JPH07114287A - 熱定着機の制御方法及び同制御装置 - Google Patents

熱定着機の制御方法及び同制御装置

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JPH07114287A
JPH07114287A JP5258702A JP25870293A JPH07114287A JP H07114287 A JPH07114287 A JP H07114287A JP 5258702 A JP5258702 A JP 5258702A JP 25870293 A JP25870293 A JP 25870293A JP H07114287 A JPH07114287 A JP H07114287A
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JP
Japan
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threshold value
heater
temperature
data
control
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Application number
JP5258702A
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English (en)
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Nobuyuki Tanaka
信之 田中
Hironori Sugano
浩典 菅野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1917Control of temperature characterised by the use of electric means using digital means
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/20Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電子写真技術を用いたプリンタ,
ファクシミリ,複写機等においてトナー像を記録媒体に
定着させる熱定着機の温度を制御するための方法及び装
置に関し、装置のコストを上げずに実質的にA/D変換
器の分解能を高め、また、温度検出値へのノイズの影響
を低減させ、熱定着機の温度を高精度に制御できるよう
にすることを目的とする。 【構成】 熱定着機の温度をディジタル値として検出す
る温度検出手段1と、温度検出手段1にて検出される温
度検出値を複数サンプリングするサンプリング手段2
と、サンプリング手段2にてサンプリングされた複数の
温度検出値に基づいて、ヒータ7をON/OFF制御す
る制御手段6とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図13〜図17) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 ・第1実施例の説明(図2〜図6) ・第2実施例の説明(図7,図8) ・第3実施例の説明(図9,図10) ・第4実施例の説明(図11,12) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真技術を用いた
プリンタ,ファクシミリ,複写機等においてトナー像を
記録媒体に定着させる熱定着機の温度を制御するための
方法及び装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、樹脂粉末からなるトナー像を
記録媒体(例えば記録紙)上に転写し、これを加熱して
溶融させて記録媒体に浸透させることにより、トナー像
を定着させて画像を記録する電子写真式記録装置が開発
されている。この電子写真式記録装置は、例えばシート
等の記録媒体上に付着された樹脂粉末からなるトナー像
を、記録媒体に浸透させて定着させるために、このトナ
ーを加熱して溶融させるための熱定着機をそなえてい
る。
【0004】図13は一般的な熱定着機の構成を模式的
に示す側面図であるが、この図13に示す熱定着機は、
ヒートローラ111,ヒータ112,サーミスタ(温度
センサ)113,バネ114,バックアップローラ11
5及び分離つめ116をそなえて構成されている。ここ
で、ヒートローラ111は、アルミ製のパイプの外周面
にテフロン等の樹脂をコーティングされたもので、内部
が中空になっており、その内部にヒータ112が設けら
れている。そして、このヒータ112により、ヒートロ
ーラ111が加熱されるようになっている。また、サー
ミスタ113は温度によって抵抗値が変化する可変抵抗
であって、ヒートローラ111に近接して設けられるこ
とにより、このヒートローラ111の温度を検出できる
ようになっている。
【0005】さらに、バックアップローラ115は、バ
ネ114の付勢力を受けてヒートローラ111に対し一
定の圧力を作用させるもので、これらのバックアップロ
ーラ115とヒートローラ111との間をシート(記録
媒体)120が通過するようになっている。なお、分離
つめ116は、シート120をヒートローラ111から
剥離させるためのものである。
【0006】これにより、トナー像を転写されたシート
120がヒートローラ111とバックアップローラ11
5との間に導入されると、ヒートローラ111の熱及び
バックアップローラ115からの圧力によりシート12
0にトナー像が定着されて導出されるようになってい
る。ところで、このような熱定着機によるトナーの加熱
においては、適度な熱量が必要である。つまり、熱量不
足すなわち熱定着機の温度が低いとトナー像が充分融け
ず、記録媒体に浸透できないために定着不良となった
り、熱定着機のヒートローラ111にトナー像が転写す
るいわゆるコールドオフセットが発生する。また、過大
な熱量が与えられた場合すなわち熱定着機の温度が高過
ぎる場合は、やはりヒートローラ111に融けたトナー
が付着するホットオフセットが発生する。
【0007】このような定着不良やオフセットは画像品
質を劣化させ、また、装置を汚損する。また、必要以上
に熱定着機の温度を上昇させることは、放熱を増加させ
周囲の環境を悪化させ、無駄な電力を消費する。従っ
て、熱定着機の温度は必要最小限に制御されなければな
らない。上記の要求を解決するために、一般的には、熱
定着機のヒータ112による加熱温度を、図14に示す
ような制御装置により制御することが行なわれている。
この図14に示す制御装置は、抵抗101〜103,可
変抵抗104,演算増幅器105,ヒータ駆動回路10
7と、図13により前述したヒータ112及びサーミス
タ113をそなえて構成されている。
【0008】ここで、サーミスタ113は、図13にお
けるサーミスタ113に対応するものであって、温度に
応じて抵抗値が可変となる可変抵抗である。従って、こ
のサーミスタ113の作用により、ヒートローラ111
の温度に対応した電圧値を、演算増幅器105に出力で
きるようになっている。さらに、抵抗102,103と
可変抵抗104とにより、演算増幅器105に対して基
準電圧値が入力されるようになっている。この基準電圧
値は、熱定着機の加熱温度の制御の基準となる温度(制
御目標温度)に対応した値になっている。
【0009】従って、演算増幅器105により、サーミ
スタ113にて検出されたヒートローラ111の温度と
基準温度とが比較され、その差分に対応した電圧値が、
出力されるようになっている。また、ヒータ駆動回路1
07は、演算増幅器105からの出力(比較結果)を受
け、ヒートローラ111が所定の温度よりも低い場合は
ヒータ112へ電力を供給する一方、所定の温度より高
い場合はヒータへの電力供給を停止することにより、ヒ
ータ112のON/OFF状態を駆動制御するもので、
このヒータ駆動回路107により、ヒートローラ111
の温度が制御されるようになっている。
【0010】ところで、近年の装置では、使用環境や記
録媒体の変化によって適切な定着温度が異なることに対
応するために、状況に応じて設定温度を変更できるよう
に、図14に示した、抵抗102〜104及び演算増幅
器105の代わりに、図15に示すように、A/D変換
器121とCPU122とをそなえたものも用いられて
いる。
【0011】この図15に示す熱定着機の制御装置は、
サーミスタ113からの温度検出情報(アナログ値)を
A/D変換器121でディジタル変換し、CPU122
で、このディジタル値を基準値(閾値)と比較すること
によりヒータ112のON/OFF状態を制御するよう
になっている。なお、CPU122では、ヒータ112
のON(点灯)制御のために第1の閾値が設定入力され
ており、OFF(消灯)制御のために、第1の閾値より
も大きい第2の閾値が設定入力されている。このよう
に、点灯制御のための第1の閾値と消灯制御のための第
2の閾値とに差をつけてヒステリシスを設けることによ
り、ヒータ点滅のチャタリング(ヒータ点滅のチャタリ
ングのような不安定な状態はヒータ112の寿命の短縮
要因である)を防止するようになっている。
【0012】このような構成により、この図15に示す
熱定着機の制御装置(CPU122)は、図16に示す
フローチャートに従って動作する。即ち、A/D変換器
121では、サーミスタ113から入力される温度検出
情報としてのアナログ電圧値について、A/D変換処理
が施され、CPU122は、A/D変換器121からデ
ィジタル値についてサンプリング処理を行なう(ステッ
プS1)。そして、CPU122において、サンプリン
グされたディジタル値を第1の閾値と比較する(ステッ
プS2)。
【0013】ステップS2で、サンプリングされたディ
ジタル値が第1の基準値よりも小さいと判定された場合
は、CPU122は、ヒータ駆動回路107に制御信号
を出力することにより、ヒータ112をON制御して
(ステップS3)、次のディジタル値のサンプリングが
行なわれる(ステップS1)。また、ステップS2で、
サンプリングされたディジタル値が第1の閾値以上であ
ると判定された場合は、サンプリングされたディジタル
値を、第1の閾値よりも大きい第2の閾値と比較する
(ステップS4)。
【0014】ステップS4で、サンプリングされたディ
ジタル値が第2の閾値よりも大きいと判定された場合、
CPU122は、ヒータ駆動回路107に制御信号を出
力することにより、ヒータ112をOFF制御して(ス
テップS5)、次のディジタル値のサンプリングが行な
われる(ステップS1)。さらに、ステップS4で、サ
ンプリングされたディジタル値が第2の閾値以下である
と判定された場合(サンプリングされたディジタル値が
第1の閾値以上で第2の閾値以下の範囲内にある場
合)、CPU122は、ヒータ駆動回路107に制御信
号を出力することにより、ヒータ112の状態を、前回
の制御状態を維持するように制御して(ステップS
6)、次のディジタル値のサンプリングが行なわれる
(ステップS1)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱定着機の制御手段においては、上記のサー
ミスタ113等の温度センサでは、図17に示すように
温度変化に対して電圧出力が非線形であり、このような
温度センサに対して、常温から140°C程度の定着温
度までの広い領域が検出温度領域として要求されるた
め、常温から定着温度までを同一回路で検出するには、
必ずしも温度変化に対してA/D変換器121の分解能
が高い部分を使用することができない。従って、定着温
度を制御するための温度検出値の精度が低くなり、温度
制御値が変動するという課題がある。
【0016】例えば、この図17に示すように、常温付
近から100°C程度の範囲では、温度変化に対する検
出値としての電圧変化が大きく、A/D変換器121に
より、精度よく温度検出値としてのディジタル値を得る
ことができるが、制御対象となる定着温度140°C程
度の周辺では、温度変化に対する検出値としての電圧変
化が小さいため、A/D変換器121による分解能が高
くなく、定着温度を制御するための温度検出値の精度が
低くなるのである。
【0017】また、A/D変換器121の最小ビット値
は極めて不安定であるため、ヒータ点滅のチャタリング
を防止するためにヒータの点滅と消灯とにおける閾値の
間に設けられるヒステリシス幅を小さくできず、結果と
して温度の変動幅が大きくなる。さらに、要求される検
出温度領域に対する検出精度を向上させるために、検出
する温度範囲によって個別の回路を用いたり、分解能の
高いA/D変換器を用いると、装置のコストを非常に高
めることになってしまう。
【0018】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、装置のコストを上げずに実質的にA/D変換
器の分解能を高め、また、温度検出値へのノイズの影響
を低減させ、熱定着機の温度を高精度に制御できるよう
にした方法及び装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1において、1は熱定着機の温度
をディジタル値として検出する温度検出手段、2は温度
検出手段1にて検出される温度検出値を複数サンプリン
グするサンプリング手段である。また、3はサンプリン
グ手段2によりサンプリングされた複数の温度検出値を
それぞれ所定温度と比較する温度比較手段、4は温度比
較手段3による比較結果に基づいて所定温度以上又は所
定温度よりも高い温度検出値のデータ数を計数する計数
手段である。
【0020】さらに、5は計数手段4で計数されたデー
タ数を所定閾値と比較するデータ数比較手段で、このデ
ータ数比較手段5は、データ数を所定閾値としての第1
の閾値と比較する第1の比較手段と、データ数を所定閾
値としての第1の閾値以上の第2の閾値と比較する第2
の比較手段とをそなえている。6はデータ数比較手段5
からの比較結果に応じてヒータ7のON/OFF状態を
制御する制御手段で、この制御手段6は、データ数比較
手段5の第1の比較手段によりデータ数が第1の閾値以
下又は第1の閾値よりも小さいと判定された場合はヒー
タ7をON制御する一方、データ数比較手段5の第2の
比較手段によりデータ数が第2の閾値以上又は第2の閾
値よりも大きいと判定された場合は、ヒータ7をOFF
制御するようになっている。
【0021】さらに、データ数比較手段5の第1の比較
手段及び第2の比較手段によりデータ数が第1の閾値と
第2の閾値との間の範囲内であると判定された場合は、
制御手段6によりヒータ7のON/OFF制御状態が維
持されるようになっている(以上、請求項1〜4,請求
項13〜16)。ところで、計数手段4,データ数比較
手段5及び制御手段6については以下に示すように構成
することもできる。
【0022】即ち、計数手段4を、温度比較手段3によ
る比較結果に基づいて、所定温度以下又は所定温度より
も低い温度検出値のデータ数を計数するものとし、デー
タ数比較手段5を、計数手段4で計数されたデータ数を
所定閾値としての第1の閾値と比較する第1の比較手段
と、データ数を所定閾値としての第1の閾値以下の第2
の閾値と比較する第2の比較手段とをそなえて構成して
もよい。
【0023】このとき、制御手段6は、温度比較手段5
の第1の比較手段によりデータ数が第1の閾値以上又は
第1の閾値よりも大きいと判定された場合は、ヒータ7
をON制御する一方、温度比較手段5の第2の比較手段
によりデータ数が第2の閾値以下又は第2の閾値よりも
小さいと判定された場合はヒータ7をOFF制御するよ
うになっている。
【0024】さらに、温度比較手段5の第1の比較手段
及び第2の比較手段によりデータ数が第1の閾値と第2
の閾値との間の範囲内であると判定された場合は、制御
手段6によりヒータ7のON/OFF制御状態が維持さ
れるようになっている(以上、請求項5〜7,請求項1
7〜19)。また、本発明では、上述した温度比較手段
3,計数手段4,データ数比較手段5をそなえる代わり
に、以下に説明する総和算出手段8及び総和比較手段9
をそなえてもよい。
【0025】即ち、総和算出手段8は、サンプリング手
段2によりサンプリングされた複数の温度検出値の総和
を算出するものであり、また、総和比較手段9は、総和
算出手段8により算出された総和を所定閾値と比較する
ものであって、総和を所定閾値としての第1の閾値と比
較する第1の比較手段と、総和を所定閾値としての第1
の閾値以上の第2の閾値と比較する第2の比較手段とを
そなえている。
【0026】これにより、制御手段6は、総和比較手段
9からの比較結果に応じて、ヒータ7のON/OFF状
態を制御するようになっており、総和比較手段9の第1
の比較手段により総和が第1の閾値以下又は第1の閾値
よりも小さいと判定された場合はヒータ7をON制御す
る一方、総和比較手段9の第2の比較手段により総和が
第2の閾値以上又は第2の閾値よりも大きいと判定され
た場合は、ヒータ7をOFF制御するようになってい
る。
【0027】また、この総和比較手段9の第1の比較手
段及び第2の比較手段により総和が第1の閾値と第2の
閾値との間の範囲内であると判定された場合は、制御手
段6によりヒータ7のON/OFF制御状態は維持され
るようになっている(以上、請求項8〜10,請求項2
0〜22)。なお、上述の本発明においては、サンプリ
ング手段2にてサンプリングされた複数の温度検出値の
うち、最大側から少なくとも1つの温度検出値を削除す
る削除手段をそなえてもよいし(請求項11,23)、
サンプリング手段2にてサンプリングされた前記複数の
温度検出値のうち、最小側から少なくとも1つの温度検
出値を削除する削除手段をそなえてもよい(請求項1
2,24)。
【0028】また、図17に示すように、回路構成によ
って、温度と電圧値の大小関係が逆である場合は、実際
の計算に用いるA/Dコンバータの出力値の大小比較が
逆になることに注意すれば全く同様に処理が行なえる。
ここでは混乱を防ぐために、温度検出値の大小とはすな
わち温度の大小関係を表すものとして説明している。
【0029】
【作用】上述の本発明では、温度検出手段1により、熱
定着機の温度がディジタル値として検出され、サンプリ
ング手段2により、温度検出手段1で検出された温度検
出値が複数サンプリングされる。そして、温度比較手段
3において、サンプリングされた前記複数の温度検出値
をそれぞれ所定温度と比較し、計数手段4により、所定
温度以上又は所定温度よりも高い温度検出値のデータ数
を計数する。
【0030】さらに、計数手段4で計数されたデータ数
は、データ数比較手段5における第1の比較手段によ
り、第1の閾値と比較されるとともに、データ数比較手
段における第2の比較手段により、第1の閾値以上の第
2の閾値とも比較される。そして、制御手段6により、
データ数が第1の閾値以下又は第1の閾値よりも小さい
場合は、ヒータ7をON制御する一方、データ数が第2
の閾値以上又は第2の閾値よりも大きい場合は、ヒータ
7をOFF制御し、さらに、データ数が第1の閾値と第
2の閾値との間の範囲内である場合は、ヒータ7のON
/OFF制御状態を維持する。
【0031】なお、上述した本発明では、温度比較手段
3により、サンプリングされた複数の温度検出値をそれ
ぞれ所定温度と比較し、計数手段4により、所定温度以
下又は所定温度よりも低い温度検出値のデータ数を計数
してもよい。この場合、計数手段4で計数されたデータ
数を、データ数比較手段5における第1の比較手段にお
いて、第1の閾値と比較するとともに、データ数比較手
段における第2の比較手段において、第1の閾値以上の
第2の閾値とも比較し、制御手段6により、データ数が
第1の閾値以上又は第1の閾値よりも大きい場合は、ヒ
ータ7をON制御する一方、データ数が第2の閾値以下
又は第2の閾値よりも小さい場合は、ヒータ7をOFF
制御し、さらに、データ数が第1の閾値と第2の閾値と
の間の範囲内である場合は、ヒータ7のON/OFF制
御状態を維持する。
【0032】また、上述したような温度比較手段3と計
数手段4とデータ数比較手段5とをそなえる代わりに、
前述に示したような総和算出手段8と総和比較手段9と
をそなえた場合は、総和算出手段8により、サンプリン
グ手段2にてサンプリングされた複数の温度検出値の総
和が算出され、総和比較手段9における第1の比較手段
により、総和算出手段8からの温度検出値の総和が第1
の閾値と比較されるとともに、総和検出手段9における
第2の比較手段により、第1の閾値以上の第2の閾値と
も比較される。
【0033】そして、制御手段6により、総和が第1の
閾値以下又は第1の閾値よりも小さい場合は、ヒータ7
をON制御する一方、総和が第2の閾値以上又は第2の
閾値よりも大きい場合は、ヒータ7をOFF制御し、さ
らに、総和が第1の閾値と第2の閾値との間の範囲内で
ある場合は、ヒータ7のON/OFF制御状態を維持す
る。
【0034】本発明では、上述のごとく複数の温度検出
値に基づいて、所定温度に対する大小の傾向(前記デー
タ数)あるいは総和を求めることにより、実際の温度を
統計的に判断して、ヒータ7のON/OFF制御を行な
うことができる。なお、本発明においては、削除手段に
より、前記複数の温度検出値のうち、最大側から少なく
とも1つの温度検出値もしくは最小側から少なくとも1
つの温度検出値を除いて、その他の温度検出値に基づい
てヒータ7をON/OFF制御することにより、温度検
出値におけるノイズの混入を防止することができる。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照することにより、本発明の
実施例について説明する。 (a)第1実施例の説明 図2は本発明が適用される電子写真式記録装置の構造概
要を示す側断面図であるが、この図2において、10は
記録媒体としての用紙(シート120)を蓄積しておく
ための用紙カセットであり、この用紙カセット10に蓄
積されているシート120は、一枚ずつピックローラ1
1aにより導出されるようになっている。
【0036】また、12は感光ドラムで、この感光ドラ
ム12は、アルミ製のパイプの外周面に機能分離型有機
感光体をコーティングされているものであり、13は感
光ドラム12の表面を一様に帯電させるための前帯電器
で、この前帯電器13としては、例えばスコロトロンで
構成される非接触型帯電器を用い、感光ドラム12の表
面を−600V程度に帯電するようになっている。
【0037】14はLED光学系であり、このLED光
学系14は、前帯電器13により一様に帯電された感光
ドラム12を画像パターンに応じて画像露光して静電潜
像を形成するものであって、例えばLEDアレイとセル
フォックアレイとを組み合わせて構成されている。な
お、上述のように感光ドラム12が−600V程度に帯
電されている場合は、−500〜−100V程度の静電
潜像が形成されるようになっている。
【0038】また、15は現像器であり、この現像器1
5は、LED光学系14により形成された感光ドラム1
2の静電潜像に、帯電されたトナーを供給するものであ
って、これによりトナーが感光ドラムに付着されるの
で、静電潜像が可視化されるようになっている。さら
に、11bはレジストローラであり、このレジストロー
ラ11bは、ピックローラ11aにより用紙カセット1
0から導出されたシート120の先端を揃えて、感光ド
ラム12と転写器16との間に送出するものである。
【0039】転写器16は、感光ドラム12上のトナー
像を静電的にシート120に転写するものであり、例え
ばコロナ放電器にて構成されている。即ち、コロナワイ
ヤ16aに、例えば+3kV〜+10kVの電圧を印加
し、コロナ放電で電荷を発生させることによりシート1
20の裏面を帯電させ、感光ドラム12上のトナー像
が、紙面との電位差により転写されるようになってい
る。
【0040】また、17は熱定着機であり、この熱定着
機17は、シート120に付着されたトナー像を熱によ
り定着させるもので、詳細には図13にて示したものと
同様の構成、即ち、ヒートローラ111,ヒータ11
2,サーミスタ113,バネ114,バックアップロー
ラ115及び分離つめ116を有している。また、図3
は熱定着機17の模式的斜視図であるが、この図3に示
すように、サーミスタ113は、ヒートローラ111の
軸方向中央部において、このヒートローラ111の表面
に近接して設けられ、ヒートローラ111の表面温度を
電気信号(電圧値)により検出できるようになってい
る。
【0041】さらに、ヒートローラ111に内蔵される
ヒータ112の両端には電極117が接続され、この電
極117を通じて電力供給を行なうことによりヒータ1
12が放熱してヒートローラ111の温度が加熱される
ようになっている。このヒータ112に対する電力供給
が、後述する熱定着機の制御装置(CPU21a〜21
d)によりON/OFF制御されている。
【0042】なお、この図3において、118はヒート
ローラ111の両端を軸支する軸受、119はヒートロ
ーラの端部に固着された歯車で、この歯車119に図示
しない駆動系からの回転駆動力が伝達されることによ
り、ヒートローラ111が回転駆動されるようになって
いる。また、図2において、18は熱定着機17にてト
ナー像を定着させたシート120を排出する排紙ロー
ラ、19は印刷を終了し排紙ローラ18により排出され
たシート120を受けるスタッカである。
【0043】これにより、用紙カセット10に蓄積され
ているシート120は、感光ドラム12,帯電器13,
LED光学系14,現像器15及び転写器16の作用に
よりトナー像を付着され、熱定着機17の作用によりト
ナー像を定着された後、排紙ローラ18によりスタッカ
19へ排出されるようになっている。ところで、熱定着
機17は、図4に示す制御装置によって制御されてい
る。
【0044】この図4におけるサーミスタ113は、温
度によって抵抗値の変化する抵抗体であって、図15に
て示したものと同様に、一方を例えば+5Vの低電圧に
10kΩの抵抗(図15の符号101参照)を介して接
続され、他方を接地されている。このサーミスタ113
は、その抵抗値がヒートローラ111の温度によって変
化し、ヒートローラ111の温度に応じた電圧信号(ア
ナログ信号)を出力できるようになっている。
【0045】また、20はA/D変換器であり、このA
/D変換器20は、サーミスタ113からの、ヒートロ
ーラ111の温度検出情報(アナログ電圧値)につい
て、A/D変換処理を施し、ディジタル値として出力す
るものである。従って、上述したサーミスタ113とA
/D変換器20とにより、熱定着機17の温度をディジ
タル値として検出する温度検出手段が構成されている。
【0046】また、21a〜21dは、それぞれ本発明
の第1〜第4実施例に対応するCPUで、各CPU21
a〜21dは、A/D変換器20に対して例えば15m
s毎にデータを要求することにより、A/D変換器20
からのディジタル信号の温度検出値を複数個(例えばN
個もしくはN+2個)サンプリングし、これらサンプリ
ングされた複数の温度検出値に基づいてヒータ112を
ON/OFF制御するものであり、それぞれ、詳細には
図5,図7,図9,図11により後述するごとく構成さ
れている。
【0047】なお、22はヒータ駆動回路であり、この
ヒータ駆動回路22は、CPU21a〜21dからの制
御信号を入力されて、ヒータ112をON/OFF制御
(ヒータ112への電力供給/停止)するようになって
おり、図14,15にて示したヒータ駆動回路107と
同様の機能を有するものである。次に、本発明の第1実
施例に対応するCPU21aによるディジタル値の温度
検出値に基づいたヒータ112のON/OFF制御につ
いて説明する。
【0048】図5は、熱定着機17の制御装置につい
て、CPU21a内の制御動作に着目した機能ブロック
図であり、この図5において、31は例えば15ms毎
にクロック信号を発振するクロック発振器、32は温度
データレジスタ(サンプリング手段)で、この温度デー
タレジスタ32は、クロック発振器31からのクロック
信号に応じてA/D変換器20から熱定着機17の温度
検出値としての例えばN個のディジタル値を順次サンプ
リングして格納し、後述する温度比較器35へ出力する
ものである。
【0049】33はサンプリング数カウンタで、このサ
ンプリング数カウンタ33は、クロック発振器31から
のクロック信号を入力され、そのクロック信号をカウン
トすることにより、温度データレジスタ32によりサン
プリングされた温度検出値のデータ数としてのサンプリ
ング数をカウントするものであり、N個の温度検出値が
サンプリングされると、後述する第1のデータ数比較手
段37及び第2のデータ数比較手段38に対してイネー
ブル信号を出力するとともに、後述するオーバー数カウ
ンタ36に対してリセット信号を出力するものである。
【0050】35は温度比較器(温度比較手段)であ
り、この温度比較器35は、温度データレジスタ32か
らのN個の温度検出値を順次入力され、それぞれについ
て予め設定された所定温度K(例えば定着温度である1
40°C付近の値)との大小関係を判定するものであ
る。36はオーバー数カウンタ(計数手段)であり、こ
のオーバー数カウンタ36は、温度比較器35からの温
度比較情報を入力され、所定温度Kよりも大きい温度検
出値の数をカウントするものである。
【0051】なお、このオーバー数カウンタ36による
カウント値情報は、サンプリング数カウンタ33からの
リセット信号により0にリセットされ、温度比較器35
によるN個の温度検出値の温度比較情報が全てオーバー
数カウンタ36に入力されると、次段の第1のデータ数
比較器37及び第2のデータ数比較器38に出力される
ようになっている。
【0052】第1のデータ数比較器(第1の比較手段)
37は、オーバー数カウンタ36からのカウント値情報
を受けて、このカウント値と予め設定された所定回数
(基準回数,第1の閾値)Lとの大小関係を判定するも
のであって、この比較判定結果は制御回路(制御手段)
39に出力されるようになっている。第2のデータ数比
較器(第2の比較手段)38は、オーバー数カウンタ3
6からのカウント値情報を受けて、このカウント値と予
め設定された所定回数L以上の所定回数(基準回数,第
2の閾値)Mとの大小関係を判定するものであって、こ
の比較判定結果は制御回路39に出力されるようになっ
ている。
【0053】これらの第1のデータ数比較器37と第2
のデータ数比較器38とにより、オーバー数カウンタ3
6で計数されたデータ数を所定閾値L,Mと比較するデ
ータ数比較手段が構成されている。制御回路39は、第
1のデータ数比較器37と第2のデータ数比較器38と
からの比較判定結果を入力され、この比較判定に基づい
てヒータ駆動回路22に対して制御信号を出力するもの
である。具体的には、第1のデータ数比較器37からの
比較判定結果が、「カウント値が所定回数Lよりも小」
である場合は、ヒータ駆動回路22に対してヒータ11
2をON制御する旨の制御信号が出力されるようになっ
ている一方、第2のデータ数比較器38からの比較判定
結果が、「カウント値がL以上の値の所定回数Mよりも
大」の場合は、ヒータ駆動回路22に対してヒータ11
2をOFF制御する旨の制御信号が出力されるようにな
っている。
【0054】また、第1のデータ数比較器37,第2の
データ数比較器38による比較判定の結果、カウント値
が所定回数Lと所定回数Mとの間の範囲内にある場合、
制御回路39は、ヒータ駆動回路22に対して、現在の
ヒータ112のON/OFF制御状態を維持する旨の制
御信号を出力するようになっている。次に、上述のごと
く構成された、本発明の第1実施例にかかる熱定着機の
制御装置(CPU21a)の動作を図6により説明す
る。
【0055】即ち、図6に示すように、サンプリング数
カウンタ33からのリセット信号により、オーバー数カ
ウンタ36がリセット(クリア)されている状態におい
て(ステップA1)、クロック発振器31からのクロッ
ク信号が発生すると、サンプリング数カウンタ33で
は、このクロック信号に基づいて、サンプリングされた
温度検出値の数をカウントアップする(ステップA2)
とともに、温度データレジスタ32より、A/D変換器
20から温度検出値(温度データ)がサンプリングされ
て温度比較器35へ出力される(ステップA3)。
【0056】温度比較器35では、温度データレジスタ
32から順次入力されるN個の温度検出値を所定温度K
と比較し(ステップA4)、この所定温度Kよりも大き
い場合は、オーバー数カウンタ36のカウント値を1増
加させる(ステップA5)。温度比較器35において、
N個の温度検出値についての比較が終了すると(ステッ
プA6)、第1のデータ数比較器37では、オーバー数
カウンタ36からのカウント値情報を入力され、このカ
ウント値と所定回数Lとを比較し、比較判定結果を制御
回路39に出力する(ステップA7)。
【0057】なお、N個の温度検出値についての大小比
較が終了していない場合は、ステップA6により、ステ
ップA2〜ステップA5に至る処理が継続して行なわれ
る。そして、第1のデータ数比較器37によって、オー
バー数カウンタ36のカウント値が所定回数Lよりも小
さいと判定された場合、熱定着機17の温度は所定温度
よりも低い傾向にあると判断することができ、制御回路
39は、ヒータ駆動回路22に対してヒータ112をO
N制御する旨の制御信号を出力し(ステップA8)、ヒ
ータ112へ電力供給を行なってヒータ112を点灯
し、熱定着機17を加熱する。
【0058】また、ステップA7で、カウント値が所定
回数L以上であると判定された場合、処理はステップA
9に移行し、第2のデータ数比較器38において、オー
バー数カウンタ36からのカウント値を所定回数L以上
の所定回数Mと比較し、その比較判定結果を制御回路3
9に出力する。そして、ステップA9で、カウント値が
所定回数Mよりも大きいと判定された場合、熱定着機1
7の温度は所定温度よりも高い傾向にあると判断するこ
とができ、制御回路39は、ヒータ駆動回路22に対し
てヒータ112をOFF制御する旨の制御信号を出力し
(ステップA10)、ヒータ112への電力供給を停止
して熱定着機17を自然冷却させる。
【0059】ステップA9で、カウント値が所定回数M
以下であると判定された場合、つまり、カウント値が所
定回数LとMとの間の範囲(L以上M以下の範囲)内で
あると判定された場合、制御回路39は、ヒータ駆動回
路22に対して、ヒータ112の現在のON/OFF制
御状態を維持する旨の制御信号を出力する(ステップA
11)。
【0060】例えば、サンプリング数を5として、基準
回数L,Mをともに3とすれば、ステップA1〜ステッ
プA7に至る処理において、5回サンプリングが行なわ
れ、この5個の温度検出値が所定温度Kと比較される。
ここで、オーバー数カウンタ36の値が3未満である場
合は、ヒータ駆動回路22に対してヒータ112をON
制御する旨の制御信号を出力してヒータ112に電力供
給を行ない(ステップA8)、オーバー数カウンタ36
の値が3よりも大であれば、ヒータ駆動回路22に対し
てヒータ112をOFF制御する旨の制御信号を出力し
てヒータ112への電力供給を停止し(ステップA1
0)、オーバー数カウンタ36の値が3であれば、ヒー
タ112の現在のON/OFF制御状態を維持するよう
に制御する(ステップA11)。
【0061】このように、本実施例にかかる熱定着機の
制御装置によれば、複数の温度検出値に基づいて熱定着
機17の温度の所定温度Kに対する大小の傾向を求める
ことにより、実際の温度を統計的に判断してヒータ11
2のON/OFF制御を行なうことができるので、実質
的にA/D変換器20の分解能を高めることができ、分
解能の高いA/D変換器を用いることなく、定着温度を
高精度に制御でき、より適正な温度でトナー像を定着で
き、良好な画像を得ることができる利点がある。
【0062】また、上述のように、熱定着機17の温度
を高精度に制御できるので、ヒータ点滅のチャタリング
を防止するためにヒータ点灯判断用の閾値Lとヒータ消
灯判断用の閾値Mとの間に設けたヒステリシス幅を小さ
くすることができ、温度の変動幅を十分に小さくできる
利点もある。なお、第1のデータ数比較器37及び第2
のデータ数比較器38によるカウント数と所定回数L,
Mとの大小比較は、本実施例の場合のほかに以下のよう
な3つの態様がある。
【0063】即ち、第1の態様としては、第1のデータ
数比較器37からの比較判定結果が、「カウント値が所
定回数Lよりも小」である場合は、ヒータ駆動回路22
に対してヒータ112をON制御する旨の制御信号を出
力し、「カウント値が所定回数L以上の値の所定回数M
以上」の場合は、ヒータ駆動回路22に対してヒータ1
12をOFF制御する旨の制御信号を出力し、カウント
値が所定回数Lと所定回数Mとの間の範囲(L以上M未
満の範囲)内にある場合は、制御回路39は、ヒータ駆
動回路22に対して、ヒータ112のON/OFF制御
状態を維持する旨の制御信号を出力するものである。
【0064】第2の態様としては、第1のデータ数比較
器37からの比較判定結果が、「カウント値が所定回数
L以下」である場合は、ヒータ駆動回路22に対してヒ
ータ112をON制御する旨の制御信号を出力し、第2
のデータ数比較器38からの比較判定結果が、「カウン
ト値が所定回数L以上の値の所定回数Mよりも大」の場
合は、ヒータ駆動回路22に対してヒータ112をOF
F制御する旨の制御信号を出力し、カウント値が所定回
数Lと所定回数Mとの間の範囲(Lよりも大きくM以下
の範囲)内にある場合は、制御回路39は、ヒータ駆動
回路22に対して、ヒータ112のON/OFF制御状
態を維持する旨の制御信号を出力するものである。
【0065】さらに、第3の態様としては、第1のデー
タ数比較器37からの比較判定結果が、「カウント値が
所定回数L未満」である場合は、ヒータ駆動回路22に
対してヒータ112をON制御する旨の制御信号を出力
し、第2のデータ数比較器38からの比較判定結果が、
「カウント値が所定回数L以上の値の所定回数Mより
大」の場合は、ヒータ駆動回路22に対してヒータ11
2をOFF制御する旨の制御信号を出力し、カウント値
が所定回数Lと所定回数Mとの間の範囲(L以上M以下
の範囲)内にある場合は、制御回路39は、ヒータ駆動
回路22に対して、ヒータ112のON/OFF制御状
態を維持する旨の制御信号を出力するものである。
【0066】上述した3つの態様のいずれの場合につい
ても、上述した実施例と同様の作用効果が得られること
はいうまでもない。 (b)第2実施例の説明 次に本発明の第2実施例について説明する。図7は、本
発明の第2実施例としての熱定着機の制御装置における
CPU21b内の制御動作に着目した機能ブロック図で
あり、本実施例における熱定着機の制御装置は、第1実
施例におけるものに比して、図7に示すように、CPU
21bが最大・最小判断/削除部(削除手段)34をそ
なえ、温度データレジスタ32にてサンプリングされた
温度検出値について、最大値及び最小値を削除した残り
のものについて所定温度Kとの比較を行なうようになっ
ている点が異なり、その他の構成については基本的に同
様である。
【0067】なお、本実施例における熱定着機の制御装
置においても、第1実施例の場合と同様に、図2に示す
ような電子写真式記録装置に搭載される熱定着機に適用
されるものであって、その概略構成は図4のようになっ
ている。また、CPU21bにおけるクロック発振器3
1,温度比較器35,オーバー数カウンタ36,第1の
データ数比較器37,第2のデータ数比較器38及び制
御回路39は、基本的には第1実施例のCPU21aに
おけるものと同様の機能を有するものであるため、その
詳細な説明は省略する。
【0068】但し、本実施例の温度データレジスタ32
は、クロック発振器31からのクロック信号に応じてA
/D変換器20から熱定着機17の温度検出値としての
例えばN+2個のディジタル値をサンプリングして一旦
格納しておくものである。また、本実施例のサンプリン
グ数カウンタ33も、クロック発振器31からのクロッ
ク信号を入力され、そのクロック信号をカウントするこ
とにより、温度データレジスタ32に格納された温度検
出値のデータ数としてのサンプリング数をカウントする
ものであるが、本実施例のサンプリング数カウンタ33
では、N+2個の温度検出値がサンプリングされると、
最大・最小判断/削除部34,第1のデータ数比較手段
37及び第2のデータ数比較手段38に対してイネーブ
ル信号を出力するとともに、オーバー数カウンタ36に
対してリセット信号を出力するようになっている。
【0069】そして、本実施例において新たに追加され
た最大・最小判断/削除部34は、サンプリング数カウ
ンタ33からイネーブル信号を受けると、温度データレ
ジスタ32に格納されたN+2個の温度検出値につい
て、最大値及び最小値を選びだし、これらの最大値及び
最小値を削除するものである。従って、本実施例では、
最大・最小判断/削除部34からのN個の温度検出値に
ついて、オーバー数カウンタ36にて所定温度Kとの比
較され、この温度比較判定結果に応じて、実際の温度を
統計的に判断して、ヒータ112のON/OFF制御を
行なうようになっているのである。
【0070】次に、上述の如く構成された、本発明の第
2実施例にかかる熱定着機の制御装置(CPU21b)
の動作を、図8により説明する。即ち、図8に示すよう
に、まず、ステップB1で、クロック発振器31からの
クロック信号に応じて、温度データレジスタ32によ
り、A/D変換器20からディジタル変換された熱定着
機17の温度検出値をN+2個サンプリングして格納す
る。N+2個のデータをサンプリングすると、サンプリ
ング数カウンタ33からのリセット信号によりオーバー
数カウンタ36が0にリセットされるとともに、サンプ
リング数カウンタ33から最大・最小判断/削除部3
4,第1のデータ数比較器37及び第2のデータ数比較
器38に対してイネーブル信号が出力される。
【0071】そして、最大・最小判断/削除部34で
は、サンプリングされたN+2個の温度検出値につい
て、最大値及び最小値を選びだし、これら最大値及び最
小値を削除し(ステップB2)、残りのN個の温度検出
値を温度比較器35へ出力する(ステップB3)。温度
比較器35では、最大・最小判断/削除部34から入力
されるN個の温度検出値について、それぞれ所定温度K
と比較し(ステップB4)、この所定温度Kよりも大き
い場合は、オーバー数カウンタ36のカウント値を1増
加させる(ステップB5)。
【0072】温度比較器35において、N個の温度検出
値についての比較が終了すると(ステップB6)、第1
のデータ数比較器37では、オーバー数カウンタ36か
らのカウント値情報を入力され、このカウント値と所定
回数Lとを比較し、この比較判定結果を制御回路39に
出力する(ステップB7)。なお、N個の温度検出値に
ついての大小比較が終了していない場合は、ステップB
6により、ステップB3〜ステップB5に至る処理が継
続して行なわれる。
【0073】そして、第1のデータ数比較器37により
カウント値が所定回数Lよりも小さいと判定された場
合、制御回路39は、ヒータ駆動回路22に対してヒー
タ112をON制御する旨の制御信号を出力する(ステ
ップB8)。また、ステップB7で、カウント値が所定
回数L以上であると判定された場合、処理はステップB
9に移行し、第2のデータ数比較器38において、オー
バー数カウンタ36からのカウント値を所定回数L以上
の所定回数Mと比較し、その比較判定結果を制御回路3
9に出力する。
【0074】そして、ステップB9でカウント値が所定
回数Mよりも大きいと判定された場合は、ヒータ駆動回
路22に対してヒータ112をOFF制御させる旨の制
御信号を出力し(ステップB10)、ステップB9でカ
ウント値が所定回数M以下であると判定された場合、つ
まりカウント値が所定回数LとMとの間の範囲内である
と判定された場合、制御回路39は、ヒータ駆動回路2
2に対して、ヒータ112が現在のON/OFF制御状
態を維持するように制御する(ステップB11)。
【0075】このように、本実施例にかかる熱定着機の
制御装置によっても、第1実施例と同様の作用効果が得
られるほか、この第2実施例では、最大・最小判断/削
除部34によりサンプリングされた温度検出値における
最大値及び最小値が削除されるので、本実施例のサーミ
スタ113や回路にノイズが重畳した場合に生じる、A
/D変換器20からの出力データの異常を排除でき、従
って、ノイズの混入による影響を低減でき、熱定着機1
7の温度をより高精度に制御できる利点がある。
【0076】なお、本実施例においては、最大・最小判
断/削除部34において削除するデータは、最大値及び
最小値のみとしたが、本発明によれば、これら最大値及
び最小値のみだけでなく、最大あるいは最小側から複数
のデータを削除してもよい。また、本実施例において
も、第1のデータ数比較器37及び第2のデータ数比較
器38によるカウント数と所定回数L,Mとの大小比較
は、本実施例の場合のほかに第1実施例において述べた
3つの態様がある。
【0077】(c)第3実施例の説明 次に本発明の第3実施例について説明する。図9は、本
発明の第3実施例としての熱定着機の制御装置におけ
る、CPU21c内の制御動作に着目した機能ブロック
図であり、本実施例にかかる熱定着機の制御装置では、
図9に示すように、CPU21cが、第1実施例と同様
のクロック発振器31,温度データレジスタ32及びサ
ンプリング数カウンタ33の他に、加算レジスタ41,
第1の総和比較器42,第2の総和比較器43及び制御
回路44をそなえて構成されている。
【0078】なお、本実施例における熱定着機の制御装
置においても、第1実施例の場合と同様に、図2に示す
ような電子写真式記録装置に搭載される熱定着機に適用
されるものであって、その概略構成は図4に示すように
なっている。そして、本実施例のサンプリング数カウン
タ33は、前述の第1実施例におけるものと同様に、温
度データレジスタ32に格納された温度検出値のデータ
数としてのサンプリング数をカウントするものである
が、N個の温度検出値がサンプリングされると、第1の
総和比較手段42及び第2の総和比較手段43に対して
イネーブル信号を出力するとともに、加算レジスタ41
に対してリセット信号を出力するものである。
【0079】また、加算レジスタ(総和算出手段)41
は、温度データレジスタ32からのN個の温度検出値に
ついて、総和を算出するものである。さらに、第1の総
和比較器(第1の比較手段)42は、加算レジスタ41
からの総和を入力され、この総和と所定閾値R(第1の
閾値)との大小関係を判定するものであって、この比較
判定結果は制御回路44に出力されるようになってい
る。
【0080】また、第2の総和比較器(第2の比較手
段)43は、加算レジスタ41からの総和を入力され、
この総和と所定閾値R以上の所定閾値S(第2の閾値)
との大小関係を判定するものであって、この比較判定結
果は制御回路44に出力されるようになっている。これ
らの第1の総和比較器42と第2の総和比較器43とに
より、加算レジスタ41により算出された総和を所定閾
値R,Sと比較する総和比較手段が構成されている。
【0081】なお、本実施例の第1の総和比較器42及
び第2の総和比較器43における所定閾値R,Sは、例
えばヒートローラ111が所定の温度のときのA/D変
換器20からの値にサンプリング回数16を乗じた値に
ほぼ等しいもので、ヒータ点灯判断用の閾値Rとヒータ
消灯判断用の閾値Sとに差を設けることにより、適当な
ヒステリシス幅が設定されている。
【0082】制御回路(制御手段)44は、第1の総和
比較器42からの比較判定結果が、「総和が所定閾値R
よりも小」である場合は、ヒータ駆動回路22に対し、
ヒータ112をON制御する旨の制御信号を出力する一
方、第2の総和比較器43からの比較判定結果が、「総
和が所定閾値Sよりも大」である場合は、ヒータ駆動回
路22に対し、ヒータ112をOFF制御する旨の制御
信号を出力するようになっている。
【0083】また、制御回路44は、第1の総和比較器
42,第2の総和比較器43による比較判定の結果、総
和が所定閾値Rと所定閾値Sとの間の範囲にある場合
は、ヒータ駆動回路22に対して、現在のヒータ112
のON/OFF制御状態を維持する旨の制御信号を出力
するようになっている。次に、上述のごとく構成され
た、本発明の第3実施例にかかる熱定着機の制御装置
(CPU21c)の動作を図10により説明する。
【0084】即ち、図10に示すように、まず、サンプ
リング数カウンタ33からのリセット信号により加算レ
ジスタ41がリセットされている状態において(ステッ
プC1)、クロック発振器31からのクロック信号が発
生すると、サンプリング数カウンタ33では、このクロ
ック信号に基づいて、サンプリングされた温度検出値の
数をカウントアップする(ステップC2)とともに、温
度データレジスタ32によりA/D変換器20から温度
検出値(温度データ)がサンプリングされて加算レジス
タ41へ出力される(ステップC3)。
【0085】加算レジスタ41では、クロック発振器3
1からのクロック信号に応じて、温度データレジスタ3
2によりサンプリングされた温度検出値が順次加算され
(ステップC4)、最終的にN個の温度検出値が加算さ
れるのを待って(ステップC5)、これを総和として第
1の総和比較器42及び第2の総和比較器43に出力す
る。
【0086】第1の総和比較器42においては、加算レ
ジスタ41からの総和と所定閾値Rとが比較され(ステ
ップC6)、その比較判定結果が「総和が所定閾値Rよ
りも小」である場合、熱定着機17の温度は所定温度よ
りも低い傾向にあると判断することができ、制御回路4
4は、ヒータ駆動回路22に対し、ヒータ112をON
制御する旨の制御信号を出力し(ステップC7)、ヒー
タ112へ電力供給を行なってヒータ112を点灯し、
熱定着機17を加熱する。
【0087】また、ステップC6で、総和が所定閾値R
以上であると判定された場合、第2の総和比較器43に
おいて、加算レジスタ41からの総和と所定閾値R以上
の所定閾値Sとを比較し(ステップC8)、その比較判
定結果を制御回路44へ出力する。ここで、第2の総和
比較器43からの比較判定結果が「総和が所定閾値Sよ
りも大」である場合、熱定着機17の温度は所定温度よ
りも高い傾向にあると判断することができ、制御回路4
4は、ヒータ駆動回路22に対し、ヒータ112をOF
F制御する旨の制御信号を出力し(ステップC9)、ヒ
ータ112への電力供給を停止してヒータ112を消灯
し、熱定着機17を自然冷却させる。
【0088】さらに、ステップC8で総和が所定閾値S
以下であると判定された場合、つまり、総和が所定閾値
Rと所定閾値Sとの間の範囲にある場合、制御回路44
は、ヒータ駆動回路22に対して、現在のヒータ112
のON/OFF制御状態を維持する旨の制御信号を出力
する(ステップC10)。このように、本実施例にかか
る熱定着機の制御装置によれば、複数の温度検出値に基
づいてその総和を求め、この総和の所定閾値R,Sに対
する大小を判定することにより、実際の温度を統計的に
判断して、ヒータ112のON/OFF制御を行なうこ
とができるので、第1実施例と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0089】なお、本実施例においても、第1の総和比
較器42及び第2の総和比較器43による総和と所定閾
値R,Sとの大小比較は、本実施例の場合のほかに第1
実施例におけるカウント数と所定回数L,Mとの大小比
較における態様と同様の3つの態様がある。 (d)第4実施例の説明 次に、本発明の第4実施例について説明する。
【0090】図11は、本発明の第4実施例としての熱
定着機の制御装置についてCPU21d内の制御動作に
着目した機能ブロック図であり、本実施例における熱定
着機の制御装置は、第3実施例におけるものに比して、
図11に示すように、CPU21dが最大・最小判断/
削除部(削除手段)34をそなえ、温度データレジスタ
32にてサンプリングされた温度検出値について、最大
値及び最小値を削除し、残りの温度検出値について加算
レジスタ41にて総和を算出されるようになっている点
が異なり、その他の構成については基本的に同様であ
る。
【0091】なお、本実施例における熱定着機の制御装
置においても、第3実施例の場合と同様に、図2に示す
ような電子写真式記録装置に搭載される熱定着機に適用
されるものであって、その概略構成は図4に示すように
なっている。また、クロック発振器31,加算レジスタ
41,第1の総和比較器42及び第2の総和比較器43
は、基本的には第3実施例のCPU21cにおけるもの
と同様の機能を有するものであるため、その詳細な説明
は省略する。
【0092】但し、本実施例の温度データレジスタ32
は、クロック発振器31からのクロック信号に応じてA
/D変換器20から熱定着機17の温度検出値としての
例えばN+2個のディジタル値をサンプリングして一旦
格納しておくものである。また、本実施例のサンプリン
グ数カウンタ33も、クロック発振器31からのクロッ
ク信号を入力され、そのクロック信号をカウントするこ
とにより、温度データレジスタ32に格納された温度検
出値のデータ数としてのサンプリング数をカウントする
ものであるが、本実施例のサンプリング数カウンタ33
では、N+2個の温度検出値がサンプリングされると、
最大・最小判断/削除部34,第1の総和比較手段42
及び第2の総和比較手段43に対してイネーブル信号を
出力するとともに、加算レジスタ41に対してリセット
信号を出力するようになっている。
【0093】そして、本実施例の最大・最小判断/削除
部34は、第2実施例において説明したものと同様に、
サンプリング数カウンタ33からイネーブル信号を受け
ると、温度データレジスタ32に格納されたN+2個の
温度検出値について、最大値及び最小値を選びだし、こ
れらの最大値及び最小値を削除し、残りのN個の温度検
出値について、順次、加算レジスタ41に出力するもの
である。
【0094】従って、本実施例では、最大・最小判断/
削除部34からのN個の温度検出値についての総和が加
算レジスタ41にて算出され、この総和と所定閾値R,
Sとの総和比較判定結果に応じて、実際の温度を統計的
に判断して、ヒータ112のON/OFF制御を行なう
ようになっているのである。次に、上述のごとく構成さ
れた、本発明の第4実施例としての熱定着機の制御装置
(CPU21d)の動作を、図12に示すフローチャー
トを用いて以下に説明する。
【0095】即ち、図12に示すように、まず、ステッ
プD1で、クロック31からのクロック信号に応じて、
温度データレジスタ32により、A/D変換器20から
ディジタル変換された熱定着機17の温度検出値をN+
2個サンプリングして格納する。N+2個のデータをサ
ンプリングすると、サンプリング数カウンタ33からの
リセット信号により加算レジスタ41がリセットされる
とともに、サンプリング数カウンタ33から最大・最小
判断/削除部34,第1の総和比較手段42,第2の総
和比較手段43に対してイネーブル信号が出力される。
【0096】そして、最大・最小判断/削除部34で
は、サンプリングされたN+2個の温度検出値につい
て、最大値及び最小値を選びだし、これら最大値及び最
小値を削除し(ステップD2)、残りのN個の温度検出
値を加算レジスタ41に出力する。加算レジスタ41で
は、最大・最小判断/削除部34から入力されるN個の
温度検出値についての総和を算出し(ステップD3)、
この総和情報を第1の総和比較器42及び第2の総和比
較器43に出力する。
【0097】第1の総和比較器42においては、加算レ
ジスタ41からの総和と所定閾値Rとを比較し(ステッ
プD4)、その比較判定結果が「総和が所定閾値Rより
も小」である場合、制御回路44は、ヒータ駆動回路2
2に対し、ヒータ112をON制御する旨の制御信号を
出力する(ステップD5)。また、ステップD4で、総
和が所定閾値R以上であると判定された場合は、第2の
総和比較器43において、加算レジスタ41からの総和
と所定閾値R以上の所定閾値Sとを比較する(ステップ
D6)。
【0098】ここで、第2の総和比較器43からの比較
判定結果が、「総和が所定閾値Sよりも大」である場
合、制御回路44は、ヒータ駆動回路22に対し、ヒー
タ112をOFF制御する旨の制御信号を出力し(ステ
ップD7)、ステップD6で総和が所定閾値S以下であ
ると判定された場合、つまり、総和が所定閾値Rと所定
閾値Sとの間の範囲にある場合、制御回路44は、ヒー
タ駆動回路22に対して、ヒータ112のON/OFF
制御状態を維持する旨の制御信号を出力する(ステップ
D8)。
【0099】このように、本実施例にかかる熱定着機の
制御装置によっても第3実施例と同様の作用効果が得ら
れるほか、この第4実施例では、第2実施例と同様に、
最大・最小判断/削除部34により、サンプリングされ
た温度検出値における最大値及び最小値が削除されるの
で、本実施例のサーミスタ113や回路にノイズが重畳
した場合に生じる、A/D変換器20からの出力データ
の異常を排除でき、従って、ノイズの混入による影響を
低減でき、熱定着機17の温度をより高精度に制御でき
る利点がある。
【0100】なお、本実施例においても、第1の総和比
較器42及び第2の総和比較器43による総和と所定閾
値R,Sとの大小比較は、本実施例の場合のほかに第1
実施例におけるカウント数と所定回数L,Mとの大小比
較と同様の3つの態様がある。また、上述した各実施例
でのサンプリング数は、実際には、ヒータ112の点滅
周期が温度変動に大きく影響しない範囲で、多く設定さ
れる。
【0101】さらに、上述した各実施例では、サンプリ
ング周期を15msとした場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、そのサンプリン
グ周期は、A/D変換器20やCPU21a〜21dの
処理時間に対し許容できる範囲で短く設定される。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の熱定着機
の制御方法及び同制御装置によれば、以下に示すような
作用効果ないし利点がある。 (1)複数の温度検出値に基づき、ヒータの温度検出を
簡易且つ高精度に行なうことができるので、装置のコス
トを上げずに実質的にA/D変換器の分解能を高めてヒ
ータのON/OFF制御を行なうことができ、従って、
より適正な温度でトナー像を定着でき、良好な画像を得
ることができる。
【0103】(2)熱定着機の温度を高精度に制御でき
るので、ヒータ点滅のチャタリング防止用のヒステリシ
ス幅を小さくすることができ、温度の変動幅を十分に小
さくできる。 (3)サンプリングされた温度検出値における最大値及
び最小値を削除することにより、回路にノイズが重畳し
た場合に生じる、A/D変換器からの出力データの異常
を排除できるので、ノイズの混入による影響を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明が適用される電子写真式記録装置の構造
概要を示す側断面図である。
【図3】熱定着機の構成を示す模式的斜視図である。
【図4】本発明の熱定着機の制御装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の第1実施例の要部を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第1実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例の要部を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の第2実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第3実施例の要部を示すブロック図で
ある。
【図10】本発明の第3実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図11】本発明の第4実施例の要部を示すブロック図
である。
【図12】本発明の第4実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図13】一般的な熱定着機の構成を模式的に示す側面
図である。
【図14】一般的な熱定着機の制御装置の第1例を示す
ブロック図である。
【図15】一般的な熱定着機の制御装置の第2例を示す
ブロック図である。
【図16】一般的な熱定着機の制御装置の第2例の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図17】サーミスタによる、温度変化に対する電圧出
力を示す図である。
【符号の説明】
1 温度検出手段 2 サンプリング手段 3 温度比較手段 4 計数手段 5 データ数比較手段 6 制御手段 7 ヒータ 8 総和算出手段 9 総和比較手段 10 用紙カセット 11a ピックローラ 11b レジストローラ 12 感光ドラム 13 前帯電器 14 LED光学系 15 現像器 16 転写器 16a コロナワイヤ 17 熱定着機 18 排紙ローラ 19 スタッカ 20 A/D変換器 21a〜21d CPU 22 ヒータ駆動回路 31 クロック発振器 32 温度データレジスタ(サンプリング手段) 33 サンプリング数カウンタ 34 最大・最小判断/削除部 35 温度比較器(温度比較手段) 36 オーバー数カウンタ(計数手段) 37 第1のデータ数比較器(第1の比較手段,データ
数比較手段) 38 第2のデータ数比較器(第2の比較手段,データ
数比較手段) 39 制御回路(制御手段) 41 加算レジスタ(総和算出手段) 42 第1の総和比較器(第1の比較手段,総和比較手
段) 43 第2の総和比較器(第2の比較手段,総和比較手
段) 44 制御回路(制御手段) 101〜103 抵抗 104 可変抵抗 105 演算増幅器 107 ヒータ駆動回路 111 ヒートローラ 112 ヒータ 113 サーミスタ(温度検出手段) 114 バネ 115 バックアップローラ 116 分離つめ 117 電極 118 軸受 119 歯車 120 シート(記録媒体) 121 A/D変換器 122 CPU

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に転写されたトナー像をヒー
    タにより加熱して溶融させることにより、該トナー像を
    該記録媒体に定着させる熱定着機の温度を制御するため
    の熱定着機の制御方法において、 該熱定着機の温度をディジタル値として検出し、 該温度検出値を複数サンプリングし、 サンプリングされた複数の温度検出値に基づいて該ヒー
    タをON/OFF制御することを特徴とする、熱定着機
    の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の温度検出値をそれぞれ所定温
    度と比較し、 該所定温度以上又は該所定温度よりも高い温度検出値の
    データ数を求め、 該データ数を所定閾値と比較し、 その比較結果に応じて該ヒータをON/OFF制御する
    ことを特徴とする、請求項1記載の熱定着機の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 該所定閾値として、第1の閾値と、該第
    1の閾値以上の第2の閾値とを設定し、 該データ数を該第1の閾値及び該第2の閾値と比較し、 該データ数が該第1の閾値以下又は該第1の閾値よりも
    小さい場合は、該ヒータをON制御する一方、 該データ数が該第2の閾値以上又は該第2の閾値よりも
    大きい場合は、該ヒータをOFF制御することを特徴と
    する、請求項2記載の熱定着機の制御方法。
  4. 【請求項4】 該データ数が、該第1の閾値と該第2の
    閾値との間の範囲内である場合は、該ヒータのON/O
    FF制御状態を維持することを特徴とする、請求項3記
    載の熱定着機の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の温度検出値をそれぞれ所定温
    度と比較し、 該所定温度以下又は該所定温度よりも低い温度検出値の
    データ数を求め、 該データ数を所定閾値と比較し、 その比較結果に応じて該ヒータをON/OFF制御する
    ことを特徴とする、請求項1記載の熱定着機の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 該所定閾値として、第1の閾値と、該第
    1の閾値以下の第2の閾値とを設定し、 該データ数を該第1の閾値及び該第2の閾値と比較し、 該データ数が、該第1の閾値以上又は該第1の閾値より
    も大きい場合は、該ヒータをON制御する一方、 該データ数が、該第2の閾値以下又は該第2の閾値より
    も小さい場合は、該ヒータをOFF制御することを特徴
    とする、請求項5記載の熱定着機の制御方法。
  7. 【請求項7】 該データ数が、該第1の閾値と該第2の
    閾値との間の範囲内である場合は、該ヒータのON/O
    FF制御状態を維持することを特徴とする、請求項6記
    載の熱定着機の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の温度検出値の総和を算出し、 該総和を所定閾値と比較し、 その比較結果に基づいて該ヒータをON/OFF制御す
    ることを特徴とする、請求項1記載の熱定着機の制御方
    法。
  9. 【請求項9】 所定閾値として、第1の閾値と、該第1
    の閾値以上の第2の閾値とを設定し、 該総和を該第1の閾値及び該第2の閾値と比較し、 該総和が該第1の閾値以下又は該第1の閾値よりも小さ
    い場合は、該ヒータをON制御する一方、 該総和が該第2の閾値以上又は該第2の閾値よりも大き
    い場合は、該ヒータをOFF制御することを特徴とす
    る、請求項8記載の熱定着機の制御方法。
  10. 【請求項10】 該総和が、該第1の閾値と該第2の閾
    値との間の範囲内である場合は、該ヒータのON/OF
    F制御状態を維持することを特徴とする、請求項9記載
    の熱定着機の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の温度検出値のうち、最大側
    から少なくとも1つの温度検出値を除いた他の温度検出
    値に基づいて該ヒータをON/OFF制御することを特
    徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の熱定着機
    の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の温度検出値のうち、最小側
    から少なくとも1つの温度検出値を除いた他の温度検出
    値に基づいて該ヒータをON/OFF制御することを特
    徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の熱定着機
    の制御方法。
  13. 【請求項13】 記録媒体上に転写されたトナー像をヒ
    ータ(7)により加熱して溶融させることにより、該ト
    ナー像を該記録媒体に定着させる熱定着機の温度を制御
    するための熱定着機の制御装置において、 熱定着機の温度をディジタル値として検出する温度検出
    手段(1)と、 該温度検出手段(1)にて検出される温度検出値を複数
    サンプリングするサンプリング手段(2)と、 該サンプリング手段(2)にてサンプリングされた複数
    の温度検出値に基づいて、該ヒータ(7)をON/OF
    F制御する制御手段(6)とをそなえたことを特徴とす
    る、熱定着機の制御装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の温度検出値をそれぞれ所定
    温度と比較する温度比較手段(3)と、 該温度比較手段(3)による比較結果に基づいて、該所
    定温度以上又は該所定温度よりも高い温度検出値のデー
    タ数を計数する計数手段(4)と、 該計数手段(4)で計数されたデータ数を所定閾値と比
    較するデータ数比較手段(5)とをそなえ、 該制御手段(6)が、該データ数比較手段(5)からの
    比較結果に応じて該ヒータ(7)のON/OFF状態を
    制御することを特徴とする、請求項13記載の熱定着機
    の制御装置。
  15. 【請求項15】 該データ数比較手段(5)が、 該データ数を該所定閾値としての第1の閾値と比較する
    第1の比較手段と、 該データ数を該所定閾値としての該第1の閾値以上の第
    2の閾値と比較する第2の比較手段とをそなえ、 該第1の比較手段により該データ数が第1の閾値以下又
    は該第1の閾値よりも小さいと判定された場合は、該制
    御手段(6)が該ヒータ(7)をON制御する一方、 該第2の比較手段により該データ数が該第2の閾値以上
    又は該第2の閾値よりも大きいと判定された場合は、該
    制御手段(6)が該ヒータ(7)をOFF制御すること
    を特徴とする、請求項14記載の熱定着機の制御装置。
  16. 【請求項16】 該第1の比較手段及び該第2の比較手
    段により該データ数が該第1の閾値と該第2の閾値との
    間の範囲内であると判定された場合は、制御手段(6)
    により、該ヒータ(7)のON/OFF制御状態を維持
    することを特徴とする、請求項15記載の熱定着機の制
    御装置。
  17. 【請求項17】 前記複数の温度検出値をそれぞれ所定
    温度と比較する温度比較手段(3)と、 該温度比較手段(3)による比較結果に基づいて、該所
    定温度以下又は該所定温度よりも低い温度検出値のデー
    タ数を計数する計数手段(4)と、 該計数手段(4)で計数されたデータ数を所定閾値と比
    較するデータ数比較手段(5)とをそなえ、 該制御手段(6)が、該データ数比較手段(5)からの
    比較結果に応じて該ヒータ(7)のON/OFF状態を
    制御することを特徴とする、請求項13記載の熱定着機
    の制御装置。
  18. 【請求項18】 該データ数比較手段(5)が、 該データ数を該所定閾値としての第1の閾値と比較する
    第1の比較手段と、 該データ数を該所定閾値としての該第1の閾値以下の第
    2の閾値と比較する第2の比較手段とをそなえ、 該第1の比較手段により該データ数が第1の閾値以下又
    は該第1の閾値よりも大きいと判定された場合は、該制
    御手段(6)が該ヒータ(7)をON制御する一方、 該第2の比較手段により該データ数が該第2の閾値以下
    又は該第2の閾値よりも小さいと判定された場合は、該
    制御手段(6)が該ヒータ(7)をOFF制御すること
    を特徴とする、請求項17記載の熱定着機の制御装置。
  19. 【請求項19】 該第1の比較手段及び該第2の比較手
    段により該データ数が該第1の閾値と該第2の閾値との
    間の範囲内であると判定された場合は、該制御手段
    (6)は、該ヒータ(7)のON/OFF制御状態を維
    持することを特徴とする、請求項18記載の熱定着機の
    制御装置。
  20. 【請求項20】 前記複数の温度検出値の総和を算出す
    る総和算出手段(8)と、 該総和を所定閾値と比較する総和比較手段(9)とをそ
    なえ、 該制御手段(6)が、該総和比較手段(9)からの比較
    結果に応じて、該ヒータ(7)のON/OFF状態を制
    御することを特徴とする、請求項13記載の熱定着機の
    制御装置。
  21. 【請求項21】 該総和比較手段(9)が、 該総和を該所定閾値としての第1の閾値と比較する第1
    の比較手段と、 該総和を該所定閾値としての該第1の閾値以上の第2の
    閾値と比較する第2の比較手段とをそなえ、 該第1の比較手段により該総和が該第1の閾値以下又は
    該第1の閾値よりも小さいと判定された場合は、該制御
    手段(6)が該ヒータ(7)をON制御する一方、 該第2の比較手段により該総和が該第2の閾値以上又は
    該第2の閾値よりも大きいと判定された場合は、該制御
    手段(6)が該ヒータ(7)をOFF制御することを特
    徴とする、請求項20記載の熱定着機の制御装置。
  22. 【請求項22】 該第1の比較手段及び該第2の比較手
    段により該総和が該第1の閾値と該第2の閾値との間の
    範囲内であると判定された場合は、該制御手段(6)に
    より、ヒータ(7)のON/OFF制御状態を維持する
    ことを特徴とする、請求項21記載の熱定着機の制御装
    置。
  23. 【請求項23】 該サンプリング手段(2)にてサンプ
    リングされた前記複数の温度検出値のうち、最大側から
    少なくとも1つの温度検出値を削除する削除手段をそな
    えたことを特徴とする、請求項13〜22のいずれかに
    記載の熱定着機の制御装置。
  24. 【請求項24】 該サンプリング手段(2)にてサンプ
    リングされた前記複数の温度検出値のうち、最小側から
    少なくとも1つの温度検出値を削除する削除手段をそな
    えたことを特徴とする、請求項13〜23のいずれかに
    記載の熱定着機の制御装置。
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