JPH05346979A - 発券システム - Google Patents

発券システム

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JPH05346979A
JPH05346979A JP17927392A JP17927392A JPH05346979A JP H05346979 A JPH05346979 A JP H05346979A JP 17927392 A JP17927392 A JP 17927392A JP 17927392 A JP17927392 A JP 17927392A JP H05346979 A JPH05346979 A JP H05346979A
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賢美 鮎貝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙葉類の偽造防止効果を高める。 【構成】 有価証券等の紙葉類の発券の際、紙葉類の券
面の印字データに必ず存在する文字・記号等のフォント
を微妙に変化させた数種類のフォントパターンを用意
し、フォントROM161に格納しておく。これらの数
種類のフォントパターンの中から、紙葉類を印字する毎
に使用するフォントパターンをプリンタ制御部140の
CPU141による計算により決定する。CPU141
は、決定したフォントパターンをワークRAM143内
の印字データに対応したフォントとともにプリンタバッ
ファ170に格納し、プリンタドライバ171を駆動し
てサーマルヘッド121により紙葉類用紙に印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有価証券等の紙葉類の
偽造を防止した発券システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の有価証券等の紙葉類を購入
者の操作だけで自動的に販売する発券システムが普及し
てきている。ところが、有価証券の中には、僅かな金額
で購入できるにもかかわらず、発売後に莫大な金銭的価
値が生じるものもある。このため、このような有価証券
等の紙葉類を発券する装置においては、従来から紙葉類
の偽造に対していろいろな対抗策を講じている。例え
ば、紙葉類の背面に磁気ストライプを貼り付け、これに
発券内容と相互に関係のあるデータを書き込んでおき、
照合するようにする方法がある。また、一般的な方法と
しては、紙葉類に印字不可能な図案を印刷したり、ある
いは紙葉類に特殊なインクによって地紋を入れたりする
方法がある。
【0003】図2は、従来の発券システムのプリンタ部
の機構図である。図2において、プリンタ部200は、
スタッカユニット210、磁気ストライプユニット22
0、印字ユニット230、及び排出搬送ユニット240
から構成されている。スタッカユニット210は、スタ
ッカ211、繰り出しモータ212、繰り出しセンサ2
13、及び搬送路202から成る。スタッカ211は、
予め地紋などが印刷されている紙葉類用紙を格納してお
くところである。繰り出しモータ212は、スタッカ2
11から紙葉類用紙を繰り出す。繰り出しセンサ213
は、紙葉類用紙の繰り出し開始及び繰り出し完了を検出
する。搬送路202は、搬送モータ201の駆動によっ
て各部の搬送ローラを回転させることによって紙葉類用
紙を搬送する通路である。この搬送路202は、スタッ
カ211から排出口242まで続いている。
【0004】磁気ストライプユニット220は、磁気ス
トライプライトヘッド221、磁気ストライプリードヘ
ッド222、ライトタイミングセンサ223、リードタ
イミングセンサ224、及び搬送路202から成る。磁
気ストライプライトヘッド221は、紙葉類の裏面に貼
付された磁気ストライプに発券内容と相互に関係のある
データを書き込む。磁気ストライプリードヘッド222
は、磁気ストライプライトヘッド221で書き込んだデ
ータを読み出してチェックするためのものである。ライ
トタイミングセンサ223は、磁気ストライプライトヘ
ッド221の書き込みタイミングを検出するためのセン
サである。リードタイミングセンサ224は、磁気スト
ライプリードヘッド222の読み出しタイミングを検出
するためのセンサである。
【0005】印字ユニット230は、熱転写用サーマル
ヘッド231、熱転写リボン232、印字タイミングセ
ンサ234、及び搬送路202から成る。熱転写用サー
マルヘッド231は、紙葉類用紙に所定のデータを印字
する。熱転写リボン232は、紙葉類に転写されるイン
クを含有している。この熱転写リボン232は、リボン
カセット233に収納されている。印字タイミングセン
サ234は、熱転写用サーマルヘッド231の印字開始
タイミングを検出するセンサである。搬送排出ユニット
240は、紙葉類の排出完了を検出する排出センサ24
1、排出口242、及び搬送路202から成る。このよ
うな構成の装置において、上位装置から紙葉類用紙の磁
気ストライプへの書き込み内容を受信すると、図示しな
いプリンタ制御部によって、搬送モータ201が駆動さ
れた後、繰り出しモータ212が駆動されて、スタッカ
211より紙葉類用紙が繰り出される。
【0006】その後、プリンタ制御部は、繰り出しセン
サ213によって、紙葉類用紙の繰り出し開始を検出す
ると、一定時間内に繰り出しセンサ213によって繰り
出し完了を検出できたかどうかを見極める。つまり、繰
り出しセンサ213により紙葉類の先端から後端までを
検出し、後端の検出をもって繰り出し完了とする。そし
て、紙葉類用紙の繰り出し完了を検出したところで、繰
り出しモータ212を停止させる。この際、繰り出し完
了が一定時間内に検出できなかった場合は、繰り出し不
良としてエラーを上位装置に通知するとともに、搬送モ
ータ201及び繰り出しモータ212を停止させる。
【0007】繰り出しが完了した後、プリンタ制御部
は、ライトタイミングセンサ223及びリードタイミン
グセンサ224の監視を開始する。そして、ライトタイ
ミングセンサ223によって紙葉類用紙が磁気ストライ
プライト位置に来たことを検出すると、磁気ストライプ
ライトヘッド221を用いて、上位装置の指示に従って
発券登録番号及び発券内容を書き込む。また、リードタ
イミングセンサ224によって紙葉類用紙が磁気ストラ
イプリード位置に来たことを検出すると、磁気ストライ
プリードヘッド222を用いて磁気ストライプから書き
込みデータ通りのデータが読み取れるかどうかを見極め
る。この際、ライトタイミングセンサ223の出力変化
より先にリードタイミングセンサ224の変化を検出し
たり、書き込みデータと読み取りデータに差異があった
りした場合は、磁気ストライプエラーを上位装置に通知
する。そして、書き込み、読み取り動作を中止し、搬送
モータ201を停止させる。
【0008】一方、書き込みデータと読取データとに差
異がなく、正常に磁気ストライプ処理が終了すると、プ
リンタ制御部は、印字タイミングセンサ234の監視を
開始する。印字タイミングセンサ234によって、紙葉
類用紙が印字開始位置に来たことを検出すると、サーマ
ルヘッド231を用いて、リボン232のインクを紙葉
類用紙に転写させ、上位装置の指示通り取引内容及び特
殊な図案を印字する。この特殊な図案は、市販されてい
るフォントにはなく、更に図案のサイズも市販のフォン
トサイズより大きなもので極力偽造できないようなもの
である。紙葉類用紙への印字が完了すると、プリンタ制
御部は、排出センサ241の監視を開始する。排出セン
サ241によって、紙葉類が排出口242に排出された
ことを検出すると、搬送モータ201を停止し、上位装
置に正常終了を通知して発券処理が完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、次のような問題があった。即ち、偽
造紙葉類の検出のために磁気ストライプデータの書き込
みを行なうため、装置が複雑になり、装置コストが高く
なっていた。また、特殊な図案によって偽造紙葉類を作
らせないようにしても、近年のワードプロセッサやワー
ドプロセッサ用のソフトウェアの外字登録機能の発達に
よってほとんどのフォントは、偽造可能となっている。
本発明は、以上の点に着目してなされたもので、磁気ス
トライプ書き込み機能の追加による装置コストの増大、
及びフォントによる特殊な図案の偽造の可能性を除去す
るため、印字フォントを暗号化し、印字機能だけのプリ
ンタ機構部を持つ発券システムでも、偽造に対して高度
の安全性が保てるようにした発券システムを提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の発券システム
は、紙葉類を作成するための用紙に、当該紙葉類を構成
するための所定のデータを印字する印字手段と、前記紙
葉類に必ず印字するために用意されたシンボルの印字パ
ターンを、少なくとも2種類以上記憶するシンボル記憶
手段と、当該シンボルの複数種類ある印字パターンの中
から前記印字手段によって実際に印字する印字パターン
を決定するパターン決定手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0011】
【作用】本発明の発券システムにおいては、サーマルヘ
ッド等から成る印字手段により紙葉類を構成するための
所定のデータを紙葉類用紙に印字する際に必ず印字する
シンボルの印字パターンが次のようにして微妙に変化し
て決定される。即ち、少なくとも2種類以上の印字パタ
ーンが用意されており、これらの印字パターンがシンボ
ル記憶手段に記憶されている。そして、パターン決定手
段による所定のデータからの計算によっていずれかの印
字パターンが決定される。この印字パターンの決定の際
に用いる所定のデータは、紙葉類に印字されるデータで
あってもよく、また、上位装置のファイルに記録される
データであってもよい。紙葉類に印字されるデータであ
る場合は、紙葉類自体を鑑定するだけでシンボルの照合
ができる。上位装置のファイルに記録されるデータであ
る場合は、紙葉類を取扱う窓口等の端末装置において、
紙葉類に示された通番等からファイルに記録されたデー
タを検索してシンボルを照合するようにする。これによ
り、紙葉類の偽造防止効果が更に高まる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明の発券システムの一実施例
のブロック図である。図1に示す発券システムは、印字
手段を構成するプリンタ機構部100と、シンボル記憶
手段を構成するフォントROM161と、パターン決定
手段を構成するプリンタ制御部140等から成る。図1
に示す回路は、図3に示す機構を収納する筐体内に設け
られるものであるが、まず、プリンタ機構部100の構
成について説明する。図3は、本発明の発券システムの
プリンタ機構部の構成図である。図3に示すように、プ
リンタ機構部100は、図2に示す従来の発券システム
のプリンタ機構部とは異なり、磁気ストライプユニット
を不要としている。
【0013】即ち、プリンタ機構部100は、スタッカ
ユニット110、印字ユニット120、及び排出搬送ユ
ニット130から構成されている。スタッカユニット1
10は、スタッカ111、繰り出しモータ112、繰り
出しセンサ113、及び搬送路102から成る。スタッ
カ111は、予め地紋などが印字されている紙葉類用紙
を格納しておくところである。繰り出しモータ112
は、スタッカ111から紙葉類用紙を繰り出すためのも
のである。繰り出しセンサ113は、紙葉類用紙の繰り
出し開始及び完了を検出する。つまり、繰り出しセンサ
113は、紙葉類用紙の先端と後端とを検出する。
【0014】搬送路102は、紙葉類用紙を搬送モータ
101の駆動によって搬送する。この搬送路102は、
スタッカ111から排出口132まで続いている。印字
ユニット120は、熱転写用サーマルヘッド121、熱
転写リボン122、印字タイミングセンサ124、及び
搬送路102から成る。熱転写用サーマルヘッド121
は、紙葉類用紙に所定の内容のデータを印字するための
ものである。熱転写リボン122は、紙葉類用紙に転写
されるインクを含有している。この熱転写リボン122
は、リボンカセット123に収納されている。印字タイ
ミングセンサ124は、熱転写用サーマルヘッド121
の印字開始タイミングを検出するセンサである。排出搬
送ユニット130は、紙葉類の排出完了を検出する排出
センサ131、排出口132、及び搬送路102から成
る。上述した図3に示すプリンタ機構部100は、図1
に示す発券システムの一部である。
【0015】即ち、図1に示すように、プリンタ機構部
100のサーマルヘッド121は、プリンタドライバ1
71に接続されている。また、発光ダイオードとフォト
トランジスタとから成るフォトカプラにより構成された
センサ113、124、131は、センサアンプ181
に接続されている。更に、モータ101、112は、ア
クチュエータドライバ191に接続されている。一方、
プリンタ制御部140は、CPU(マイクロプロセッ
サ)141、プログラムROM142、ワークRAM1
43などから構成されている。このプリンタ制御部14
0は、上位装置インタフェース回路150を介して接続
された図示しない上位装置からの指示に従って、プリン
タ機構部100の制御を行なう。このため、プリンタ制
御部140は、上位装置からの指示電文及び制御信号を
上位装置インタフェース回路150を介して受け取ると
ともに、上位装置に対する応答電文及び装置状態通知信
号を上位装置インタフェース回路150を介して上位装
置に送信する。
【0016】また、プリンタ制御部140は、フォント
ROM161、EEPROM162、プリンタバッファ
170、センサ回路インタフェース部180、ドライバ
回路インタフェース部190にそれぞれ接続されてい
る。フォントROM161は、上位装置から送られる文
字コードに対応した印字パターンから成る文字フォント
を格納している。また、このフォントROM161は、
紙葉類用紙に印字されるシンボルの印字パターンも格納
している。EEPROM162は、所定の操作により書
き換え可能なROMであり、各種動作パラメータ及び装
置番号などを格納している。プリンタバッファ170
は、サーマルヘッド121で印字する印字パターンを格
納する。即ち、プリンタ制御部140は、上位装置から
印字内容を指示されると、フォントROM161の内容
を参照しながら、ビットマップ形式でプリンタバッファ
170に一時蓄える。
【0017】このプリンタバッファ170に蓄えられた
印字内容は、次段に接続されているプリンタドライバ1
71を介して、サーマルヘッド121に転送され、紙葉
類用紙に印字されることになる。センサ回路インタフェ
ース部180は、次段に接続されているセンサアンプ1
81を介して得られる、前述した繰り出しセンサ11
3、印字タイミングセンサ124、排出センサ131の
状態を、逐次プリンタ制御部140に通知する。ドライ
バ回路インタフェース部190は、次段に接続されてい
るアクチュエータドライバ191を介して、プリンタ制
御部140の指示により搬送モータ101、繰り出しモ
ータ112の駆動・停止を行なう。このような構成の発
券システムにおいて、プリンタ制御部140は、第1の
例として以下に示す制御を行なう。まず、上位装置よ
り、上位装置インタフェース回路150を介して、図4
に示すような券面データとともに発券指示をもらう。
【0018】図4は、本発明の発券システムが発券する
有価証券の一例を示す図である。図4において、Aの部
分は、図1に示すシステムで発券する紙葉類のシンボル
である。このシンボルは、紙葉類に必ず印字されるもの
であり、その印字パターンはEの部分の登録データ等に
より微妙に変形される。従って、Eの部分の登録データ
を参照し、Aの部分のシンボルを照合することにより、
紙葉類が正当なものか偽造されたものかを鑑定すること
ができる。また、Bの部分は、紙葉類のタイトルであ
る。このタイトルにより所有者等がその紙葉類の種類を
識別できる。そして、Cの部分は、取引内容であり、D
の部分は、装置番号、Eの部分は、登録データである。
取引内容は、紙葉類の販売価格や紙葉類の属性を示す。
この属性によっては、発売後にその紙葉類が莫大な金銭
的価値を持つ有価証券となる。装置番号は、発券システ
ムを識別するための番号である。
【0019】更に、登録データの部分Eは、取引のシリ
アル番号、取引に対応して上位装置によって付与される
乱数、チェックディジットから成る。これらの券面デー
タは、キャラクタコードで転送されて来るので、プリン
タ制御部140は、まず、券面データをワークRAM1
43に蓄える。続いて、プリンタ制御部140は、フォ
ントROM161のそれぞれのキャラクタコードに対応
したエリアから、ビットマップフォントを読み取り、順
次、プリンタバッファ170に格納していく。但し、図
4に示すAの部分のシンボルのフォントは、複数用意さ
れており、そのうちの1つがプリンタバッファ170に
格納される。
【0020】図5は、本発明の発券システムが発券する
有価証券の他の例を示す図であり、図6は、更に他の例
を示す図である。図5の例では、登録データのうち、乱
数とチェックディジットとを券面に印字しないようにし
ている。これらの乱数及びチェックディジットは、登録
データのシリアル番号の部分を窓口等の端末装置に入力
することによりホストコンピュータのファイルから検索
することができる。また、図6の例では、登録データの
うち、乱数のみを券面に印字しないようにしている。図
7は、シンボルフォントの一例を示す図である。図4に
示すAの部分のシンボルのフォントは、図7に示す例で
は、16種類あり、プリンタ制御部140は、チェック
ディジットの下1桁からどのシンボルを印字するかを決
定する。そして、該当するフォントをフォントROM1
61から読み取り、プリンタバッファ170に格納す
る。
【0021】今、図4に示すように、チェックディジッ
トの下1桁が5であったとすると、図7に示す“5”の
シンボルの左上及び右下の枠が切れているものを印字す
るように決定される。また、Dの部分の装置番号は、E
EPROM162から読み取り、その番号に対応するフ
ォントをプリンタバッファ170に格納する。このよう
にして、券面データのビットマップディスプレイがすべ
てプリンタバッファ170に格納されると、プリンタ制
御部140は、ドライバ回路インタフェース部190に
搬送モータ101の駆動を指示する。これによって、ア
クチュエータドライバ191が作動し、搬送モータ10
1が搬送路102の各部にある搬送ローラを駆動し始め
ると、プリンタ制御部140は、ドライバ回路インタフ
ェース部190に繰り出しモータ112の駆動を指示す
る。これにより、アクチュエータドライバ191が作動
し、繰り出しモータ112が回転すると、スタッカ11
1に収納されていた紙葉類用紙が繰り出される。
【0022】そして、プリンタ制御部140は、繰り出
しセンサ113の検出状態をセンサ回路インタフェース
部180から読み取ることによって紙葉類の繰り出し開
始及び完了を監視する。そして、繰り出し完了を検出す
ると、繰り出しモータ112を停止させる。この間、プ
リンタ制御部140は、繰り出しモータ112の駆動開
始から規定時間内に繰り出し開始を繰り出しセンサ11
3で検出できるか、及び、繰り出し開始から規定時間内
に繰り出し完了を繰り出しセンサ113で検出できるか
をそれぞれ監視する。そして、いずれか一方でも規定時
間内に検出できなければ、繰り出しエラーとして、繰り
出しモータ112、搬送モータ101を停止させ、その
旨を上位装置へ通知する。次に、プリンタ制御部140
は、繰り出し完了から、規定時間内に、印字開始位置ま
で紙葉類が搬送されるかどうかを、印字タイミングセン
サ124の状態によって、監視する。規定時間内に搬送
されなければ、搬送不良エラーとして、搬送モータ10
1を停止し、その旨を上位装置に通知する。
【0023】規定時間内に、紙葉類用紙が印字開始位置
まで搬送されたことを、印字タイミングセンサ124に
よって検出すると、プリンタ制御部140は、プリンタ
バッファ170に対して、印字内容をプリンタドライバ
171を介してサーマルヘッド121に送出するように
指示し、印字を開始する。印字完了を、プリンタバッフ
ァ170から通知されると、プリンタ制御部140は、
プリンタバッファ170の内容をクリアし、印字を終了
する。この間、プリンタ制御部140は、規定時間内に
印字が完了するかどうか、及び、規定時間内に紙葉類用
紙が印字タイミングセンサ124を通過するかどうかを
監視する。そして、いずれか一方でも規定時間内に検出
できなければ、印字不良エラーとして、プリンタバッフ
ァ170に印字を停止させるよう指示し、搬送モータ1
01を停止するとともに、上位装置へその旨を通知す
る。
【0024】印字が完了すると、プリンタ制御部140
は、排出センサ131の検出状態によって、規定時間内
に紙葉類用紙が排出センサ131の位置まで搬送された
かどうか、及び規定時間内に搬送センサ131を通過し
たかどうかを監視する。この時、いずれか一方でも、規
定時間内に検出できなければ、搬送不良エラーとして、
搬送モータ101を停止し、その旨を上位装置に通知す
る。紙葉類用紙が正常に搬送され、搬送センサ131を
通過してから、規定時間たつと、プリンタ制御部140
は、搬送モータ101を停止し、上位装置に正常終了を
通知する。これにより、一連の取引処理が終了する。第
1の例では、図7に示すようにシンボルフォントが16
種類であったが、以下に示す例のように、より複雑な計
算によってシンボルフォントを決定することもできる。
【0025】図8は、シンボルフォントの他の例を示す
図である。まず、1つの例は、以下のようなものであ
る。即ち、シンボルフォントは、図8に示すように、1
6×4=64種類あり、チェックディジットの下1桁に
よって、まず、表現される印字パターンのグループの番
号(数字)を決定する。そして、上位装置によって付加
された乱数を“4”で割った余りによって1つの印字パ
ターンを決定する。例えば、図4に示すように、チェッ
クディジットの下1桁が“5”で、乱数が“0AD”で
あったとすると、まず、表現される印字パターンのグル
ープの番号は“5”となり、図8の上から6番目の行の
シンボルが選択される。そして、更に乱数“0AD”
(10進数で“173”)を“4”で割った余り“1”
により、左から2番目の列の、上中央、右上、及び右下
の3か所の枠が切れているシンボルに決定される。
【0026】このようにすれば、シンボルフォントの意
味する値と、取引データとの相関関係が分かりにくく、
より偽造し難くなる。更に、シンボルフォントによって
表現される値を、チェックディジットの下1桁と、装置
番号の下1桁との和の下1桁にすることで、各装置毎に
シンボルフォントの意味する値が変わるため、より一層
相関関係を分りにくくすることができる。例えば、図4
に示すように、チェックディジットの下1桁が“5”
で、装置番号の下1桁が“A”であるとすると、表現さ
れる数字は“F”(10進数で“15”)となる。これ
により、図8の最下行のシンボルが選択され、乱数の
“4”で割った余りの“1”により、左から2番目の、
上中央のみ枠が切れているシンボルに決定される。ま
た、券面データとは全く無関係な値を、上位装置から付
与し、その値に対応したフォントを印字するようにして
もいっこうに差し支えない。
【0027】上述のようにして発券された紙葉類が正当
なものか偽造されたものかを判定するには、以下のよう
な方法が採られる。以下の場合、シンボルフォントは、
図8に示すものを用いることとする。図4に示す紙葉類
については、チェックディジットと乱数の双方が印刷さ
れているので、図8から該当するフォントを選択し、こ
れと紙葉類に印刷されたシンボルとを照合して正当性を
チェックする。図5に示す紙葉類については、チェック
ディジットと乱数の双方ともが印刷されていない。従っ
て、発券システムの上位装置に接続された端末装置から
紙葉類の登録データのシリアル番号を入力し、チェック
ディジットの下1桁と乱数を“4”で割った余りとを上
位装置のファイルから検索する。そして、図8から該当
するフォントを選択し、これと紙葉類に印刷されたシン
ボルとを照合して正当性をチェックする。図5に示す紙
葉類については、乱数のみが印刷されていない。従っ
て、発券システムの上位装置に接続された端末装置から
紙葉類の登録データのシリアル番号を入力し、乱数を
“4”で割った余りを上位装置のファイルから検索す
る。そして、図8から該当するフォントを選択し、これ
と紙葉類に印刷されたシンボルとを照合して正当性をチ
ェックする。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発券シス
テムによれば、券面印字データに必ず存在する文字・記
号のフォントを微妙に変化させた複数種類のフォントパ
ターンの中から、印字する毎に使用するフォントパター
ンを決定するようにしたので、磁気ストライプ等への書
き込み機能を持たず、印字機能だけの機能を持つ発券シ
ステムでも、偽造に対する安全性を保つことができ、磁
気ストライプ書き込み機能等の追加を不要とすることが
でき、このような機能追加による装置コストの増大を防
ぐことができる。また、磁気ストライプ書き込み機能を
有する装置においても、本発明を用いることによって、
偽造に対してより高度に安全性が保てるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発券システムの一実施例のブロック図
である。
【図2】従来の発券システムのプリンタ機構部の構成図
である。
【図3】本発明の発券システムのプリンタ機構部の構成
図である。
【図4】本発明の発券システムが発券する有価証券の一
例を示す図である。
【図5】本発明の発券システムが発券する有価証券の他
の例を示す図である。
【図6】本発明の発券システムが発券する有価証券の更
に他の例を示す図である。
【図7】シンボルフォントの一例を示す図である。
【図8】シンボルフォントの他の例を示す図である。
【符号の説明】
100 プリンタ機構部(印字手段)140 プリンタ
制御部(パターン決定手段)161 フォントROM
(シンボル記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/30 H 6798−5L 330 6798−5L G06K 17/00 S 7459−5L

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を作成するための用紙に、当該紙
    葉類を構成するための所定のデータを印字する印字手段
    と、前記紙葉類に必ず印字するために用意されたシンボ
    ルの印字パターンを、少なくとも2種類以上記憶するシ
    ンボル記憶手段と、当該シンボルの複数種類ある印字パ
    ターンの中から前記印字手段によって実際に印字する印
    字パターンを決定するパターン決定手段とを備えたこと
    を特徴とする発券システム。
  2. 【請求項2】 前記パターン決定手段は、前記紙葉類に
    印字されるデータにより前記シンボルの印字パターンを
    決定することを特徴とする請求項1記載の発券システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記パターン決定手段は、前記紙葉類に
    印字されないデータにより前記シンボルの印字パターン
    を決定することを特徴とする請求項1記載の発券システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記パターン決定手段は、前記紙葉類に
    印字されるデータ及び前記紙葉類に印字されないデータ
    の双方により前記シンボルの印字パターンを決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の発券システム。
  5. 【請求項5】 前記パターン決定手段は、前記紙葉類を
    発券する装置毎に、それぞれ異なる印字パターンを決定
    することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    1の請求項記載の発券システム。
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