JPH05340455A - 磁気摩擦ローラ式減速機 - Google Patents
磁気摩擦ローラ式減速機Info
- Publication number
- JPH05340455A JPH05340455A JP17182492A JP17182492A JPH05340455A JP H05340455 A JPH05340455 A JP H05340455A JP 17182492 A JP17182492 A JP 17182492A JP 17182492 A JP17182492 A JP 17182492A JP H05340455 A JPH05340455 A JP H05340455A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction roller
- roller
- annular rolling
- magnetic friction
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローラ間の複雑な圧接機構がなく、小型化で
き、摩耗が生じにくく、摩耗が生じてもローラが移動し
て自動調整し長期に確実な伝動が得られる磁気摩擦ロー
ラ式の減速機を提供する。 【構成】 内側に鉄製の転動面１０を持つケース１に
入、出力軸３，６を支持する。入力軸３に、切欠き溝１
２を持つキャリア４を固着する。出力軸６に、環状転動
面１１を持つ鉄製の内摩擦ローラ７を固着する。切欠き
溝１２にローラ軸１３を支持し、その一端に遊星磁気摩
擦ローラ１４を、他端に遊星磁気摩擦ローラ１５を夫々
固着する。遊星磁気摩擦ローラ１４，１５と環状転動面
１０，１１との相互接触面が摩耗すると、磁気吸引力に
より、ローラ軸１３を半径方向へ移動させて両者の適正
な接触状態を維持する。
き、摩耗が生じにくく、摩耗が生じてもローラが移動し
て自動調整し長期に確実な伝動が得られる磁気摩擦ロー
ラ式の減速機を提供する。 【構成】 内側に鉄製の転動面１０を持つケース１に
入、出力軸３，６を支持する。入力軸３に、切欠き溝１
２を持つキャリア４を固着する。出力軸６に、環状転動
面１１を持つ鉄製の内摩擦ローラ７を固着する。切欠き
溝１２にローラ軸１３を支持し、その一端に遊星磁気摩
擦ローラ１４を、他端に遊星磁気摩擦ローラ１５を夫々
固着する。遊星磁気摩擦ローラ１４，１５と環状転動面
１０，１１との相互接触面が摩耗すると、磁気吸引力に
より、ローラ軸１３を半径方向へ移動させて両者の適正
な接触状態を維持する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石製の遊星磁気
摩擦ローラを、鉄製の環状の転動面に自転及び公転可能
に接触させた伝動機構を用いる遊星ローラ減速機に関す
るものである。
摩擦ローラを、鉄製の環状の転動面に自転及び公転可能
に接触させた伝動機構を用いる遊星ローラ減速機に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、歯車の組み合わせ機構に代えて、
摩擦ローラを組み合わせた遊星減速機が知られている
（例えば特開平１−２０３７９８）。従来の遊星摩擦ロ
ーラ式の減速機においては、例えば遊星摩擦ローラと太
陽摩擦ローラとの間の確実な伝動を得るために、両者を
弾性的に圧接させ、また両者間に粘性あるオイルを介在
させている。このため、複雑な弾性的圧接機構を必要と
するし、定期的給油等のメンテナンス管理を必要とす
る。また摩擦ローラ間の圧接により摩耗が生じやすい難
点がある。
摩擦ローラを組み合わせた遊星減速機が知られている
（例えば特開平１−２０３７９８）。従来の遊星摩擦ロ
ーラ式の減速機においては、例えば遊星摩擦ローラと太
陽摩擦ローラとの間の確実な伝動を得るために、両者を
弾性的に圧接させ、また両者間に粘性あるオイルを介在
させている。このため、複雑な弾性的圧接機構を必要と
するし、定期的給油等のメンテナンス管理を必要とす
る。また摩擦ローラ間の圧接により摩耗が生じやすい難
点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、ロ
ーラ間の複雑な弾性的圧接機構を必要とせず、無給油で
十分な伝動を得ることができ、しかもローラの摩耗が生
じにくく、摩耗が生じても自動的に適正なローラの接触
状態を維持する磁気摩擦ローラ式の減速機を提供するこ
とを課題としている。
ーラ間の複雑な弾性的圧接機構を必要とせず、無給油で
十分な伝動を得ることができ、しかもローラの摩耗が生
じにくく、摩耗が生じても自動的に適正なローラの接触
状態を維持する磁気摩擦ローラ式の減速機を提供するこ
とを課題としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、円筒状ケース１の中心に入力軸３
と出力軸６とを相対向するように回転自在に支持し、ケ
ース１内には、鉄製の第１の環状転動面１０を固着し、
ケース１内の入力軸３には、外周側に放射状に延びる複
数の切欠き溝１２を有するキャリア４を固着し、ケース
１内の出力軸６には、内周に第１の環状転動面１０より
小径の第２の環状転動面１１を有する鉄製の内摩擦ロー
ラ７をキャリア４に対向するように固着し、キャリア４
の切欠き溝１２に回転自在に、かつ半径方向に移動自在
にローラ軸１３を支持し、このローラ軸１３の一端側に
第１の環状転動面１０に自転及び公転自在に接する大径
の第１遊星磁気摩擦ローラ１４を固着すると共に、他端
側に第２の環状転動面１１に自転及び公転自在に接する
小径の第２遊星磁気摩擦ローラ１５を固着し、第１、第
２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５と第１、第２の環状
転動面１０，１１との相互接触面が摩耗したときに、磁
気吸引力により、ローラ軸１３を半径方向へ相対移動さ
せて第１及び第２の環状転動面１０，１１に対する第
１、第２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５の適正な接触
状態を維持するようにして磁気摩擦ローラ式減速機を構
成した。
課題を解決するため、円筒状ケース１の中心に入力軸３
と出力軸６とを相対向するように回転自在に支持し、ケ
ース１内には、鉄製の第１の環状転動面１０を固着し、
ケース１内の入力軸３には、外周側に放射状に延びる複
数の切欠き溝１２を有するキャリア４を固着し、ケース
１内の出力軸６には、内周に第１の環状転動面１０より
小径の第２の環状転動面１１を有する鉄製の内摩擦ロー
ラ７をキャリア４に対向するように固着し、キャリア４
の切欠き溝１２に回転自在に、かつ半径方向に移動自在
にローラ軸１３を支持し、このローラ軸１３の一端側に
第１の環状転動面１０に自転及び公転自在に接する大径
の第１遊星磁気摩擦ローラ１４を固着すると共に、他端
側に第２の環状転動面１１に自転及び公転自在に接する
小径の第２遊星磁気摩擦ローラ１５を固着し、第１、第
２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５と第１、第２の環状
転動面１０，１１との相互接触面が摩耗したときに、磁
気吸引力により、ローラ軸１３を半径方向へ相対移動さ
せて第１及び第２の環状転動面１０，１１に対する第
１、第２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５の適正な接触
状態を維持するようにして磁気摩擦ローラ式減速機を構
成した。
【０００５】
【作用】本発明の磁気摩擦ローラ式減速機においては、
第１、第２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５が、第１、
第２の環状転動面１０，１１に対して夫々磁気吸着す
る。キャリア４は入力軸３と共に回転するから、大径の
第１遊星磁気摩擦ローラ１４は、キャリア４と共に公転
しながら大径の第１環状転動面１０を転動する。第２遊
星磁気摩擦ローラ１５は、第１遊星磁気摩擦ローラ１４
と一体に公転しつつ自転し、小径の第２環状転動面１１
を転動する。そして、第２遊星磁気摩擦ローラ１５は、
その磁気摩擦力により内摩擦ローラ７を出力軸６と一体
に回転させる。遊星磁気摩擦ローラ１４，１５または環
状転動面１０，１１が摩耗したときには、両者間の磁気
吸着力により、切欠き溝１２内でローラ軸１３を自動的
に半径方向へ移動させ、両者間の適正な接触状態を維持
する。従って、ローラ１４，１５と転動面１０，１１と
の間の複雑な弾性的圧接機構を省略して、しかも無給油
で十分な減速、伝動が得られる。
第１、第２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５が、第１、
第２の環状転動面１０，１１に対して夫々磁気吸着す
る。キャリア４は入力軸３と共に回転するから、大径の
第１遊星磁気摩擦ローラ１４は、キャリア４と共に公転
しながら大径の第１環状転動面１０を転動する。第２遊
星磁気摩擦ローラ１５は、第１遊星磁気摩擦ローラ１４
と一体に公転しつつ自転し、小径の第２環状転動面１１
を転動する。そして、第２遊星磁気摩擦ローラ１５は、
その磁気摩擦力により内摩擦ローラ７を出力軸６と一体
に回転させる。遊星磁気摩擦ローラ１４，１５または環
状転動面１０，１１が摩耗したときには、両者間の磁気
吸着力により、切欠き溝１２内でローラ軸１３を自動的
に半径方向へ移動させ、両者間の適正な接触状態を維持
する。従って、ローラ１４，１５と転動面１０，１１と
の間の複雑な弾性的圧接機構を省略して、しかも無給油
で十分な減速、伝動が得られる。
【０００６】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図１は本発明に係る磁気摩擦ローラ式減速機の断面
図、図２は図１におけるII−II断面図、図３はキャリア
の側面図である。
る。図１は本発明に係る磁気摩擦ローラ式減速機の断面
図、図２は図１におけるII−II断面図、図３はキャリア
の側面図である。
【０００７】図１、図２において、非磁性の円筒状ケー
ス１の一方の端壁２には、入力軸３が回転自在に軸承さ
れ、その内側端部には、円盤状のキャリア４が固着され
ている。ケース１の他方の端壁５には、出力軸６が回転
自在に軸承され、その内側端部には、内摩擦ローラ７が
固着されている。入力軸３と出力軸６とは同一軸線上に
あり、キャリア４は、ケース１内において内摩擦ローラ
７と相対向している。ケース１の円筒状の側壁８の内周
には、第１の環状転動面１０を有する鉄製のリング９が
固着されている。内摩擦ローラ７は、第１の環状転動面
１０より小径の第２の環状転動面１１を有する。
ス１の一方の端壁２には、入力軸３が回転自在に軸承さ
れ、その内側端部には、円盤状のキャリア４が固着され
ている。ケース１の他方の端壁５には、出力軸６が回転
自在に軸承され、その内側端部には、内摩擦ローラ７が
固着されている。入力軸３と出力軸６とは同一軸線上に
あり、キャリア４は、ケース１内において内摩擦ローラ
７と相対向している。ケース１の円筒状の側壁８の内周
には、第１の環状転動面１０を有する鉄製のリング９が
固着されている。内摩擦ローラ７は、第１の環状転動面
１０より小径の第２の環状転動面１１を有する。
【０００８】キャリア４は、外周側に、放射状に延びる
複数の切欠き溝１２を有する。この切欠き溝１２には、
ローラ軸１３が、回転自在に、かつ半径方向に移動自在
に支持されている。このローラ軸１３の一端側に大径の
第１遊星磁気摩擦ローラ１４が、また他端側に小径の第
２遊星磁気摩擦ローラ１５が固着されている。大径の第
１遊星磁気摩擦ローラ１４は、第１の環状転動面１０に
自転及び公転自在に接する。小径の第２遊星磁気摩擦ロ
ーラ１５は、第２の環状転動面１１に自転及び公転自在
に接する。
複数の切欠き溝１２を有する。この切欠き溝１２には、
ローラ軸１３が、回転自在に、かつ半径方向に移動自在
に支持されている。このローラ軸１３の一端側に大径の
第１遊星磁気摩擦ローラ１４が、また他端側に小径の第
２遊星磁気摩擦ローラ１５が固着されている。大径の第
１遊星磁気摩擦ローラ１４は、第１の環状転動面１０に
自転及び公転自在に接する。小径の第２遊星磁気摩擦ロ
ーラ１５は、第２の環状転動面１１に自転及び公転自在
に接する。
【０００９】第１及び第２の遊星磁気摩擦ローラ１４，
１５は、夫々永久磁石リング１６，１８のＮ極側、Ｓ極
側の側面に一対の鉄リング１７，１９を固着し、これら
鉄リング１７，１９の外縁を永久磁石リング１６，１８
の外周から突出させて成る。
１５は、夫々永久磁石リング１６，１８のＮ極側、Ｓ極
側の側面に一対の鉄リング１７，１９を固着し、これら
鉄リング１７，１９の外縁を永久磁石リング１６，１８
の外周から突出させて成る。
【００１０】しかして、この実施例において、入力軸３
が回転すると、キャリア４を介して遊星磁気摩擦ローラ
１４が、公転しつつ環状転動面１０上を自ら転動する。
遊星磁気摩擦ローラ１４の自転は軸１３を介して遊星磁
気摩擦ローラ１５に伝えられ、遊星磁気摩擦ローラ１５
は公転しつつ内摩擦ローラ７の環状転動面１１上を自ら
転動する。これに伴い、遊星磁気摩擦ローラ１５の磁気
摩擦力により内摩擦ローラ７が回転し、出力軸６が回転
する。内摩擦ローラ７の角速度：Ｗ７、キャリア４の角
速度：Ｗ４、内摩擦ローラ７の環状転動面１１の長さ：
Ｚ７、遊星磁気摩擦ローラ１４の外周長さ：Ｚ１４，Ｚ
１５、鉄リング９の環状転動面１０の長さ：Ｚ１０とす
ると、この場合の減速比Ｕは、
が回転すると、キャリア４を介して遊星磁気摩擦ローラ
１４が、公転しつつ環状転動面１０上を自ら転動する。
遊星磁気摩擦ローラ１４の自転は軸１３を介して遊星磁
気摩擦ローラ１５に伝えられ、遊星磁気摩擦ローラ１５
は公転しつつ内摩擦ローラ７の環状転動面１１上を自ら
転動する。これに伴い、遊星磁気摩擦ローラ１５の磁気
摩擦力により内摩擦ローラ７が回転し、出力軸６が回転
する。内摩擦ローラ７の角速度：Ｗ７、キャリア４の角
速度：Ｗ４、内摩擦ローラ７の環状転動面１１の長さ：
Ｚ７、遊星磁気摩擦ローラ１４の外周長さ：Ｚ１４，Ｚ
１５、鉄リング９の環状転動面１０の長さ：Ｚ１０とす
ると、この場合の減速比Ｕは、
【数１】 となる。磁気摩擦力による伝動であるから、遊星磁気摩
擦ローラ１４，１５とこれが転動する面１０，１１との
機械的な圧接は不要であり、給油も不要である。過負荷
は遊星磁気摩擦ローラ１４，１５の滑りによりカバーさ
れる。遊星磁気摩擦ローラ１４，１５の外周、環状転動
面１０，１１の摩耗は極めて少なく長期使用に耐える
が、これらが摩耗した場合には、遊星磁気摩擦ローラ１
４，１５が、常時最短の磁気回路を形成するように、磁
気吸着力を作用させて環状転動面１０，１１に接近し、
自動的に環状転動面１０，１１に対する適正な接触状態
を維持する。
擦ローラ１４，１５とこれが転動する面１０，１１との
機械的な圧接は不要であり、給油も不要である。過負荷
は遊星磁気摩擦ローラ１４，１５の滑りによりカバーさ
れる。遊星磁気摩擦ローラ１４，１５の外周、環状転動
面１０，１１の摩耗は極めて少なく長期使用に耐える
が、これらが摩耗した場合には、遊星磁気摩擦ローラ１
４，１５が、常時最短の磁気回路を形成するように、磁
気吸着力を作用させて環状転動面１０，１１に接近し、
自動的に環状転動面１０，１１に対する適正な接触状態
を維持する。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、上記
課題を解決するため、円筒状ケース１の中心に入力軸３
と出力軸６とを相対向するように回転自在に支持し、ケ
ース１内には、鉄製の第１の環状転動面１０を固着し、
ケース１内の入力軸３には、外周側に放射状に延びる複
数の切欠き溝１２を有するキャリア４を固着し、ケース
１内の出力軸６には、内周に第１の環状転動面１０より
小径の第２の環状転動面１１を有する鉄製の内摩擦ロー
ラ７をキャリア４に対向するように固着し、キャリア４
の切欠き溝１２に回転自在に、かつ半径方向に移動自在
にローラ軸１３を支持し、このローラ軸１３の一端側に
第１の環状転動面１０に自転及び公転自在に接する大径
の第１遊星磁気摩擦ローラ１４を固着すると共に、他端
側に第２の環状転動面１１に自転及び公転自在に接する
小径の第２遊星磁気摩擦ローラ１５を固着し、第１、第
２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５と第１、第２の環状
転動面１０，１１との相互接触面が摩耗したときに、磁
気吸引力により、ローラ軸１３を半径方向へ相対移動さ
せて第１及び第２の環状転動面１０，１１に対する第
１、第２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５の適正な接触
状態を維持するようにして磁気摩擦ローラ式減速機を構
成したため、ローラ間の複雑な弾性的圧接機構を必要と
せず、無給油で十分な伝動を得ることができ、しかもロ
ーラの摩耗が生じにくく、摩耗が生じても自動的に適正
なローラの接触状態になるという効果を有する。
課題を解決するため、円筒状ケース１の中心に入力軸３
と出力軸６とを相対向するように回転自在に支持し、ケ
ース１内には、鉄製の第１の環状転動面１０を固着し、
ケース１内の入力軸３には、外周側に放射状に延びる複
数の切欠き溝１２を有するキャリア４を固着し、ケース
１内の出力軸６には、内周に第１の環状転動面１０より
小径の第２の環状転動面１１を有する鉄製の内摩擦ロー
ラ７をキャリア４に対向するように固着し、キャリア４
の切欠き溝１２に回転自在に、かつ半径方向に移動自在
にローラ軸１３を支持し、このローラ軸１３の一端側に
第１の環状転動面１０に自転及び公転自在に接する大径
の第１遊星磁気摩擦ローラ１４を固着すると共に、他端
側に第２の環状転動面１１に自転及び公転自在に接する
小径の第２遊星磁気摩擦ローラ１５を固着し、第１、第
２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５と第１、第２の環状
転動面１０，１１との相互接触面が摩耗したときに、磁
気吸引力により、ローラ軸１３を半径方向へ相対移動さ
せて第１及び第２の環状転動面１０，１１に対する第
１、第２の遊星磁気摩擦ローラ１４，１５の適正な接触
状態を維持するようにして磁気摩擦ローラ式減速機を構
成したため、ローラ間の複雑な弾性的圧接機構を必要と
せず、無給油で十分な伝動を得ることができ、しかもロ
ーラの摩耗が生じにくく、摩耗が生じても自動的に適正
なローラの接触状態になるという効果を有する。
【図１】本発明の第１の実施例の磁気摩擦ローラ式減速
機の断面図である。
機の断面図である。
【図２】図１におけるII−II断面図である。
【図３】キャリアの側面図である。
１ ケース ３ 入力軸 ４ キャリア ６ 出力軸 ７ 内摩擦ローラ １０ 第１の環状転動面 １１ 第２の環状転動面 １２ 切欠き溝 １３ ローラ軸 １４ 第１の遊星磁気摩擦ローラ １５ 第２の遊星磁気摩擦ローラ
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒状ケースの中心に入力軸と出力軸と
を相対向するように回転自在に支持し、ケース内には、
鉄製の第１の環状転動面を固着し、前記ケース内の入力
軸には、外周側に放射状に延びる複数の切欠き溝を有す
るキャリアを固着し、ケース内の出力軸には、内周に前
記第１の環状転動面より小径の第２の環状転動面を有す
る鉄製の内摩擦ローラを前記キャリアに対向するように
固着し、前記キャリアの切欠き溝に回転自在に、かつ半
径方向に移動自在にローラ軸を支持し、このローラ軸の
一端側に前記第１の環状転動面に自転及び公転自在に接
する大径の第１遊星磁気摩擦ローラを固着すると共に、
他端側に前記第２の環状転動面に自転及び公転自在に接
する小径の第２遊星磁気摩擦ローラを固着し、第１、第
２遊星磁気摩擦ローラと第１、第２の環状転動面との相
互接触面が摩耗したときに、磁気吸引力により、前記ロ
ーラ軸を半径方向へ相対移動させて第１及び第２の環状
転動面に対する第１、第２の遊星磁気摩擦ローラの適正
な接触状態を維持するようにしたことを磁気摩擦ローラ
式減速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17182492A JPH05340455A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 磁気摩擦ローラ式減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17182492A JPH05340455A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 磁気摩擦ローラ式減速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05340455A true JPH05340455A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15930427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17182492A Pending JPH05340455A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 磁気摩擦ローラ式減速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05340455A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999063648A1 (en) * | 1998-05-29 | 1999-12-09 | Joseph Peter William Baker | Motion transmission devices |
| WO2000035068A1 (en) * | 1998-12-10 | 2000-06-15 | Joseph Peter William Baker | Barrier apparatus |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP17182492A patent/JPH05340455A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999063648A1 (en) * | 1998-05-29 | 1999-12-09 | Joseph Peter William Baker | Motion transmission devices |
| US6462447B1 (en) * | 1998-05-29 | 2002-10-08 | Joseph Peter William Baker | Motion transmission devices |
| WO2000035068A1 (en) * | 1998-12-10 | 2000-06-15 | Joseph Peter William Baker | Barrier apparatus |
| US6485225B1 (en) * | 1998-12-10 | 2002-11-26 | Joseph Peter William Baker | Barrier apparatus having magnetic components |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US1093922A (en) | Power-transmission apparatus. | |
| DE69110956D1 (de) | Untersetzungsreibrollgetriebe der Bauart mit zwei Planetenradsätzen für hochtourig drehende Maschinen. | |
| JPH05340455A (ja) | 磁気摩擦ローラ式減速機 | |
| JPH06241285A (ja) | 摩擦伝動式波動装置 | |
| JP2000120668A (ja) | 電磁クラッチ用軸受 | |
| JPH05231488A (ja) | 磁気摩擦ローラ式減速機 | |
| JPH03153947A (ja) | 高速用遊星トラクション変速装置 | |
| JP3247733B2 (ja) | 磁気摩擦ローラ式減速機 | |
| EP2784915A2 (en) | Rotating Electric Machine | |
| JP3617645B2 (ja) | マイクロトラクションドライブ | |
| JPH01242820A (ja) | 自在軸受装置 | |
| JP3120874B2 (ja) | 摩擦ボール式減速機 | |
| JPH06280954A (ja) | 磁石式ボール遊星減速装置 | |
| JP7274079B2 (ja) | ローラ式差動減速装置 | |
| JPH05231487A (ja) | 磁気摩擦ローラ式動力伝達機構 | |
| JPS5852092B2 (ja) | イツポウクラツチ | |
| JPH06213297A (ja) | 磁石式ボール遊星減速装置 | |
| JPH0478353A (ja) | 磁石式遊星摩擦車装置 | |
| JPS5929171Y2 (ja) | 高低速切換用電磁連結装置 | |
| JP2004036798A (ja) | 摩擦ローラ式変速機 | |
| SU1106938A1 (ru) | Волнова передача | |
| JPH10196750A (ja) | 遊星ローラ式動力伝達装置 | |
| JPH02212651A (ja) | 変速装置 | |
| JPS6316918Y2 (ja) | ||
| JPH06137393A (ja) | 磁石式差動型ボール遊星減速装置 |