、ノイズがコンパレータ147ま
たは149で検出された場合でも無視されるのでトラッ
キング制御がより安定になる。
【0096】この機能を追加したゲート信号生成回路7
50のブロック図を図19に示す。図17に示した第5
の実施例のゲート信号生成回路160をゲート信号生成
回路750に置き換えれば上述の機能を有したトラッキ
ング制御装置を実現できる。
50のブロック図を図19に示す。図17に示した第5
の実施例のゲート信号生成回路160をゲート信号生成
回路750に置き換えれば上述の機能を有したトラッキ
ング制御装置を実現できる。
【0097】図19において図17に示したゲート信号
生成回路160と同じブロックには同一の番号を付し説
明を省略する。図17に示したゲート信号生成回路75
0の動作を図20の波形を用いて説明する。波形(a)
は端子756に入力される信号を、波形(b)はエクス
クルーシブ・オアゲート703の出力を示す。波形
(c)はコンパレータ708の出力を、波形(d)はフ
リップフロップ709の出力を示す。波形(e)は単安
定マルチバイブレータ752の出力を、波形(f)は単
安定マルチバイブレータ710の出力を示す。時間t1
0にカウンタ707の計数値がMになるとコンパレータ
708の出力はハイレベルになる(波形(c))。ま
た、フリップフロップ709は端子Dにハイレベルの信
号が入力されるので出力はハイレベルになる(波形
(d))。単安定マルチバイブレータ752は単安定マ
ルチバイブレータ710と同様の機能を有している。抵
抗753及びコンデンサ754によって単安定マルチバ
イブレータ710の出力がハイレベルになる期間が所定
時間T1となるように設定されている。従って、時間t
10にフリップフロップ709の出力がハイレベルにな
ると(波形(d))、単安定マルチバイブレータ752
の出力は時間T1だけハイレベルとなる(波形
(e))。単安定マルチバイブレータ752の出力(波
形(e))がハイレベルになると、ORゲート751の
出力がハイレベルになり、その時点から時間T1の期間
はカウンタ707の計数値が零になる。従って、波形
(a)に示すノイズ等のパルスP2によって単安定マル
チバイブレータ710が動作することはない。即ち、時
間T1を番地領域のトレーシング時間より短くすること
によってノイズ等によってトラッキング制御系のフィー
ドバックループが開かないようにしている。
生成回路160と同じブロックには同一の番号を付し説
明を省略する。図17に示したゲート信号生成回路75
0の動作を図20の波形を用いて説明する。波形(a)
は端子756に入力される信号を、波形(b)はエクス
クルーシブ・オアゲート703の出力を示す。波形
(c)はコンパレータ708の出力を、波形(d)はフ
リップフロップ709の出力を示す。波形(e)は単安
定マルチバイブレータ752の出力を、波形(f)は単
安定マルチバイブレータ710の出力を示す。時間t1
0にカウンタ707の計数値がMになるとコンパレータ
708の出力はハイレベルになる(波形(c))。ま
た、フリップフロップ709は端子Dにハイレベルの信
号が入力されるので出力はハイレベルになる(波形
(d))。単安定マルチバイブレータ752は単安定マ
ルチバイブレータ710と同様の機能を有している。抵
抗753及びコンデンサ754によって単安定マルチバ
イブレータ710の出力がハイレベルになる期間が所定
時間T1となるように設定されている。従って、時間t
10にフリップフロップ709の出力がハイレベルにな
ると(波形(d))、単安定マルチバイブレータ752
の出力は時間T1だけハイレベルとなる(波形
(e))。単安定マルチバイブレータ752の出力(波
形(e))がハイレベルになると、ORゲート751の
出力がハイレベルになり、その時点から時間T1の期間
はカウンタ707の計数値が零になる。従って、波形
(a)に示すノイズ等のパルスP2によって単安定マル
チバイブレータ710が動作することはない。即ち、時
間T1を番地領域のトレーシング時間より短くすること
によってノイズ等によってトラッキング制御系のフィー
ドバックループが開かないようにしている。
【0098】この第5実施例では番地領域を検出した時
点を基準に光ビームスポットが次の番地領域に至る時点
を予想したが、番地情報を読み取った時点を基準にして
もよい。また、この第5実施例では、光ビームスポット
が次の番地領域に至ると予想される時点まではコンパレ
ータ147又は149の出力を無視している。以前の番
地領域を基準にして時点を予想し次の番地領域を示すゲ
ート信号を生成し、コンパレータ147又は149がハ
イレベルになることによって生成されるゲート信号と前
記ゲート信号の重複する期間を番地期間としてもよい。
点を基準に光ビームスポットが次の番地領域に至る時点
を予想したが、番地情報を読み取った時点を基準にして
もよい。また、この第5実施例では、光ビームスポット
が次の番地領域に至ると予想される時点まではコンパレ
ータ147又は149の出力を無視している。以前の番
地領域を基準にして時点を予想し次の番地領域を示すゲ
ート信号を生成し、コンパレータ147又は149がハ
イレベルになることによって生成されるゲート信号と前
記ゲート信号の重複する期間を番地期間としてもよい。
【0099】第4および第5の実施例では、グルーブト
ラックGTにトラッキング制御する際はコンパレータ1
47で番地領域を検出し、ランドトラックLTにトラッ
キング制御する際はコンパレータ149で番地領域を検
出する。しかし、図13に示すように、ランドトラック
LTにトラッキング制御する際にコンパレータ147の
インバート入力端子に入力する信号の極性を反転増幅器
980を介して反転させれば、コンパレータ147のみ
で対応できる。
ラックGTにトラッキング制御する際はコンパレータ1
47で番地領域を検出し、ランドトラックLTにトラッ
キング制御する際はコンパレータ149で番地領域を検
出する。しかし、図13に示すように、ランドトラック
LTにトラッキング制御する際にコンパレータ147の
インバート入力端子に入力する信号の極性を反転増幅器
980を介して反転させれば、コンパレータ147のみ
で対応できる。
【0100】図21は本発明の第6の実施例のトラッキ
ング制御装置のブロック図を示す。図12に示した第4
の実施例と同じブロックには同じ番号を付し、説明を省
略する。第6の実施例では、ローパスフィルタ127の
出力が、コンデンサ500及び抵抗501で構成される
ハイパスフィルタ502を介してコンパレータ147及
び149に送られる。また、電源503、504のレベ
ルが異なる。さらに、スイッチ155がゲート信号生成
回路505に置換されている。従って第6実施例の番地
期間信号生成手段952はハイパスフィルタ502、コ
ンパレータ147、149、及びゲート信号生成回路5
05から構成されている。
ング制御装置のブロック図を示す。図12に示した第4
の実施例と同じブロックには同じ番号を付し、説明を省
略する。第6の実施例では、ローパスフィルタ127の
出力が、コンデンサ500及び抵抗501で構成される
ハイパスフィルタ502を介してコンパレータ147及
び149に送られる。また、電源503、504のレベ
ルが異なる。さらに、スイッチ155がゲート信号生成
回路505に置換されている。従って第6実施例の番地
期間信号生成手段952はハイパスフィルタ502、コ
ンパレータ147、149、及びゲート信号生成回路5
05から構成されている。
【0101】図22の波形を用いてハイパスフィルタ5
02、コンパレータ147、149及びゲート信号生成
回路505の動作を説明する。波形(a1)の実線は光
ビームスポットがグルーブトラックGTの中心を追従を
した場合のローパスフィルタ127の出力を示し、上述
した図11(a)の波形と同じである。この信号がハイ
パスフィルタ502によって微分され、出力は波形
(b)の波形となる。波形(b)の信号は番地領域と記
録領域の境界で大きく変化し、この信号は、コンパレー
タ147、149に入力される。ここで電源503及び
504のレベルを波形(b)に示したレベルL1、L2
に設定する。その結果、コンパレータ147の出力は番
地領域の始端を示すパルス信号(波形(c))となる。
また、コンパレータ149の出力は番地領域の終端を示
すパルス信号(波形(d))となる。
02、コンパレータ147、149及びゲート信号生成
回路505の動作を説明する。波形(a1)の実線は光
ビームスポットがグルーブトラックGTの中心を追従を
した場合のローパスフィルタ127の出力を示し、上述
した図11(a)の波形と同じである。この信号がハイ
パスフィルタ502によって微分され、出力は波形
(b)の波形となる。波形(b)の信号は番地領域と記
録領域の境界で大きく変化し、この信号は、コンパレー
タ147、149に入力される。ここで電源503及び
504のレベルを波形(b)に示したレベルL1、L2
に設定する。その結果、コンパレータ147の出力は番
地領域の始端を示すパルス信号(波形(c))となる。
また、コンパレータ149の出力は番地領域の終端を示
すパルス信号(波形(d))となる。
【0102】ゲート信号生成回路505の出力(波形
(e))は波形(c)のパルスでハイレベルになり波形
(d)のパルスでローレベルに変わる。従って、ゲート
信号生成回路505の出力は、番地領域でハイレベルに
なる。波形(a2)は光ビームスポットがランドトラッ
クLT中心を追従をした場合のローパスフィルタ127
の出力を示す。この場合には、波形(c)と波形(d)
に示したパルスが点線で示す位置になる。従って、ゲー
ト信号生成回路505は図21のマイクロコンピュータ
154の端子aより送られる信号に基づいてグルーブト
ラックGTまたはランドトラックLTに応じて動作を切
り換える。
(e))は波形(c)のパルスでハイレベルになり波形
(d)のパルスでローレベルに変わる。従って、ゲート
信号生成回路505の出力は、番地領域でハイレベルに
なる。波形(a2)は光ビームスポットがランドトラッ
クLT中心を追従をした場合のローパスフィルタ127
の出力を示す。この場合には、波形(c)と波形(d)
に示したパルスが点線で示す位置になる。従って、ゲー
ト信号生成回路505は図21のマイクロコンピュータ
154の端子aより送られる信号に基づいてグルーブト
ラックGTまたはランドトラックLTに応じて動作を切
り換える。
【0103】ゲート信号生成回路505のブロック図を
図23に示す。端子600は図21のコンパレータ14
7に接続される。同様に、端子601はコンパレータ1
49に、端子602はマイクロコンピュータ154の端
子aに、端子603はスイッチ152の端子aにそれぞ
れ接続される。スイッチ604、605は端子dがハイ
レベルの場合は端子cと端子aが接続される。ローレベ
ルの場合は逆になる。フリップフロップ606は端子S
ETにパルスが入力されると端子Qをハイレベルに切り
換え、端子RESETにパルスが入力されるとローレベ
ルに切り換える。
図23に示す。端子600は図21のコンパレータ14
7に接続される。同様に、端子601はコンパレータ1
49に、端子602はマイクロコンピュータ154の端
子aに、端子603はスイッチ152の端子aにそれぞ
れ接続される。スイッチ604、605は端子dがハイ
レベルの場合は端子cと端子aが接続される。ローレベ
ルの場合は逆になる。フリップフロップ606は端子S
ETにパルスが入力されると端子Qをハイレベルに切り
換え、端子RESETにパルスが入力されるとローレベ
ルに切り換える。
【0104】上述した第6の実施例においては番地領域
の期間を正確に検出でき、トラッキング制御系のフィー
ドバックループを開く期間を番地領域のトレーシング期
間に限定できるのでトラッキング制御が安定する。
の期間を正確に検出でき、トラッキング制御系のフィー
ドバックループを開く期間を番地領域のトレーシング期
間に限定できるのでトラッキング制御が安定する。
【0105】図24は本発明の第7の実施例のトラッキ
ング制御装置のブロック図である。図21に示した第6
の実施例と同じブロックには同じ番号を付し、説明を省
略する。第7ではコンパレータ147、149の出力
が、ORゲート159を介しゲート信号生成回路750
に送られる点である。ゲート信号生成回路750は第5
の実施例で説明したゲート信号生成回路750と同じで
ある。この第7実施例では、番地期間信号生成手段95
3は、ハイパスフィルタ502、コンパレータ147、
149、ORゲート159及びゲート信号生成回路75
0から構成されている。
ング制御装置のブロック図である。図21に示した第6
の実施例と同じブロックには同じ番号を付し、説明を省
略する。第7ではコンパレータ147、149の出力
が、ORゲート159を介しゲート信号生成回路750
に送られる点である。ゲート信号生成回路750は第5
の実施例で説明したゲート信号生成回路750と同じで
ある。この第7実施例では、番地期間信号生成手段95
3は、ハイパスフィルタ502、コンパレータ147、
149、ORゲート159及びゲート信号生成回路75
0から構成されている。
【0106】図25の波形を用いて動作を説明する。波
形(a1)は光ビームスポットがグルーブトラックGT
の中心を追従をした場合のローパスフィルタ127の出
力を示し、上述した図11の波形(a)と同じである。
この信号はハイパスフィルタ502に入力され、微分さ
れる。微分出力は波形(b)の波形となる。コンパレー
タ147、149には、波形(b)に示された基準電圧
L1、L2がそれぞれ印加されている。従って、コンパ
レータ147の出力は波形(c)に示した実線の波形と
なる。また、コンパレータ149の出力は波形(d)に
示した実線の波形となる。波形(a2)は光ビームスポ
ットがランドトラックLT中心を追従をした場合のロー
パスフィルタ127の出力を示す。この場合には、波形
(c)と波形(d)に示したパルスは点線で示したよう
に逆になる。
形(a1)は光ビームスポットがグルーブトラックGT
の中心を追従をした場合のローパスフィルタ127の出
力を示し、上述した図11の波形(a)と同じである。
この信号はハイパスフィルタ502に入力され、微分さ
れる。微分出力は波形(b)の波形となる。コンパレー
タ147、149には、波形(b)に示された基準電圧
L1、L2がそれぞれ印加されている。従って、コンパ
レータ147の出力は波形(c)に示した実線の波形と
なる。また、コンパレータ149の出力は波形(d)に
示した実線の波形となる。波形(a2)は光ビームスポ
ットがランドトラックLT中心を追従をした場合のロー
パスフィルタ127の出力を示す。この場合には、波形
(c)と波形(d)に示したパルスは点線で示したよう
に逆になる。
【0107】従って、グルーブトラックGTを追従する
場合とランドトラックLTを追従する場合でORゲート
159の出力は同じ波形になる(波形(e))。ORゲ
ート159の出力はゲート信号生成回路750に送られ
る。ゲート信号生成回路750は波形(e)に示したパ
ルスP10が入力されると、波形(f)に示すように時
間T0の期間ハイレベルの信号を出力する。しかしなが
ら、パルスP11は波形(g)に示す時間T1の期間に
入力されるので、パルスP11は入力されない。
場合とランドトラックLTを追従する場合でORゲート
159の出力は同じ波形になる(波形(e))。ORゲ
ート159の出力はゲート信号生成回路750に送られ
る。ゲート信号生成回路750は波形(e)に示したパ
ルスP10が入力されると、波形(f)に示すように時
間T0の期間ハイレベルの信号を出力する。しかしなが
ら、パルスP11は波形(g)に示す時間T1の期間に
入力されるので、パルスP11は入力されない。
【0108】本実施例ではグルーブトラックGTにトラ
ッキングする場合とランドトラックLTにトラッキング
する場合で番地領域の検出方式を切り換える必要がなく
回路構成が簡単になる。
ッキングする場合とランドトラックLTにトラッキング
する場合で番地領域の検出方式を切り換える必要がなく
回路構成が簡単になる。
【0109】図26は本発明の第8の実施例のトラッキ
ング制御装置のブロック図である。図12に示した第4
の実施例と同じブロックには同じ番号を付して説明を省
略する。図27に示すように、光検出器471は4個の
検出部A、B、C及びDを有している。各検出部A、
B、C、Dの検出出力はI/V変換器450、451、
452、453にそれぞれ送られる。I/V変換器45
0から453は、電流を電圧に変換する。I/V変換器
450と451の出力は加算回路454で加算され差動
増幅器117のノンインバート入力端子に送られる。I
/V変換器452と453の出力は加算回路455で加
算され差動増幅器117のインバート入力端子に送られ
る。加算回路454の出力は図11Aに示したI/V変
換器114の出力と同じで、加算回路455の出力はI
/V変換器115と同じである。従って、第4の実施例
と同様に差動増幅器117の出力がトラッキングエラー
信号となる。その出力波形は上述した図9及び図10に
示した波形と同じになる。
ング制御装置のブロック図である。図12に示した第4
の実施例と同じブロックには同じ番号を付して説明を省
略する。図27に示すように、光検出器471は4個の
検出部A、B、C及びDを有している。各検出部A、
B、C、Dの検出出力はI/V変換器450、451、
452、453にそれぞれ送られる。I/V変換器45
0から453は、電流を電圧に変換する。I/V変換器
450と451の出力は加算回路454で加算され差動
増幅器117のノンインバート入力端子に送られる。I
/V変換器452と453の出力は加算回路455で加
算され差動増幅器117のインバート入力端子に送られ
る。加算回路454の出力は図11Aに示したI/V変
換器114の出力と同じで、加算回路455の出力はI
/V変換器115と同じである。従って、第4の実施例
と同様に差動増幅器117の出力がトラッキングエラー
信号となる。その出力波形は上述した図9及び図10に
示した波形と同じになる。
【0110】第8実施例では、番地期間信号生成手段9
54は、加算器456、457、ハイパスフィルタ46
1、コンパレータ147、149、450、ORゲート
466及びリトリガブル・単安定マルチバイブレータ4
67から構成されている。加算回路456はI/V変換
器450と452の出力を加算し差動増幅器458のノ
ンインバート入力端子に送られる。また、加算回路45
7はI/V変換器451と453の出力を加算し差動増
幅器458のインバート入力端子に送る。差動増幅器4
58の出力はコンデンサ459及び抵抗460で構成さ
れるハイパスフィルタ461を介してコンパレータ14
7のノンインバート入力端子及びコンパレータ149の
インバート入力端子に送られる。コンパレータ147は
ノンインバート入力端子の電圧レベルが、電源464に
よって設定されるインバート入力端子の正の電圧レベル
よりも高い場合にハイレベルの信号を出力する。また、
コンパレータ149はインバート入力端子の電圧レベル
が、電源465によって設定されるノンインバート入力
端子の負の電圧レベルよりも低い場合にハイレベルの信
号を出力する。従って、ORゲート466の出力は、ハ
イパスフィルタ461の出力のレベルが電源464、4
65によって設定される電圧範囲を超えるとハイレベル
になる。ORゲート466の出力は、リトリガブル・単
安定マルチバイブレータ467の端子CKに送られる。
54は、加算器456、457、ハイパスフィルタ46
1、コンパレータ147、149、450、ORゲート
466及びリトリガブル・単安定マルチバイブレータ4
67から構成されている。加算回路456はI/V変換
器450と452の出力を加算し差動増幅器458のノ
ンインバート入力端子に送られる。また、加算回路45
7はI/V変換器451と453の出力を加算し差動増
幅器458のインバート入力端子に送る。差動増幅器4
58の出力はコンデンサ459及び抵抗460で構成さ
れるハイパスフィルタ461を介してコンパレータ14
7のノンインバート入力端子及びコンパレータ149の
インバート入力端子に送られる。コンパレータ147は
ノンインバート入力端子の電圧レベルが、電源464に
よって設定されるインバート入力端子の正の電圧レベル
よりも高い場合にハイレベルの信号を出力する。また、
コンパレータ149はインバート入力端子の電圧レベル
が、電源465によって設定されるノンインバート入力
端子の負の電圧レベルよりも低い場合にハイレベルの信
号を出力する。従って、ORゲート466の出力は、ハ
イパスフィルタ461の出力のレベルが電源464、4
65によって設定される電圧範囲を超えるとハイレベル
になる。ORゲート466の出力は、リトリガブル・単
安定マルチバイブレータ467の端子CKに送られる。
【0111】リトリガブル・単安定マルチバイブレータ
467は、端子CKに立ち上がりエッジのパルスが入力
されると抵抗468とコンデンサ469で設定される時
間T2でハイレベルの信号を出力する。また、その出力
がハイレベルの期間に端子CKに立ち上がりエッジのパ
ルスが再度入力されると、更に期間T2の間はハイレベ
ルの信号を出力する。リトリガブル・単安定マルチバイ
ブレータ467の出力がハイレベルの状態でトラッキン
グ制御系のフィードバックループを開く動作は第4の実
施例と同様であるので説明を省略する。
467は、端子CKに立ち上がりエッジのパルスが入力
されると抵抗468とコンデンサ469で設定される時
間T2でハイレベルの信号を出力する。また、その出力
がハイレベルの期間に端子CKに立ち上がりエッジのパ
ルスが再度入力されると、更に期間T2の間はハイレベ
ルの信号を出力する。リトリガブル・単安定マルチバイ
ブレータ467の出力がハイレベルの状態でトラッキン
グ制御系のフィードバックループを開く動作は第4の実
施例と同様であるので説明を省略する。
【0112】光検出器471について図27を用いて説
明する。図27はトラックTに対する4つの検出部A、
B、C、Dを有する光検出器471の関係を示す。Aと
Bの領域に照射される光量とCとDの領域に照射される
光量の差がプッシュプル方式によるトラッキングエラー
信号となる。また、AとCの領域に照射される光量とB
とDの領域に照射される光量の差はディスク上に形成さ
れた凹凸部分のみで発生する。
明する。図27はトラックTに対する4つの検出部A、
B、C、Dを有する光検出器471の関係を示す。Aと
Bの領域に照射される光量とCとDの領域に照射される
光量の差がプッシュプル方式によるトラッキングエラー
信号となる。また、AとCの領域に照射される光量とB
とDの領域に照射される光量の差はディスク上に形成さ
れた凹凸部分のみで発生する。
【0113】図28に動作の一例を示す。波形(a)に
示すように、トラッキングエラー信号は凹凸部を有する
番地領域のみで出力される。尚、記録領域で記録膜の反
射率が異なる部分ではトラッキングエラー信号は発生し
ない。従って、ハイパスフィルタ461で直流成分を除
去し、コンパレータ147、149で交流成分の有無を
検出することで番地領域の凹凸を検出できる。従って、
波形(b)に示したORゲート466の出力が番地領域
の凹凸を検出した信号となる。ORゲート466の出力
をリトリガブル・単安定マルチバイブレータ467の端
子CKに入力する。リトリガブル・単安定マルチバイブ
レータ467の出力が番地領域を示す信号となる(波形
(c))。抵抗468及びコンデンサ469で決まるリ
トリガブル・単安定マルチバイブレータ467の時間T
2は番地領域の凹凸の時間間隔より長く設定しておく。
示すように、トラッキングエラー信号は凹凸部を有する
番地領域のみで出力される。尚、記録領域で記録膜の反
射率が異なる部分ではトラッキングエラー信号は発生し
ない。従って、ハイパスフィルタ461で直流成分を除
去し、コンパレータ147、149で交流成分の有無を
検出することで番地領域の凹凸を検出できる。従って、
波形(b)に示したORゲート466の出力が番地領域
の凹凸を検出した信号となる。ORゲート466の出力
をリトリガブル・単安定マルチバイブレータ467の端
子CKに入力する。リトリガブル・単安定マルチバイブ
レータ467の出力が番地領域を示す信号となる(波形
(c))。抵抗468及びコンデンサ469で決まるリ
トリガブル・単安定マルチバイブレータ467の時間T
2は番地領域の凹凸の時間間隔より長く設定しておく。
【0114】上述した第8実施例では番地領域が正確に
検出でき、トラッキング制御系のフィードバックループ
を開く期間を番地領域に限定できるのでトラッキング制
御が安定する。また、トラックの番地をグルーブトラッ
クGT及びランドトラックLTにそれぞれ独立に設ける
方式のディスクにおいても同様な効果を得ることができ
る。
検出でき、トラッキング制御系のフィードバックループ
を開く期間を番地領域に限定できるのでトラッキング制
御が安定する。また、トラックの番地をグルーブトラッ
クGT及びランドトラックLTにそれぞれ独立に設ける
方式のディスクにおいても同様な効果を得ることができ
る。
【0115】図29は本発明の第9実施例のトラッキン
グ制御装置のブロック図である。図12及び図26に示
した同じブロックには同じ番号を付して説明を省略す
る。ディスク780は光磁気材料を記録膜としたディス
クである。従って、情報を記録しても膜の反射率は変化
しない。
グ制御装置のブロック図である。図12及び図26に示
した同じブロックには同じ番号を付して説明を省略す
る。ディスク780は光磁気材料を記録膜としたディス
クである。従って、情報を記録しても膜の反射率は変化
しない。
【0116】情報は、光磁気材料の磁化の方向の変化に
より記録される。また記録情報の再生は磁気光学効果セ
ンサー(図示省略)により行なわれる。この実施例で
は、番地期間信号生成手段955は、加算器800、ハ
イパスフィルタ461、コンパレータ147、149、
ORゲート466及びリトリガブル・単安定マルチバイ
ブレータ467から構成されている。加算回路800は
I/V変換器114とI/V変換器115の出力を加算
する。従って、加算回路800の出力はディスク780
からの全反射光量に応じた信号となる。ディスク780
は情報を記録しても反射率が変化しないので、加算回路
800の出力はディスク780上に凹凸で形成された番
地領域をトレースするときのみ発生する。番地領域での
加算回路800の出力は、図28(a)と同様な波形と
なる。従って、第8の実施例と同様にリトリガブル・単
安定マルチバイブレータ467の出力が番地領域を示す
信号となる。尚、ハイパスフィルタ461の出力電圧は
第8の実施例とは異なるので、電源484、485のレ
ベルを変えている。
より記録される。また記録情報の再生は磁気光学効果セ
ンサー(図示省略)により行なわれる。この実施例で
は、番地期間信号生成手段955は、加算器800、ハ
イパスフィルタ461、コンパレータ147、149、
ORゲート466及びリトリガブル・単安定マルチバイ
ブレータ467から構成されている。加算回路800は
I/V変換器114とI/V変換器115の出力を加算
する。従って、加算回路800の出力はディスク780
からの全反射光量に応じた信号となる。ディスク780
は情報を記録しても反射率が変化しないので、加算回路
800の出力はディスク780上に凹凸で形成された番
地領域をトレースするときのみ発生する。番地領域での
加算回路800の出力は、図28(a)と同様な波形と
なる。従って、第8の実施例と同様にリトリガブル・単
安定マルチバイブレータ467の出力が番地領域を示す
信号となる。尚、ハイパスフィルタ461の出力電圧は
第8の実施例とは異なるので、電源484、485のレ
ベルを変えている。
【0117】図30は、本発明の第10実施例のトラッ
キング制御装置のブロック図である。図29に示した第
9実施例と同じブロックには同じ番号を付して説明を省
略する。この実施例では、番地期間信号生成手段956
は加算器800、ローパスフィルタ802及びコンパレ
ータ147から構成されている。第10実施例は加算回
路800の出力が、ローパスフィルタ802を介してコ
ンパレータ147に送られている点で第9の実施例と異
なる。また、コンパレータ147の出力がインバータ1
51及びスイッチ157に直接送られている。ディスク
403は記録により反射率が低下する相変化型の記録膜
を有している。従って、番地領域の凹部で反射光量は最
大となる。
キング制御装置のブロック図である。図29に示した第
9実施例と同じブロックには同じ番号を付して説明を省
略する。この実施例では、番地期間信号生成手段956
は加算器800、ローパスフィルタ802及びコンパレ
ータ147から構成されている。第10実施例は加算回
路800の出力が、ローパスフィルタ802を介してコ
ンパレータ147に送られている点で第9の実施例と異
なる。また、コンパレータ147の出力がインバータ1
51及びスイッチ157に直接送られている。ディスク
403は記録により反射率が低下する相変化型の記録膜
を有している。従って、番地領域の凹部で反射光量は最
大となる。
【0118】図31及び図32を用いて第10実施例の
動作を説明する。図31はディスク403の部分拡大平
面図であり、斜線を付した部分が凸部を示す。図32の
波形(a)は光ビームスポットが図31の線S4上を移
動した場合の加算回路800の出力信号を示す。波形
(b)はローパスフィルタ802の出力信号を、波形
(c)はコンパレータ147の出力信号を示す。
動作を説明する。図31はディスク403の部分拡大平
面図であり、斜線を付した部分が凸部を示す。図32の
波形(a)は光ビームスポットが図31の線S4上を移
動した場合の加算回路800の出力信号を示す。波形
(b)はローパスフィルタ802の出力信号を、波形
(c)はコンパレータ147の出力信号を示す。
【0119】加算回路800の出力は番地領域の凹部で
最大になる(FIG.35Bの波形(a))。加算回路
800の出力の高周波成分は、ローパスフィルタ802
によって低減される。ローパスフィルタ802の出力は
波形(b)に示した信号になる。電源801のレベルを
波形(b)に示したレベルL3に設定して、番地領域に
おいてコンパレータ147の出力がハイレベルになるよ
うにする(波形(c))。その結果、番地領域を検出す
ることができる。上記第9及び第10実施例の効果は第
8実施例と同様である。
最大になる(FIG.35Bの波形(a))。加算回路
800の出力の高周波成分は、ローパスフィルタ802
によって低減される。ローパスフィルタ802の出力は
波形(b)に示した信号になる。電源801のレベルを
波形(b)に示したレベルL3に設定して、番地領域に
おいてコンパレータ147の出力がハイレベルになるよ
うにする(波形(c))。その結果、番地領域を検出す
ることができる。上記第9及び第10実施例の効果は第
8実施例と同様である。
【0120】図33は、本発明の第11実施例のトラッ
キング制御装置のブロック図である。図26に示した第
8実施例と同じブロックには同じ番号を付して説明を省
略する。第8実施例と同様に差動増幅器117の出力が
トラッキングエラー信号となる。波形は図10の波形
(a)及び(d)に示した波形と同じになる。グルーブ
トラックにトラッキングする場合にはマイクロコンピュ
ータ981の出力がハイレベルになる。従って、トラッ
キングエラー信号は、ローパスフィルタ127、位相補
償フィルタ135、スイッチ142、駆動回路141を
介してトラッキングコイル113に送られる。ランドト
ラックにトラッキングする場合はマイクロコンピュータ
981の出力がローレベルとなる。従って、反転増幅器
137によってグルーブトラックにトラッキングする場
合の駆動信号を反転した信号がトラッキングコイル11
3に送られる。この実施例では、番地期間信号生成手段
957は、加算器456、457、位相比較器488、
ローパスフィルタ489、コンパレータ147、149
及びORゲート466から構成されている。加算回路4
56はI/V変換器450と453の出力を加算し、加
算回路456の出力は位相比較器488の端子aに送ら
れる。また、加算回路457はI/V変換器451と4
52の出力を加算し、加算回路457の出力は位相比較
器488の端子bに送られる。位相比較器488は入力
信号の位相を比較し、位相の差を表わす信号を出力す
る。位相差比較器488の出力は、抵抗486及びコン
デンサ487で構成されるローパスフィルタ489に送
られる。図33に示した構成は一般に位相差検出法と呼
ばれるトラッキングエラー検出方式の回路を構成してい
る。ローパスフィルタ489の出力が、位相差検出方式
によるトラッキングエラー信号になる。位相差検出法は
光ビームスポットとディスク上の凸部のずれを検出す
る。従って、凹凸で形成された番地領域を光ビームスポ
ットが通過する際はローパスフィルタ489からトラッ
キングエラー信号が出力される。ローパスフィルタ48
9の出力は、コンパレータ147のノンインバート入力
端子及びコンパレータ149のインバート入力端子に送
られる。 コンパレータ147はノンインバート入力端
子の電圧レベルが、電源498によって設定されるイン
バート入力端子の正の電圧レベルよりも高い場合にハイ
レベルの信号を出力する。また、コンパレータ149は
インバート入力端子の電圧レベルが、電源499によっ
て設定されるノンインバート入力端子の負の電圧レベル
よりも低い場合にハイレベルの信号を出力する。コンパ
レータ147、149の出力はORゲート466に送ら
れる。ORゲート466の出力がハイレベルの場合にト
ラッキング制御系のフィードバックループが開く。
キング制御装置のブロック図である。図26に示した第
8実施例と同じブロックには同じ番号を付して説明を省
略する。第8実施例と同様に差動増幅器117の出力が
トラッキングエラー信号となる。波形は図10の波形
(a)及び(d)に示した波形と同じになる。グルーブ
トラックにトラッキングする場合にはマイクロコンピュ
ータ981の出力がハイレベルになる。従って、トラッ
キングエラー信号は、ローパスフィルタ127、位相補
償フィルタ135、スイッチ142、駆動回路141を
介してトラッキングコイル113に送られる。ランドト
ラックにトラッキングする場合はマイクロコンピュータ
981の出力がローレベルとなる。従って、反転増幅器
137によってグルーブトラックにトラッキングする場
合の駆動信号を反転した信号がトラッキングコイル11
3に送られる。この実施例では、番地期間信号生成手段
957は、加算器456、457、位相比較器488、
ローパスフィルタ489、コンパレータ147、149
及びORゲート466から構成されている。加算回路4
56はI/V変換器450と453の出力を加算し、加
算回路456の出力は位相比較器488の端子aに送ら
れる。また、加算回路457はI/V変換器451と4
52の出力を加算し、加算回路457の出力は位相比較
器488の端子bに送られる。位相比較器488は入力
信号の位相を比較し、位相の差を表わす信号を出力す
る。位相差比較器488の出力は、抵抗486及びコン
デンサ487で構成されるローパスフィルタ489に送
られる。図33に示した構成は一般に位相差検出法と呼
ばれるトラッキングエラー検出方式の回路を構成してい
る。ローパスフィルタ489の出力が、位相差検出方式
によるトラッキングエラー信号になる。位相差検出法は
光ビームスポットとディスク上の凸部のずれを検出す
る。従って、凹凸で形成された番地領域を光ビームスポ
ットが通過する際はローパスフィルタ489からトラッ
キングエラー信号が出力される。ローパスフィルタ48
9の出力は、コンパレータ147のノンインバート入力
端子及びコンパレータ149のインバート入力端子に送
られる。 コンパレータ147はノンインバート入力端
子の電圧レベルが、電源498によって設定されるイン
バート入力端子の正の電圧レベルよりも高い場合にハイ
レベルの信号を出力する。また、コンパレータ149は
インバート入力端子の電圧レベルが、電源499によっ
て設定されるノンインバート入力端子の負の電圧レベル
よりも低い場合にハイレベルの信号を出力する。コンパ
レータ147、149の出力はORゲート466に送ら
れる。ORゲート466の出力がハイレベルの場合にト
ラッキング制御系のフィードバックループが開く。
【0121】図35を用いて位相差検出法におけるトラ
ッキングエラー信号を説明する。図35は図9に示した
図の破線S2上を光ビームスポットが移動する場合、即
ちグルーブトラックGTの上を光ビームスポットが移動
する場合の波形を示す。波形(a)は加算回路456の
出力信号を示し、波形(b)は加算回路457の出力信
号を示す。波形(c)は位相比較器488の出力信号を
示し、波形(d)はローパスフィルタ489の出力信号
を示す。波形(e)はコンパレータ147の出力信号を
示す。破線S2の上を光ビームスポットが移動する場合
は加算回路456の出力(波形(a))の位相に比べ加
算回路457の出力(波形(b))の位相は遅れる。そ
の結果、位相比較器488は正のレベルの信号を出力す
る(波形(c))。ローパスフィルタ486によって位
相比較器488の出力は波形(d)に示した信号にな
る。電源498の出力レベルを波形(d)に点線で示し
たレベルL4に設定すると、番地領域においてコンパレ
ータ147の出力はハイレベルになり、番地領域が検出
される。
ッキングエラー信号を説明する。図35は図9に示した
図の破線S2上を光ビームスポットが移動する場合、即
ちグルーブトラックGTの上を光ビームスポットが移動
する場合の波形を示す。波形(a)は加算回路456の
出力信号を示し、波形(b)は加算回路457の出力信
号を示す。波形(c)は位相比較器488の出力信号を
示し、波形(d)はローパスフィルタ489の出力信号
を示す。波形(e)はコンパレータ147の出力信号を
示す。破線S2の上を光ビームスポットが移動する場合
は加算回路456の出力(波形(a))の位相に比べ加
算回路457の出力(波形(b))の位相は遅れる。そ
の結果、位相比較器488は正のレベルの信号を出力す
る(波形(c))。ローパスフィルタ486によって位
相比較器488の出力は波形(d)に示した信号にな
る。電源498の出力レベルを波形(d)に点線で示し
たレベルL4に設定すると、番地領域においてコンパレ
ータ147の出力はハイレベルになり、番地領域が検出
される。
【0122】図36は図9に示した図のS3の破線上を
光ビームスポットが移動した場合、即ちランドトラック
LTの上を光ビームスポットが移動する場合の波形を示
す。波形(a)は加算回路456の出力信号を示し、波
形(b)は加算回路457の出力信号を示す。波形
(c)は位相比較器488の出力信号を示し、波形
(d)はローパスフィルタ489の出力信号を示す。波
形(e)はコンパレータ149の出力信号を示す。線S
3の上を光ビームスポットが移動する場合は加算回路4
56の出力(波形(a))の位相に比べ加算回路457
の出力(波形(b))の位相は進む。その結果、位相比
較器488は負のレベルの信号を出力する(波形
(c))。ローパスフィルタ486によって位相比較器
488の出力は波形(d)に示した信号になる。ここ
で、電源499の出力レベルを波形(d)に点線で示し
たレベルL5に設定することで、番地領域においてコン
パレータ149の出力はハイレベルになる。
光ビームスポットが移動した場合、即ちランドトラック
LTの上を光ビームスポットが移動する場合の波形を示
す。波形(a)は加算回路456の出力信号を示し、波
形(b)は加算回路457の出力信号を示す。波形
(c)は位相比較器488の出力信号を示し、波形
(d)はローパスフィルタ489の出力信号を示す。波
形(e)はコンパレータ149の出力信号を示す。線S
3の上を光ビームスポットが移動する場合は加算回路4
56の出力(波形(a))の位相に比べ加算回路457
の出力(波形(b))の位相は進む。その結果、位相比
較器488は負のレベルの信号を出力する(波形
(c))。ローパスフィルタ486によって位相比較器
488の出力は波形(d)に示した信号になる。ここ
で、電源499の出力レベルを波形(d)に点線で示し
たレベルL5に設定することで、番地領域においてコン
パレータ149の出力はハイレベルになる。
【0123】従って、光ビームスポットが番地領域を通
過する際はORゲート466の出力がハイレベルになる
のでトラッキング制御系のフィードバックループが開
く。位相差検出法によるトラッキングエラー信号は番地
領域以外では零であるので、番地領域での位相差検出法
によるトラッキングエラー信号のレベルの変化を正確に
検出することができる。
過する際はORゲート466の出力がハイレベルになる
のでトラッキング制御系のフィードバックループが開
く。位相差検出法によるトラッキングエラー信号は番地
領域以外では零であるので、番地領域での位相差検出法
によるトラッキングエラー信号のレベルの変化を正確に
検出することができる。
【0124】本実施例ではグルーブトラックGTの番地
領域を電源498の基準電圧に基づいてコンパレータ1
47で検出し、ランドトラックLTの番地領域を電源4
99の基準電圧に基づいてコンパレータ149で検出し
ている。他の方法としてランドトラックではローパスフ
ィルタ489の出力を反転した信号をコンパレータ14
7に送るようにしてもよい。この構成を図34に示す。
図において、スイッチ983の端子cはグルーブトラッ
クのトレーシング中は端子aに接続され、ランドトラッ
クのトレーシング中は端子bに接続される。図35及び
図36に示したように番地領域でのローパスフィルタ4
89の出力信号は、ランドトラックとグルーブトラック
では反転した信号になる。従って、ランドトラックにお
いてローパスフィルタ489の出力を反転した信号はグ
ルーブトラックの場合のローパスフィルタ489の出力
信号とほぼ同じ信号となる。従って、コンパレータ14
7でグルーブトラックGT及びランドトラックLTの番
地領域を検出することができる。
領域を電源498の基準電圧に基づいてコンパレータ1
47で検出し、ランドトラックLTの番地領域を電源4
99の基準電圧に基づいてコンパレータ149で検出し
ている。他の方法としてランドトラックではローパスフ
ィルタ489の出力を反転した信号をコンパレータ14
7に送るようにしてもよい。この構成を図34に示す。
図において、スイッチ983の端子cはグルーブトラッ
クのトレーシング中は端子aに接続され、ランドトラッ
クのトレーシング中は端子bに接続される。図35及び
図36に示したように番地領域でのローパスフィルタ4
89の出力信号は、ランドトラックとグルーブトラック
では反転した信号になる。従って、ランドトラックにお
いてローパスフィルタ489の出力を反転した信号はグ
ルーブトラックの場合のローパスフィルタ489の出力
信号とほぼ同じ信号となる。従って、コンパレータ14
7でグルーブトラックGT及びランドトラックLTの番
地領域を検出することができる。
【0125】図37は、本発明の第12実施例のトラッ
キング制御装置のブロック図である。図8に示した第3
実施例と同じブロックには同じ番号を付して説明を省略
する。第12実施例では、光ビームスポットがグルーブ
トラックGTのみに位置するように制御される。この実
施例12は実施例3に類似であるが、本実施例12の番
地読み取り回路903は番地領域が安定して再生できる
状態において判定回路905にハイレベルの信号を送る
点で第3実施例の番地読み取り回路125と異なってい
る。モータ制御回路904は、モータ101の回転数が
安定した場合にハイレベルの信号を判定回路905に送
る点で図8のモータ制御回路128とは異なる。
キング制御装置のブロック図である。図8に示した第3
実施例と同じブロックには同じ番号を付して説明を省略
する。第12実施例では、光ビームスポットがグルーブ
トラックGTのみに位置するように制御される。この実
施例12は実施例3に類似であるが、本実施例12の番
地読み取り回路903は番地領域が安定して再生できる
状態において判定回路905にハイレベルの信号を送る
点で第3実施例の番地読み取り回路125と異なってい
る。モータ制御回路904は、モータ101の回転数が
安定した場合にハイレベルの信号を判定回路905に送
る点で図8のモータ制御回路128とは異なる。
【0126】コンパレータ147および電源148は図
12に示した第4実施例と同じ構成である。従って、光
ビームスポットがグルーブトラックGTに位置するよう
に制御されているとき、コンパレータ147の出力は光
ビームスポットが番地領域を通過する期間はハイレベル
になる。このコンパレータ147の出力信号はトラッキ
ングエラー信号に基づいて生成される。また、ゲート信
号生成回路123の出力は第3実施例と同様にモータ1
01の回転数と番地読み取り回路125の出力に基づい
て生成される。
12に示した第4実施例と同じ構成である。従って、光
ビームスポットがグルーブトラックGTに位置するよう
に制御されているとき、コンパレータ147の出力は光
ビームスポットが番地領域を通過する期間はハイレベル
になる。このコンパレータ147の出力信号はトラッキ
ングエラー信号に基づいて生成される。また、ゲート信
号生成回路123の出力は第3実施例と同様にモータ1
01の回転数と番地読み取り回路125の出力に基づい
て生成される。
【0127】スイッチ902は、コンパレータ147の
出力信号とゲート信号生成回路123の出力信号のどち
らかの信号を出力する。スイッチ902は端子dがハイ
レベルの場合に端子cと端子aが接続され、ローレベル
の場合には端子cと端子bが接続される。スイッチ90
2の端子dは、判定回路905に接続されている。判定
回路905はゲート信号生成回路123の動作が安定し
たことを判定し、ハイレベルの信号を出力する。モータ
制御回路904の出力信号と番地読み取り回路903の
出力信号が共にハイレベルであるとき、ゲート信号生成
回路123の動作が安定であると判定される。初期の状
態ではモータ101の回転数が不安定で、番地読み取り
回路903で番地が安定に再生できない。従って判定回
路905の出力はローレベルであり、スイッチ902の
出力はコンパレータ147の出力信号となる。その後、
モータ101の回転数が一定となり、番地読み取り回路
903が安定に番地を再生するようになると、判定回路
905はゲート信号生成回路123の動作が安定したこ
とを示すハイレベルの信号をスイッチ902に送る。よ
って、スイッチ902の出力はゲート信号生成回路12
3の出力信号に切替わる。
出力信号とゲート信号生成回路123の出力信号のどち
らかの信号を出力する。スイッチ902は端子dがハイ
レベルの場合に端子cと端子aが接続され、ローレベル
の場合には端子cと端子bが接続される。スイッチ90
2の端子dは、判定回路905に接続されている。判定
回路905はゲート信号生成回路123の動作が安定し
たことを判定し、ハイレベルの信号を出力する。モータ
制御回路904の出力信号と番地読み取り回路903の
出力信号が共にハイレベルであるとき、ゲート信号生成
回路123の動作が安定であると判定される。初期の状
態ではモータ101の回転数が不安定で、番地読み取り
回路903で番地が安定に再生できない。従って判定回
路905の出力はローレベルであり、スイッチ902の
出力はコンパレータ147の出力信号となる。その後、
モータ101の回転数が一定となり、番地読み取り回路
903が安定に番地を再生するようになると、判定回路
905はゲート信号生成回路123の動作が安定したこ
とを示すハイレベルの信号をスイッチ902に送る。よ
って、スイッチ902の出力はゲート信号生成回路12
3の出力信号に切替わる。
【0128】番地領域の検出は、初期においてはトラッ
キングエラー信号に基づいて行なわれ、所定時間後、番
地読み取り回路903の出力信号に基づいて行なわれ
る。従って、コンパレータ147の出力がノイズの為に
誤って番地領域を検出した場合でもトラッキング制御系
のフィードバックループが開くことを防止できる。ま
た、ディスク上に情報を記録するために光源105の光
量が増大しても誤ってフィードバックループが開くこと
を防止できる。
キングエラー信号に基づいて行なわれ、所定時間後、番
地読み取り回路903の出力信号に基づいて行なわれ
る。従って、コンパレータ147の出力がノイズの為に
誤って番地領域を検出した場合でもトラッキング制御系
のフィードバックループが開くことを防止できる。ま
た、ディスク上に情報を記録するために光源105の光
量が増大しても誤ってフィードバックループが開くこと
を防止できる。
【0129】ジャンピング制御回路901は、コントロ
ール回路900より隣接トラックへジャンピングする指
令を受けると、スイッチ902の出力信号に応じて光ビ
ームスポットのジャンピングの動作を開始する。仮に番
地領域でジャンピングを行うと、トラッキングエラー信
号がオフセットを有しているので、光ビームスポットが
隣接のトラックに移動した後のトラッキング制御は不安
定である。従って、ジャンピング制御回路901は光ビ
ームスポットが番地領域を通過したタイミングをスイッ
チ902の出力信号に基づいて検出しジャンピングを開
始する。従ってトラッキングエラー信号がオフセットを
有する番地領域以外でジャンピングが行われる。従っ
て、光ビームスポットが隣接のトラックに移動した後で
もトラッキング制御は安定である。
ール回路900より隣接トラックへジャンピングする指
令を受けると、スイッチ902の出力信号に応じて光ビ
ームスポットのジャンピングの動作を開始する。仮に番
地領域でジャンピングを行うと、トラッキングエラー信
号がオフセットを有しているので、光ビームスポットが
隣接のトラックに移動した後のトラッキング制御は不安
定である。従って、ジャンピング制御回路901は光ビ
ームスポットが番地領域を通過したタイミングをスイッ
チ902の出力信号に基づいて検出しジャンピングを開
始する。従ってトラッキングエラー信号がオフセットを
有する番地領域以外でジャンピングが行われる。従っ
て、光ビームスポットが隣接のトラックに移動した後で
もトラッキング制御は安定である。
【0130】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、グルーブトラ
ックとランドトラックにそれぞれ番地領域を設けたディ
スクのランドトラックに光ビームスポットを追従させる
とき、ランドトラックの番地領域においては、トラッキ
ングエラー信号に基づく制御信号の極性が反転されるの
で、番地領域においても正常なトラッキング制御が行な
われる。請求項2の発明によれば、グルーブトラックと
ランドトラックにそれぞれ番地領域を設けたディスクの
ランドトラックに光ビームスポットを追従させるとき、
ランドトラックの番地領域においては、トラッキングエ
ラー信号に基づく制御信号を保持した信号を用いて制御
するので、番地領域においても正常なトラッキング制御
が行なわれる。
ックとランドトラックにそれぞれ番地領域を設けたディ
スクのランドトラックに光ビームスポットを追従させる
とき、ランドトラックの番地領域においては、トラッキ
ングエラー信号に基づく制御信号の極性が反転されるの
で、番地領域においても正常なトラッキング制御が行な
われる。請求項2の発明によれば、グルーブトラックと
ランドトラックにそれぞれ番地領域を設けたディスクの
ランドトラックに光ビームスポットを追従させるとき、
ランドトラックの番地領域においては、トラッキングエ
ラー信号に基づく制御信号を保持した信号を用いて制御
するので、番地領域においても正常なトラッキング制御
が行なわれる。
【0131】請求項3の発明によれば、グルーブトラッ
クとランドトラックにそれぞれ番地領域を設けたディス
クのランドトラックに光ビームスポットを追従させると
き、ランドトラックの番地領域においては、制御信号の
光ビームスポットの移動手段への印加を中断するので、
番地領域でトラッキング制御は行なわれず、光ビームス
ポットはランドトラックに追従した状態で番地領域を通
過する。その結果番地領域において正常なトラッキング
制御が行なわれる。請求項4の発明によれば、隣り合う
グルーブトラックとランドトラックに共通の番地領域を
設けたディスクのグルーブトラック又はランドトラック
に光ビームスポットを追従させるとき、番地領域では、
信号保持手段によって保持された制御信号を用いるの
で、番地領域においても正常なトラッキング制御が行な
われる。
クとランドトラックにそれぞれ番地領域を設けたディス
クのランドトラックに光ビームスポットを追従させると
き、ランドトラックの番地領域においては、制御信号の
光ビームスポットの移動手段への印加を中断するので、
番地領域でトラッキング制御は行なわれず、光ビームス
ポットはランドトラックに追従した状態で番地領域を通
過する。その結果番地領域において正常なトラッキング
制御が行なわれる。請求項4の発明によれば、隣り合う
グルーブトラックとランドトラックに共通の番地領域を
設けたディスクのグルーブトラック又はランドトラック
に光ビームスポットを追従させるとき、番地領域では、
信号保持手段によって保持された制御信号を用いるの
で、番地領域においても正常なトラッキング制御が行な
われる。
【0132】請求項5の発明によれば、隣り合うグルー
ブトラックとランドトラックに共通の番地領域を設けた
ディスクのグルーブトラック又はランドトラックに光ビ
ームスポットを追従させるとき、番地領域においては、
制御信号の光ビームスポットの移動手段への印加を中断
するので、番地領域ではトラッキング制御は行なわれ
ず、光ビームスポットはグルーブトラック又はランドト
ラックに追従した状態で番地領域を通過する。請求項6
の発明によれば、隣り合うグルーブトラックとランドト
ラックに共通の番地領域を設けたディスクのグルーブト
ラック又はランドトラックに光ビームスポットを追従さ
せるとき、光ビームスポットの隣接トラックへの移動を
番地領域では行なわないので、常に正常なトラッキング
制御が行なわれる。請求項7の発明によれば、番地期間
信号を番地領域の番地情報に基づいて生成するので、ト
ラッキング信号が不安定な場合でも番地領域を確実に検
出できる。
ブトラックとランドトラックに共通の番地領域を設けた
ディスクのグルーブトラック又はランドトラックに光ビ
ームスポットを追従させるとき、番地領域においては、
制御信号の光ビームスポットの移動手段への印加を中断
するので、番地領域ではトラッキング制御は行なわれ
ず、光ビームスポットはグルーブトラック又はランドト
ラックに追従した状態で番地領域を通過する。請求項6
の発明によれば、隣り合うグルーブトラックとランドト
ラックに共通の番地領域を設けたディスクのグルーブト
ラック又はランドトラックに光ビームスポットを追従さ
せるとき、光ビームスポットの隣接トラックへの移動を
番地領域では行なわないので、常に正常なトラッキング
制御が行なわれる。請求項7の発明によれば、番地期間
信号を番地領域の番地情報に基づいて生成するので、ト
ラッキング信号が不安定な場合でも番地領域を確実に検
出できる。
【0133】請求項8の発明によれば、制御信号が所定
のレベルを超えたとき番地期間信号を生成するので、過
渡現象により制御信号が不安定な場合における番地領域
の誤検出をさけることができる。請求項9の発明によれ
ば、位相差検査法によるトラッキングエラー信号は番地
領域以外では零であり、番地領域で所定値になるので、
番地領域をトラッキングエラー信号のレベル変化によっ
て正確に検出できる。請求項10の発明によれば、制御
信号の立上り、立下りから所定の期間の番地期間信号を
出力し、番地期間信号の終端から所定の時間内に検出さ
れた番地期間信号を遮断するので、ノイズ等の不要な信
号の入力による誤った番地期間信号の生成を防止でき
る。
のレベルを超えたとき番地期間信号を生成するので、過
渡現象により制御信号が不安定な場合における番地領域
の誤検出をさけることができる。請求項9の発明によれ
ば、位相差検査法によるトラッキングエラー信号は番地
領域以外では零であり、番地領域で所定値になるので、
番地領域をトラッキングエラー信号のレベル変化によっ
て正確に検出できる。請求項10の発明によれば、制御
信号の立上り、立下りから所定の期間の番地期間信号を
出力し、番地期間信号の終端から所定の時間内に検出さ
れた番地期間信号を遮断するので、ノイズ等の不要な信
号の入力による誤った番地期間信号の生成を防止でき
る。
【0134】請求項11の発明によれば、グルーブトラ
ック又はランドトラックからの光量と番地領域からの光
量の差に基づいて番地領域を検出するので、番地領域の
検出がトラックの種類に無関係に行なえる。請求項12
の発明によれば、グルーブトラック又はランドトラック
からの光量と番地領域からの光量の差の交流成分を用い
て番地領域を検出するので、光検出器を含む回路素子の
直流成分のドリフトによる影響を防止することができ
る。請求項13の発明によれば、複数の光検出部を有す
る光検出器で光検出を行なうので、ノイズの影響を防ぐ
ことができる。請求項14の発明によれば、制御信号検
出のための両基準レベルを変えることにより、グルーブ
トラックとランドトラックの両番地領域の検出レベルが
同じになる。
ック又はランドトラックからの光量と番地領域からの光
量の差に基づいて番地領域を検出するので、番地領域の
検出がトラックの種類に無関係に行なえる。請求項12
の発明によれば、グルーブトラック又はランドトラック
からの光量と番地領域からの光量の差の交流成分を用い
て番地領域を検出するので、光検出器を含む回路素子の
直流成分のドリフトによる影響を防止することができ
る。請求項13の発明によれば、複数の光検出部を有す
る光検出器で光検出を行なうので、ノイズの影響を防ぐ
ことができる。請求項14の発明によれば、制御信号検
出のための両基準レベルを変えることにより、グルーブ
トラックとランドトラックの両番地領域の検出レベルが
同じになる。
【0135】請求項15及び16の発明によれば、イン
バータとスイッチにより極性を反転することにより、1
個のコンパレータで両極性の制御信号から番地領域を検
出できる。請求項17の発明によれば、追従応答特性に
より変化するトラッキングエラー信号は保持せずに制御
装置に印加されるので、トラッキング動作は短時間に安
定する。請求項18の発明によれば、トラッキング制御
の動作開始後の所定期間は制御信号が必ず光ビームスポ
ット移動手段に印加されトラッキング制御されるので、
トラッキング動作が短時間に安定する。請求項19の発
明によれば、制御信号検出のための両基準レベルを変え
ることにより、グルーブトラックとランドトラックの両
番地領域の検出レベルが同じになる。
バータとスイッチにより極性を反転することにより、1
個のコンパレータで両極性の制御信号から番地領域を検
出できる。請求項17の発明によれば、追従応答特性に
より変化するトラッキングエラー信号は保持せずに制御
装置に印加されるので、トラッキング動作は短時間に安
定する。請求項18の発明によれば、トラッキング制御
の動作開始後の所定期間は制御信号が必ず光ビームスポ
ット移動手段に印加されトラッキング制御されるので、
トラッキング動作が短時間に安定する。請求項19の発
明によれば、制御信号検出のための両基準レベルを変え
ることにより、グルーブトラックとランドトラックの両
番地領域の検出レベルが同じになる。
【図1】本発明の第1の実施例のトラッキング制御装置
のブロック図
のブロック図
【図2】同実施例の再生された信号の波形図
【図3】同実施例の再生された信号の波形図
【図4】同実施例における光ディスクのトラックの部分
拡大平面図
拡大平面図
【図5】同実施例におけるトラッキングエラー信号を示
す波形図
す波形図
【図6】同実施例におけるゲート信号生成回路のブロッ
ク図
ク図
【図7】本発明の第2の実施例のトラッキング制御装置
のブロック図
のブロック図
【図8】本発明の第3の実施例のトラッキング制御装置
のブロック図
のブロック図
【図9】同実施例における光ディスクの部分拡大平面図
【図10】同実施例におけるプッシュプルトラッキング
エラー信号の説明図
エラー信号の説明図
【図11】同実施例における光ビームスポットがトラッ
ク中心を移動した場合のトラッキングエラー信号の波形
図
ク中心を移動した場合のトラッキングエラー信号の波形
図
【図12】本発明の第4の実施例のトラッキング制御装
置のブロック図
置のブロック図
【図13】第4実施例において、番地期間信号生成手段
に他の構成を用いたブロック図
に他の構成を用いたブロック図
【図14】同実施例におけるトラッキング制御系の動作
状態でのトラッキングエラー信号の波形図
状態でのトラッキングエラー信号の波形図
【図15】同実施例におけるトラッキング制御系を動作
させた場合の過渡応答の波形図
させた場合の過渡応答の波形図
【図16】本発明の第5の実施例のトラッキング制御装
置のブロック図
置のブロック図
【図17】同実施例におけるゲート信号生成回路160
のブロック図
のブロック図
【図18】同実施例におけるゲート信号生成回路160
の動作を説明する為の波形図
の動作を説明する為の波形図
【図19】同実施例におけるゲート信号生成回路750
のブロック図
のブロック図
【図20】同実施例におけるゲート信号生成回路750
の動作を説明する為の波形図
の動作を説明する為の波形図
【図21】本発明の第6の実施例のトラッキング制御装
置のブロック図
置のブロック図
【図22】同実施例の動作を説明する為の波形図
【図23】同実施例のゲート生成回路505のブロック
図
図
【図24】本発明の第7の実施例のトラッキング制御装
置のブロック図
置のブロック図
【図25】同実施例の動作を説明する為の波形図
【図26】本発明の第8の実施例のトラッキング制御装
置のブロック図
置のブロック図
【図27】同実施例の光検出器を説明する為の図
【図28】同実施例の動作を説明する為の波形図
【図29】本発明の第9の実施例のトラッキング制御装
置のブロック図
置のブロック図
【図30】本発明の第10の実施例のトラッキング制御
装置のブロック図
装置のブロック図
【図31】ディスクの部分拡大平面図
【図32】同実施例の動作を説明する為の波形図
【図33】本発明の第10の実施例のトラッキング制御
装置のブロック図
装置のブロック図
【図34】第10実施例において番地期間信号生成手段
に他の構成を用いたもののブロック図
に他の構成を用いたもののブロック図
【図35】同実施例の動作を説明する為の波形図
【図36】同実施例の動作を説明する為の波形図
【図37】本発明の第11の実施例のトラッキング制御
装置のブロック図
装置のブロック図
【図38】従来例の光ディスクの部分拡大斜視図
【図39】従来例のトラッキングエラー信号を示した図
GT グルーブトラック LT ランドトラック 100 ディスク 104 移送台 117 差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 苅田 吉博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松本 泰樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (19)
- 【請求項1】情報記録用のグルーブトラックとランドト
ラックを有しかつアドレス記録用の番地領域を前記グル
ーブトラック及びランドトラックのそれぞれに配置した
ディスクを回転させるディスク回転手段、 前記ディスクの記録面に光ビームスポットを照射する光
ビームスポット発生手段、 前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及びラン
ドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポット
移動手段、 前記ディスク面からの反射光又は透過光を検出する光検
出手段、 前記光検出手段の検出値に基づいて、前記光ビームスポ
ットとグルーブトラック及び光ビームスポットとランド
トラックとの位置ずれに対応する制御信号を求める制御
信号検出手段、 前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段を制
御して光ビームスポットを目標トラックに追従させる制
御手段、 前記光検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の
制御信号のいづれか1つに基づいて、光ビームスポット
がディスクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間
信号を生成する為の番地期間信号生成手段、及び光ビー
ムスポットがランドトラックに追従しているとき、前記
制御信号の極性を前記番地期間信号に応じて反転させる
極性反転手段、 を有するトラッキング制御装置。 - 【請求項2】情報記録用のグルーブトラックとランドト
ラックを有しかつアドレス記録用の番地領域を前記グル
ーブトラック及びランドトラックのそれぞれに配置した
ディスクを回転させるディスク回転手段、 前記ディスクの記録面に光ビームスポットを照射する光
ビームスポット発生手段、 前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及びラン
ドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポット
移動手段、 前記ディスク面からの反射光又は透過光を検出する光検
出手段、 前記光検出手段の検出値に基づいて、前記光ビームスポ
ットとグルーブトラック及び光ビームスポットとランド
トラックとの位置ずれに対応する制御信号を求める制御
信号検出手段、 前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段を制
御して光ビームスポットを目標トラックに追従させる制
御手段、 前記光検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の
制御信号のいづれか1つに基づいて、光ビームスポット
がディスクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間
信号を生成する為の番地期間信号生成手段、及び光ビー
ムスポットがランドトラックに追従しているとき、前記
番地期間信号によって表わされる番地期間中は前記制御
信号を保持する信号保持手段、 を有するトラッキング制御装置。 - 【請求項3】情報記録用のグルーブトラックとランドト
ラックを有しかつアドレス記録用の番地領域を前記グル
ーブトラック及びランドトラックのそれぞれに配置した
ディスクを回転させるディスク回転手段、 前記ディスクの記録面に光ビームスポットを照射する光
ビームスポット発生手段、 前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及びラン
ドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポット
移動手段、 前記ディスク面からの反射光又は透過光を検出する光検
出手段、 前記光検出手段の検出値に基づいて、前記光ビームスポ
ットとグルーブトラック及び光ビームスポットとランド
トラックとの位置ずれに対応する制御信号を求める制御
信号検出手段、 前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段を制
御して光ビームスポットを目標トラックに追従させる制
御手段、 前記光検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の
制御信号のいづれか1つに基づいて、光ビームスポット
がディスクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間
信号を生成する為の番地期間信号生成手段、及び光ビー
ムトラックがランドトラックに追従しているとき、前記
番地期間信号によって表わされる番地期間中は前記制御
信号の前記光ビームスポット移動手段への印加を中止す
る制御信号中断手段、 を有するトラッキング制御装置。 - 【請求項4】情報記録用のグルーブトラックとランドト
ラックを有し、かつ隣り合うグルーブトラックとランド
トラックに1つの共通の番地記録用の番地領域を設けた
ディスクを回転させる為のディスク回転手段、 前記ディスクの記録面に光ビームスポットを照射する光
ビームスポット発生手段、 前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及びラン
ドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポット
移動手段、 前記ディスク面からの反射光又は透過光を検出する光検
出手段、 前記光検出手段の検出値に基づいて、前記光ビームスポ
ットとグルーブトラック又は前記光ビームスポットとラ
ンドトラックとのそれぞれの位置ずれに対応する制御信
号を求める制御信号検出手段、 前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段を制
御して光ビームスポットを目標トラックに追従させる制
御手段、 前記光検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の
制御信号のいづれか1つに基づいて光ビームスポットが
ディスクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間信
号を生成する為の番地期間信号生成手段、及び前記番地
期間信号によって表わされる番地期間中は前記制御信号
を保持する為の信号保持手段、 を有するトラッキング制御装置。 - 【請求項5】情報記録用のグルーブトラックとランドト
ラックを有し、かつ隣り合うグルーブトラックとランド
トラックに1つの共通の番地記録用の番地領域を設けた
ディスクを回転させる為のディスク回転手段、 前記ディスクの記録面に光ビームスポットを照射する光
ビームスポット発生手段、 前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及びラン
ドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポット
移動手段、 前記ディスク面からの反射光又は透過光を検出する光検
出手段、 前記光検出手段の検出値に基づいて、前記光ビームスポ
ットとグルーブトラック又は前記光ビームスポットとラ
ンドトラックとのそれぞれの位置ずれに対応する制御信
号を求める制御信号検出手段、 前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段を制
御して光ビームスポットを目標トラックに追従させる制
御手段、 前記光検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の
制御信号のいづれか1つに基づいて光ビームスポットが
ディスクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間信
号を生成する為の番地期間信号生成手段、及び前記番地
期間信号によって表わされる番地期間中は前記制御信号
の前記光ビームスポット移動手段への印加を中断する制
御信号中断手段、 を有するトラッキング制御装置。 - 【請求項6】情報記録用のグルーブトラックとランドト
ラックを有し、かつ隣り合うグルーブトラックとランド
トラックに1つの共通の番地記録用の番地領域を設けた
ディスクを回転させる為のディスク回転手段、 前記ディスクの記録面に光ビームスポットを照射する光
ビームスポット発生手段、 前記光ビームスポットを前記グルーブトラック及びラン
ドトラックを横切る方向に移動させる光ビームスポット
移動手段、 前記ディスク面からの反射光又は透過光を検出する光検
出手段、 前記光検出手段の検出値に基づいて、前記光ビームスポ
ットとグルーブトラック又は前記光ビームスポットとラ
ンドトラックとのそれぞれの位置ずれに対応する制御信
号を求める制御信号検出手段、 前記制御信号に基づいて光ビームスポット移動手段を制
御して光ビームスポットを目標トラックに追従させる制
御手段、 前記光検出手段の検出出力及び前記制御信号検出手段の
制御信号のいづれか1つに基づいて光ビームスポットが
ディスクの番地領域を通過する期間を表わす番地期間信
号を生成する為の番地期間信号生成手段、及び前記光ビ
ームスポット移動手段を制御して光ビームスポットを隣
接トラックへ移動させる手段であって、前記番地期間信
号で表わされる番地期間以外の期間に動作するジャンピ
ング制御手段、 を有するトラッキング制御装置。 - 【請求項7】前記番地期間信号生成手段は番地領域の番
地情報を読取る番地読取り手段を有し、番地読取りタイ
ミングに基づいて番地期間信号を発生する請求項1、
2、3、4、5又は6のトラッキング制御装置。 - 【請求項8】前記番地期間信号生成手段は、制御信号検
出手段の制御信号が所定の基準レベルを超えたとき番地
期間信号を生成する請求項4、5又は6のトラッキング
制御装置。 - 【請求項9】位相差法を用いて光ビームスポットとトラ
ックとの位置ずれを検出する位置ずれ検出手段を備え、 前記番地期間信号生成手段は前記位置ずれ検出手段の出
力信号が所定のレベルを超えたとき番地期間信号を発生
する請求項4、5又は6のトラッキング制御装置。 - 【請求項10】前記番地期間信号生成手段は制御信号検
出手段の制御信号の立ち上がり及び立ち下がりから所定
の期間の番地期間信号を出力し、前記番地期間信号の終
端から所定の時間内に検出された番地期間信号を遮断す
る遮断手段を有する請求項4、5又は6のトラッキング
制御装置。 - 【請求項11】前記番地期間信号生成手段は、ディスク
からの全反射光又は全透過光の強さが所定の値を超えた
とき番地期間信号を発生する請求項1、2、3、4、5
又は6のトラッキング制御装置。 - 【請求項12】前記番地期間信号生成手段は、ディスク
からの全反射光又は全透過光の交流成分を検出しその検
出値に基づいて番地期間信号を発生する請求項1、2、
3、4、5又は6のトラッキング制御装置。 - 【請求項13】前記番地期間信号生成手段は、ディスク
からの反射光又は透過光を検出する光検出器であって、
トラックの長手方向と垂直の方向に分割された複数の光
検出部の出力の差に対応した信号の交流成分を検出する
光検出器の検出出力に基づいて番地期間信号を発生する
請求項1、2、3、4、5又は6のトラッキング制御装
置。 - 【請求項14】前記番地期間信号生成手段は、グルーブ
トラックにトラッキングする場合の制御信号の検出用の
基準レベルをランドトラックにトラッキングする場合の
制御信号の検出用の基準レベルに対して変える請求項8
のトラッキング制御装置。 - 【請求項15】前記番地期間信号生成手段は、グルーブ
トラックにトラッキングする場合の制御信号の極性をラ
ンドトラックにトラッキングする場合の制御信号の極性
に対して反転させる手段を有する請求項8のトラッキン
グ制御装置。 - 【請求項16】前記番地期間信号生成手段は、グルーブ
トラックにトラッキングする場合の位置ずれ検出手段の
出力信号の極性をランドトラックにトラッキングする場
合の位置ずれ検出手段の出力信号の極性に対して反転さ
せる請求項9のトラッキング制御装置。 - 【請求項17】前記保持手段は前記制御信号検出手段が
動作を開始して所定の期間は前記制御信号検出手段の制
御信号の保持を中断する請求項2又は4のトラッキング
制御装置。 - 【請求項18】前記制御信号検出手段は、動作を開始し
て所定の期間中に前記制御信号検出手段の制御信号を前
記光ビームスポット移動手段に加える請求項3又は5の
トラッキング制御装置。 - 【請求項19】前記番地期間信号生成手段は、グルーブ
トラックにトラッキングする場合の前記位置ずれ検出手
段の出力信号のレベルを、ランドトラックにトラッキン
グする場合の前記位置ずれ検出手段の出力信号のレベル
に対して変える請求項9のトラッキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21160194A JPH07272297A (ja) | 1993-09-07 | 1994-09-05 | トラッキング制御装置 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-221794 | 1993-09-07 | ||
JP22179493 | 1993-09-07 | ||
JP6-16314 | 1994-02-10 | ||
JP1631494 | 1994-02-10 | ||
JP21160194A JPH07272297A (ja) | 1993-09-07 | 1994-09-05 | トラッキング制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07272297A true JPH07272297A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=27281356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21160194A Pending JPH07272297A (ja) | 1993-09-07 | 1994-09-05 | トラッキング制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07272297A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07105556A (ja) * | 1993-10-05 | 1995-04-21 | Victor Co Of Japan Ltd | 光ディスク装置 |
US6552972B1 (en) | 1999-03-18 | 2003-04-22 | Hitachi, Ltd. | Information recording and reproduce apparatus |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP21160194A patent/JPH07272297A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07105556A (ja) * | 1993-10-05 | 1995-04-21 | Victor Co Of Japan Ltd | 光ディスク装置 |
US6552972B1 (en) | 1999-03-18 | 2003-04-22 | Hitachi, Ltd. | Information recording and reproduce apparatus |
US6611479B2 (en) | 1999-03-18 | 2003-08-26 | Hitachi, Ltd. | Information recording and reproducing apparatus |
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