JPH0534990U - 洗い場付浴槽 - Google Patents
洗い場付浴槽Info
- Publication number
- JPH0534990U JPH0534990U JP8603291U JP8603291U JPH0534990U JP H0534990 U JPH0534990 U JP H0534990U JP 8603291 U JP8603291 U JP 8603291U JP 8603291 U JP8603291 U JP 8603291U JP H0534990 U JPH0534990 U JP H0534990U
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- Japan
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- bathtub
- apron
- waterproof pan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】成形型の数及び成形品の種類を減らして経済性
と生産性を向上させ、管理が容易であり、さらに、左右
型を製作するのと同様のバリエーションが得られるよう
にした洗い場付浴槽を提供する。 【構成】 浴槽本体嵌入用開口1bを有するエプロン体
1、浴槽本体2、洗い場防水パン3との三部材をそれぞ
れ別成形して組み立てるようにした洗い場付浴槽におい
て、これら三部材の平面形状を、エプロン体1は長辺
側、洗い場防水パン3は短辺側、浴槽本体2は短辺側を
二分する中心線に対して、左右対称形状に形成して、三
部材を組み合わせる。
と生産性を向上させ、管理が容易であり、さらに、左右
型を製作するのと同様のバリエーションが得られるよう
にした洗い場付浴槽を提供する。 【構成】 浴槽本体嵌入用開口1bを有するエプロン体
1、浴槽本体2、洗い場防水パン3との三部材をそれぞ
れ別成形して組み立てるようにした洗い場付浴槽におい
て、これら三部材の平面形状を、エプロン体1は長辺
側、洗い場防水パン3は短辺側、浴槽本体2は短辺側を
二分する中心線に対して、左右対称形状に形成して、三
部材を組み合わせる。
Description
【0001】
本考案は、組立式浴室などに使用される洗い場付浴槽に関するものである。
【0002】
エプロン体、浴槽本体及び洗い場防水パンの三部材をそれぞれ別成形して組み 合わせる方法は、部材単位の寸法が小さくなるので、一体型に比べて施工現場で の搬入性や施工が容易になることから、最近普及しつつある構造である。
【0003】 ところで、上記の構造とした図6に示す従来のものは、まず、エプロン体11 の場合、デッキ型の水栓を取付けるための平面スペース11aを片側に空けて、 浴槽本体嵌入用開口11bに浴槽本体12を嵌入設置するレイアウトとなってい る。従って左右勝手が発生することから、成形型を最低でも左右各1型、計2型 を製作するか、あるいは1型で左右兼用させる場合には成形品から後加工で浴槽 本体嵌入用開口11bを開けて対応する方法が採られている。
【0004】 また、洗い場防水パン13においても、排水トラップ13bが、平面形状でみ て非対称の位置にあり、左右勝手が発生して2型製作するようにしたり、図示は しないが対称形状で1型である場合にも、洗い場防水パンの長辺側を二分する中 心線に対して左右対称形状となっている。
【0005】
従来の技術で述べたものにおいて、まず、エプロン体11の成形型を2型製作 する場合、浴槽本体12が載置される浴槽本体嵌入用開口11b周縁部の段部は 一体にて成形できるものの、型の投資が高くなるばかりでなく、機種が増えるこ とは生産管理、在庫管理の面でも面倒となる。特に、型投資の面では量産性に優 れたSMC用の金型等の場合には莫大な金額となってしまう問題点がある。 また、1型を製作する場合には左右を兼用とするために、上記浴槽本体嵌入用 開口11b周縁部の段部は一体成形することができず、周縁部の強度確保や防水 性能の確保のために別部材を準備して後加工で形成することになるので、材料費 、加工費共にコスト高の要因となっていた。
【0006】 また、洗い場防水パンにおいても、成形型を2型製作する場合は上記エプロン 体の場合と同様に経済性や管理面での問題点があるとともに、また、1型であつ ても長辺側を二分する中心線に対して左右対称形状の洗い場防水パンでは、エプ ロンの横に排水トラップ13bが露呈して意匠的に好ましくないという問題があ つた。
【0007】 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、成形型の数及び成形品の種類を減らして経済性及び生 産性を向上させ、また、管理を容易にするとともに、加えて、左右型を製作する のと同様のバリエーションと高級な意匠性をも合わせ持つようにした洗い場付浴 槽を提供しようとするものである。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案による洗い場付浴槽は、壁付面、浴槽本体 嵌入用開口及び該浴槽本体嵌入用開口の周縁の段部とエプロン面を一体に成形し てなるエプロン体と、浴槽本体及び洗い場防水パンとをそれぞれ別成形して組み 立てるようにしてなる洗い場付浴槽において、上記エプロン体、洗い場防水パン 及び浴槽本体の平面形状を、エプロン体は長辺側、洗い場防水パンは短辺側、又 、浴槽本体は短辺側を二分する中心線に対して、左右対称形状に形成してなるも のである。
【0009】
以下、本考案による洗い場付浴槽の実施例について、図1〜図5を参照しなが ら詳細に説明する。 図1は本考案による洗い場付浴槽の一実施例を示す分解組立て状態の斜視図、 図2は図1の洗い場付浴槽を使用した浴室の水平断面図、図3は図2のA−A断 面図、図4は図2のB−B断面図である。 図1において、それぞれ別体に成形したエプロン体1、浴槽本体2、洗い場防 水パン3の三部材を組み立てることにより、洗い場付浴槽4が形成される。 エプロン体1には、三方向に壁付面1a,1a,1a、浴槽本体嵌入用開口1 b、この浴槽本体嵌入用開口1bの開口周縁には段部1c及び垂下させたエプロ ン面1dが一体に成形されている。
【0010】 上記エプロン体1は、図2に示す平面から見て、このエプロン体1の長辺側を 二分するセンターライン(図中に記号で表示)を中心に完全に左右対称の形状と なるように、図2及び図3中における1aと1a、1b、1cと1c、1eと1 e、1fと1fの各寸法が同寸法となるように形成されている。 このエプロン体1に浴槽本体2を組み込むが、この時デッキ水栓の取付スペー ス1fを両側に確保して、2aと2aの寸法がやはり左右対称の寸法となるよう に組み込む。
【0011】 次に、浴槽本体2は、短辺の一辺側中央底面に排水口を有し、図2に示した平 面から見て、短辺側を二分するセンターライン(図中に記号で表示)を中心に完 全に左右対称の形状となるように形成されている。
【0012】 さらに、洗い場防水パン3は、図4に示すように、周囲に壁付面3a、短辺の 一辺側中央に排水トラップ3bを組込んでおり、図2に示した平面から見て、短 辺側を二分するセンターライン(図中に記号で表示)を中心に完全に左右対称の 形状となるように、3a(壁付面の寸法)、3cの各寸法が同寸法となるように 形成されている。
【0013】 上記に述べたエプロン体1、浴槽本体2、洗い場防水パン3を、図5の(a) ,(b),(c),(d)のように組み込み、これにドア入口の方向を組み合わ せることによって全ての建築間取りに対応する洗い場付浴槽となる。
【0014】
以上説明した通り、本考案による洗い場付浴槽は、エプロン体及び洗い場防水 パンを対称形状としたことにより、成形型が各々1型で済んで極めて経済的であ り、特に量産性の良いSMC用金型等の高価な型の場合は、最小型数で成形品を 取得することができて製品を安価に供給することができるようになる。 また、エプロン体及び洗い場防水パンを施工現場にて組み込むことにより全て の建築間取りに対応できるため、同形状(同仕様)の成形品を生産すればよく、 多量少品種となってコストダウンが計れるとともに、生産、在庫、物流面での管 理が極めて簡単容易となる効果を有する。
【図1】本考案による洗い場付浴槽の一実施例を示す分
解組立て状態の斜視図である。
解組立て状態の斜視図である。
【図2】図1の洗い場付浴槽を使用した浴室の水平断面
図である。
図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】(a),(b),(c),(d)は本考案によ
る洗い場付浴槽のプランバリエーションを示す平面図で
ある。
る洗い場付浴槽のプランバリエーションを示す平面図で
ある。
【図6】従来例による洗い場付浴槽を示す斜視図であ
る。
る。
1…エプロン体 1a…壁付面 1b…浴槽本体嵌入用開口 1c…段部 1d…エプロン面 1f…取付スペー
ス(水栓取付面) 2…浴槽本体 3…洗い場防水パ
ン 3a…壁付面 3b…排水トラッ
プ 11…エプロン体 11a…平面スペ
ース 11b…浴槽本体嵌入用開口 12…浴槽本体 13…洗い場防水パン 13b…排水トラ
ップ
ス(水栓取付面) 2…浴槽本体 3…洗い場防水パ
ン 3a…壁付面 3b…排水トラッ
プ 11…エプロン体 11a…平面スペ
ース 11b…浴槽本体嵌入用開口 12…浴槽本体 13…洗い場防水パン 13b…排水トラ
ップ
フロントページの続き (72)考案者 堀井 正憲 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 壁付面、浴槽本体嵌入用開口及び該浴槽
本体嵌入用開口の周縁の段部とエプロン面を一体に成形
してなるエプロン体と、浴槽本体及び洗い場防水パンと
をそれぞれ別成形して組み立てるようにしてなる洗い場
付浴槽において、上記エプロン体、洗い場防水パン及び
浴槽本体の平面形状を、エプロン体は長辺側、洗い場防
水パンは短辺側、又、浴槽本体は短辺側を二分する中心
線に対して、左右対称形状に形成してなることを特徴と
する洗い場付浴槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991086032U JP2550860Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 洗い場付浴槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991086032U JP2550860Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 洗い場付浴槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534990U true JPH0534990U (ja) | 1993-05-14 |
JP2550860Y2 JP2550860Y2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=13875325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991086032U Expired - Fee Related JP2550860Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 洗い場付浴槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550860Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05302437A (ja) * | 1992-04-28 | 1993-11-16 | Misawa Homes Co Ltd | バスユニット |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6242648U (ja) * | 1985-04-27 | 1987-03-14 | ||
JPS62197984U (ja) * | 1986-06-09 | 1987-12-16 | ||
JPS647886U (ja) * | 1987-07-06 | 1989-01-17 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP1991086032U patent/JP2550860Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6242648U (ja) * | 1985-04-27 | 1987-03-14 | ||
JPS62197984U (ja) * | 1986-06-09 | 1987-12-16 | ||
JPS647886U (ja) * | 1987-07-06 | 1989-01-17 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05302437A (ja) * | 1992-04-28 | 1993-11-16 | Misawa Homes Co Ltd | バスユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2550860Y2 (ja) | 1997-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |