JP2552790B2 - バスユニット - Google Patents

バスユニット

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JP2552790B2
JP2552790B2 JP4110029A JP11002992A JP2552790B2 JP 2552790 B2 JP2552790 B2 JP 2552790B2 JP 4110029 A JP4110029 A JP 4110029A JP 11002992 A JP11002992 A JP 11002992A JP 2552790 B2 JP2552790 B2 JP 2552790B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバスユニットに係り、特
にプレハブ工法で建設される建物の浴室部分等に利用で
きる。
【0002】
【背景技術】従来より、住宅等の建物建設に用いられる
プレハブ工法は、建物を構成する多様な部品を予め工場
で生産しておき、これらの各部品を建設現場で組み合わ
せることにより建物建設を行うものである。このような
建物に用いられる各部品は、工場での生産効率を向上さ
せて出来るだけ部品コストを低減することが望ましい。
【0003】例えば、建物の浴室部分は、図8に示すよ
うなバスユニット90を建物内部の所定位置に配置するこ
とにより形成される。バスユニット90は、天井91,壁9
2,床93等を含んで一体的な略箱形状とされ、前記床93
にはバスタブ94等の内部設備が一体的に形成されてい
る。そして、壁94は、その略中央部分に形成された扉取
付部95に扉96が取付けられている。
【0004】このようなバスユニット90は、図9(A)
に示すように扉取付部95から見て右方にバスタブ94が形
成されたバスユニット90Aと、図9(B)に示すように
扉取付部95から見て左方にバスタブ94が形成されたバス
ユニット90B等の複数種類が用意されており、建物内部
における当該バスユニット90の配置箇所により適宜選択
されるものとなっている。そして、扉96は、その開閉方
向がバスタブ94の形成された位置とは反対方向になるよ
うにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バスユニッ
ト90は、全体的に一体成形されている関係上、内部設備
の相違に応じて各々別個に生産する必要がある。従っ
て、工場での生産効率が低下し、部品コストが低減でき
ないという問題があった。
【0006】また、バスユニット90は、前記個別生産の
問題があるため内部設備の種類を増やすことができず、
バリエーションに乏しいという問題もあった。更に、こ
のようなバスユニット90は、種類の多様化に伴って在庫
管理が煩雑になるという問題もあった。
【0007】本発明の目的は、工場での生産効率を向上
できるとともに、内部設備のバリエーションを拡大でき
るバスユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、
体化されている天井と壁を備えた本体、この本体とは
分割されかつ少なくともバスタブ及び床を含んでいる
部とを有し、この床部は、前記バスタブを含む内部設備
が異なる複数種類から選択されて前記本体に接合されて
いることを特徴とする。ここで、床部は、天井及び壁か
ら分割可能に形成しておき、バスタブ等の形成位置が異
なる複数種類の内から建物仕様に応じたものを適宜選択
すれば良い。または、内部設備を形成しない床部を天井
及び壁と一体的に設けておき、前記床部に取付け可能な
別の床部を別途製作しておき、バスタブ等の形成位置が
異なる複数種類の内から建物仕様に応じたものを適宜選
択すれば良い。
【0009】また、本発明の第2発明は、一体化されて
いる天井と壁を備えた本体、この本体とは分割されか
つ少なくともバスタブ及び床を含んでいる床部とを有
し、前記壁には扉取付部が設けられ、前記床部は、前記
本体と略同じ平面形状、平面寸法を有し、かつ水平面内
における複数の回動角度から選択された回動角度で前記
本体に接合されていることを特徴とする。ここで、床部
は、取付け向きを変更しても壁等に干渉しないように平
面点対称形状に形成すれば良く、その立ち上がり高さは
扉取付部に干渉しない寸法に設定しておけば良い。
【0010】更に、本発明の第3発明は、一体化されて
いる天井と壁を備えた本体、この本体とは分割された
床部とを有し、前記床部、バスタブを取付け可能
あって略同じ形状、寸法となっている複数の取付部が
けられ、この取付部は前記床部の下方に突出する断面凹
形状を有し、前記複数の取付部から選択された取付部に
は、前記バスタブを含みかつ前記取付部と略同じ平面形
状、平面寸法を有する内部設備が取り付けられている
とを特徴とする。ここで、内部設備が取付けられない取
付部は、所定の蓋等で閉鎖することにより、取付部が設
置されない部位と連続する床面にすれば良い。
【0011】
【作用】このような本発明においては、床部を適宜選択
することにより、建物仕様に応じた内部設備の設置形態
が選択できることになる。また、天井及び壁は、内部設
備の設置形態に関係なく共通化できるため、単一種類を
製作すれば良いことになる。従って、内部設備のバリエ
ーションが拡大できるとともに、工場における生産効率
が向上し、これらにより前記目的が達成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、以下に説明する各実施例において、すでに
図8及び図9等で説明した部材等については同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0013】図1には、本発明に係る第1実施例のバス
ユニット10が示されている。このバスユニット10は、当
該バスユニット10の上部を形成する本体11に、下部を形
成する床部12が取付けられることで構成され、前記床部
12は内部設備であるバスタブ94等の形成位置が異なる床
部12A,12Bから任意に選択されて取付けられるものと
なっている。
【0014】本体11は、下面部分に略全面を開放した開
口13が設けられ、その周縁には連続的に第1フランジ14
が形成されている。そして、図中手前側の壁92には、扉
96の上半分を取付けるための扉取付け部95Aが形成され
ている。
【0015】床部12は、前記本体11の略反転形状とさ
れ、床93の三方向から上方に立ち上がり15が形成されて
いるとともに、床部12Aではバスタブ94が図中左方に形
成され、床部12Bではバスタブ94が図中右方に形成され
ている。これらのような床部12は、本体11の第1フラン
ジ14に対向するように第2フランジ16が形成されてい
る。そして、図中手前側の立ち上がり15には、扉96の下
半分を取付けるための扉取付け部95Bが形成されてい
る。
【0016】図2に示すように、扉96は、その上下辺縁
に断面略C字状のフレーム17(図中上部のみ図示)が設
けられ、このフレーム17との間に開閉方向変更手段18が
設けられている。開閉方向変更手段18は、扉96の上端面
の長手方向中央に固体された固定部19と、固定部19から
回動軸20を介して連結された係合部21,22とを含んで構
成されている。係合部21,22は、その上部に設けられた
断面略逆T字状の摺動部材23をフレーム17の長手方向に
挿入することで、当該フレーム17に沿って摺動可能とさ
れている。
【0017】このような開閉方向変更手段18は、係合部
21,22の何れか一方の摺動部材23を適宜な手段でフレー
ム17に固定することにより、扉96の開閉方向を変更可能
とされている。例えば図2では、係合部22の摺動部材23
のみが固定され、フレーム17に沿って摺動不可能とされ
ている。従って、扉96は、図中左方には開閉不可能に設
定されている。一方、係合部21の摺動部材23は、扉96が
図中右方に開閉する際にフレーム17に沿って摺動可能と
され、その開閉を規制することはない。
【0018】以上のような開閉方向変更手段18は、扉96
の下方辺縁にも設けられ、上方で固定された摺動部材23
に対応する下方の摺動部材が固定される。なお、扉96に
取付けられるノブ24は、当該扉96の開閉方向の変更に対
応可能な平面略コ字状で扉96の略全幅に及ぶものとさ
れ、タオルハンガを兼ねたものとなっている。
【0019】このような本実施例においては、建物仕様
に対応する床部12を選択し、各扉取付け部95A,95Bが
図中上下方向に連続するように本体11に取付ける。この
際、本体11と床部12とは、図示しないパッキン材を介し
て第1フランジ14と第2フランジ16とを対向配置し、ボ
ルト締め,接着等の適宜な手段で接合する。そして、前
記扉取付け部95A,95Bに扉96を取付けるとともに、バ
スタブ94の形成位置に対応して扉96の開閉方向を開閉方
向変更手段18により設定し、バスユニット10を完成させ
る。
【0020】以上のような本実施例によれば、バスユニ
ット10の本体11は、床部12のバスタブ94等の内部設備の
形成位置に関係なく単一種類のみを製作すれば良いた
め、工場における生産効率を向上できる。
【0021】また、バスユニット10は、異なる床部12を
選択的に本体11に取付けることにより、内部の設備形態
を選択できるため、当該バスユニット10のバリエーショ
ンを容易に拡大できる。
【0022】更に、バスユニット10には、開閉方向変更
手段18により開閉方向が任意に選択可能な扉96が取付け
られているため、バスタブ94の形成位置が異なる各床部
12に対応でき、バスユニット10の内部への出入りに不都
合が生じない。
【0023】また、床部12は、本体11とは別途製作する
関係上、外形寸法を小さくすることができるため、その
製作作業を容易に行うことができる。
【0024】また、本体11と床部12との取付けは、第1
フランジ14及び第2フランジ16を互いに係合させること
で行うため、その取付けを確実に行うことができる。
【0025】更に、第1フランジ14と第2フランジ16と
の間には、図示しないパッキンが介装されるため、バス
ユニット10内部の湯水等が外部に漏水する虞れがなく、
確実な防水性が得られる。
【0026】そして、床部12は、立ち上がり15の高さが
扉96の上下方向略中央付近にまで達する深底に形成され
ているため、バスユニット10の防水性は一層確実なもの
にできる。
【0027】図3には、本発明に係る第2実施例のバス
ユニット30が示されている。このバスユニット30は、当
該バスユニット30の大部分を形成する本体31に、下面を
部分的に形成する床部32が取付けられることで構成さ
れ、前記床部32はバスユニット30の内部設備の異なる複
数種類から任意に選択されて取付けられるものとなって
いる。
【0028】本体31は、下面部分の内部設備が形成され
る部位には開口13A,13Bが設けられているとともに、
各開口13A,13Bの周縁には連続的に第1フランジ14が
形成されている。これらの開口13A,13B間には、図中
奥行方向に略リブ状の床93が形成されている。そして、
図中手前側の壁92には、扉96を取付けるための扉取付部
95が形成されている。
【0029】各開口13A,13Bには、次のような複数種
類の床部32の内から任意に選択されたものが取付けられ
る。床部32Aは、床93と連続するような床93Aが形成さ
れたものであり、図中右方の開口13Aに取付けられるも
のである。床部32Bは、床93よりも下方にバスタブ94が
形成されたものであり、図中右方の開口13Aに取付けら
れるものである。床部32Cは、床93から上方に段差とな
る床93Bが形成されたものであり、図中右方の開口13A
に取付けられるものである。
【0030】床部32Dは、床93よりも下方にバスタブ94
が形成されたものであり、図中左方の開口13Bに取付け
られるものである。床部32E0 、床93と連続するような
床93Cが形成されたものであり、図中左方の開口13Bに
取付けられるものである。床部32Fは、バスユニット30
の下方に突出しないようなバスタブ94を形成するもので
あり、図中左方の開口13Bに取付けられるものである。
【0031】このような本実施例においては、本体31に
予め扉96を取付けておき、建物仕様に対応する床部32を
選択し、各開口13A,13Bに取付ける。この際、本体31
と床部32とは、図示しないパッキン材を介して第1フラ
ンジ14と第2フランジ16とを対向配置し、ボルト締め,
接着等の適宜な手段で接合する。そして、各開口13A,
13Bに取付けられた床部32に応じて扉96の開閉方向を開
閉方向変更手段18により設定し、バスユニット30を完成
させる。
【0032】以上のような本実施例によれば、バスユニ
ット30は建物仕様等に応じた床部32を適宜選択して開口
13A,13Bに取付けることで内部の設備形態を選択でき
るため、前記第1実施例と略同様な効果を得ることがで
きる。
【0033】一方、本実施例のバスユニット30は、内部
設備の形成される位置にのみ開口13A,13Bが形成され
ているため、床部32の外形寸法が前記第1実施例の床部
12に比較して小さくすることができ、その製作を一層容
易に行うことができる。
【0034】更に、床部32の製作が容易になるため、多
様な種類を用意することができ、バスユニット30のバリ
エーションを一層拡大することができる。
【0035】また、扉取付け部95は、上下に分割されて
いないため、予め本体31に扉96を取付けておくことがで
きる。従って、本体31と床部32との接合時の作業を簡略
化することができ、工場における生産効率を一層向上す
ることができる。
【0036】そして、本体31は、リブ状の床93が設けら
れているため、前記第1実施例のバスユニット10のよう
に下面部分の略全面が開放されたものに比較して、床部
32が取付けられる前にゆがみ,たわみ等の変形が発生す
る虞れが少ない。従って、開口13A,13Bが変形するこ
とによる床部32の取付け不良等が発生しにくく、バスユ
ニット30内部の湯水等が外部漏水する虞れが少ない。
【0037】図4には、本発明に係る第3実施例のバス
ユニット40が示されている。このバスユニット40は、当
該バスユニット40の上部を形成する本体41に、下部を形
成する床部42が内部設備の異なる42A,42Bから任意に
選択されて取付けられることで構成され、その基本的な
構成は前述した第1実施例のバスユニット10と略同様と
されている。
【0038】一方、本実施例のバスユニット40は、本体
41の下面部分に設けられた開口13が扉取付け部95の下方
に設けられ、前記扉取付け部95は上下に分割されないも
のとなっている。そして、床部42は、第2フランジ16が
前記開口13の周縁に形成された第1フランジ14に対応す
るように立ち上がり15の高さ寸法が小さく形成されてい
る。このような床部42は、開口13との相互接合面開口形
状が点対称の長方形に形成されているため、同一面内で
本体41に対して反転した状態で本体41に取付け可能とさ
れている。
【0039】このような本実施例においては、本体41に
予め扉96を取付けておき、建物仕様に対応する床部42を
選択し、図示しないパッキン材を介して第1フランジ14
と第2フランジ16とが対向配置するように本体41に取付
け、ボルト締め,接着等の適宜な手段で接合し、前述し
た第1実施例と略同様に行う。
【0040】一方、本実施例においては、各床部42A,
42Bが同一面内で本体41に対して反転した状態で取付け
られることにより、内部設備であるバスタブ94の形成位
置を通常の位置と反転した位置とから選択する。そし
て、前記バスタブ94の形成位置に対応して、扉96の開閉
方向を開閉方向変更手段18により設定し、バスユニット
40を完成させる。
【0041】以上のような本実施例によれば、バスユニ
ット40は本体41に床部42が内部設備の形成位置が異なる
複数種類から選択されて取付けられるため、バリエーシ
ョンを容易に拡大でき、前述した第1実施例のバスユニ
ット10と略同様な効果を得ることができる。また、扉取
付部95が上下方向に分断されていないため、予め本体41
に扉96を取付けておくことができ、前述した第2実施例
のバスユニット30と略同様な効果を得ることができる。
【0042】一方、本実施例のバスユニット40は、床部
42が同一面内で本体41に対して反転した状態でも取付け
可能に形成されているため、バスタブ94の形成位置も反
転させることができる。従って、バスユニット40は、床
部42が単一種類でバスタブ94の形成位置の異なる複数種
類としての機能を有することになるため、そのバリエー
ションがバスユニット10に比較して更に拡大できる。
た、床部42が単一種類でもこの床部42を回動させるだけ
で内部設備であるバスタブ94の形成位置を複数種類から
選択でき、バリエーションを容易に拡大できる。 さら
に、床部42はバスタブ94及び床93を含んでいるため、バ
スタブ94や床93を取り付ける作業が不要となる。
【0043】図5には、本発明に係る第実施例のバス
ユニット50が示されている。このバスユニット50は、当
該バスユニット50の上部を形成する本体51に、下部を形
成する床部52が取付けられることで構成され、その基本
構成は前述した第1実施例のバスユニット10と略同様と
されている。
【0044】一方、本実施例の床部52は、図中左右に内
部設備であるバスタブ94等を取付けるための取付部53が
当該バスタブ94を設置する部位に複数設けられている。
取付部53は、床部52の下方に突出する断面略凹形状とさ
れ、図中左右に各々設けられた取付部53A,53Bには、
各々バスタブ94あるいは蓋54等が取付可能とされてい
る。これらのようなバスタブ94及び蓋54は、図示しない
パッキンを介して取付部53を閉鎖し、床93と連続するよ
うにされている。
【0045】このような本実施例においては、本体51に
予め扉96を取付けておくとともに、床部42を図示しない
パッキン材を介して第1フランジ14と第2フランジ16と
が対向配置するように本体41に取付け、ボルト締め,接
着等の適宜な手段で接合し、前述した第1実施例と略同
様に行う。
【0046】一方、本実施例においては、床部52の取付
部53A,53Bに選択的にバスタブ94及び蓋53を設置する
ことにより、内部設備であるバスタブ94の形成位置を選
択する。そして、前記バスタブ94の設置位置に対応し
て、扉96の開閉方向を開閉方向変更手段18により設定
し、バスユニット50を完成させる。
【0047】以上のような本実施例によれば、本体51に
取付けられる床部52は、予めバスタブ94の形成位置に対
応する部位に取付部53が複数設けられているため、単一
種類を製作すれば良く、工場での生産効率が一層向上で
きる。
【0048】更に、床部52には取付部53が複数設けられ
ているため、取付部53Aにのみバスタブ94が設置された
場合と、取付部53Bにのみバスタブ94が設置された場合
と、取付部53A,53B両方にバスタブ94が設置された場
合と、取付部53A,53B両方が蓋54で閉鎖された場合等
の多数の組合せが考えられる。従って、内部の設備形態
が多様化でき、バスユニット50のバリエーションが一層
拡大できる。
【0049】また、床部52は、本体51に取付けた後でも
バスタブ94の設置位置が選択できるため、予め本体51に
取付けておくことができ、工場での生産効率が更に向上
できる。
【0050】更に、バスタブ94の形成位置を変更するた
めに、床部52を他のものに交換したり、向きを変更する
必要がないため、建物に配置された後でもバスタブ94の
設置位置を変更することができ、建物完成後の使用形態
に応じて内部の設備形態を変更することができる。
【0051】また、取付部53にバスタブ94あるいは蓋54
等を設置するにあたっては、パッキンを介して設置され
るため、バスユニット50内部の湯水等が取付部53内部に
流入することがなく、これらが原因となる水垢の蓄積や
黴の発生がなく当該バスユニット50が不衛生になる虞れ
がない。
【0052】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,変
形等は本発明に含まれるものである。
【0053】例えば、前述した各実施例では、バスユニ
ットは分割生産された本体と床部とから構成されていた
が、図6に示すように、予めバスユニット60を閉塞され
た略箱形状に一体形成しておき、その床93上にバスタブ
94を形成した床部62を積層しても良い。
【0054】このような構造にすれば、分割生産された
本体と床部とを接合する作業が不要になるため、工場で
の生産効率が一層向上できるとともに、接合不良による
外部への漏水等の虞れがなく、その防水性を確実なもの
にできる。しかし、前述した各実施例のような構造とす
れば、バスユニットの下面が二重構造にならず、構造上
の無駄を排除することができる。
【0055】また、前述した第実施例では、床部は同
一面内で反転した状態で取付け可能に形成されていた
が、図7に示すような構造でも良い。すなわち、図7
(A)のバスユニット70は平面略正方形とされ、床部72
は同一面内で90度間隔で回動した状態で本体71に取付け
可能とされている。また、図7(B)のバスユニット80
は平面略正三角形とされ、床部82は同一面内で120 度間
隔で回動し状態で本体81に取付け可能とされている。
その他、バスユニットが平面略円形状であれば、床部は
同一面内で無段階かつ任意角度で本体に取付け可能とな
る。
【0056】更に、第4実施例では床部52は単一種類と
されていたが、取付部53の形成位置の異なる床部52を複
数種類準備しておき、その内の一つを選択的に本体51に
取付ても良く、このようにすればバスタブ94の設置位置
の選択肢が更に増え、バスユニット50の設備形態のバリ
エーションが一層拡大できる。
【0057】また、床部52にバスタブ94を形成するにあ
たっては、別体のバスタブ94を取付部53に設置していた
が、前記取付部53を直接的にバスタブとして利用しても
良い。このような方法によれば、別途バスタブ94を製作
する必要がなくなるとともに取付け作業が不要となり、
工場での生産効率が一層向上できる。
【0058】その他、前述した各実施例では、本体と床
部とは互いにフランジを当接する略最中状に接合されて
いたが、この他にも直接壁に床部を接着,溶着等の適宜
な手段で接合してもよく、その接合方法は任意である。
しかし、前述した各実施例のような方法で接合すれば、
接合作業がバスユニットの表側のみで行えるとともに、
パッキン等の介装作業が容易に行え、生産効率を一層向
上できる。
【0059】また、扉は各バスユニットの長辺側の壁の
略中央に取付けられていたが、長辺側の角部分や短辺側
に取付けても良い。
【0060】更に、前述した各実施例では、扉に開閉方
向変更手段が設けられていたが、既存の扉を内装設備に
応じて適宜選択し、本体に取付けても良い。しかし、各
実施例で用いられた扉によれば、開閉方向が床部に応じ
て選択できるため、単一種類の扉を製作すれば良く、工
場での生産効率を一層向上できる。
【0061】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、工場での
生産効率を向上できるとともに、内部設備のバリエーシ
ョンを拡大できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】前記実施例に用いられる扉の開閉方向変更手段
を示す部分斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の変形例を示す模式図である。
【図7】本発明の変形例を示す模式図である。
【図8】従来のバスユニットを示す模式図である。
【図9】従来のバスユニットのバリエーションを示す模
式平面図である。
【符号の説明】
10,30,40,50,60,70,80 バスユニ
ット 11,31,41,51,61,71,81 本体 12,32,42,52,62,72,82 床部 91 天井 92 壁 93 床 94 内部設備であるバスタブ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体化されている天井と壁を備えた本体
    、この本体とは分割されかつ少なくともバスタブ及び
    床を含んでいる床部とを有し、この床部は、前記バスタ
    ブを含む内部設備が異なる複数種類から選択されて前記
    本体に接合されていることを特徴とするバスユニット。
  2. 【請求項2】 一体化されている天井と壁を備えた本体
    、この本体とは分割されかつ少なくともバスタブ及び
    床を含んでいる床部とを有し、前記壁には扉取付部が設
    けられ、前記床部は、前記本体と略同じ平面形状、平面
    寸法を有し、かつ水平面内における複数の回動角度から
    選択された回動角度で前記本体に接合されていることを
    特徴とするバスユニット。
  3. 【請求項3】 一体化されている天井と壁を備えた本体
    、この本体とは分割された床部とを有し、前記床部
    、バスタブを取付け可能であって略同じ形状、寸法と
    なっている複数の取付部が設けられ、この取付部は前記
    床部の下方に突出する断面凹形状を有し、前記複数の取
    付部から選択された取付部には、前記バスタブを含みか
    つ前記取付部と略同じ平面形状、平面寸法を有する内部
    設備が取り付けられていることを特徴とするバスユニッ
    ト。
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JP2550860Y2 (ja) * 1991-10-22 1997-10-15 日立化成工業株式会社 洗い場付浴槽

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