JPH0535339A - 温度制御装置 - Google Patents

温度制御装置

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JPH0535339A
JPH0535339A JP21448191A JP21448191A JPH0535339A JP H0535339 A JPH0535339 A JP H0535339A JP 21448191 A JP21448191 A JP 21448191A JP 21448191 A JP21448191 A JP 21448191A JP H0535339 A JPH0535339 A JP H0535339A
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JP
Japan
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temperature
range
heater
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thermistor
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JP21448191A
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Kiyoharu Nakagama
清張 中釜
Satoshi Watanabe
智 渡邊
Sanji Nemoto
三次 根本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 1つの温度検出手段によって低温領域から高
温領域まで正確に温度制御できること。 【構成】 ヒ−タ22によって発生される熱の温度を検
出するサ−ミスタTh と並列に抵抗器R1 を接続して簡
易直線化して得られる出力電圧に対する温度特性におい
て、対象となる温度範囲を複数の領域に分けたとき、サ
−ミスタTh のプルアップ抵抗器R2 〜R5 の値を切り
換えることで温度特性を切り換え、各温度領域の範囲に
わたってほぼ直線となるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒータを用いた系の温度
を制御する温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーミスタのような温度センサを
用いてヒータの発熱量を制御するようにした温度制御装
置が広く用いられている。たとえば電子写真複写機を例
にとると、複写紙上に転写した現像剤の像を加熱し溶融
する定着装置の温度制御にもこのような温度制御装置が
用いられている。
【0003】一般に温度センサとして用いられるサーミ
スタの抵抗Rと温度Tとの関係は数1で表わされる。
【0004】
【数1】R=R0 expB(1/T−1/T0 ) ここでR0 は25℃のときの抵抗値、T0 は温度25
℃、Bはサーミスタ定数をそれぞれ示す。数1は指数関
数を表わしており、このまま利用して温度制御すると、
温度範囲によって抵抗値の変化率が異なるため測定誤差
が生じやすくなり正確な温度制御が困難となるので、一
般に抵抗器とサーミスタとを並列接続して合成抵抗値の
温度特性曲線が線形化される(簡易直線化)。たとえば
180℃で温度制御する定着器の場合などではこの線形
部を利用して温度制御を行っていた。
【0005】たとえば特開昭56−21206号公報に
は、サーミスタを用いた温度検出部の出力電圧と設定電
圧とを比較しヒータへの印加電圧を制御する装置が記載
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】たとえば電子写真複写
機の定着装置においてサーミスタを用いたこの種の温度
制御装置により定着温度が所定の温度領域以上または以
下になったとき装置保護のために装置の動作を停止させ
ようとする(このことを「プロテクト」という)場合、
温度特性曲線は所定の温度領域外では湾曲しているた
め、測定誤差が大きくなり正確な温度制御が行えない。
【0007】このため従来、所定の温度領域外である高
温領域や低温領域において特性曲線のリニヤライザ(直
線化)が行われている。このリニヤライザは直線化とい
っても実際には特性曲線をある区間に区切り、その間を
直線で近似する「折れ線化」を行うものであり、この種
のリニヤライザ法にはROM(リードオンリメモリ)を
用いるデジタルリニヤライザ法やマイクロコンピュータ
を用いるマイクロコンピュータリニヤライザ法がある。
これらの方法は、入力信号の電圧を所定の電圧ずつ増加
した場合に得られる出力信号の値を予めROMに記憶さ
せておき(テーブル化)、入力信号を入力するとその電
圧に近い入力電圧に対応する出力信号の値をROMから
読み出して出力する方法である。
【0008】また、別の方法として、複数のオペアンプ
等を用いてウィンド・コンパレータを構成し、温度特性
曲線の直線領域外では温度測定を行わず、装置の動作を
停止する方法も知られている。
【0009】しかしながらデジタルリニヤライザ法を用
いても高温領域や低温領域では特性曲線の接線の傾きが
小さいので得られる出力電圧が小さくなってしまい正確
な温度制御ができない。またマイクロコンピュータリニ
ヤライザ法やオペアンプを用いた方法では高温領域や低
温領域においてプロテクトを行う回路が別に必要となる
ので構成が複雑になりコストがかかる。
【0010】本発明は、上記の点にかんがみてなされた
ものであり、その目的は、1つの温度検出手段によって
低温領域から高温領域まで広い温度範囲にわたって正確
に温度制御することができる温度制御装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的は、本発明によ
ると、所定の温度範囲においてほぼ直線の温度特性を有
し且つヒータから発生される熱の温度を検出する温度検
出手段と、温度検出手段の出力に基づいてヒータの発熱
量を制御する制御手段と、温度検出手段の温度特性が、
検出対象となる温度範囲を複数の領域に分けたとき、各
温度領域の全体にわたってほぼ直線となるように温度特
性を切り換える温度特性切り換え手段とを備えた温度制
御装置によって達成される。
【0012】
【作用】本発明の温度制御装置は、ヒータから発生され
る熱の温度を検出する温度検出手段の温度特性が、検出
対象となる温度範囲を複数の領域に分けたとき、各温度
領域の全体にわたってほぼ直線となるように温度特性を
切り換える。
【0013】
【実施例】以下本発明を図面を参照して説明するが、以
下の実施例は本発明を電子写真複写機の定着装置の温度
制御装置に適用した例である。
【0014】図2は電子写真複写機の概略構成を示して
いる。原稿台1上に載置された原稿Mを照明ランプ2で
照射し、図中に一点鎖線で示す反射光3を第1ミラー4
および第2ミラー5で反射し、レンズ6を介して第3ミ
ラー7で反射させて感光体ドラム8上に投射し、ドラム
8上に原稿Mの静電潜像を形成する。ドラム8の周辺に
は、ドラム8の表面に設けられた感光体を一様に帯電す
るための帯電電極9と、感光体上に形成された静電潜像
を現像して可視像(トナー像)とするための現像装置1
0と、この可視像を給紙カセット11から二点鎖線の経
路を通って給紙された複写紙12に転写するための転写
電極13と、可視像が転写された複写紙12をドラム8
から分離するための分離電極14と、感光体上に残留す
る電荷を除去するための除電電極15と、除電後感光体
上に残留するトナーを除去するためのクリーニング装置
16とがそれぞれ配列されている。転写後二点鎖線で示
す経路を通ってドラム8から分離された複写紙12は搬
送ローラ17により定着装置18に搬送され、そこで複
写紙12上のトナーが熱溶融されて複写紙12に定着さ
れ、その後排紙皿19に排出される。なお、定着装置は
回転可能なヒートローラ20とローラ21とで構成され
ており、ヒートローラ20の内部にはヒータ22が設け
られており、ヒートローラ20の近傍にはヒータ22の
温度を検知するサーミスタTh が設けられている。
【0015】図3は図2に示した電子写真複写機の定着
装置の温度制御回路のブロック線図である。なお、電子
写真複写機が正常に動作する温度を約0゜C〜約270
゜Cとする。
【0016】ヒータ22はリレー23の接片23a とヒ
ータ電源Vh に直列に接続されており、このリレーの接
片23a がオンのときに通電される。リレー23のコイ
ル23b はCPU24内部の温度制御部25によって通
電されると接片23a がオンし、通電が遮断されると接
片23a は図示しないスプリングによりオフになる。
【0017】サーミスタTh は、ヒータ22の温度に応
じて抵抗値が変化する素子であり、このサーミスタTh
は抵抗R1 と並列接続されることにより簡易直線化され
るので、温度変化に比例した電圧がコンパレータ26の
一方の入力端子に入力される。これにより温度の変化が
正確に検知される。サーミスタTh はアナログスイッチ
27を介して抵抗器R2 〜R5 のいずれか1つによって
電源電圧Vにプルアップされる。アナログスイッチ27
は、スイッチa〜dで構成されており、CPU24から
のアナログスイッチ制御信号(デジタル信号)によって
スイッチa〜dのいずれか1つのみオンとなるので、抵
抗器R2 〜R5 のいずれか1つの抵抗器に電源電圧Vが
印加される。この電源電圧Vが印加された抵抗器とサー
ミスタTh との接続点においてアナログ出力Va が得ら
れる。このアナログ出力Va はコンパレータ26および
CPU24に入力される。
【0018】図1は本発明による温度制御装置のヒータ
温度とアナログ出力Va との関係を示すグラフである。
図において横軸は温度(゜C)、縦軸はアナログ出力V
a (V)を表しており、プルアップのための抵抗器R2
(100KΩ)、R3 (5.1KΩ)、R4 (1.0K
Ω)およびR5 (0.2KΩ)のときの特性曲線が示さ
れている。図からわかるように各曲線は太い実線で示さ
れた部分ではほぼ直線に近く(直線性が高い)しかも傾
きが大きくなっている。温度が0゜C〜約63゜Cの範
囲において抵抗器R2 のときの特性曲線(A)が最も直
線性が高く、約63゜C〜約140゜Cの範囲において
は抵抗器R3 のときの特性曲線(B)が最も直線性が高
く、約140゜C〜約220゜Cの範囲においてはR4
のときの特性曲線(C)が最も直線性が高くしかも傾き
が大きく、約220゜C〜約270゜Cの範囲において
はR5 のときの特性曲線(D)が最も直線性が高くしか
も傾きが大きいことがわかる。直線性が高いということ
は温度の検知誤差が小さいことを表わしており、傾きが
大きいことは温度変化に対するアナログ出力Va の変化
が大きいことを表わしている。好ましくはこの直線性が
高く、傾きが大きい部分を利用する。なお、抵抗器R2
〜R5 の値はそれぞれ100KΩ、5.1KΩ、1.0
KΩおよび0.2KΩであるが、これに限定されるもの
ではない。
【0019】メモリ28には各抵抗器R2 〜R5 におけ
る直線部のアナログ出力Va の値と温度との関係を表わ
すデータがテーブル化されて予め記憶されており、CP
U24の指示により読み出される。
【0020】温度設定部29は外部からの操作により希
望のヒータ温度が設定され、CPU24に設定温度を表
わす信号が送出される。
【0021】コンパレータ26の一方の入力端子にはこ
のアナログ出力Va が入力されており、他方の入力端子
には電源電圧Vが2つの抵抗R6 およびR7 によって分
圧された電圧Vd が入力されている。コンパレータ26
はアナログ出力Va が電圧Vdより小さいときはたとえ
ばデジタル信号「0」をCPU24に出力し、アナログ
出力Va が電圧Vd より大きいときはデジタル信号
「1」をCPU24に出力する。
【0022】CPU24は、コンパレータ26からのデ
ジタル信号とサーミスタTh からのアナログ出力Va
基づいて温度制御部25を駆動し、ヒータ22の温度が
設定温度になるように接片23a をオン、オフさせる。
またCPU24は、ヒータ温度が制御範囲を超えるよう
な高温(約270゜C以上)や低温(0゜C以下)のと
きは自動的に回路を遮断する機能がある。
【0023】次に本実施例の定着装置の動作について図
4および〜図5を参照して説明する。
【0024】図4は温度制御装置の動作を説明するため
のフローチャートであり、図5はアナログスイッチ切り
換え判定ルーチンと温度制御ルーチンを示すフローチャ
ートである。なお、図5のステップの内、ステップ(T
−7、T−12、T−17、T−22)は温度制御ルー
チン(S−4)に対応し、ステップ(T−1、T−2)
はステップ(S−1)に対応し、他のステップはアナロ
グスイッチ切り換え判定ルーチンに対応する。
【0025】定着装置を動作させるためにまずヒータ2
2の温度を温度設定部28によって設定する。図4のス
テップ(S−1)において、CPU24はアナログスイ
ッチ制御信号をアナログスイッチ27に送出し、抵抗器
2 を選択し(T−1)、メモリ28から抵抗器の値に
対応するデータを読み出すとともに温度制御部25を駆
動させリレー23の接片23a をオンさせる。これによ
り制御電圧VC1が設定されアナログ電圧Va が取り込ま
れ(T−2)、制御電圧VC1が初期設定される。なお制
御電圧VC1は図1の特性曲線の直線部(A)に対応する
アナログ出力Va (約1V〜3.4V)の電圧値であ
る。
【0026】CPU24はサーミスタTh からのアナロ
グ出力Va を入力し、ヒータ22の温度を監視(S−
2)し、ヒータ温度に基づいてアナログスイッチ27の
スイッチをaに切り換え(S−3)、温度制御を行う
(S−4)。
【0027】図5において、CPU24は制御電圧がV
C1に切り換えられているのを確認し、ヒータ温度を監視
し、次のステップ(T−4)に進み、ヒータ温度に対応
するアナログ出力Va がしきい値電圧Vth2 より大きい
か否かの判別を行う。判別の結果、アナログ出力Va
しきい値電圧Vth2 より大きいときは装置を保護するた
め低温プロテクトモードに切り換わり、装置は停止す
る。ステップ(T−3)の判別の結果アナログ出力Va
がしきい値電圧Vth2 以下のときはステップ(T−5)
に進みアナログ出力Va がVth1 からVth2 の範囲内に
あるか否かの判別を行う。これによって図1の特性曲線
の直線部がAが選択される。ステップ(T−5)の判別
の結果、アナログ出力Va がVth1 からVth2 の範囲内
にあるとき、すなわちヒータ温度が0゜C〜約63゜C
の範囲内にあるとき、CPU24はアナログ出力Va
値を制御電圧VC1と置き換え(T−6)、メモリ28の
テーブルのデ−タ“テーブル1”を読み出し(T−
7)、アナログ出力Va を温度に換算し、その換算した
温度と設定温度とが一致するように温度制御部25を制
御する。たとえば、設定温度が0゜C〜約63゜Cの範
囲内設定されているとき、CPU24は、アナログスイ
ッチ27のaを選択し、リレーの接片23a をオン、オ
フして温度を一定にし、設定温度が63゜C以上のとき
はリレーの接片23a をオンにして、アナログスイッチ
27のスイッチをbに切り換える(S−5)。
【0028】ステップ(T−5)の判別の結果、アナロ
グ出力Va がVth1 からVth2 の範囲内にないときは次
のステップ(T−8)に進み、アナログスイッチ27の
スイッチをbに切り換えてプルアップ用の抵抗器を抵抗
器R2 から抵抗器R3 へ切り換えることで選択する。こ
れによって図1の特性曲線の直線部がAからBに切り換
わるので制御電圧をVa に置き換え(T−9)、ステッ
プ(T−10)でアナログ出力Va がVth3 からVth4
の範囲内にあるか否かの判別を行う。判別の結果、アナ
ログ出力Va がVth3 からVth4 の範囲内にあるとき、
すなわちヒータ温度が約63゜C〜約140゜Cの範囲
内にあるとき、CPU24はアナログ出力Va の値を制
御電圧VC2と置き換え(T−11)、メモリ28のテー
ブルのデ−タ“テーブル2”を読み出し(T−12)、
アナログ出力Va を温度に換算し、その換算した温度と
設定温度とが一致するように温度制御部25を制御す
る。
【0029】ステップ(T−10)の判別の結果、アナ
ログ出力Va がVth3 からVth4 の範囲内にないときは
次のステップ(T−13)に進み、アナログスイッチ2
7のスイッチをcに切り換えて抵抗器R4 を選択する。
これによって図1の特性曲線の直線部がBからCに切り
換わり、制御電圧VC3をVa に置き換え(T−14)、
ステップ(T−15)でアナログ出力Va がVth5 から
th6 の範囲内にあるか否かの判別を行う。判別の結
果、アナログ出力Va がVth5 からVth6 の範囲内にあ
るとき、すなわちヒータ温度が約140゜C〜約220
゜Cの範囲内にあるとき、CPU24はアナログ出力V
a の値を制御電圧VC3と置き換え(T−16)、メモリ
28のテーブルのデ−タ“テーブル3”を読み出し(T
−17)、前述と同様にアナログ出力Va を温度に換算
し、その換算した温度と設定温度とが一致するように温
度制御部25を制御する。
【0030】ステップ(T−15)の判別の結果、アナ
ログ出力Va がVth5 からVth6 の範囲内にないときは
次のステップ(T−18)に進み、アナログスイッチ2
7のスイッチをdに切り換えてR5 を選択し(これによ
って図1の特性曲線の直線部がCからDに切り換わ
る)、制御電圧VC4をVa に置き換え(T−19)、ス
テップ(T−20)でアナログ出力Va がVth7 からV
th8 の範囲内にあるか否かの判別を行う。判別の結果、
アナログ出力Va がVth7 からVth8 の範囲内にあると
き、すなわちヒータ温度が約220゜C〜約270゜C
の範囲内にあるとき、CPU24はアナログ出力Va
値を制御電圧VC4と置き換え(T−21)、メモリ28
のテーブルのデ−タ“テーブル4”を読み出し(T−2
2)、前述と同様にアナログ出力Va を温度に換算し、
その換算した温度と設定温度とが一致するように温度制
御部25を制御する。
【0031】ステップ(T−20)の判別の結果、アナ
ログ出力Va がVth7 からVth8 の範囲内にないときは
次のステップ(T−23)に進み、アナログ出力Va
th7 より大きいか否かの判別を行い、アナログ出力V
a がVth7 より大きいときは装置の温度が約270゜C
以上であることを表わしているので装置を保護するため
高温プロテクトモードに切り換わり(T−24)、装置
を停止する。ステップ(T−23)の判別の結果、アナ
ログ出力Va がVth7 より大きくないときは雑音などに
よる誤動作の場合があるのでステップ(T−1)に戻り
以上の動作を繰り返す。
【0032】このように本実施例によれば、サーミスタ
h と抵抗器R1 との並列接続による簡易直線化された
温度検出器を用い、CPU24が所定の温度範囲におけ
る温度特性がほぼ直線となり且つ温度変化量に対するア
ナログ出力電圧Va の変化量が最大になるようにアナロ
グスイッチ27を切り換え、メモリ28内のテーブルデ
ータを読み出してアナログ出力電圧Va をヒータ22の
温度に対応させるので、1つのサーミスタTh で低温領
域から高温領域まで温度の検出感度が最大となり且つ検
出精度が正確となるため温度制御が正確に行われる。
【0033】なお、本実施例では温度の検出にサーミス
タを用いたが、これに限定されず、ポジスタやクリテジ
スタなど温度によって抵抗値が変わる素子を用いてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、所定の温度範囲においてほぼ直線の温度特性を有し
且つヒータから発生される熱の温度を検出する温度検出
手段と、温度検出手段の出力に基づいてヒータの発熱量
を制御する制御手段と、温度検出手段の温度特性が、検
出対象となる温度範囲を複数の領域に分けたとき、各温
度領域の全体にわたってほぼ直線となるように温度特性
を切り換える温度特性切り換え手段とを備えたので、1
つの温度検出手段によって低温領域から高温領域まで広
い範囲にわたって正確な温度制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温度制御装置のヒータ温度とアナ
ログ出力Vaとの関係を示すグラフである。
【図2】本発明の温度制御装置を適用した電子写真複写
機の概略構成である。
【図3】図2に示した電子写真複写機の定着装置の温度
制御回路のブロック線図である。
【図4】温度制御装置の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】図4に示したフローチャートのアナログスイッ
チ切り換え判定ルーチンと温度制御ルーチンを示すフロ
ーチャートの一部である。
【符号の説明】
10 現像装置 13 転写電極 14 分離電極 15 除電電極 17 搬送ローラ 18 定着装置 21 ヒートローラ 22 ヒータ 24 CPU 25 温度制御部 26 コンパレータ 27 アナログスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の温度範囲においてほぼ直線の温度
    特性を有し且つヒータから発生される熱の温度を検出す
    る温度検出手段と、該温度検出手段の出力に基づいてヒ
    ータの発熱量を制御する制御手段と、前記温度検出手段
    の温度特性が、検出対象となる温度範囲を複数の領域に
    分けたとき、各温度領域の全体にわたってほぼ直線とな
    るように該温度特性を切り換える温度特性切換手段とを
    備えたことを特徴とする温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記温度検出手段がサーミスタと抵抗器
    とを並列に接続して成ることを特徴とする請求項1に記
    載の温度制御装置。
JP21448191A 1991-07-31 1991-07-31 温度制御装置 Withdrawn JPH0535339A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288393A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Hauni Maschinenbau Ag フィルター材料帯状体にトリアセチンを吹き付ける方法及び装置
EP3293873A4 (en) * 2015-12-07 2019-10-09 Fuji Electric Co., Ltd. VOLTAGE GENERATION CIRCUIT AND OVERCURRENT SENSING CIRCUIT

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008