JPH05231487A - 磁気摩擦ローラ式動力伝達機構 - Google Patents

磁気摩擦ローラ式動力伝達機構

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JPH05231487A
JPH05231487A JP5925092A JP5925092A JPH05231487A JP H05231487 A JPH05231487 A JP H05231487A JP 5925092 A JP5925092 A JP 5925092A JP 5925092 A JP5925092 A JP 5925092A JP H05231487 A JPH05231487 A JP H05231487A
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JP
Japan
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iron
magnetic friction
permanent magnet
power transmission
transmission mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP5925092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Matsui
一三 松井
Kiyoshi Matsumura
清 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Tekki Corp
Magnetic Transportation System Engineering Co
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
Magnetic Transportation System Engineering Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Tekki Corp, Magnetic Transportation System Engineering Co filed Critical Sanwa Tekki Corp
Priority to JP5925092A priority Critical patent/JPH05231487A/ja
Publication of JPH05231487A publication Critical patent/JPH05231487A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラ間の複雑な弾性的圧接機構がなく、小
型化でき、ローラの摩耗が生じにくく、過負荷がかかっ
た場合には、ローラ間に滑りが生じて損傷や過剰の負担
を与えることがなく、無給油で確実な伝動を得ることが
でき、保守も容易な磁気摩擦ローラ式の動力伝達機構を
提供する。 【構成】 永久磁石リング5のN極側、S極側の側面に
夫々接近して一対の鉄リング6,7を固着する。鉄リン
グ6,7の縁をN極側面、S極側面に沿って永久磁石リ
ング5の端から突出させて磁気摩擦車1を構成する。磁
気摩擦車1を回転自在に軸支すると共に、それの鉄リン
グ6,7の縁に接するように、鉄ローラ3を回転自在に
軸支する。磁気摩擦車1と鉄ローラ3との間の磁気摩擦
力により相互に回転動力を伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば遊星ローラ減速
装置等における動力伝達機構として用いることができる
磁気摩擦ローラ式の動力伝達機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、歯車の組み合わせ機構に代わる動
力伝達機構として、ローラの組み合わせ機構が知られて
いる。ローラの組み合わせによる動力伝達機構として
は、遊星ローラ減速装置が最もよく知られている(例え
ば特開平1−203798)。従来の遊星ローラ減速装
置においては、遊星ローラと太陽ローラとの間の確実な
伝動を得るために、両者を弾性的に圧接させ、また両者
間に粘性あるオイルを介在させている。このため、複雑
な弾性的圧接機構を必要とするし、定期的給油等のメン
テナンス管理を必要とする。またローラ間の圧接により
摩耗が生じやすい難点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、ロ
ーラ間の複雑な弾性的圧接機構を必要とせず、無給油で
十分な伝動を得ることができ、しかもローラの摩耗が生
じにくい磁気摩擦ローラ式の動力伝達機構を提供するこ
とを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、永久磁石リング5のN極側、S極
側の側面に夫々接近して一対の鉄リング6,7を固着
し、これら鉄リング6,7の縁をN極側面、S極側面に
沿って前記永久磁石リング5の端から突出させて磁気摩
擦車1を構成し、この磁気摩擦車1を回転自在に軸支す
ると共に、磁気摩擦車1の鉄リング6,7の縁に接する
ように鉄ローラ3を回転自在に軸支し、磁気摩擦車1と
鉄ローラ3との間の磁気摩擦力により相互に回転動力を
伝達するようにして磁気摩擦ローラ式の動力伝達機構を
得た。
【0005】
【作用】本発明の磁気摩擦ローラ式の動力伝達機構にお
いては、例えば磁気摩擦車1を固着した軸2を回転させ
ると、それの磁気摩擦力により鉄ローラ3が従動回転す
る。従って、ローラ1,3間の機械的圧接、及び給油は
不要である。ローラ1,3間の圧接がないから摩耗は極
めて少ない。過負荷がかかった場合には、ローラ1,3
間に滑りが生じるから、損傷や過剰の負担を与えること
がない。磁気摩擦車1は、磁化された鉄リング6,7の
外周において鉄ローラ3に接する。一対の鉄リング6,
7は一方がN極、他方がS極となり、鉄ローラ3を介し
て閉じた磁気回路を構成する。このため、磁気摩擦車1
と鉄ローラ3との強力な磁気吸着力が得られる。
【0006】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明に係る動力伝達機構の一部を切り欠い
た正面図、図2は同側面図、図3は本発明の第2の実施
例の動力伝達機構の一部を切り欠いた正面図、図4は同
側面図、図5は本発明の第3の実施例の動力伝達機構の
一部を切り欠いた正面図、図6は同側面図、図7は本発
明の第4の実施例の動力伝達機構の一部を切り欠いた正
面図、図8は同側面図、図9は本発明の第5の実施例の
動力伝達機構の一部を切り欠いた正面図、図10は同側
面図、図11は本発明の第6の実施例の動力伝達機構の
一部を切り欠いた正面図、図12は同側面図である。
【0007】図1において、1は磁気摩擦車であって、
軸2に固着され、軸2と共に回転する。3は鉄ローラで
あって、軸4に固着され、軸4と共に回転する。
【0008】磁気摩擦車1は、永久磁石リング5のN極
側、S極側の側面に夫々密着するように、一対の鉄リン
グ6,7を固着して成る。永久磁石リング5は、軸線方
向の対向側面にN極、S極を有する。この場合、永久磁
石として、例えば、Nd−Fe−B系の強力な磁力を持
つものを用いる。
【0009】鉄リング6,7の縁は、N極側面、S極側
面に沿って、互いに平行に永久磁石リング5の外周から
突出している。鉄ローラ3は、その外周が磁気摩擦車1
の鉄リング6,7の外周縁に接するように軸支されてい
る。
【0010】しかして、この実施例の動力伝達機構にお
いては、磁気摩擦車1と鉄ローラ3との間の磁気摩擦力
により、相互に回転動力を伝達する。例えば磁気摩擦車
1を固着した軸2を回転させると、それの磁気摩擦力に
より鉄ローラ3が従動回転する。従って、ローラ1,3
間の機械的圧接、及び給油は不要である。ローラ1,3
間の圧接がないから摩耗は極めて少ない。過負荷がかか
った場合には、ローラ1,3間に滑りが生じるから、損
傷や過剰の負担を与えることがない。磁気摩擦車1は、
磁化された鉄リング6,7の外周において鉄ローラ3に
接する。一対の鉄リング6,7は一方がN極、他方がS
極となり、鉄ローラ3を介して閉じた磁気回路を構成す
る。このため、磁気摩擦車1と鉄ローラ3との強力な磁
気吸着力が得られる。
【0011】図3,図4に示す第2の実施例において
は、一対の鉄リング6,7が、内周側において連繋部8
により一体に連結され、断面コ字状の鉄リング体9を構
成している。そして、この鉄リング体9の鉄リング6,
7間に永久磁石リング5が嵌め込まれている。その他の
構成は、先の第1の実施例と同様であり、作用も同等で
あるから、同一構成部に同一の符号を付して説明を省略
する。
【0012】図5,図6に示す第3の実施例において
は、リング状の磁気摩擦車1の内側に鉄ローラ3が軸支
され、その外周が磁気摩擦車1の内周に接している。
【0013】永久磁石リング5は、同じく軸線方向の対
向側面にN極、S極を有する。鉄リング6,7の縁は、
N極側面、S極側面に沿って、互いに平行に永久磁石リ
ング5の内周から内側へ突出している。鉄ローラ3は、
その外周が磁気摩擦車1の鉄リング6,7の内周縁に接
するように軸支されている。
【0014】図7,図8に示す第4の実施例において
は、一対の鉄リング6,7が、外周側において連繋部8
により一体に連結され、断面コ字状の鉄リング体9を構
成している。そして、この鉄リング体9の鉄リング6,
7間に永久磁石リング5が嵌め込まれている。その他の
構成は、先の実施例と同様であり、作用も同等であるか
ら、同一構成部に同一の符号を付して説明を省略する。
【0015】図9,図10に示す第5の実施例において
は、リング状の磁気摩擦車1の側部に鉄ローラ3が垂直
に軸支され、その外周が磁気摩擦車1の側面に接してい
る。
【0016】永久磁石リング5は、内周側にN極、外周
側にS極を有する。鉄リング6,7の一方の端縁は、N
極側面、S極側面に沿って、互いに平行に、永久磁石リ
ング5から側方へ突出している。鉄ローラ3は、その外
周が磁気摩擦車1の鉄リング6,7の端縁に接するよう
に垂直に軸支されている。
【0017】図11,図12に示す第6の実施例におい
ては、一対の鉄リング6,7が、一端側において連繋部
8により一体に連結され、断面コ字状の鉄リング体9を
構成している。そして、この鉄リング体9の鉄リング
6,7間に永久磁石リング5が嵌め込まれている。その
他の構成は、先の実施例と同様であり、作用も同等であ
るから、同一構成部に同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、永久
磁石リング5のN極側、S極側の側面に夫々接近して一
対の鉄リング6,7を固着し、これら鉄リング6,7の
縁をN極側面、S極側面に沿って永久磁石リング5の端
から突出させて磁気摩擦車1を構成し、この磁気摩擦車
1を回転自在に軸支すると共に、磁気摩擦車1の鉄リン
グ6,7の縁に接するように、鉄ローラ3を回転自在に
軸支し、磁気摩擦車1と鉄ローラ3との間の磁気摩擦力
により相互に回転動力を伝達するようにして磁気摩擦ロ
ーラ式の動力伝達機構を構成したため、ローラ間の複雑
な弾性的圧接機構を必要とせず、小型化できるし、ロー
ラの摩耗が生じにくい。過負荷がかかった場合には、ロ
ーラ間に滑りが生じるから、損傷や過剰の負担を与える
ことがなく、無給油で確実な伝動を得ることができ、保
守も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の動力伝達機構の一部を
切り欠いた正面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の動力伝達機構の側面図
である。
【図3】本発明の第2の実施例の動力伝達機構の一部を
切り欠いた正面図である。
【図4】4は第2の実施例の動力伝達機構の側面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例の動力伝達機構の一部を
切り欠いた正面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の動力伝達機構の側面図
である。
【図7】本発明の第4の実施例の動力伝達機構の一部を
切り欠いた正面図である。
【図8】本発明の第4の実施例の動力伝達機構の側面図
である。
【図9】本発明の第5の実施例の動力伝達機構の一部を
切り欠いた正面図である。
【図10】本発明の第5の実施例の動力伝達機構の側面
図である。
【図11】本発明の第6の実施例の動力伝達機構の一部
を切り欠いた正面図である。
【図12】本発明の第6の実施例の動力伝達機構の側面
図である。
【符号の説明】
1 磁気摩擦車 3 鉄ローラ 5 永久磁石リング 6 鉄リング 7 鉄リング 8 連繋部 9 鉄リング体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石リングのN極側、S極側の側面
    に夫々接近して一対の鉄リングを固着し、これら鉄リン
    グの縁をN極側面、S極側面に沿って前記永久磁石リン
    グの端から突出させて磁気摩擦車を構成し、この磁気摩
    擦車を回転自在に軸支すると共に、磁気摩擦車の鉄リン
    グの縁に接するように鉄ローラを回転自在に軸支し、磁
    気摩擦車と鉄ローラとの間の磁気摩擦力により相互に回
    転動力を伝達するようにしたことを特徴とする磁気摩擦
    ローラ式動力伝達機構。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石リングが、それの軸線方向
    の対向側面にN極、S極を有し、前記鉄リングの外縁
    が、永久磁石リングの外周側に突出していることを特徴
    とする請求項1に記載の磁気摩擦ローラ式動力伝達機
    構。
  3. 【請求項3】 前記永久磁石リングが、それの軸線方向
    の対向側面にN極、S極を有し、前記鉄リングの内縁
    が、永久磁石リングの内周側に突出していることを特徴
    とする請求項1に記載の磁気摩擦ローラ式動力伝達機
    構。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石リングが、それの内周面ま
    たは外周面の一方にN極、他方にS極を有し、前記鉄リ
    ングが永久磁石リングの内周及び外周に沿って固着さ
    れ、かつ鉄リングの一端縁が、永久磁石リングの軸線方
    向側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の
    磁気摩擦ローラ式動力伝達機構。
  5. 【請求項5】 前記一対の鉄リングを断面コ字状に一体
    に結合して鉄リング体を構成し、この鉄リング体に前記
    永久磁石リングを嵌め込んだことを特徴とする請求項1
    ないし4の何れかに記載の磁気摩擦ローラ式動力伝達機
    構。
JP5925092A 1992-02-14 1992-02-14 磁気摩擦ローラ式動力伝達機構 Pending JPH05231487A (ja)

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JP5925092A JPH05231487A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 磁気摩擦ローラ式動力伝達機構

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ID=13107953

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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