JPH05345120A - 媒体バスケット・ミルと成分を液体担体中に分散させる 分散方法 - Google Patents

媒体バスケット・ミルと成分を液体担体中に分散させる 分散方法

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JPH05345120A
JPH05345120A JP4356182A JP35618292A JPH05345120A JP H05345120 A JPH05345120 A JP H05345120A JP 4356182 A JP4356182 A JP 4356182A JP 35618292 A JP35618292 A JP 35618292A JP H05345120 A JPH05345120 A JP H05345120A
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JP
Japan
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basket
media
impeller
mixture
mill
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Application number
JP4356182A
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English (en)
Inventor
Herman H Hockmeyer
ハーマン、エイチ、ハクメイア
John A Paterson
ジァン、エイ、パタスン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAKUMEIA EQUIP CORP
Hockmeyer Equipment Corp
Original Assignee
HAKUMEIA EQUIP CORP
Hockmeyer Equipment Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05345120A publication Critical patent/JPH05345120A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F23/00Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
    • B01F23/50Mixing liquids with solids
    • B01F23/57Mixing high-viscosity liquids with solids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C17/00Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
    • B02C17/16Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge
    • B02C17/168Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge with a basket media milling device arranged in or on the container, involving therein a circulatory flow of the material to be milled
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F33/00Other mixers; Mixing plants; Combinations of mixers
    • B01F33/80Mixing plants; Combinations of mixers
    • B01F33/83Mixing plants specially adapted for mixing in combination with disintegrating operations
    • B01F33/8305Devices with one shaft, provided with mixing and milling tools, e.g. using balls or rollers as working tools; Devices with two or more tools rotating about the same axis

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体成分の前もっての粉砕及び液体担体との
前もっての混合の必要なく、一層微細に分割した固体成
分の分散を一層短い時間内に過度のチャタリング及びバ
スケットからのビードの逃げなしに達成することにあ
る。 【構成】 媒体バスケット・ミル10は、各別の媒体エ
レメント76の媒体床74を入れ、混合容器12内の成
分及び液体担体のバッチ中に浸すバスケット60を備え
ている。循環路に沿ってバスケットとバスケット内の媒
体床を通って混合物を移動させるように、前記バスケッ
トの第1端部に隣接して第1の圧力差を生ずる第1の羽
根車150を設ける。さらに前記混合物の流量を増すが
前記バスケットからその第2端部を経て前記媒体エレメ
ントが逃げるのを防ぐために、前記バスケットの第2端
部に隣接して第2の圧力差を生ずる第2の羽根車160
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に選定した成分の
液体中への分散、ことにペイント、塗料、インク及び類
似の製品の製造の場合のように、固体成分を細分し液体
ビヒクル(vehicle)中に分散させる装置及び方
法におけるように粉末化固体の液体担体(carrie
r liquid)への分散に関する。
【0002】
【発明の背景】たとえばペイントは、微細粒子に粉砕さ
れ液体ビヒクルと混合し又は配合した顔料で作られる。
現在では、粉砕媒体のバスケットを、容器中に保持した
担体ビヒクルと混合する顔料バッチ中に浸し顔料及び液
体ビヒクルの混合物を、バスケットを通りこのバスケッ
ト内に入れた粉砕媒体の床を経て液体ビヒクル中の微細
化顔料の所望の分散が得られるまで循環させることによ
り所望の粉砕及び混合の作用を行う装置が利用されてい
る。バスケットは、開いた入口を形成した上端部を持つ
円筒形側壁と、底部とを備え、大体において1l以下な
いし約400lの範囲内の容量を持つ。かごの壁は、側
壁の周辺のまわりと底壁とに穴、通常みぞ穴の形の穴を
形成した格子状材料から構成してある。媒体床(med
ia bed)は、或る質量の各別の媒体エレメント
(media elements)通常各別のビード
(bead)の形が好適であり、これ等のビードは、バ
スケット内にビードを入れるように、バスケット壁のみ
ぞ穴の横方向直径より大きい直径を持つ。一般に媒体床
はバスケット内の容積の80ないし90%を占める。
【0003】かきまぜ棒又は類似のかきまぜ用具は、バ
スケット内に位置させ、バスケットは静止したままにし
て媒体床を経て回転し、バスケットを経て混合物が循環
する際にビードをかきまぜる。混合物の循環は通常、バ
スケットの底壁の下側に位置し、バスケットの中心軸線
のまわりに回転する羽根車によって生ずる。羽根車はこ
の羽根車の軸線方向の前後に圧力差を生ずる。この圧力
差によりバスケットを経て混合物を吸引しこの混合物を
容器内でかごのまわりに循環させる。すなわちバスケッ
トのまわりを通り、かつこのバスケットを通過する循環
路に沿って循環が起る。このような循環中に顔料及び液
体ビヒクルの混合物は、媒体床のビードとの接触によっ
て媒体床内でせん断作用を受ける。これ等のビードは、
上下に往復動するように又回転する状態でかきまぜ棒に
より動かされる。従って顔料は微細な粒子に分割され、
これ等の微細粒子は液体ビヒクル内に分散して十分に混
合したバッチを生ずる。容器は通常、せん断作用により
生ずる温度の上昇によるバッチの過熱を防ぐように冷却
ジャケットを設けてある。
【0004】所要の微細度及び分散度に達すると、バッ
チができあがり、バスケットを容器から引出す。たとえ
ば別の色のペイントのバッチのように異なる成分を持つ
別のバッチを処理するには、装置を清掃することが必要
になる。清掃は最も一般的には、通常同じ混合容器内又
は類似の容器内の溶媒浴内にバスケットを浸し、かきま
ぜ棒及び羽根車を回転し、ビードをかきまぜてこれ等の
ビードを溶媒に露出しながら溶媒を媒体床を経て循環さ
せることによって行う。清掃し終ると、かごは次のバッ
チ内に浸す状態になる。
【0005】前記したような媒体バスケット・ミルは、
それぞれ異なる容量を持ち型式番号SS−L、SS−
3、SS−10及びSS−20として大阪市の浅田鉄工
所(Asada Iron Works Co.,Lt
d)から今日市販されている。又イタリヤのミロデュア
(Mirodur)S.p.A.から商標名「ターボミ
ル(TURBOMILL)」として大体同様な装置が市
販されている。
【0006】本発明者の実験の結果、媒体バスケット・
ミルは若干の欠点のあることが分った。とくに顔料を前
もって粉砕し、液体ビヒクルとの混合物を媒体バスケッ
ト・ミルに入れるのに先だって顔料を液体ビヒクルと前
もって混合する必要のあることが多い。このような手順
では比較的低い粘度の混合物だけをバスケットを通過さ
せ、バスケット壁のみぞ穴の詰まりを防ぐようにするこ
とが必要である。さらに流量が比較的低いので、全処理
を終えるのに比較的長い時間がかかる。流量を増すのに
一層大きい羽根車又は適当に一層高い回転速度を使うよ
うにすると、媒体床の過度の運動及びかきまぜを生じ、
ビードの振動振幅が過度になり又はビードのチャタリン
グが過度になり、従って媒体床からバスケットの上端部
の開いた入口から出るビードの損失を生ずる。さらに、
一層高い速度の作動は摩耗が増すので有害である。なお
一層高い作動速度では媒体床は質量体として移動し。ビ
ードの揺動運動の有効性が失われる。粉砕及び混合の処
理を終えるのに過度の時間を必要とするほかに、バスケ
ットを溶媒中に浸すと清掃処理に比較的長い時間を必要
とし必ずしも十分有効とはいえない。
【0007】本発明は、前記した装置に伴う多くの問題
を除き以下に述べる幾つかの目的及び利点を持つ。第1
に、バスケットの上端部に位置させた第2の羽根車の使
用によって、このバスケットを通る混合物の一層よい循
環が得られ、すなわち混合物の循環が一層早く一層一様
になり、従来の装置に比べて温度上昇が減り流量(th
roughput)が増す。さらに粉砕及び混合操作
は、一層効率的であり、多くの場合、前もっての粉砕及
び前もっての混合の必要を除去するのに充分有効であ
る。一層微細に分割した固体の分散が一層短い時間内に
達成される。さらに媒体床内の過度のチャタリング及び
バスケットからのビードの逃げがなく、大容量低速度の
羽根車の使用ができる。さらにバスケットの壁のみぞ穴
に詰まる傾向が減る。なお清掃は、流量が増すことによ
って一層早く一層容易になり又一層十分になることによ
り、製造作業の際にたとえば互いに異なる色のペイント
のバッチの製造の際に1つのバッチから別のバッチへの
切換えを容易にする。
【0008】前記の目的及び利点と共に別の目的及び利
点を得るために本発明によれば、混合容器内に選定した
成分と液体担体との混合物を生成するように、前記成分
を前記液体担体中に分散させる、媒体バスケット・ミル
において、内部と内面及び外面を持つバスケット壁とを
持ち、第1端部及び第2端部の間に軸線方向に延び、前
記第2の端部に入口を設けたバスケットと、前記バスケ
ット壁に形成され、このバスケット壁の内面から外面ま
で延びる多数個の穴と、各別の媒体エレメントから成
り、前記バスケットの内部に入れられ、前記媒体エレメ
ントと前記バスケット壁の穴との相対寸法を定めること
により、前記バスケットの内部内に保持できるようにし
た、媒体床と、前記バスケットを、前記混合容器内の混
合物中に浸したときに、前記バスケットを通りかつこの
バスケット内の前記媒体床を通る循環路に沿い混合物を
移動させるように、前記バスケットの第1端部に隣接し
て第1の圧力差を生じさせる第1の羽根車手段と、前記
バスケット及びこのバスケット内の前記媒体床を通る前
記混合物の流量を増加させるが、前記バスケットからこ
のバスケットの第2端部の入口を経て前記媒体エレメン
トの逃げるのを妨げるために、前記循環路に沿って前記
バスケットの入口内にかつ前記バスケットを通りかつこ
のバスケット内の前記媒体床を通る前記混合物の移動を
援助するように、前記バスケットの第2端部に隣接して
第2の圧力差を生じさせる第2の羽根車手段と、を包含
する媒体バスケット・ミルを提供する。さらに本発明に
よれば、混合容器内に選定した成分と、液体担体との混
合物を生成するように、前記成分を前記液体担体中に分
散させる分散方法において、バスケット壁を持ち、第1
端部と第2端部との間に軸線方向に延び、かつ前記第2
端部の入口と前記バスケット壁の多数個の穴とを備え、
媒体床を入れたバスケットを、前記混合容器内の前記成
分及び液体担体のバッチ内に浸す段階と、前記循環路に
沿って前記バスケットを通り、かつこのバスケット内の
前記媒体床を通って前記混合物を移動させるように、前
記バスケットの前記第1端部に隣接して第1の圧力差を
生じさせる段階と、前記バスケットとこのバスケット内
の前記媒体床を通る混合物の流量を増加するが、前記バ
スケットの第2端部の入口を通って前記バスケットから
前記媒体エレメントの逃げるのを妨げるために、前記循
環路に沿って前記バスケットの入口内に、かつ前記バス
ケットを通り、かつこのバスケット内の前記媒体床を通
る前記混合物の移動を援助するように、前記バスケット
の前記第2端部に隣接して第2の圧力差を生じさせる段
階と、を包含する分散方法を提供する。
【0009】以下本発明の好適な実施例を添付図面につ
いての詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1及び2には本発明により構成したバスケ
ット媒体ミル(basket media mill)
すなわち媒体バスケット・ミル((media bas
ket mill)10を例示してある。媒体バスケッ
ト・ミル10は、製造工場の床のような扁平面16に沿
って移動するよう足車14に支えた大体において円筒形
の混合容器12を備えている。混合容器12は、混合容
器12の上端部20から下端部22に軸線方向に延びる
壁18を備えている。混合容器12は、下端部22に出
口24と混合容器12の内容物を選択的に排出できる弁
26とを設けてある。
【0011】冷却ジャケット30は、側壁18の大部分
を囲み、上部区間32及び下部区間34に分割してあ
る。上部区間32は、上部区間32内で循環させようと
する冷却材通常水の導入用の入口36と、循環した冷却
材の取出し用の出口38とを備えている。同様に下部区
間34は、下部区間34を経て冷却材を循環させること
のできる入口40及び出口42を備えている。冷却ジャ
ケット30は、普通の構造のもので、粉砕及び混合操作
により混合容器12の内容物を加熱する傾向があるか
ら、混合容器12内で処理する材料を冷却するように設
ける。
【0012】混合容器12の上端部20には取りはずし
可能なカバー44を適宜に位置させる。第1の固着フラ
ンジ46は、混合容器12の上端部20の周辺に沿って
設けられ、第1固定用のフランジ46に補形的な第2の
固定用のフランジ48は、カバー44の下端部50の対
応する周辺に沿って設けてある。カバー44を混合容器
12の上端部に位置させるときは、フランジ46,48
はクランプ52により互いに締付けてある。さらに混合
容器12及びカバー44の間にシール54を設け、混合
容器12の内容物が逃げないようにしてある。カバー4
4には後述の目的を持つ中心穴56を設けてある。カバ
ー44を設けることは適宜であり、媒体バスケット・ミ
ル10は、混合容器12内で処理する材料の性質に従っ
て、カバー44なしでも作動できる。カバー44を取付
けてあるときは、混合容器12内で処理しようとする材
料はカバー44の入口58を経て送出す。カバーを使わ
ないときは、処理しようとする材料は、単に混合容器1
2の開いた端部20を経て混合容器12内に注入され
る。
【0013】バスケット[basket]60は、混合
容器12内に選択的にそう入され、混合容器12の内容
物中に浸すようにする。好適とする構造では、バスケッ
ト60の容積は、混合容器12の容積の約1/10であ
る。たとえば、バスケット60の容積は、1ガロンであ
るが、混合容器12は10ガロンの容積を持つ。図2及
び3と共に図1に明らかなように、バスケット60は、
大体において円筒形の形状を持ち、上端部64の入口6
3から下端部66に延びる円筒形の側壁62を備えてい
る。底壁68は、バスケット60の下端部66にわたっ
ている。バスケット60の円筒形の側壁62は、側壁6
2を半径方向に貫通する軸線方向みぞ穴70の形で示し
た穴を持つ格子状材料から構成してある。別のみぞ穴7
2の形の同様な穴は底壁68を貫いて軸線方向に延び
る。媒体床74は、バスケット60内に位置させ、ビー
ド76として例示した各別の媒体エレメント(medi
aelements)の質良体の形にするのがよい。各
ビード76及び各みぞ穴70,72の相対寸法は、媒体
床74をバスケット60内に保持するような寸法であ
る。すなわち各みぞ穴70,72の横幅はビード76の
最小直径よりは大きくない。好適とする構造では、各み
ぞ穴70,72の横幅は、バスケット60内のビード7
6の最小直径の約1/3とし、バスケット60を通る混
合容器12の内容物の流れを容易にすると共に、バスケ
ット60からビード76が逃げないようにする。1例と
してビード76は、0.25mmないし4.0mmの範
囲内の直径を持ち、ガラス、セラミック、プラスチッ
ク、金属またはその他の高密度の材料のような任意適当
な材料で作ることができる。さらに処理する混合物は、
各みぞ穴70が側壁62の内面80の小さい方の寸法と
側壁62の外面82の大きい方の寸法とを持つように示
してある図3に例示するように、バスケット壁の内面の
小さい方の寸法から外面の大きい方の寸法まで各みぞ穴
70,72にテーパを付けることにより、混合物がバス
ケット60から各みぞ穴70,72を経て出る際に処理
される混合物に一層強いせん断作用が加わる。各みぞ穴
70,72のテーパ付き形状により、混合物がバスケッ
ト60を出る際に各みぞ穴70,72を通過する材料に
ベンチュリ状の作用を誘起し、混合物に一層高いせん断
作用を生ずる。
【0014】駆動軸90は、バスケット60を貫いて軸
線方向に延び、カバー44の中心穴56内にはまり、こ
の中心穴を密封する支持板94に支えた上部軸受92
と、バスケット60の底壁68内の下部軸受96とに、
バスケット60に対して回転するように軸架してある。
柱100,102,104[柱104は図1及び2の駆
動軸90の後方に一部が隠れている]は、バスケット6
0に支持板94を連結し、支持板94を中心穴56内に
適当にはめカバー44を混合容器12に締付けたとき
に、混合容器12内の確実な固定の位置に取付ける。駆
動列110は、駆動軸90の上端部に固定した第1のプ
ーリ112と、駆動電動機118の出力軸116に固定
した第2のプーリ114と第1及び第2のプーリ11
2,114を結合する駆動ベルト120とを備え、駆動
電動機118の作動により駆動軸90を駆動軸90の中
心軸線のまわりに回転するようにする。駆動電動機11
8は、主フレーム124のアーム122に支えてある。
アーム122は連結部材126を介して支持板94に固
定してある。
【0015】主フレーム124は、扁平面16及びアー
ム122の間に延びる上下方向支柱128を備えてい
る。アーム122は、上下方向支柱128内に位置させ
た上下方向に可動な流体圧リフト130に取付けてあ
る。混合容器12は、上下方向支柱128に支えられ混
合容器12に部分134で取りはずし可能に固定したク
ランプ・アセンブリ132により、上下方向支柱128
に対して保持してある。混合容器12からバスケット6
0を取出そうとするときは、第1及び第2の締付け用の
フランジ46,48と、混合容器12からのカバー44
の同時の解放とができるようにクランプ52を解放す
る。流体圧リフト126を作動し、主フレーム123と
共にカバー44及び支持板94を持上げ、バスケット6
0を混合容器12から取出す。このようにしてバスケッ
ト60を混合容器12から選択的に取出す。クランプ・
アセンブリ132を解放すると、混合容器12を別の場
所に動かすことができる。バスケット60とその中の媒
体床74とを清掃しようとするときは、混合容器12と
同様な別の混合容器を、バスケット60の下方に位置さ
せ、バスケット60を、この別の混合容器内の溶媒浴中
に下げる。次いで駆動電動機110を作動して、駆動軸
90を回し、バスケット60及び対応する部品の清掃を
行う。これ等の部品の若干を以下に詳しく述べる。
【0016】図2に明らかなように複数のかきまぜ棒1
40が駆動軸90に支えられ、駆動軸90から媒体床7
4内に半径方向外方に延びている。かきまぜ棒140の
自由端部は、バスケット60の側壁62の内面80から
極めて小さい半径方向距離だけ半径方向に間隔を置き、
側壁62の内面80に密接に隣接するようにするのがよ
い。この例ではこの小さい半径方向距離は、媒体床74
のビード76の所定の直径のわずかに約1.5倍に等し
い。同様に最下部のかきまぜ棒140Lは、バスケット
60の底壁68の内面から極めて小さい軸線方向距離だ
け軸線方向に間隔を置き、底壁68の内面に密接に隣接
する。好適とする小さい軸線方向距離は、ビード76の
所定の直径のわずかに約1.5倍に等しい。さらにかき
まぜ棒140は、駆動軸90に沿い軸線方向にらせん形
の配列に配置してある。駆動軸90と共にかきまぜ棒1
40の回転中にビード76は主としてチャタリング及び
ふくらみを生ずる状態で、すなわち乱雑な上下運動をす
るように動かされる。かきまぜ棒140を側壁62の内
面80から極めて短い半径方向距離だけ間隔を置き、又
最下部のかきまぜ棒140Lを、底壁68の内面から極
めて短い軸線方向距離だけ間隔を置き、この場合好適と
する半径方向距離及び軸線方向距離がビード76の直径
のわずかに約1.5倍に等しくすることによって、ビー
ド76は回転運動をするだけの質量体として運動するの
でなくて前記したチャタリング運動の状態で動かされ、
所望のせん断又は摩砕の作用が高められる。さらに媒体
床の締め固め、又みぞ70,72の詰まりの傾向が減
る。一般に媒体バスケット・ミル10内で行われる混合
の約90%はバスケット60内で生ずる。
【0017】バスケット76を経て混合物を循環させる
ように、バスケット60の底壁68の下方で、これに密
接に隣接して駆動軸90の下端部で、羽根車150を備
えた手段を、駆動軸90と共に回転するように連結して
ある。羽根車150は、円筒形の囲い板152内で回転
する。囲い板152は、バスケット60の側壁62の下
端部66に固定され、これから重下する。羽根車150
は、その全直径よりわずかしか大きくない内径を持つ。
羽根車150は、この羽根車の軸線方向の前後に図2の
矢印154,156,158により示すように混合容器
12内の循環路に沿う混合物の循環を誘起する圧力差を
生ずる。前記循環路は、バスケット60を通過し、混合
物は、バスケット60から側壁62及び底壁68を経て
出る。
【0018】本発明の好適な実施例の寸法の1例とし
て、混合容器12の内径は、約36インチであり、バス
ケット60の内径は、約18インチであり、バスケット
60の上下方向高さは約9インチである。羽根車150
は、バスケット60の内径とほぼ等しい全直径を持ち、
駆動軸90は約450rpmの最高速度で回転する。す
なわち羽根車150の先端の最高速度は約2100ft
/minであるが、この速度は、混合容器12内の混合
物の粘度によって変えることができる。
【0019】液体ビヒクル中への顔料の分散では、駆動
軸90の回転により羽根車150を回転し、顔料及び液
体ビヒクルの混合物を矢印154,156,158によ
り示した循環路に沿って移動させる。このようにして液
体ビヒクル及び顔料をバスケット60を通り、かつバス
ケット60内の媒体床74を通って流す。これと同時に
かきまぜ棒140により、媒体床74のビード76のチ
ャタリングと、ビード76の相対的揺動運動とが生ず
る。ビード76のこの運動は顔料に作用を及ぼし顔料及
びビード76間にせん断作用を生じ顔料を微細粒に破断
する。これ等の微細粒は液体ビヒクル内に分散して均等
な混合物を生成する。本発明装置も前記した従来の装置
もこの基本的機構に基づいている。しかし従来の装置で
は問題を伴っている。
【0020】とくに従来の装置は、混合してない顔料及
び液体ビヒクルを混合容器内に直接受入れ、次いで許容
できる作動時限にわたり顔料を粉砕し液体ビヒクル中に
分散させる点であまり有効でない。従って公知の構造で
は、混合物の混合容器への送出しに先だって顔料を前も
って粉砕し顔料及び液体ビヒクルを前もって混合し、比
較的低粘度のスラリだけをバスケットと、このバスケッ
ト内に入れた媒体床とに送給することが必要である。こ
のようにしないとバスケットは、「詰まり」(chok
e)を生じやすく、混合物がバスケットの壁を通って出
ない。バスケットを通る量は、バスケット内のビード及
び混合物の同化が遅いので比較的少ない。従来の媒体バ
スケット・ミルでは流量が比較的遅いので、全体処理は
完了するのに比較的長い時間がかかる。比較的長い時間
のかかる粉砕及び混合の処理のほかに、かごを溶媒を入
れた容器内に入れるときに清掃処理に比較的長い時間が
かかる。流量を増すのに羽根車の速度をなお適度に増そ
うとすると、媒体床に過度のチャタリングを生じ、媒体
床のビードがバスケットの開いた上端部から逃げるよう
になる。回転速度をさらに増すと、媒体床が一体になっ
て回転し、床の揺動運動の有効性が失われる。又速度の
増大により、媒体バスケット・ミルの部品と共に媒体床
内の媒体の摩耗も増大する。
【0021】本発明は従来の多くの問題を除くことがで
きる。すなわち第2のすなわち上部の羽根車160を備
えた手段を、バスケット60の上端部でバスケット60
への入口63に隣接して駆動軸90にこれと一緒に回転
するように連結する。上部の羽根車160は、羽根車1
60を密接に囲む上部の管状の囲い板162内で回転す
る。羽根車160の回転により、羽根車160の軸線方
向の前後に圧力差を生じ、バスケット60への入口63
の圧力が上昇する。上部の羽根車160により生ずる圧
力差は、下部の羽根車150により生ずる圧力差より低
く、そして下部の羽根車150により生ずる圧力差の約
半分が好適である。このようにして2つの羽根車15
0,160は、バスケット60を通る混合物の流量を高
めるように、バスケット60の軸線方向の前後につりあ
った圧力差が得られると共に、液体ビヒクル内の顔料の
最適の粉砕及び分散のために媒体床74中のビード76
の適当なかきまぜに役立つ。図示の実施例では下部及び
上部の羽根車150,160は同じ速度で回転し、上部
の羽根車160は下部の羽根車150の全直径より小さ
い全直径を持ち、上部の羽根車160の前後に、下部の
羽根車150の前後に生ずる圧力差より低く、通常下部
の羽根車150の前後に生成する圧力差の値の約半分の
圧力差を生ずる。上部の羽根車160の全直径の下部の
羽根車150に対する比率は9:16にするのがよい。
すなわち約18インチの全直径を持つ下部の羽根車15
0に対して、上部の羽根車160は約10 1/8イン
チの全直径を持つ。従ってバスケット60を通る循環
は、一層早く一層均等であり、粉砕混合の作用は一層有
効で予備粉砕及び予備混合の作用を利用する必要がな
い。さらに前記したように体積流れが比較的大きいので
清掃が容易で一層十分であり、異なるペイント・バッチ
の製造の際に1つの色から別の色に切換える場合と同様
に作業中に1つのバッチから別のバッチに切換えること
が比較的容易になる。
【0022】下部の羽根車150及び上部の羽根車16
0により生ずる各圧力差と共に、バスケット60に沿う
軸線方向の圧力降下によって得られるつりあいにより、
バスケット60を経て一定の均等な流れが確実に得られ
る。さらに下部の羽根車150は、バスケット60の上
端部の入口63を通るビード76の逃げを生ずるビード
76の不当に大きい上下方向振動又は過度のチャタリン
グを上部の羽根車160が防ぐから、一層大きい体積容
量を持つようにすることができる。下部の羽根車150
及び上部の羽根車160の相対寸法及び相対的体積容量
は、バスケット60を経て流れる混合物の圧力の適当な
つりあいを生ずるように調整する。
【0023】上部の羽根車160の使用により利用でき
る体積流量の増大によって、粉砕及び混合の割合が増
す。バスケット60を通る体積流量の増大により従来の
装置で生ずる温度上昇に比べて処理される混合物の温度
上昇が減り、混合する材料を劣化させる傾向の減ること
が認められる。しかし付加的な対策として好適な実施例
では、バスケット60の上端部に上部の囲い板162の
外周辺のまわりに冷却カラー170を設けて、処理され
る混合物の温度をさらに制御する。流入する冷却材の通
路172は、柱100を貫いて延び、水のような冷却材
の供給源(図示してない)に、冷却カラー170を連結
し、又流出する冷却材の通路174は、柱104を貫い
て延び、冷却材カラー170に冷却材供給源を連結し、
冷却材循環路を完成する。従って上部の羽根車160を
過ぎて流れる混合物は、混合する材料の温度を下げるよ
うに冷却カラー170により冷却される。温度プローブ
[temperature probe]176は、混
合物の温度を検知し、供給源から冷却カラー170への
冷却材の流れを制御する信号を生ずる。
【0024】図示の実施例では、下部の羽根車150及
び上部の羽根車160により生ずる圧力差の間の適当な
比率は、羽根車直径の選択により得られるが、所望の比
率を得るには他の手段が利用できる。すなわち同じ直径
を持つ下部及び上部の羽根車は、上部の羽根車を、下部
の羽根車より低い速度で駆動する。たとえば1対の同軸
の駆動軸は1本ずつ各羽根車に連結され、個別の駆動電
動機により互いに異なる速度で別個に駆動する。或は同
軸の駆動軸は、単一の駆動電動機により駆動される減速
歯車システムにより連結することができる。全部の提案
された構造で上部の羽根車により生ずる圧力差は、下部
の羽根車により生ずる圧力差より低く、混合される材料
の最適の流量(throughput)が得られるよう
にバスケットに沿い媒体床を通る圧力をつりあわせる。
【0025】本発明により前記した目的及び利点が得ら
れるのは明らかである。すなわちバスケットの上端部に
位置させた第2の羽根車の使用により、バスケットを通
る混合物の一層よい循環が得られる。すなわち混合物の
循環は、従来の装置に比べて一層早く一層均等になり、
流量が増すと共に温度上昇が減る。粉砕及び混合の作用
は一層有効であり、多くの例における予備粉砕及び予備
混合の必要をなくすのに十分なだけ有効である。一層細
分した固体の分散は一層短い時限で得られる。さらに一
層大きい容量の羽根車は、媒体内の過度のチャタリング
と、バスケットからのビードの散逸とを伴わないで使う
ことができる。さらに粉砕媒体がバスケットの壁のみぞ
穴に詰まる傾向が減る。なお流量の増加により、清掃は
一層早く一層容易になり一層十分であり、製造作業たと
えば異なる色のペイントのバッチの製造で1つのバッチ
から別のバッチへの切換えを容易にする。
【0026】本発明の好適な実施例の前記の説明は単に
例示したものであるのはもちろんであり、本発明はなお
その精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による媒体バスケット・ミルの1実施例
の縦断面図である。
【図2】図1の媒体バスケット・ミルの混合容器、バス
ケット、かきまぜ棒及び羽根車を示す拡大縦断面図であ
る。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
10 媒体バスケット・ミル 12 混合容器 60 バスケット 62,68 バスケット壁 63 入口 64 第2端部 66 第1端部 70,72 穴 74 媒体床 76 媒体エレメント(ビード) 80 内面 150 第1の羽根車 160 第2の羽根車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジァン、エイ、パタスン アメリカ合衆国ニュージャーズィ州08742、 ポイント ・プレズァント、カティジ・プ レイス 1314番

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合容器内に選定した成分と液体担体と
    の混合物を生成するように、前記成分を前記液体担体中
    に分散させる、媒体バスケット・ミルにおいて、 内部と内面及び外面を持つバスケット壁とを持ち、第1
    端部及び第2端部の間に軸線方向に延び、前記第2の端
    部に入口を設けたバスケットと、 前記バスケット壁に形成され、このバスケット壁の内面
    から外面まで延びる多数個の穴と、 各別の媒体エレメントから成り、前記バスケットの内部
    に入れられ、前記媒体エレメントと前記バスケット壁の
    穴との相対寸法を定めることにより、前記バスケットの
    内部内に保持できるようにした、媒体床と、 前記バスケットを、前記混合容器内の混合物中に浸した
    ときに、前記バスケットを通りかつこのバスケット内の
    前記媒体床を通る循環路に沿い混合物を移動させるよう
    に、前記バスケットの第1端部に隣接して第1の圧力差
    を生じさせる第1の羽根車手段と、 前記バスケット及びこのバスケット内の前記媒体床を通
    る前記混合物の流量を増加させるが、前記バスケットか
    らこのバスケットの第2端部の入口を経て前記媒体エレ
    メントの逃げるのを妨げるために、前記循環路に沿って
    前記バスケットの入口内にかつ前記バスケットを通りか
    つこのバスケット内の前記媒体床を通る前記混合物の移
    動を援助するように、前記バスケットの第2端部に隣接
    して第2の圧力差を生じさせる第2の羽根車手段と、を
    包含する媒体バスケット・ミル。
  2. 【請求項2】 前記第2の圧力差を、前記第1の圧力差
    より低くした、請求項1の媒体バスケット・ミル。
  3. 【請求項3】 前記第1の羽根車手段に、第1の全直径
    を持ち、前記バスケットの前記第1端部に隣接して回転
    するように取付けた第1の羽根車を設け、 前記第2の羽根車手段に、第2の全直径を持ち、前記バ
    スケットの前記第2端部に隣接して回転するように取付
    けた第2の羽根車を設け、 前記第1の羽根車及び第2の羽根車を、同じ回転速度で
    回転させるように、前記第1の羽根車及び第2の羽根車
    に連結した駆動手段を備え、 前記第2の全直径を、前記第1の全直径より小さくし
    た、請求項1の媒体バスケット・ミル。
  4. 【請求項4】 前記第2の全直径の前記第1の全直径に
    対する比率を、約9:16にした、請求項3の媒体バス
    ケット・ミル。
  5. 【請求項5】 前記バスケットを、前記第1端部が下端
    部になり、前記第2端部が上端部になるように向きを定
    め、 前記バスケット壁に、前記バスケットの前記第1端部と
    前記第2端部との間に軸線方向に延びる大体において円
    筒形の側壁と、前記第1端部に広がる底壁とを設け、 前記各穴を前記側壁及び底壁に位置させ、 前記第1の羽根車手段を、前記底壁の外面に隣接して前
    記下端部に位置させ、 前記第2の羽根車手段を、前記バスケットの入口に隣接
    して前記上端部に位置させた、請求項1の媒体バスケッ
    ト・ミル。
  6. 【請求項6】 前記バスケットに中心軸線を設け、前記
    第1の羽根車手段に、第1の全直径を持ち、前記バスケ
    ットの前記第1端部に隣接して前記中心軸線のまわりに
    回転するように取付けた第1の羽根車を設け、 前記第2の羽根車手段に、第2の全直径を持ち、前記バ
    スケットの前記第2端部に隣接して前記中心軸線のまわ
    りに回転するように取付けた第2の羽根車を設け、 前記第1の羽根車及び第2の羽根車を同じ回転速度で回
    転させるように、前記第1の羽根車及び第2の羽根車に
    連結した駆動手段を備えた、請求項5の媒体バスケット
    ・ミル。
  7. 【請求項7】 前記第2の全直径を、前記第1の全直径
    より小さくした、請求項6の媒体バスケット・ミル。
  8. 【請求項8】 前記第2の全直径の前記第1の全直径に
    対する比率を、約9:16にした、請求項6の媒体バス
    ケット・ミル。
  9. 【請求項9】 前記中心軸線のまわりに回転するように
    取付けた複数のかきまぜ棒を備え、これ等のかきまぜ棒
    が、前記中心軸線から前記バスケットの側壁に向かい半
    径方向に前記媒体床内に延び、かつ前記中心軸線に沿い
    軸線方向にらせん状に配列され、前記各かきまぜ棒に、
    前記側壁の内面から半径方向に間隔を置き、この内面に
    密接に隣接して位置させた自由端部を設けた、請求項6
    の媒体バスケット・ミル。
  10. 【請求項10】 前記各別の媒体エレメントを、所定の
    直径を持つビードにより構成し、前記各かきまぜ棒の自
    由端部と、前記側壁の内面との間の半径方向間隔を、前
    記各ビードの所定の直径のわずかに1.5倍に等しくし
    た、請求項9の媒体バスケット・ミル。
  11. 【請求項11】 前記複数のかきまぜ棒に、前記バスケ
    ットの底壁の内面から軸線方向に間隔を置き、この内面
    に密接に隣接して位置させた最下部かきまぜ棒を設け
    た、請求項9の媒体バスケット・ミル。
  12. 【請求項12】 前記各別の媒体エレメントを所定の直
    径を持つビードにより構成し、前記各かきまぜ棒の自由
    端部と前記側壁の内面との間の半径方向の間隔を、前記
    各ビードの所定の直径のわずかに1.5倍に等しくし、
    前記最下部かきまぜ棒と前記底壁の内面との間の軸線方
    向の間隔を、前記各ビードの所定直径のわずかに1.5
    倍に等しくした、請求項11の媒体バスケット・ミル。
  13. 【請求項13】 前記第2の羽根車手段に、前記第2羽
    根車のまわりに位置させた軸線方向に延びる管状の囲い
    板を設けることにより、前記混合物を前記第2の羽根車
    により前記囲い板を経て前記バスケットの入口内に移動
    させるようにした、請求項6の媒体バスケット・ミル。
  14. 【請求項14】 前記囲い板を通って移動する前記混合
    物を冷却する冷却手段を備えた、請求項13の媒体バス
    ケット・ミル。
  15. 【請求項15】 前記冷却手段に、前記囲い板を囲む冷
    却カラーを設けた、請求項14の媒体バスケット・ミ
    ル。
  16. 【請求項16】 混合容器内に選定した成分と液体担体
    との混合物を生成するように、前記成分を前記液体担体
    中に分散させる分散方法において、 バスケット壁を持ち、第1端部と第2端部との間に軸線
    方向に延び、かつ前記第2端部の入口と前記バスケット
    壁の多数個の穴とを備え、媒体床を入れたバスケット
    を、前記混合容器内の前記成分及び液体担体のバッチ内
    に浸す段階と、 前記循環路に沿って前記バスケットを通り、かつこのバ
    スケット内の前記媒体床を通って前記混合物を移動させ
    るように、前記バスケットの前記第1端部に隣接して第
    1の圧力差を生じさせる段階と、 前記バスケットとこのバスケット内の前記媒体床を通る
    混合物の流量を増加するが、前記バスケットの第2端部
    の入口を通って前記バスケットから前記媒体エレメント
    の逃げるのを妨げるために、前記循環路に沿って前記バ
    スケットの入口内に、かつ前記バスケットを通り、かつ
    このバスケット内の前記媒体床を通る前記混合物の移動
    を援助するように、前記バスケットの前記第2端部に隣
    接して第2の圧力差を生じさせる段階と、を包含する分
    散方法。
  17. 【請求項17】 前記第2の圧力差を、前記第1の圧力
    差より低くする、請求項16の分散方法。
  18. 【請求項18】 前記バスケット壁に、このバスケット
    の前記第1端部と前記第2端部との間に軸線方向に延び
    る大体において円筒形の側壁と、前記第1端部に広がる
    底壁とを設け、前記穴を前記側壁及び底壁に位置させ、
    前記第1端部が下端部になり、前記第2端部が上端部に
    なるように前記バスケットの向きを定める、請求項17
    の分散方法。
  19. 【請求項19】 混合容器内に選定した成分と液体担体
    との混合物を生成するように、前記成分を前記液体担体
    内に分散させる媒体バスケット・ミルにおいて、 内部と、内面及び外面を持つバスケット壁とを持ち、第
    1端部と第2端部との間に軸線方向に延び、かつ前記第
    2端部に入口を設けたバスケットと、 前記バスケット壁に形成され、このバスケット壁の内面
    から外面に延びる多数個の穴と、 各別の媒体エレメントから成り、前記バスケットの内部
    に入れられ、前記媒体エレメントと前記バスケット壁の
    穴との相対寸法を定めることにより前記バスケットの内
    部内に保持ができるようにした媒体床と、 前記循環路に沿い前記バスケットを通りかつこのバスケ
    ット内の前記媒体床を通って前記混合物を移動させるよ
    うに、前記バスケットの前記第1端部に隣接して第1の
    圧力差を生じさせる手段と、 前記バスケットとこのバスケット内の前記媒体床とを通
    る混合物の流量を増加するが、前記バスケットからこの
    バスケットの前記第2端部の入口を通って前記媒体エレ
    メントの逃げるのを妨げるために、前記循環路に沿って
    前記バスケットの入口内に、かつ前記バスケットを通
    り、かつこのバスケット内の前記媒体床を通る前記混合
    物の移動を援助するように、前記バスケットの前記第2
    端部に隣接して第2の圧力差を生じさせる手段とを包含
    する、媒体バスケット・ミル。
  20. 【請求項20】 前記第2の圧力差を前記第1の圧力差
    より低くした、請求項19の媒体バスケット・ミル。
JP4356182A 1991-12-03 1992-12-03 媒体バスケット・ミルと成分を液体担体中に分散させる 分散方法 Pending JPH05345120A (ja)

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