JPH05345158A - グラビア塗布装置 - Google Patents
グラビア塗布装置Info
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- JPH05345158A JPH05345158A JP17895892A JP17895892A JPH05345158A JP H05345158 A JPH05345158 A JP H05345158A JP 17895892 A JP17895892 A JP 17895892A JP 17895892 A JP17895892 A JP 17895892A JP H05345158 A JPH05345158 A JP H05345158A
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- JP
- Japan
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- roll
- gravure
- gravure roll
- peripheral surface
- base film
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗料を周面の刻印部に付着してベ−スフィル
ム上に塗布するグラビアロ−ルとこのグラビアロ−ルに
対向圧接する圧胴ロ−ルとを備え、グラビアロ−ルと圧
胴ロ−ル間に導入出するベ−スフィルム上に塗料を塗布
するグラビア塗布装置において、グラビアロ−ルの周面
に設けた刻印部の幅を圧胴ロ−ルのロ−ル長全幅より狭
くし、厚みむらのない塗膜を歩留まりよく形成する。 【構成】 塗料を周面の刻印部に付着してベ−スフィル
ム上に塗布するグラビアロ−ルとこのグラビアロ−ルに
対向圧接する圧胴ロ−ルとを備え、グラビアロ−ルと圧
胴ロ−ル間に導入出するベ−スフィルム上に塗料を塗布
するグラビア塗布装置において、グラビアロ−ルの周面
に設けた刻印部の幅を圧胴ロ−ルのロ−ル長全幅より狭
くしたグラビア塗布装置
ム上に塗布するグラビアロ−ルとこのグラビアロ−ルに
対向圧接する圧胴ロ−ルとを備え、グラビアロ−ルと圧
胴ロ−ル間に導入出するベ−スフィルム上に塗料を塗布
するグラビア塗布装置において、グラビアロ−ルの周面
に設けた刻印部の幅を圧胴ロ−ルのロ−ル長全幅より狭
くし、厚みむらのない塗膜を歩留まりよく形成する。 【構成】 塗料を周面の刻印部に付着してベ−スフィル
ム上に塗布するグラビアロ−ルとこのグラビアロ−ルに
対向圧接する圧胴ロ−ルとを備え、グラビアロ−ルと圧
胴ロ−ル間に導入出するベ−スフィルム上に塗料を塗布
するグラビア塗布装置において、グラビアロ−ルの周面
に設けた刻印部の幅を圧胴ロ−ルのロ−ル長全幅より狭
くしたグラビア塗布装置
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はグラビア塗布装置に関
し、さらに詳しくは、グラビアロ−ル周面の刻印部に改
良を加えて、厚みむらのない塗膜を歩留まりよく形成で
きるようにしたグラビア塗布装置に関する。
し、さらに詳しくは、グラビアロ−ル周面の刻印部に改
良を加えて、厚みむらのない塗膜を歩留まりよく形成で
きるようにしたグラビア塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気テ−プなどの磁気記録媒体
は、グラビア塗布装置などにより磁性塗料をポリエステ
ルフィルムなどのベ−スフィルム上に塗布、乾燥してつ
くられ、使用されるグラビア塗布装置としては、図5に
示すように、塗料槽2内上方に周面全域に刻印を設けた
グラビアロ−ル10を配設し、このグラビアロ−ル10
に圧胴ロ−ル6を対向して圧設させるとともに、グラビ
アロ−ル10の周面刻印部に付着した余分な磁性塗料を
掻き取るドクタ−ブレ−ド4を備えたグラビア塗布装置
が使用されている。
は、グラビア塗布装置などにより磁性塗料をポリエステ
ルフィルムなどのベ−スフィルム上に塗布、乾燥してつ
くられ、使用されるグラビア塗布装置としては、図5に
示すように、塗料槽2内上方に周面全域に刻印を設けた
グラビアロ−ル10を配設し、このグラビアロ−ル10
に圧胴ロ−ル6を対向して圧設させるとともに、グラビ
アロ−ル10の周面刻印部に付着した余分な磁性塗料を
掻き取るドクタ−ブレ−ド4を備えたグラビア塗布装置
が使用されている。
【0003】そして、磁気記録媒体の製造に際しては、
磁性粉末、結合剤成分、有機溶剤およびその他の必要成
分からなる磁性塗料3を、塗料槽2内に入れて、磁性塗
料3中に下部を浸漬したグラビアロ−ル10を矢印Aで
示す方向に回転させ、ドクタ−ブレ−ド4でグラビアロ
−ル10の周面刻印部に付着した余分な磁性塗料を掻き
取り、ポリエステルフイルムなどのベ−スフィルム5を
グラビアロ−ル10とこのグラビアロ−ル10に圧接し
て矢印B方向に回転する圧胴ロ−ル6との間に走行させ
て、ベ−スフィルム5上に磁性塗料3を塗布している。
磁性粉末、結合剤成分、有機溶剤およびその他の必要成
分からなる磁性塗料3を、塗料槽2内に入れて、磁性塗
料3中に下部を浸漬したグラビアロ−ル10を矢印Aで
示す方向に回転させ、ドクタ−ブレ−ド4でグラビアロ
−ル10の周面刻印部に付着した余分な磁性塗料を掻き
取り、ポリエステルフイルムなどのベ−スフィルム5を
グラビアロ−ル10とこのグラビアロ−ル10に圧接し
て矢印B方向に回転する圧胴ロ−ル6との間に走行させ
て、ベ−スフィルム5上に磁性塗料3を塗布している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
グラビア塗布装置において、従来から使用されているグ
ラビアロ−ル10は、図6に示すようにグラビアロ−ル
10の周面全域にロ−ル長全幅で刻印10aを設け、刻
印部10bの幅を圧胴ロ−ル6のロ−ル長全幅より広く
しているため、圧胴ロ−ル6でベ−スフィルム5を圧接
したとき、圧胴ロ−ル6から受けるベ−スフィルム5の
圧力分布が圧胴ロ−ル6の中央部付近より両エッジ部分
で大きくなる。
グラビア塗布装置において、従来から使用されているグ
ラビアロ−ル10は、図6に示すようにグラビアロ−ル
10の周面全域にロ−ル長全幅で刻印10aを設け、刻
印部10bの幅を圧胴ロ−ル6のロ−ル長全幅より広く
しているため、圧胴ロ−ル6でベ−スフィルム5を圧接
したとき、圧胴ロ−ル6から受けるベ−スフィルム5の
圧力分布が圧胴ロ−ル6の中央部付近より両エッジ部分
で大きくなる。
【0005】その結果、ベ−スフィルム5上に形成され
る磁性層の厚みが、磁気記録媒体原反の両耳部近辺に近
づくにしたがって中央部より厚くなり、そのままロ−ル
状に巻かれると、その部分が盛り上がって伸び変形が生
じ、また中央部に巻きしわが発生して、製品の歩留まり
が低下する。特に、高密度化とともに薄手化が図られて
いる磁気記録媒体においては、厚さを薄くするほどロ−
ル状に巻かれたとき伸び変形や巻きしわが発生しやす
く、歩留まりが大きく低下してしまって、高品質の磁気
記録媒体が得られない。
る磁性層の厚みが、磁気記録媒体原反の両耳部近辺に近
づくにしたがって中央部より厚くなり、そのままロ−ル
状に巻かれると、その部分が盛り上がって伸び変形が生
じ、また中央部に巻きしわが発生して、製品の歩留まり
が低下する。特に、高密度化とともに薄手化が図られて
いる磁気記録媒体においては、厚さを薄くするほどロ−
ル状に巻かれたとき伸び変形や巻きしわが発生しやす
く、歩留まりが大きく低下してしまって、高品質の磁気
記録媒体が得られない。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる現状に
鑑み種々検討を行った結果なされたもので、グラビアロ
−ルの周面に設けた刻印部の幅を圧胴ロ−ルのロ−ル長
全幅より狭くしたグラビア塗布装置を使用することによ
って、これらのグラビアロ−ルと圧胴ロ−ルとの間に導
入出させるベ−スフィルム上に厚みむらのない塗膜を歩
留まりよく形成できるようにし、たとえば、磁性塗料を
使用するときは、厚みむらのない均一な磁性層を形成し
て、伸び変形や巻きしわのない磁気記録媒体原反を得、
歩留まりよく高品質の磁気記録媒体が得られるようにし
たものである。
鑑み種々検討を行った結果なされたもので、グラビアロ
−ルの周面に設けた刻印部の幅を圧胴ロ−ルのロ−ル長
全幅より狭くしたグラビア塗布装置を使用することによ
って、これらのグラビアロ−ルと圧胴ロ−ルとの間に導
入出させるベ−スフィルム上に厚みむらのない塗膜を歩
留まりよく形成できるようにし、たとえば、磁性塗料を
使用するときは、厚みむらのない均一な磁性層を形成し
て、伸び変形や巻きしわのない磁気記録媒体原反を得、
歩留まりよく高品質の磁気記録媒体が得られるようにし
たものである。
【0007】以下、この発明のグラビア塗布装置を示す
図面を参照しながら説明する。図1において、1はグラ
ビアロ−ルであり、下部を塗料槽2内の塗料3中に浸漬
して矢印A方向に回転する。
図面を参照しながら説明する。図1において、1はグラ
ビアロ−ルであり、下部を塗料槽2内の塗料3中に浸漬
して矢印A方向に回転する。
【0008】4はドクタ−ブレ−ドであって、その先端
をグラビアロ−ル1周面の刻印部に当接し、回転するグ
ラビアロ−ル1周面の刻印部に付着して引き上げられる
余分な塗料3を掻き取るようにしてある。
をグラビアロ−ル1周面の刻印部に当接し、回転するグ
ラビアロ−ル1周面の刻印部に付着して引き上げられる
余分な塗料3を掻き取るようにしてある。
【0009】5は連続走行するポリエステルフィルム
で、グラビアロ−ル1に対向圧接して矢印B方向に回転
する圧胴ロ−ル6とグラビアロ−ル1との間を、圧胴ロ
−ル6で押圧されながら走行し、グラビアロ−ル1によ
り所定量の塗料3が塗布されて塗膜が形成される。
で、グラビアロ−ル1に対向圧接して矢印B方向に回転
する圧胴ロ−ル6とグラビアロ−ル1との間を、圧胴ロ
−ル6で押圧されながら走行し、グラビアロ−ル1によ
り所定量の塗料3が塗布されて塗膜が形成される。
【0010】ここで、グラビアロ−ル1は、図2および
図3に示すようにグラビアロ−ル1の周面に多数の独立
した窪みを彫刻して刻印1aを形成し、刻印部1bの幅
を圧胴ロ−ル6のロ−ル長全幅より狭くしている。
図3に示すようにグラビアロ−ル1の周面に多数の独立
した窪みを彫刻して刻印1aを形成し、刻印部1bの幅
を圧胴ロ−ル6のロ−ル長全幅より狭くしている。
【0011】このため、圧胴ロ−ル6でベ−スフィルム
5を圧接したとき、圧胴ロ−ル6から受けるベ−スフィ
ルム5の圧力分布がグラビアロ−ル1の刻印幅1b全域
にわたって均一になり、ベ−スフィルム5上に厚みむら
のない均一な塗膜が形成される。
5を圧接したとき、圧胴ロ−ル6から受けるベ−スフィ
ルム5の圧力分布がグラビアロ−ル1の刻印幅1b全域
にわたって均一になり、ベ−スフィルム5上に厚みむら
のない均一な塗膜が形成される。
【0012】従って、塗料として磁性塗料を使用する
と、ベ−スフィルム5上に厚みむらのない均一な磁性層
が形成され、そのままロ−ル状に巻かれても両エッジ部
分が盛り上がることもなく、伸び変形や巻きしわの発生
もなくて、歩留まりよく高品質の磁気記録媒体が製造さ
れる。
と、ベ−スフィルム5上に厚みむらのない均一な磁性層
が形成され、そのままロ−ル状に巻かれても両エッジ部
分が盛り上がることもなく、伸び変形や巻きしわの発生
もなくて、歩留まりよく高品質の磁気記録媒体が製造さ
れる。
【0013】このように周面の刻印部1bの幅を圧胴ロ
−ル6のロ−ル長全幅より狭くしたグラビアロ−ル1
は、塗料をドクタ−ブレ−ド4で均一に掻き取り、また
刻印されていない部分1cの表面に塗料が付着し、ぬけ
出さないようにするため、グラビアロ−ル1周面の刻印
されていない部分1cの表面を、グラビアロ−ルの周面
に設けた各刻印1aの窪み間平面部1dの表面より平滑
にするのが好ましい。
−ル6のロ−ル長全幅より狭くしたグラビアロ−ル1
は、塗料をドクタ−ブレ−ド4で均一に掻き取り、また
刻印されていない部分1cの表面に塗料が付着し、ぬけ
出さないようにするため、グラビアロ−ル1周面の刻印
されていない部分1cの表面を、グラビアロ−ルの周面
に設けた各刻印1aの窪み間平面部1dの表面より平滑
にするのが好ましい。
【0014】また、このグラビアロ−ル1周面の刻印さ
れていない部分1cの表面と、グラビアロ−ルの周面に
設けた刻印部1bの各頂部1dとを同一平面にするのが
好ましく、このように刻印部1bの各頂部1dをグラビ
アロ−ル1周面の刻印されていない部分1cの表面と同
一平面にすると、ドクタ−ブレ−ド4で塗料を均一に掻
き取ることができ、その結果、厚みむらのない均一な塗
膜が形成される。
れていない部分1cの表面と、グラビアロ−ルの周面に
設けた刻印部1bの各頂部1dとを同一平面にするのが
好ましく、このように刻印部1bの各頂部1dをグラビ
アロ−ル1周面の刻印されていない部分1cの表面と同
一平面にすると、ドクタ−ブレ−ド4で塗料を均一に掻
き取ることができ、その結果、厚みむらのない均一な塗
膜が形成される。
【0015】さらに、グラビアロ−ル1の周面に設けら
れた刻印1aは、図4に示すように、xで示すグラビア
ロ−ル1の回転軸方向に隣合う距離eに対し、yで示す
グラビアロ−ル1の回転軸垂直方向に隣合う距離fを長
くして個々に配列するのが好ましく、刻印1aがこのよ
うに配列されるとベ−スフィルム5上に転写された塗料
が互いに干渉することもなく、平滑化が良好に行われ
て、厚みむらのない均一な塗膜が形成される。
れた刻印1aは、図4に示すように、xで示すグラビア
ロ−ル1の回転軸方向に隣合う距離eに対し、yで示す
グラビアロ−ル1の回転軸垂直方向に隣合う距離fを長
くして個々に配列するのが好ましく、刻印1aがこのよ
うに配列されるとベ−スフィルム5上に転写された塗料
が互いに干渉することもなく、平滑化が良好に行われ
て、厚みむらのない均一な塗膜が形成される。
【0016】このようなグラビアロ−ル1の周面に設け
る刻印1aは、写真製版あるいは腐食等の手段によっ
て、刻印部1bの幅を圧胴ロ−ル6のロ−ル長全幅より
狭くして形成される。
る刻印1aは、写真製版あるいは腐食等の手段によっ
て、刻印部1bの幅を圧胴ロ−ル6のロ−ル長全幅より
狭くして形成される。
【0017】以上のように、図1ないし図4に示すグラ
ビア塗布装置を用いてベ−スフィルム5上に、たとえ
ば、磁性塗料を塗布すると、厚みむらがなく、巻き取り
ロ−ルに巻き取られても伸び変形や巻きしわのない磁気
記録媒体原反が得られ、歩留りよく高品質の磁気記録媒
体が得られるが、高密度化とともに薄手化が図られる磁
気記録媒体においては、特にその効果が発揮され、磁気
記録媒体の全厚が17.0μmで巻き取りロ−ルに巻き取ら
れる巻き数が990以上のとき一段と効果的で、伸び変
形や巻きしわのない薄手で高品質の磁気記録媒体原反が
得られる。
ビア塗布装置を用いてベ−スフィルム5上に、たとえ
ば、磁性塗料を塗布すると、厚みむらがなく、巻き取り
ロ−ルに巻き取られても伸び変形や巻きしわのない磁気
記録媒体原反が得られ、歩留りよく高品質の磁気記録媒
体が得られるが、高密度化とともに薄手化が図られる磁
気記録媒体においては、特にその効果が発揮され、磁気
記録媒体の全厚が17.0μmで巻き取りロ−ルに巻き取ら
れる巻き数が990以上のとき一段と効果的で、伸び変
形や巻きしわのない薄手で高品質の磁気記録媒体原反が
得られる。
【0018】塗料として磁性塗料を用いる場合、磁性塗
料に使用される磁性粉末としては、γ−Fe2 O3 粉
末、Fe3 O4 粉末、γ−Fe2 O3 粉末とFe3 O4
粉末の中間化合物粉末、Co含有γ−Fe2 O3 粉末、
Co含有Fe3 O4 粉末、CrO2 粉末の他、α−Fe
粉末、Co粉末、Fe−Ni粉末、Fe−Co粉末、B
a−フェライト粉末など従来公知の各種磁性粉末が広く
使用される。
料に使用される磁性粉末としては、γ−Fe2 O3 粉
末、Fe3 O4 粉末、γ−Fe2 O3 粉末とFe3 O4
粉末の中間化合物粉末、Co含有γ−Fe2 O3 粉末、
Co含有Fe3 O4 粉末、CrO2 粉末の他、α−Fe
粉末、Co粉末、Fe−Ni粉末、Fe−Co粉末、B
a−フェライト粉末など従来公知の各種磁性粉末が広く
使用される。
【0019】また、磁性塗料に使用される結合剤樹脂と
しては、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、繊維素系
樹脂、ポリビニルブチラ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエ−テ
ル系樹脂、イソシアネ−ト化合物、放射線硬化型樹脂な
ど従来から汎用されている結合剤樹脂がいずれも用いら
れる。
しては、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、繊維素系
樹脂、ポリビニルブチラ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエ−テ
ル系樹脂、イソシアネ−ト化合物、放射線硬化型樹脂な
ど従来から汎用されている結合剤樹脂がいずれも用いら
れる。
【0020】そして、磁性塗料に使用される有機溶剤と
しては、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、トルエン、酢酸エチル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミドな
ど、一般に磁気記録媒体に使用されるものが単独もしく
は二種以上混合して使用される。
しては、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、トルエン、酢酸エチル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミドな
ど、一般に磁気記録媒体に使用されるものが単独もしく
は二種以上混合して使用される。
【0021】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例1 Co含有γ−Fe2 O3 (長軸径 0.4μm、短軸径0.05μ 500重量部 m、保磁力600エルステッド) ニトロセルロ−ス 50 〃 パンデックスT−5250(大日本インキ化学工業社製; 30 〃 ポリウレタン樹脂) コロネ−トL(日本ポリウレタン工業社製;三官能性低分 20 〃 子量イソシアネ−ト化合物) ミリスチン酸 4 〃 メチルイソブチルケトン 850 〃 トルエン 850 〃 この組成物をボ−ルミル中で96時間混合分散して磁性
塗料を調製した。
塗料を調製した。
【0022】次いで、得られた磁性塗料を、図1に示す
グラビア塗布装置を使用して、グラビアロ−ル1で厚さ
14μmのポリエステルフィルム5上に塗布し、乾燥後
の厚さが3μmの磁性層を形成して、巻き取りロ−ルに
巻き取った。巻き回数は1980であった。しかる後、
巻き取りロ−ルに巻き取られた磁気記録媒体原反を巻き
解き、所定の巾に裁断して磁気テ−プをつくったとこ
ろ、磁気記録媒体原反の両耳部の伸び変形が全く見られ
ず、また巻きしわも全く認められず、歩留まりが向上し
て高品質の磁気テ−プが効率よく得られた。
グラビア塗布装置を使用して、グラビアロ−ル1で厚さ
14μmのポリエステルフィルム5上に塗布し、乾燥後
の厚さが3μmの磁性層を形成して、巻き取りロ−ルに
巻き取った。巻き回数は1980であった。しかる後、
巻き取りロ−ルに巻き取られた磁気記録媒体原反を巻き
解き、所定の巾に裁断して磁気テ−プをつくったとこ
ろ、磁気記録媒体原反の両耳部の伸び変形が全く見られ
ず、また巻きしわも全く認められず、歩留まりが向上し
て高品質の磁気テ−プが効率よく得られた。
【0023】比較例1 実施例1において、図1に示すグラビア塗布装置に代え
て、図5に示すグラビア塗布装置を用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テ−プをつくったところ、磁気記
録媒体原反の両耳部に伸び変形があり、また巻きしわが
認められ、両耳部からは磁気テ−プが得られなかった。
て、図5に示すグラビア塗布装置を用いた以外は、実施
例1と同様にして磁気テ−プをつくったところ、磁気記
録媒体原反の両耳部に伸び変形があり、また巻きしわが
認められ、両耳部からは磁気テ−プが得られなかった。
【0024】
【発明の効果】実施例1および比較例1から明らかなよ
うに、比較例1で得られた磁気記録媒体原反は両耳部に
伸び変形があり、また巻きしわも認められ、両耳部から
は磁気テ−プが得られないが、この発明のグラビア塗布
装置で得られた磁気記録媒体原反は、伸び変形や巻きし
わがなく、これを裁断して得られる磁気テ−プの歩留ま
りが向上して高品質の磁気テ−プが効率よく得られる。
うに、比較例1で得られた磁気記録媒体原反は両耳部に
伸び変形があり、また巻きしわも認められ、両耳部から
は磁気テ−プが得られないが、この発明のグラビア塗布
装置で得られた磁気記録媒体原反は、伸び変形や巻きし
わがなく、これを裁断して得られる磁気テ−プの歩留ま
りが向上して高品質の磁気テ−プが効率よく得られる。
【図1】この発明のグラビア塗布装置の概略側面図であ
る。
る。
【図2】図1に示すグラビア塗布装置の要部拡大正面図
である。
である。
【図3】図1に示すグラビア塗布装置のグラビアロ−ル
の刻印部の一部拡大断面図である。
の刻印部の一部拡大断面図である。
【図4】図1に示すグラビア塗布装置のグラビアロ−ル
の刻印部の一部拡大展開平面図である。
の刻印部の一部拡大展開平面図である。
【図5】従来のグラビア塗布装置の概略側面図である。
【図6】図5に示す従来のグラビア塗布装置の要部拡大
正面図である。
正面図である。
1 グラビアロ−ル 1a 刻印 1b 刻印部 1c 刻印されていない部分 1d 窪み間平面部,頂部 2 塗料槽(磁性塗料槽) 3 塗料(磁性塗料) 4 ドクタ−ブレ−ド 5 ポリエステルフィルム(ベ−スフィルム) 6 圧胴ロ−ル
Claims (4)
- 【請求項1】 塗料を周面の刻印部に付着してベ−スフ
ィルム上に塗布するグラビアロ−ルとこのグラビアロ−
ルに対向圧接する圧胴ロ−ルとを備え、グラビアロ−ル
と圧胴ロ−ル間に導入出するベ−スフィルム上に塗料を
塗布するグラビア塗布装置において、グラビアロ−ルの
周面に設けた刻印部の幅を圧胴ロ−ルのロ−ル長全幅よ
り狭くしたことを特徴とするグラビア塗布装置 - 【請求項2】 グラビアロ−ルが、グラビアロ−ル周面
の刻印されていない部分の表面を、グラビアロ−ルの周
面に設けた刻印部の各窪み間平面部の表面より平滑にし
たグラビアロ−ルである請求項1記載のグラビア塗布装
置 - 【請求項3】 グラビアロ−ルが、グラビアロ−ル周面
の刻印されていない部分の表面と、グラビアロ−ルの周
面に設けた刻印部の各頂部とを同一平面にしたグラビア
ロ−ルである請求項1記載のグラビア塗布装置 - 【請求項4】 グラビアロ−ルの周面に設けられた刻印
が、多数の独立した窪みを彫刻して形成された刻印であ
る請求項1ないし3記載のグラビア塗布装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17895892A JPH05345158A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | グラビア塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17895892A JPH05345158A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | グラビア塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05345158A true JPH05345158A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=16057639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17895892A Withdrawn JPH05345158A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | グラビア塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05345158A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1982003953A1 (en) * | 1981-05-06 | 1982-11-11 | Morinaga Shigeki | Method of controlling an electric motor and control unit therefor |
WO1984001865A1 (en) * | 1982-11-02 | 1984-05-10 | Fanuc Ltd | Controller for ac motor |
WO1996006430A1 (en) * | 1994-08-22 | 1996-02-29 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Differential-speed gravure coating of magnetizable layers in the manufacture of magnetic recording media |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP17895892A patent/JPH05345158A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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