JPH0518156Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0518156Y2
JPH0518156Y2 JP1987105148U JP10514887U JPH0518156Y2 JP H0518156 Y2 JPH0518156 Y2 JP H0518156Y2 JP 1987105148 U JP1987105148 U JP 1987105148U JP 10514887 U JP10514887 U JP 10514887U JP H0518156 Y2 JPH0518156 Y2 JP H0518156Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
film
drafting
resin
writable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987105148U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS649765U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987105148U priority Critical patent/JPH0518156Y2/ja
Publication of JPS649765U publication Critical patent/JPS649765U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0518156Y2 publication Critical patent/JPH0518156Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、耐久性のある方眼を有するドラフテ
イングフイルムに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、一般に使用されているドラフテイングフ
イルムは、透明なプラスチツクフイルムの片面あ
るいは両面に、筆記性を有するマツト層を形成し
該マツト層の上に方眼を印刷したものある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のドラフテイングフイルム
は、修正する際、画線あるいはパターンを消しゴ
ム、修正液等によつて消去すると、方眼そのもの
も画線あるいはパターンと共に消失してしまい、
修正するために加筆するときに方眼が存在せず、
修正がたいへん困難であつた。
前記のような修正されたドラフテイングフイル
ムを、例えば第二原図として使用し、陽画感光紙
を用いて第三原図を作成すると、該修正箇所の方
眼が複製されず見にくいという欠陥があつた。
また、製図作業中にトレースを行う場合、トレ
ースする図面等にドラフテイングフイルムを重ね
その四隅を粘着テープで止めて作業を行う場合が
多いが、作業が終了して、止めておいた粘着テー
プを剥がす際、印刷されている方眼も粘着テープ
と一緒に消失してしまうという欠陥があつた。
或いは、インクによつて墨入れするとき、イン
クの種類によつて印刷された方眼の罫線上ではじ
かれてしまい、満足な墨入れができない欠点があ
つた。
更にまた、有機酸や塩化物系の修正液を使用す
ると、方眼が変色したり薄くなることもあつた。
本考案等は、前記した問題点を解消すべく鋭意
研究を重ねた結果、プラスチツクフイルムの上に
紫外線硬化性インキを用いて印刷あるいは写真法
により任意の間隔及び任意の線幅にて方眼を形成
せしめ、更にその上に筆記性マツト層を設けるこ
とにより、筆記性に優れ、且つ、耐久性ある方眼
を具備したドラフテイングフイルムが得られるこ
とを知見して本考案に到達したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案は、プラスチツクフイルム1
の片面に耐溶剤性のある紫外線硬化性インクによ
つて方眼2を設け、その上に筆記性マツト層3を
コーテイングによつて設けて成ることを特徴とす
るドラフテイングフイルムに関する。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を基に詳細に
説明する。
第1図は本考案のドラフテイングフイルムの拡
大部分断面図である。
図面に於いて、1は透明、半透明または不透明
のポリエステルフイルム、ポリカーボネートフイ
ルム、ポリアミドフイルム、ポリブチレンフイル
ム、ポリオレフインフイルムおよびトリアセチル
セルロースフイルム等である。
前記のプラスチツクフイルム1の片面には、方
眼2が設けられている。方眼2は紫外線硬化性イ
ンキにより、印刷あるいは写真法により形成され
ている。本考案で使用される紫外線硬化性インキ
はそのバインダ成分に耐溶剤性樹脂を使用してい
るため、方眼作成後その上に設ける筆記性マツト
層のコーテイング材料として水性タイプ、油性タ
イプいずれも使用することができるため、目的と
する性能を有する筆記性マツト層表面を容易に得
ることができる。
また、紫外線硬化性インキの着色剤として方眼
の使用目的に応じて任意の染料、顔料を採択使用
することができる。
例えば、ドラフテイングフイルムを透過原図と
して使用する場合であつて、且つ、焼き付け後方
眼が必要でない場合は、透明プラスチツクフイル
ムを使用し、紫外線硬化性インキの着色剤として
光源の波長を透過する染料を使用するとよい。
例えば、光源が紫外線の場合は、青、緑系の染
料が使用される。
前記の方眼2をプラスチツクフイルム1の表面
に作成するには、公知のグラビアコータ、ロータ
リースクリーン、校正機等の印刷方法あるいは方
眼の精度が必要とされる場合には、写真法を用い
ることもできる。
本考案では、前記の方眼印刷を平滑なフイルム
面に行うため、マツト状の面に方眼を印刷するよ
りも!?かに精度の良い印刷を行うことが可能であ
る。従つて半導体の設計製図のように正確な細線
を必要とするような場合には特に有用である。
また、反射原稿に使用する場合は、白色不透明
プラスチツクフイルムを使用すれば、加筆した画
線等とのコントラストが向上し作業性が向上す
る。
本考案に於いて、前記方眼2の上に設ける筆記
性マツト層3は、無水珪酸微粉末、沈降性炭酸カ
ルシウム、カオリンクレー、アルミナ微粉末等の
マツト剤、メラミン樹脂、マレイン酸樹脂、キシ
レン樹脂、フエノール樹脂、塩化ビニル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニリデン
樹脂、線状ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、酢酸繊維素樹脂およびポリスチ
レン樹脂等の結合樹脂、メチルエチルケトン、ア
セトン、酢酸エチル、シクロヘキサノン、テトラ
ヒドロフラン、トルオール、キシロール、エタノ
ール、メタノール、イソプロパノール等の有機溶
媒又は水から成る塗布液を塗布、乾燥することに
よつて形成することができる。
実施例−1 ポリエステルフイルム(厚さ100μ)の片面に
紫外線硬化性インキ(FDSマゼンタ:東洋イン
キ製造(株)製品)の原液を使用し、グラビア印刷に
て乾燥膜厚1.5μになるように1mm方眼を印刷し
た。これを100℃で30秒乾燥した後、紫外線照射
機(120w/cm)で硬化させ方眼を得た。
該方眼の印刷面に下記の塗布液を使用し、ロー
ルコーターにて乾燥膜厚が8μになるように塗布
し130℃で3分間乾燥し、筆記性マツト層を設け、
ドラフテイングフイルムを作成した。
ポリエステル樹脂 (パイロン200東洋紡社製品) 14重量部 メラミン樹脂 (サイメル303三井東圧社製品) 6重量部 無水微粉末シリカ (サイロイド65富士デビソン社製品)10重量部 メチルエチルケトン 25重量部 トルオール 25重量部 シクロヘキサノン 20重量部 上記組成の配合物をボールミルによつて24時間
分散混合し、塗布液とした。
得られたドラフテイングフイルムに鉛筆を用い
て図面を製図した後、消しゴムを用いて記録した
図面の一部を消去した結果、方眼は全く消失する
ことなく鮮明に残つていた。
実施例−2 トリアセチルセルロースフイルム(厚さ75μ)
に紫外線硬化性インキ(FDSブラツク 東洋イ
ンキ製造(株)製品)の原液を使用して校正機にて、
1mm方眼を印刷し、これを100℃で30秒間乾燥後、
紫外線照射機(120w/cm)で硬化させ方眼を得
た。
該方眼の印刷面に下記の塗布液を使用し、メイ
ヤーバーにて乾燥膜厚が7μになるように塗布し、
140℃で1分間乾燥し、筆記性マツト層を設け、
ドラフテイングフイルムを作成した。
酢酸ビニール/アクリル系共重合エマルジヨン (ニカゾール30 日本カーバイド社製品)
15重量部 メチロールメラミン樹脂 (スミテツクスM3 住友化学社製品)
5重量部 無水微粉末シリカ (サイロイド65富士デビソン社製品)10重量部 水 70重量部 上記組成の配合物をボールミルによつて24時間
分散混合し、塗布液とした。
得られたドラフテイングフイルムにインク(カ
イメイ社製ゾルA)を用いて墨入れを行つて図面
を記入した。
この図面の一部を修正液を用いて修正を行つた
結果、方眼はそのまま残り画線およびパターンの
みがきれいに消去できた。
〔作用効果〕
本考案のドラフテイングフイルムは、紫外線硬
化性インキによつて方眼がフイルムの平滑な面に
設けてあるため、方眼の罫線の線幅がシヤープで
ある。また、方眼は紫外線硬化性インキによつて
形成されているため、有機酸、塩化物を使用した
修正液等に十分に耐えることができる。また、筆
記性マツト層のコーテイング材料として水性、油
性のいずれも使用でき、目的とする性能を有する
筆記性マツト層表面を容易に得ることができる。
そしてまた、トレース作業時に使用する粘着テー
プを剥がす際に、作業上必要な方眼が消滅するこ
とがなく、再度、加筆する場合に非常に効率の良
いドラフテイングフイルムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案のドラフテイングフイルムの拡大部分断面
図である。 1……プラスチツクフイルム、2……方眼、3
……筆記性マツト層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチツクフイルム1の片面に耐溶剤性のあ
    る紫外線硬化性インクによつて方眼2を設け、そ
    の上に筆記性マツト層3をコーテイングによつて
    設けて成ることを特徴とするドラフテイングフイ
    ルム。
JP1987105148U 1987-07-08 1987-07-08 Expired - Lifetime JPH0518156Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987105148U JPH0518156Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987105148U JPH0518156Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS649765U JPS649765U (ja) 1989-01-19
JPH0518156Y2 true JPH0518156Y2 (ja) 1993-05-14

Family

ID=31337501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987105148U Expired - Lifetime JPH0518156Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0518156Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5501597B2 (ja) * 2008-10-15 2014-05-21 荏原冷熱システム株式会社 吸収ヒートポンプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6250983B2 (ja) * 1980-06-23 1987-10-28 Mitsubishi Electric Corp

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0351171Y2 (ja) * 1985-09-17 1991-10-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6250983B2 (ja) * 1980-06-23 1987-10-28 Mitsubishi Electric Corp

Also Published As

Publication number Publication date
JPS649765U (ja) 1989-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH047720B2 (ja)
CA2056648A1 (en) Thermal Transfer Sheet
EP0083552A2 (en) Sheet material
US6352815B1 (en) Production of large-format composite relief printing plates by laser positioning and subsequent image recording by means of a laser
JPH0518156Y2 (ja)
US5989771A (en) Ink jet recording materials
JPH0732094Y2 (ja) ドラフティングフィルム
US4628337A (en) Reversible image-forming material
JP3206663B2 (ja) インク吸収性マットフィルム
JP5063401B2 (ja) 感圧転写型柄付き修正テープ
DE69316301T2 (de) Selbstklebendes Informationsetikett für Aufzeichnungsträgerkassette und Etikettierverfahren damit
JPH0521425Y2 (ja)
JPH0939452A (ja) 多色感熱記録媒体
JP2725844B2 (ja) 筆記板および画像付筆記板
JPS62264947A (ja) 記録用不透明フイルム
JPS6287398A (ja) 筆記用シ−トおよびその製法
JPH0525901Y2 (ja)
JPH0518137Y2 (ja)
JPS6398653A (ja) フオトクロミツクフイルム
JPH0737178B2 (ja) 透明記録用原図の作成方法
JPS6135947B2 (ja)
JPH06166988A (ja) 光に透かしても文字等が裏へ透けない紙
JPH0930122A (ja) 多色感熱記録媒体
JPH07149089A (ja) インクジェット記録シート保存用ファイル
CN1036167A (zh) 纸漏印刷的制版方法