JP2002528258A - 分散装置 - Google Patents
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- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C17/00—Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
- B02C17/16—Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge
- B02C17/168—Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge with a basket media milling device arranged in or on the container, involving therein a circulatory flow of the material to be milled
Abstract
Description
ビード・ミルであって、被分散物を受け入れて処理する容器と、研磨体を含むハ
ウジングを有する研磨装置とを備え、前記ハウジングが被分散物を通過させるこ
とができる開口部およびハウジング内に配置された攪拌部材を備え、ハウジング
と攪拌部材が互いに移動することができ、さらに被分散物がハウジングに入るこ
とを可能にする貫通開口を介して少なくとも一つの軸がハウジング内に突出して
いる分散装置に関する。
び 3.再度生起する凝集(=フロキュレーション)を防止するために、一次粒
子、凝集物および凝結物を安定させること。
、同様にして他の分野(例えば、生物学、食品加工技術、薬学、農業化学、セラ
ミック産業など)に適用することもできる。
の特許明細書は、循環過程によって分散を行う攪拌水中ミルを開示する。これは
実質的に二重壁容器内に浸漬され、研磨ボールの形態になされた研磨媒体を充填
された耐摩耗性のバスケットからなる。円筒状の駆動軸がバスケットの中心を通
して延びる。この駆動軸はバスケット内部に取り付けられた棒状の攪拌器を駆動
する。バスケットの壁は篩状の穿孔を示す。
えることが経済面での関心事である。分散が良くなるとそれだけ色彩的効果およ
び光沢が増加する。したがって、分散が良好であれば例えばより安価な二次粒子
の使用を可能にすることにより高価な一次着色剤粒子の使用を低減させることが
できる。理想的な場合には個々の一次粒子が別々に濡らされる。
れ形成装置を駆動する。この流れ形成装置は適切な流れを与えるためにバスケッ
ト外部に位置決めしなければならない。したがって、駆動軸がバスケットを貫通
する。研磨ボールがバスケットから流出するのを防止するために、分離および封
止機構が貫通点に嵌合される。流れ形成装置が中心に位置決めされていることは
容器全体にわたる均一な循環を保証するので流体的な機構として明確な利点を有
する。
するためには、被分散物を予め分散しておかなければならない。特に、分散する
のが困難であり引き続く処理中に研磨装置の使用を必要とする凝集物の場合には
、経済的な観点から最適な予備分散が不可欠であるため予備分散は好ましくは溶
解器ディスクを使用して行われる。適切に予備分散されていない生成物では、従
来技術で知られている研磨装置の実行時間をより長くせねばならないばかりでな
く、所望の微細性が達成されないことが多い。一般に、予備分散が行われなかっ
たり又は適切でないとこれは他の機構によって是正することができない。これは
特に、適切に分散されていない生成物が研磨装置の後続の使用中にバスケットの
穴に詰まってバスケット中の循環を妨げ、さらには完全に止めるからである。
できるが、それらの装置は、ほぼ全ての攪拌ボール・ミルと同様に、軸が研磨バ
スケットを貫通する場所に動的摩擦間隙等の手段が設けられていて研磨ボールが
そこを介してハウジングまたは研磨バスケットから容器内に流出する可能性があ
るという欠点を有する。さらに、動的摩擦間隙には適切に機能するために比較的
狭い公差が必要であり、これはその製造が複雑で高価になることを意味する。し
かし、極めて高い精度で製造し完全な操作を行った場合でも研磨ボールが摩擦間
隙内に偶発的に押し込まれて摩擦間隙を破壊し被分散物を汚染することが依然と
して生じる。
成要素は互いに動く。被分散物は研磨過程で必要となったときにこの環状間隙を
介してハウジング内に流れる。
ジングから流出するという大きな欠点に関係する。これは、二つの点で不利であ
る。一つには被分散物を研磨過程後の別の処理の前にビードを濾過除去するため
に再び濾過しなければならず、それにより時間のかかる付加的な処理ステップが
必要となる。また、ビードの損失を定期的に補償しなければならず、そうでない
と研磨性能が低減してしまう。
に発展させ、それにより研磨ボールがハウジングまたは研磨バスケットから流出
するのを確実に防止することである。
設けられた供給・ホイールによって動作中に被分散物を容器の外側からハウジン
グ内に移送し、かつ研磨媒体のハウジングからの逸出を防止する手段を設けるこ
とによって解決される。
部への流れが生じる。この流れは非常に強く、そのため研磨ボールが貫通開口を
介して容器内部にある被分散物中に流出するのを確実に防止する。さらに、第二
の流れ形成装置がより完全な混合をもたらし、被分散物を研磨装置のハウジング
内により急速に引き込み、それにより収量を増加させる。最後に、流れ形成装置
が貫通開口を介して研磨バスケットから流出する研磨ボールを偏向させる。研磨
ボールが貫通開口内に入るのを防止するのにこの偏向が何らかの形で不適切であ
る場合でも流れ形成装置によって発生される流れは研磨バスケットまたは研磨装
置内に流出して戻るボールを吸い込むのに十分である。さらに、本発明による研
磨装置の構成は、流れ形成装置によって生じる流れが研磨装置内部でかなり軽量
かつ安価な研磨ボール(例えばガラス・ビードの形態になされたもの)を保持し
、それによって密度がより高くしたがって重量が大きいため多数の研磨過程で通
常必要とされる酸化ジルコニウムからなるものなど、より重くかつより高価な研
磨ボールを用いずにすむことになる特別な利点に関連する。ガラスからなるより
安価な研磨ボールの使用は研磨コストを大幅に削減する。
貫通開口の領域内に回転翼を収容するためのポンプ・ハウジングを有する。それ
により回転翼はそれを収容するために特別に構成された研磨装置のハウジングの
領域内で動作する。したがって、回転翼およびハウジングがハウジング内部に液
体を引き込むためのポンプを形成する。
ウェブがハウジングの壁に面するように回転翼を挿入できるようにすることが特
に有利である。
漏斗から遠ざかる側に回転翼用のポンプ・ハウジングが設けられる。この意味で
貫通開口を漏斗の底部に位置させることができ、したがって回転翼によって容器
内部に引き込まれる被分散物が下方に流れ、または漏斗壁の下に引き込まれる。
回転翼はより大きなポンプ出力を与えることができる。
することが好ましく、それにより研磨ボールが回転翼とポンプ・ハウジングとの
間に挟まれることがなくなる。
口の外周縁部が周方向のリップを有する。このリップは研磨ボールが回転翼とポ
ンプ・ハウジングの間の領域に直接入るのを防止する。リップが適切に構成され
ていれば、研磨ボールは偏向されて研磨装置内部に戻される。
状のウェブが配置され、このウェブがプレートの回転軸の方向に、プレートの面
に対して実質的に傾斜して形成され、プレート上で半径方向に、プレートの外周
縁部に対する接線に関して実質的に傾斜して延在していることが特に有利である
ことが判明した。この意味では、プレートの中心回転軸から外周縁部に螺旋状に
延在するただ一つの刃状のウェブ、あるいはいくつかの翼部をプレート上に設け
ることが可能である。この第二の構成が実用上特に効果的であることが判明した
。簡略化された構成では、ウェブは単にプレート上で半径方向に配列されている
(曲りがなくかつ角度のずれがない)。
がビードのより良い偏向およびより大きなポンプ出力を与えるためである。
る様々な形態のウェブを備えることが考えられる。このためには、回転翼が着脱
可能な形で研磨装置内に取り付けられていて交換を容易にすることが特に有利で
ある。この意味では、回転翼は流れ形成装置を駆動する軸によって駆動すること
ができ、または第一の軸と同軸であって第一の軸を取り囲む別の中空軸によって
駆動することもできる。
ートを取り付けることができることが特に有利であることが判明した。このとき
回転翼を、用途の形式に応じて簡単に交換することができる。また、回転翼と環
状ディスクを単一の部品として構成することもできる。
はない。その代わりに第二の軸を設けることができ、攪拌部材とそこに接続され
た回転翼とを第一の軸とは別に駆動することが可能である。
に有利であることが判明した。この態様では二つの軸を個別に操作することがで
き、それにより予備分散が流れ形成装置によって実施される。細分散のために外
側の中空軸が継手によって第一の軸に係合し同じ速度で回転される。また二つの
軸を互いに独立して駆動し、それらを異なる速度で回転させることも可能である
。
研磨装置の高さは調節可能であり、研磨装置を被分散物中に浸漬し、高さ調節機
構を使用して再び完全に引き出すことができ、流れ形成装置は被分散物中に残る
。この構成は、好ましくは溶解器として構成された流れ形成装置によって行われ
る予備分散と、研磨装置によって行われる細分散との特に簡単でかつ経済的な分
離を可能にする。
状を介して延びる少なくとも一つのコネクタによって第二の軸に接続され、第二
の軸が第一の軸を取り囲む中空軸であるように構成すると、特に良好な分散結果
が得られ、研磨装置の洗浄が非常に簡単になる。
て回転する攪拌ボール・ミルにも適用される。この場合、この形式の攪拌ボール
・ミルは、第二の流れ形成装置が刃状のウェブを有するように構成され、ウェブ
はハウジングに設けられて、貫通開口を介するハウジング内部への流れを生じる
。
ェブを備えることが有利である。
る。
解器2と攪拌ボール・ミル3とからなる。図1は容器1の底部のみを示す。
ディスクは、その周縁にいくつかの歯23を備え、これらは円形ディスク上で交
互に上下に曲げられている。
状のハウジング31からなる。研磨ボール33が環状流路32内に収容されてい
る。研磨ボール33は図中では例として概略的にのみ示す。環状流路32は通常
研磨ボール33で充填される。ハウジング31は軸21に面する側面に周方向の
開口部34を有する。図示した例では、ハウジング31が二重壁として構成され
、ハウジング31を降下させるようになされている棒状体4を介して壁間、およ
び壁間に形成されたこれもまた環状に構成されたフラッシング・空間部35へ温
度調整媒体を所望に応じて供給することができる。このために、棒状体4は中空
二なされており、温度調整媒体用の供給路および排出路を含む。
穿孔ディスク25を用いて封止されている。被分散物は、穿孔ディスク25を介
して、したがってハウジング31を介して流れる。同時に、穿孔ディスク25は
、研磨ボール33が環状流路32から脱落するのを防止する。被分散物は、ハウ
ジング31と軸の間の貫通開口を介してハウジング31に入る。被分散物の流れ
は、この領域内に点線矢印で示されている。
る。ブシュ26は円筒形スリーブ28を収容する。円形摺動軸受29が、スリー
ブ28の外面と、コネクタ・スリーブ37の内面との間に位置している。摺動軸
受29は、研磨ボール33がコネクタ・スリーブ37と円筒形スリーブ28との
間の間隙内に偶発的に入り込まないようにする。同時に、摺動軸受29はこの二
つの構成要素が互いに移動できるようにする。
タ・スリーブ37を通して軸21を取り囲む中空軸38に連係される。軸21お
よび中空軸38は本明細書では詳細に説明しないモータによって駆動される。
転することができるように取り付けられている。この場合では、取付けはコネク
タ・スリーブ37の内面と軸21の外面との間に位置した別の摺動軸受40によ
ってなされる。これは同時に、ハウジング31および中空軸38の溶解器2の軸
21に関する簡単な軸方向の移動を可能にする。
有する。また回転翼5はコネクタ・スリーブ37または環状ディスク36の一部
として構成することもできる。
の刃状のウェブが配置され、ウェブはプレート50の回転軸の方向に実質的にあ
る角度をもってプレートの平面に対して延在しており、回転軸からの半径方向に
、プレート50の外側周縁部に対する接線まで実質的にある角度をもって延びて
いる。回転翼5は、コネクタ・スリーブ37と共に回転する間、ハウジング31
の中心穴を通るハウジング31の環状流路32内への流れを生じる。
通開口の領域内に設けられ、ハウジング31内の回転翼5を収容する。
に回転翼5のためのポンプ・ハウジング42を有する。
この構成によりポンプ・ハウジング42があらゆる点で回転翼のウェブに近接す
るのでより大きなポンプ出力が与えられる。ウェブの上縁部とポンプ・ハウジン
グの壁との間の間隙は研磨ボール33がそれらの間に挟まれないような寸法にな
されている。
磨過程中に研磨ボール33が入るのを確実に防止するために周方向のリップ44
を備える。この場合、リップ44はハウジング31の一部として設計され、研磨
ボール33が側部からポンプ・ハウジング42に入るのを確実に防止する。
れ、それ以外の構成要素を伴なわない状態で示す。コネクタ・スリーブ37の内
面に凹部45および46が明示されており、そこに摺動軸受29および40を挿
入して、摺動軸受29および40の軸方向移動を防止することができる。また、
コネクタ・スリーブ37と環状ディスク36を単一の部品として構成することも
できる。
示されている。ウェブ51はプレート50の内縁には延在しないようになされて
いる。この構成により、被分散物が貫通開口を介してハウジング31の環状流路
32内へより良く流れることができる。この流れは、図1に矢印で示されている
。
構成が摩耗を受けやすい部品を特に効率良く交換できるようにする。
ら刃状のウェブ51が観察者の方向に向けて隆起している。ウェブ51はプレー
ト50の外周縁部に対する接線52まで実質的にある角度をもって延在しており
実質的に鎌形状になされている。この構成によって特に大きなポンプ出力が得ら
れ、それと同時に外部から回転翼5に向かって流れる研磨ボール33を連続的に
偏向させる。動作中、分散装置内部の被分散物は紙面の方向に内部貫通開口内へ
流れ、回転によりウェブ51間に形成された貫通流路53によって回転翼5の外
周縁部に向かって移送される。ウェブ51の鎌形の形状が被分散物をさらに加速
する。
回転翼よりも細くなされており、それによりウェブ間の流路62がより広くなる
。この形式の回転翼6は例えば比較的粘性の高い生成物を分散するために使用す
ることができる。
ィスクの内側縁部71まで延在する。この形態は、中心領域にあるあらゆる被分
散物をウェブ70によって送出することができる。この回転翼は一般に粘性に応
じて使用することができる。
部81まで延在しない非常に細いウェブ80を備えた回転翼8を有する。
ト9はウェブ91を備えており、これらは実質的に、前記他の回転翼5〜7のウ
ェブに従って構成されている。これらとは対照的に、ウェブ91は外周縁部92
にもこの円周縁部に沿って延びる延在部93をなしている。この上面図では、ウ
ェブ91はホッケーのスティックのような形状となっている。ウェブの延在部9
3は被分散物を再度偏向し、乱流を増大させ、被分散物の混合を改善する。さら
に、外側延在部はまたポンプ・ハウジング42に入る可能性がある研磨ボール3
3を特に確実に偏向させる。
までらせん状に延びる一つだけのウェブ95がプレート94に設けられている。
ビード・ミルであって、被分散物を受け入れて処理する容器と、研磨体を含むハ
ウジングを有する研磨装置とを備え、前記ハウジングが被分散物を通過させるこ
とができる開口部およびハウジング内に配置された攪拌部材を備え、ハウジング
と攪拌部材が互いに移動することができ、さらに被分散物がハウジングに入るこ
とを可能にする貫通開口を介して少なくとも一つの軸がハウジング内に突出して
いる分散装置に関する。
び 3.再度生起する凝集(=フロキュレーション)を防止するために、一次粒
子、凝集物および凝結物を安定させること。
、同様にして他の分野(例えば、生物学、食品加工技術、薬学、農業化学、セラ
ミック産業など)に適用することもできる。
の特許明細書は、循環過程によって分散を行う攪拌水中ミルを開示する。これは
実質的に二重壁容器内に浸漬され、研磨ボールの形態になされた研磨媒体を充填
された耐摩耗性のバスケットからなる。円筒状の駆動軸がバスケットの中心を通
して延びる。この駆動軸はバスケット内部に取り付けられた棒状の攪拌器を駆動
する。バスケットの壁は篩状の穿孔を示す。
えることが経済面での関心事である。分散が良くなるとそれだけ色彩的効果およ
び光沢が増加する。したがって、分散が良好であれば例えばより安価な二次粒子
の使用を可能にすることにより高価な一次着色剤粒子の使用を低減させることが
できる。理想的な場合には個々の一次粒子が別々に濡らされる。
れ形成装置を駆動する。この流れ形成装置は適切な流れを与えるためにバスケッ
ト外部に位置決めしなければならない。したがって、駆動軸がバスケットを貫通
する。研磨ボールがバスケットから流出するのを防止するために、分離および封
止機構が貫通点に嵌合される。流れ形成装置が中心に位置決めされていることは
容器全体にわたる均一な循環を保証するので流体的な機構として明確な利点を有
する。
するためには、被分散物を予め分散しておかなければならない。特に、分散する
のが困難であり引き続く処理中に研磨装置の使用を必要とする凝集物の場合には
、経済的な観点から最適な予備分散が不可欠であるため予備分散は好ましくは溶
解器ディスクを使用して行われる。適切に予備分散されていない生成物では、従
来技術で知られている研磨装置の実行時間をより長くせねばならないばかりでな
く、所望の微細性が達成されないことが多い。一般に、予備分散が行われなかっ
たり又は適切でないとこれは他の機構によって是正することができない。これは
特に、適切に分散されていない生成物が研磨装置の後続の使用中にバスケットの
穴に詰まってバスケット中の循環を妨げ、さらには完全に止めるからである。
できるが、それらの装置は、ほぼ全ての攪拌ボール・ミルと同様に、軸が研磨バ
スケットを貫通する場所に動的摩擦間隙等の手段が設けられていて研磨ボールが
そこを介してハウジングまたは研磨バスケットから容器内に流出する可能性があ
るという欠点を有する。さらに、動的摩擦間隙には適切に機能するために比較的
狭い公差が必要であり、これはその製造が複雑で高価になることを意味する。し
かし、極めて高い精度で製造し完全な操作を行った場合でも研磨ボールが摩擦間
隙内に偶発的に押し込まれて摩擦間隙を破壊し被分散物を汚染することが依然と
して生じる。
成要素は互いに動く。被分散物は研磨過程で必要となったときにこの環状間隙を
介してハウジング内に流れる。
ジングから流出するという大きな欠点に関係する。これは、二つの点で不利であ
る。一つには被分散物を研磨過程後の別の処理の前にビードを濾過除去するため
に再び濾過しなければならず、それにより時間のかかる付加的な処理ステップが
必要となる。また、ビードの損失を定期的に補償しなければならず、そうでない
と研磨性能が低減してしまう。
ウジング・カバーは頂部に円筒形カラーを有し、軸に設けられた回転翼が延出し
ている。この装置もまた研磨媒体がハウジングから偶発的に流出することを防止
する。
発展させ、それにより研磨ボールがハウジングまたは研磨バスケットから流出す
るのを確実に防止することである。
とハウジングの間の貫通開口の領域内に設けること、および研磨ボールの流出防
止のために、貫通開口の領域内のハウジングを回転翼を収容する半殻形状のポン
プ・ハウジングとすることによって解決される。
部への流れが生じる。この流れは非常に強く、そのため研磨ボールが貫通開口を
介して容器内部にある被分散物中に流出するのを確実に防止する。さらに、第二
の流れ形成装置がより完全な混合をもたらし、被分散物を研磨装置のハウジング
内により急速に引き込み、それにより収量を増加させる。最後に、流れ形成装置
が貫通開口を介して研磨バスケットから流出する研磨ボールを偏向させる。研磨
ボールが貫通開口内に入るのを防止するのにこの偏向が何らかの形で不適切であ
る場合でも流れ形成装置によって発生される流れは研磨バスケットまたは研磨装
置内に流出して戻るボールを吸い込むのに十分である。さらに、本発明による研
磨装置の構成は、流れ形成装置によって生じる流れが研磨装置内部でかなり軽量
かつ安価な研磨ボール(例えばガラス・ビードの形態になされたもの)を保持し
、それによって密度がより高くしたがって重量が大きいため多数の研磨過程で通
常必要とされる酸化ジルコニウムからなるものなど、より重くかつより高価な研
磨ボールを用いずにすむことになる特別な利点に関連する。ガラスからなるより
安価な研磨ボールの使用は研磨コストを大幅に削減する。
貫通開口の領域内に回転翼を収容するためのポンプ・ハウジングを有する。それ
により回転翼はそれを収容するために特別に構成された研磨装置のハウジングの
領域内で動作する。したがって、回転翼およびハウジングがハウジング内部に液
体を引き込むためのポンプを形成する。
ウェブがハウジングの壁に面するように回転翼を挿入できるようにすることが特
に有利である。
漏斗から遠ざかる側に回転翼用のポンプ・ハウジングが設けられる。この意味で
貫通開口を漏斗の底部に位置させることができ、したがって回転翼によって容器
内部に引き込まれる被分散物が下方に流れ、または漏斗壁の下に引き込まれる。
回転翼はより大きなポンプ出力を与えることができる。
することが好ましく、それにより研磨ボールが回転翼とポンプ・ハウジングとの
間に挟まれることがなくなる。
口の外周縁部が周方向のリップを有する。このリップは研磨ボールが回転翼とポ
ンプ・ハウジングの間の領域に直接入るのを防止する。リップが適切に構成され
ていれば、研磨ボールは偏向されて研磨装置内部に戻される。
状のウェブが配置され、このウェブがプレートの回転軸の方向に、プレートの面
に対して実質的に傾斜して形成され、プレート上で半径方向に、プレートの外周
縁部に対する接線に関して実質的に傾斜して延在していることが特に有利である
ことが判明した。この意味では、プレートの中心回転軸から外周縁部に螺旋状に
延在するただ一つの刃状のウェブ、あるいはいくつかの翼部をプレート上に設け
ることが可能である。この第二の構成が実用上特に効果的であることが判明した
。簡略化された構成では、ウェブは単にプレート上で半径方向に配列されている
(曲りがなくかつ角度のずれがない)。
がビードのより良い偏向およびより大きなポンプ出力を与えるためである。
る様々な形態のウェブを備えることが考えられる。このためには、回転翼が着脱
可能な形で研磨装置内に取り付けられていて交換を容易にすることが特に有利で
ある。この意味では、回転翼は流れ形成装置を駆動する軸によって駆動すること
ができ、または第一の軸と同軸であって第一の軸を取り囲む別の中空軸によって
駆動することもできる。
ートを取り付けることができることが特に有利であることが判明した。このとき
回転翼を、用途の形式に応じて簡単に交換することができる。また、回転翼と環
状ディスクを単一の部品として構成することもできる。
はない。その代わりに第二の軸を設けることができ、攪拌部材とそこに接続され
た回転翼とを第一の軸とは別に駆動することが可能である。
に有利であることが判明した。この態様では二つの軸を個別に操作することがで
き、それにより予備分散が流れ形成装置によって実施される。細分散のために外
側の中空軸が継手によって第一の軸に係合し同じ速度で回転される。また二つの
軸を互いに独立して駆動し、それらを異なる速度で回転させることも可能である
。
研磨装置の高さは調節可能であり、研磨装置を被分散物中に浸漬し、高さ調節機
構を使用して再び完全に引き出すことができ、流れ形成装置は被分散物中に残る
。この構成は、好ましくは溶解器として構成された流れ形成装置によって行われ
る予備分散と、研磨装置によって行われる細分散との特に簡単でかつ経済的な分
離を可能にする。
状を介して延びる少なくとも一つのコネクタによって第二の軸に接続され、第二
の軸が第一の軸を取り囲む中空軸であるように構成すると、特に良好な分散結果
が得られ、研磨装置の洗浄が非常に簡単になる。
て回転する攪拌ボール・ミルにも適用される。この場合、この形式の攪拌ボール
・ミルは、第二の流れ形成装置が刃状のウェブを有するように構成され、ウェブ
はハウジングに設けられて、貫通開口を介するハウジング内部への流れを生じる
。
ェブを備えることが有利である。
る。
解器2と攪拌ボール・ミル3とからなる。図1は容器1の底部のみを示す。
ディスクは、その周縁にいくつかの歯23を備え、これらは円形ディスク上で交
互に上下に曲げられている。
状のハウジング31からなる。研磨ボール33が環状流路32内に収容されてい
る。研磨ボール33は図中では例として概略的にのみ示す。環状流路32は通常
研磨ボール33で充填される。ハウジング31は軸21に面する側面に周方向の
開口部34を有する。図示した例では、ハウジング31が二重壁として構成され
、ハウジング31を降下させるようになされている棒状体4を介して壁間、およ
び壁間に形成されたこれもまた環状に構成されたフラッシング・空間部35へ温
度調整媒体を所望に応じて供給することができる。このために、棒状体4は中空
二なされており、温度調整媒体用の供給路および排出路を含む。
穿孔ディスク25を用いて封止されている。被分散物は、穿孔ディスク25を介
して、したがってハウジング31を介して流れる。同時に、穿孔ディスク25は
、研磨ボール33が環状流路32から脱落するのを防止する。被分散物は、ハウ
ジング31と軸の間の貫通開口を介してハウジング31に入る。被分散物の流れ
は、この領域内に点線矢印で示されている。
る。ブシュ26は円筒形スリーブ28を収容する。円形摺動軸受29が、スリー
ブ28の外面と、コネクタ・スリーブ37の内面との間に位置している。摺動軸
受29は、研磨ボール33がコネクタ・スリーブ37と円筒形スリーブ28との
間の間隙内に偶発的に入り込まないようにする。同時に、摺動軸受29はこの二
つの構成要素が互いに移動できるようにする。
タ・スリーブ37を通して軸21を取り囲む中空軸38に連係される。軸21お
よび中空軸38は本明細書では詳細に説明しないモータによって駆動される。
転することができるように取り付けられている。この場合では、取付けはコネク
タ・スリーブ37の内面と軸21の外面との間に位置した別の摺動軸受40によ
ってなされる。これは同時に、ハウジング31および中空軸38の溶解器2の軸
21に関する簡単な軸方向の移動を可能にする。
有する。また回転翼5はコネクタ・スリーブ37または環状ディスク36の一部
として構成することもできる。
の刃状のウェブが配置され、ウェブはプレート50の回転軸の方向に実質的にあ
る角度をもってプレートの平面に対して延在しており、回転軸からの半径方向に
、プレート50の外側周縁部に対する接線まで実質的にある角度をもって延びて
いる。回転翼5は、コネクタ・スリーブ37と共に回転する間、ハウジング31
の中心穴を通るハウジング31の環状流路32内への流れを生じる。
通開口の領域内に設けられ、ハウジング31内の回転翼5を収容する。
に回転翼5のためのポンプ・ハウジング42を有する。
この構成によりポンプ・ハウジング42があらゆる点で回転翼のウェブに近接す
るのでより大きなポンプ出力が与えられる。ウェブの上縁部とポンプ・ハウジン
グの壁との間の間隙は研磨ボール33がそれらの間に挟まれないような寸法にな
されている。
磨過程中に研磨ボール33が入るのを確実に防止するために周方向のリップ44
を備える。この場合、リップ44はハウジング31の一部として設計され、研磨
ボール33が側部からポンプ・ハウジング42に入るのを確実に防止する。
れ、それ以外の構成要素を伴なわない状態で示す。コネクタ・スリーブ37の内
面に凹部45および46が明示されており、そこに摺動軸受29および40を挿
入して、摺動軸受29および40の軸方向移動を防止することができる。また、
コネクタ・スリーブ37と環状ディスク36を単一の部品として構成することも
できる。
示されている。ウェブ51はプレート50の内縁には延在しないようになされて
いる。この構成により、被分散物が貫通開口を介してハウジング31の環状流路
32内へより良く流れることができる。この流れは、図1に矢印で示されている
。
構成が摩耗を受けやすい部品を特に効率良く交換できるようにする。
ら刃状のウェブ51が観察者の方向に向けて隆起している。ウェブ51はプレー
ト50の外周縁部に対する接線52まで実質的にある角度をもって延在しており
実質的に鎌形状になされている。この構成によって特に大きなポンプ出力が得ら
れ、それと同時に外部から回転翼5に向かって流れる研磨ボール33を連続的に
偏向させる。動作中、分散装置内部の被分散物は紙面の方向に内部貫通開口内へ
流れ、回転によりウェブ51間に形成された貫通流路53によって回転翼5の外
周縁部に向かって移送される。ウェブ51の鎌形の形状が被分散物をさらに加速
する。
回転翼よりも細くなされており、それによりウェブ間の流路62がより広くなる
。この形式の回転翼6は例えば比較的粘性の高い生成物を分散するために使用す
ることができる。
ィスクの内側縁部71まで延在する。この形態は、中心領域にあるあらゆる被分
散物をウェブ70によって送出することができる。この回転翼は一般に粘性に応
じて使用することができる。
部81まで延在しない非常に細いウェブ80を備えた回転翼8を有する。
ト9はウェブ91を備えており、これらは実質的に、前記他の回転翼5〜7のウ
ェブに従って構成されている。これらとは対照的に、ウェブ91は外周縁部92
にもこの円周縁部に沿って延びる延在部93をなしている。この上面図では、ウ
ェブ91はホッケーのスティックのような形状となっている。ウェブの延在部9
3は被分散物を再度偏向し、乱流を増大させ、被分散物の混合を改善する。さら
に、外側延在部はまたポンプ・ハウジング42に入る可能性がある研磨ボール3
3を特に確実に偏向させる。
までらせん状に延びる一つだけのウェブ95がプレート94に設けられている。
Claims (14)
- 【請求項1】 被分散物を受け入れて処理する容器と、研磨体を含むハウジ
ングを有する研磨装置とを備え、前記ハウジングが被分散物を通過させることが
できる開口、ハウジング内に配置された攪拌部材および第一の流れ形成装置を有
し、ハウジングと攪拌部材とを互いに移動可能とし、さらに被分散物がハウジン
グに入ることを可能にする貫通開口を通して少なくとも一つの軸をハウジング内
に突出させてなる分散装置、特に水中ミルとして使用するためのボール・ミルま
たはビード・ミルにおいて、軸(21)とハウジング(31)の間にある貫通開
口の領域内に設けられた別の流れ形成装置が被分散物を動作中に貫通開口を介し
て容器(1)からハウジング(31)内に移送し、かつ研磨媒体がハウジング(
31)から出るのを防止するための手段を有することを特徴とする分散装置。 - 【請求項2】 軸が第一の流れ形成装置を駆動し、前記装置が生成物を混合
し、ハウジングが固定され、攪拌部材がハウジングに対して回転し、第二の流れ
形成装置が回転翼(5、6、7、8)として形成されており、かつハウジング(
31)が貫通開口の領域内に回転翼(5、6、7、8)を収容するようになされ
ていることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。 - 【請求項3】 ハウジングが貫通開口の領域内に回転翼(5、6、7、8)
を収容するポンプ・ハウジング(42)として形成されていることを特徴とする
請求項2記載の研磨装置。 - 【請求項4】 ハウジング(31)が漏斗状の入口(43)を有し、その底
部の入口(43)から遠ざかる側にポンプ・ハウジング(42)を有することを
特徴とする請求項3記載の研磨装置。 - 【請求項5】 ポンプ・ハウジング(42)が回転翼(5、6、7、8)の
形状に適合された傾斜壁を有することを特徴とする請求項3または4記載の研磨
装置。 - 【請求項6】 ハウジングの内部に面するポンプ・ハウジング(42)の開
口の外周縁部に周方向のリップ(44)を設けたことを特徴とする請求項4また
は5記載の研磨装置。 - 【請求項7】 回転翼(5、6、7、8)がディスク状のプレート(50、
90)を有し、その上に少なくとも一つの刃状のウェブ(51、61、70、8
0、91)が配置され、前記ウェブがプレート(50、90)の回転軸の方向に
、プレートの面に対して実質的に傾斜して形成され、プレート(50、90)上
で半径方向に、プレート(50、90)の外周縁部に対する接線に関して実質的
に傾斜して延在していることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか一項に記
載の研磨装置。 - 【請求項8】 回転翼(5、6、7、8)がいくつかのウェブ(51、61
、70、80、91)を有することを特徴とする請求項7記載の研磨装置。 - 【請求項9】 ウェブ(51、61、70、80、91)の長手方向の延在
部が鎌形状になされていることを特徴とする請求項7または8記載の研磨装置。 - 【請求項10】 攪拌部材が環状ディスク(36)を有し、前記ディスクが
周方向の肩段部(41)を有し、その上に回転翼(5、6、7、8)のプレート
(50、90)が位置していることを特徴とする請求項2ないし9のいずれか一
項に記載の研磨装置。 - 【請求項11】 攪拌部材を別の軸によって駆動することができることを特
徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の研磨装置。 - 【請求項12】 第一の流れ形成装置が分散手段を有し、研磨装置の高さが
調節可能であり、研磨装置を高さ調節機構を使用して被分散物中に浸漬させかつ
再び完全に引き出すことができ、この間流れ形成装置が被分散物中に残ることを
特徴とする請求項2ないし11のいずれか一項に記載の研磨装置。 - 【請求項13】 軸が固定されて攪拌部材を支持し、ハウジングが攪拌部材
に対して回転する請求項1記載の研磨装置において、第二の流れ形成装置が刃状
のウェブを有し、これがハウジング(31)に設けられて貫通開口を通るハウジ
ング(31)内部への流れを生じさせることを特徴とする前記研磨装置。 - 【請求項14】 流れ形成装置が貫通開口の領域内でハウジングと一体の部
材として形成されたいくつかのウェブを有していることを特徴とする請求項13
記載の研磨装置。
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